JP2007306511A - 無線通信端末及び無線通信方法 - Google Patents
無線通信端末及び無線通信方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007306511A JP2007306511A JP2006135495A JP2006135495A JP2007306511A JP 2007306511 A JP2007306511 A JP 2007306511A JP 2006135495 A JP2006135495 A JP 2006135495A JP 2006135495 A JP2006135495 A JP 2006135495A JP 2007306511 A JP2007306511 A JP 2007306511A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- access point
- wireless communication
- network
- bandwidth
- predetermined operation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】VoIP電話等のストリームデータ通信にQoSを実施する際、トラフィック測定に時間が掛かり、所望のアプリケーションの利用が待たされる。
【解決手段】VoIP端末等のストリームデータ通信を利用するきっかけとなる操作を検出し、アプリケーションがネットワーク接続を要求する以前の段階から先回りしてネットワーク接続とトラフィック測定を行う。
【選択図】図1
【解決手段】VoIP端末等のストリームデータ通信を利用するきっかけとなる操作を検出し、アプリケーションがネットワーク接続を要求する以前の段階から先回りしてネットワーク接続とトラフィック測定を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線通信端末に適用して好適な技術に関する。
より詳細には、無線LAN環境下においてVoIP通話や動画や音声等のストリームデータの送受信を行うネットワーク機器が、所望の通信品質を確保するための制御機能及びアクセスポイント選択機能に関する。
より詳細には、無線LAN環境下においてVoIP通話や動画や音声等のストリームデータの送受信を行うネットワーク機器が、所望の通信品質を確保するための制御機能及びアクセスポイント選択機能に関する。
近年、インターネットの高速化に伴い、音声を各種符号化方式で圧縮しパケットに変換した上でIP(Internet Protocol:インターネットプロトコル)ネットワークでリアルタイム伝送する技術である、VoIP(Voice over Internet Protocol)が注目されている。
一方、無線LANも機器の低価格化に伴い、普及している。特に、特定の施設等で誰もが自由に無線LANを介したインターネット接続を利用できる公衆アクセスポイントが増加している。
そこで、携帯電話に無線LANのインターフェースとVoIPアプリケーションを内蔵させ、無線LANのアクセスポイントの接続範囲内においてはVoIPにて、無線LANのアクセスポイントの接続範囲外であれば従来の携帯電話のための移動体通信電話網にて通話する、いわばハイブリッド型携帯電話を実現すべく、各携帯端末メーカーは開発を行っている。これが実用化されれば、利用環境に応じて低価格な通話(VoIP)と確実な通話(移動体通信電話網)とを自動的に選択利用できるので、ニーズの拡大が見込める。
特許文献1は、この技術思想にかかる先行技術文献である。特許文献1は既存の携帯電話に接続するアダプタであるが、このアダプタに類似する機能を携帯電話が内蔵するものとイメージすればよい。
一方、無線LANも機器の低価格化に伴い、普及している。特に、特定の施設等で誰もが自由に無線LANを介したインターネット接続を利用できる公衆アクセスポイントが増加している。
そこで、携帯電話に無線LANのインターフェースとVoIPアプリケーションを内蔵させ、無線LANのアクセスポイントの接続範囲内においてはVoIPにて、無線LANのアクセスポイントの接続範囲外であれば従来の携帯電話のための移動体通信電話網にて通話する、いわばハイブリッド型携帯電話を実現すべく、各携帯端末メーカーは開発を行っている。これが実用化されれば、利用環境に応じて低価格な通話(VoIP)と確実な通話(移動体通信電話網)とを自動的に選択利用できるので、ニーズの拡大が見込める。
特許文献1は、この技術思想にかかる先行技術文献である。特許文献1は既存の携帯電話に接続するアダプタであるが、このアダプタに類似する機能を携帯電話が内蔵するものとイメージすればよい。
一般的なインターネット上の通信として周知のメイル(SMTP:Simple Mail Transfer Protocol)やweb(HTTP:Hyper Text Transfer Protocol)は、即時性を求めない通信形態であるので、ネットワークの混雑や障害等によりパケットの遅延が発生しても、利用者が感じる不快感等はあれど、通信そのものの大きな障害にはなり得ない。
一方、VoIPは音声データの送受信であるため、パケットの遅延が発生すると会話自体が成立し得ない。したがって即時性を確保しなければならず、VoIPを利用する際にはネットワークにある程度の帯域幅(ビットレート)が確保されている必要がある。
VoIPの占有帯域幅はコーデック(音声データの圧縮及び伸長に使用する規格)によって決まる。コーデックはITU−T G.723.1或はITU−T G.729Annex Aといったものが用いられ、これらのビットレートはITU−T G.723.1は6.3kbit/sec又は5.3kbit/secであり、ITU−T G.729Annex Aは8kbit/secである。したがって、最低でもこれらビットレートがネットワークに確保されていないと、VoIP通話ができない。
一方、VoIPは音声データの送受信であるため、パケットの遅延が発生すると会話自体が成立し得ない。したがって即時性を確保しなければならず、VoIPを利用する際にはネットワークにある程度の帯域幅(ビットレート)が確保されている必要がある。
VoIPの占有帯域幅はコーデック(音声データの圧縮及び伸長に使用する規格)によって決まる。コーデックはITU−T G.723.1或はITU−T G.729Annex Aといったものが用いられ、これらのビットレートはITU−T G.723.1は6.3kbit/sec又は5.3kbit/secであり、ITU−T G.729Annex Aは8kbit/secである。したがって、最低でもこれらビットレートがネットワークに確保されていないと、VoIP通話ができない。
翻って、VoIP対応携帯電話を無線LANのアクセスポイント(以下「AP」:無線LANで端末間を接続する電波中継機)にて利用する際には、この帯域幅が重要な問題となる。
例えば、公衆アクセスポイントにおいては無線LANの利用者が多く居るために、APの帯域は当該多くの利用者によって占有される。そのような状況の中に、VoIP対応携帯電話を持ち込んで通話を試みても、他の利用者(ネットワーク機器)の通信により起因するパケットの遅延により、通話が成り立たなくなってしまう。無線LANの帯域幅はIEEE802.11bであれば1AP当り最大11Mbpsであり、IEEE802.11a或は802.11gであれば1AP当り最大54Mbpsである。これらはあくまでも規格上の最大値であり、実際にはAPと端末との間の距離や障害物の存在等、AP設置されている場所の状態によって大幅に変わる。
したがって、無線LANにおいてVoIP端末を利用する際にはQoS(Quality of Service:ネットワークにおいて所定の通信に必要な帯域を予約し、通信速度を保証する技術)が必要となる。
特開2004−180122号公報
特開2005−167706号公報
例えば、公衆アクセスポイントにおいては無線LANの利用者が多く居るために、APの帯域は当該多くの利用者によって占有される。そのような状況の中に、VoIP対応携帯電話を持ち込んで通話を試みても、他の利用者(ネットワーク機器)の通信により起因するパケットの遅延により、通話が成り立たなくなってしまう。無線LANの帯域幅はIEEE802.11bであれば1AP当り最大11Mbpsであり、IEEE802.11a或は802.11gであれば1AP当り最大54Mbpsである。これらはあくまでも規格上の最大値であり、実際にはAPと端末との間の距離や障害物の存在等、AP設置されている場所の状態によって大幅に変わる。
