JP4926139B2 - ユーザが体感する発信時間を短くする端末、プログラム及び方法 - Google Patents

ユーザが体感する発信時間を短くする端末、プログラム及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、ユーザが体感する発信時間を短くする端末、プログラム及び方法に関する。例えば、携帯電話機のような端末が、無線LAN(Local Area Network)インタフェース又はブルートゥースのような局所高速無線通信インタフェースを用いて呼接続をする技術に関する。
広域通信としては、携帯電話網(又はPHS(Personal Handyphone System)網)が普及し、局所通信としては、IEEE802.11a/b/gに代表される無線LANやブルートゥースが普及している。このような通信環境に対応して、移動端末(携帯電話機、携帯端末(PDA:Personal Digital Assistant)及びパーソナルコンピュータを含む)が、携帯電話網通信インタフェースと、局所高速無線通信インタフェースとの両方を備えたものも普及してきている。このような移動端末は、屋外では携帯電話網を利用し、構内では例えば無線LANを利用することができる。通信方式自体も、将来的には、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)、又はUMB(Ultra Mobile Broadband)のような多種多様な方式が提供されると予想される。
ここで、移動端末は、可搬性を有するために小型であって且つ電池で駆動されているので、その連続使用時間に直結する消費電力の低減が常に問題となる。通常、ユーザの操作に応じて、必要なアプリケーションが実行された際に、適切な通信インタフェースの電源がオンにされる。例えば、局所高速無線通信インタフェースによる消費電力は、携帯且つ小型の移動端末にとっては、そのバッテリの容量から無視できないものだからである。ユーザ操作に応じて、局所高速無線通信インタフェースの電源をオン/オフすることによって低消費電力を実現している。
例えば、複数の通信インタフェースについて、電力消費の大きい無線LANインタフェースの電源をオフにし、携帯電話網通信インタフェースだけは常にオンにしておく技術がある(例えば特許文献1及び2参照)。この技術によれば、移動端末は、相手方端末からの呼を、常に、携帯電話網を介して携帯電話網通信インタフェースによって着呼する。この時、この移動端末は、無線LANインタフェースの電源をオンにし、無線LANインタフェースを用いて無線LANを介して相手方端末へコールバック(発呼)する。これによって、呼接続の待ち受け時に、無線LANインタフェースの電源をオフにしておくことによって、消費電力の低減を実現している。
図1は、対象システムの構成図である。
図1によれば、構内LAN2が構成されており、アクセスポイント21と、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ22と、IP−PBX(Internet Protocol - Private Branch Exchange)(構内SIP(Session Initiation Protocol)サーバ)23と、ルータ24とが接続されている。また、携帯電話機1は、セルラ(広域)通信ネットワークに接続するセルラ通信インタフェースと、無線LAN通信ネットワークに接続する無線LANインタフェースとを有する。携帯電話機1は、無線リンクを介して無線アクセスポイント21と通信し、構内LAN2に接続することができる。
DHCPサーバ22は、携帯電話機1(DHCPクライアント)からアドレス取得要求を受信した際に、IPアドレス及び設定情報を応答するものであり、ネットワークの自動設定のためのサーバである。アドレス応答には、IPアドレスの有効期間を表すリース期間も含まれている。このリース期間内に、携帯電話機1は、アドレス更新要求を、再度、DHCPサーバ22へ送信する必要がある。
IP−PBX23は、IPネットワークにおけるIP電話端末の回線交換機として機能し、企業又は宅内等の組織内LANにおけるIP電話の内線電話網を実現する。特に、IP−PBXは、広域通信ネットワークのWAN(Wide Area Network)と、LANとの間の回線交換機能も有する。尚、IP−PBX23は、端末からの発呼要求を受け付けるために、構内交換装置としてのSIPサーバである。
ルータ24は、広域通信ネットワークであるインターネット3と、構内LAN2とを相互接続する。
携帯電話機1は、一般に、ユーザが発信しようとする際に、「アドレス帳」のアプリケーションを起動し、ユーザに着呼者を選択させる。そして、ユーザが、発信ボタンを押下した際に、発信シーケンスの実行が開始される。
図2は、従来技術におけるシーケンス図である。
