JP4922311B2 - 再生装置および再生システム - Google Patents

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Description

技術分野
[0001]
本発明は、映像データを再生する再生装置および再生システムに関するものである。
背景技術
[0002]
従来、映像データの送出先となる表示手段(ディスプレイやモニター等)の規格に合わせて、低解像度の映像信号を高精細解像度の映像信号に変換する技術(アップコンバート)が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1:特開2005−10778号公報
発明の開示
発明が解決しようとする課題
[0003]
しかしながら、低解像度の映像データをアップコンバートしたとしても、もともと高精細解像度に合わせて作成された映像データと比較すると画質が劣ってしまう。また、アップコンバートするためには、画面サイズや解像度の違いを補うため、様々なコンバート処理(解像度変換等)が必要となるが、このコンバート処理は、リアルタイムで行うため、制御負荷も大きい。
[0004]
本発明は、このような問題点に鑑み、コンバート処理を必要とすることなく、状況に応じた適切な解像度またはデータレートで映像データを再生可能な再生装置および再生システムを提供することを課題とする。
課題を解決するための手段
[0005]
本発明の再生装置は、1のコンテンツに対し、共通のタイムコードが付加されていると共に解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる複数の映像データが記録された記録媒体を読み取る読み取り手段と、バッテリーと、バッテリーの残量を検出するバッテリー残量検出手段と、検出したバッテリーの残量に応じて、複数の映像データの中から、再生対象となる映像データを切り換える切り替え手段と、映像データを再生する再生手段と、再生手段に入力するための映像データを一時的に格納するバッファと、バッファへの映像データの格納を制御する格納制御手段と、を備え、格納制御手段は、再生中の映像データを切り替え手段による切り換え位置までバッファに格納すると共に、タイムコードに基づいて、切り換え後の映像データの切り換え位置を検索し、当該切り換え位置から切り換え後の映像データをバッファに格納し、再生手段は、バッファから順に映像データを読み出して再生することを特徴とする。
本発明の他の再生装置は、1のコンテンツに対し、解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる複数の映像データが記録された記録媒体を読み取る読み取り手段と、バッテリーと、バッテリーの残量を検出するバッテリー残量検出手段と、検出したバッテリーの残量に応じて、複数の映像データの中から、再生対象となる映像データを切り換える切り替え手段と、映像データを再生する再生手段と、を備え、切り替え手段は、映像データを切り換えるとき、再生中の映像データを、その時点から所定時間後まで画像解析し、その解析結果に基づいて切り換え位置を決定すると共に、当該切り換え位置で映像データを切り換えることを特徴とする。
上記に記載の再生装置において、記録媒体には、各映像データの記録位置を示す位置情報と、各映像データの解像度およびデータレートの少なくとも一方に関する映像タイプ情報と、が記録されており、切り替え手段は、位置情報および映像タイプ情報を参照して、切り換え後の映像データを検索および選択することが好ましい。
上記に記載の再生装置において、記録媒体には、複数のコンテンツに対して複数の映像データが記録されていると共に、各映像データの対応するコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報が記録されており、切り替え手段は、切り換え前の映像データと同一のコンテンツ識別情報を有する映像データの中から切り換え後の映像データを選択することが好ましい。
上記に記載の再生装置において、記録媒体には、前回再生終了時のタイムコードを示すレジューム情報が記録されており、再生手段は、レジューム情報に基づいて、前回再生終了時から、映像データの再生を開始することが好ましい。
本発明の再生システムは、上記に記載の再生装置と、記録媒体と、から成ることを特徴とする。
なお、以下の構成としても良い。
本発明の再生装置は、1のコンテンツに対し、解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる複数の映像データが記録された記録媒体を読み取る読み取り手段と、複数の映像データの中から、再生対象となる映像データを選択する選択手段と、選択した映像データを再生する再生手段と、を備えていることを特徴とする。
[0006]
この構成によれば、1のコンテンツに対し、解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる複数の映像データが記録媒体に記録されているため、状況に応じて再生する映像データを選択することができる。また、どの映像データを選択してもコンバート処理を必要としないため、制御負荷を軽減できると共に画質劣化を防止することができる。
なお、「1のコンテンツに対し、解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる複数の映像データ」とは、複数の映像データがいずれも同一内容であって、これら複数の映像データの解像度および/またはデータレートが異なることを指すものである。
【0007】
上記に記載の再生装置において、選択手段は、再生手段により再生された映像を出力する表示手段の解像度またはデータレートに応じて映像データを選択することが好ましい。