したがって、無線LANにおいてVoIP端末を利用する際にはQoS(Quality of Service:ネットワークにおいて所定の通信に必要な帯域を予約し、通信速度を保証する技術)が必要となる。
無線LAN環境下においてQoSを実施するためには、無線LANのトラフィック(ネットワークに流れるデータ量)を知る必要がある。これには幾つかの手法が考えられ、また従来技術としても存在する(一例として特許文献2参照)が、汎用性が高く、瞬時に判明するような方法は未だ確立されていない。そして何よりも、接続中の当該APで所望のストリームデータ通信を行うだけの空き帯域が確保できなければ、他のAPを探索し、接続し、再びトラフィック計測を行わなければならない。このような手順を必要とすると、VoIP通話等をしたいと思ってアプリケーションを起動し、実際に通信を開始したとしても、なかなか相手に接続できない、という不便が生じる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、利用者の利便性を維持しつつ、実質的に短時間でQoSを実現する方法、またその方法を実施する端末装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、
所定のストリームデータ通信を行う場合に、
ネットワークに対してパケットを送出するに先立って、所定のストリームデータ通信を実施する為の所定の操作を検出し、
前記検出した所定の操作に呼応して無線ネットワーク接続を行い、
前記無線ネットワーク接続後、無線ネットワーク接続環境の混雑を測定するものである。
所定のストリームデータ通信を行う場合に、
ネットワークに対してパケットを送出するに先立って、所定のストリームデータ通信を実施する為の所定の操作を検出し、
前記検出した所定の操作に呼応して無線ネットワーク接続を行い、
前記無線ネットワーク接続後、無線ネットワーク接続環境の混雑を測定するものである。
本発明においては、無線LANのAP接続後のトラフィック測定を、所定のアプリケーションの操作を検出した時点で、実際に無線LAN接続する前の段階から、バックグラウンドプロセスにて実行する。無線LANの接続は比較的短時間で完遂できるが、トラフィック測定はその方法次第ではある程度時間をかけないと結果が判らないものもある。そこで、実際にアプリケーションからネットワーク接続要求が発生するよりも前の段階から先回りしてネットワーク接続処理とトラフィック測定処理を済ませておくと、VoIP通話や動画再生等に対して使用者がストレスを生じ難い。このような無線通信を行うことにより、使用者がストリーム通信を快適に利用できる無線LAN機器を実現できる。
本発明により、VoIP通話等のストリームデータ通信を実施するに先立ってネットワーク接続とトラフィック計測を実施することで、利用者が仕様に際していつまでもネットワークに繋がらないというようなストレスを感じ難いネットワーク機器を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図4を参照して説明する。
なお、説明の便宜上、以下の説明は周知のインターネットにて広く利用されている通信プロトコルであるTCP/IPバージョン4(IPv4)環境を想定して説明するが、次世代インターネットのプロトコルであるIPv6や、或は全く異なるネットワークプロトコルであっても良い。
なお、説明の便宜上、以下の説明は周知のインターネットにて広く利用されている通信プロトコルであるTCP/IPバージョン4(IPv4)環境を想定して説明するが、次世代インターネットのプロトコルであるIPv6や、或は全く異なるネットワークプロトコルであっても良い。
図1は、本実施形態にかかるVoIP(Voice over Internet Protocol:「ボイップ」と読む)端末と、これが利用される無線LAN環境を概略的に示す図である。特に、図1はネットワークを主体に説明するものである。
IP網101は周知のインターネットである。IP網101の先には通話したい相手であるIP電話102が接続されており、これにはグローバルIPアドレス223.0.1.2が割り振られている。
IP網101にはインターネット接続をサービスする業者である、インターネットサービスプロバイダ(以下「ISP」)103が接続されている。業者ではあるがネットワークの立場から見ればネットワーク機器の一つでもあるので、このように表現する。
ISP103とは光ファイバーや周知のADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line:電話回線等に用いる高速データ通信技術)等による契約回線L1を通じて、第1の無線LANのアクセスポイント(以下「第1AP」:無線LANで端末間を接続する電波中継機)104が接続されている。
ISP103が備える周知のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol:インターネットに一時的に接続するコンピュータに、IPアドレスなど必要な情報を自動的に割り当てるプロトコル)サービスにより、第1AP104のネットワークインターフェースeth0にはグローバルIPアドレス223.2.3.4が付与されている。ISP103とAP104とはグローバルIPのサブネット223.2.3.0/27を構成する。
なお、これ以降、各ネットワーク機器等に内蔵されるネットワークインターフェースはeth0、eth1…と表記する。ネットワークOSは物理的なネットワークインターフェースをソフトウェアにて仮想化した「デバイス」として取り扱い、ネットワークインターフェースデバイスに対してIPアドレスを付与し、ネットワークインターフェースデバイスを通じてIPパケットの送受信を行うものである。
IP網101は周知のインターネットである。IP網101の先には通話したい相手であるIP電話102が接続されており、これにはグローバルIPアドレス223.0.1.2が割り振られている。
IP網101にはインターネット接続をサービスする業者である、インターネットサービスプロバイダ(以下「ISP」)103が接続されている。業者ではあるがネットワークの立場から見ればネットワーク機器の一つでもあるので、このように表現する。
ISP103とは光ファイバーや周知のADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line:電話回線等に用いる高速データ通信技術)等による契約回線L1を通じて、第1の無線LANのアクセスポイント(以下「第1AP」:無線LANで端末間を接続する電波中継機)104が接続されている。
ISP103が備える周知のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol:インターネットに一時的に接続するコンピュータに、IPアドレスなど必要な情報を自動的に割り当てるプロトコル)サービスにより、第1AP104のネットワークインターフェースeth0にはグローバルIPアドレス223.2.3.4が付与されている。ISP103とAP104とはグローバルIPのサブネット223.2.3.0/27を構成する。
なお、これ以降、各ネットワーク機器等に内蔵されるネットワークインターフェースはeth0、eth1…と表記する。ネットワークOSは物理的なネットワークインターフェースをソフトウェアにて仮想化した「デバイス」として取り扱い、ネットワークインターフェースデバイスに対してIPアドレスを付与し、ネットワークインターフェースデバイスを通じてIPパケットの送受信を行うものである。
第1AP104は無線LANの基地局であると共にIPネットワークにおける周知のルータを構成する。第1AP104のネットワークインターフェースeth1には固定のプライベートIPアドレス192.168.10.1が設定されている。第1AP104は内部にて周知のNAT(Network Address Translation:一つのグローバルIPアドレスを複数のネットワーク機器で共有する技術)機能により、プライベートIPアドレスのパケットとグローバルIPアドレスのパケットとを相互変換する。
第1AP104は無線LANのネットワークを構築する。第1AP104の電波が届く範囲内には、無線LANのインターフェースを内蔵する機器がネットワーク接続されている。
VoIP端末A105、VoIP端末B106、VoIP端末C107は後述する図2にて示す携帯型無線端末であり、無線LANインターフェースを内蔵し、VoIP電話機能を備える。
VoIP端末A105の内蔵ネットワークインターフェースeth0には、第1AP104が内蔵するDHCPサーバ機能により、プライベートIPアドレス192.168.10.20が付与されている。
