JP4923810B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、水素と酸素との電気化学反応により電気エネルギーを発生させる燃料電池を備える燃料電池システムに関するもので、空調等のための冷凍サイクルを搭載している車両、船舶及びポータブル発電機等の移動体用発電機に適用して有効である。
燃料電池を走行用駆動源とする燃料電池車両では、燃料電池の冷却水温度が約80℃であり、内燃機関の冷却水温度(約100℃)と比較すると低くなっている。このため、車室内の暖房用熱源として燃料電池の冷却水のみを用いる場合には、充分な暖房能力が得られないことがある。
また、冷凍サイクル(ヒートポンプ)を車室内の暖房用熱源として用いるシステムが知られている(特許文献1参照)。このシステムでは、暖房時の暖房能力を向上させるために、過給空気の廃熱を冷凍サイクルに回収するようになっている。
特表2005−511373号公報
通常、燃料電池に供給される空気(酸化剤ガス)は過給され高温となっているため、燃料電池から排出される排出空気の廃熱を冷凍サイクルに回収することが考えられる。しかしながら、燃料電池の排出空気には水分が多く含まれるため、冷凍サイクルの冷媒温度が氷点以下となった場合には、排出空気中の水分が凍結して熱交換率が低下したり、最終的には排出空気が通過する配管が閉塞して燃料電池が運転できなくなるという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、燃料電池の排出空気の廃熱を冷凍サイクルに回収する際に、排出空気中の水分が凍結することを防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、酸化剤ガスと燃料ガスを電気化学反応させて発電する燃料電池(100)と、燃料電池(100)に供給された酸化剤ガスのうち電気化学反応に用いられなかった酸化剤ガスが外部に排出される際に通過する酸化剤ガス排出経路(301)と、冷媒が循環する冷媒循環経路(500)と、冷媒を冷媒循環経路に圧送する冷媒圧縮機(501)と、外気と冷媒圧縮機から吐出された冷媒とを熱交換する外気−冷媒熱交換器(502)と、酸化剤ガス排出経路を流れる酸化剤ガスと冷媒循環経路を流れる冷媒との間で熱交換を行う酸化剤−冷媒熱交換器(508)と、冷媒循環経路における冷媒圧縮機と酸化剤−冷媒熱交換器との間で冷媒の減圧を行う第1減圧弁(509)と、冷媒循環経路における酸化剤−冷媒熱交換器と冷媒−外気熱交換器との間で冷媒の減圧を行う第2減圧弁(510)とを備え、酸化剤−冷媒熱交換器により酸化剤ガスから冷媒に伝熱される場合に、第1減圧弁で減圧された冷媒の温度が酸化剤ガスに含まれる水分が凍結しない所定温度以上となるように、第1減圧弁による冷媒の減圧が行われることを特徴としている。
このように、酸化剤−冷媒熱交換器の上流側と下流側で二段階の減圧を行い、一段目の減圧では冷媒が所定温度以上となるように冷媒圧力を調整することで、酸化剤−冷媒熱交換器で熱交換を行った際に、酸化剤ガスに含まれる水分が凍結することを防止できる。これにより、燃料電池から排出された酸化剤ガスに含まれる水分が配管内で凍結することによる不具合を回避できる。
また、所定温度は0℃とすることで、酸化剤−冷媒熱交換器により酸化剤ガスから冷媒に伝熱される場合に、第1減圧弁で減圧された冷媒の温度が酸化剤ガスに含まれる水分が凍結しないようにすることができる。
また、酸化剤−冷媒熱交換器で酸化剤ガスから冷媒に伝熱する場合に、第2減圧弁で減圧された冷媒の温度が外気温以下となるように、第2減圧弁による冷媒の減圧が行われるようにすることで、外気から冷媒に吸熱することができる。
また、冷媒−外気熱交換器の出口側冷媒を減圧する第3減圧弁(504)と、第3減圧弁により減圧された低圧冷媒を蒸発させ、室内に供給される空調用空気を冷却するように構成された蒸発器(505)とを備え、第1減圧弁と第2減圧弁は、それぞれ開度が調整可能に構成されており、蒸発器により空調用空気の冷却が行われる場合に、第1減圧弁と第2減圧弁は全開にされるようにすることができる。これにより、冷凍サイクルを冷房用に用いる場合に、冷媒−外気熱交換器(502)に高温高圧の冷媒を流入させることができる。
また、酸化剤ガス排出経路を流れる酸化剤ガスの熱を外気に放出する酸化剤ガス放熱器(305)を酸化剤ガス排出経路に設けることで、酸化剤ガスを冷却することができる。これにより、冷凍サイクルを冷房用に用いる場合に、酸化剤ガスに伝熱させて冷媒温度を低下させることができ、サイクル効率を向上させることができる。
また、酸化剤ガス放熱器に外気を送風する送風ファン(306)を設けることで、酸化剤ガスを効率よく冷却することができる。
また、酸化剤ガス排出経路を流れる酸化剤ガスが酸化剤ガス放熱器をバイパスすることができる第1バイパス経路(308)を設けることで、例えば冷凍サイクルを暖房用に用いる場合に、酸化剤ガスの温度が低下させることがないので、酸化剤ガスの廃熱を有効利用することができる。
また、酸化剤ガス排出経路を流れる酸化剤ガスが酸化剤ガス−冷媒熱交換器をバイパスすることができる第2バイパス経路(317)を設けることで、第1減圧弁で減圧された冷媒の温度が第1所定温度より低温となった場合に、酸化剤ガス−冷媒熱交換器をバイパスさせて酸化剤ガスに含まれる水分が凍結することを防止できる。
また、酸化剤ガス排出経路から外部に排出された酸化剤ガスに含まれる水分により結露が発生することを検出する結露検出センサ(316)を備え、結露検出センサ(316)により結露が発生することが検知された場合には、酸化剤ガス放熱器での放熱量を増大させることで、酸化剤ガスが外部に排出された際に白霧を発生させることを防止できる。これにより、燃料電池システムを車両に搭載した場合には、視界が悪化して安全性が低下することを防止できる。結露検出センサとしては、露点計を用いることができる。
また、結露検出センサは、酸化剤ガス排出経路から外部に排出される酸化剤ガスが通過する配管(316a)と、配管の内壁に設けられた鏡面(316d)と、鏡面に対して発光する発光部(316e)と、鏡面で反射した光を受光する受光部(316f)と、鏡面と外気との間で伝熱を行う伝熱手段(316b、316c)とを設けることで、鏡面は外気温と同じ温度となる。これにより、簡易な構成で酸化剤ガスが外部に排出された際に結露が発生するかどうかを検出可能となる。
また、鏡面を配管における鉛直方向の上部の内壁に設けることで、配管の内壁に水滴が付着した場合にも、水滴による誤検知を防ぐことができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図8に基づいて説明する。本実施形態は、本発明の燃料電池システムを、燃料電池を電源として走行する電気自動車(燃料電池車両)に適用した例である。