【0008】
この構成によれば、記録媒体に記録されている映像データの中から表示手段の規格(解像度またはデータレート)に適した映像データを選択して再生することができる。すなわち、表示手段の規格に合わせたコンバート処理を必要としないため、アップコンバートあるいはダウンコンバートによる画質劣化を防止することができる。
【0009】
上記に記載の再生装置において、バッテリーと、バッテリーの残量を検出するバッテリー残量検出手段と、をさらに備え、選択手段は、検出したバッテリーの残量に応じて、選択する映像データを切り換えることが好ましい。
【0010】
この構成によれば、バッテリーの残量に応じて、映像データを切り換える(解像度およびデータレートの少なくとも一方を切り換える)ことができる。これにより、バッテリーの残量が少ない場合はバッテリー消費量を抑えられる映像データに切り換える、また、バッテリーの残量が多い場合はより高解像度または高データレートの映像データに切り換えて高画質の映像を再生する、といった制御が可能となる。
【0011】
上記に記載の再生装置において、記録媒体には、各映像データの記録位置を示す位置情報と、各映像データの解像度およびデータレートの少なくとも一方に関する映像タイプ情報と、が記録されており、選択手段は、位置情報および映像タイプ情報を参照して、切り換え後の映像データを検索および選択することが好ましい。
【0012】
この構成によれば、映像タイプ情報に基づいて、切り換え対象となる映像タイプ違いの(同一内容であって、解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる)映像データを容易に選択することができる。また、位置情報に基づいて、選択した映像データ(切り換え後の映像データ)の記録位置を迅速に検索することができる。
なお、位置情報および映像タイプ情報は、記録媒体の管理領域に記録されるものである。特に、記録媒体が円盤状(ディスク)である場合は、内周部分に記録される。
【0013】
上記に記載の再生装置において、記録媒体には、複数のコンテンツに対して複数の映像データが記録されていると共に、各映像データの対応するコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報が記録されており、選択手段は、切り換え前の映像データと同一のコンテンツ識別情報を有する映像データの中から切り換え後の映像データを選択することが好ましい。
【0014】
この構成によれば、複数のコンテンツに対して複数の映像データが記録されている場合でも、コンテンツ識別情報に基づいて、切り換え対象となる映像データの候補を容易に特定することができる。すなわち、複数のコンテンツに対して複数の映像データが記録されている場合は、任意の映像データがどのコンテンツに対応するものであるのか(任意の映像データと同一内容であって映像タイプが異なるものはどの映像データか)を特定する必要があるが、その特定にコンテンツ識別情報を用いることができる。これにより、切り換え後の映像データを迅速に選択することができる。
なお、コンテンツ識別情報は、記録媒体の管理領域に記録されるものである。特に、記録媒体が円盤状(ディスク)である場合は、内周部分に記録される。
【0015】
上記に記載の再生装置において、選択手段は、映像データの再生時において、バッテリーの残量が第1所定値未満となったことを検出したとき、再生中の映像データよりも解像度またはデータレートの低い映像データへ切り替えると共に、バッテリーの残量が第2所定値(但し、第2所定値>第1所定値)を超えたことを検出したとき、再生中の映像データよりも解像度またはデータレートの高い映像データへ切り換えることが好ましい。
【0016】
この構成によれば、バッテリーの残量が少なくなった場合は、再生中の映像データよりも解像度またはデータレートの低い映像データへ切り替えることで、バッテリーの消費を抑えることができる。また、バッテリーの残量が多い場合は、再生中の映像データよりも解像度またはデータレートの高い映像データへ切り換えることで、より高画質な映像を再生することができる。
【0017】
上記に記載の再生装置において、選択手段は、映像データを切り換えるとき、再生中の映像データを、その時点から所定時間後まで画像解析し、その解析結果に基づいて切り換え位置を決定すると共に、当該切り換え位置で映像データを切り換えることが好ましい。
【0018】
この構成によれば、再生中の映像データの解析結果に基づいて切り換え位置を決定するため、適切な位置で映像データを切り換えることができる。すなわち、映像データの解析結果により、映像がブラックアウトする部分や、静止画像の部分を切り換え位置とすることで、スムーズに(違和感なく)映像データを切り換えることができる。
【0019】
上記に記載の再生装置において、再生手段に入力するための映像データを一時的に格納するバッファと、バッファへの映像データの格納を制御する格納制御手段と、をさらに備え、格納制御手段は、再生中の映像データを切り換え位置までバッファに格納すると共に、切り換え後の映像データを切り換え位置からバッファに格納し、再生手段は、バッファから順に映像データを読み出して再生することが好ましい。
【0020】
この構成によれば、バッファ内で映像データを連結することができるため、映像の途切れや重複を防止することができる。
【0021】
上記に記載の再生装置において、複数の映像データには、共通のタイムコードが付加されており、格納制御手段は、タイムコードに基づいて、切り換え後の映像データの切り換え位置を検索することが好ましい。
【0022】
この構成によれば、共通のタイムコードを利用することで、切り換え後の映像データの切り換え位置を迅速に検索することができる。
