JP4925013B2 - 米飯ほぐし装置 - Google Patents

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Description

本発明は炊飯釜などによって炊飯されて、塊の状態となっている米飯をほぐすとともに全体を混ぜ合せることを行う米飯ほぐし装置に関するものである。
従来、例えば下記の特許文献1に記載された米飯ほぐし装置が知られている。
この従来の米飯ほぐし装置は、米飯を搬送する搬送ベルトと、第1及び第2の攪拌羽根車を備え、これら第1及び第2の攪拌羽根車はともに回転軸から攪拌羽根をスパイラル状に突出させている。
そして同じスパイラル状に突出した攪拌羽根をもつ第1及び第2の攪拌羽根車を回転させて、搬送ベルトによって搬送されてくる米飯に対して、第1の攪拌羽根車は米飯を送出す方向に回転させ、第2の攪拌羽根車は押し戻す方向と送り出す方向とに切換えて米飯をほぐしている。
特開2003‐144067号公報
しかしながら、上記従来の米飯ほぐし装置では、搬送ベルトによって搬送されてくる米飯を同じ形状としている攪拌羽根車により攪拌が行われているため、例え回転を切換えて米飯をほぐしたとしても、米飯全体を大きく変動させる攪拌が行われていないおそれがある。
すなわち、搬送されてくる米飯を順次スパイラル状を形成させた第1の攪拌羽根車がほぐしながら徐々に送り出し、続いて同じスパイラル状を形成した第2の攪拌羽根車がほぐしながら徐々に押し戻したのち送り出すこととなり、その結果、米飯全域での大きな混ぜ合わせがされない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、塊の状態となっている米飯を搬送しながら細かくほぐすとともに大きく変動させる攪拌を行い、米飯全域を混ぜ合わせるとともに細かくほぐすことができる米飯ほぐし装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の米飯ほぐし装置は、無端状に回動するコンベヤベルトの上部が平面状をなした搬送面を有し、該搬送面の始端側に米飯投入部と終端側に米飯排出部とを配設した送りコンベヤを備え、前記搬送面上に米飯投入部側から順にほぐし羽根と攪拌羽根とを並行して配設し、前記ほぐし羽根は複数本のほぐし棒を立設させた回転軸を搬送面が米飯投入部から米飯排出部に向けて搬送する方向と沿うように回転し、前記攪拌羽根は複数本のほぐし棒を立設させた回転軸を搬送面が米飯投入部から米飯排出部に向けて搬送する方向と逆らうように回転し、前記ほぐし羽根は、回転軸から相反する方向に突出して一文字状を形成した一対のほぐし棒が回転軸の軸方向に沿って等間隔かつ一定の角度ずれた螺旋状となるように複数本立設し、前記攪拌羽根は、回転軸から相反する方向に突出して一文字状を形成した一対のほぐし棒が回転軸の軸方向に沿って等間隔かつ直線状となるように複数本立設しているものである。
請求項2記載の米飯ほぐし装置は、前記搬送面は米飯投入部に投入された米飯がほぐし羽根と攪拌羽根との間を複数回往来するように回動するものである。
請求項3記載の米飯ほぐし装置は、前記攪拌羽根は、搬送面が米飯投入部で投入された米飯を米飯排出部から排出させるために回動しているとき回転を停止させるものである。
請求項4記載の米飯ほぐし装置は、前記ほぐし羽根と攪拌羽根は、ほぐし羽根のほぐし棒の先端が描く外周円と攪拌羽根のほぐし棒の先端が描く外周円とを近接させて配設しているものである。