図1は、本実施形態の燃料電池システムの概念図である。図1に示すように、本実施形態の燃料電池システムは、水素と酸素との電気化学反応を利用して電力を発生する燃料電池100を備えている。本実施形態では燃料電池100として固体高分子型燃料電池を用いており、基本単位となるセルが複数積層されて構成されている。なお、本発明は固体高分子型以外の燃料電池にも適用可能である。
燃料電池100では、以下の水素と酸素の電気化学反応が起こり電気エネルギーが発生する。なお、水素が本発明の燃料ガスに相当し、酸素(空気)が本発明の酸化剤ガスに相当している。
アノード(水素極)2H2→4H++4e−
カソード(酸素極)4H++O2+4e−→2H2
全体 2H2+O2→2H2
燃料電池システムには、車外の気温を検出する外気温センサ101と車内の気温を検出する内気温センサ102が設けられている。
燃料電池システムには、燃料電池100の水素極(アノード)に供給される水素ガスが通過する水素供給経路200と、燃料電池100の水素極から排出される水素極側排ガスが通過する水素排出経路201が設けられている。水素供給経路200の最上流部には、燃料電池100の水素極に水素ガスを供給するための水素供給装置(図示せず)が設けられている。水素供給装置として、高圧の水素が充填された水素タンクを用いることができる。
水素供給経路200には水素供給弁202が設けられ、水素排出経路201には、水素排出弁203が設けられている。燃料電池100に水素を供給する際には、図示しない水素供給装置からの水素が水素供給経路200に導入され、燃料電池100に適した圧力に水素供給弁202で調圧され、燃料電池100の水素極(アノード)に水素ガスが供給される。未反応水素ガス、蒸気(あるいは水)および空気極から固体高分子膜を通過して混入した窒素、酸素などは、水素排出弁203を開くことで水素排出経路201から排出される。
燃料電池システムには、燃料電池100の酸素極に供給される酸素ガス(空気)が通過する空気供給経路300と、燃料電池100の酸素極から排出される排出空気が通過する空気排出経路301が設けられている。なお、空気排出経路301が本発明の酸化剤ガス排出経路に相当している。
空気供給経路300には、空気を供給するための空気供給装置302が設けられている。本実施形態では、空気供給装置302として空気圧縮機を用いている。空気供給装置302は図示しないモータにより回転駆動される。
また、発電時における電気化学反応のために、燃料電池100内の固体高分子膜を水分を含んだ湿潤状態にしておく必要がある。このため、空気供給経路300における空気供給装置302の下流側には、燃料電池100に供給される空気に加湿するための加湿装置303が設けられている。加湿装置303は、空気排出経路301を通過する燃料電池100から排出空気に含まれる水分を用いて、空気供給装置302の吐出後の空気を加湿する。
空気排出経路301には、燃料電池100の空気極が所望の圧力になるよう空気の排気圧力(燃料電池100の背圧)を調整する調圧弁304が設けられている。空気排出経路301には、燃料電池100から排出された空気の放熱を行うための空気用放熱器305が設けられている。空気用放熱器305は、車両走行時の走行風による動圧(ラム圧)を受ける位置に配置されており、外気と空気排出経路301内の排出空気との熱交換を行い、空気排出経路301内の排出空気の熱を外部に放出するように構成されている。なお、空気用放熱器305が本発明の酸化剤ガス放熱器に相当している。
空気用放熱器305には、モータ307により回転される送風ファン306が設けられている。空気排出経路301には、空気用放熱器305をバイパスする放熱器バイパス経路308が設けられている。空気排出経路301と放熱器バイパス経路308との分岐点には、空気の流路を空気用放熱器305または放熱器バイパス経路308に切り替える空気流路切替弁309が設けられている。なお、放熱器バイパス経路が本発明の第1バイパス経路に相当している。
空気排出経路301における空気用放熱器305の下流側には、後述の空気−冷媒熱交換器508が設けられている。空気−冷媒熱交換器508は、空気排出経路301内の空気と、後述する冷凍サイクルの冷媒との間で熱交換を行うように構成されている。なお、空気−冷媒熱交換器508が本発明の酸化剤−冷媒熱交換器に相当している。
空気排出経路301には、空気用放熱器305の下流側であって空気−冷媒熱交換器508の上流側に第1気液分離器310が設けられ、空気−冷媒熱交換器508の下流側に第2気液分離器311が設けられている。これらの気液分離器310、311は、熱交換器305、空気−冷媒熱交換器508で空気排出経路301内の排出空気が冷却されることに伴って凝縮する水分を排出空気から分離するように構成されている。気液分離器310、311で分離された水分は、水分回収経路312、313を介して貯水タンク314に貯められる。貯水タンク314に貯められた水は、燃料電池100の加湿に用いることができ、さらに改質装置を用いて燃料電池100の燃料である水素を発生させる場合には、改質装置に用いることもできる。貯水タンク314には、貯水量を検出する貯水量検出センサ315が設けられている。貯水量検出センサ315は、例えば液面を検出する液面センサとして構成することができ、液面センサとしては、静電容量式、光学式、フロート式などを用いることができる。
空気排出経路301内の空気が外気に放出されたときに、空気中の水分が結露した場合には、白霧となって視界が悪化する。このため、本実施形態では、空気排出経路301における最下流部に結露検出センサ316が設けられている。結露検出センサ316は、空気排出経路301内の空気が外気に放出された場合に、空気中の水分が結露するかどうかを判定するためのものである。結露検出センサ316は、公知の露点計から構成されている。
燃料電池100は発電に伴い発熱を生じる。このため、燃料電池システムには、燃料電池100を冷却して作動温度が効率の良い温度(80℃前後)となるよう冷却システムが設けられている。冷却システムには、燃料電池100に冷却水(熱媒体)を循環させる冷却用冷却水経路400、冷却用冷却水経路400に冷却水を圧送する第1ウォータポンプ401、モータ404により回転されるファン403を備えた冷却水用放熱器402が設けられている。冷却水としては、例えばエチレングリコール水溶液を用いることができる。