なお、この場合、再生中の映像データのタイムコードに基づいて、切り換え位置の見当をつけ、その見当をつけた位置にジャンプした後、タイムサーチすることが好ましい。この構成によれば、映像データの記録開始位置から検索する場合と比較して、短時間に切り換え位置を検索することができる。
【0023】
上記に記載の再生装置において、記録媒体には、前回再生終了時のタイムコードを示すレジューム情報が記録されており、再生手段は、レジューム情報に基づいて、前回再生終了時から、映像データの再生を開始することが好ましい。
【0024】
この構成によれば、記録媒体にレジューム情報を記録しておくことで、前回とは異なる再生装置で再生した場合でも、前回再生終了時点から映像データの再生を開始することができる。
なお、レジューム情報は、記録媒体の管理領域内における書き換え対象領域に記録されるものである。特に、記録媒体が円盤状(ディスク)である場合は、内周部分に記録される。
【0025】
本発明の記録装置は、1のコンテンツに対し、解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる複数の映像データと、当該各映像データの対応するコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報とを、1の記録媒体に記録する記録手段を備えていることを特徴とする。
【0026】
この構成によれば、1のコンテンツに対し、解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる複数の映像データを生成して記録媒体に記録するため、当該記録媒体の再生処理を実行する場合は、状況に応じて再生する映像データを選択することができる。これにより、コンバート処理を必要とすることなく、表示手段の規格やバッテリーの残量に応じた適切な映像データを再生可能な記録媒体を作成することができる。また、記録媒体には、コンテンツ識別情報が記録されているため、1の記録媒体に、複数のコンテンツに対する複数の映像データを記録した場合でも、どの映像データが関連しているか(同じコンテンツに対応しているか)を判別することができる。
【0027】
上記に記載の記録装置において、記録手段は、各映像データの記録位置を示す位置情報と、各映像データの解像度およびデータレートの少なくとも一方に関する映像タイプ情報と、を記録媒体に記録することが好ましい。
【0028】
この構成によれば、記録媒体の再生処理を実行する場合、映像タイプ情報に基づいて、切り換え対象となる映像タイプ違いの(同一内容であって、解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる)映像データを容易に選択することができる。また、位置情報に基づいて、選択した映像データ(切り換え後の映像データ)の記録位置を迅速に検索することができる。
【0029】
本発明の再生システムは、上記に記載の再生装置と、記録媒体と、から成ることを特徴とする。
【0030】
この構成によれば、コンバート処理を必要とすることなく、状況に応じた適切な解像度またはデータレートで映像データを再生可能な再生システムを構築することができる。
【0031】
本発明の記録媒体は、1のコンテンツに対し、解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる複数の映像データと、各映像データの記録位置を示す位置情報と、各映像データの解像度およびデータレートの少なくとも一方に関する映像タイプ情報と、が記録されていることを特徴とする。
【0032】
この構成によれば、1のコンテンツに対し、解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる複数の映像データが記録されているため、状況に応じて再生する映像データを選択することができる。また、どの映像データを選択してもコンバート処理を必要としないため、制御負荷を軽減できると共に画質劣化を防止することができる。また、映像タイプ情報が記録されているため、切り換え対象となる映像タイプ違いの映像データを容易に選択することができる。また、位置情報が記録されているため、選択した映像データ(切り換え後の映像データ)の記録位置を迅速に検索することができる。
【0033】
上記に記載の記録媒体において、複数のコンテンツに対して複数のデータが記録されていると共に、各映像データの対応するコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報が記録されていることが好ましい。
【0034】
この構成によれば、複数のコンテンツに対して複数の映像データが記録されている場合でも、コンテンツ識別情報に基づいて、切り換え対象となる映像データの候補を容易に特定することができる。これにより、切り換え後の映像データを迅速に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施形態に係る再生システムSYのシステム構成図である。
【図2】データ情報テーブルを示す図である。
【図3】携帯情報端末のブロック図である。
【図4】携帯情報端末の再生処理を示すフローチャートである。
【図5】図4に続く、フローチャートである。
[図6]図4および図5に続く、フローチャートである。
[図7]携帯情報端末の記録処理を示すフローチャートである。
[図8]図7に続く、フローチャートである。
符号の説明
[0036]
1…携帯情報端末 11…キーボード 12…ディスプレイ 13…ディスクドライブ 51…読み取り部 52…書き込み部 53…記録処理部 54…バッテリー 55…バッテリー残量検出部 56…操作部 57…バッファ 58…制御部 59…再生処理部 60…映像出力部 D…光ディスク SY…再生システム
