JP4922426B2 - 反射板装置、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

反射板装置、無線基地局及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線基地局装置と無線通信端末との間で反射板装置を経由して無線通信可能な無線通信システムに関する。
無線通信システムにおいて、無線基地局と移動局との間の通信品質を改善するため、送信側装置(例えば、無線基地局)から一次放射された電波を反射させることにより所望エリアに向けて二次放射する反射板を使用する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる特許文献1では、無線基地局のアンテナと移動局との間の見通し伝搬路が人や車等の遮蔽物によって遮られた場合でも、無線基地局がセル全体をカバーする無指向性の電波を放射すると共に、反射板に向けた指向性ビームを放射することで、遮蔽物の後方から電波が照射されるようにしている。このように、無線基地局から放射された電波を所望エリアへ反射させる反射板を利用することで、不感領域の解消、カバレッジの拡大を図ることができる。
特開平8−288901号公報
しかしながら、上述の無線通信システムでは、無線基地局から放射された電波が遮蔽物で遮断されて移動局の通信品質が悪化しているか否かに依らず、セル全体をカバーする無指向性の電波を放射するとことで、反射板へ入射する電力が小さく、よって反射板から二次的に放射される電力も小さいため、反射板を利用する効果を十分に得ることができない。さらには、無指向性アンテナを利用することで、反射板を経由した通信と反射板を経由しない直接通信を区別せず送信を行なうため、不必要なエリアにも干渉信号として信号が伝搬することにより、無線通信システム全体のスループットの向上効果を十分に得られないという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、無線基地局のセルに配置された反射板の利用効果を十分に発揮させるとともに、無線通信端末の状況に応じて、該反射板を利用した通信モードを含む最適な通信モードを決定することで、無線通信システム全体でのスループットを向上させることが可能な反射板装置、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の反射板装置は、無線基地局が形成するセルに配置された反射板装置であって、前記無線基地局のアレイアンテナから該反射板装置に向けて送信される指向性ビームを反射する反射板と、前記無線基地局から送信されたトレーニング信号を受信する受信部と、前記受信部による前記トレーニング信号の受信結果に基づいて、前記無線基地局から送信される前記指向性ビームの最適ウェイトを生成するウェイト生成部と、前記ウェイト生成部によって生成された最適ウェイトを示すウェイト情報を前記無線基地局に送信する送信部と、を具備したことを特徴とする。
この構成によれば、反射板装置が、反射板の利用効果が最も高くなるような指向性ビームの最適ウェイトを無線基地局に通知することができる。このため、無線基地局のセルに配置された反射板の利用効果を十分に発揮させることができるとともに、無線通信端末の状況に応じて当該反射板を利用して通信を行うことで、無線通信システム全体でのスループットを向上させることができる。
本発明の無線基地局は、自セル内に少なくとも1つの反射板装置が配置された無線基地局であって、該無線基地局から送信され各無線通信端末によって受信された第1制御信号の受信電力情報と、該無線基地局から前記反射板装置に向けた指向性ビームで送信され前記各無線通信端末によって受信された第2制御信号の受信電力情報とを、前記各無線通信端末から取得する取得部と、前記各無線通信端末から取得された前記受信電力情報に基づいて、前記反射板装置を介さずに通信を行う直接モード、前記無線基地局と前記反射板装置との間に指向性ビームを形成し該反射板装置を介して通信を行う反射板経由モード、前記直接モードと前記反射板経由モードとを組み合わせて通信を行う複合モードのうちいずれかの通信モードを、無線通信端末毎に決定する通信モード決定部と、無線通信端末毎に決定された前記通信モードにより前記各無線通信端末と通信を行う通信部とを具備することを特徴とする。
この構成によれば、無線基地局が反射板装置を介さずに無線通信端末と通信を行う直接モード、無線基地局が反射板装置との間に形成される指向性ビームを用いて反射板装置経由で通信を行う反射板経由モード、直接モードと反射板経由モードとを組み合わせた複合モードとを適応的に決定するので、無線リソースを有効利用することができ、無線通信システム全体でのスループットを向上させることができる。
本発明によれば、無線基地局のセルに配置された反射板の利用効果を十分に発揮させるとともに、無線通信端末の状況に応じて、該反射板を利用した通信モードを含む最適な通信モードを決定することで、無線通信システム全体でのスループットを向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信モードを示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局によって取得される受信電力情報を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線リソースを示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの概念図 本発明の第1の実施形態に係る反射板装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信方法を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局による通信モードの決定動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局による無線通信端末に対する無線リソースの割り当てを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信システムの概略図である。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信システムの概略図である。 本発明の第4の実施形態に係る無線通信システムの概略図である。 本発明の第5の実施形態に係る無線通信システムの概略図である。 本発明のその他の実施形態に係る反射板装置の機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。
[第1の実施形態]
(無線通信システムの全体概略構成)
図1は、第1の実施形態に係る無線通信システムの概略図である。図1に示すように、無線通信システムは、無線基地局10と、無線基地局10のセルC1内に配置された反射板装置20と、無線通信端末30−1乃至30−5とで構成されている。以下、無線通信端末30−1乃至30−5を区別しない場合は、無線通信端末30と称する。なお、無線通信システムに含まれる無線基地局10、反射板装置20及び無線通信端末30は、図1に示した数又は形態に限定されるものではない。
