JP5840962B2 - 通信不良区間判定システム - Google Patents

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Description

この発明は、第1の通信局と第2の通信局とが反射板を介して無線通信する状態で、通信不良の区間を判定する通信不良区間判定システムに関する。
第1の通信局と第2の通信局との間を無線通信する場合において、直線的な伝播経路とすることができないような場合は、反射板を介して第1の通信局と第2の通信局とを接続可能とする。このような反射板は、山間部(山頂部)などの外部電源の確保が困難な場所に設置されることが多いため、無給電状態でも動作するものが設置されている。
無線通信の伝播経路において、フェージングやラジオダクトなどに起因して安定した通信が行えなくなった(通信不良が発生した)場合には、速やかに区間を判定して出力を上げたり、重要回線を迂回させたりするなどの対策をとる必要がある。第1の通信局と第2の通信局においては、通信状態を監視するために受信強度を測定可能となっている。つまり、第1の通信局および第2の通信局において、受信強度の低下が検出された場合は、当該区間で通信不良が発生していることが明らかである。ところが、第1の通信局と第2の通信局との間に反射板が配設されている場合は、第1の通信局と反射板との間、第2の通信局と反射板との間のどちらの区間で通信不良が発生しているのかを判定することは困難であった。
ところで、送信局と受信局との間を、電波を反射する反射板で結ぶマイクロ波回線の受信強度低下の判定を行うマイクロ波通信回線の受信強度低下判定装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このマイクロ波通信回線の受信強度低下判定装置は、パラボラアンテナに取り付けられた傾斜センサからの出力を用いて、受信強度の低下原因を、パラボラアンテナの取り付け角度のずれに因るものか、伝搬経路上の原因に因るものかを簡単に判定するものである。
特開2007−298370号公報
しかしながら、引用文献1に記載の技術は、受信強度の低下原因を判定することができるが、送信局と反射板との間、受信局と反射板との間のどちらの区間で通信不良が発生しているのかを判定することはできないものであった。
この発明の目的は、前記の課題を解決し、第1の通信局と第2の通信局とが反射板を介して無線通信する状態で、通信不良の区間を判定する通信不良区間判定システムを提供することにある。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、第1の通信局と第2の通信局とが反射板を介して無線通信する状態で、通信不良の区間を判定する通信不良区間判定システムであって、前記反射板に設けられ、前記第1の通信局および第2の通信局から受信した信号の受信強度を測定する受信強度測定手段と、通信不良が発生した場合に、前記受信強度に基づいて、前記第1の通信局と前記反射板との区間または、前記第2の通信局と前記反射板との区間で、通信不良が発生したかを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする通信不良区間判定システムである。
請求項1の発明では、通信不良が発生した場合に、受信強度に基づいて、第1の通信局と反射板との区間または、第2の通信局と反射板と区間で、通信不良が発生したかが判定される。
請求項2の発明は、請求項1に記載の通信不良区間判定システムにおいて、前記通信不良が発生した時点での前記区間周辺における気象情報を取得する気象情報取得手段と、前記気象情報取得手段で取得した気象情報と、前記通信不良が発生した時点での前記受信強度とを関連付けて記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1の通信局と第2の通信局との間で通信不良が発生した場合に、第1の通信局と反射板との区間または、第2の通信局と反射板と区間で、通信不良が発生したかを判定することができる。すなわち、第1の通信局と第2の通信局とが反射板を介して無線通信する状態でも、通信不良が発生している区間を判定することができるので、より迅速かつ適切に通信状態を改善することが可能である。
請求項2に記載の発明によれば、通信不良が発生した時点での区間周辺における気象情報と受信強度とを関連付けて記憶するので、蓄積した情報にもとづいて、受信強度と気象情報との関係を分析して傾向を把握することが可能となる。すなわち、蓄積した通信不良が発生した時点の気象情報から、通信不良の原因となりやすい気象情報を推測することが可能となる。
