JP4924723B2 - 文書データ生成装置、及び、プログラム - Google Patents
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また、近年では、携帯電話等の通信端末における電子メール作成機能として、上記の記述言語を用いた文書作成機能を有するものが存在している。
詳細には、上記の通信端末は、文書に予め記憶されたGIF(Graphics Interchange Format)形式の画像ファイルを挿入して表示される電子文書を装飾し、表示内容を見栄え良くする技術が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、同様に電子文書の表現力を豊かにするという目的においては、プレーンテキスト形式の文書に、内蔵するカメラで撮影した短時間の動画ファイル添付したり(例えば、特許文献2参照)、絵文字アイコンをメール本文に混在させるという技術も採用されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、通信端末のユーザからはこれら2つの形式は表示上は類似して見えるため、メール文書を生成する際、どのような装飾が可能なのか、または不可能なのかの判断が容易でなく、特に、撮像処理により取得した静止画や動画を添付する場合、どのような添付方法が望ましいのか判断が困難であるという問題がある。
図1は、本発明を適用した撮像機能を有する携帯通信端末の回路構成を示すものである。同図において、携帯通信端末は回路全体を制御する制御部1を備えており、これを中心に、プログラムメモリ2、信号処理部5、音声処理部8、撮像処理部11、表示制御部13、キー入力部14、及び、メモリ15がバス100を介して相互に電気的に接続されている。
プログラムメモリ2は、携帯通信端末を動作させるため制御部1が実行するプログラムを記憶する。より具体的には図2に示すように、本発明の各構成を制御部1に実行させるための各種プログラムを記憶する記憶部(撮像処理プログラム記憶部201、画像処理プログラム記憶部202、ハイパーテキスト形式メール編集プログラム記憶部203、プレーンテキスト形式メール編集プログラム記憶部204、及び、通信処理プログラム記憶部205)を有する他、他のプログラムを記憶する記憶部206を有し、制御部1からの指令に基づきこれらに記憶されたプログラムが読み出される。
尚、図2は、本発明の構成の理解を容易にするために示したものであるが、プログラムメモリ2に記憶されるプログラムの実行内容に、上記各種プログラムの実行内容を含ませても良い。
メモリ15は、制御部1がプログラムメモリ2に格納された各種プログラムを実行した際の作業メモリ(アプリケーションヒープ)として利用される他、撮像によって取得した静止画ファイル、動画ファイル、アニメーションファイルを記憶する他、ダウンロードした各種データも記憶する。
先ず、携帯通信端末は、電源投入を検出した際、プログラムメモリ2に記憶されている通信処理プログラム記憶部204からプログラムを読み出してこれを実行し、外部無線通信ネットワークとのネゴシエーション処理や通信処理を行っているものとする。
そして、メール作成モードがスタートすると、まず、生成される文書として、作成されるメール形式はプレーンテキスト形式かハイパーテキスト形式かの何れかの選択を促す選択画面を表示する(ステップS01)。そしてこの表示に応答する形としてキー入力部14のカーソルキー142、及び決定キー143の操作を検出することで、プレーンテキスト形式、又は、ハイパーテキスト形式かの何れかの選択が検出されるか判断する(ステップS02)。
そして、ステップS03による記憶保持の後、制御部1は、プログラムメモリ2のハイパーテキスト形式メール編集プログラム記憶部203、又は、プレーンテキスト形式メール編集プログラム204のうち、ステップS02の選択検出により検出された方の編集プログラムを読出してこれを実行し、表示部12に作成画面を表示させる(ステップS04)。
尚、本処理によって作成されるメールのうち、ハイパーテキスト形式については、文字の入力のみだけでなく、文字や背景色の編集、文字フォントの大小の変更、文字のスクロール、点滅、レイアウトの変更等、Html形式のタグで指定できる内容で任意に編集可能である。
動画撮影指示を検出しない場合はステップS04に移行するが、動画撮影指示を検出した場合、制御部1は更に撮像処理プログラム記憶部201、及び、画像処理プログラム記憶部202から夫々プログラムを読み出して実行し、撮像部10、及び、撮像処理部11を起動させる。
そして、入力・作成されているメール内容(電子文書)を一時メモリ15に退避保存させるとともに、撮像部10を周期的に駆動させて、逐次出力される撮像画像を表示部12にライブビュー表示するよう撮像処理部11、及び、表示制御部13を制御する(ステップS08)。