発明を実施するための最良の形態
[0037]
以下、本発明の一実施形態に係る再生装置および再生システムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、1のコンテンツに対し、解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる複数の映像データが記録された記録媒体を読み取り、それら複数の映像データの中から、再生対象となる映像データを、表示手段の規格やバッテリーの残量に応じて選択することを特徴とするものである。そこで、本発明の記録媒体を、書き換え可能なタイプの光ディスクに、本発明の再生装置および記録装置を、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants等)に適用した場合を例に挙げて説明する。なお、以下の説明では、「解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる映像データ」を、「映像タイプが異なる映像データ」と称する。
[0038]
図1は、本発明の一実施形態に係る再生システムSYのシステム構成図である。同図に示すように、再生システムSYは、携帯情報端末1と、当該携帯情報端末1で読み取り可能な光ディスクDと、によって構成されている。また、携帯情報端末1は、情報入力を行うためのキーボード11と、映像データや各種情報を表示するディスプレイ12と、光ディスクDの読み取り/書き込みを行うディスクドライブ13と、を有している。
[0039]
光ディスクDには、1のコンテンツに対し、映像タイプの異なる複数の映像データと、各映像データに関する情報であるデータ情報と、レジューム機能を実現するためのレジューム情報と、が携帯情報端末1により記録可能となっている。なお、予め複数の映像データおよびデータ情報が記録された光ディスクDを用いることも可能である。
【0040】
複数の映像データは、1のコンテンツに対して映像タイプが異なるものであるため、その映像内容は同一である。本実施形態では、2つのコンテンツ(タイトルX,タイトルY)に対し、それぞれ3つの映像データが記録されているものとして説明する(図2参照)。なお、映像データは、映像信号だけでなく音声信号を含むものであっても良い。
【0041】
データ情報は、図2に示すように、映像データ毎にレコード化されたテーブル(データ情報テーブル)として記録されており、位置情報、映像タイプ情報およびコンテンツ識別情報から成る。また、当該データ情報テーブルは、光ディスクDの内周部に位置する管理領域に記録されている。
【0042】
位置情報は、各映像データの記録位置を示すものであり、具体的には各映像データの記録開始アドレスが記録されている。
【0043】
映像タイプ情報は、各映像データの解像度(画素数)およびデータレートを示す情報を含む。このうち解像度は、ディスプレイ12に適した映像データを出力するための情報として利用される。また、データレートは、バッテリー54(図3参照)の残量に応じて、再生途中で映像データを切り換えるための情報として利用される。なお、映像タイプ情報に、MPEG2やMPEG4などの符号化形式を示す情報を含め、当該符号化形式に基づいて、再生する映像データを選択する(切り換える)ようにしても良い。
【0044】
コンテンツ識別情報は、各映像データの対応するコンテンツを識別するためのものである。図2に示す例では、映像データ1〜3がタイトルXに対応し、映像データ4〜6がタイトルYに対応している。
【0045】
一方、図1に示したレジューム情報とは、前回再生終了時のタイムコードを指すものである。このように、光ディスクD内にレジューム情報を記録しておくことで、前回とは異なる携帯情報端末1(再生装置)で再生した場合でも、前回再生終了時点から映像データの再生を開始することができる。なお、レジューム情報は、光ディスクDの内周部に位置する管理領域内の書き換え対象領域に記録されるものである。また、当然のことであるが、光ディスクDの最初の再生時や、前回再生時にレジューム情報が記録されていない場合、レジューム情報は未記録となる。
【0046】
次に、図3のブロック図を参照し、携帯情報端末1の構成について説明する。携帯情報端末1は、読み取り部51、書き込み部52、記録処理部53、バッテリー54、バッテリー残量検出部55、操作部56、バッファ57、制御部58、再生処理部59および映像出力部60を備えている。
【0047】
読み取り部51および書き込み部52は、光ディスクDの読み取りおよび書き込みを行うものであり、ディスクドライブ13(光ピックアップ、スピンドルモーターおよびトラッキングモーターの他、これらを駆動するためのドライバを含む)により構成される。読み取り部51は、光ディスクDから映像データ、データ情報およびレジューム情報を読み取り、その読み取り信号を制御部58に出力する(読み取り手段)。書き込み部52は、記録処理部53からの命令に基づいて、光ディスクDに対し、映像データ、データ情報およびレジューム情報を書き込む。
【0048】
記録処理部53は、制御部58の命令に基づいて、映像信号のエンコード・デコード処理やデジタル信号処理を含む記録処理を行うものであり(記録手段)、ビデオA/Dコンバータ、映像信号処理部およびMPEGエンコーダ等により構成される。特に、制御部58から映像データの記録命令を受けた場合は、その映像データを光ディスクDのデータエリアに、また各映像データに対応するデータ情報をリードインエリアに、それぞれ記録するように書き込み部52に命令する。
【0049】