最初に、携帯電話機1における無線LANインタフェースは、電源オフの状態であるとする。
(S201)ユーザは、発信する際に、携帯電話機1を操作して、「アドレス帳」のアプリケーションを開く。
(S202)次に、ユーザは、携帯電話機1を操作して、着呼者を選択する。
(S203)次に、選択された着呼者に対して発信するべく、携帯電話機1の発信ボタンが押下される。ユーザは、発信ボタンを押下した後から着呼者がオフフックするまでの時間を、呼接続時間として認識する。
(S210)携帯電話機1は、発信ボタンが押下された際に、無線LANインタフェースの電源をオンにする。
(S211)携帯電話機1は、構内LAN2に接続されたアクセスポイント21を発見し、無線アソシエーションによって無線リンクを確立する。
(S212)次に、携帯電話機1は、アクセスポイント21を介して、DHCPサーバ22へ、アドレス取得要求を送信し、その応答としてアドレスを取得する。このとき、携帯電話機1は、DHCPのリース期間も取得する。携帯電話機1は、DHCPリース期間のためのタイマを起動し、時間を計測する。
(S213)次に、携帯電話機1は、アクセスポイント21を介して、IP−PBX23へ、「登録要求」を送信する。IP−PBX23は、構内交換装置としてのSIPサーバであるので、「登録要求」は、例えばSIP REGISTERメソッドである。「登録要求」を受信したIP−PBX23は、登録応答(200OK)を、携帯電話機1へ返信する。
(S214)携帯電話機1は、呼接続要求となるSIP INVITEを、IP−PBX23へ送信する。これに応答して、IP−PBX23は、100Trying及び180Ringingを返信する。また、IP−PBX23は、INVITEを、ルータ24を介して着呼端末へ向けて送信する。また、IP−PBX23は、200OKを携帯電話機1へ送信し、携帯電話機1は、携帯電話機1からACKを受信する。
(S215)これによって、IP−PBX23は、携帯電話機1と着呼端末との間で、呼接続を完了する。
特開2005−109850号公報 特開2006−025009号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載された技術によれば、待ち受け時における無線LANインタフェースの低消費電力化を実現するものであって、発信時における発信時間の短縮化については全く検討されていない。特に、無線LANインタフェースの場合、その電源をオンにした後、複数のシーケンスを実行した後でなければ、呼接続要求を送信することができない。具体的には、図2のように、発信ボタンを押下(S203)した後、呼接続が完了(S215)するまでの時間は数十秒を要し、ユーザにおける即応性の体感性能は低減していた。
そこで、本発明は、局所高速無線通信インタフェースと、ユーザ操作を受け付けるユーザインタフェースとを有する端末について、ユーザが体感する発信時間を短くすることができる端末等を提供することを目的とする。
本発明によれば、局所高速無線通信ネットワークに接続する局所高速無線通信インタフェースと、ユーザ操作を受け付けるユーザインタフェースとを有する端末において、
局所高速無線通信インタフェースの電源をオン/オフする電源制御手段と、
ユーザインタフェースに、呼接続の開始を想定した操作である通信開始想定操作が実行されたか否かを判定する通信起動判定手段と、
通信開始想定操作が実行された際に、電源制御手段へ局所高速無線通信インタフェースの電源オンを指示する電源オン指示手段と
局所高速無線通信インタフェースの電源がオンになった後、アクセスポイントに対する無線アソシエーションを実行する無線接続手段と、
無線アソシエーションが実行された後、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバにIPアドレス取得要求を送信するIPアドレス取得手段と、
IPアドレスが取得された後、SIP(Session Initiation Protocol)サーバにSIP REGISTERメソッドを送信する登録要求手段と、
SIPサーバに登録された後、ユーザインタフェースに対して実際の呼接続操作が実行された際に、SIPサーバへ呼接続要求(INVITE)を送信する呼接続要求手段と
を有することを特徴とする。
本発明の端末における他の実施形態によれば、
局所高速無線通信インタフェースは、無線LANインタフェース又はブルートゥースインタフェースであり、
ユーザインタフェースに対する通信開始想定操作とは、当該端末に保持されたアドレス帳閲覧操作又は発信/着信履歴閲覧操作であることも好ましい。
本発明の端末における他の実施形態によれば、IPアドレス取得手段は、DHCPサーバからIPアドレスを取得した後、リース期間内であれば、IPアドレス取得要求を送信しないことも好ましい。