第1ウォータポンプ401は図示しないモータにより所望の回転数に制御され、燃料電池100に冷却水を循環させる。冷却水用放熱器402は、後述する冷凍サイクルの冷媒−外気熱交換器502とともに、車両走行時の走行風による動圧(ラム圧)を受ける位置(例えば車両前端)に配置されており、冷却水用放熱器402および冷媒−外気熱交換器502に供給される空気を増加させている。冷却水用放熱器402とファン403の周囲にはファンシュラウド405が設けられている。ファンシュラウド405は、ファン403による誘起される空気流が冷却水用放熱器402および冷媒−外気熱交換器502に流れるように空気流をガイドしてファン405の送風効率を向上させるものである。
冷却用冷却水経路400には、冷却水を冷却水用放熱器402をバイパスさせるための冷却水バイパス経路406が設けられている。冷却用冷却水経路400と冷却水バイパス経路406との合流点には、冷却水バイパス経路406に流れる冷却水流量を調整するための冷却水流路切替弁407が設けられている。冷却水流路切替弁407は、電動制御弁を好適に用いることができるが、サーモスタットのような機械式弁を用いてもよい。また、冷却用冷却水経路400における燃料電池100の出口側近傍には、燃料電池100から流出した冷却水の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ408が設けられている。
燃料電池100で発生した熱は、冷却水を介して冷却水用放熱器402で系外に排出される。このような冷却系によって、第1ウォータポンプ401による流量制御、ファン403による風量制御、冷却水流路切替弁407による冷却水用放熱器402でのバイパス流量制御により、燃料電池100の温度制御を行うことができる。
冷却用冷却水経路400には、ヒータコア410に冷却水を循環させる温調用冷却水経路409が設けられている。温調用冷却水経路409は、冷却用冷却水経路400における第1ウォータポンプ401の下流側から分岐し、冷却用冷却水経路400における燃料電池100の下流側に合流している。温調用冷却水経路409には、温調用冷却水経路409に冷却水を圧送する第2ウォータポンプ411が設けられている。第2ウォータポンプ411は、図示しないモータにより所望の回転数に制御され、ヒータコア410に冷却水を循環させる。
温調用冷却水経路409には、ヒータコア410と冷却用冷却水経路400とを分離して、冷却水をヒータコア410のみ循環させる温調用冷却水バイパス経路412が設けられている。温調用冷却水経路409と温調用冷却水バイパス経路412との分岐点には、ヒータコア410側に流れる冷却水の供給元を冷却用冷却水経路400側あるいは温調用冷却水バイパス経路412側に切り替える温調用流路切替弁413が設けられている。温調用冷却水経路409におけるヒータコア410の下流側であって温調用冷却水バイパス経路412との分岐点との上流側には、後述の冷凍サイクルの水−冷媒熱交換器507が設けられている。
温調用流路切替弁413を温調用冷却水バイパス経路412側に切り替えた場合には、第2ウォータポンプ411を駆動することによって温調用冷却水経路409→ヒータコア410→温調用冷却水経路409→温調用冷却水バイパス経路412→温調用流路切替弁413→第2ウォータポンプ411の順に冷却水が流れる閉ループ回路を形成することができる。温調用流路切替弁413を冷却用冷却水経路400側に切り替えた場合には、第2ウォータポンプ411を駆動しなくても、第1ウォータポンプ401を駆動することで、燃料電池100を循環している冷却水の一部をヒータコア410や水−冷媒熱交換器507に供給することができる。第1ウォータポンプ401のみを駆動させた場合に温調用冷却水経路409での冷却水流量が少ない場合は、第1ウォータポンプ401と同時に第2ウォータポンプ411を駆動してもよい。
燃料電池システムには、車室内の暖房および冷房を行うための冷凍サイクルを備えている。冷凍サイクルには、冷媒が循環する冷媒循環経路500が設けられている。冷媒循環経路500は、内部に冷媒が封入された配管として構成されている。冷媒としては、例えばHFC−134aやCO2などを用いることができる。
冷媒循環経路500には、その経路内に、冷媒圧縮機501、冷媒−外気熱交換器502、アキュムレータ503、冷房用膨張弁504、蒸発器505等が設けられている。冷媒圧縮機501は、気体状態の冷媒を圧縮して吐出するように構成されている。冷媒−外気熱交換器502は冷媒と外気とを熱交換する室外熱交換器であり、冷却系の冷却水用放熱器402と重なるように配置されている。アキュムレータ503は、気体状態の冷媒と液体状態の気体を分離し、気体状態の冷媒を冷媒圧縮機501に導入させる機能を有している。アキュムレータ503内部には余分な冷媒が貯蔵される。アキュムレータ503は、U字状配管の下部にオイル流入用の孔があいており、潤滑のためのオイルが冷媒圧縮機501に供給されるようになっている。
冷媒循環経路500における蒸発器505の上流側には冷房用膨張弁504が設けられている。冷房用膨張弁504は、液体状態の冷媒を低圧に減圧し、低圧の気液2相状態とするように構成されている。冷房用膨張弁504は機械式膨張弁であり、蒸発器505の出口冷媒温度に応じて冷媒流量を調整し、蒸発器505の出口冷媒の過熱度が所定の値に近づくようにしている。冷房用膨張弁504からの低圧冷媒は蒸発器505に流入する。蒸発器505に流入した低圧冷媒は空調ケース600内の空気から吸熱して蒸発する。なお、冷房用膨張弁504が本発明の第3減圧弁に相当している。
冷媒循環経路500には、冷凍サイクルの効率を向上させるための内部熱交換器506が設けられている。内部熱交換器506は、冷媒圧縮機501の上流側の低圧冷媒と冷媒−外気熱交換器502の下流側の高圧冷媒との熱交換を行って、蒸発器505の出入口間の冷媒エンタルピ差を増加させるように構成されている。内部熱交換器506は、冷凍サイクルの効率(COP)を向上させるため必要に応じて設ければよく、省略することもできる。
冷媒循環経路500における冷媒圧縮機501と冷媒−外気熱交換器502の間には、水−冷媒熱交換器507が設けられている。水−冷媒熱交換器507は、冷却用冷却水経路400内を流れる冷却水と冷媒循環経路500内を流れる冷媒との間で熱交換を行うように構成されている。冷媒循環経路500における水−冷媒熱交換器507と冷媒−外気熱交換器502との間には、空気−冷媒熱交換器508が設けられている。空気−冷媒熱交換器508は、空気排出経路301内を流れる空気と、冷媒循環経路500内を流れる冷媒との間で熱交換を行うように構成されている。