請求項1に係る発明によれば、ほぐし羽根は複数本のほぐし棒を立設させた回転軸を搬送面が米飯投入部から米飯排出部に向けて搬送する方向と沿うように回転し、前記攪拌羽根は複数本のほぐし棒を立設させた回転軸を搬送面が米飯投入部から米飯排出部に向けて搬送する方向と逆らうように回転し、ほぐし羽根は、回転軸から相反する方向に突出して一文字状を形成した一対のほぐし棒が回転軸の軸方向に沿って等間隔かつ一定の角度ずれた螺旋状となるように複数本立設し、前記攪拌羽根は、回転軸から相反する方向に突出して一文字状を形成した一対のほぐし棒が回転軸の軸方向に沿って等間隔かつ直線状となるように複数本立設しているため、塊の状態で搬送されてくる米飯は細かくほぐすとともに大きく変動させる攪拌を行い、米飯全域を混ぜ合わせることともに細かくほぐすことができる。
請求項2に係る発明によれば、前記搬送面は米飯投入部に投入された米飯がほぐし羽根と攪拌羽根との間を複数回往来するように回動するため、塊の状態で搬送されてくる米飯はほぐし羽根によって細かくほぐされ、攪拌羽根によって大きく変動するように攪拌することができる。
請求項3に係る発明によれば、攪拌羽根は、搬送面が米飯投入部で投入された米飯を米飯排出部から排出させるために回動しているとき回転を停止させるため、排出のために搬送される米飯の妨げとならないようにすることができる。
請求項4に係る発明によれば、ほぐし羽根と攪拌羽根は、ほぐし羽根のほぐし棒の先端が描く外周円と攪拌羽根のほぐし棒の先端が描く外周円とを近接させて配設しているため、攪拌羽根によって大きく変動させる攪拌と細かくほぐすほぐし羽根とによって効率よく米飯のほぐしと攪拌をさせることができる。
本発明の米飯ほぐし装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図5において、1は米飯ほぐし装置で、主に枠組からなる装置本体2を備え、その装置本体2には米飯Rを載置して搬送させる搬送面3を有した送りコンベヤ4を上部に配設している。この搬送面3上には、搬送されてくる米飯Rを回転させながらほぐすほぐし羽根5と回転させながら攪拌する攪拌羽根6とを隣接させた状態で並設している。また、装置本体2には反転アーム7によって炊飯釜Kを把持して反転させ、炊飯釜K内の米飯Rを送りコンベヤ4上に落下させる反転機8を前方に配設している。
送りコンベヤ4は、水平方向に並設させた駆動ローラ9と従動ローラ10と、その駆動ローラ9と従動ローラ10に掛け回したコンベヤベルト11からなっている。
装置本体2の上部の後方付近には、装置本体2の左右の両側で回転自在に軸支されている駆動軸12を軸芯とした駆動ローラ9が配設され、この駆動軸12の一方の端部が軸方向に突出して駆動モータ13の駆動軸14と連結されており、駆動ローラ9を回転させるようになっている。また、装置本体2の上部の前方付近には、装置本体2の左右の両側で回転自在に軸支されている従動軸15を軸芯とした従動ローラ10が駆動ローラ9と並設されている。これら駆動ローラ9と従動ローラ10とに無端状のコンベヤベルト11が掛け回されて、駆動ローラ9の回転によって回動するようになっている。
回動するコンベヤベルト11の上部は略水平で平面状をなした搬送面3が形成されており、従動ローラ10側となる搬送面3の始端側には搬送面3上に投入される米飯Rを受入れる米飯投入部16が、また駆動ローラ9側となる搬送面3の終端側には搬送された米飯Rを搬送面3から排出する米飯排出部17が配置されている。送りコンベヤ4は、搬送面3に載置された米飯Rを米飯投入部16から米飯排出部17に向って搬送させる方向を正方向Aとする回動と、米飯Rを米飯排出部17から米飯投入部16に向かって搬送させる方向を逆方向Bとする回動とができるようになっている。
