JP5532746B2 - ブローチ盤 - Google Patents
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Description
このため、被加工物の切削に伴って加工点に発生する荷重によりラムに曲げの力が作用して微小ながらもラムが変形し、この変形によりブローチの軸線と該軸線上に配置された被加工物に軸線がずれてしまうという問題があった。このような場合には、加工時に振動が生じるなどして、被加工物の加工精度が低下するという問題が生じる。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので、テーブルに該テーブルを支持する移動体ガイドを持たせる構造にすることにより、前記問題を解決したブローチ盤を提供することを目的とする。
前記ブローチの切刃と前記被加工物が接触して該被加工物が切削される加工点を中心とした点対称位置に、前記ブローチと前記移動体とを前記ブローチの軸線に沿って相対的に移動させる一対の駆動軸が設けられるとともに、
互いに平行して垂直方向に延びる略平板状の一対の縦枠板と、前記縦枠板一端を接続する後縦枠板と、前記縦枠板の他端に接続された前縦枠板と、前記縦枠板の内側の略中央に配設され前記後枠板に並行して該縦枠板に接続された中間縦枠板と、前記縦枠板の上端同士を繋げるように水平方向に延設された略平板状の横枠板と、前記縦枠板の下端端同士を繋げるように水平方向に延設された略平板状のベースと、を備えたフレームが設けられており、
前記一対の駆動軸は前記前枠板に垂直方向に取り付けられており、前記中間縦枠の前面
及び前記縦枠板の内方には、前記一対の駆動軸の軸線に並行なガイド取付板が設けられており、
前記ガイド取付板にはガイド板が取り付けられ前記移動体が上下方向に移動する際、前記移動体は該移動体に取り付けた移動体ガイドが前記取付板に嵌合し、該ガイド取付板をガイドにして移動するように形成されており、
前記ガイド取付板と前記移動体ガイドとが係合する摺動面の前後の出入りは前記一対の駆動軸の軸線、前記ガイド取付板及び前記ブローチの軸線、前記フレームの中心軸線を結ぶ中心線よりも僅かに後方に設けられており、
前記被加工物の切削時に、前記駆動軸に作用する偏荷重を前記移動体ガイドにより受けることができることを特徴する。
さらに、切削負荷による変位は本構造としたことで従来のオーバーハング構造に対し
略1/4に抑えることが解析結果で得られている。
また、切削時の負荷が大きくなるとオーバーハング構造では移動体の形状を大きくする必要があり機械全体のスペースも大きくなるが、本構造では移動体ガイド、ボールネジのサイズアップのみで構造することが可能であり、機械の省スペース化に効果がある。
図1は、本発明の実施の形態に係るブローチ盤10の概略構造を示す正面図であり、図2は図1の側面図である。
図1に示すようにブローチ盤10は、軸線O10方向を垂直方向(上下方向)に向けて設けられ被加工物(図示せず)の内面の切削に供される略円柱棒状のブローチ11と、上面から下面に貫通し前記ブローチ11が挿通される貫通孔12を備えつつ被加工物を保持する略盤状の移動体13と、前記移動体13をブローチ11の軸線O10に沿って上下動可能に支持する一対のボールネジ(一対の駆動軸)14と、ブローチ11と移動体1と一対のボールネジ14を囲繞するように形成された略長方形枠状のフレーム15と、を備える。
さらに、ブローチ本体11aの上端側と下端側は、それぞれ多段略円柱状を呈するように形成され、上端側が前つかみ部11c、下端側が後つかみ部11dとされている。
なお、上部把持装置16及び下部把持装置17は従来公知の構造であって本発明の要旨に関係ないので詳細な説明を省略する。
凹溝19の底面は軸線O10及びボールネジ14の軸線O12を横方向に結ぶ中心線を通る面に対して平行に保持されている。
また、一対の支持部13bのそれぞれには、突設方向(図1のブローチ盤10の前方側からの対向視に左右方向)の先端側に、上面から下面まで垂直方向に貫通し内面に螺刻が施されたネジ孔13dが設けられている。
1383614991677_4
乃至図3に示すように、互いに平行して垂直方向に延びる略平板状の一対の縦枠板15aと、縦枠板15aの一端(図3で上端)を接続する後縦枠板15bと、縦枠板15aの他端(図3で下端)に接続された前縦枠板15cと、縦枠板15aの内側の略中央に配設され後縦枠板15bに並行して該縦枠板15aに接続された中間縦枠板15dと、縦枠板15aの上端同士を繋げるように水平方向に延設された略平板状の上横枠板(横枠板)15eと、縦枠板15aの下端端同士を繋げるように水平方向に延設された略平板状の下横枠板(ベース)15f(図2参照)と、を備え構成されている。ここで、一対の縦枠板15aの垂直方向の長さが上横枠板15e及び下横枠板15fの水平方向の長さよりも大きな寸法とされて、フレーム15は、長手方向を垂直方向に向けた略長方形枠状を呈する。
また、一対のボールネジ14で上下動可能に支持された移動体13は、その軸線O11が垂直方向を向き、かつフレーム15の中心軸線O13と一致し、これとともに、移動体13の貫通孔12の軸線O18がフレーム15の中心軸線O13上に設けられている。
また、一対のボールネジ14で上下動可能に支持された移動体13は、その軸線O15が垂直方向を向き、かつフレーム15の中心軸線O13と一致され、これとともに、移動体本体部13aの貫通孔12がフレーム15の中心軸線O13上に設けられている。