無線基地局10は、各無線通信端末30から取得された受信電力情報に基づいて、直接モード、反射板経由モード、直接モードと反射板経由モードとを組み合わせた複合モードのうちのいずれかの通信モードを、無線通信端末30毎に決定する。例えば、図1に示す無線通信システムにおいては、無線基地局10は、無線通信端末30−2の通信モードを直接モード、無線通信端末30−3の通信モードを反射板経由モード、無線通信端末30−1、30−4の通信モードを、複合モードに含まれる容量増大モード、無線通信端末30−5の通信モードを、複合モードに含まれるエリア拡大モードに決定する。
ここで、直接モードとは、無線基地局10が、反射板装置20を介さずに、無線通信端末30と直接通信を行う通信モードである。具体的には、下り通信では、図2(a)に示すように、無線基地局10は、セルC1全体に向けた無指向性ビーム(図示なし)を用いて無線通信端末30−2に対する下り信号を送信する。一方、図示しないが、上り通信では、無線基地局10は、無線通信端末30−2から送信された上り信号を受信する。なお、無線基地局10は、無指向性ビームの代わりに指向性ビームを用いて無線通信端末30−2と通信を行ってもよい。
反射板経由モードとは、無線基地局10が、反射板装置20に向けた指向性ビームを形成し、無線基地局10と無線通信端末30との間で反射板装置20を経由した通信を行う通信モードである。具体的には、下り通信では、図2(b)に示すように、無線基地局10は、反射板装置20に向けた指向性ビームB0を用いて、無線通信端末30−3に対する下り信号を送信する。反射板装置20は、無線基地局10から入射する下り信号を所定のエリア(以下、反射エリアという)に向けて反射する。反射板装置20に設定されて反射板で反射された下り信号は反射エリアに存在する無線通信端末30−3に送信される。一方、図示しないが、上り通信では、反射板装置20は、反射エリアに存在する無線通信端末30−3から入射した上り信号を、無線基地局10に向けて反射する。無線基地局10は、反射板装置20で反射された上り信号を受信する。
複合モードは、複数の無線通信端末30に対して直接モードと反射板経由モードとを組み合わせた容量増大モードと、1つの無線通信端末30に対して直接モードと反射板経由モードとを組み合わせたエリア拡大モードとを含む。
容量増大モードとは、一の無線リソースを用いて、無線基地局10が、一の無線通信端末30と直接モードで通信を行うとともに、他の無線通信端末30と反射板経由モードで通信を行う通信モードである。具体的には、下り通信では、図2(c)に示すように、無線基地局10は、セルC1全体に向けた無指向性ビーム(図示なし)を用いて無線通信端末30−1に対する下り信号を送信するとともに、反射板装置20に向けた指向性ビームB0を用いて無線通信端末30−4に対する下り信号を送信する。反射板装置20は、無線基地局10から指向性ビームB0を受けて、当該下り信号を無線通信端末30−4が存在する反射エリアに向けて反射する。一方、図示しないが、上り通信では、反射板装置20は、反射エリアに存在する無線通信端末30−4から入射した上り信号を、無線基地局10に向けて反射する。無線基地局10は、反射板装置20を経由して到達する上り信号を受信するとともに、無線通信端末30−1から直接到達する上り信号を受信する。
エリア拡大モードとは、一の無線リソースを用いて、無線基地局10が、無線通信端末30と直接モードで通信を行うとともに、同じ無線通信端末30と反射板経由モードでも通信を行う通信モードである。具体的には、下り通信では、図2(d)に示すように、無線基地局10は、セルC1全体に向けた無指向性ビーム(図示なし)を用いて無線通信端末30−5に対する下り信号を送信するとともに、反射板装置20に向けた指向性ビームB0を用いて同一の下り信号を送信する。反射板装置20は、無線基地局10から入射する指向性ビームB0に載せた下り信号を、同じ無線通信端末30−5が存在する反射エリアに向けて反射する。一方、図示しないが、上り通信では、反射板装置20は、反射エリアに存在する無線通信端末30−5から入射した上り信号を、無線基地局10に向けて反射する。無線基地局10は、反射板装置20から反射されてきた上り信号を受信するとともに、無線通信端末30−5から送信され直接到達する同一の上り信号を受信する。
無線基地局10は、無線通信端末毎に決定された以上のような通信モードにより、各無線通信端末30と通信を行う。
(無線通信システムの機能構成)
次に、第1の実施形態に係る無線通信システムを構成する無線基地局10及び反射板装置20の機能構成について説明する。図3は、無線基地局10の機能ブロック図、図4及び図5は、無線基地局10の機能構成を説明するための図、図6は、無線基地局10及び反射板装置20の模式的な外観図、図7は反射板装置20の機能ブロック図である。
(1)無線基地局10の機能構成
図3に示すように、無線基地局10は、複数のアンテナから構成されるアレイアンテナ101、トレーニング信号生成部102、ウェイト情報受信部103、ウェイト生成部104、ウェイト記憶部105、第1制御信号生成部106、第2制御信号生成部107、受信電力情報受信部108、通信モード決定部109、スケジューリング部110、送信バッファ111、送信信号生成部112、113を具備する。
トレーニング信号生成部102は、アレイアンテナ101から反射板装置20に送信されるトレーニング信号を生成する。なお、トレーニング信号とは、反射板装置20に向けた指向性ビームB0の最適ウェイトを決定するためのダミー信号である。
ウェイト情報受信部103は、反射板装置20におけるトレーニング信号の受信結果に基づいて決定されたウェイト情報を、反射板装置20から受信する。ウェイト生成部104は、ウェイト情報受信部103によって受信されたウェイト情報に基づいて、反射板装置20に向けた指向性ビームB0の最適ウェイトを生成する。ウェイト記憶部105は、生成したウェイトと反射板装置20と関連付けて記憶する。
第1制御信号生成部106は、アレイアンテナ101からセルC1全体に向けた無指向性ビームを用いて送信される第1制御信号を生成する。また、第2制御信号生成部107は、アレイアンテナ101から反射板装置20に向けた指向性ビームB0を用いて送信される第2制御信号を生成する。第2制御信号は、反射板装置20の識別情報である反射板IDを含む。また、第2制御信号は、後述するように、反射板装置20において反射エリアに向けて反射され、当該反射エリアに存在する無線通信端末30に送信される。
受信電力情報受信部108は、無線通信端末30から、第1制御信号及び第2制御信号の受信電力情報を受信する。受信電力情報とは、無線通信端末30における信号の受信電力を示すものであり、例えば、SINR等である。例えば、受信電力情報受信部108は、図4に示すように、図1の無線通信端末30−1乃至30−5から、第1制御信号及び第2制御信号の受信電力(単位は、dB)を受信する。なお、受信電力情報受信部108は、無線通信端末30から、第1制御信号の受信電力情報、第2制御の受信電力情報に加えて、第1制御信号及び第2制御信号の合成信号の受信電力情報を受信してもよい。
通信モード決定部109は、受信電力情報受信部108によって受信された第1制御信号及び第2制御信号の受信電力情報に基づいて、無線通信端末30との通信に用いる通信モードを、直接モード、反射板経由モード、容量増大モード、エリア拡大モードのいずれかに決定する。