冷媒循環経路500における水−冷媒熱交換器507と冷媒−外気熱交換器502との間には、2つの膨張弁509、510が設けられている。上流側膨張弁509と下流側膨張弁510との間には、上述の空気−冷媒熱交換器508が設けられている。これらの膨張弁509、510は、開度調整が可能であり、全開機能を有する電動式膨張弁である。冷凍サイクルで冷房を行う場合には、冷媒−外気熱交換器502に高温高圧の冷媒を流入させる必要があり、膨張弁509、510で減圧する必要がないので、膨張弁509、510を全開状態にする。なお、上流側膨張弁509が本発明の第1減圧弁に相当し、下流側膨張弁510が本発明の第2減圧弁に相当している。
冷媒循環経路500には、蒸発器505をバイパスさせるためのバイパス経路511が設けられている。冷媒循環経路500とバイパス経路511との分岐点には、冷媒の流路を蒸発器505側あるいはバイパス経路511側に切り替える冷媒流路切替弁512が設けられている。
燃料電池システムには、車室内の空調を行う空調装置が設けられている。空調装置は、車室内に供給される空気が通過する空調ケース600を備えている。空調ケース600の上流部には送風ファン601が設けられており、送風ファン601は送風用モータ602により回転駆動される。空調ケース600における送風ファン601の上流側には、空調ケース600内に吸入される空気を内気(車室内空気)と外気(車室外空気)とに切り替える内外気切替ドア603が設けられている。
空調ケース600内における送風ファン601の直後の部位に、冷凍サイクルの冷媒が循環する蒸発器505が配置されている。空調ケース600内における蒸発器505の下流側には、冷却系の冷却水が循環するヒータコア410が設けられている。空調ケース600内におけるヒータコア410が設けられている部位は、エアミックスドア604が設けられている。エアミックスドア604は、ヒータコア410を通過する空気量を調整することで空気の加熱量をコントロールするためのものであり、図示しない電気モータ等によって作動するように構成されている。
燃料電池システムには、各種制御を行う制御手段としての制御部(ECU)700が設けられている。制御部700は、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータとその周辺回路にて構成されている。制御部700には、外気温センサ101、内気温センサ102、貯水量検出センサ315、温度センサ408等から検出信号が入力される。さらに制御部700には、車室内の空調コントロールパネルに設けられた空調モード切替スイッチ(図示せず)からの信号も入力される。また、制御部700は、演算結果に基づいて、水素供給弁202、水素排出弁203、空気供給装置302、調圧弁304、モータ307、空気流路切替弁309、ウォータポンプ401、411、モータ404、冷却水流路切替弁407、冷媒流路切替弁512、内外気切替ドア603、エアミックスドア604等に制御信号を出力する。なお、本実施形態では、燃料電池システムの制御および空調制御を同一の制御部700で制御しているが、それぞれ個別にECUを設けて異なるECU間で通信を行うようにしてもよい。
次に、本実施形態の空調制御を図2〜図8に基づいて説明する。図2、図3、図5、図7、図8のフローチャートは、制御部700のCPUがROM等に記憶されたプログラムにしたがって行う処理を示している。図2は、空調モード切り替え処理の流れを示すフローチャートである。空調モード切替処理は、乗員が空調モード切替スイッチ(図示せず)を操作することにより行われる。あるいは、空調コントロールパネルに設けられた温度コントロールレバー(図示せず)の値、冷凍サイクルスイッチ(図示せず)の状態、検出した外気温度、内気温度等により、モードを演算により自動判定してもよい。
図2に示すように、モード切替スイッチからの信号を読み込み(S100)、選択された空調モードが暖房モードであるか否か判定する(S200)。この結果、選択された空調モードが暖房モードであると判定された場合には(S200:YES)、暖房制御を行う(S300)。一方、選択された空調モードが暖房モードでないと判定された場合には(S200:NO)、選択された空調モードが冷房モードであるか否か判定する(S400)。
この結果、選択された空調モードが冷房モードであると判定された場合には(S400:YES)、冷房制御を行う(S500)。一方、選択された空調モードが冷房モードでないと判定された場合には(S400:NO)、選択された空調モードが除湿モードであるか否か判定する(S600)。
この結果、選択された空調モードが除湿モードであると判定された場合には(S600:YES)、除湿制御を行う(S700)。一方、選択された空調モードが除湿モードでないと判定された場合には(S600:NO)、空調オフ制御を行う(S800)。
〔暖房モード〕
次に、暖房モード時の空調制御について説明する。図3は、暖房モード時の空調制御の流れを示すフローチャートである。図4は、暖房制御時の冷凍サイクルのモリエル線図である。
図3に示すように、まず、温度センサ408で燃料電池100出口の冷却水温度Twを検出する(S301)。次に、冷却水温度Twが第1所定水温T1を上回っているか否かを判定する(S302)。第1所定水温T1は、冷却水温度Twが車室内の暖房に利用可能な温度であるか判定を行うための基準値であり、冷却水のみを用いて車室内の暖房を行った場合に暖房感が得られる水温として設定される。第1所定水温は、例えば60℃以上に設定することができる。
S302の判定処理の結果、冷却水温度Twが第1所定水温T1を上回っていると判定された場合には(S302:YES)、冷却水のみで暖房可能と判断できる。このため、温調用流路切替弁413により冷却用冷却水経路400と温調用冷却水経路409とを接続し、燃料電池100により加熱された冷却水をヒータコア410に流入させる(S303)。これにより、冷却用冷却水経路400の冷却水がヒータコア410に流入することになる。上述のように、燃料電池100の発電中は、第1ウォータポンプ401が駆動されているため、第1ウォータポンプ401によって送られた冷却水が温調用冷却水経路409側にも流入する。第1ウォータポンプ401のみでは冷却水流量が不足する場合に第2ウォータポンプ411を駆動すればよい。
さらに、送風用モータ602を駆動するとともに、エアミックスドア604の開度を目標空調温度に応じて制御し、ヒータコア410を通過する空調用空気の割合を調整する(S304)。ヒータコア410に空調用空気が通過することで、冷却水の熱がヒータコア410により空調用空気に伝熱され空調用空気が加熱される。これにより、車室内の暖房を行うことができる。
ヒータコア410にて放熱した冷却水は、温調用冷却水経路409を通って、冷却用冷却水経路400に戻る。このような作動を行うことで、燃料電池100の発電に伴い発生した廃熱を暖房に用いることができるので、暖房に必要な消費エネルギーを削減でき、結果として車両効率を向上できる。