VoIP端末B106の内蔵ネットワークインターフェースeth0には、第1AP104が内蔵するDHCPサーバ機能により、プライベートIPアドレス192.168.10.21が付与されている。
VoIP端末C107の内蔵ネットワークインターフェースeth0には、第1AP104が内蔵するDHCPサーバ機能により、プライベートIPアドレス192.168.10.22が付与されている。
第1AP104とVoIP端末A、B、CはプライベートIPのサブネット192.168.10.0/24を構成する。
なお、図1においては第1AP104の電波の範囲内、すなわち第1AP104が構成するサブネットの範囲内には他にも無線LANのネットワーク機器が接続される可能性があるが、便宜上図示を省略している。
第1AP104は無線LANのネットワークを構築する。第1AP104の電波が届く範囲内には、無線LANのインターフェースを内蔵する機器がネットワーク接続されている。
VoIP端末A105、VoIP端末B106、VoIP端末C107は後述する図2にて示す携帯型無線端末であり、無線LANインターフェースを内蔵し、VoIP電話機能を備える。
VoIP端末A105の内蔵ネットワークインターフェースeth0には、第1AP104が内蔵するDHCPサーバ機能により、プライベートIPアドレス192.168.10.20が付与されている。
VoIP端末B106の内蔵ネットワークインターフェースeth0には、第1AP104が内蔵するDHCPサーバ機能により、プライベートIPアドレス192.168.10.21が付与されている。
VoIP端末C107の内蔵ネットワークインターフェースeth0には、第1AP104が内蔵するDHCPサーバ機能により、プライベートIPアドレス192.168.10.22が付与されている。
第1AP104とVoIP端末A、B、CはプライベートIPのサブネット192.168.10.0/24を構成する。
なお、図1においては第1AP104の電波の範囲内、すなわち第1AP104が構成するサブネットの範囲内には他にも無線LANのネットワーク機器が接続される可能性があるが、便宜上図示を省略している。
ISP103には契約回線L2を通じて第2のアクセスポイント(以下「第2AP」と略す。)108が接続されており、第2AP108は第1AP104と比較的近接している距離にて配置されている。
ISP103のDHCPサービスにより、第2AP108のネットワークインターフェースeth0にはグローバルIPアドレス223.2.3.5が付与されている。
第2AP108のeth0もISP103と第1AP104のeth0と同様に、グローバルIPのサブネット223.2.3.0/27を構成する。
第2AP108は無線LANの基地局であると共にIPネットワークにおける周知のルータを構成する。第2AP108のネットワークインターフェースeth1には固定のプライベートIPアドレス192.168.20.1が設定されている。第2AP108は内部にて周知のNAT機能により、プライベートIPアドレスのパケットとグローバルIPアドレスのパケットとを相互変換する。
第2AP108のeth1はプライベートIPのサブネット192.168.20.0/24を構成する。
第2APは第1APとは内部構成は全く同じで、割り振られているグローバルIPアドレス及び内蔵DHCPにて割り振るプライベートIPアドレスのみ異なる。但し、プライベートIPアドレスは第1APと全く同じであっても構わない。何故なら近接するAP同士はチャンネル(無線LANにおける周波数)を異ならせる仕組みになっているので、一つの端末が同時に複数のAPに接続できる状態が生じ得ないからである。
ここで、図1において第2AP108が構成するサブネット192.168.20.0/24の範囲内には、VoIP端末やネットワーク機器が存在していないことと、少なくともVoIP端末A105は第2APにも接続可能な距離に位置していることに留意されたい。
ISP103のDHCPサービスにより、第2AP108のネットワークインターフェースeth0にはグローバルIPアドレス223.2.3.5が付与されている。
第2AP108のeth0もISP103と第1AP104のeth0と同様に、グローバルIPのサブネット223.2.3.0/27を構成する。
第2AP108は無線LANの基地局であると共にIPネットワークにおける周知のルータを構成する。第2AP108のネットワークインターフェースeth1には固定のプライベートIPアドレス192.168.20.1が設定されている。第2AP108は内部にて周知のNAT機能により、プライベートIPアドレスのパケットとグローバルIPアドレスのパケットとを相互変換する。
第2AP108のeth1はプライベートIPのサブネット192.168.20.0/24を構成する。
第2APは第1APとは内部構成は全く同じで、割り振られているグローバルIPアドレス及び内蔵DHCPにて割り振るプライベートIPアドレスのみ異なる。但し、プライベートIPアドレスは第1APと全く同じであっても構わない。何故なら近接するAP同士はチャンネル(無線LANにおける周波数)を異ならせる仕組みになっているので、一つの端末が同時に複数のAPに接続できる状態が生じ得ないからである。
ここで、図1において第2AP108が構成するサブネット192.168.20.0/24の範囲内には、VoIP端末やネットワーク機器が存在していないことと、少なくともVoIP端末A105は第2APにも接続可能な距離に位置していることに留意されたい。
図2(a)は携帯型無線端末の全体ブロック図である。
携帯型無線端末201は周知の携帯電話である。
携帯型無線端末201は、周知の移動体通信電話網に接続する携帯電話の機能と、無線LANを通じて行うVoIPによるIP電話の機能の両方を具備する。
第1の高周波信号処理部(以下「第1RF部」と略す。RFは"Radio Frequency"の略)202は、周知の移動体通信電話網に接続する携帯電話の、電波の送受信を行う回路ブロックである。
ベースバンド部203は主にDSP(Digital Signal Processor: 音声や画像などの処理に特化した演算処理集積回路装置)で構成される。受信電波から第1RF部202によって復調された信号或はデータに所定の処理を施したり、信号或はデータに所定の処理を施し、変調させて基地局へ送信するために第1RF部202へ送出する処理等を行う。
また、ベースバンド部203は通話に必要なオーディオ信号の入出力も行う。このためにベースバンド部203にはマイク204とスピーカ205が接続されている。
携帯型無線端末201は周知の携帯電話である。
携帯型無線端末201は、周知の移動体通信電話網に接続する携帯電話の機能と、無線LANを通じて行うVoIPによるIP電話の機能の両方を具備する。
第1の高周波信号処理部(以下「第1RF部」と略す。RFは"Radio Frequency"の略)202は、周知の移動体通信電話網に接続する携帯電話の、電波の送受信を行う回路ブロックである。
ベースバンド部203は主にDSP(Digital Signal Processor: 音声や画像などの処理に特化した演算処理集積回路装置)で構成される。受信電波から第1RF部202によって復調された信号或はデータに所定の処理を施したり、信号或はデータに所定の処理を施し、変調させて基地局へ送信するために第1RF部202へ送出する処理等を行う。
また、ベースバンド部203は通話に必要なオーディオ信号の入出力も行う。このためにベースバンド部203にはマイク204とスピーカ205が接続されている。
ベースバンド部203は第1のマイクロコンピュータ(以下「第1マイクロコンピュータ」と略)206と、バスを通じて接続されている。第1マイクロコンピュータ206には文字及び画像等の表示機能を備えるLCD207と、使用者が操作するためのボタンの集合体であるキーパッド208が接続されている。
第1マイクロコンピュータ206は携帯電話としての機能を提供するに必要な携帯型無線端末201全体の制御の他に、VoIPによるIP電話の機能に必要な、IPネットワーク機器としても動作するものである。第1マイクロコンピュータ206内部の図示しないROM(Read Only Memory)にはネットワークOSと、当該OS上でVoIPの機能を提供するアプリケーションソフトウェアが含まれ、第1マイクロコンピュータ206にてこれらソフトウェアが実行される。
第1マイクロコンピュータ206は携帯電話としての機能を提供するに必要な携帯型無線端末201全体の制御の他に、VoIPによるIP電話の機能に必要な、IPネットワーク機器としても動作するものである。第1マイクロコンピュータ206内部の図示しないROM(Read Only Memory)にはネットワークOSと、当該OS上でVoIPの機能を提供するアプリケーションソフトウェアが含まれ、第1マイクロコンピュータ206にてこれらソフトウェアが実行される。