本発明の端末における他の実施形態によれば、登録要求手段は、SIPサーバに登録要求を送信した後、登録有効期間内であれば、登録要求を送信しないことも好ましい。
本発明の端末における他の実施形態によれば、ユーザインタフェースに対して通信開始想定操作が中止された際に、又は、局所高速無線通信インタフェースを介した通信が終了した際に、電源制御手段へ、局所高速無線通信インタフェースの電源オフを指示する電源オフ指示手段を更に有することも好ましい。
本発明によれば、局所高速無線通信ネットワークに接続する局所高速無線通信インタフェースと、ユーザ操作を受け付けるユーザインタフェースとを有する端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
局所高速無線通信インタフェースの電源をオン/オフする電源制御手段と、
ユーザインタフェースに、呼接続の開始を想定した操作である通信開始想定操作が実行されたか否かを判定する通信起動判定手段と、
通信開始想定操作が実行された際に、電源制御手段へ局所高速無線通信インタフェースの電源オンを指示する電源オン指示手段と
局所高速無線通信インタフェースの電源がオンになった後、アクセスポイントに対する無線アソシエーションを実行する無線接続手段と、
無線アソシエーションが実行された後、DHCPサーバにIPアドレス取得要求を送信するIPアドレス取得手段と、
IPアドレスが取得された後、SIPサーバにSIP REGISTERメソッドを送信する登録要求手段と、
SIPサーバに登録された後、ユーザインタフェースに対して実際の呼接続操作が実行された際に、SIPサーバへ呼接続要求(INVITE)を送信する呼接続要求手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によれば、局所高速無線通信ネットワークに接続する局所高速無線通信インタフェースと、ユーザ操作を受け付けるユーザインタフェースとを有する端末における発信方法において、
ユーザインタフェースに、呼接続の開始を想定した操作である通信開始想定操作が実行されたか否かを判定する第1のステップと、
通信開始想定操作が実行された際に、局所高速無線通信インタフェースの電源をオン/オフする電源制御部へ、局所高速無線通信インタフェースの電源オンを指示する第2のステップと、
局所高速無線通信インタフェースの電源がオンになった後、アクセスポイントに対する無線アソシエーションを実行する第3のステップと、
無線アソシエーションが実行された後、DHCPサーバにIPアドレス取得要求を送信する第4のステップと、
IPアドレスが取得された後、SIPサーバにSIP REGISTERメソッドを送信する第5のステップと、
SIPサーバに登録された後、ユーザインタフェースに対して実際の呼接続操作が実行された際に、SIPサーバへ呼接続要求(INVITE)を送信する第6のステップと
を有することを特徴とする。
本発明の端末、プログラム及び方法によれば、局所高速無線通信インタフェースを介した発信接続について、ユーザが体感するその発信時間を短くすることができる。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図3は、本発明における第1のシーケンス図である。以下では、図2と比較して相違する点のみを説明する。尚、以下では、局所高速通信無線インタフェースが無線LANインタフェースであるものとして説明するが、勿論、ブルートゥースであってもよい。
最初に、携帯電話機1における無線LANインタフェースは、電源オフの状態であるとする。
(S201)ユーザが、携帯電話機1を用いて発呼するために、「アドレス帳」のアプリケーションを開いたとする。ここで、携帯電話機1のアプリケーションに対する「アドレス帳を開く」という操作は、「通信開始想定操作」と認識される。「通信開始想定操作」とは、直ぐに通信を開始するものでは無いが、その後、ユーザが通信開始操作を実行するであろうと想定される操作である。尚、通信開始想定操作には、呼接続を要する操作と、呼接続を要することなくメッセージ交換のみを要する操作とがある。
通信開始想定操作は、例えば、以下の表1のような条件テーブルに登録される。この条件テーブルに登録された通信開始想定操作が実行された際に、動作イベントに登録されたように無線LANインタフェースの電源をオンにする。
Figure 0004926139
勿論、(1)アドレス帳から通話先が指定完了したとき、(2)ユーザが発信(着信)履歴から通話先を指定完了したとき、(3)メールの一部又は全部の記入を完了したとき(任意のフィールドの記入完了)など、様々な条件を設定することができる。
例えば、以下の表2のような条件テーブルを、更に備える。この条件テーブルは、ユーザインタフェースに対して通信開始想定操作が中止された際に、又は、無線LAN通信インタフェースを介した通信が終了した際に、動作イベントに登録されたように無線LANインタフェースの電源をオフにする。