撮影指示が検出されない場合はステップS08に戻るが、撮影指示が検出された場合は、撮像部10、撮像処理部11に対し、連続的に撮像画像を取得させることによる一定時間の画像の撮り込み処理を開始させ(ステップS10)、メールへの添付が許容される容量に相当する時間である一定時間が経過したか否かを判断する(ステップS11)。
また、一定時間が経過していない場合は、ユーザーの決定キー143の操作を検出することによる撮影終了指示を検出したか否かを判断する(ステップS12)。
その後、読み出されたメール形式を示す情報が、ハイパーテキストによるメール形式か、プレーンテキストによるメール形式かを判断し(ステップS15)、ハイパーテキストによるメール形式であると判断した場合は、撮り込まれた複数の画像から、GIF形式のアニメーションファイルを生成する(ステップS16)。
である。
同図において、ステップS10〜S13の間に撮り込まれた5枚の画像111〜115が存在するとする。そして画像111〜115には被写体画像領域A1〜A5が存在するとともに、共通して被写体Bの画像領域が存在し、これらの5枚の画像から、5コマからなるGIF形式のアニメーションファイルを生成する。
そしてハイパーテキスト形式メール編集プログラムに従い、上記ステップS15にて生成されたアニメーションファイルを、GIFアイコンとして作成中のメール内容に添付するとともに、カレントカーソルの位置に生成されたアニメーションファイルをアニメーションGIFアイコンとしてインライン表示するよう記述する(ステップS17)。
同図においては、ユーザがメール本文である、
「こんにちは!
今、駅にいます。
これからそちらに向かいます。
よろしく!」
を入力生成している過程において、「今、駅にいます。」まで作成した後に、一旦作成を終了させて動画撮影を行い、その後、「これからそちらに向かいます。」を再度入力した場合を示している。
また、121には本メールの送信あて先を示すメールアドレスが、122にはメールサブジェクト「こんにちは!」が、123には本メールに添付されるファイル(アニメーションファイル)のファイル名が、そして、124には、メール本文である、
「こんにちは!
今、駅にいます。
これからそちらに向かいます。
よろしく!」
と「今、駅にいます。」と「これからそちらに向かいます」との間に、GIFアイコンとしてアニメーションファイルの内容125が挿入され表示されている。
そしてプレーンテキスト形式メール編集プログラムに従い、上記ステップS18にて生成された動画ファイルを作成中のメールに添付する(ステップS19)。
同図においては、121には本メールの送信あて先を示すメールアドレスが、122にはメールサブジェクト「こんにちは!」が、127には本メールに添付されるファイル(動画ファイル)のファイル名が、そして、メール本文が表示されている。
そして、ステップS17、S19の処理の後、再度ステップS04に移行する。
また、ステップS06にて、メールの作成終了指示を検出した場合は、更に送信指示を検出したか否かを判断する(ステップS20)。
また上記のケースにおいては、作成前にメール形式を設定する必要が無いため、更に利便性が向上するというメリットが得られる。
2 プログラムメモリ
10 撮像部
11 撮像処理部
12 表示部
13 表示制御部
125 アニメーションファイル
203 ハイパーテキスト形式メール編集プログラム記憶部
204 プレーンテキスト形式メール編集プログラム記憶部
Claims (2)
- 生成すべき文書の形式を設定する設定手段と、
撮像手段と、
この撮像手段に対し連続的に画像を撮像するよう制御する撮像制御手段と、
前記設定手段によって設定された文書の形式が、文章の論理構造や見栄えを表示文書とともに記述する記述言語を用いた形式である場合、前記連続的に撮像された画像から、アニメーションファイルを生成する第1の生成手段と、
前記設定手段によって設定された文書の形式が、プレーンテキスト形式である場合、前記連続的に撮像された画像から動画ファイルを生成する第2の生成手段と、
前記第1の生成手段、又は、前記第2の生成手段によって生成されたものを生成すべき文書に添付するよう制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする文書データ生成装置。 - コンピュータを、
生成すべき文書の形式を設定する設定手段、
撮像部に対し連続的に画像を撮像するよう制御する撮像制御手段、
前記設定手段によって設定された文書の形式が、文章の論理構造や見栄えを表示文書とともに記述する記述言語を用いた形式である場合、前記連続的に撮像された画像から、アニメーションファイルを生成する第1の生成手段、
前記設定手段によって設定された文書の形式が、プレーンテキスト形式である場合、前記連続的に撮像された画像から動画ファイルを生成する第2の生成手段、
前記第1の生成手段、又は、前記第2の生成手段によって生成されたものを生成すべき文書に添付するよう制御する制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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