バッテリー54は、携帯情報端末1に電源を供給するものであり、充電可能なものであっても使い捨てのもの(乾電池)であっても良い。
【0050】
バッテリー残量検出部55は、バッテリー54の残量を検出するものであり、具体的には、バッテリーの残量が第1所定値未満となったこと、および第2所定値(但し、第2所定値>第1所定値)を超えたことを検出する。すなわち、映像データの切り換えが必要な程度までバッテリー54の残量が少なくなっていないか、また再生中の映像データよりも高データレートの映像データに切り換えても問題がない程度にバッテリー54の残量が増加したか、を検出するものである。
【0051】
操作部56は、ユーザが各種操作を行うためのものであり、キーボード11により構成される。本実施形態では、再生する映像データ(タイトル)の選択、再生指示、レジューム情報の記録指示、記録する映像タイプの選択、並びに映像データ記録の続行指示を行うために用いられる。
【0052】
バッファ57は、再生処理部59に入力するための映像データを一時的に格納するものである。後述の制御部58は、当該バッファ57を利用して、再生中の映像データと切り換え後の映像データを連結する。
【0053】
制御部58は、携帯情報端末1全体を制御するものであり、CPU等によって構成され、シーク制御や出力パワー制御など読み取り部51および記録処理部53(書き込み部52)に対する読み書き制御を行う。また、制御部58は、操作部56の操作により映像データの再生が指示された場合、ディスプレイ12の規格(解像度またはデータレート)に応じて、再生対象となる映像データを選択したり、バッテリー残量検出部55の検出結果に応じて、選択する映像データを切り換えるといった制御を行う(選択手段)。
【0054】
また、制御部58は、映像データの切り換えの必要が生じた場合、切り換え位置を決定して、その切り換え位置まで再生中の映像データをバッファ57に格納し、さらに切り換え後の映像データを切り換え位置からバッファ57に格納するなど、バッファ57への映像データの格納を制御する(格納制御手段)。このとき、再生中の映像データを、その時点から所定時間後まで画像解析し、その解析結果に基づいて切り換え位置を決定する。これにより、例えば映像がブラックアウトする部分や静止画像の部分で映像データを切り換えることができるため、切り換えタイミングが目立たず、ユーザに違和感を与えることがない。なお、適切な切り換え位置が特定できなかった場合は、映像データの切り換えを確定した時点から所定時間後を、切り換え位置として決定する。また、制御部58は、切り換え後の映像データの切り換え位置を検索する際、映像タイプが異なる(共通するコンテンツ識別情報を有する)複数の映像データに付加された共通のタイムコードを利用する。これにより、切り換え後の映像データの切り換え位置を迅速に検索することができる。
【0055】
再生処理部59は、制御部58の命令に基づいて、入力された映像信号のエンコード・デコード処理やデジタル信号処理を含む再生処理を行うものであり(再生手段)、MPEGデコーダおよび映像信号処理部等により構成される。
【0056】
映像出力部60は、ビデオ信号をディスプレイ12に出力するものであり、ビデオ出力端子により構成される。なお、特に図示しないが、映像データに音声信号が含まれる場合もあるため、携帯情報端末1には、オーディオ信号を出力するための音声出力部を備えることが好ましい。
【0057】
次に、図4ないし図6に示す一連のフローチャートを参照し、携帯情報端末1(主に制御部58および再生処理部59)による再生処理について説明する。なお、ここでは、図2に示したデータ情報テーブルと、当該データ情報テーブルに対応する映像データ1〜6が、予め光ディスクDに記録されているものとして説明する。
【0058】
図4のフローチャートに示すように、まず、携帯情報端末1のディスクドライブ13(図1参照)に、光ディスクDがセットされ、操作部56により任意のタイトル(タイトルX)の再生が指示されると(S01)、制御部58は、データ情報テーブル(図2参照)を参照する(S02)。そして、その参照結果に基づいて、ディスプレイ12の規格に応じた解像度の映像データを選択する(S03)。ここでは、タイトルXの再生が指示されたため、制御部58は、コンテンツ識別情報に基づいて、まず再生する映像データの候補を、映像データ1〜3と特定する。さらに、制御部58は、例えばディスプレイ12の解像度が1280×720である場合、映像タイプ情報(解像度を示す情報)に基づいて、再生対象となる映像データ(「映像データ2」)を選択する。
【0059】
映像データを選択すると、制御部58は、レジューム情報が光ディスクDに記録されているか否かを判別し(S04)、記録されている場合は(S04:Yes)、レジューム情報から、選択された映像データの再生開始アドレスを算出する(S05)。レジューム情報としては、前回再生終了時のタイムコードが記録されているため、当該タイムコードに基づいて再生開始アドレスを算出する。再生処理部59は、算出された当該再生開始アドレスから、選択された映像データ(「映像データ2」)の再生を開始する(S06)。
【0060】
一方、レジューム情報が光ディスクDに記録されていない場合(S04:No)、制御部58は、選択された映像データの先頭アドレスを取得する(S07)。そして、再生処理部59は、取得した当該先頭アドレスから、再生を開始する(S06)。
【0061】