無線LANインターフェース209を構成する第2の高周波信号処理部(以下「第2RF部」と略す。)210と第2のマイクロコンピュータ(以下「第2マイクロコンピュータ」と略す。)211は、無線LANの電波の送受信を行い、これをネットワークのパケットと相互変換する。
無線LANインターフェース209は、第1マイクロコンピュータ206にて動作するネットワークOSからはネットワークインターフェースとして認識される。図1のVoIP端末A、B、Cの内部に存在するeth0がこれに該当する。
無線LANインターフェース209は、第1マイクロコンピュータ206にて動作するネットワークOSからはネットワークインターフェースとして認識される。図1のVoIP端末A、B、Cの内部に存在するeth0がこれに該当する。
図2(b)に、本実施形態に係る携帯型無線端末201の、等価ブロック図を示す。
図2(b)は、図2(a)にて示した携帯型無線端末201について、本実施形態の動作を提供する機能を等価的にブロック図としたものである。
AP探索部220は無線LANインターフェース209を通じて無線LANインターフェース209が接続可能なAPを探索する。
AP選択部221は、AP探索部220から得られた無線LAN接続可能なAPの一覧(以下「APリスト」)に基づいて、無線LANインターフェース209を所望のAPへ接続する。また、他の制御に基づいて接続しているAPの切断処理をも行う。
トリガ検出部222は、使用者がキーパッド208を操作することによって所望のアプリケーションが起動されることを検出する。例えばVoIP電話機能を起動するために電話帳機能を起動したり、ダイヤル入力を行う状態を検出する。すなわち、使用者が所望のストリームデータの通信を望み、そのために行う操作を「トリガ」と定義し、これを検出する。ここでストリームデータとは、通信の品質を維持するためにある一定以上のネットワーク帯域を確保する必要のある連続的なデータを指す。VoIP、音声、動画の転送等はストリームデータに該当する。但し、音声や動画でもファイル形式になっているものは除外される。
要求帯域幅取得部223は、トリガ検出部222にて得られたストリーム通信の要求に応じて必要となる帯域幅(ビットレート)を取得する。例えば、VoIPであれば、音声データの圧縮及び伸長に使用する規格であるコーデックによって定まり、ITU−T G.723.1或はITU−T G.729Annex Aといったものが用いられる。ITU−T G.723.1の場合は6.3kbit/sec又は5.3kbit/secであり、ITU−T G.729Annex Aの場合は8kbit/secである。
空き帯域幅取得部224は、APと接続された無線LANの空き帯域幅を所定の手法にて取得する。この手法は無線LANの環境によって様々な手法が存在するので、詳細は後述する。
比較部225は、要求帯域幅取得部223から得られた要求帯域幅の情報と、空き帯域幅取得部224から得られた空き帯域幅の情報とを比較して、空き帯域幅が要求帯域幅よりも大きい値を示しているか否かを判定する。すなわち、接続されたAPの空き帯域幅がこれから実行しようとするストリーム通信に必要な帯域幅を満たしているか否かを判定する。判定の結果、空き帯域幅に余裕があれば所望の通信を実行する。空き帯域幅に余裕がない場合は、AP選択部221に指令して、現在のAPとの接続を切断し、AP探索部220から得られるAPリストから他のAPがあればその接続を試みる。
これら機能は第1マイクロコンピュータ206が実行するプログラムにて提供される。
図2(b)は、図2(a)にて示した携帯型無線端末201について、本実施形態の動作を提供する機能を等価的にブロック図としたものである。
AP探索部220は無線LANインターフェース209を通じて無線LANインターフェース209が接続可能なAPを探索する。
AP選択部221は、AP探索部220から得られた無線LAN接続可能なAPの一覧(以下「APリスト」)に基づいて、無線LANインターフェース209を所望のAPへ接続する。また、他の制御に基づいて接続しているAPの切断処理をも行う。
トリガ検出部222は、使用者がキーパッド208を操作することによって所望のアプリケーションが起動されることを検出する。例えばVoIP電話機能を起動するために電話帳機能を起動したり、ダイヤル入力を行う状態を検出する。すなわち、使用者が所望のストリームデータの通信を望み、そのために行う操作を「トリガ」と定義し、これを検出する。ここでストリームデータとは、通信の品質を維持するためにある一定以上のネットワーク帯域を確保する必要のある連続的なデータを指す。VoIP、音声、動画の転送等はストリームデータに該当する。但し、音声や動画でもファイル形式になっているものは除外される。
要求帯域幅取得部223は、トリガ検出部222にて得られたストリーム通信の要求に応じて必要となる帯域幅(ビットレート)を取得する。例えば、VoIPであれば、音声データの圧縮及び伸長に使用する規格であるコーデックによって定まり、ITU−T G.723.1或はITU−T G.729Annex Aといったものが用いられる。ITU−T G.723.1の場合は6.3kbit/sec又は5.3kbit/secであり、ITU−T G.729Annex Aの場合は8kbit/secである。
空き帯域幅取得部224は、APと接続された無線LANの空き帯域幅を所定の手法にて取得する。この手法は無線LANの環境によって様々な手法が存在するので、詳細は後述する。
比較部225は、要求帯域幅取得部223から得られた要求帯域幅の情報と、空き帯域幅取得部224から得られた空き帯域幅の情報とを比較して、空き帯域幅が要求帯域幅よりも大きい値を示しているか否かを判定する。すなわち、接続されたAPの空き帯域幅がこれから実行しようとするストリーム通信に必要な帯域幅を満たしているか否かを判定する。判定の結果、空き帯域幅に余裕があれば所望の通信を実行する。空き帯域幅に余裕がない場合は、AP選択部221に指令して、現在のAPとの接続を切断し、AP探索部220から得られるAPリストから他のAPがあればその接続を試みる。
これら機能は第1マイクロコンピュータ206が実行するプログラムにて提供される。
図3及び図4は本実施形態に係る無線LAN接続処理を示すフローチャートである。図2(b)に示した第1マイクロコンピュータ206の等価的内部ブロック図の動作を示すものである。
プログラム全体が起動すると(S301)、トリガ検出部222はキーパッド208から所定のアプリケーションを起動するトリガが発生したか否かを検出する(S302)。
トリガは例えば、使用者がキーパッド208を操作することによってLCD207に表示される図示しないメニュー画面からVoIP電話機能を選択して電話帳機能を起動したり、ダイヤル入力を行う等の操作である。また、これが携帯型無線端末201のような携帯電話ではなく、図示しない携帯可能なパーソナルコンピュータ(以下「ノート型パソコン」と略す。)において動画再生を行うような場合においては、当該動画再生アプリケーションソフトウェアのURL(Uniform Resource Locator:インターネット上に存在する情報資源(文書や画像など)の場所を指し示す記述方式)の入力を行う等の操作である。すなわち、ストリームデータ通信を行う際の、接続先を指定する入力がこれに該当する。
トリガ検出部222が使用者による所定の操作を検出すると、要求帯域幅取得部223は当該トリガに対応する必要帯域情報を取得する(S303)。例えばVoIPであれば、ITU−T G.723.1の場合は6.3kbit/sec又は5.3kbit/secであり、ITU−T G.729Annex Aの場合は8kbit/secである。
プログラム全体が起動すると(S301)、トリガ検出部222はキーパッド208から所定のアプリケーションを起動するトリガが発生したか否かを検出する(S302)。
トリガは例えば、使用者がキーパッド208を操作することによってLCD207に表示される図示しないメニュー画面からVoIP電話機能を選択して電話帳機能を起動したり、ダイヤル入力を行う等の操作である。また、これが携帯型無線端末201のような携帯電話ではなく、図示しない携帯可能なパーソナルコンピュータ(以下「ノート型パソコン」と略す。)において動画再生を行うような場合においては、当該動画再生アプリケーションソフトウェアのURL(Uniform Resource Locator:インターネット上に存在する情報資源(文書や画像など)の場所を指し示す記述方式)の入力を行う等の操作である。すなわち、ストリームデータ通信を行う際の、接続先を指定する入力がこれに該当する。
