JP4923132B2 - ホイールホルダおよびその製造方法およびホイールホルダを用いたカッターホイール保持機構 - Google Patents

ホイールホルダおよびその製造方法およびホイールホルダを用いたカッターホイール保持機構 Download PDF

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Description

本発明は、脆性材料基板にカッターホイールを転動させてスクライブ加工を行う際にカッターホイールを保持するホイールホルダ(チップホルダともいう)に関する。
一般に、ガラス基板やセラミック基板、半導体ウエハなどを分断する際には、スクライブ装置のスクライブヘッドにホイールホルダを取り付け、このホイールホルダに保持させたカッターホイールを脆性材料基板に圧接しながらスクライブ予定ラインに沿って走行させることにより、スクライブラインを形成している。そして、形成されたスクライブラインに沿ってブレイクバー等で撓ませることにより基板を分断している。
カッターホイールを保持するためのホイールホルダは、例えば特許文献1に記載されている。この文献に示されている使用例では、ホルダの下部に形成した軸受け部(ピン挿入孔)に支持させた軸(カッターピン)が、カッターホイールの軸孔に挿通されるようにしてある。このカッターホイールは、高い加工精度と長い使用寿命が要求されるため、耐摩耗性に優れた焼結ダイヤモンドや超硬合金などの超硬材料が用いられ、精密な加工がなされている。また、軸(カッターピン)にも耐摩耗性に優れた超硬材料が用いられることが多い。
一方、ホルダ下部の軸受け部には工具鋼が用いられており、超硬材料製の部品に比べると摩耗は避けられない。カッターホイールの回転支承部分、すなわち、軸の外周面、もしくはカッターホイールの軸孔の内面部分も、繰り返しの使用による回転摩擦で摩耗するようになり、たとえ超硬材料でカッターホイールおよび軸を形成したとしても、やがて許容公差を超えてしまう。摩耗によって、ホルダ下部の軸受け部や、カッターホイールの軸孔と軸との間に隙間が生じると、カッターホイールの垂直度が損なわれて高精度のスクライブラインを形成することができなくなる。
特開平9−188534号公報(図15など)
そこで、このような摩耗による問題の発生を低減するために、図10に示すようなホイールホルダが使用されている。
このホイールホルダは、連結ボルト20によって合体された左右一対のホルダ部材21で構成される。ホルダ部材21の下部にはカッターホイールAを配置するための空間が形成され、この空間を隔てて左右の支持部22が設けられている。左右の支持部22には互いの中心軸が一致するように一直線上に配置されたカッターピン挿入孔23が設けられている。また、支持部22の相対する内側面でピン挿入孔23の開口部には、(ピン挿入孔23よりわずかに径が大きい)ピン孔24を備えた超硬材料(焼結ダイヤモンドあるいは超硬合金)のリング体25がロウ付けで貼り付けられている。これら左右のリング体25の間に、超硬材料で作られたカッターホイールAが軽く接触した状態で配置されてカッターピン26で支持されている。
カッターピン26もまた超硬材料で作製され、左右の支持部22のピン挿入孔23に挿入されるとともにリング体25のピン孔24を貫通するようにして支持されており、その一端は一方のピン挿入孔23を細くした部分(細径孔)27で止められ、他端は他方のピン挿入孔23の外側面にビス28によって支持されたワッシャ(カバー)29で塞がれて抜脱が阻止されている。
このように、カッターホイールAの左右側面に超硬材料製のリング体25を接触させることによって、カッターホイールAの垂直度を高めるとともに回転支承部分の摩耗を抑えて回転精度の維持をはかっている。また、カッターホイールAの軸孔内面とカッターピン26の外周面との間に摩耗による隙間が発生しても、カッターホイールAの垂直度を維持することができ、これにより、一度セッティングしたカッターホイールの交換サイクルを延ばすことが可能となり、ホルダ自体の交換サイクルを延ばすことも可能となる。