続いて、図5のフローチャートを説明する。バッテリー残量検出部55は、映像データの再生中において、定期的および/または所定のタイミング(再生開始時や、操作部56による節電モードまたは表示モードの切り換え指示時など)で、バッテリー残量を検出する(S11)。ここで、バッテリー残量が第1所定値未満となったことが検出された場合(S12:Yes)、制御部58は、データ情報テーブル内の映像タイプ情報を参照し、再生中の映像データよりもデータレートの低い映像データが存在するか否かを判別する(S13)。再生中の映像データよりもデータレートの低い映像データが存在する場合は(S13:Yes)、再生中の映像データの次にデータレートの低い映像データを選択し、切り換え位置を決定する(S14)。
【0062】
例えば、図2に示すように、再生中の映像データ(「映像データ2」)と同一のコンテンツ識別情報を有する映像データ(映像データ1〜3)の中で、再生中の映像データよりもデータレートの低い映像データ(「映像データ3」)が存在する場合、制御部58は、まずその映像データを選択する。そして、その時点(切り換え後の映像データを選択した時点)から所定時間後まで再生中の映像データを画像解析し、その解析結果に基づいて切り換え位置を決定する。
【0063】
制御部58は、切り換え位置を決定すると、再生中の映像データのタイムコードに基づいて、切り換え後の映像データの切り換え位置の見当をつけ、その見当をつけた位置にジャンプした後、タイムサーチする。そして、バッファ57を利用して、再生中の映像データと切り換え後の映像データを連結する(S15)。
【0064】
また、再生中の映像データよりもデータレートの低い映像データが存在しない場合(S13:No)、再生処理部59は、映像データの切り換えを行うことなく再生を続ける。このように、制御部58は、S12ないしS15の工程によって、バッテリー54の消費を抑えるための映像データの切り換え処理を実現する。これにより、例えばデータレートが半分の映像データに切り換えた場合、1秒間あたりに処理するデータ量が半分になり、制御部58(CPUやデコード回路)の信号処理に要する負担を軽減でき、ひいては消費電力を少なくすることができる。
【0065】
一方、制御部58は、バッテリー残量が第1所定値未満となっていない場合(S12:No)、バッテリー残量が第2所定値を超えたか否かを判別する(S16)。ここで、バッテリー残量が第2所定値を超えている場合(バッテリー54を充電したり電池を交換した場合など,S16:Yes)、再生中の映像データよりもデータレートの高い映像データが存在するか否かを判別する(S17)。再生中の映像データよりもデータレートの高い映像データが存在する場合は(S17:Yes)、その映像データが、ディスプレイ12の規格に応じた解像度以下であるか否かをさらに判別する(S18)。そして、再生中の映像データがディスプレイ12の規格に応じた解像度以下である場合(S18:Yes)、再生中の映像データの次にデータレートの高い映像データを選択して切り換え位置を決定した後(S19)、バッファ57を利用して、映像データを連結する(S20)。
【0066】
つまり、再生中の映像データよりもデータレートの高い映像データが存在した場合でも(S17:Yes)、その映像データの解像度がS03で選択したディスプレイ12の規格に応じた解像度よりも高い場合は(S18:No)、映像データの切り換えを行わないようになっている。このように、制御部58は、S16ないしS20の工程によって、再生映像の画質向上を目的とした映像データの切り換え処理を実現する。
【0067】
続いて、図6のフローチャートを説明する。制御部58は、操作部56による操作によって再生停止が指示されたか否かを判別し(S21)、再生停止が指示された場合は(S21:Yes)、レジューム情報を記録するか否かを判別する(S22)。ここでは、例えばディスプレイ12上に、「レジューム情報を記録しますか?」といったような質問内容を表示し、それに対してユーザが操作部56により「Yes」を示す操作を行った場合、レジューム情報を記録すると判定する。
【0068】
レジューム情報を記録する場合は(S22:Yes)、光ディスクDの管理領域内における書き換え対象領域に、再生終了時(S21:Yesと判定した時点)のタイムコードを記録し(S23)、再生処理を終了する。また、ユーザにより、レジューム情報の記録が拒否された場合は(S22:No)、レジューム情報を記録することなく、再生処理を終了する。なお、同図のフローチャートには特に図示していないが、タイトルXの再生終了に伴い、本フローチャートを終了する。
【0069】
次に、図7および図8に示す一連のフローチャートを参照し、携帯情報端末1(主に制御部58および記録処理部53)による記録処理について説明する。なお、ここでは、携帯情報端末1内のハードディスク(図示省略)等に、図2に示したデータ情報テーブルと、当該データ情報テーブルに対応する映像データ1〜6が、予め記録されているものとして説明する。また、ディスプレイ12の規格に基づいて、基本となる任意の映像(以下、「基本映像」と称する)の映像データ(例えば、「映像データ2」)が予め定められているものとする。
【0070】
図7のフローチャートに示すように、まず、携帯情報端末1のディスクドライブ13(図1参照)に、光ディスクDがセットされ、操作部56により任意のタイトル(タイトルX)の記録が指示されると(S31)、制御部58は、基本映像の他に、基本映像とは異なる映像タイプをユーザに紹介する(S32)。具体的には、ディスプレイ12上に、基本映像の映像タイプ(「映像データ2」)と、異なる映像タイプ(「映像データ1」および「映像データ3」の映像タイプ)のパターン例を表示する(データ情報テーブルの「映像タイプ情報」列参照)。このとき、各映像タイプの再生例をユーザが視聴できるように構成しても良い。
【0071】
ここで、ユーザが操作部56の操作によって、記録する映像タイプが選択されると(S33)、記録処理部53は、まず基本映像の映像データ(以下、「基本映像データ」と称する)の記録を開始する(S34)。なお、S33では、映像タイプを複数選択しても良いし、無選択でも良い(基本映像データだけを記録することも可能である)。