Figure 0004926139
表2によれば、条件番号6〜9は、ユーザインタフェースに対して通信開始想定操作が中止された場合である。例えば、ユーザが、携帯電話機1を用いて「アドレス帳」等のアプリケーションを開いたにも拘わらず、結局、そのアプリケーションを閉じた場合である。この場合、本発明によれば、通信開始想定操作が実行されると、直ぐに局所高速無線通信インタフェースの電源をオンにするが、結局、その操作が中止されれば、局所高速無線通信インタフェースの電源をオフにする必要がある。
表2によれば、条件番号10及び11は、局所高速無線通信インタフェースを介した通信が終了した場合である。具体的には、アプリケーションにおける通信終了であってもよいし、通話終了要求BYEやその応答200OKの検出であってもよい。この場合も、局所高速無線通信インタフェースの電源をオフにするのが好ましい。
(S210)携帯電話機1は、「通信開始想定操作」が実行されたと判断した際に、無線LANインタフェースの電源をオンにする。
(S211)携帯電話機1は、構内LAN2に接続されたアクセスポイント21を発見し、無線アソシエーションによって無線リンクを確立する。
(S212)次に、携帯電話機1は、アクセスポイント21を介して、DHCPサーバ22へ、アドレス取得要求を送信し、その応答としてアドレスを取得する。アドレス取得応答には、アドレスのリース期間が含まれている。携帯電話機1は、そのリース期間をタイマで計測する。
(S213)次に、通信開始想定操作が、呼接続を要する操作である場合、携帯電話機1は、アクセスポイント21を介して、IP−PBX23へ、「登録要求」を送信する。「登録要求」を受信したIP−PBX23は、登録応答(200OK)を、携帯電話機1へ返信する。登録応答には、登録有効期間が含まれている。登録有効期間は、例えばExpiresヘッダの数値又はContactヘッダのexpiresパラメータに記述されている。ここで、登録有効期間は、一般に、DHCPのリース期間よりも短い。携帯電話機1は、その登録有効期間をタイマで計測する。
尚、通信開始想定操作が、例えば、メールの送受信のようなメッセージ交換を要する操作である場合、「登録要求」は送信されない。
通常、S211〜S213のシーケンスの実行に、数十秒を要する。本発明によれば、携帯電話機1は、S211〜S213のシーケンス中に、ユーザに対して、着呼者の選択(S202)の操作をさせることができる。
(S203)その後、携帯電話機1に対して「発信ボタン」が押下されたとする。このとき、既にS212〜S213のシーケンスは実行済みである。
(S210)通信開始想定操作が、呼接続を要する操作である場合、携帯電話機1は、発信ボタンが押下されると直ぐに、呼接続要求となるSIP INVITEを、IP−PBX23へ送信する。尚、通信開始想定操作が、メッセージ交換を要する操作である場合、呼接続要求は送信されず、例えばメールサーバへ直ぐにアクセスする。
(S215)これによって、IP−PBX23は、携帯電話機1と着呼端末との間で、呼接続を完了する。
図4は、本発明における第2のシーケンス図である。
図4によれば、DHCPのリース期間中であり、且つ、登録有効期間中である場合が表されている。この場合、DHCPサーバ22へ、アドレス取得要求を再度送信する必要なく、先に取得したIPアドレスを利用することができる。また、IP−PBX23へ、登録要求を再度送信する必要もない。従って、図4は、図3と比較して、無線LANインタフェースの電源をオンした後(S210)、無線アソシエーション(S211)を実行するだけである。その後、ユーザによって「発信ボタン」が押下された際に、携帯電話機1は、呼接続要求をIP−PBX23へ直ぐに送信することができる。
図5は、本発明における第3のシーケンス図である。
図5によれば、DHCPのリース期間中であるが、登録有効期間を既に経過している場合が表されている。この場合、DHCPサーバ22へ、アドレス取得要求を再度送信する必要なく、先に取得したIPアドレスを利用することができる。但し、IP−PBX23へ、登録要求を再度送信する必要がある。従って、図5は、図3と比較して、無線LANインタフェースの電源をオンした後(S210)、無線アソシエーション(S211)に加えて、登録要求の送信が実行される。但し、DHCPサーバ22に対するIPアドレス取得要求は送信されない。その後、ユーザによって「発信ボタン」が押下された際に、携帯電話機1は、呼接続要求をIP−PBX23へ直ぐに送信することができる。
図6は、本発明における端末の機能構成図である。