次に、貯水量検出センサ315で貯水タンク314の貯水量Vwを検出し(S305)、貯水量Vwが所定貯水量V1を上回っているか否かを判定する(S306)。所定貯水量V1は、例えば燃料電池100の発電のために最低限確保しておく必要がある水量として設定される。
S306の判定処理の結果、貯水量Vwが所定貯水量V1を上回っていると判定された場合には(S306:YES)、貯水量Vwに余裕があると判断できる。このため、空気排出経路301内の空気が外部に排出された際に発生する結露量Zsを検出し(S307)、結露量Zsが所定結露量Z1よりも大きいか判定する(S308)。結露量Zsは、結露検出センサ316で検出した露点と外気温センサ101で検出した外気温とに基づいて求めることができる。所定結露量Z1は、例えば排出空気中の水分が結露して白霧が発生した場合に走行に影響を及ぼすかどうかの閾値として設定してもよい。
S308の判定処理の結果、結露量Zsが所定結露量Z1よりも大きいと判定された場合には(S308:YES)、空気流路切替弁309を熱交換器305側に切り替え、ファン306を回転駆動させて、熱交換器305に送風する(S309)。これにより、燃料電池100の排出空気が熱交換器305で冷却され、排出空気に含まれる水蒸気の一部を凝縮させることができ、車外で排出空気中の水分が結露して白霧が発生することを防止できる。
一方、結露量Zsが所定結露量Z1よりも大きくないと判定された場合には(S308:NO)、空気流路切替弁309を放熱器バイパス経路308側に切り替える(S310)。これにより、燃料電池100の排出空気が熱交換器305で冷却されないまま、車外に放出される。
上記S306の判定処理の結果、貯水量Vwが所定貯水量V1を上回っていないと判定された場合には(S306:NO)、貯水量Vwに余裕がないと判断できる。このため、空気流路切替弁309を熱交換器305側に切り替え、ファン306を回転駆動させて、熱交換器305に送風する(S309)。これにより、燃料電池100の排出空気に含まれる水蒸気の一部を凝縮させ、貯水タンク314の貯水量を増大させることができる。
上記S302の判定処理の結果、冷却水温度Twが第1所定水温T1を上回っていないと判定された場合には(S302:NO)、冷凍サイクル(ヒートポンプ)による暖房が必要と判断できる。このため、温調用流路切替弁413により温調用冷却水バイパス経路412と温調用冷却水経路409とを接続し、温調用冷却水経路409のみを循環する冷却水をヒータコア410に流入させる(S311)。さらに、送風用モータ602を駆動するとともに、エアミックスドア604の開度を目標空調温度に応じて制御し、ヒータコア410を通過する空調用空気の割合を調整する(S312)。
次に、膨張弁509、510の制御を開始し、冷媒流路切替弁512をバイパス経路511側に切り替え、冷媒圧縮機501を駆動させ、冷凍サイクルを暖房用に作動させる(S313)。
ここで冷凍サイクルを暖房用に用いた場合の冷凍サイクルの作動を、図4のモリエル線図を用いて説明する。冷媒圧縮機501にて吐出された高温高圧の冷媒は、水−冷媒熱交換器507に入り、その熱を温調用冷却水経路409内の冷却水側に伝熱する。高温の冷媒により加熱された冷却水は、温調用冷却水経路409→温調用冷却水バイパス経路412→温調用流路切替弁413→温調用冷却水経路409→ヒータコア410の順に流れ、ヒータコア410で空調用空気に伝熱する。ヒータコア410で昇温された空調用空気は車室内に供給され、暖房に用いられる。これにより、冷凍サイクルで発生した熱を利用して車室内の暖房を行うことができる。
次に上流側膨張弁509の開度を制御して、冷媒温度が第1所定温度以上となるように冷媒圧力を制御する。第1所定温度は、空気−冷媒熱交換器508で冷媒循環経路500内の冷媒と空気排出経路301内の空気との間で熱交換した際に、空気排出経路301内の空気中に含まれる水分が凍結しない温度であればよい。本実施形態では、第1所定温度を0℃としている。冷媒圧力は、冷媒が0℃以上となる範囲内で、空気−冷媒熱交換器508での吸熱量に応じて変化させても良い。上流側膨張弁509で減圧された冷媒(図4では気液二層流)は空気−冷媒熱交換器508に入り、燃料電池100の排出空気の熱を潜熱として吸収する。一方、空気排出経路301内を流れる空気は、冷媒により冷却されて降温する。
冷凍サイクルによる暖房を行う場合には、冷媒が冷媒−外気熱交換器502で外気の熱を吸収する必要がある。このため、下流側膨張弁510の開度を制御して、冷媒温度が第2所定温度以下となるように冷媒圧力を制御する。本実施形態では、第2所定温度を外気温センサ101にて検出した外気温としている。図4のモリエル線図では、外気温が−30℃の例を示しており、下流側膨張弁510では、−30℃以下の冷媒温度になるように冷媒を減圧している。そして、冷媒−外気熱交換器502に入り、−30℃の外気から熱を吸収し、バイパス経路511を通って、アキュムレータ503に入り内部熱交換器506を通過して冷媒圧縮機501に戻ることで冷凍サイクルが形成されている。なお、内部熱交換器506では、冷媒−外気熱交換器502通過後の高圧冷媒が流れていないので、熱交換は行われない。
次に、貯水量検出センサ315で貯水タンク314の貯水量Vwを検出し(S314)、貯水量Vwが所定貯水量V1を上回っているか否かを判定する(S315)。この結果、貯水量Vwが所定貯水量V1を上回っていないと判定された場合には(S315:NO)、空気流路切替弁309を熱交換器305側に切り替え、ファン306を回転駆動させて、熱交換器305に送風する(S316)。これにより、燃料電池100の排出空気に含まれる水蒸気の一部を凝縮させることができ、貯水タンク314の貯水量を増大させることができる。
一方、貯水量Vwが所定貯水量V1を上回っていると判定された場合には(S315:YES)、空気流路切替弁309を放熱器バイパス経路308側に切り替える(S317)。これにより、燃料電池100の排出空気が熱交換器305で冷却されることなく空気−冷媒熱交換器508に流入し、排出空気の廃熱により冷媒を加熱することができる。
以上の暖房制御を行うことで、燃料電池100の排出空気に含まれる廃熱(顕熱および水蒸気凝縮による潜熱を含む)を冷凍サイクルの冷媒で回収しつつ車室内の暖房を行うことができる。さらに、空気−冷媒熱交換器508の上流側と下流側で二段階の減圧を行い、一段目の減圧では冷媒が0℃以上となるように冷媒圧力を調整することで、空気−冷媒熱交換器508で熱交換を行った際に、空気排出経路301内の排出空気に含まれる水分が凍結することを防止できる。これにより、燃料電池100の排出空気に含まれる水分が配管内で凍結することによる不具合を回避できる。
