JP4922533B2 - 容器の分類装置 - Google Patents

Description

【０００１】
本発明は、空の飲料包装体の形式の液体容器の分類装置に関し、より特別にはかかる容器、例えば任意断面の缶又はボトルの輸送方向の制御に関し、ここに、その輸送方向は装置の一部分を通る輸送経路に沿うか或いは輸送経路から側方に離れるかのいずれかであり、容器は水平位置で支持される。
【０００２】
直線経路に沿うか又はかかる輸送経路から側方に離れるかのいずれかで液体容器を動かすための多くの形式の分類装置が既に知られている。特に、液体容器が水平位置において輸送されるとき、液体容器を輸送経路から側方に離して動かすことは全く簡単なことではない。これは、液体容器を安全な方法で輸送経路から側方に離しかつ経路の上方の或る高さにおいて動かす必要もある場合は特に真実である。
【０００３】
従って、従来技術に伴う諸問題の幾つかを解決することが本発明の目的であり、本発明に従って、輸送経路の上方に回転可能に配列されかつ輸送経路の方向のその回転軸線を有するドラムであって、ドラムの周囲に開口部を有しかつ回転軸線方向に通り抜けている少なくも１個の容器適合室を有し、かつこのためドラムの端部壁の各にも容器断面適合開口部を有するドラム；輸送経路からドラムの周囲の一部分に沿って横上方に伸びている容器案内板；及び前記室と関連して配列された容器排出機構であって、作動の際、室を空にするようになっており、ドラム回転の結果として、室の開口部が容器案内板の上の縁を通過して動かされたとき、機構が作動し室内にある容器を室から押し出して室を空にするであろうようにされた機構を備えることが望ましい装置が提案される。
【０００４】
更なる実施例により、本機構は、ドラム内で半径方向に動き得るキャリッジであってその半径方向最外側部分が室の後壁を形成するキャリッジ、及びドラムの両端の静止案内円板よりなり、キャリッジが、ドラムの回転時にキャリッジの運動を機械的に制御するために案内円板の周囲と相互作用する案内車輪又はプーリーを持つ。
【０００５】
装置の好ましい一実施例により、ドラムの回転軸線は、前記輸送経路に関して側方にずらされる。
【０００６】
案内円板は、ドラムの軸線の上方の或る距離にその中心を有する長円形又は楕円形を与えられることが有利である。
【０００７】
本発明による装置はハウジング１を有し、その中に第１のコンベヤー部分３と第２のコンベヤー部分４とを有するコンベヤー２が配列され、コンベヤー３、４は、それぞれコンベヤーベルト３’、４’を有し、かつコンベヤー２が浅いＶ字形外見を有するように互いに或る角度を形成する。
【０００８】
モーター５が、コンベヤーベルト３’、４’を有するコンベヤー部分３、４よりなるコンベヤー２を駆動する。この駆動は、本願と同一出願日のノルウェー特許出願２０００３９７６号に説明されるように、便宜上、歯車６を介し、更に、例えばベルト駆動機構を介して或いは選択的にウオーム駆動機構を介して提供することができる。
【０００９】
図面において、コンベヤーの上方に回転可能に配列されたドラムが、番号７により示される。
【００１０】
かなり明らかに見られるように、ドラムの回転軸線８は、輸送経路２の方向に横たわる。特に図３−６、更に図７及び９から明らかなように、ドラムは、ドラムの周囲に開口部を有しかつ回転軸線の方向に通り抜けている少なくも１個の容器適合室９を持つ。図に示された液体容器は、番号１０を与えられている。容器案内板１１が、コンベヤー２の輸送経路からドラムの円周の一部分に沿って横上向きに伸びる。更に、コンベヤー２の輸送経路の反対側に、第２の容器案内板１２を配列することができる。ドラム７の位置及びその回転方向を検知するために、通過運動検知器２２、２３をそれぞれ配置することができる。検知器は、ドラムの表面上に配列されたマーカー（図示せず）と共同作用する。
【００１１】
室９に関連してそれぞれ容器排出機構１３、１３’が設けられることが有利である。この機構は、室の開口部が容器案内板１１又は１２の上の縁を通過して動いたとき、機械的に作動して室９を空にするようにされる。従って、図８より最も良く分かるように、容器１０は、半径方向に可動のキャリッジ１４により室９から外に押し出される。これらの図から、キャリッジ１４は、その半径方向最外側の部分が室９の後壁を形成することが見られるであろう。図３−１０に示されるように、同様なキャリッジ１４’もある。ドラムの端部に静止案内円板１５が配列されて、キャリッジ１４、１４’上の案内車輪又は案内プーリー１６、１６’と相互作用をする。前記案内車輪又はプーリーは、案内円板の周囲に沿って走り、ドラム８の回転時におけるキャリッジの運動を機械的に制御する。単純化のために、図５−１０においては、案内円板は示されない。
【００１２】
図２−４に示されるように、案内円板１５は、図４により明らかに示されるように、その中心１５’がドラム８の軸線８’の上方の或る距離にあるほぼ長円形又は楕円状である。
【００１３】
特に、図３、４及び７、８に示されるように、ドラムの回転軸線８’は、コンベヤー２により与えられる輸送経路に関して横方向にずらされる。しかし、これは、本発明の限界を定めている何かの方法として理解すべきではなく、ドラムの回転軸線も、コンベヤー２の長手方向中心軸線の上方に中心を置き得ることも言うまでもない。
【００１４】
図２から、ドラム８は、歯車機構１８を介し、かつベルト駆動機構１９を経て、更にドラムの駆動軸に固定された綱車２０を介してモーターにより駆動されることを見ることができる。
【００１５】
図面に示された本発明による装置の解は、ドラムの回転方向に依存して板１１又は１２の上の縁の上方の一方の側又は他方の側のどちらかの容器１０の効果的な横方向の動きを提供する。容器１０の先行した検知が、装置の一方の側又は他方の側に分類すべきでないことを示した場合は、コンベヤー２が、容器１０を、選択的な更なる処理のために、ハウジングの通過後に室９を通して右に輸送することがごく簡単に確実化される。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明による装置の斜視図である。
【図２】 本発明による装置の第１の正面図である。
【図３−１０】 明瞭化のために前面板の除去された装置を示す。
【図３】 第１の作業位置における装置の正面図である。
【図４】 第２の作業位置における装置の正面図である。
【図５】 図３による作業位置における装置の斜視図である。
【図６】 図４による作業位置における装置の斜視図である。
【図７】 第３の作業位置における装置の正面図である。
【図８】 第４の作業位置における装置の正面図である。
【図９】 図７による作業位置における装置の斜視図である。
【図１０】 図８による作業位置における装置の斜視図である。