この発明の実施の形態に係る通信不良区間判定システムを示す概略図である。 第1の通信局と第2の通信局と反射板と無線局監視箇所とを示す概略図である。 図1の通信不良区間判定システムの反射板における信号の反射を説明する概略図である。 図1の通信不良区間判定システムの反射板とアンテナの配置を示す概略図である。 図1の通信不良区間判定システムにおける判定処理を示すフローチャートである。 受信強度と気象条件との関係を示す図である。 図1の通信不良区間判定システムの通信不良情報データベースのデータ構成図である。 図7の通信不良情報データベースの障害情報の一例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態に基づいて説明する。
図1ないし図8は、この発明の実施の形態を示している。通信不良区間判定システム1は、図1に示すように、反射板300に配設された反射板側装置10と、無線局監視箇所400に配設された監視サーバ20と、A局100と、B局200とが通信網NWを介して有線または無線で通信可能に接続されている。この通信不良区間判定システム1は、図2に示すように、第1の通信局としてのA局100と第2の通信局としてのB局200とが反射板300を介して無線通信する状態で、通信不良の区間を判定する機能を有している。ここで、A局100とB局200との間の伝播経路は、A局100と反射板300との間の区間Aと、B局200と反射板300との間の区間Bとから構成されている。また、無線局監視箇所400は、このような伝播経路の通信状態を常時監視する。
A局100は、アンテナ101を有し、反射板300に設置されたA向アンテナ11Aとの間で通信を行い、受信強度(受信レベル)を測定する。また、A局100は、制御部(図示略)において、受信強度が低下したか否かを判定する。すなわち、(イ)最新の受信強度が所定値以下まで低下した場合、(ロ)最新の受信強度が直前の受信強度から所定値以上低下した場合、などに受信強度が低下したと判定する。そして、受信強度が低下していない場合は、受信強度のみを無線局監視箇所400に伝送し、受信強度が低下している場合は、受信強度と受信強度の低下警報とを無線局監視箇所400に伝送する。また、A局100は、B局200に向かって送信した信号の送信強度を無線局監視箇所400に伝送する。
B局200は、A局100と同様に構成され、アンテナ201を有し、反射板300に設置されたB向アンテナ11Bとの間で通信を行い、受信強度(受信レベル)を測定する。また、B局200は、制御部(図示略)において、受信強度が低下したか否かを判定する。そして、B局200は、受信強度や受信強度の低下警報、A局100に向かって送信した信号の送信強度などを無線局監視箇所400に伝送する。
反射板300は、図3に示すように、A局100から入射する信号fを反射して、B局200へ伝送し、B局200から入射する信号fを反射して、A局100へ伝送するものである。反射板300の面積が、入射する信号fの有効投影面積Ae=αAcosθに比例する大きさである場合は、入射エネルギーを受信アンテナ(利得:4παAcosθ/λ)として受信し、目的方向に向かって送信アンテナ(利得:4παAcosθ/λ)として送信する。ここで、Aは反射板の実面積であり、θは入射角または反射角であり、Aeは反射板の有効開口面積であり、αは面積度および大きさ・材質によって決まる能(α=1とする)である。
また、反射板300における反射損失は、Z=20log10(cosθ)であるため、例えば、θ>45°の場合には3dbとなり、θ>60°の場合には6dbの損失があることになる。つまり、この損失分を考慮して、信号f、fの信号強度が設定されている。
通信不良区間判定システム1の反射板側装置10は、反射板300に配設されており、図1に示すように、主としてアンテナ11と、バンドパスフィルタ(BPF)12と、高周波増幅部13と、検波部14と、アナログ/デジタル変換部(A/D変換部)15とを備える受信強度測定手段としての受信強度測定部16と、通信強度データベース17と、通信部18と、これらを制御する制御部19とを有している。ここで、受信強度測定部16は、図2に示すように、A向とB向の各方向性に対応してそれぞれ配設されており、A向には「A」を、B向には「B」をそれぞれ符号に付して区別するものとする。ここでは、主としてA向について説明する。
アンテナ11Aは、A局100からの信号を受信するものであり、図3および図4に示すように反射板300上に配設されており、A向の方向性を有するものであり、角度損失がない方向に配設されている。すなわち、A局100からの信号fの伝播方向に対して、アンテナ11Aの受信面が直交するように配設されている。