なお、カッターホイールAを交換するときは、ワッシャ29を取り外して、一方のピン挿入孔23の端に形成した細径孔27の外部露出面から細径の棒材を押し込んでカッターピン26を押し出すことによりカッターホイールAを取り出すことができる。
しかしながら、上述したホイールホルダの構造はカッターホイールの回転精度を長く維持するには非常に有効であるが、その構成上、製造工程が非常に煩雑で加工コストが高くつくといった大きな問題点がある。
図9(a)〜(e)はその製造工程を示すものである。ホイールホルダの組み立てに際して、先ず図9(a),(b)に示すように、左右に分割したホルダ部材21の支持部22の相対する内側面でピン挿入孔23の開口部に、ピン孔24が形成された超硬材料製のリング体25を、ピン挿入孔23の軸芯とピン孔24の軸芯とを一致させた状態でロウ付けにより貼り付ける。この作業は、リング体25の外径(約3mm)やピン挿入孔23の径(約0.8mm)が非常に小さくかつ精度を要するため、ロウ付け面(ピン挿入孔23の開口面)を外部に露出させる必要があり、そのために、ホイールホルダを二つのホルダ部材21に分割している。
次いで、図9(c)に示すように、左右のホルダ部材21を合体させてボルト20で結合する。このとき、左右のリング体25の間隔Lを、取り付けるカッターホイールAの幅に合わせて許容公差内に収める調整を行う。すなわち、間隔Lが許容公差から外れているときは、一旦締結したボルト20を取り外して左右のホルダ部材21ごとに分割し、締結時にホルダ部材21どうしが当接する内側面(左右ホルダ部材21の合わせ面)を研磨して調整した上で、再びボルト20で結合し、間隔Lの調整がうまくできたかを確認する。通常、間隔Lが許容公差内に入るまでこの一連の作業を数回繰り返す。
次いで、図9(d)に示すように、ピンゲージ30を左右のピン挿入孔23並びにリング体25のピン孔24に挿通して真直度を確認し、図9(e)のホイールホルダを完成する。
このように、ホイールホルダの作製には加工工程、調整工程が多く、しかも煩雑で面倒な作業が必要とされるため、手間がかかり、製造コストが高くつくといった課題があった。
加えて、上述した従来技術では次のような問題点もあった。すなわち、リング体25がピン挿入孔23を一部でも塞ぐような状況になると、カッターピン26の回転、摩耗、寿命に大きな悪影響があるため、図10に示すように、リング体25のピン孔24の径は、ピン挿入孔23よりも少し大きめに形成するようにしている。その結果、カッターピン26が支持されるピン挿入孔23の開口端から、カッターピン26がカッターホイールAを支持する点までの距離(具体的にはリング体25の肉厚に相当する距離)が生じ、この部分ではカッターピン26とリング体25とが非接触になることから、圧接時にカッターホイールWに上向きの力が加わったときに、この距離に応じてカッターピン26に加わるモーメントが大きくなり、カッターピン26の摩耗を加速させてしまう要因となっていた。
そこで本発明は、第一に、製造工程を簡素化してコストの低減化をはかることができるものでありながら、カッターホイールとしての高い回転精度を保持して使用寿命を延ばすことのできるホイールホルダ並びにその製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、第二に、リング体25の肉厚に応じて生じるモーメントの影響で加速するカッターピンの摩耗を小さく抑えることができるホイールホルダ並びに製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明のホイールホルダの製造方法は、カッターホイールを収めるための下向きに