トリガ検出部222が使用者による所定の操作を検出すると、要求帯域幅取得部223は当該トリガに対応する必要帯域情報を取得する(S303)。例えばVoIPであれば、ITU−T G.723.1の場合は6.3kbit/sec又は5.3kbit/secであり、ITU−T G.729Annex Aの場合は8kbit/secである。
次に、AP選択部221は既に無線LANに接続済みであるか否かを見る(S304)。
未だ無線LANに接続していなければ、AP選択部221はAP探索部220が次にAP探索を済ませているか否かを見る(S305)。
AP探索部220が未だAP探索を済ませていなければ、AP探索を行う(S306)。
AP探索部220によるAP探索の結果、AP選択部221は得られたAPリストから接続可能なAPがあるか否かを見る(S307)。もし接続可能なAPがなければLCD207に接続不可メッセージを表示して(S308)、終了する(S309)。
AP探索処理において、当該無線LAN環境における規格等の情報をも取得する。ここで無線LAN環境における規格とは、無線LANにおける周知のIEEE802.11シリーズの規格である。802.11bであれば1AP当り最大11Mbpsの通信速度が、802.11a或は802.11gであれば1AP当り最大54Mbpsの通信速度が得られる。なお、これら通信規格に関する情報はAPから一定時間毎にビーコンの形式にて流されるので、無線LANにて接続される機器は当該APの最大通信速度が自ずとわかる仕組みになっている。
未だ無線LANに接続していなければ、AP選択部221はAP探索部220が次にAP探索を済ませているか否かを見る(S305)。
AP探索部220が未だAP探索を済ませていなければ、AP探索を行う(S306)。
AP探索部220によるAP探索の結果、AP選択部221は得られたAPリストから接続可能なAPがあるか否かを見る(S307)。もし接続可能なAPがなければLCD207に接続不可メッセージを表示して(S308)、終了する(S309)。
AP探索処理において、当該無線LAN環境における規格等の情報をも取得する。ここで無線LAN環境における規格とは、無線LANにおける周知のIEEE802.11シリーズの規格である。802.11bであれば1AP当り最大11Mbpsの通信速度が、802.11a或は802.11gであれば1AP当り最大54Mbpsの通信速度が得られる。なお、これら通信規格に関する情報はAPから一定時間毎にビーコンの形式にて流されるので、無線LANにて接続される機器は当該APの最大通信速度が自ずとわかる仕組みになっている。
接続可能なAPがあれば、当該APへの接続処理を行う(S310)。
こうして所望のAPへ接続したら、次に空き帯域幅取得部224は空き帯域情報を取得する(S311)。
空き帯域情報の取得の結果、比較部225にて必要帯域を満たしているか否かを見る(S312)。
必要帯域を満たしているのであれば、AP選択部221は当該所定のアプリケーションを起動する(S401)。例えば本実施形態であればVoIP通話である。
必要帯域を満たしていなければ、次に必要帯域を減らすことができるか否か(データ転送レートを下げられるか否か)検証する(S313)。VoIPではコーデックを変更してもあまり効果は得られないが、動画再生等の場合では、表示したい画面のサイズを小さくしたり、動画のコマ数等を減らす等で、転送レートを大幅に下げることが可能である。
検証の結果、転送レートを下げられれば転送レートを下げる(S314)。この動作に応じて、要求帯域幅取得部223の結果も変わる。
検証の結果、転送レートを下げられない場合は、安定した品質で通信を行うことができないと判断し、AP選択部221は現在接続中のAPを切断する(S315)。
APの切断処理後、AP探索部220にて既に取得済みのAPリストからそれまで接続していたAPのエントリを削除する(S316)。そして、再度接続処理に戻り(S307)、AP選択部221はAPリスト中に接続可能な他のAPがあれば接続処理を試みる(S310)。
こうして所望のAPへ接続したら、次に空き帯域幅取得部224は空き帯域情報を取得する(S311)。
空き帯域情報の取得の結果、比較部225にて必要帯域を満たしているか否かを見る(S312)。
必要帯域を満たしているのであれば、AP選択部221は当該所定のアプリケーションを起動する(S401)。例えば本実施形態であればVoIP通話である。
必要帯域を満たしていなければ、次に必要帯域を減らすことができるか否か(データ転送レートを下げられるか否か)検証する(S313)。VoIPではコーデックを変更してもあまり効果は得られないが、動画再生等の場合では、表示したい画面のサイズを小さくしたり、動画のコマ数等を減らす等で、転送レートを大幅に下げることが可能である。
検証の結果、転送レートを下げられれば転送レートを下げる(S314)。この動作に応じて、要求帯域幅取得部223の結果も変わる。
検証の結果、転送レートを下げられない場合は、安定した品質で通信を行うことができないと判断し、AP選択部221は現在接続中のAPを切断する(S315)。
APの切断処理後、AP探索部220にて既に取得済みのAPリストからそれまで接続していたAPのエントリを削除する(S316)。そして、再度接続処理に戻り(S307)、AP選択部221はAPリスト中に接続可能な他のAPがあれば接続処理を試みる(S310)。
所望のアプリケーションを起動してストリーム通信を行っている最中は、所望のアプリケーションが終了したか否かを常に監視する(S402)。アプリケーションが終了したら本プログラムは終了する(S403)。
終了していなければ、次に空き帯域幅取得部224にて空き帯域情報を取得する(S404)。
取得した空き帯域情報と必要帯域情報とを比較部225にて比較して、空き帯域に余裕があるか否か見る(S405)。
空き帯域に余裕があればそのままアプリケーションの終了を監視し(S402)、空き帯域情報の取得を行う(S404)ループを繰り返す。つまり、常にアプリケーションの終了と無線LANの空き帯域を監視し続ける。
空き帯域に余裕がなければ、現在実行中のアプリケーションにおいて転送レートを下げられるか否かを検証する(S406)。
検証の結果、転送レートを下げられれば転送レートを下げる(S407)。
検証の結果、転送レートを下げられない場合は、安定した品質で通信を行うことができないと判断し、現在接続中のAPを切断する(S408)。
終了していなければ、次に空き帯域幅取得部224にて空き帯域情報を取得する(S404)。
取得した空き帯域情報と必要帯域情報とを比較部225にて比較して、空き帯域に余裕があるか否か見る(S405)。
空き帯域に余裕があればそのままアプリケーションの終了を監視し(S402)、空き帯域情報の取得を行う(S404)ループを繰り返す。つまり、常にアプリケーションの終了と無線LANの空き帯域を監視し続ける。
空き帯域に余裕がなければ、現在実行中のアプリケーションにおいて転送レートを下げられるか否かを検証する(S406)。
検証の結果、転送レートを下げられれば転送レートを下げる(S407)。
検証の結果、転送レートを下げられない場合は、安定した品質で通信を行うことができないと判断し、現在接続中のAPを切断する(S408)。
APの切断処理後、速やかに通信を回復させなければならないので、改めてAP探索部220にて再度APを探索し(S409)、得られたAPリストからそれまで接続していたAPのエントリを削除し(S410)、その結果得られたAPリストには接続可能なAPがあるか否か、改めて検証する(S411)。APリストに接続可能なAPのエントリが残っていれば、当該APへ接続する(S412)。そしてアプリケーションが終了するまで(S402)空き帯域情報を常に確認し続ける(S404)。
APリストに接続可能なAPのエントリが残っていなければ、もはや所望のストリーム通信はできないので、接続不可メッセージを表示し(S413)、終了する(S414)。
APリストに接続可能なAPのエントリが残っていなければ、もはや所望のストリーム通信はできないので、接続不可メッセージを表示し(S413)、終了する(S414)。
再び図1に戻って、図3及び図4に示した本実施形態による携帯型無線端末の動作の一例を説明する。
今、第1AP104は、無線LANにおける周知のIEEE802.11シリーズの規格である、1AP当り最大11MbpsのIEEE802.11bにて無線通信を行っている。第1AP104には既にVoIP端末B106とVoIP端末C107がネットワーク接続され、既にそれぞれVoIP通話を行っている。