また、冷却水に含まれる燃料電池100の廃熱を車室内の暖房に直接利用できるときは、冷媒圧縮機501を駆動しないので車両効率を向上させることができる。さらに、必要に応じて排出空気を冷却することで、排出空気に含まれる水蒸気が車外で白霧となることを防止できる。これにより、視界が悪化して安全性が低下することを回避できる。冷凍サイクルによる暖房を行う場合には、空気−冷媒熱交換器508で空気が冷却されるので、空気中に含まれる水分を凝縮させることができ、排出空気に含まれる水蒸気が車外で白霧となることを防止できる。
また、貯水タンク314の貯水量も監視しているので、例えば燃料電池100の加湿用の水が不足して、燃料電池100の発電ができなくなることを回避できる。なお、本実施形態では、燃料電池100の加湿を加湿装置303で行っているが、液体の水を用いて直接燃料電池100内部に投入して、加湿と冷却を行う場合もあり、この場合貯水タンク314の貯水量の管理はさらに重要になる。
〔冷房モード〕
次に、冷却モード時の空調制御について説明する。図5は、冷房モード時の空調制御の流れを示すフローチャートである。図6は、冷房制御時の冷凍サイクルのモリエル線図である。
図5に示すように、まず、温度センサ408で燃料電池100出口の冷却水温度Twを検出する(S501)。次に、冷却水温度Twが第2所定水温T2を下回っているか否かを判定する(S502)。第2所定水温T2は、冷却水側に冷凍サイクルの熱を捨てることができるか判定を行うための基準値であり、冷却系の許容冷却水温度より低い値に設定される。第2所定水温は、例えば75℃以下に設定することができる。
S502の判定処理の結果、冷却水温度Twが第2所定水温T2を下回っていると判定された場合には(S502:YES)、冷凍サイクルの熱を冷却水側に放熱可能と判断できる。このため、温調用流路切替弁413により冷却用冷却水経路400と温調用冷却水経路409とを接続し、燃料電池100により加熱された冷却水をヒータコア410に流入させる(S503)。これにより、冷却用冷却水経路400の冷却水がヒータコア410に流入することになる。必要に応じて第2ウォータポンプ411を駆動する。
一方、S502の判定処理の結果、冷却水温度Twが第2所定水温T2を下回っていないと判定された場合には(S502:NO)、冷凍サイクルの熱を冷却水側に放熱不可能と判断できる。このため、流路切替弁413により温調用冷却水経路409とバイパス経路412とを接続する(S504)。このとき冷却用冷却水経路400は、温調用冷却水経路409およびバイパス経路412とは接続していない。これにより、水−冷媒熱交換器507を燃料電池100の冷却回路から切り離すことができるので、冷凍サイクルの熱が燃料電池100の冷却回路に浸入して冷却水温度が上昇することを防止でき、燃料電池100の冷却性能の悪化を防ぐことができる。
次に、送風用モータ602を駆動するとともに、エアミックスドア604の開度を目標空調温度に応じて制御し、ヒータコア410を通過する空調用空気の割合を調整する(S505)。
次に、膨張弁509、510を全開とし、冷媒流路切替弁512を蒸発器505側に切り替え、冷媒圧縮機501を駆動させ、冷凍サイクルを冷房用に作動させる(S506)。そして、空気流路切替弁309を熱交換器305側に切り替えファン307を駆動し、空気排出経路301を流れる排出空気の温度を低下させる(S507)。
ここで冷凍サイクルを冷房用に用いた場合の冷凍サイクルの作動を、図6のモリエル線図を用いて説明する。冷媒圧縮機501にて吐出された高温高圧の冷媒は、水−冷却水熱交換器507に入り、その熱を冷却水側に放熱する。次に、冷媒は空気−冷媒熱交換器508で排気空気に放熱し、冷媒−外気熱交換器502で外気に熱を放熱する。その後に、内部熱交換器506を通過し、冷房用膨張弁504にて減圧されて低温低圧冷媒(0℃程度)となり、蒸発器505で空調用空気を冷却する。空調用空気は必要に応じてヒータコア410にて目標温度に調整され、車室内に供給される。これにより、車室内の冷房を行うことができる。
以上のように、水−冷媒熱交換器507を用いて冷媒の熱を冷却水側に放熱できるので、水−冷媒熱交換器507で放熱しない場合に比べて、サイクル効率(COP)を向上させることができる。さらに、空気−冷媒熱交換器508を用いて冷媒の熱を空気に放熱することによっても、サイクル効率を向上させることができる。また、サイクル効率だけでなく、冷房能力もアップできるので、急速に車室内を冷房することが可能となる。
また、S507で空気排出経路301の排出空気温度を低下させることで、空気−冷媒熱交換器508における冷媒から排出空気への伝熱量を増加でき、サイクル効率を向上させることができる。なお、冷房制御時において、上記暖房制御と同様、貯水タンク314の貯水量を確保する制御と排出空気中の水分が結露して車外で白霧が発生することを防止する制御(S305〜S310)を行ってもよい。
〔除湿モード〕
次に、除湿モード時の空調制御について説明する。図7は、除湿モード時の空調制御の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、まず、温度センサ408で燃料電池100出口の冷却水温度Twを検出する(S701)。次に、冷却水温度Twが第3所定水温T3を上回っているか否かを判定する(S702)。第3所定水温T3は、冷却水の熱が蒸発器505で冷却された空調用空気を再加熱するための熱源として利用可能かどうか判定を行うための基準値であり、再加熱可能な最低温度として設定される。第3所定水温は、例えば30℃に設定することができる。
S702の判定処理の結果、冷却水温度Twが第3所定水温T3を上回っていると判定された場合には(S702:YES)、冷却水の熱で空調用空気を再加熱可能と判断できる。このため、温調用流路切替弁413により冷却用冷却水経路400と温調用冷却水経路409とを接続し、燃料電池100により加熱された冷却水をヒータコア410に流入させる(S703)。これにより、冷却用冷却水経路400の冷却水がヒータコア410に流入することになる。必要に応じて第2ウォータポンプ411を駆動する。
一方、S702の判定処理の結果、冷却水温度Twが第3所定水温T3を上回っていないと判定された場合には(S702:NO)、冷却水の熱だけでは空調用空気を再加熱するための熱が不足すると判断できる。このため、流路切替弁413により温調用冷却水経路409とバイパス経路412とを接続し、第2ウォータポンプ411を駆動する(S704)。これにより、温調用冷却水経路409と温調用冷却水バイパス経路412のみを冷却水が流れる閉ループ回路が形成され、水−冷媒熱交換器507を介して再加熱用の熱を冷凍サイクルから確保することができる。