開口した溝と、前記溝を隔てて相対するように配置された左右の支持部と、この左右の支持部を貫通して形成された円柱体取付孔と、この円柱体取付孔と平行して貫通して設けられたカバー取付孔とを備えた金属製のホルダボディを加工する工程と、このホルダボディの円柱体取付孔に超硬材料からなる円柱体を取り付ける工程と、ワイヤ放電加工機のワイヤを前記カバー取付孔に通してカバー取付孔から円柱体まで移動させることにより円柱体の軸芯部にピン挿入孔をワイヤ放電加工で加工する工程と、前記溝の間で、円柱体の中間部位を切除してカッターホイールを収めるための隙間を加工する工程とからなる構成とした。
ここで、ワイヤ放電加工とは、細いワイヤを工具電極とし、このワイヤを2次元の輪郭形状を描くように移動させることによって、放電熱で材料を溶融して糸鋸盤のように輪郭をくり抜いて加工する方法をいう。ワイヤ放電加工は被加工物が導電性の材料であれば加工できるので、工具鋼等の金属製ホルダボディの精密加工に適用できる。
超硬材料とは、具体的には焼結ダイヤモンドまたは超硬合金をいう。これらは耐摩耗性に優れた材料である。
本発明のホイールホルダの製造方法にあっては、円柱体の中間部位(溝に露出する部分)を切除した後に形成されている左右の円柱体のピン挿入孔が、ワイヤ放電加工機の一本のワイヤにより同時に加工されたものであるから、まっすぐ一直線上に形成できており、左右のピン挿入孔の真直度などの加工精度を高めることができ、このピン挿入孔に挿入されたカッターピンで軸支させるカッターホイールの回転精度が向上し、回転支承部分の摩耗を抑えることができる。
また、ピン挿入孔をワイヤ放電加工する際のワイヤ移動軌跡がカバー取付孔から導入されたものであるから、円柱体の下面(底面)にはワイヤ導入軌跡によるスリットが形成されず、したがって、スクライブライン加工時にガラスくず等の微細な粉体の侵入を防止することができる。また、カッターピンを受けるピン挿入孔が超硬材料製の円柱体全長にわたって長く形成されるので、円柱体全体でほぼ均一に荷重を受けるようになり、挿入されるカッターピンを安定よく保持して、耐荷重性を一段と向上させることができる。
さらに、リング体に相当する部品がなくなり、カッターピンが円柱体に支持される点からカッターピンがカッターホイールを支持する点までの距離は無視できるほど小さくなるので、摩耗を加速させるようなモーメントはほとんど発生しない。
上記製造方法において、カバー取付孔が円柱体取付孔の上方に形成され、ワイヤ放電加工機のワイヤの移動軌跡が、カバー取付孔から円柱体取付孔の上面を避けた箇所に至るように折曲させた軌跡としてもよい。
円柱体に加工されたピン挿入孔に残るワイヤ導入溝はピン挿入孔の上面には形成されることはなく、したがって、ピン挿入孔に挿入されるカッターピンにかかる荷重は、ピン挿入孔の凹凸のない滑らかな上面で受けることができて耐摩耗性や耐荷重性の劣化を抑えることができる。
上記製造方法において、ホルダボディの下部の外形輪郭をワイヤ放電加工により加工する工程を含むようにしてもよい。
ここで、下部の外形輪郭は特に限定されないが、使用するカッターホイールの径に合わせるとともにカッターホイールの刃面が見えやすくするように輪郭を形成するのが好ましい。例えば、ピン挿入孔の直下の近傍は水平面にし、水平面の端からホルダボディの端まで傾斜面にしてもよい。
このような外形輪郭をワイヤ放電加工で行うことにより、ピン挿入孔をワイヤ放電加工で加工する前または後に連続して加工できるので、効率的に加工することができる。
(他の課題を解決するための手段および効果)