スケジューリング部110は、通信モード決定部109によって通信モードが決定された無線通信端末30に対して、無線リソースを割り当てる。ここで、無線リソースは、各通信モードに対して、固定的に割り当てられてもよく、動的に割り当てられてもよい。なお、無線リソースは、各通信モードに対して、時分割で割り当てられてもよいし、周波数分割で割り当てられてもよい。
例えば、図5(a)では、直接モード用の無線リソースaと、容量増大モード及びエリア拡大モードを含む複合モード用の無線リソースbと、反射板経由モード用の無線リソースcとが、各通信モードのトラフィック量に応じた比率で固定的に割り当てられている。かかる場合、スケジューリング部110は、直接モードが決定された無線通信端末30に対して、ラウンドロビンやProportion fair等のスケジューリングアルゴリズムを用いて、直接モード用の無線リソースaを割り当てる。同様に、スケジューリング部110は、複合モード、反射板経由モードが決定された無線通信端末30に対して、複合モード用の無線リソースb、反射板経由モード用の無線リソースcを割り当てる。
また、図5(b)では、直接モード用の無線リソースaと、容量増大モード及びエリア拡大モードを含む複合モード用の無線リソースbと、反射板経由モード用の無線リソースcとが、動的に割り当てられている。かかる場合、スケジューリング部110は、全ての無線通信端末30の中から、Proportional fairの指標(瞬時SINR/平均SINR)が高い無線通信端末30をn個選択する。スケジューリング部110は、選択されたn個の無線通信端末30の通信モード毎のトラフィック量に応じた比率で、無線リソースa、b、cが割り当てられる。例えば、選択されたn個の無線通信端末30の通信モード毎のトラフィック量の比率が6:1:3(直接モード:複合モード:反射板経由モード)である場合、無線リソースa、b、cも6:1:3の比率で割り当てられる。
送信信号生成部112は、第1制御信号生成部106で生成された第1制御信号を所定形式の送信信号に変換する。また、送信信号生成部112は、ウェイト記憶部105に記憶されたウェイトに基づいて、第2制御信号生成部107で生成された第2制御信号を所定形式の送信信号に変換する。送信信号生成部113は、送信バッファ111に蓄積された下りデータ信号を所定形式の送信信号に変換する。
(2)反射板装置20の機能構成
図6に示すように、反射板装置20は、所定形状(例えば、長方形状)をなす反射板201と、反射板201の左右に配置された2つのアンテナ202a,202bと、不図示の制御ユニット203とを備えている。反射板装置20に備えられるアンテナ202a、202bは反射板201の上下に配置しても良いし、反射板201の上下左右に4本設置しても良い。符号Rは、反射板装置20がカバーする反射エリアを示している。また、反射板201に配置されるアンテナ202は、2つに限られるものではなく、1つであってもよい。また、反射板201の上下左右に4つのアンテナ202が設置されてもよい。なお、図6では、反射板201は、無線基地局10から一次放射された信号を2次放射する様子を示しているが、反射エリアR内の無線通信端末30(不図示)から一次放射された信号を2次放射することもできる。
図7は反射板装置20の制御ユニット203の機能ブロックである。反射板装置20の制御ユニット203は、信号受信部211(受信部)、ウェイト生成部212、制御信号生成部213、制御信号送信部214(送信部)、上位基地局特定部215を具備する。
信号受信部211は、アンテナ202a,202bで受信された下り信号、上り信号(無線基地局10から送信されたデータ信号、制御信号及びトレーニング信号、無線通信端末30から送信されたデータ信号、制御信号)を取り込む。
ウェイト生成部212は、信号受信部211で受信されたトレーニング信号の受信結果に基づいて、無線基地局10のアレイアンテナ101から反射板装置20に向けて送信される指向性ビームB0の最適ウェイトを生成する。なお、反射板201に1つのアンテナ202が設置される場合、ウェイト生成部212は、最大非合成を用いて最適ウェイトを生成してもよい。また、反射板201に複数のアンテナ202が設置される場合、ウェイト生成部212は、各アンテナ202に対して最大非合成を用いて生成された最適ウェイトの平均値を算出し、算出した平均値を最適ウェイトとしてもよい。
制御信号生成部213は、ウェイト生成部212で生成された最適ウェイトを示すウェイト情報を含む制御信号を生成する。図7に示す構成例では、最適ウェイトを示すウェイト情報をウェイトFB信号生成部216において生成しているが、無線基地局10の下り信号から得られたチャネル情報とアンテナ設置状態(例えば、アンテナ202の本数、アンテナ202の設置箇所(すなわち、反射板201に対するアンテナ202の相対的な位置))を、無線基地局10で指向性ビームB0の最適ウェイトを生成するためのフィードバック情報としても良い。制御信号送信部214は、ウェイト生成部212で生成されたウェイト情報を含む制御信号を無線基地局10に送信する。
制御信号生成部213は、登録要求信号生成部217及びトレーニング要求信号生成部218を備えている。上位基地局特定部215が登録要求信号生成部217及びトレーニング要求信号生成部218に対して当該反射板装置20を配下とする無線基地局10を特定する信号を入力する。
登録要求信号生成部217は、反射板装置20を無線基地局10に登録してもらうための登録要求信号を生成する。トレーニング要求信号生成部218は、無線基地局10に対してトレーニング信号の送信を要求するトレーニング要求信号を生成する。反射板装置20を新たに設置した場合に、登録要求信号生成部217が登録要求信号を生成して無線基地局10に送信する。また、反射板装置20を新たに設置した場合、又は適宜にトレーニング要求信号生成部218がトレーニング要求信号を生成して無線基地局10に送信する。
無線通信端末30は、受信した下り信号に反射板IDが含まれているか否かに応じて通信モードを判断する。反射板IDが含まれていれば、反射板経由モードあると判断でき、反射板IDが含まれていなければ直接通信モードであると判断できる。反射板IDは無線基地局10が第2制御信号に載せて送信する。無線通信端末30は、反射板IDが含まれている受信信号(反射板経由の第2制御信号)の受信電力と、反射板IDが含まれていない受信信号(反射板を経由しない第1制御信号)の受信電力とを測定し、それぞれの受信電力情報を無線基地局10へ通知する。また、無線通信端末30において、第1制御信号の受信電力と第2制御信号の受信電力とを比較して通信モードを決定することもできる。無線通信端末30で通信モードを決定した場合は、決定通信モードを無線通信端末30へ通知する。
(第1の実施形態に係る無線通信システムの動作)
次に、図8乃至図10を参照し、以上のように構成された無線通信システムの動作について説明する。図8は、第1の実施形態に係る無線通信方法を示すシーケンス図である。なお、以下では、図1に示すように、無線基地局10のセルC1内に反射板装置20が配置され、無線基地局10のセルC1内に無線通信端末30−1及び30−2、反射板装置20の反射エリアC2内に無線通信端末30−3及び30−4、セルC1、反射エリアC2外に無線通信端末30−5が位置し、無線通信端末30−1乃至30−5が下り通信を行っているものとする。