携帯電話機1は、広域通信ネットワークに接続する広域通信インタフェース101と、構内LANに接続する無線LANインタフェース102と、電源制御部103と、ユーザインタフェース104と、呼接続通信又はメール交換通信を実行する通信処理部105と、通信起動判定部106と、電源オン指示部107と、電源オフ指示部108と、無線接続部110と、IPアドレス取得部111と、登録要求部112と、呼接続要求部113とを有する。広域通信インタフェース101及び無線LANインタフェース102を除いて、これら機能構成部は、移動端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。
電源制御部103は、無線LANインタフェース102の電源をオン/オフする。
ユーザインタフェース104は、少なくとも条件テーブル(表1)に登録されたユーザ操作を受け付ける。携帯電話機の場合、ユーザ操作を受け付けるインタフェースは、テンキー(又はタッチパネル)である。
通信起動判定部106は、ユーザインタフェース104を介して、「通信開始想定操作」が実行されたか否かを常に監視する。ここで、「通信開始想定操作」とは、携帯電話機1に保持されたアドレス帳閲覧操作、発信/着信履歴閲覧操作、又は電子メール作成操作である。通信開始想定操作は、条件テーブルに予め記憶されたものである。
電源オン指示部107は、通信開始想定操作が実行された際に、電源制御部103へ無線LANインタフェース102の電源オンを指示する。
電源オフ指示部108は、ユーザインタフェースに対して通信開始想定操作が中止された際に、又は、無線LAN通信インタフェース102を介した通信が終了した際に、電源制御部103へ無線LANインタフェース102の電源オフを指示する。
無線接続部110は、アクセスポイントに対する無線アソシエーションを実行する。IPアドレス取得部111は、DHCPサーバにIPアドレス取得要求を送信する。登録要求部112は、SIPサーバにSIP REGISTERメソッドを送信する。無線接続部110、IPアドレス取得部111及び登録要求部112は、電源制御部103によって無線LANインタフェースに対して電源がオンにされた後に、一連で実行される。但し、IPアドレス取得部111は、DHCPサーバからIPアドレスを取得した後、リース期間内であれば、IPアドレス取得要求を送信しない。また、登録要求部112は、SIPサーバに登録要求を送信した後、登録有効期間内であれば、登録要求を送信しない。これによって、無駄なシーケンスの実行をできる限り回避している。
呼接続要求部113は、通信開始想定操作が呼接続を要する操作である場合、ユーザインタフェース104に対する発信操作が実行された際に、SIPサーバへ呼接続要求(INVITE)を送信する。
以上、詳細に説明したように、本発明の端末、プログラム及び方法によれば、局所高速無線通信インタフェースを介した発信接続について、ユーザが体感するその発信時間を短くすることができる。本発明によれば、ユーザが発信開始想定操作を実行してから、発信ボタンを押下するまでの間に、無線LANにおける発信接続に必要な前提シーケンスを予め実行しておくことによって、実際に発信ボタンが押下された際に、直ぐに呼接続要求を送信することができるようにしている。このように、ユーザが体感するその発信時間を短くすることによって、例えば携帯電話機の無線LANインタフェースを常にオフにしておくことが可能となる。これは、携帯電話機における低消費電力化を実現する。
前述した本発明の種々の実施形態において、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
対象システムの構成図である。 従来技術におけるシーケンス図である。 本発明における第1のシーケンス図である。 本発明における第2のシーケンス図である。 本発明における第3のシーケンス図である。 本発明における端末の機能構成図である。
符号の説明
1 携帯電話機、携帯端末、移動端末
101 広域通信インタフェース
102 無線LANインタフェース
103 電源制御部
104 ユーザインタフェース
105 通信処理部
106 通信起動判定部
107 電源オン指示部
108 電源オフ指示部
110 無線接続部
111 IPアドレス取得部
112 登録要求部
113 呼接続要求部
2 構内LAN
21 アクセスポイント
22 DHCPサーバ
23 IP−PBX、構内交換装置
24 ルータ
3 広域通信ネットワーク、インターネット

Claims (7)

  1. 局所高速無線通信ネットワークに接続する局所高速無線通信インタフェースと、ユーザ操作を受け付けるユーザインタフェースとを有する端末において、
    前記局所高速無線通信インタフェースの電源をオン/オフする電源制御手段と、
    前記ユーザインタフェースに、呼接続の開始を想定した操作である通信開始想定操作が実行されたか否かを判定する通信起動判定手段と、
    前記通信開始想定操作が実行された際に、前記電源制御手段へ前記局所高速無線通信インタフェースの電源オンを指示する電源オン指示手段と