また、別の観点からなされた本発明のホイールホルダは、上述した製造方法によって形成されることにより、カッターホイールを収めるための下向きに開口した溝と、前記溝を隔てて相対するように配置された左右の支持部と、この左右の支持部を貫通して形成された円柱体取付孔と、この円柱体取付孔と平行して貫通して設けられたカバー取付孔とを備えた金属製のホルダボディの円柱体取付孔に、超硬材料製の円柱体が左右の支持部にわたって取り付けられ、ワイヤ放電加工機のワイヤをカバー取付孔から円柱体まで移動させることにより円柱体の軸芯を貫通するピン挿入孔が加工されており、さらに、前記溝の間で、円柱体の中間部位が切除されてカッターホイールを収めるための隙間が形成されている構成としている。
このホイールホルダによれば、左右の支持部が一体構造であるから部品点数を少なくすることができるとともに、円柱体の中間部位を切除した後の左右の円柱体のピン挿入孔が、ワイヤ放電加工により左右同時に加工されたものであるから、一直線上に正確に形成することができて真直度などの加工精度を高めることができる。また、カッターピンを受けるピン挿入孔が超硬材料からなる円柱体全長にわたって長く形成されるので、挿入されるカッターピンを確実に保持して耐荷重性を一段と向上させることができる。
さらに、リング体に相当する部品がなくなり、カッターピンが円柱体に支持される点からカッターピンがカッターホイールを支持する点までの距離は無視できるほど小さくなるので、摩耗を加速させるようなモーメントはほとんど発生しない。
その上、円柱体の下面にはスリットがないので、スクライブライン加工時にガラスくず等の微細粉末の侵入を防止することができる。
上記ホイールホルダにおいて、カバー取付孔が円柱体取付孔の上方に形成され、ワイヤ放電加工機のワイヤの移動軌跡が、カバー取付孔から円柱体取付孔の上面を避けた箇所に至るように折曲させた軌跡としてあるのが好ましい。
このようにすれば、円柱体に加工されたピン挿入孔に残るワイヤ導入溝はピン挿入孔の上面に形成されることはなくなる。したがって、ピン挿入孔に挿入されるカッターピンにかかる荷重は、ピン挿入孔の凹凸のない滑らかな上面で受けることができて耐摩耗性や耐荷重性の劣化を抑えることができる。
上記ホイールホルダにおいて、ホルダボディの下部側は、円柱体の下部側の一部が露出した水平面が形成されるように加工してもよい。
このようにすれば、ピン挿入孔とホイールホルダの最下面となる水平面との距離が縮まるので、小さなカッターホイールを取り付けた場合でもスクライブできるようになる。
また、別の観点からなされた本発明のカッターホイール保持機構は、カッターホイールと前記カッターホイールを保持するためのホイールホルダとからなるカッターホイール保持機構であって、前記ホイールホルダは、前記カッターホイールを収めるための下向きに開口した溝と、前記溝を隔てて相対するように配置された左右の支持部と、この左右の支持部を貫通して形成された円柱体取付孔と、この円柱体取付孔と平行して貫通して設けられたカバー取付孔とを備えた金属製のホルダボディの円柱体取付孔に、超硬材料製の円柱体が左右の支持部にわたって取り付けられ、ワイヤ放電加工機のワイヤをカバー取付孔から円柱体まで移動させることにより円柱体の軸芯を貫通するピン挿入孔が加工されており、さらに、前記溝の間で、円柱体の中間部位が切除されてカッターホイールを収めるための隙間が形成されており、前記カッターホイールは、前記ホイールホルダの隙間に配置され、前記円柱体のピン挿入孔に超硬材料製のカッターピンが挿通され、前記溝内でカッターホイールが左右の円柱体の端面に接触した状態でカッターピンにより支持され、さらに、左右の支持部材の外側面に前記カバー取付孔に支持されたカバーにより、カッターピンの両端部が塞がれてカッターピンの抜脱が阻止されるとともにワイヤ放電加工時のワイヤ移動によって形成された溝が隠されるようにしてある。
本発明のカッターホイール保持機構によれば、上述したホイールホルダによる特徴に加えて、左右の支持部材の外側面に前記カバー取付孔に支持されたカバーにより、カッターピンの両端部が塞がれてカッターピンの抜脱が阻止されるとともにワイヤ放電加工時のワイヤ移動によって形成された溝が隠されるようにしてあるので、ワイヤ移動によって形成された溝にガラスくず等の微細粉末が侵入する不具合を完全に防止することができる。また、カッターホイールを交換したいときには、カバーを取り外してカッターピンを抜き取ることにより容易に行うことができる。