図8に示すように、ステップS101において、無線基地局10は、セルC1全体に向けた無指向性ビームを用いて第1制御信号を報知する。無線基地局10から反射板装置20に入射する第1制御信号には、反射板装置20の反射板IDが含まれていないので、反射板装置20は、当該第1制御信号を反射エリアC2に向けて反射しない。無線通信端末30−1、30−2及び30−4は、セルC1内に位置するので、無線基地局10から報知された第1制御信号を直接受信する。一方、無線通信端末30−3及び30−5は、セルC1外に位置するため、無線基地局10から報知された第1制御信号を受信できるとは限らず、受信できたとしても、セルC1内に比べて大幅に受信電力が低下する。無線通信端末30−1〜30−5は、反射板IDが含まれていない制御信号を受信した場合には第1制御信号と判断することができる。また、第1制御信号は、反射板装置20を経由せずに、無線基地局10から直接送信されたことを明示する識別情報を含んでいてもよく、無線通信端末30−1〜30−5は、当該識別情報を含む制御信号を受信した場合に第1制御信号と判断してもよい。
ステップS102において、無線基地局10は、反射板装置20に向けた指向性ビームB0を用いて、反射板装置20の反射板IDを含む第2制御信号を報知する。無線基地局10から反射板装置20に入射する第2制御信号には、反射板装置20の反射板IDが含まれるので、反射板装置20は、当該第2制御信号を反射エリアC2に向けて反射する。無線通信端末30−3及び30−4は、反射板装置20の反射エリアC2内に位置するため、反射板装置20から報知された第2制御信号を受信する。一方、無線通信端末30−1、30−2及び30−5は、反射板装置20の反射エリアC2外に位置するので、反射板装置20から報知された第2制御信号を受信できるとは限らず、受信できたとしても、反射エリアC2に比べて大幅に受信電力は低下する。無線通信端末30−1〜30−5は、反射板IDを含む制御信号を受信した場合には、第2制御信号と判断することができる。
ステップS103において、無線通信端末30−1乃至30−5は、第1制御信号の受信電力、第2制御信号の受信電力を測定する。なお、上述のように、無線通信端末30−3及び30−5は、第1制御信号を受信できるとは限らず、受信できたとしても、第1制御信号の受信電力は、セルC1内の無線通信端末30−1、30−2及び30−4に比べて大幅に低下する。同様に、無線通信端末30−1、30−2、30−5は、第2制御信号を受信できるとは限らず、受信できたとしても、第2制御信号の受信電力は、反射エリアC2内の無線通信端末30−3、30−4に比べて大幅に低下する。
ステップS104において、無線通信端末30−1乃至30−5は、ステップS103で測定した第1制御信号及び第2制御信号の受信電力情報を、無線基地局10に通知する。
ステップS105において、無線基地局10は、無線通信端末30−1乃至30−5から通知された第1制御信号及び第2制御信号の受信電力情報に基づいて、無線通信端末30−1乃至30−5の各々との通信に用いる通信モードを決定する。ここで、図9を参照し、無線基地局10が、各無線通信端末30との通信に用いる通信モードの決定する動作について詳述する。図9は、通信モードの決定動作を示すフローチャートである。なお、以下では、無線基地局10は、無線通信端末30−1乃至30−5から、図4に示す受信電力情報を受信するものとする。
図9に示すように、ステップ201において、無線基地局10は、無線通信端末30から通知された受信電力情報に基づいて、無線通信端末30における第1制御信号の受信電力又は第2制御信号の受信電力が所定値以上であるか否かを判定する。
無線通信端末30における第1制御信号の受信電力又は第2制御信号の受信電力が所定値未満の場合(ステップS201:No)、ステップS202において、無線基地局10は、無線通信端末30の通信モードを複合モードに含まれる“エリア拡大モード”に決定する。例えば、図1に示す無線通信端末30−5は、無線基地局10からの第1制御信号の受信電力(図4では、5dB)と反射板装置20からの第2制御信号の受信電力(図4では、6dB)との両方が所定値(例えば、10dB)未満となる。このため、無線基地局10は、本ステップにおいて、無線通信端末30−5の通信モードを“エリア拡大モード”に決定する。
無線通信端末30における第1制御信号の受信電力又は第2制御信号の受信電力が所定電力以上の場合(ステップS201:Yes)、ステップS203において、無線基地局10は、第1制御信号の受信電力が第2制御信号の受信電力より大きいか否かを判定する。
無線通信端末30における第1制御信号の受信電力が第2制御信号の受信電力より大きい場合(ステップS203:Yes)、ステップ204において、第2制御信号に対する第1制御信号の受信電力比(すなわち、第1制御信号の受信電力/第2制御信号の受信電力)が所定値以上であるか否かを判定する。
第2制御信号に対する第1制御信号の受信電力比が所定値以上の場合(ステップS204:Yes)、ステップS205において、無線基地局10は、無線通信端末30の通信モードを“直接モード”に決定する。例えば、図1に示す無線通信端末30−2は、第1制御信号の受信電力(図4では、20dB)が第2制御信号の受信電力(図4では、2dB)よりも大きく、第2制御信号に対する第1制御信号の受信電力比が所定値(例えば、10)以上となる。このため、無線基地局10は、本ステップにおいて、無線通信端末30−2の通信モードを“直接モード”に決定する。
第2制御信号に対する第1制御信号の受信電力比が所定値未満の場合(ステップS204:No)、ステップS206において、無線基地局10は、無線通信端末30の通信モードを複合モードに含まれる“容量増大モード”に決定する。ただし、容量増大モード”において該無線通信端末30と対となる他の無線通信端末30、すなわち、後述するステップS209に進む他の無線通信端末30が存在しない場合は、無線基地局10は、該無線通信端末30の通信モードを“直接モード”に決定する。
例えば、図1に示す無線通信端末30−1は、第1制御信号の受信電力(図4では、12dB)が第2制御信号の受信電力(図4では、8dB)よりも大きく、第2制御信号に対する第1制御信号の受信電力比が所定値(例えば、10)未満となる。さらに、図1に示す場合においては、“容量増大モード”において無線通信端末30−1と対となる無線通信端末30−4が存在する。このため、無線基地局10は、本ステップにおいて、無線通信端末30−1との通信に用いる通信モードを“容量増大モード”に決定する。
無線通信端末30における第2制御信号の受信電力が第1制御信号の受信電力以上である場合(ステップS203:No)、ステップ207において、第1制御信号に対する第2制御信号の受信電力比(すなわち、第2制御信号の受信電力/第1制御信号の受信電力)が所定値以上であるか否かを判定する。