【0072】
続いて、制御部58は、ユーザが選択した映像タイプの映像データ(以下、「選択映像データ」と称する)を、同時に記録可能か否かを判別する(S35)。具体的には、基本映像データのデータレートと、選択映像データのデータレートとの合計値が、記録処理部53の処理速度や書き込み部52の記録速度以下であるか否かを判別し、基本映像データと選択映像データとを同時に記録可能か否かを判別する。なお、複数の選択映像データが選択された場合は、基本映像データのデータレートと、選択された全ての映像データのデーターレートの合計が記録処理部53の処理速度や書き込み部52の記録速度以下であるか否かを判別し、否である場合は、いずれかの映像データを除いてさらに判別する。
【0073】
ここで、同時に記録可能であると判定した場合(S35:Yes)、記録処理部53は、選択映像データを光ディスクDの別エリア(基本映像データとは異なる領域)に記録する(S36)。その後、基本映像データの記録を終了したか否かを判別し(S37)、終了していない場合は(S37:No)、基本映像データの記録を続ける。また、同時に記録不可能であると判定した場合は(S35:No)、基本映像データのみの記録を続ける。
【0074】
続いて、図8のフローチャートを説明する。制御部58は、ユーザが選択した選択映像データのうち、まだ記録が終了していない映像データが存在するか否かを判別する(S41)。さらに、記録が終了していない映像データが存在する場合は(S41:Yes)、その未記録の映像データを続けて記録するか否かを判別する(S42)。ここでは、例えばディスプレイ12上に、「選択映像データのうち、未記録の映像データが存在します。続けて記録しますか?」といったような質問内容を表示し、それに対してユーザが操作部56により「Yes」を示す操作を行った場合、続けて記録すると判定する。
【0075】
制御部58が、続けて記録すると判定した場合(S42:Yes)、記録処理部53は、未記録の映像データを光ディスクDに記録する(S43)。また、続けて記録しないと判定した場合は(S42:No)、その未記録の映像データを空き時間を見つけて光ディスクDに記録する(S44)。「空き時間」とは、ディスクドライブ13に光ディスクDがセットされている状態であって、光ディスクDに対し何らかの処理(再生処理や記録処理など)を行うためのアクセスが為されていない状態を指すものである。
【0076】
基本映像データおよび全ての選択映像データの記録が終了すると、記録処理部53は、これら映像データ毎のデータ情報を光ディスクD内に記録し(S45)、記録処理を終了する。ここでは、予め携帯情報端末1内のハードディスク等に記憶されている映像データ毎のデータ情報を読み出して記録する。なお、データ情報の記録は、基本映像データおよび全ての選択映像データの記録終了時ではなく、各映像データの記録終了毎に記録するようにしても良い。
【0077】
以上、説明したとおり、本実施形態によれば、1のコンテンツに対し、映像タイプが異なる複数の映像データが光ディスクDに記録されているため、状況に応じて再生する映像データを選択することができる。これにより、解像度変換などのコンバート処理を必要とすることなく、ディスプレイ12の規格やバッテリー54の残量に応じて適切な映像データを再生することができる。
【0078】
また、再生処理開始時には、ディスプレイ12の規格に適した映像データを選択して再生するため、アップコンバートあるいはダウンコンバートによる画質劣化を防止することができる。
【0079】
また、再生途中でバッテリー54の残量を検出し、その残量に応じて、映像データを切り換えるため、バッテリー54の残量が少ない場合はバッテリー消費量を抑える、バッテリーの残量が多い場合はより高画質の映像を再生する、といった制御が可能となる。特に、携帯情報端末1のように小型の装置の場合、バッテリー54の容量が小さいことが多いため、バッテリー消費量を抑えるための制御は有効である。
【0080】
なお、上記の実施形態では、ディスプレイ12(表示手段)を搭載した携帯情報端末1を例示したが、ディスプレイ12を搭載していない再生装置に、本発明を適用することも可能である。この場合、再生装置は、接続されたディスプレイの解像度およびデータレートに関する情報を取得し、これらの情報に基づいて、再生する映像データを選択したり(図4のS03参照)、記録処理を行うための基本映像を定める。なお、接続されたディスプレイの解像度およびデータレートに関する情報の取得は、接続検出時や電源投入時に自動的に取得しても良いし、所定のコマンドをディスプレイに送信し、それに対する応答として取得しても良い。さらに、ユーザがディスプレイの規格を再生装置に入力することによって、情報を取得するようにしても良い。この場合、一度入力された情報を保持しておき、2回目以降はその保持した情報を参照するようにすれば、2回目以降のユーザによる情報入力の手間を省くことができる。
【0081】
また、上記の実施形態では、記録処理を行うための複数の映像データやデータ情報が携帯情報端末1内に予め記憶されているものとしたが、外部装置(インターネット接続されたWebサーバ等も含む)や、光ディスクD以外の記録媒体から取得するようにしても良い。
【0082】
また、記録処理において、予め用意されている(携帯情報端末1内や他の情報源に記録されている)複数の映像データを光ディスクDに記録するのではなく、1の映像データに基づいて、映像タイプの異なる複数の映像データを生成し、それを記録するようにしても良い。この場合、制御部58は、1の映像データをアップコンバートまたはダウンコンバートすることによって、ユーザによって選択された選択映像データを生成する。また、各選択映像データには、1の映像データのタイムコードをコピーして付加する。さらに、データ情報を生成し、選択映像データを記録する記録媒体と同一の記録媒体に記録する。なお、当該選択映像データの生成は、記録処理部53による記録前に行っておいても良いし、選択映像データの記録と並行して行っても良い。
