JP4922440B2 - 3d映像出力装置、3d映像表示装置、3d映像出力方法 - Google Patents
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Description
3D映像表示装置においては、3D映像の表示用に作成された3D映像を受信し、表示する。
また、3D映像表示装置においては、映像コンテンツに係るサムネイルも表示可能である。
ここで、サムネイルとは、動画や静止画等の画像を縮小イメージで表現した画像である。例えば、サムネイルを用いて複数の映像コンテンツを並べて表示し、所望の映像コンテンツを選択することが可能である。そして、サムネイルを用いて選択された映像コンテンツは、ユーザによって視聴される。
しかし、3D映像表示は、右目用映像と左目用映像を用いて立体感を表現する技術である。
例えば、斜め画像においては、視点に変更が生じるため、サムネイル等の斜め画像を3D映像で表示すると破綻が生じ、ユーザに不快感を与える恐れがあるという問題があった。
図1は、実施形態に係わる3D映像出力装置の外観を示す図である
符号10はテレビ画面、符号11はデジタルテレビジョン放送受信装置、符号12は立体視用眼鏡(3Dメガネ)、符号13はキャビネット、符号14は支持台、符号15は液晶表示パネル、符号16はスピーカ、符号17は操作部、符号17aは主電源スイッチ、符号18はリモートコントローラ、符号19は受光部、符号20は基台、符号21は着脱検出部である。
符号22はアンテナ、符号23は入力端子、符号24は選局復調部、符号25はTS分離部、符号26は映像デコーダ、符号27は映像フレームバッファ、符号28は映像出力部、符号29は音声バッファ、符号30は音声出力部、符号31は音声デコーダ、符号32は入力端子である。
制御部33は、CPU(central processing unit)33aを内蔵している。そして、操作部17からの操作情報やリモートコントローラ18から送信され、受光部19で受信された操作情報を受け、その操作内容が反映されるように各部を制御する。
これにより、制御部33は、ユーザによる操作に基づいて、ネットワーク上のサーバにアクセスして所望の映像信号や音声信号等を取得し、映像表示や音声再生に供させたり、HDD34のハードディスク34aに記録させたりすることができる。
この映像出力部28は、映像フレームバッファ27から供給された映像信号が立体視用の映像信号であって、ユーザが立体視用眼鏡12を装着している旨を示す着脱検出信号CDが供給されているときには、その映像信号から右目用映像信号と左目用映像信号とをそれぞれ生成し、それらの映像信号を交互に液晶表示パネル15に映像表示させて立体視映像表示を実行する。
符号38は入力端子、符号39は2次元3次元(2D−3D)変換部、符号40は左右映像分離部、符号41は倍速変換部、符号42はセレクタ、符号43は左右クロストーク防止部、符号44は選択信号生成部、符号45は映像出力処理部、符号46は出力端子、符号47は出力端子、符号48は受信部、符号49は解析部である。
上記のように、映像フレームバッファ27から供給された映像信号は、入力端子38を介して、2次元3次元(2D−3D)変換部39及び左右映像分離部40に供給される。
また、3次元2次元変換部39は、立体視用の映像信号が入力されたとき、その映像信号を2次元表示用の映像信号に変換して倍速変換部41に出力する。
倍速変換部41は、入力された2次元表示用の映像信号に対して、例えばフレーム間の動きベクトルを利用した補間フレームを作成する等の手法により、液晶表示パネル15で表示可能なフレーム倍速変換処理を施し、セレクタ42の入力端に出力する。
受信部48で受信された着脱検出信号CDは、解析部49に供給され、ユーザが立体視用眼鏡12を装着しているか否かが判断される。
解析部49は、ユーザが立体視用眼鏡12を装着していると判断した場合は、選択信号生成部44に対して、左右クロストーク防止部43から出力される映像信号を映像信号処理部45に導くように、セレクタ42を切り替える選択信号を発生させる。
記憶部51は、例えばHDD等の磁気記憶装置やEPROM等の半導体記憶装置で構成される。そして、記憶部51には、3D表示可能な映像コンテンツに係るサムネイルを3DGUIや2DGUIとして表示するプログラム(3DGUI表示プログラム)が記憶されている。ここで、GUIはGraphical User Interfaceの略である。
3DGUI処理部(出力画像作成部)52は、画像合成部53を構成する。画像合成部53は、3D表示可能な映像コンテンツに係るサムネイルを、3DGUIや2DGUIとして表示するために、次に説明するように、合成する。
この実施の形態においては、正面出力画像は、TVの正面に位置する視聴者に向けて出力表示される。