また、搬送面3では、反転機8が炊飯釜Kを反転して米飯投入部16に投入させた1釜分の米飯Rを米飯排出部17に向けて搬送させて、ほぐし羽根5と攪拌羽根6が配置されている部分を通過して搬送させるまで正方向Aの回動がなされたのち、その米飯Rを米飯投入部16に向けて搬送させて、ほぐし羽根5と攪拌羽根6が配置されている部分を通過して搬送させるまで逆方向Bの回動が行われ、更にその後、その米飯Rを米飯排出部17に向けて搬送させて、米飯排出部17から排出させるまで再び正方向Aの回動が行われるまでを1工程として回動するようになっている。
コンベヤベルト11の幅方向となる搬送面3上の左右の両側付近には、ガイド板18が設けられており、搬送させる米飯Rが搬送面3の側方から落下しないようになっている。
搬送面3の上方には、米飯投入部16側から順にほぐし羽根5と攪拌羽根6とが隣接した状態で並設されている。
ほぐし羽根5は、軸芯を略水平とするとともに回動する送りコンベヤ4の搬送面3を横断する方向に向けて配置させた回転軸19と、その回転軸19から放射状に突出しているほぐし棒20とからなっており、搬送されてくる米飯Rが通過していくとき、米飯Rを米飯排出部17側に向けて送出す方向へと回転するようになっている。またほぐし羽根5の回転速度は、送りコンベヤ4の回動速度より早く回転するようになっている。
回転軸19は、搬送面3の側方上部に配置している駆動モータ21から搬送面3と平行しかつ搬送面3を横断する方向に突出している駆動軸22と着脱自在に嵌合しており、この回転軸19に突設されているほぐし棒20の先端が搬送面3に近接して回転するようになっている。ほぐし棒20は、2本を一対としたほぐし棒20が回転軸19から相反する方向に突出することによって一文字を形成し、その一文字とした2本のほぐし棒20が回転軸19の軸方向に沿って等間隔とするとともに隣接するほぐし棒20が一方向に所定角度(例えば、60度)ずれて螺旋状を描くように複数本が突出して配設されている。
なお、ほぐし棒20が回転軸19から突出する位置をずらした螺旋状としていることから、搬送面3上に載置して搬送されてくる米飯Rに向かって順次回動してくるそれぞれのほぐし棒20の先端部分が、引掻く場所と時間をずらして細かく削るようにして米飯Rをほぐすようになっている。また、2本を一対として一文字としているほぐし棒20の一方の端部をL字形に形成し、引掻く幅を広げて1本のほぐし棒20において多少送出す米飯Rの量を多くするようになっている。
このようなほぐし羽根5よって塊の状態の米飯Rが搬送されてきても、細かくほぐされながら徐々に送出されることとなる。ただし、ほぐし羽根5より米飯排出部17側では、搬送されてくる米飯Rが順次搬送面3全体に広げられたなだらかな米飯層になっている。
攪拌羽根6は、軸芯を略水平とするとともに回動する送りコンベヤ4の搬送面3を横断する方向に向けて配置させた回転軸23と、その回転軸23から放射状に突出しているほぐし棒24とからなっており、搬送されてくる米飯Rが通過していくとき、米飯Rを米飯投入部16側に向けて送り返す方向へと回転するようになっている。
回転軸23は、搬送面3の側方上部に配置している駆動モータ25から搬送面3と平行しかつ搬送面3を横断する方向に突出している駆動軸26と着脱自在に嵌合しており、この回転軸23に突設されているほぐし棒24の先端が搬送面3に近接して回転するようになっている。
ほぐし棒24は、2本を一対としたほぐし棒24が回転軸23から相反する方向に突出することによって一文字を形成し、その一文字とした2本のほぐし棒24が回転軸23の軸方向に沿って等間隔で一列状となるように複数本が突出して配設されている。なお、ほぐし棒24を一列状としていることから、搬送されてくる米飯層と搬送面3との間に一気に入り込んで、米飯層の搬送方向となる一定の長さ分を米飯層の幅全体にわたって掬い上げるようになっている。