第1制御信号に対する第2制御信号の受信電力比が所定値以上の場合(ステップS207:Yes)、ステップS208において、無線基地局10は、無線通信端末30の通信モードを“反射板経由モード”に決定する。例えば、図1に示す無線通信端末30−3は、第2制御信号の受信電力(図4では、20dB)が第1制御信号の受信電力(図4では、2dB)以上であり、第1制御信号に対する第2制御信号の受信電力比が所定値(例えば、10)以上となる。このため、無線基地局10は、本ステップにおいて、無線通信端末30−3の通信モードを“反射板経由モード”に決定する。
第1制御信号に対する第2制御信号の受信電力比が所定値未満の場合(ステップS207:No)、ステップS209において、無線基地局10は、無線通信端末30の通信モードを“容量増大モード”に決定する。ただし、容量増大モード”において該無線通信端末30と対となる他の無線通信端末30、すなわち、上述のステップS206に進む他の無線通信端末30が存在しない場合は、無線基地局10は、該無線通信端末30の通信モードを“反射板経由モード”に決定する。
例えば、図1に示す無線通信端末30−4は、第2制御信号の受信電力(図4では、20dB)が第1制御信号の受信電力(図4では、10dB)以上であり、第2制御信号に対する第1制御信号の受信電力比も所定値(例えば、10)未満となる。さらに、図1に示す場合においては、“容量増大モード”において無線通信端末30−4と対となる無線通信端末30−1が存在する。このため、無線基地局10は、本ステップにおいて、無線通信端末30−4との通信に用いる通信モードを“容量増大モード”に決定する。
以上のように、図8のステップS105において、無線基地局10は、無線通信端末30−1乃至30−5との通信に用いる通信モードを決定する。ステップS106において、無線基地局10は、ステップS105で通信モードが決定された無線通信端末30−1乃至30−5に対して、無線リソースを割り当てる。図10は、通信モードが決定された無線通信端末30に対する無線リソースの割り当て例を示す図である。なお、図10では、各通信モードの無線通信端末に対して無線リソースが時分割で割り当てられた例を示すが、周波数分割で割り当てられるものであってもよい。
図10に示すように、無線基地局10は、“直接モード”が決定された無線通信端末30−2に対して、期間T1を割り当てる。また、無線基地局10は、“反射板経由モード”が決定された無線通信端末30−3に対して、期間T2を割り当てる。また、無線基地局10は、“容量増大モード”が決定された複数の無線通信端末30−1及び30−4に対して、同一の期間T3を割り当てる。また、無線基地局10は、“エリア拡大モード”が決定された無線通信端末30−5に対して、期間T4を割り当てる。
ステップS107乃至S110において、無線基地局10は、ステップS106において割り当てられた無線リソースで、無線通信端末30−1乃至30−5との通信を行う。なお、図8では、下り通信のシーケンスのみを示す。
ステップS107において、図2(a)に示すように、無線基地局10は、“直接モード”の無線通信端末30−2に対するデータ信号を、ステップS106において割り当てられた無線リソース(図9の期間T1)で、セルC1全体に向けた無指向性ビームにより送信する。なお、無線基地局10は、該データ信号に反射板装置20の反射板IDを含めない。
ステップS108において、図2(b)に示すように、無線基地局10は、“反射板経由モード”の無線通信端末30−3に対するデータ信号を、ステップS106で割り当てられた無線リソース(図9の期間T2)で、反射板装置20に向けた指向性ビームB0により送信する。なお、無線基地局10は、該データ信号に反射板装置20の反射板IDを含める。
ステップS109において、図2(c)に示すように、無線基地局10は、“容量増大モード”の無線通信端末30−1及び30−4に対するデータ信号を、ステップS106で割り当てられた無線リソース(図9の期間T3)で送信する。具体的には、無線基地局10は、期間T3で、無線通信端末30−1に対するデータ信号をセルC1全体に向けた無指向性ビームにより送信するとともに、無線通信端末30−4に対するデータ信号を反射板装置20に向けた指向性ビームB0により送信する。なお、無線基地局10は、反射板装置20の反射板IDを、無線通信端末30−1に対するデータ信号に含めない一方、無線通信端末30−4に対するデータ信号に含める。
ステップS110において、図2(d)に示すように、無線基地局10は、“エリア拡大モード”の無線リソースに対するデータ信号を、ステップS106で割り当てられた無線リソース(図9の期間T4)で、セルC1全体に向けた無指向性ビームと反射板装置20に向けた指向性ビームB0により送信する。なお、無線基地局10は、反射板装置20の反射板IDを、一方のデータ信号には含めずに、他方のデータ信号に含める。
(作用・効果)
第1の実施形態に係る無線通信システムによれば、反射板装置20が、反射板201の利用効果が最も高くなるような指向性ビームB0の最適ウェイトを無線基地局10に通知することができる。このため、無線基地局10のセルに配置された反射板201の利用効果を十分に発揮させることができるとともに、無線通信端末30の状況に応じて当該反射板201を利用して通信を行うことで、無線通信システム全体でのスループットを向上させることできる。
第1の実施形態に係る無線通信システムによれば、反射板経由モードにおいて、無線基地局10と反射板装置20との間で指向性ビームを用いることにより、他の反射板装置20や他の無線通信端末30に対する干渉を軽減することができる。この結果、直接モードと反射板経由モードとを組み合わせた複合モードを無線通信端末30の通信モードとして用いることが可能となり、無線リソースを有効に利用することができる。
また、第1の実施形態に係る無線通信システムによれば、反射板装置20の反射エリアC2に無線通信端末30が存在しない場合は、当該反射板装置20に対して指向性ビームを送信しないので、他セルの無線通信端末30や、直接モードの無線通信端末30に対する干渉を低減させることができる。
このように、第1の実施形態に係る無線通信システムによれば、反射板装置20により無線基地局10のカバレッジを拡大する無線通信システムにおいて、無線リソースを有効利用することにより、無線通信システム全体でのスループットを向上させることができる。
以下、第2の実施形態乃至第5の実施形態では、無線基地局10が、上述の反射板経由モードにより無線通信端末30と反射板装置20を介して通信を行う場合のバリエーションについて詳述する。なお、以下のバリエーションは、反射板経由モードと直接モードとを組み合わせた複合モード(容量増大モード及びエリア拡大モード)において、反射板経由モードにより通信を行う無線通信端末30にも適用可能である。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、無線基地局10が、反射板経由モードにより1つ又は複数の無線通信端末30と一の反射板装置20を介して通信を行う場合について説明した。第2の実施形態では、無線基地局10が、反射板経由モードにより複数の無線通信端末30と異なる反射板装置20を介して通信を行う場合について、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図11は、第2の実施形態に係る無線通信システムの概略図である。第2の実施形態に係る無線通信システムでは、図11に示すように、無線基地局10のセル(図示なし)内に複数の反射板装置20−1乃至20−3が配置されており、複数の反射板装置20−1乃至20−3の反射エリアC21乃至C23内には、それぞれ無線通信端末30−1乃至30−3が位置している。