また、斜め出力画像は、正面に出力される画像以外の画像である。例えば、正面出力画像に比べ、所定の角度回転した画像である。あるいは、例えば、遠近感を持たせるために、正面出力画像の形を変形し円形を歪ませた図形や、長方形で表現される正面出力画像を台形等に変形させた図形は、それらの一例である。
まず、3D表示を行うための左目用、右目用の下地画像を生成する。
次に、左目用、右目用のサムネイル画像を作成し、これらの左目用、右目用の下地画像に貼り付ける。
サムネイル画像は、テクスチャ・マッピングにより、下地画像にマッピングされる。例えば、サムネイル画像は、上記映像コンテンツから予めマッピング画像が作成される。
ここでは、例えば、HDDに録画された映像コンテンツや放送から取得された映像コンテンツをユーザが選択する際に使用する、コンテンツの選択画面として表示される画像である。例えば、上記映像コンテンツを縮小したサムネイルを用い、複数の映像コンテンツが並べて表示される。
図4(e)は、画像合成部53から出力された正面画像用の左目出力画像である。また、図4(f)は、画像合成部53から出力された正面画像用の右目出力画像である。
すなわち、サムネイル画像は、3DGUI処理部(出力画像作成部)52に構成される画像合成部53で生成される。
また、後述するように、サムネイルが斜め表示されない場合は、サムネイル画像は3D表示される。
図4(a)は左目用の下地映像、図4(b)は右目用の下地映像である。また、図4(c)は、左目用のサムネイル映像、図4(d)は、右目用のサムネイル映像である。これらの画像が画像合成部53に入力される。
この画像合成部53から出力された、サムネイル画像が付加された、左目用の出力画像(図4(e))および右目用の出力画像(図4(f))は、上記のように制御され、デジタルテレビジョン放送受信装置に、3D(3次元)で表示される。この3D表示のサムネイル画像は、例えば、3Dメガネ12をかけた視聴者に視聴される。
3D表示で斜め出力画像を出力すると、出力画像は、TVの正面からずれて出力される可能性がある。
そこで、ここでは、斜め出力画像を2D表示で出力する。
まず、上記と同様に、2D表示を行うための左目用、右目用の下地画像を生成する。しかし、上記ユーザの違和感を低減させるため、2D表示を行うための左目用、右目用の下地画像は同一の画像を使用する。ここでは、例えば、左目用下地画像を左目用、右目用の下地画像に用いる。
これらの左目用、右目用の2Dサムネイル画像も上記下地画像と同様に、ユーザの違和感を低減させるため、2D表示を行う左目用、右目用のサムネイル画像は同一の画像を使用する。ここでは、例えば、左目用サムネイル画像を左目用、右目用の下地画像に用いる。
また、斜め出力画像の斜めの回転は、例えば、次のように作成される。
まず、決められた回転角度に応じ、左目用、右目用の下地画像をそれぞれ斜めに回転させる。ここでの回転は、上記のように、遠近感を表現するための変形や縮小でも可能である。
図5(e)は、画像合成部53から出力された左目用の出力画像、図5(f)は、画像合成部53から出力された右目用の出力画像である。
この画像合成部53から出力された、サムネイル画像が付加された、左目用の出力画像(図5(e))および右目用の出力画像(図5(f))は、左右の出力画像のどちらも右目用のサムネイル画像が付加され、2D(2次元)表示のサムネイル画像が表示される。
図6は、実施形態に係わる3D映像出力装置において、サムネイル画像の斜め表示を判別し、判別結果に応じて3D表示または2D表示でサムネイル画像を出力するようすを説明するフローチャートである。
符号S101は、上記のように、サムネイル画像を除く、右目用下地画像、左目用下地画像を描画するステップである。続いて、符合S102を付したステップへ進む。
この実施の形態においては、上記のように、サムネイル画像等のGUI表示を2Dと3Dで動的に切り替えることが可能である。これにより、GUI表示の違和感を低減することが可能になる。
<実施例1>
この例では、コンテンツを選択するためのコンテンツ選択画面を2Dで表示し、正面画像が選択された場合は、選択されたコンテンツの再生指示画面を3Dで表示する。図の左側は左目用出力画像、図の右側は左目用出力画像である。
ここでは、3つのサムネイル画像が並べて表示される。そして、斜め画像61は向かって左側、正面画像62は中央、斜め画像63は向かって右側に表示される。
そして、左目用出力画像において、斜め画像61は左目用サムネイル画像、正面画像62は左目用サムネイル画像、斜め画像63は左目用サムネイル画像が表示される。
図7(b)は、選択されたコンテンツの再生指示画面である。