また、回転軸23から一方の方向に向けて突設して一列状に並んでいる複数のほぐし棒24の各先端部には、図に示すように回転軸23と平行するように細長い板状のスクレーパ板27が固着されている。なお回転軸23が回転したとき、このスクレーパ板27の先端が描く軌跡は他方の方向に向けて突出して一列状に並んでいる複数のほぐし棒24の先端が描く軌跡と同じように搬送面3に近接した状態で回転するようになっている。ほぐし棒24の先端にスクレーパ板27を固着することによって、ほぐし棒24が一列状に並んでいる状態の先端部分より搬送面3と米飯層との間に入り込みやすくなり、米飯層の搬送方向となる一定の長さ分を容易に掬い上げることができるようになっている。
攪拌羽根6は、回転軸23の半回転ごとに一列状のほぐし棒24がある程度まとめて掬い上げた米飯層を攪拌羽根6より米飯投入部16側、つまり米飯Rが搬送されてきた方向へと断続的に送り返すようになっている。攪拌羽根6は、送りコンベヤ4が回動する1工程のうち、二度目の正方向Aの回動によって搬送されてくる米飯Rが通過しようとするとき、回転軸23から一文字状に突出しているほぐし棒24の双方の先端部分が搬送されてくる米飯Rと当接しないように、ほぐし棒24の軸芯が横方向に向けられて停止するようになっている。
また、攪拌羽根6をほぐし羽根5に隣接して配設するに当たり、攪拌羽根6のほぐし棒24の先端が描く外周円とほぐし羽根5のほぐし棒20の先端が描く外周円とを近接させることによって、攪拌羽根6が掬い上げてほぐし羽根5側へと送り戻した米飯Rをほぐし羽根5のほぐし棒20に当接させて、さらに米飯Rの混ぜ合わせを盛んにさせることができる。
装置本体2の前方には、反転機8が隣接されており、炊飯装置(図示しない)から搬送されてきた炊飯釜Kを所定の停止位置まで受入れるローラコンベヤ28と、所定の位置に停止された炊飯釜Kの取っ手Tを把持して反転させる左右一対の反転アーム7とからなっている。反転アーム7は、炊飯釜Kがローラコンベヤ28によって所定の位置まで搬送されて停止したとき、炊飯釜Kの取っ手Tを把持できるように待機させている凹状に形成した把持部29と、この把持部29と一方の端部を固着し、他方の端部を駆動モータ30によって正逆回転自在とする回転軸31と連結して回動させる腕部32とから形成されている。そして炊飯釜Kを把持した反転アーム7は、炊飯釜Kの開口面が上方を向いている所定の位置から炊飯釜Kの開口面が下方を向くようになる搬送面3の米飯投入部16上方までの間を反転自在となっている。また、33、34はほぐし羽根5と同じような形状をなしたほぐし羽根である。
次に上記一実施の形態の作用を説明する。
まず、米飯ほぐし装置1を運転させるための電源スイッチ(図示しない)を入れて、送りコンベヤ4を正方向Aに回動させるとともにほぐし羽根5および攪拌羽根6を回転させる。次に、炊飯装置(図示しない)で炊飯工程を終えて搬送されてきた炊飯釜Kをローラコンベヤ28の所定の位置に停止させたのち、反転アーム7によって把持するとともに米飯投入部16の上方まで反転させる。そして炊飯釜K内の米飯Rは、下方に向けられた開口面から搬送面3上へと落下して投入される。
米飯投入部16の搬送面3上に投入された米飯Rは、ほぼ炊飯釜Kに入っていた塊の状態のまま、送りコンベヤ4の回動によって回転しているほぐし羽根5に向けて搬送されていく。そして、塊の状態の米飯Rは、搬送されてほぐし羽根5の回転によって引掻かれるようにして細かくほぐされるとともに米飯排出部17側に向けて送出される。