このような状況において、VoIP端末A105が第1AP104の近傍に位置する。VoIP端末A105の使用者はIP電話102に対してVoIP通話をしようと、VoIP端末A105に設けられている図示しないLCD207を目視確認しつつ、キーパッド208に対して、VoIP通話のための操作を行う。すると、VoIP端末A105はVoIP通話のコーデックにITU−T G.729Annex A(8kbit/serc)を選択する。そしてAPスキャンを行い、第1AP104及び第2AP108が接続可能であることを知る。更に、第2AP108よりも第1AP104の方が電波が強い。そこで、VoIP端末A105は第1APへのネットワーク接続を開始し、IPアドレスを取得したら、すぐに空き帯域幅取得部224によって第1APにおける空き帯域の確認を行う。
図1の矢印St1は、VoIP端末A105が第1AP104にネットワーク接続を行った状態を概念的に示すものである。
今、第1AP104は、無線LANにおける周知のIEEE802.11シリーズの規格である、1AP当り最大11MbpsのIEEE802.11bにて無線通信を行っている。第1AP104には既にVoIP端末B106とVoIP端末C107がネットワーク接続され、既にそれぞれVoIP通話を行っている。
このような状況において、VoIP端末A105が第1AP104の近傍に位置する。VoIP端末A105の使用者はIP電話102に対してVoIP通話をしようと、VoIP端末A105に設けられている図示しないLCD207を目視確認しつつ、キーパッド208に対して、VoIP通話のための操作を行う。すると、VoIP端末A105はVoIP通話のコーデックにITU−T G.729Annex A(8kbit/serc)を選択する。そしてAPスキャンを行い、第1AP104及び第2AP108が接続可能であることを知る。更に、第2AP108よりも第1AP104の方が電波が強い。そこで、VoIP端末A105は第1APへのネットワーク接続を開始し、IPアドレスを取得したら、すぐに空き帯域幅取得部224によって第1APにおける空き帯域の確認を行う。
図1の矢印St1は、VoIP端末A105が第1AP104にネットワーク接続を行った状態を概念的に示すものである。
しかし、第1AP104にはVoIP端末B106及びVoIP端末C107のみならず、図示しないノート型パソコン等が動画の閲覧を行っている。このため、第1AP104の空き帯域幅はもはや8kbit/secを常時確保するに足りる状況ではない、という事実を、VoIP端末A105内部の比較部225は知ることとなる。
この事実を受けて、VoIP端末A105内の第1マイクロコンピュータ206にて稼動するプログラムは、VoIP通話の転送レートを下げられるか検証する。そして、コーデックにITU−T G.723.1を選択すれば5.3kbit/secに下げられることが予め判っているので、これを選択し、再度比較部225によって検証する。もし、この時点でVoIP通話するに足りる空き帯域が確保できていると判明したら、VoIP通話を行う。
この事実を受けて、VoIP端末A105内の第1マイクロコンピュータ206にて稼動するプログラムは、VoIP通話の転送レートを下げられるか検証する。そして、コーデックにITU−T G.723.1を選択すれば5.3kbit/secに下げられることが予め判っているので、これを選択し、再度比較部225によって検証する。もし、この時点でVoIP通話するに足りる空き帯域が確保できていると判明したら、VoIP通話を行う。
しかし、この時点でVoIP通話するに足りる空き帯域が確保できていないと判明すると、もはやコーデックの選択によって転送レートを下げることはできない。したがって、第1AP104ではVoIP通話ができないことが判明する。
そこで、VoIP端末A105は第1AP104とのネットワーク接続を切断し、AP探索部220から得たAPリストに第1AP104以外の無線ネットワーク接続可能なAPが存在するか確認する。すると、第1AP104からやや離れた場所にIEEE802.11b(1AP当り最大11Mbps)にて利用可能な第2AP108が存在することから、VoIP端末A105からは第2AP108へ無線ネットワーク接続が可能であることが判明する。
そこで第2AP108へのネットワーク接続処理を開始し、IPアドレスを取得し、第2AP108の空き帯域を確認する。幸いにも第2AP108には他のネットワーク接続された機器が存在しておらず、故に空き帯域は十二分に確保できることが判明する。VoIP端末A105は当初のVoIP通話のコーデックにITU−T G.729Annexを選択し、VoIP通話を滞りなく行う。
図1の矢印St2は、VoIP端末A105が第2AP108にネットワーク接続を行う状態を概念的に示すものである。すなわち、一連の動作において、VoIP端末A105は第1AP104への接続からトラフィック測定を経て第2AP108へと接続先を切り替える。
そこで、VoIP端末A105は第1AP104とのネットワーク接続を切断し、AP探索部220から得たAPリストに第1AP104以外の無線ネットワーク接続可能なAPが存在するか確認する。すると、第1AP104からやや離れた場所にIEEE802.11b(1AP当り最大11Mbps)にて利用可能な第2AP108が存在することから、VoIP端末A105からは第2AP108へ無線ネットワーク接続が可能であることが判明する。
そこで第2AP108へのネットワーク接続処理を開始し、IPアドレスを取得し、第2AP108の空き帯域を確認する。幸いにも第2AP108には他のネットワーク接続された機器が存在しておらず、故に空き帯域は十二分に確保できることが判明する。VoIP端末A105は当初のVoIP通話のコーデックにITU−T G.729Annexを選択し、VoIP通話を滞りなく行う。
図1の矢印St2は、VoIP端末A105が第2AP108にネットワーク接続を行う状態を概念的に示すものである。すなわち、一連の動作において、VoIP端末A105は第1AP104への接続からトラフィック測定を経て第2AP108へと接続先を切り替える。
APの空き帯域の測定、すなわちトラフィック測定は、幾つかの手法が考えられる。以下、列挙する。
(1)AP自身がトラフィック測定機能を具備しており、測定したトラフィック情報を、例えば1秒毎に定時的に無線ネットワーク接続している配下の機器にビーコンの形やブロードキャストパケット等にて流す、という機能を具備していれば、これをそのまま利用する。AP自身がトラフィック測定機能を備えているこの方法が、最も確実である。
AP自身がトラフィック測定機能を具備しており、測定したトラフィック情報を、例えば1秒毎に定時的に無線ネットワーク接続している配下の機器にビーコンの形やブロードキャストパケット等にて流す、という機能を具備していれば、これをそのまま利用する。AP自身がトラフィック測定機能を備えているこの方法が、最も確実である。
(2)無線LANはその仕様上、各端末が時分割でパケットを送受信し、パケットの衝突(コリジョン)が生じ得ない。その代わりネットワークが混雑すればするほどパケット送信間隔が空いてしまう。そこで、端末からゲートウェイアドレス、すなわちAPのIPアドレスに対してping(Packet INternet Groper:TCP/IPネットワークを診断するプログラム及びそのパケット。)を発行し、応答するパケットの遅延時間を基に無線LANの混雑の度合いを計算することができる。
(3)VoIP端末を含む各ネットワーク機器全てが、所定の要求に応じて自己が利用しているネットワークトラフィックの報告を行う、という新規なプロトコルを規定し、これを実装する、という方法が考えられる。所定のフォーマットのブロードキャストパケットを流すことにより、当該ブロードキャストパケット送信元の機器に対して、ストリームデータの通信を行っていればその転送レート等を報告する。また、ストリームデータ通信の開始と終了の度毎にその旨を報告するブロードキャストパケットを送信する。このようなプロトコルを全てのネットワーク機器が実装すれば、自分が接続しているAPの配下の他のネットワーク機器の存在、それら機器が占有する帯域幅がわかる。
無線LAN機器においては、上記の方法の一つのみを実施するのも良いが、無線LANにおけるトラフィック測定手順が確立されていない状況下においては、多くのトラフィック測定機能を備え、状況に応じて複数使い分ける実施態様が望ましいだろう。
(1)AP自身がトラフィック測定機能を具備しており、測定したトラフィック情報を、例えば1秒毎に定時的に無線ネットワーク接続している配下の機器にビーコンの形やブロードキャストパケット等にて流す、という機能を具備していれば、これをそのまま利用する。AP自身がトラフィック測定機能を備えているこの方法が、最も確実である。