本発明におけるホイールホルダの一実施形態を示す斜視図。 本発明におけるホイールホルダの製造工程の第1段階を示す斜視図。 本発明におけるホイールホルダの製造工程の第2段階を示す斜視図。 上記第2段階の工程でのワイヤ放電加工のワイヤ軌跡を示す拡大平面図。 本発明におけるホイールホルダの製造工程の第3段階を示す斜視図。 上記第3段階の工程でのワイヤ放電加工のワイヤ軌跡を示す拡大平面図。 本発明におけるホイールホルダの製造工程を段階的に示す断面図。 本発明のホイールホルダにカッターホイールを取り付けたカッターホイール保持機構を示す斜視図。 従来のホイールホルダの製造工程を段階的に示す断面図。 カッターホイールを取り付けた従来のホイールホルダを示す断面図。
以下において、本発明の詳細を、その実施形態を示す図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の製造方法によって製造されたホイールホルダWの斜視図であり、後述する図7(d)でその断面図が示される。このホイールホルダWは、下部に後述のカッターホイールAを収めるための下向きに開口した溝1を有し、溝1を隔てて相対する左右の支持部2が設けられたホルダボディ3を備えている。支持部2には、超硬材料(焼結ダイヤモンドまたは超硬合金)からなる円柱体4(一部が切り欠かれている)が支持部2を貫通して取り付けられている。そして、円柱体4の軸芯部にはワイヤ放電加工によりピン挿入孔9が加工されている。
以下、図2〜図7に基づいて、本発明にかかる製造方法の工程を説明する。
先ず、図2並びに図7(a)に示すように、下部にカッターホイールAを収めるための下向きに開口した溝1を形成し、溝1を隔てて相対する左右の支持部2を備えた工具鋼などの金属製のホルダボディ3を作製する。このホルダボディ3には、左右の支持部2を貫通する円柱体取付孔5と、内面にネジが施されたカバー取付孔6、並びにホイールホルダWをスクライブ装置のスクライブヘッド(図示せず)に取り付けるための取付孔7とが予め加工されている。なお、カバー取付孔6は、後述するカバー14でピン挿入孔9を隠すことができるようにするため(図8参照)、円柱体取付孔5の近傍に形成している。好ましくは、カバー14を固定するネジが緩んだときでもカバー14の重心位置と自重との関係でピン挿入孔9を隠す位置にくるようにするために、円柱体取付孔5の上方に形成するのがよい。
次いで、図7(b)に示すように、ホルダボディ3の円柱体取付孔5に超硬材料からなる円柱体4を差し込んだあと、ロウ付けで固定する。
このあと、ホルダボディ3を図3に示すようにテーブル上に寝かして載置し、ワイヤ放電加工機8のワイヤ8aを図3並びに図4で示す軌跡Rに沿って走行させることにより、ホルダボディ3の下部の外形輪郭を所定の形状に加工する。なお、この加工はワイヤ放電加工手段に限るものでなく、他の切削用工作機械で加工することも可能である。加工する外形輪郭の形状も特に限定されるものではないが、不要部分を除去して刃先が見やすくできる形状が好ましい。使用するカッターホイールのホイール径が小さい場合は、径に合わせて円柱体4の下側の一部を切り欠いて円柱体4の下側に水平面が形成されるようにする。
次いで、図5並びに図6に示すように、ワイヤ放電加工機8のワイヤ8aをカバー取付孔6に通してカバー取付孔6から円柱体4まで矢印に沿った軌跡Rに沿って移動させることにより円柱体4の軸芯部にピン挿入孔9を加工し、図7(c)の状態とする。