上記のように、正面画像62は、3D表示を行うことが可能である。そこで、コンテンツの再生指示画面として、正面画像62が選択された場合は、サムネイル画像を3Dで表示する。
また、右目用出力画像において、正面画像62bは右目用サムネイル画像が表示される。
そして、例えば、3Dメガネ12をかけた視聴者は、左目用出力画像と右目用出力画像で構成された3Dのサムネイル画像表示を視聴しながら、再生指示や再生のキャンセルを指示することが可能である。
<実施例2>
この例では、コンテンツを選択するためのコンテンツ選択画面を、所定時間毎に切替えて表示する。例えば、0.5秒毎、あるいは1秒毎に切替える。図の左側は左目用出力画像、図の右側は左目用出力画像である。
そして、左目用出力画像において、斜め画像61は左目用サムネイル画像が表示される。また、右目用出力画像においても、斜め画像61は左目用サムネイル画像が表示される。ここでは、サムネイル画像は2Dで表示される。
そして、左目用出力画像において、正面画像62aは左目用サムネイル画像が表示される。また、右目用出力画像においては、正面画像62bは右目用サムネイル画像が表示される。ここでは、サムネイル画像は3Dで表示される。
そして、左目用出力画像において、斜め画像63は左目用サムネイル画像が表示される。また、右目用出力画像においても、斜め画像63は左目用サムネイル画像が表示される。ここでは、サムネイル画像は2Dで表示される。
<実施例3>
この例では、コンテンツを選択するためのコンテンツ選択画面において、2D表示のサムネイル画像と3D表示のサムネイル画像を混在させて表示する。
すなわち、ここでは、正面画像62を3D表示で表示し、斜め画像61および斜め画像63は2Dで表示する。
そして、左目用出力画像において、斜め画像61は左目用サムネイル画像、正面画像62は左目用サムネイル画像、斜め画像63は左目用サムネイル画像が表示される。
Claims (9)
- 3D表示可能な映像コンテンツに係るサムネイルが、正面画像に対して所定の角度を持って斜めに回転して表示されるかを判別する斜め表示判別部と、
前記サムネイルが斜めに回転して表示されると判別される場合は、2D表示されるように、前記サムネイルが斜めに回転して表示されないと判別される場合は、3D表示されるように、前記サムネイルに係る映像信号を出力する映像信号出力部と
を備える3D映像出力装置。 - 前記斜め表示判別部は、3D表示可能な映像コンテンツに係るサムネイルの表示角度を用いて、サムネイルが斜めに回転して表示されるかを判別する請求項1に記載の3D映像出力装置。
- 前記サムネイルの表示角度は、予め設けられた基準値と比較される請求項2に記載の3D映像出力装置。
- 前記基準値は角度30°であり、前記サムネイルの斜め回転表示の角度がこの基準値を超える場合は、前記サムネイルが斜め回転表示されると判別される請求項3に記載の3D映像出力装置。
- 前記サムネイルが3D表示される映像信号は、前記映像コンテンツから生成された右目用サムネイル画像が付加された右目用出力信号と、前記映像コンテンツから生成された左目用サムネイル画像が付加された左目用出力信号を備える請求項1に記載の3D映像出力装置。
- 前記サムネイルが2D表示される映像信号は、前記映像コンテンツから生成された右目用サムネイル画像が付加された右目用出力信号と、前記映像コンテンツから生成された右目用サムネイル画像が付加された左目用出力信号を備える請求項1に記載の3D映像出力装置。
- 前記サムネイルが2D表示される映像信号は、前記映像コンテンツから生成された左目用サムネイル画像が付加された右目用出力信号と、前記映像コンテンツから生成された左目用サムネイル画像が付加された左目用出力信号を備える請求項1に記載の3D映像出力装置。
- 3D表示可能な映像コンテンツに係るサムネイルが、正面画像に対して所定の角度を持って斜めに回転して表示されるかを判別する斜め表示判別部と、
前記サムネイルが斜めに回転して表示されると判別される場合は、2D表示されるように、前記サムネイルが斜めに回転して表示されないと判別される場合は、3D表示されるように、前記サムネイルに係る映像信号を出力する映像信号出力部と、
前記出力された映像信号を受信し、サムネイルを表示する映像表示部と
を備える3D映像表示装置。 - 3D表示可能な映像コンテンツに係るサムネイルが、正面画像に対して所定の角度を持って斜めに回転して表示されるかを判別するステップと、
前記サムネイルが斜めに回転して表示されると判別される場合は、2D表示されるように、前記サムネイルが斜めに回転して表示されないと判別される場合は、3D表示されるように、前記サムネイルに係る映像信号を出力するステップと
を備える3D映像出力方法。
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