AP自身がトラフィック測定機能を具備しており、測定したトラフィック情報を、例えば1秒毎に定時的に無線ネットワーク接続している配下の機器にビーコンの形やブロードキャストパケット等にて流す、という機能を具備していれば、これをそのまま利用する。AP自身がトラフィック測定機能を備えているこの方法が、最も確実である。
(2)無線LANはその仕様上、各端末が時分割でパケットを送受信し、パケットの衝突(コリジョン)が生じ得ない。その代わりネットワークが混雑すればするほどパケット送信間隔が空いてしまう。そこで、端末からゲートウェイアドレス、すなわちAPのIPアドレスに対してping(Packet INternet Groper:TCP/IPネットワークを診断するプログラム及びそのパケット。)を発行し、応答するパケットの遅延時間を基に無線LANの混雑の度合いを計算することができる。
(3)VoIP端末を含む各ネットワーク機器全てが、所定の要求に応じて自己が利用しているネットワークトラフィックの報告を行う、という新規なプロトコルを規定し、これを実装する、という方法が考えられる。所定のフォーマットのブロードキャストパケットを流すことにより、当該ブロードキャストパケット送信元の機器に対して、ストリームデータの通信を行っていればその転送レート等を報告する。また、ストリームデータ通信の開始と終了の度毎にその旨を報告するブロードキャストパケットを送信する。このようなプロトコルを全てのネットワーク機器が実装すれば、自分が接続しているAPの配下の他のネットワーク機器の存在、それら機器が占有する帯域幅がわかる。
無線LAN機器においては、上記の方法の一つのみを実施するのも良いが、無線LANにおけるトラフィック測定手順が確立されていない状況下においては、多くのトラフィック測定機能を備え、状況に応じて複数使い分ける実施態様が望ましいだろう。
本実施形態には、以下のような応用例が考えられる。
(1)図2(b)の空き帯域幅取得部224或は比較部225の結果を、LCD207に表示させることができる。具体的には、図3のS311及び図4のS404或は図3のS312及び図4のS405において空き帯域情報或は所望のストリーム通信の可否を取得したら、これをその都度機器の表示部にて表示させる。表示の態様としては、例えば携帯電話であれば、図5(a)に示すように、携帯電話501のLCD502の一部分にVoIP通話の可否を示す「VoIP OK」或は「VoIP NG」というような表示を行う。また、ノート型パソコンであれば図5(b)に示すように、ノート型パソコン503のLCD504の一部分に、空き帯域幅測定結果として「WLAN 600kbps Remain」というような表示を行う。使用者はこれを見て、現在居る場所、すなわち現在接続しているAPにおいて所望のストリーム通信ができるか否かを判別することができ、図3のS308或は図4のS413のような接続不可メッセージが表示されて通信が中断される前に現在居る場所よりも適切なAPのある場所へ移動する、という対策を採ることが可能となる。
(1)図2(b)の空き帯域幅取得部224或は比較部225の結果を、LCD207に表示させることができる。具体的には、図3のS311及び図4のS404或は図3のS312及び図4のS405において空き帯域情報或は所望のストリーム通信の可否を取得したら、これをその都度機器の表示部にて表示させる。表示の態様としては、例えば携帯電話であれば、図5(a)に示すように、携帯電話501のLCD502の一部分にVoIP通話の可否を示す「VoIP OK」或は「VoIP NG」というような表示を行う。また、ノート型パソコンであれば図5(b)に示すように、ノート型パソコン503のLCD504の一部分に、空き帯域幅測定結果として「WLAN 600kbps Remain」というような表示を行う。使用者はこれを見て、現在居る場所、すなわち現在接続しているAPにおいて所望のストリーム通信ができるか否かを判別することができ、図3のS308或は図4のS413のような接続不可メッセージが表示されて通信が中断される前に現在居る場所よりも適切なAPのある場所へ移動する、という対策を採ることが可能となる。
本実施形態においては、以上のようなAP接続後のトラフィック測定を、所定のアプリケーションの操作を検出した時点で、実際に無線LAN接続する前の段階から、バックグラウンドプロセスにて実行する。使用者はアプリケーションの操作を継続しているが、無線LAN接続処理及びその後のトラフィック計測処理はその裏側で平行して実行される。
無線LANの接続は比較的短時間で完遂できるが、トラフィック測定はその方法次第ではある程度時間をかけないと結果が判らないものもある。そこで、実際にアプリケーションからネットワーク接続要求が発生するよりも前の段階から先回りしてネットワーク接続処理とトラフィック測定処理を済ませておくと、VoIP通話や動画再生等に対して使用者がストレスを生じ難い。このように無線LAN機器を構成することにより、使用者がストリーム通信を快適に利用できる無線LAN機器を実現できる。
無線LANの接続は比較的短時間で完遂できるが、トラフィック測定はその方法次第ではある程度時間をかけないと結果が判らないものもある。そこで、実際にアプリケーションからネットワーク接続要求が発生するよりも前の段階から先回りしてネットワーク接続処理とトラフィック測定処理を済ませておくと、VoIP通話や動画再生等に対して使用者がストレスを生じ難い。このように無線LAN機器を構成することにより、使用者がストリーム通信を快適に利用できる無線LAN機器を実現できる。
201…携帯型無線端末、202…第1RF部、203…ベースバンド部、204…マイク、205…スピーカ、206…第1マイクロコンピュータ、207…LCD、208…キーパッド、209…無線LANインターフェース、210…第2RF部、211…第2マイクロコンピュータ
Claims (8)
- 無線通信インターフェースと、
前記無線通信インターフェースから接続可能な無線ネットワークのアクセスポイントを探索するアクセスポイント探索部と、
前記アクセスポイント探索部に接続され、前記無線通信インターフェースによる所望のアクセスポイントとのネットワーク接続或は切断を制御するアクセスポイント選択部と、
使用者による所定の操作を受けて前記アクセスポイント選択部にアクセスポイントへの接続を指示するトリガ検出部と、
前記アクセスポイント選択部にて接続したアクセスポイントの空き帯域幅の情報を前記無線通信インターフェースを通じて取得する空き帯域幅取得部と、
前記トリガ検出部によって検出した前記所定の操作によって起動される処理に必要なネットワーク帯域幅の情報を取得する要求帯域幅取得部と、
前記空き帯域幅の情報と前記必要なネットワーク帯域幅の情報とを比較して、前記アクセスポイントの空き帯域幅が前記必要なネットワーク帯域幅を満たすかどうかを判断する比較部と
よりなることを特徴とする、無線通信端末。 - 前記所定の操作によって起動される処理はストリームデータ通信であり、
前記使用者による所定の操作は、使用者によって前記ストリームデータ通信を行う接続先を指定する入力操作であることを特徴とする、請求項1記載の無線通信端末。 - 前記比較部は、前記アクセスポイントの空き帯域幅が前記必要なネットワーク帯域幅に満たないと判断した場合に、現在のアクセスポイントへの接続を切断すべく指示することを特徴とする、請求項1記載の無線通信端末。
- 前記比較部は、現在のアクセスポイントへの接続の切断の後、他の接続可能なアクセスポイントへの接続を指示することを特徴とする、請求項3記載の無線通信端末。
- 前記所定の操作によって起動される処理は音声通信であり、
前記使用者による所定の操作は、電話帳機能の起動操作であることを特徴とする、請求項1記載の無線通信端末。 - 前記所定の操作によって起動される処理は音声通信であり、
前記使用者による所定の操作は、ダイヤル入力操作であることを特徴とする、請求項1記載の無線通信端末。 - 前記比較部は、前記アクセスポイントの空き帯域幅が前記必要なネットワーク帯域幅に満たないと判断した場合に、前記所定の操作により起動される処理に必要なネットワーク帯域幅を減少させることができるか検証し、可能と判断された場合には該減少されたネットワーク帯域幅と前記アクセスポイントへの空き帯域幅との比較を行うことを特徴とする、請求項1記載の無線通信端末。
- 所定のストリームデータ通信を行う無線通信方法であって、
ネットワークに対してパケットを送出するに先立って、所定のストリームデータ通信を実施する為の所定の操作を検出し、
前記検出した所定の操作に呼応して無線ネットワーク接続を行い、