この際、ワイヤ放電加工機のワイヤ8aの移動軌跡Rを、図6に示すように、カバー取付孔6から円柱体4の上面を避けた箇所に至るように折り曲げて形成する。これにより、円柱体に加工されたピン挿入孔6に残るワイヤ導入溝の跡がピン挿入孔6の直上面に形成されることはないので滑らかな上面になる。したがって、後述するように、ピン挿入孔6にカッターピン12が挿入されたとき、カッターピン12にかかる荷重は、ピン挿入孔6の滑らかな上面で受けることができて耐摩耗性や耐荷重性の劣化を抑えることができる。
このあと、溝1の間で、溝1を横断する円柱体4の中間部位を、カッターホイールAの幅に合わせた厚さのダイヤモンドカッター等で切除してカッターホイールAを収めるための隙間10を加工することによって、図7(d)並びに図1に示すような、ホイールホルダWが作製される。この加工では、隙間10の幅を、カッターホイールWの幅に応じた許容公差内に収めることが必要になるが、円柱体4を加工するのであり、しかも直接隙間ゲージなどで隙間の間隔を測りながら加工すればよいので、調整作業は簡単に行うことができる。
このようにして得られたホイールホルダWの左右のピン挿入孔9は、ワイヤ放電加工機8の一本のワイヤ8aにより左右同時に加工されたものであるから、一直線上に正確に形成することができて左右のピン挿入孔9の真直度などの加工精度を高めることができる。さらに、カッターピン12を受けるピン挿入孔9が超硬材料製の円柱体4の全長にわたって長く形成されるので、挿入されるカッターピン12との耐摩耗性や耐荷重性を一段と向上させることができる。また、円柱体4の下面(底面)にはワイヤ放電加工でのワイヤ導入軌跡によるスリットが形成されないため、スクライブライン加工時にガラスくず等の微細粉末の侵入を防止することができる。
作製されたホイールホルダWには、図7(e)に示すように、左右の円柱体4の隙間10に超硬材料で作られたカッターホイールAを配置して、円柱体4のピン挿入孔9並びにカッターホイールAのピン孔11に超硬材料製のカッターピン12を挿通することによりカッターホイールAが軸支される。この際、分断された左右の円柱体4の端面が、カッターホイールAの左右側面にほとんど接触するように隙間10の寸法が設定されている。
そして、図8に示すように、左右の支持部材2の外側面でビス13によりカバー14を取り付けたカッターホイール保持機構Cを完成させる。これにより、カッターピン12の両端部が塞がれてカッターピンの抜脱が阻止される。同時に、ワイヤ放電加工時のワイヤ移動によって形成された軌跡(溝)が隠されて、ここからのガラスくず等の微細粉末の侵入を防止することができる。また、カッターホイールAを交換したいときには、カバー14を取り外してカッターピン12を抜き取ることにより行うことができる。
また、カッターホイールAの側面が、左右の円柱体4の端面に接触して支持されているので、カッターホイールAの垂直度が高められ、回転支承部分の摩耗を抑えることができる。また、カッターホイールAの内周面とカッターピン12の外周面との間に摩耗による隙間が発生しても、カッターホイールAの垂直度を維持することができ、カッターホイールAの使用寿命を延ばすことができる。
以上、本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明は必ずしも上記の実施例構造のみに特定されるものではなく、本発明の目的を達成し、請求の範囲を逸脱しない範囲内で適宜修正、変更することが可能である。
例えば、円柱体取付孔5および円柱体4の径を小さくすることにより、ホルダボディ3の下部の外形輪郭をワイヤ放電加工等で切り欠くことなく、小さなカッターホイールを取り付けることができるようになる。
本発明は、ガラス基板やセラミック基板、半導体ウエハなどの脆性材料基板にスクライブラインを形成する際に用いられるカッターホイールを保持するホイールホルダ、並びにその製造方法に適用することができる。
A カッターホイール
C カッターホイール保持機構
R ワイヤの移動軌跡