このとき、ほぐし棒20は、回転軸19から回転軸19の軸方向に沿って螺旋状に突出して、順次回動してくるほぐし棒20の1本づつの先端が引掻く場所と時間をずらして細かく削るようにしていることから、搬送されてくる米飯Rが塊の状態であっても徐々に粒状へと細かくほぐされていく。またほぐし棒20が米飯Rの搬送方向と同じ方向に回動するとともに米飯Rの搬送速度より早く回転していることから、ほぐされた米飯Rはほぐし羽根5部分で停滞することなく、搬送面3上においてはなだらかな米飯層となって米飯排出側へと送出されていく。
ここで、なだらかな米飯層とされている米飯Rの一粒一粒は、搬送される塊の状態の進行方向側、つまりほぐし羽根5のほぐし棒20に引掻かれる側から徐々にほぐされて米飯排出部17側へと送出されていることから、塊の状態となっていた米飯Rが引掻かれた順に搬送面3上へ広げられているもので米粒同士がさほど大きな位置変動をすることなく、ほぐされることとなる。
次に、なだらかな米飯層となった米飯Rは、搬送されて攪拌羽根6の回転によって、通過しようとする米飯層のうち、搬送方向となる一定の長さ分を米飯層の幅全体にわたって断続的に掬い上げられ、この掬い上げられた米飯層はほぐし羽根5側に向かって送り返される。
このとき、ほぐし棒24は、回転軸23の軸方向に沿って一列状に突出して米飯Rの搬送方向と対向する方向に回動していることから、米飯投入部16側から搬送されてくる米飯層の中に同時に入り込み、搬送方向の一定の長さ分を米飯層の幅全体にわたってある程度まとめて米飯層状態のまま掬い上げる。そして、米飯層状態のまま掬い上げられた米飯Rは、回動するほぐし棒24から受ける遠心力によって、放り出されるようにして米飯投入部16側の搬送面3へ送り返されることとなる。
そして、攪拌羽根6により米飯投入部16側に送り返された米飯Rは、米飯層が徐々に堆積されていくとともに、前方に位置するほぐし羽根5および後方に位置する攪拌羽根6の下方から上方に向けて回動することとなる双方のほぐし棒20、24によって掻きまわされて米飯層状態のものは崩され、さらには一部の米飯Rは、ほぐし棒20、24に付いてその場所から拡散される。
このように攪拌羽根6に搬送された米飯層は、回動している一列状のほぐし棒24によって断続的に米飯層状態のまま掬い上げられてほぐし羽根5側へと送り返され、また送り返されて重ねられた米飯層も崩されることから、攪拌羽根6によって大まかな分断が行われて米飯R全域にわたって攪拌されることとなる。
そして、米飯Rは攪拌羽根6によって攪拌されながら通過して米飯排出部17側へと搬送される。
次に、送りコンベヤ4を逆方向B、つまり搬送面3を米飯排出部17から米飯投入部16に向けて回動させる。そして、米飯投入部16に向かう米飯Rは、米飯Rの搬送方向と同じ方向に回動することとなる攪拌羽根6によってほぐし羽根5側に送出され、さらに、ほぐし羽根5によって引掻かれながら、米飯投入部16付近まで搬送される。
次に、再び送りコンベヤ4を正方向A、つまり搬送面3を米飯投入部16から米飯排出部17に向けて回動させる。このとき、攪拌羽根6は回転軸23から突出しているほぐし棒24を搬送面3によって搬送される米飯層に当接しない位置に停止させる。そして米飯投入部16付近から再び米飯排出部17に向かう米飯Rは、回転するほぐし羽根5によって細かくほぐされるとともに送出されたのち、攪拌羽根6を素通りして米飯排出部17へと搬送される。このとき、米飯排出部17に向かう米飯Rは、以前米飯投入部16側から米飯排出部17側へと搬送されたとき回転していた攪拌羽根6によって、米飯層全域にわたって米粒を大きく変動させた攪拌がなされているものであり、ほぐし羽根5によってなだらかな米飯層になされたのち米飯排出部17から排出されることとなる。