そして、アンテナ11Aで受信した信号は、BPF12Aによって、所望の周波数(目的周波数、数〜10数MHz)の信号のみが透過するようになっている。そして、高周波増幅部13Aによって、信号を選択や増幅などして、検波部14Aによって信号を復元した後に、A/D変換部15Aによって、アナログ信号をデジタル信号に変換する。このような構成の受信強度測定部16Aによって、A局100から受信した信号の受信強度を測定する。
受信強度測定部16Bは、受信強度測定部16と同等に構成されており、B局200から受信した信号の受信強度を測定する。
通信強度記憶手段17は、受信強度測定部16で測定された受信強度などの通信強度データベース17aを格納している。通信強度データベース17aには、区間、時刻ごとの受信強度が記憶されている。すなわち、通信強度データベース17aには、区間の受信強度が蓄積されている。
通信部18は、通信網NWを経由したデータ通信を可能にし、監視サーバ20とデータなどの送受信を行うものである。
制御部19は、受信強度測定部16を制御したり、測定された受信強度を通信強度データベース17aに格納したりする機能を有している。
このような構成の反射板側装置10には、蓄電装置を内蔵した太陽光発電装置(図示略)が配設されており、外部電源がない無給電状態でも動作可能である。
監視サーバ20は、図1に示すように、主として判定手段としての判定タスク21と、気象情報取得手段としての気象情報取得タスク22と、記憶手段としての通信不良情報記憶手段23と、通信部24と、これらの制御を行う制御部25と、を有している。
判定タスク21は、通信不良が発生した場合に、受信強度に基づいて、A局100と反射板300との区間Aまたは、B局200と反射板300との区間Bで、通信不良が発生したかを判定する機能を有するプログラム、タスクであり、図5に示すフローチャートに基づいた処理を行う。この判定タスク21は、制御部25によって、A局100またはB局200から受信強度の低下警報を受信した場合に、起動されるようになっている。
判定タスク21が起動すると、まず、当該無線局監視箇所400の監視対象であるA局100とB局200との間の全ての区間情報を取得する(ステップS1)。ここで、区間情報は、記憶部(図示略)に記憶されている。そして、取得した区間情報の中から、最初の区間を取得する(ステップS2)。
次に、当該区間の受信強度を取得する(ステップS3)。すなわち、反射板側装置10の通信強度データベース17aから、当該区間の受信強度を取得する。
次に、取得した受信強度から当該区間が通信不良であるか否かを判定する(ステップS4)。ここで、通信不良であるか否かは、(A)最新の受信強度が所定値以下まで低下しているか否か、(B)最新の受信強度が直前の受信強度から所定値以上低下しているか否か、(C)最新の受信強度が送信強度より所定値以下まで低下しているか否か、などで判定する。(A)〜(C)のいずれかに該当する場合は、当該区間は通信不良であると判定する。具体的には、(A)は、最新の受信強度が閾値以下であるか否かを判定し、(B)は、最新の受信強度が急激に低下しているか否かを判定し、(C)は、最新の受信強度が送信強度よりも閾値以上低下しているか否か、すなわち、許容される損失を超過しているか否か、を判定する。そして、通信不良ではない場合(「NO」の場合)は、ステップS7に進む。
通信不良である場合(「YES」の場合)は、ステップS5に進み、後述する気象情報取得タスク22を起動する。そして、取得した気象情報を、通信不良情報データベース23aに記憶する(ステップS6)。
次に、全ての区間が終了しているか否かを判定し(ステップS7)、終了していない場合(「NO」の場合)は、ステップS8で次の区間を取得してステップS3に進んで、全ての区間が終了するまで処理を繰り返す。全ての区間が終了している場合(「YES」の場合)は、この判定タスク21の処理を終了する。
気象情報取得タスク22は、通信不良が発生した時点での区間周辺における気象情報を取得する機能を有するプログラム、タスクである。ここで、気象情報は、例えば、雨量、天気図、落雷、気温などのことであり、例えば、管轄官庁や公共機関などから提供されるデータベースや、民間企業から提供されるデータベースなどから取得することができる。気象情報取得タスク22は、判定タスク21において所定の条件を満たした場合に、ステップS5において起動されるようになっている。
例えば、図6に示すようにある区間で受信強度が低下した場合、すなわち、判定タスク21で、ある区間について通信不良が発生したと判定した場合は、当該通信不良の発生時刻付近の気象条件(ここでは、濃霧、落雷)を取得する。この例では、通信不良の発生前に濃霧や落雷があり、そのデータが取得される。ここで、通信不良の発生時刻付近とは、通信不良の原因となりうる気象条件のデータを取得可能な時間より大に設定され、取得元(提供元)のデータベースの更新間隔などによって異なり、例えば、通信不良の発生時刻の前後数分から数10分に設定される。