    前記局所高速無線通信インタフェースの前記電源がオンになった後、アクセスポイントに対する無線アソシエーションを実行する無線接続手段と、
    前記無線アソシエーションが実行された後、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバにIPアドレス取得要求を送信するIPアドレス取得手段と、
    IPアドレスが取得された後、SIP(Session Initiation Protocol)サーバにSIP REGISTERメソッドを送信する登録要求手段と、
    前記SIPサーバに登録された後、前記ユーザインタフェースに対して実際の呼接続操作が実行された際に、前記SIPサーバへ呼接続要求(INVITE)を送信する呼接続要求手段と
    を有することを特徴とする端末。
  2. 前記局所高速無線通信インタフェースは、無線LANインタフェース又はブルートゥースインタフェースであり、
    前記ユーザインタフェースに対する前記通信開始想定操作とは、当該端末に保持されたアドレス帳閲覧操作又は発信/着信履歴閲覧操作であることを特徴とする請求項1に記載の端末。
  3. 前記IPアドレス取得手段は、前記DHCPサーバからIPアドレスを取得した後、リース期間内であれば、前記IPアドレス取得要求を送信しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の端末。
  4. 前記登録要求手段は、前記SIPサーバに登録要求を送信した後、登録有効期間内であれば、前記登録要求を送信しないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の端末。
  5. 前記ユーザインタフェースに対して前記通信開始想定操作が中止された際に、又は、前記局所高速無線通信インタフェースを介した通信が終了した際に、前記電源制御手段へ、前記局所高速無線通信インタフェースの電源オフを指示する電源オフ指示手段を更に有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の端末。
  6. 局所高速無線通信ネットワークに接続する局所高速無線通信インタフェースと、ユーザ操作を受け付けるユーザインタフェースとを有する端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    前記局所高速無線通信インタフェースの電源をオン/オフする電源制御手段と、
    前記ユーザインタフェースに、呼接続の開始を想定した操作である通信開始想定操作が実行されたか否かを判定する通信起動判定手段と、
    前記通信開始想定操作が実行された際に、前記電源制御手段へ前記局所高速無線通信インタフェースの電源オンを指示する電源オン指示手段と
    前記局所高速無線通信インタフェースの前記電源がオンになった後、アクセスポイントに対する無線アソシエーションを実行する無線接続手段と、
    前記無線アソシエーションが実行された後、DHCPサーバにIPアドレス取得要求を送信するIPアドレス取得手段と、
    IPアドレスが取得された後、SIPサーバにSIP REGISTERメソッドを送信する登録要求手段と、
    前記SIPサーバに登録された後、前記ユーザインタフェースに対して実際の呼接続操作が実行された際に、前記SIPサーバへ呼接続要求(INVITE)を送信する呼接続要求手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とする端末用のプログラム。
  7. 局所高速無線通信ネットワークに接続する局所高速無線通信インタフェースと、ユーザ操作を受け付けるユーザインタフェースとを有する端末における発信方法において、
    前記ユーザインタフェースに、呼接続の開始を想定した操作である通信開始想定操作が実行されたか否かを判定する第1のステップと、
    前記通信開始想定操作が実行された際に、前記局所高速無線通信インタフェースの電源をオン/オフする電源制御部へ、前記局所高速無線通信インタフェースの電源オンを指示する第2のステップと、
    前記局所高速無線通信インタフェースの前記電源がオンになった後、アクセスポイントに対する無線アソシエーションを実行する第3のステップと、
    前記無線アソシエーションが実行された後、DHCPサーバにIPアドレス取得要求を送信する第4のステップと、
    IPアドレスが取得された後、SIPサーバにSIP REGISTERメソッドを送信する第5のステップと、
    前記SIPサーバに登録された後、前記ユーザインタフェースに対して実際の呼接続操作が実行された際に、前記SIPサーバへ呼接続要求(INVITE)を送信する第6のステップと
    を有することを特徴とする発信方法。
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