W ホイールホルダ
1 溝
2 支持部
3 ホルダボディ
4 円柱体
6 カバー取付孔
9 ピン挿入孔
10 隙間
12 カッターピン
14 カバー

Claims (7)

  1. カッターホイールを収めるための下向きに開口した溝と、前記溝を隔てて相対するように配置された左右の支持部と、この左右の支持部を貫通して形成された円柱体取付孔と、この円柱体取付孔と平行して貫通して設けられたカバー取付孔とを備えた金属製のホルダボディを加工する工程と、
    このホルダボディの円柱体取付孔に超硬材料からなる円柱体を取り付ける工程と、
    ワイヤ放電加工機のワイヤを前記カバー取付孔に通してカバー取付孔から円柱体まで移動させることにより円柱体の軸芯部にピン挿入孔をワイヤ放電加工で加工する工程と、
    前記溝の間で、円柱体の中間部位を切除してカッターホイールを収めるための隙間を加工する工程とからなるホイールホルダの製造方法。
  2. カバー取付孔が円柱体取付孔の上方に形成され、ワイヤ放電加工機のワイヤの移動軌跡が、カバー取付孔から円柱体取付孔の上面を避けた箇所に至るように折曲させた軌跡とした請求項1に記載のホイールホルダの製造方法。
  3. ホルダボディの下部の外形輪郭をワイヤ放電加工により加工する工程を含む請求項1または請求項2に記載のホイールホルダの製造方法。
  4. カッターホイールを収めるための下向きに開口した溝と、前記溝を隔てて相対するように配置された左右の支持部と、この左右の支持部を貫通して形成された円柱体取付孔と、この円柱体取付孔と平行して貫通して設けられたカバー取付孔とを備えた金属製のホルダボディの円柱体取付孔に、超硬材料製の円柱体が左右の支持部にわたって取り付けられ、ワイヤ放電加工機のワイヤをカバー取付孔から円柱体まで移動させることにより円柱体の軸芯を貫通するピン挿入孔が加工されており、さらに、前記溝の間で、円柱体の中間部位が切除されてカッターホイールを収めるための隙間が形成されているホイールホルダ。
  5. 前記カバー取付孔が円柱体取付孔の上方に形成され、ワイヤ放電加工機のワイヤの移動軌跡が、カバー取付孔から円柱体取付孔の上面を避けた箇所に至るように折曲させた軌跡としてある請求項4に記載のホイールホルダ。
  6. 前記ホルダボディの下部側は、円柱体の下部側の一部が露出した水平面が形成されるように加工してある請求項4または請求項5に記載のホイールホルダ。
  7. カッターホイールと前記カッターホイールを保持するためのホイールホルダとからなるカッターホイール保持機構であって、
    前記ホイールホルダは、前記カッターホイールを収めるための下向きに開口した溝と、前記溝を隔てて相対するように配置された左右の支持部と、この左右の支持部を貫通して形成された円柱体取付孔と、この円柱体取付孔と平行して貫通して設けられたカバー取付孔とを備えた金属製のホルダボディの円柱体取付孔に、超硬材料製の円柱体が左右の支持部にわたって取り付けられ、ワイヤ放電加工機のワイヤをカバー取付孔から円柱体まで移動させることにより円柱体の軸芯を貫通するピン挿入孔が加工されており、さらに、前記溝の間で、円柱体の中間部位が切除されてカッターホイールを収めるための隙間が形成されており、
    前記カッターホイールは、前記ホイールホルダの隙間に配置され、
    前記円柱体のピン挿入孔に超硬材料製のカッターピンが挿通され、前記溝内でカッターホイールが左右の円柱体の端面に接触した状態でカッターピンにより支持され、
    さらに、左右の支持部材の外側面に前記カバー取付孔に支持されたカバーにより、カッターピンの両端部が塞がれてカッターピンの抜脱が阻止されるとともにワイヤ放電加工時のワイヤ移動によって形成された溝が隠されているカッターホイール保持機構。
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