【0083】
また、記録処理において、ユーザが選択映像データを選択するものとしたが、携帯情報端末1に搭載されている表示手段(ディスプレイ12)や接続されている表示手段の規格に応じて、制御部58が選択する構成としても良い。この場合、制御部58は、再生処理において基本映像データから映像データの切り換えができるように(データレートの異なるものが含まれるように)、選択映像データを選択する。また、携帯情報端末1に搭載されている以外の表示手段に表示することを目的として選択映像データを選択する場合は、ユーザがその表示手段の機種名等を入力し、当該機種名等に基づいて、制御部58が選択映像データを選択するようにしても良い。
【0084】
また、映像データが記録された媒体、および映像データを記録するための媒体として、光ディスクDを例示したが、ハードディスクや半導体メモリなど他の記録媒体を用いても良い。また、記録処理以外については、追記・書き換え不能なタイプの記録媒体であっても、本発明を適用可能である。但し、持ち運びが容易なように、リムーバブルタイプのものを用いることが好ましい。
【0085】
また、上記の実施形態に示した、再生システムSYや携帯情報端末1の各構成要素(各機能)をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリ等)に格納して提供することも可能である。すなわち、再生システムSYや携帯情報端末1の各構成要素(各機能)をプログラム化したもの、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。
【0086】
また、上記の実施形態によらず、携帯情報端末1の装置構成や処理工程など、本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。

Claims (6)

  1. 1のコンテンツに対し、共通のタイムコードが付加されていると共に解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる複数の映像データが記録された記録媒体を読み取る読み取り手段と、
    バッテリーと、
    前記バッテリーの残量を検出するバッテリー残量検出手段と、
    検出した前記バッテリーの残量に応じて、前記複数の映像データの中から、再生対象となる映像データを切り換える切り替え手段と、
    前記映像データを再生する再生手段と、
    前記再生手段に入力するための前記映像データを一時的に格納するバッファと、
    前記バッファへの前記映像データの格納を制御する格納制御手段と、を備え、
    前記格納制御手段は、再生中の前記映像データを前記切り替え手段による切り換え位置まで前記バッファに格納すると共に、前記タイムコードに基づいて、切り換え後の前記映像データの前記切り換え位置を検索し、当該切り換え位置から切り換え後の前記映像データを前記バッファに格納し、
    前記再生手段は、前記バッファから順に前記映像データを読み出して再生することを特徴とする再生装置。
  2. 1のコンテンツに対し、解像度およびデータレートの少なくとも一方が異なる複数の映像データが記録された記録媒体を読み取る読み取り手段と、
    バッテリーと、
    前記バッテリーの残量を検出するバッテリー残量検出手段と、
    検出した前記バッテリーの残量に応じて、前記複数の映像データの中から、再生対象となる映像データを切り換える切り替え手段と、
    前記映像データを再生する再生手段と、を備え、
    前記切り替え手段は、前記映像データを切り換えるとき、再生中の映像データを、その時点から所定時間後まで画像解析し、その解析結果に基づいて切り換え位置を決定すると共に、当該切り換え位置で前記映像データを切り換えることを特徴とする再生装置。
  3. 前記記録媒体には、前記各映像データの記録位置を示す位置情報と、前記各映像データの前記解像度および前記データレートの少なくとも一方に関する映像タイプ情報と、が記録されており、
    前記切り替え手段は、前記位置情報および前記映像タイプ情報を参照して、切り換え後の前記映像データを検索および選択することを特徴とする請求項1または2に記載の再生装置。
  4. 前記記録媒体には、複数の前記コンテンツに対して前記複数の映像データが記録されていると共に、前記各映像データの対応するコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報が記録されており、
    前記切り替え手段は、切り換え前の前記映像データと同一の前記コンテンツ識別情報を有する前記映像データの中から切り換え後の前記映像データを選択することを特徴とする請求項1または2に記載の再生装置。
  5. 前記記録媒体には、前回再生終了時のタイムコードを示すレジューム情報が記録されており、
    前記再生手段は、前記レジューム情報に基づいて、前記前回再生終了時から、前記映像データの再生を開始することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  6. 請求項1または2に記載の再生装置と、
    前記記録媒体と、から成ることを特徴とする再生システム。
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