次に、送風用モータ602を駆動するとともに、エアミックスドア604の開度を空調用空気の再加熱温度に応じて制御し、ヒータコア410を通過する空調用空気の割合を調整する(S705)。ヒータコア410に空調用空気が通過することで、冷却水の熱がヒータコア410により空調用空気に伝熱され空調用空気が加熱される。
次に、膨張弁509、510を全開とし、冷媒流路切替弁512を蒸発器505側に切り替え、冷媒圧縮機501を駆動させ、冷凍サイクルを除湿用に作動させる(S706)。冷凍サイクルを除湿用に用いた場合の冷凍サイクルの作動は、上記S505で説明した冷凍サイクルを冷房用として作動させた場合と同様である。
空調用空気は蒸発器505で冷却されることで、水蒸気が凝縮除去され、その温度と同等の露点となる。さらに、空調用空気はヒータコア410において再加熱され、除湿温調された空気が車室内に供給されることになる。
次に、S707〜S712の貯水タンク314の貯水量を確保する制御と排出空気中の水分が結露して車外で白霧が発生することを防止する制御を行う。これらの制御は、上記S305〜S310の制御と同様であるので説明を省略する。
〔空調オフモード〕
次に、空調オフモード時の空調制御について説明する。図8は、空調オフモード時の空調制御の流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、S801〜S806の貯水タンク314の貯水量を確保する制御と排出空気中の水分が結露して車外で白霧が発生することを防止する制御を行う。これらの制御は、上記S305〜S310の制御と同様であるので説明を省略する。これにより、冷凍サイクルを用いた空調を行わない空調オフモードの場合にも、貯水量を確保しつつ、排気空気のスモークを防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図9は、本第2実施形態の燃料電池システムの概念図である。図9に示すように、本実施形態の燃料電池システムは、空気用放熱器305が空気排出経路301における空気−冷媒熱交換器508より下流側に設けられている。また、気液分離器310が空気排出経路301における空気−冷媒熱交換器508と空気用放熱器305の間に設けられている。さらに、空気排出経路301には、空気−冷媒熱交換器508をバイパスする冷媒熱交換器バイパス経路317が設けられている。冷媒熱交換器バイパス経路317は、空気排出経路301における空気−冷媒熱交換器508の上流側と下流側を接続している。空気排出経路301における冷媒熱交換器バイパス経路317の上流側分岐点には、空気流路を空気−冷媒熱交換器508側または冷媒熱交換器バイパス経路317側に切り替える流路切替弁318が設けられている。なお、冷媒熱交換器バイパス経路317が本発明の第2バイパス経路に相当している。
以上の構成によっても上記第1実施形態と同様の構成を得ることができる。また、空気−冷媒熱交換器508をバイパスできる冷媒熱交換器バイパス経路317を設けることで、冷凍サイクルを暖房用に作動させ、上流側膨張弁509における減圧後の冷媒温度が0℃以下になった場合にも、空気排出経路301を流れる排出空気は空気−冷媒熱交換器508をバイパスできる。これにより、排出空気に含まれる水分が空気−冷媒熱交換器508で凍結した場合でも、燃料電池100の発電を継続させることができる。
また、本実施形態のように空気用放熱器305を空気−冷媒熱交換器508の下流に配置した場合には、冷房制御時に空気−冷媒熱交換器508で冷凍サイクルの冷媒の熱により排出空気が加熱され、排出空気に含まれる水を充分に回収できない場合がある。このような場合には、冷媒熱交換器バイパス経路317により空気排出経路301を流れる排出空気が空気−冷媒熱交換器508をバイパスさせればよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上記第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図10は、本第3実施形態の燃料電池システムの概念図である。図10に示すように、本実施形態では、水−冷媒熱交換器507が設けられておらず、温調用熱交換器512が設けられている。温調用熱交換器512は、空調ケース600内に設けられている。温調用熱交換器512は、温調用冷媒経路513を介して圧縮機501から吐出された高温高圧冷媒が流入し、高温冷媒により空調用空気を昇温するように構成されている。昇温された空調用空気は車室内に供給され、車室内を暖房することができる。
温調用冷媒経路513は、冷媒循環経路500における圧縮機501の下流側で分岐して再合流している。冷媒循環経路500における温調用冷媒経路513の分岐点には、冷媒の流路を冷媒循環経路500側あるいは温調用熱交換器512側に切り替える流路切替弁514が設けられている。
以上のような構成によれば、ヒータコア410に供給される冷却水を介することなく、冷凍サイクルの冷媒の熱を車室内の暖房に直接利用することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。上記第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図10は、本第4実施形態の結露検出センサ316の構成を示す概念図である。結露検出センサ316は、空気排出経路301から排出される排出空気が通過する配管316aを備えている。配管316aは、外周面にフィン316bが設けられている。配管316aの内部には、伝熱部材316c、鏡面316d、発光部316e、受光部316fが設けられている。伝熱部材316c、鏡面316d、発光部316e、受光部316fは、配管316aの内壁上側に設けられている。
フィン316bと伝熱部材316cにより、鏡面316dは外気とほぼ同一温度となっている。発光部316eは例えば赤外線を発光するように構成され、受光部316fで鏡面で反射した赤外線を受光するように構成されている。
このような構成により、鏡面316dを外気温と同じ温度にすることができるので、排出空気が車外に放出されたときに結露して白霧になるかどうか判定できる。一般的な露点計は、鏡面を温調して鏡面の温度を検出するため複雑な構成となっているが、本実施形態の結露検出センサ316の構成によれば、簡易な構成で排出空気が外気に放出された際に排出空気に含まれる水分が結露するかどうか判定できる。
また、伝熱部材316c、鏡面316d、発光部316e、受光部316fを配管316aの内壁上側に設けることで、配管316aの内壁に水滴が付着した場合にも、水滴による誤検知を防ぐことができる。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、空気用放熱器305と空気−冷媒熱交換器508のそれぞれの下流側に気液分離器310、311を設けたが、気液分離器310、311を省略し、空気用放熱器305と空気−冷媒熱交換器508のそれぞれに気液分離機能を持たせるように構成してもよい。