前記無線ネットワーク接続後、無線ネットワーク接続環境の混雑を測定する
ことを特徴とする、無線通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006135495A JP2007306511A (ja) | 2006-05-15 | 2006-05-15 | 無線通信端末及び無線通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006135495A JP2007306511A (ja) | 2006-05-15 | 2006-05-15 | 無線通信端末及び無線通信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007306511A true JP2007306511A (ja) | 2007-11-22 |
Family
ID=38840040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006135495A Withdrawn JP2007306511A (ja) | 2006-05-15 | 2006-05-15 | 無線通信端末及び無線通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007306511A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009141939A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Korea Electronics Telecommun | 通信システム及びそのコーデックの割り当て方法 |
JP2010028680A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Ntt Docomo Inc | 移動端末及び通信方法 |
JP2010041342A (ja) * | 2008-08-04 | 2010-02-18 | Kddi Corp | ユーザが体感する発信時間を短くする端末、プログラム及び方法 |
WO2010133076A1 (zh) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种业务接纳控制方法及系统 |
JP2015511424A (ja) * | 2012-02-03 | 2015-04-16 | 聯發科技股▲ふん▼有限公司Mediatek Inc. | セルラーネットワークにおける多様なトラフィック情報をトリガー及び報告する方法と装置 |
-
2006
- 2006-05-15 JP JP2006135495A patent/JP2007306511A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009141939A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Korea Electronics Telecommun | 通信システム及びそのコーデックの割り当て方法 |
JP2010028680A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Ntt Docomo Inc | 移動端末及び通信方法 |
JP2010041342A (ja) * | 2008-08-04 | 2010-02-18 | Kddi Corp | ユーザが体感する発信時間を短くする端末、プログラム及び方法 |
WO2010133076A1 (zh) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种业务接纳控制方法及系统 |
JP2015511424A (ja) * | 2012-02-03 | 2015-04-16 | 聯發科技股▲ふん▼有限公司Mediatek Inc. | セルラーネットワークにおける多様なトラフィック情報をトリガー及び報告する方法と装置 |
US9282562B2 (en) | 2012-02-03 | 2016-03-08 | Mediatek Inc. | Method and apparatus for collecting and providing diverse traffic information in cellular networks |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20180098214A1 (en) | Apparatus and method for providing universal plug and play service based on wi-fi direct connection in portable terminal | |
KR102060373B1 (ko) | 단말기의 근거리 무선통신 연결방법 및 장치 | |
TW548917B (en) | Mobile internet access | |
EP1650992B1 (en) | Management server and mobile terminal | |
CA2655603C (en) | Network selection | |
JP4621234B2 (ja) | Ip電話機の切り換え方法および携帯情報端末 | |
US20090180442A1 (en) | System and method of handling ip layer mobility in a wireless network | |
JP2005192207A (ja) | Ip基盤の画像/音声通信システム及びこれを用いた呼転換/呼ピックアップ方法 | |
US20090061850A1 (en) | Cordless phone system with data retrieving capability using wireless technology | |
KR20090071572A (ko) | 이동 전화 관련 간접 통신 시스템 및 방법 | |
JP5804253B2 (ja) | 無線lanアクセスポイント装置および無線音声通話システム | |
KR101668267B1 (ko) | 웹 서비스를 제공하는 모바일 단말 및 그의 동작방법, 웹 서비스 제공 시스템 및 방법 | |
JP2009500895A (ja) | 無線通信ネットワーク間のハンドオーバの識別に適用される方法及び装置 | |
WO2013104271A1 (zh) | 一种对用户终端主动扫描的反馈方法及接入点 | |
JP2008178038A (ja) | 通信装置、電話機、通信システム、通信方法及び通信プログラム | |
WO2007037016A1 (ja) | 通信システムにおける通信の切り替え方法 | |
JP2007306511A (ja) | 無線通信端末及び無線通信方法 | |
US8737996B2 (en) | Communication system, communication terminal and controller | |
US7725592B1 (en) | Communication system having service hand-off function, user terminal device, transmission destination terminal device, and proxy server device | |
KR20170047035A (ko) | 외부 장치와의 무선 p2p 통신을 지원하는 전자 장치 및 그 전자 장치의 통신 방법 | |
JP2007306509A (ja) | 無線通信システム、無線通信端末、無線通信方法及び無線通信プログラム | |
TWI293841B (en) | Method for contolling transferring path of data packets of an wireless phone dynamically | |
US20080137565A1 (en) | Hybrid Wi-Fi Network for Wireless City Applications | |
JP2005039317A (ja) | ネットワーク中継システムおよび中継装置ならびにユーザ端末 | |
CN106105315B (zh) | 基于无缝移动性条件的切换方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090804 |