図11に示す無線通信システムにおいて、無線基地局10は、反射板経由モードにより、複数の無線通信端末30−1乃至30−3と異なる反射板装置20−1乃至20−3を介して通信を行う。かかる通信には、無線基地局10と反射板装置20−1乃至20−3との間でそれぞれ送信される指向性ビームB1乃至B3が用いられる。このような場合、無線通信端末30−1乃至30−3に対して同じ無線リソース(例えば、所定期間又は所定周波数)を割り当てられると、指向性ビームB1乃至B3間の干渉により、無線通信端末30−1乃至30−3と無線基地局10との通信品質が悪化する。
そこで、無線基地局10のスケジューリング部110は、無線通信端末30−1乃至30−3と無線基地局10との通信品質がそれぞれ所定値を満たすように、後述のように選択された無線通信端末30に対して同じ無線リソース(例えば、所定期間又は所定周波数)を割り当てるエリア内干渉制御を行う。
例えば、スケジューリング部110は、異なる反射板装置20を介して通信を行う複数の無線通信端末30から所定数の無線通信端末30をランダムに選択し、選択された複数の無線通信端末30に対して同じ無線リソースを割り当ててもよい。
また、スケジューリング部110は、異なる反射板装置20を介して通信を行う複数の無線通信端末30から同じ無線リソースを割り当てる無線通信端末30を順次選択してもよい。具体的には、スケジューリング部110は、当該複数の無線通信端末30の中から一の無線通信端末30を選択して無線リソースを割り当てる。その後、スケジューリング部110は、当該複数の無線通信端末30から他の無線通信端末30を選択して同じ無線リソースを割り当てる。選択された一の無線通信端末30と他の無線通信端末30との通信品質が共に所定値を満たす場合、スケジューリング部110は、双方の無線通信端末30に対して、同じ無線リソースを割り当てる。一方、所定値を満たさない場合、スケジューリング部110は、他の無線通信端末30に対して、無線リソースを割り当てない。スケジューリング部110は、上記動作を繰り返す。
図11においては、スケジューリング部110は、複数の無線通信端末30−1乃至30−3から上述のように選択した無線通信端末30−1及び30−3に対して期間T1を割り当てるとともに、無線通信端末30−2に対して期間T2を割り当てる。
このように、第2の実施形態に係る無線通信システムによれば、異なる反射板装置20を介して無線基地局10と通信を行う複数の無線通信端末30−1乃至30−3のうちで、同じ無線リソースを割り当てる無線通信端末30を選択することにより、該通信に用いられる指向性ビームB1乃至B3間の干渉を防ぐことができる。さらに、通信品質が所定値を満たす限り、反射板経由モードの複数の無線通信端末30に対して同じ無線リソースを用いることができるので、無線通信システム全体のスループットを向上させることができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、反射板装置20が配置されたセルを形成する複数の無線基地局10が隣接する無線通信システムについて、上述の実施形態との相違点を中心に説明する。
図12は、本発明の第3の実施形態に係る無線通信システムの概略図である。第3の実施形態に係る無線通信システムでは、図12に示すように、無線基地局10−1のセル(図示なし)内に複数の反射板装置20−1乃至20−3が配置されており、複数の反射板装置20−1乃至20−3の反射エリアC21乃至C23内には、それぞれ無線通信端末30−1乃至30−3が位置している。同様に、無線基地局10−1に隣接する無線基地局10−2のセル(図示なし)内に複数の反射板装置20−4乃至20−6が配置されており、複数の反射板装置20−4乃至20−6の反射エリアC24乃至C26内には、それぞれ無線通信端末30−4乃至30−6が位置している。
図12に示す無線通信システムにおいて、無線基地局10−1は、反射板経由モードにより、異なる反射板装置20−1乃至20−3を介して無線通信端末30−1乃至30−3と通信を行う。かかる通信には、無線基地局10と反射板装置20−1乃至20−3との間でそれぞれ送信される指向性ビームB1乃至B3が用いられる。同様に、無線基地局10−2は、反射板経由モードにより、無線通信端末30−4乃至30−6と異なる反射板装置20−4乃至20−6を介して通信を行う。かかる通信には、無線基地局10と反射板装置20−4乃至20−6との間でそれぞれ送信される指向性ビームB4乃至B6が用いられる。
図12に示すような場合、無線基地局10−1及び10−2のセル(図示なし)の隣接エリアでは、セル間干渉が発生する。かかるセル間干渉を軽減するために、隣接する無線基地局10−1及び10−2のスケジューリング部110は、隣接する無線基地局10−1及び10−2間で同じ無線リソースを割り当てる無線通信端末30の通信モードを協調させる。
ここで、第3の実施形態に係る無線通信システムでは、隣接する無線基地局10−1及び10−2間において、図5(a)に示す直接モード用の無線リソースaと、容量増大モード及びエリア拡大モードを含む複合モード用の無線リソースbと、反射板経由モード用の無線リソースcとの割り当て比率と割り当てられる無線リソースとが同一となるように予め制御されている。
したがって、隣接する無線基地局10−1及び10−2のスケジューリング部110は、同じ無線リソースに対しては、同じ通信モードの無線通信端末30を割り当てる。すなわち、無線基地局10−1のスケジューリング部110によって、“反射板経由モード”の無線通信端末30に割り当てられた無線リソースは、無線基地局10−2のスケジューリング部110によっても“反射板経由モード”の無線通信端末30に割り当てられ、他の通信モードの無線通信端末30に割り当てられることがない。
このように、隣接する無線基地局10−1及び10−2間において、同じ無線リソースを割り当てる無線通信端末30の通信モードを協調させることにより、隣接する無線基地局10−1及び10−2間のセル間干渉を軽減することができる。
また、隣接する無線基地局10−1及び10−2のスケジューリング部110は、セル間干渉を更に軽減するために、無線基地局10−1及び10−2のセル(図示なし)の隣接エリアに位置する複数の無線通信端末30に対して、それぞれ異なる無線リソースを割り当ててもよい。図12を参照し、このような無線リソースの割り当てについて、詳述する。
図12に示すような場合、無線基地局10−1及び10−2のセルの隣接エリアに位置する無線通信端末30−1及び30−4に対して同じ無線リソースが割り当てられると、無線基地局10−1と反射板装置20−1と無線通信端末30−1との間で送受信される信号と、無線基地局10−2と反射板装置20−4と無線通信端末30−4との間で送受信される信号との干渉により、双方の信号の通信品質が悪化する。
そこで、無線基地局10−1及び10−2のスケジューリング部110は、当該隣接エリアに位置する複数の無線通信端末30−1及び30−4に対して、それぞれ異なる無線リソースを割り当てる。例えば、図12においては、無線基地局10−1のスケジューリング部110は、無線通信端末30−1に対して、期間T1を割り当てる。一方、無線基地局10−2のスケジューリング部110は、無線通信端末30−4に対して、期間T2を割り当てる。