第1実施形態の燃料電池システムの概念図である。 空調モード切り替え処理の流れを示すフローチャートである。 暖房モード時の空調制御の流れを示すフローチャートである。 暖房制御時の冷凍サイクルのモリエル線図である。 冷房モード時の空調制御の流れを示すフローチャートである。 冷房制御時の冷凍サイクルのモリエル線図である。 除湿モード時の空調制御の流れを示すフローチャートである。 空調オフモード時の空調制御の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態の燃料電池システムの概念図である。 第3実施形態の燃料電池システムの概念図である。 第4実施形態の結露検出センサ316の構成を示す概念図である。
符号の説明
100…燃料電池、101…外気温センサ、102…内気温センサ、300…空気供給経路、301…空気排出経路、302…空気供給装置、303…加湿装置、305…空気用放熱器、308…放熱器バイパス経路、314…貯水タンク、316…結露検出センサ、317…冷媒熱交換器バイパス経路、400…冷却用冷却水経路、401…第1ウォータポンプ、402…冷却水用放熱器、409…温調用冷却水経路、410…ヒータコア、411…第2ウォータポンプ、412…温調用冷却水バイパス経路、500…冷媒循環経路、501…冷媒圧縮機、502…冷媒−外気熱交換器、503…アキュムレータ、504…冷房用膨張弁、505…蒸発器、506…内部熱交換器、507…水−冷媒熱交換器、508…空気−冷媒熱交換器、509…上流側膨張弁、510…下流側膨張弁、511…冷媒バイパス経路、512…冷媒流路切替弁、600…空調ケース、601…送風ファン、602…送風用モータ、603…内外気切替ドア、700…制御部。

Claims (12)

  1. 酸化剤ガスと燃料ガスを電気化学反応させて発電する燃料電池(100)と、
    前記燃料電池(100)に供給された酸化剤ガスのうち前記電気化学反応に用いられなかった酸化剤ガスが外部に排出される際に通過する酸化剤ガス排出経路(301)と、
    冷媒が循環する冷媒循環経路(500)と、
    前記冷媒を前記冷媒循環経路に圧送する冷媒圧縮機(501)と、
    外気と前記冷媒圧縮機から吐出された前記冷媒との間で熱交換する外気−冷媒熱交換器(502)と、
    前記酸化剤ガス排出経路を流れる酸化剤ガスと前記冷媒循環経路を流れる冷媒との間で熱交換を行う酸化剤−冷媒熱交換器(508)と、
    前記冷媒循環経路における前記冷媒圧縮機と前記酸化剤−冷媒熱交換器との間で前記冷媒の減圧を行う第1減圧弁(509)と、
    前記冷媒循環経路における前記酸化剤−冷媒熱交換器と前記冷媒−外気熱交換器との間で前記冷媒の減圧を行う第2減圧弁(510)とを備え、
    前記酸化剤−冷媒熱交換器により前記酸化剤ガスから前記冷媒に伝熱される場合に、前記第1減圧弁で減圧された前記冷媒の温度が前記酸化剤ガスに含まれる水分が凍結しない所定温度以上となるように、前記第1減圧弁による前記冷媒の減圧が行われることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記所定温度は0℃であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記酸化剤−冷媒熱交換器で前記酸化剤ガスから前記冷媒に伝熱する場合に、前記第2減圧弁で減圧された前記冷媒の温度が外気温以下となるように、前記第2減圧弁による前記冷媒の減圧が行われることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記冷媒−外気熱交換器の出口側冷媒を減圧する第3減圧弁(504)と、
    前記第3減圧弁により減圧された低圧冷媒を蒸発させ、室内に供給される空調用空気を冷却するように構成された蒸発器(505)とを備え、
    前記第1減圧弁と前記第2減圧弁は、それぞれ開度が調整可能に構成されており、
    前記蒸発器により前記空調用空気の冷却が行われる場合に、前記第1減圧弁と前記第2減圧弁は全開にされることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  5. 前記酸化剤ガス排出経路に設けられ、前記酸化剤ガス排出経路を流れる酸化剤ガスの熱を外気に放出する酸化剤ガス放熱器(305)を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  6. 前記酸化剤ガス放熱器に外気を送風する送風ファン(306)を備えることを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システム。
  7. 前記酸化剤ガス排出経路を流れる酸化剤ガスが前記酸化剤ガス放熱器をバイパスすることができる第1バイパス経路(308)を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記酸化剤ガス排出経路を流れる酸化剤ガスが前記酸化剤ガス−冷媒熱交換器をバイパスすることができる第2バイパス経路(317)を備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  9. 前記酸化剤ガス排出経路から外部に排出された酸化剤ガスに含まれる水分により結露が発生することを検出する結露検出センサ(316)を備え、
    前記結露検出センサ(316)により結露が発生することが検知された場合には、前記酸化剤ガス放熱器での放熱量を増大させることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  10. 前記結露検出センサが露点計であることを特徴とする請求項9に記載の燃料電池システム。
  11. 前記結露検出センサは、前記酸化剤ガス排出経路から外部に排出される酸化剤ガスが通過する配管(316a)と、前記配管の内壁に設けられた鏡面(316d)と、前記鏡面に対して発光する発光部(316e)と、前記鏡面で反射した光を受光する受光部(316f)と、前記鏡面と外気温との間で伝熱を行う伝熱手段(316b、316c)とを備えていることを特徴とする請求項10に記載の燃料電池システム。
  12. 前記鏡面が前記配管における鉛直方向の上部の内壁に設けられていることを特徴とする請求項11に記載の燃料電池システム。
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