このように米飯ほぐし装置1によれば、搬送面3上にほぐし羽根5と攪拌羽根6を順に配設し、最初はほぐし羽根5によって、塊の状態の米飯Rでも細かくほぐした米飯層とし、次に攪拌羽根6によって、ほぐされた米飯層を分断するとともに米飯層の一部をそのまま掬い上げて米飯層状態での大まかな攪拌が行なわれるため、米飯R全域を混ぜ合わせるとともに細かくほぐすことができる。
なお攪拌羽根6のスクレーパ板27は、一方の列状に並んだほぐし棒24の先端に固着したが、米飯Rの攪拌の仕方によっては、他方の列状に並んだほぐし棒24の先端にも固着してもよいし、それとも双方のほぐし棒24の先端に固着させなくてもよい。また回転軸23から回転軸23の軸方向に沿って突出している一列状のほぐし棒24は、回転軸23が180度回転することに米飯Rを掬い上げるようになっているが、90度や120度または360度回転するごとに米飯Rを救い上げるようにしてもよい。
またほぐし羽根5において、回転軸19から軸方向に沿って突出しているほぐし棒20のずれは、60度に限定するものではなく、螺旋状を形成して米飯Rが塊の状態においても、ほぐし棒20の1本づつの先端が異なる場所を順次引掻くようにして細かくほぐすことができれば、他の角度にしてもよい。またほぐし羽根5は、搬送面3が逆方向Bに回動しているとき、米飯Rの搬送方向にあわせて回転方向を逆転するようにしてもよい。
また攪拌羽根6より米飯排出部17側の搬送面3上にほぐし羽根5と同様のものを並設して、米飯Rの搬送を促すようにしてもよい。
本発明の一実施の形態に係る米飯ほぐし装置の平面図である。 同上米飯ほぐし装置の正面図である。 同上米飯ほぐし装置に用いるほぐし羽根の平面図である。 同上米飯ほぐし装置に用いる攪拌羽根の平面図である。 同上米飯ほぐし装置のほぐし羽根および攪拌羽根による米飯のほぐしと攪拌状態を示す概略図である。
符号の説明
1 米飯ほぐし装置
3 搬送面
4 送りコンベヤ
5 ほぐし羽根
6 攪拌羽根
7 反転アーム
8 反転機
16 米飯投入部
17 米飯排出部
19 回転軸
20 ほぐし棒
23 回転軸
24 ほぐし棒

Claims (4)

  1. 無端状に回動するコンベヤベルトの上部が平面状をなした搬送面を有し、該搬送面の始端側に米飯投入部と終端側に米飯排出部とを配設した送りコンベヤを備え、前記搬送面上に米飯投入部側から順にほぐし羽根と攪拌羽根とを並行して配設し、前記ほぐし羽根は複数本のほぐし棒を立設させた回転軸を搬送面が米飯投入部から米飯排出部に向けて搬送する方向と沿うように回転し、前記攪拌羽根は複数本のほぐし棒を立設させた回転軸を搬送面が米飯投入部から米飯排出部に向けて搬送する方向と逆らうように回転し、前記ほぐし羽根は、回転軸から相反する方向に突出して一文字状を形成した一対のほぐし棒が回転軸の軸方向に沿って等間隔かつ一定の角度ずれた螺旋状となるように複数本立設し、前記攪拌羽根は、回転軸から相反する方向に突出して一文字状を形成した一対のほぐし棒が回転軸の軸方向に沿って等間隔かつ直線状となるように複数本立設していることを特徴とする米飯ほぐし装置。
  2. 前記搬送面は米飯投入部に投入された米飯がほぐし羽根と攪拌羽根との間を複数回往来するように回動することを特徴とする請求項1記載の米飯ほぐし装置。
  3. 前記攪拌羽根は、搬送面が米飯投入部で投入された米飯を米飯排出部から排出させるために回動しているとき回転を停止させることを特徴とする請求項2記載の米飯ほぐし装置。
  4. 前記ほぐし羽根と攪拌羽根は、ほぐし羽根のほぐし棒の先端が描く外周円と攪拌羽根のほぐし棒の先端が描く外周円とを近接させて配設していることを特徴とする請求項3記載の米飯ほぐし装置。
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