さらに、無線基地局10−1及び10−2のスケジューリング部110は、第2の実施形態で述べたセル内干渉制御を更に行ってもよい。例えば、図12において、無線基地局10−1のスケジューリング部110は、期間T1で送信される指向性ビームB1とのセル内干渉を防ぐために、指向性ビームB2用いて通信を行う無線通信端末30−2に対して、期間T2を割り当てる。一方、指向性ビームB1に対する影響が少ない指向性ビームB3を用いて通信を行う無線通信端末30−3に対しては、無線通信端末30−1と同じ期間T1を割り当てる。同様に、無線基地局10−2のスケジューリング部110は、期間T2で送信される指向性ビームB4とのセル内干渉を防ぐために、指向性ビームB5及びB6を用いて通信を行う無線通信端末30−5及び30−6に対して、期間T1に割り当てる。
このように、第3の実施形態に係る無線通信システムによれば、隣接する複数の無線基地局10間で同じ無線リソースを割り当てる無線通信端末30の通信モードを協調させるとともに、複数の無線基地局10のセルの隣接エリアに位置する複数の無線通信端末30に対してそれぞれ異なる無線リソースを割り当てることにより、隣接する無線基地局10のセル間干渉を防ぐことができる。さらに、セル間干渉が所定値を満たす限り、同じ無線リソースを隣接する複数の無線基地局10間で共用することができるので、スループットを向上させることができる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、無線基地局10が、反射板経由モードにより通信を行う1つ無線通信端末30と異なる反射板装置20を介して通信を行う場合について相違点を中心に説明する。
図13は、本発明の第4の実施形態に係る無線通信システムの概略図である。第4の実施形態に係る無線通信システムでは、図13に示すように、無線基地局10のセル内に複数の反射板装置20−1及び20−2が配置されている。反射板装置20−1及び20−2は反射エリアC21及びC22を形成し、反射エリアC21及びC22の隣接エリアには、無線通信端末30が位置している。
図13に示す無線通信システムにおいて、無線基地局10は、反射板経由モードにより、異なる反射板装置20−1及び20−2を介して無線通信端末30と通信を行う。かかる通信には、無線基地局10と反射板装置20−1及び20−2との間でそれぞれ送信される指向性ビームB1及びB2が用いられる。
図13に示す場合、無線基地局10は、無線通信端末30からの通知(すなわち、無線通信端末30が反射板装置20−1及び20−2を介して通信可能である旨の通知)に基づいて、反射板経由モードにより反射板装置20−1及び20−2を介して無線通信端末30と通信を行う。また、無線通信端末30は、反射板装置20−1の反射板IDを含む第2制御信号を反射板装置20−1から受信し、反射板装置20−2の反射板IDを含む第2制御信号を反射板装置20−2から受信する。無線通信端末30は、反射板装置20−1及び20−2から受信した2つの第2制御信号の受信電力に基づいて、反射板装置20−1及び20−2を介して通信可能であるか否かの判断を行う。
このように、第4の実施形態に係る無線通信システムによれば、無線基地局10が、反射板経由モードにより1つ無線通信端末30と異なる反射板装置20を介して通信を行うことがきるので、無線基地局10のカバレッジを更に拡大することができる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態では、複数の無線基地局10が、反射板経由モードにより通信を行う1つ無線通信端末30と1つ反射板装置20を介して通信を行う場合について相違点を中心に説明する。
図14は、本発明の第5の実施形態に係る無線通信システムの概略図である。第5の実施形態に係る無線通信システムでは、図14に示すように、無線基地局10−1及び無線基地局10−2のセル(図示なし)の隣接エリアに反射板装置20が配置されており、反射板装置20の反射エリアC2内には、無線通信端末30が位置している。
図14に示す無線通信システムにおいて、無線基地局10−1及び10−2の各々は、反射板経由モードにより、1つの反射板装置20を介して無線通信端末30と通信を行う。かかる通信には、無線基地局10−1及び10−2と反射板装置20との間でそれぞれ送信される指向性ビームB1及びB2が用いられる。
図14に示す場合、反射板装置20は、周囲の無線基地局10−1及び10−2に対して、自装置を介して通信可能である旨を通知する(登録要求)。無線基地局10−1及び10−2の各々は、反射板装置20からの登録要求に応じて、無線通信端末30と該反射板装置20を介した通信を行う。
このように、第5の実施形態に係る無線通信システムによれば、隣接する複数の無線基地局10が、反射板経由モードにより1つ無線通信端末30と1つの反射板装置20を介して通信を行うことにより、無線基地局10のカバレッジを更に拡大することができる。
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、反射特性を動的に制御可能な反射板を備えた反射板装置20を適用する。反射特性を動的に制御できる反射板の具体例は、以下の通りである。
図15は、反射特性を動的に制御できる反射板装置20の制御ユニットの機能ブロックである。かかる反射板装置20の制御ユニットは、図7に示す構成に加えて、反射特性制御部219(制御部)を具備する。また、図6に示す反射板201としては、平面状に配置されたパッシブ素子アレーが利用され、当該パッシブ素子アレーは、可変リアクタに接続されている。なお、パッシブ素子アレーについては、K.Gyoda, T.Ohira, “Design of electronically steerable passive array radiator (ESPAR) antennas”, IEEE Antennas and Propagation Society International Symposium, 2000, vol.2,pp. 922 - 925等に記載されている。
反射特性制御部219は、無線基地局10からの第2制御信号に含まれる反射板IDに応じて反射板201を制御することにより、無線基地局10から入射する信号の反射特性を制御する。具体的には、反射特性制御部219は、反射板201として利用されるパッシブ素子アレーに接続する可変リアクタを制御することによって、当該パッシブ素子アレーに入射した信号の反射方向を制御する。
無線基地局10は、上述のような制御ユニットを有する反射板装置20に対して、反射特性毎に異なる反射板ID(識別情報)を含む制御信号を送信する。反射板装置20の反射特性制御部219は、信号受信部211で受信された制御信号から反射板IDを特定し、特定した反射板IDから反射特性を特定する。反射特性制御部219は、無線基地局10から指示された反射特性となるように、上述の反射板201を制御する。