このように、サーボモータ23に接続された一対のボールネジ14は、他端(下端)が下横枠板15fよりも若干上方に位置するまで延設されて軸線O12(O11)の回りに回転可能に支持されている。
また、サーボモータ23の軸線O11、ボールネジ14の軸線O12、ガイド取付板15gの軸線O14は、ブローチ10の全体の軸線O10及びフレーム15の中心軸線O13に対して直交する同一平面上にあって対称位置に設けられている。
回転して移動体13が上下方向に移動する際、移動体13は該移動体13に取り付けた移動体ガイド20がガイド取付板15gに嵌合し、該ガイド取付板15gをガイドにして移動するようになる。
また、一対のボールネジ14で上下動可能に支持された移動体13は、移動体ガイド20にガイドされてその軸線O15が垂直方向を向き、かつフレーム15の中心軸線O13と一致され、これとともに、移動体本体部13aの貫通孔18がフレーム15の中心軸線O13上に設けられている。
一対のサーボモータ23を駆動してこれに接続された一対のボールネジ14を回転させることにより、移動体13が、その下面を上部把持装置16に近接させた最下方に位置され、また、サーボモータ23を駆動して上部把持装置16がサーボモータ23側の最上方に位置する。この状態においては、移動体13の貫通孔12からブローチ11が引き抜かれており、後つかみ部11dが移動体13の上面よりも上方に位置されて、ブローチ11と移動体13との間に隙間が設けられている。
さらに、切削負荷による変位は本構造としたことで従来のオーバーハング構造に対し略1/4に抑えることが解析結果で得られている。
また、切削時の負荷が大きくなるとオーバーハング構造では移動体の形状を大きくする必要があり機械全体のスペースも大きくなるが、本構造では移動体ガイド、ボールネジのサイズアップのみで構造することが可能であり、機械の省スペース化に効果がある。
12 貫通孔 13 移動体
14 ボールネジ 15 フレーム
19 凹溝 20 移動体ガイド
21 ガイド板 22 ねじ部材
23 サーボモータ 24 継手
25、26 軸受 29 非加工物
Claims (1)
- 垂直方向に向けて設けられ被加工物の内面の切削に供される略円柱棒状のブローチと、上面から下面に貫通し前記ブローチが挿通される貫通孔を備えつつ被加工物を保持する略盤状の移動体と、前記移動体を前記ブローチの軸線に沿って上下動可能に支持する一対のボールネジと、を備えるブローチ盤において、
前記ブローチの切刃と前記被加工物が接触して該被加工物が切削される加工点を中心とした点対称位置に、前記ブローチと前記移動体とを前記ブローチの軸線に沿って相対的に移動させる一対の駆動軸が設けられるとともに、
互いに平行して垂直方向に延びる略平板状の一対の縦枠板と、前記縦枠板一端を接続する後縦枠板と、前記縦枠板の他端に接続された前縦枠板と、前記縦枠板の内側の略中央に配設され前記後枠板に並行して該縦枠板に接続された中間縦枠板と、前記縦枠板の上端同士を繋げるように水平方向に延設された略平板状の横枠板と、前記縦枠板の下端端同士を繋げるように水平方向に延設された略平板状のベースと、を備えたフレームが設けられており、
前記一対の駆動軸は前記前枠板に垂直方向に取り付けられており、前記中間縦枠の前面
及び前記縦枠板の内方には、前記一対の駆動軸の軸線に並行なガイド取付板が設けられており、
前記ガイド取付板にはガイド板が取り付けられ前記移動体が上下方向に移動する際、前記移動体は該移動体に取り付けた移動体ガイドが前記取付板に嵌合し、該ガイド取付板をガイドにして移動するように形成されており、
前記ガイド取付板と前記移動体ガイドとが係合する摺動面の前後の出入りは前記一対の駆動軸の軸線、前記ガイド取付板及び前記ブローチの軸線、前記フレームの中心軸線を結ぶ中心線よりも僅かに後方に設けられており、
前記被加工物の切削時に、前記駆動軸に作用する偏荷重を前記移動体ガイドにより受けることができることを特徴するブローチ盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009192714A JP5532746B2 (ja) | 2009-08-24 | 2009-08-24 | ブローチ盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009192714A JP5532746B2 (ja) | 2009-08-24 | 2009-08-24 | ブローチ盤 |
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JP2011042015A JP2011042015A (ja) | 2011-03-03 |
JP5532746B2 true JP5532746B2 (ja) | 2014-06-25 |
Family
ID=43829836
Family Applications (1)
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JP2009192714A Active JP5532746B2 (ja) | 2009-08-24 | 2009-08-24 | ブローチ盤 |
Country Status (1)
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- 2009-08-24 JP JP2009192714A patent/JP5532746B2/ja active Active
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