通信不良情報記憶手段23は、気象情報取得タスク22で取得した気象情報と、通信不良が発生した時点での受信強度とを関連付けて通信不良情報データベース23aとして格納している。図7に示すように、通信不良情報データベース23aには、通信不良の発生時刻231、発生区間232ごとに、状況233、気象条件234、対応235およびその他236が記憶されている。発生時刻231には、通信不良の発生した時刻が記憶されている。時刻の取得は、反射板300に配設された電波時計やGPS(図示略)などから正確な時刻が取得可能である。発生区間232には、判定タスク21で判定された区間が記憶されている。状況233には、通信不良の状況として、受信強度測定部16で測定された受信強度などが記憶されている。気象条件234には、気象情報取得タスク22で取得された当該通信不良が発生した時刻付近の当該区間の気象情報が記憶されている。対応235には、当該通信不良に対する対応内容が記憶されている。
例えば、通信不良情報データベース23aの一例として、図8に示すようなデータが記憶されている。具体的には、発生時刻231が○○年○月○日○:○○で、発生区間232が○○区間の通信不良は、状況233は信号レベルが○○まで低下し、気象条件234が降水量○○mm/hと記憶されている。また、通信不良を回避するためにとられた対応235は出力を上げたことが記憶されている。発生時刻231が△△年△月△日△:△△で、発生区間232が△△区間の通信不良は、状況233は信号レベルが△△まで低下し、気象条件234が濃霧、落雷と記憶されている。また、通信不良を回避するためにとられた対応235は重要回線の切り替えを行ったことが記憶されている。発生時刻231が××年×月×日×:××で、発生区間232が××区間の通信不良は、状況233は信号レベルが××まで低下し、気象条件234が降水量×mm/hと記憶されている。また、通信不良を回避するためにとられた対応235は出力を上げたことが記憶されている。このような、通信不良情報データベース23aにもとづいて、通信不良と気象条件との関連が把握し易くなる。
通信部24は、通信網NWを経由したデータ通信を可能にし、反射板側装置10とA局100とB局200とデータなどの送受信を行うものである。
制御部25は、A局100、B局200から伝送される受信強度と受信強度の低下警報と送信強度とを常時監視して記憶部(図示略)に記憶したり、判定タスク21を起動したりする機能を有している。
記憶部(図示略)は、通信不良区間判定システム1に必要な各種データやプログラム、タスクを記憶している。また、記憶部は、A局100、B局200から伝送された受信強度や受信強度の低下警報、送信強度などを記憶している。
次に、このような構成の通信不良区間判定システム1における判定処理と気象情報取得処理および作用について説明する。
ここでは、例えば、図2に示すように、A局100と反射板300との区間をAとし、B局200と反射板300との区間をBとし、A局100とB局200とが反射板300を介して無線通信している伝播経路において、区間Bで通信不良が発生した場合について説明する。
A局100、B局200においては、常時、受信強度が測定、監視されており、区間Bで通信不良すると、A局100、B局200において、受信強度が低下するので、A局100およびB局200から監視サーバ20に受信強度と受信強度の低下警報とが送信される。
監視サーバ20においては、A局100、B局200から、受信強度と受信強度の低下警報とを受信すると、制御部25によって判定タスク21が起動される。
判定タスク21においては、ステップS1において、全ての区間、すなわち、区間Aと区間Bとが取得される。そして、ステップS2において、最初の区間として区間Aが取得され、ステップS4において、区間Aは通信不良ではないと判定される。具体的には、区間Aは、(A)最新の受信強度が閾値以下であるか否か、(B)最新の受信強度が急激に低下しているか否か、(C)最新の受信強度が送信強度よりも閾値以上低下しているか否か、すなわち、許容される損失を超過しているか否か、が判定され、いずれにも該当しないので通信不良ではないと判定される。そして、ステップS7において、全ての区間が終了していないので、ステップS8に進んで、次の区間として区間Bが取得される。