また、別の方法として、反射板装置20から現在の反射特性に関する情報を無線通信端末30宛に報知する。無線通信端末30への情報送信は制御信号送信部214を用いて行う。無線通信端末30は、反射板201にどのような反射特性を適用してほしいかを示す制御信号を反射板装置20へ送信する。反射板装置20の反射特性制御部219は、信号受信部211によって無線通信端末30から受信された制御信号に応じた反射特性となるように、上述の反射板201を制御する。
また、反射板装置20は、反射板201に対して指向性ビームが向けられている時間を無線基地局10からの制御信号で把握し、また無線通信端末30から反射板経由で無線基地局10に送信された信号を把握する。そして、送信状況に応じて必要とされる反射特性(「トラフィックが多い反射特性」あるいは「伝送する端末に対して適している反射特性」)を適用する。
また、無線基地局10は、無線通信端末30からの上り信号を反射板装置20経由で受信する場合に、アンテナ101の受信ウェイトを適切に制御してもよい。具体的には、無線基地局10は、無線通信端末30からの上り信号を反射板装置20経由で受信する場合、無線通信端末30からの上り信号を反射させるための反射特性を決定し、反射板装置20に通知する。無線基地局10は、決定した反射特性に基づいて、反射板装置20によって反射される上り信号を受信するためのアンテナ101の受信ウェイトを決定する。
また、上述の実施形態では、指向性ビームの最適ウェイトを形成する方法として、反射板装置20が、無線基地局10からのトレーニング信号に基づいて最適ウェイトを生成し、生成した最適ウェイトを無線基地局10に通知する方法(フィードバック利用方法)について説明した。しかしながら、無線基地局10が、反射板装置20からのチャネルサウンディング信号に基づいて最適ウェイトを生成する同一周波数チャネルサウンディング方法を用いてもよい。
10…無線基地局、20…反射板装置、30…無線通信端末、101…アレイアンテナ、102…トレーニング信号生成部、103…ウェイト情報受信部、104…ウェイト生成部、106…第1制御信号生成部、107…第2制御信号生成部、108…受信電力情報受信部、109…通信モード決定部、110…スケジューリング部、111…送信バッファ、112、113…送信信号生成部、201…反射板、202…アンテナ、211…信号受信部、212…ウェイト生成部、213…制御信号生成部、214…制御信号送信部、215…上位基地局特定部、216…ウェイトFB信号生成部、218…トレーニング要求信号生成部、219…反射特性制御部

Claims (10)

  1. 無線基地局が形成するセルに配置された反射板装置であって、
    前記無線基地局のアレイアンテナから該反射板装置に向けて送信される指向性ビームを反射する反射板と、
    前記無線基地局から送信されたトレーニング信号を受信する受信部と、
    前記受信部による前記トレーニング信号の受信結果に基づいて、前記無線基地局から送信される前記指向性ビームの最適ウェイトを生成するウェイト生成部と、
    前記ウェイト生成部によって生成された最適ウェイトを示すウェイト情報を前記無線基地局に送信する送信部と、
    を具備したことを特徴とする反射板装置。
  2. 前記反射板は、反射特性を制御可能であり、
    前記無線基地局から送信される前記指向性ビームには、反射特性毎に異なる識別情報が含まれており、
    前記指向性ビームに含まれる識別情報に応じた反射特性で該指向性ビームを反射するように、前記反射板を制御する制御部を具備することを特徴とする請求項1に記載の反射板装置。
  3. 自セル内に少なくとも1つの反射板装置が配置された無線基地局であって、
    該無線基地局から送信され各無線通信端末によって受信された第1制御信号の受信電力情報と、該無線基地局から前記反射板装置に向けた指向性ビームで送信され前記各無線通信端末によって受信された第2制御信号の受信電力情報とを、前記各無線通信端末から取得する取得部と、
    前記各無線通信端末から取得された前記受信電力情報に基づいて、前記反射板装置を介さずに通信を行う直接モード、前記無線基地局と前記反射板装置との間に指向性ビームを形成し該反射板装置を介して通信を行う反射板経由モード、前記直接モードと前記反射板経由モードとを組み合わせて通信を行う複合モードのうちいずれかの通信モードを、無線通信端末毎に決定する通信モード決定部と、
    無線通信端末毎に決定された前記通信モードにより前記各無線通信端末と通信を行う通信部と、
    を具備することを特徴とする無線基地局。
  4. 前記複合モードは、一の無線リソースを用いて、一の無線通信端末と前記直接モードにより通信を行うとともに、他の無線通信端末と前記反射板経由モードにより通信を行う容量増大モードを含むことを特徴とする請求項3に記載の無線基地局。
  5. 前記複合モードは、一の無線リソースを用いて、一の無線通信端末と前記直接モード及び前記反射板経由モードにより通信を行うエリア拡大モードを更に含むことを特徴とする請求項4に記載の無線基地局。
  6. 無線通信端末毎に決定された前記通信モードに従って、前記各無線通信端末に対して無線リソースを割り当てる割り当て部を更に具備することを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の無線基地局。
  7. 前記通信部が前記反射板経由モードにより複数の無線通信端末と異なる反射板装置を介して通信を行う場合、前記割り当て部は、前記複数の無線通信端末の各々との通信品質が所定値を満たすように、前記複数の無線通信端末から選択された一又は複数の無線通信端末に対して同じ無線リソースを割り当てることを特徴とする請求項6に記載の無線基地局。
  8. 前記割り当て部は、自局に隣接する無線基地局との間で、同じ無線リソースを割り当てる無線通信端末の通信モードを協調させることを特徴とする請求項6に記載の無線基地局。
  9. 前記通信部は、前記反射板経由モードにより通信を行う一の無線通信端末に対して複数の反射板装置を介して通信を行うことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の無線基地局。
  10. 無線基地局と、該無線基地局が形成するセルに配置された少なくとも1つの反射板装置とを含む無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記無線基地局が、該無線基地局から送信され各無線通信端末によって受信された第1制御信号の受信電力情報と、該無線基地局から前記反射板装置に向けた指向性ビームで送信され前記各無線通信端末によって受信された第2制御信号の受信電力情報とを、前記各無線通信端末から取得する工程と、
    前記無線基地局が、前記各無線通信端末から取得された前記受信電力情報に基づいて、前記反射板装置を介さずに通信を行う直接モード、前記無線基地局と前記反射板装置との間に指向性ビームを形成し該反射板装置を介して通信を行う反射板経由モード、前記直接モードと前記反射板経由モードとを組み合わせて通信を行う複合モードのうちいずれかの通信モードを、無線通信端末毎に決定する工程と、
    前記無線基地局が、無線通信端末毎に決定された前記通信モードにより前記各無線通信端末と通信を行う工程とを有することを特徴とする無線通信方法。
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