Claims (4)

1. 任意断面の缶又はボトルの形式の液体容器の輸送方向を制御するための装置において、輸送方向が、装置の一部分を通る輸送経路に沿うか或いは輸送経路から側方に離れるかのいずれかであり、容器は水平位置に保持される装置であって、
   輸送経路の上方に回転可能に配列されかつ輸送経路の方向のその回転軸線を有するドラムであって、ドラムの周囲に開口部を有しかつ回転軸線方向に通り抜けている少なくも１個の容器適合室を有し、かつこのためドラムの端部壁の各にも容器断面適合開口部を有するドラム、
   輸送経路からドラムの周囲の一部分に沿って横上方に伸びている少なくも１個の容器案内板、及び
   前記容器適合室と関連して配列された容器排出機構であって、作動の際、容器適合室を空にするようになっており、ドラム回転の結果として、容器適合室の開口部が容器案内板の上の縁を通過して動かされたとき、機構が作動し容器適合室内にある容器を容器適合室から押し出して容器適合室を空にする機構を備えることを特徴とする容器の分類装置。
2. 機構が、ドラム内で半径方向に動き得るキャリッジであって、その半径方向最外側部分が容器適合室の後壁を形成するキャリッジ、及びドラムの両端の静止案内円板よりなり、キャリッジが、ドラムの回転時にキャリッジの運動を機械的に制御するために静止案内円板の周囲と相互作用する案内車輪又はプーリーを有していることを特徴とする請求項１に記載の容器の分類装置。
3. ドラムの回転軸線が前記輸送経路に関して側方にずれていることを特徴とする請求項１又は２に記載の容器の分類装置。
4. 静止案内円板は、その中心がドラム軸線の上方の或る距離にある長円形又は楕円形を与えられることを特徴とする請求項１又は２に記載の容器の分類装置。

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