区間Bは、ステップS4において、通信不良であると判定される。具体的には、区間Bは、(A)最新の受信強度が閾値以下であるか否か、(B)最新の受信強度が急激に低下しているか否か、(C)最新の受信強度が送信強度よりも閾値以上低下しているか否か、すなわち、許容される損失を超過しているか否か、が判定され、いずれかに該当するので通信不良と判定される。そして、ステップS5に進んで、気象情報取得タスク22が起動される。そして、気象情報取得タスク22によって、区間B周辺での通信不良が発生した時点での気象情報が取得される。例えば図6に示すように、通信不良の発生時刻付近の気象条件として濃霧と落雷との情報が、配電自動化システムなどの他システムのデータベースから取得される。そして、ステップS6において、通信不良情報データベース23aに図8に示すようなデータが登録される。
そして、ステップS7において、全ての区間が終了したのでこの判定タスク21の処理が終了される。
このようにして、判定タスク21によって、A局100とB局200とが反射板300を介して無線通信している伝播経路において通信不良が発生した場合に、受信強度に基づいて、A局100と反射板300との区間Aまたは、B局200と反射板300と区間Bで、通信不良が発生したかが判定される。つまり、この実施の形態では、区間Bで通信不良が発生したと判定される。
以上のように、この通信不良区間判定システム1によれば、A局100とB局200との間で通信不良が発生した場合に、A局100と反射板300との区間Aまたは、B局200と反射板300と区間Bで、通信不良が発生したかを判定することができる。つまり、A局100とB局200とが反射板300を介して無線通信する状態でも、通信不良が発生している区間を判定することができるので、より迅速かつ適切に通信不良を解消するための対応を取ることができる。すなわち、より安定した通信状態を提供し、通信状態を改善することが可能である。
また、通信不良が発生した時点での区間周辺における気象情報と受信強度とを関連付けて通信不良情報データベース23aに記憶するので、蓄積した情報にもとづいて、受信強度と気象情報との関係を分析し、通信不良と気象との因果関係を推測することが可能となる。すなわち、通信不良情報データベース23aに蓄積した通信不良が発生した時点の気象情報から、通信不良と気象条件との関連が把握し易くなるので、通信不良の原因となりやすい気象情報を推測することが可能となる。すなわち、例えば、区間の季節、時間ごとの通信不良の発生傾向や、気象条件との関連などを推測することが可能である。
さらに、反射板側装置10には、蓄電装置を内蔵した太陽光発電装置(図示略)が配設されているので、無給電状態でも動作可能であるため、既存の無給電の反射板300に容易に適用することが可能である。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、反射板300が1つの場合について説明したが、反射板300が複数の場合であっても同様にして、各区間に通信不良が発生したかを判定することができる。この場合は、各反射板300に反射板側装置10〜10が配設され、判定タスク21においてステップS2からステップS8の処理をすべての区間について繰り返すことで、通信不良の区間を判定することが可能である。
また、反射板側装置10の受信強度測定部16で測定した受信強度は、通信強度データベース17aに格納するようにしたが、測定した受信強度を随時監視サーバ20に伝送して、監視サーバ20においてデータベースとして格納するようにしてもよい。
1 通信不良区間判定システム
10 反射板側装置
16 受信強度測定部(受信強度測定手段)
17a 通信強度データベース
20 監視サーバ
21 判定タスク(判定手段)
22 気象情報取得タスク(気象情報取得手段)
23a 通信不良情報データベース(記憶手段)
100 A局(第1の通信局)
200 B局(第2の通信局)
300 反射板
400 無線局監視箇所

Claims (2)

  1. 第1の通信局と第2の通信局とが反射板を介して無線通信する状態で、通信不良の区間を判定する通信不良区間判定システムであって、
    前記反射板に設けられ、前記第1の通信局および第2の通信局から受信した信号の受信強度を測定する受信強度測定手段と、
    通信不良が発生した場合に、前記受信強度に基づいて、前記第1の通信局と前記反射板との区間または、前記第2の通信局と前記反射板との区間で、通信不良が発生したかを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする通信不良区間判定システム。
  2. 前記通信不良が発生した時点での前記区間周辺における気象情報を取得する気象情報取得手段と、
    前記気象情報取得手段で取得した気象情報と、前記通信不良が発生した時点での前記受信強度とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信不良区間判定システム。
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