JP4921494B2 - 機関車 - Google Patents

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Description

本発明は、無線により遠隔操作される機関車に関し、特に、発進および停止の応答性を向上させることができる機関車に関するものである。
従来より、大型の貨物を扱う製鉄所などの構内では、貨物を積載した貨車を牽引したり貨車の入換を行うために機関車が利用されている(例えば、特許文献1)。この種の機関車の操作方法としては、オペレータが運転室に乗り込んで操作する方法と、オペレータが無線により遠隔操作する方法とがあり、近年では後者の方法が主流となっている。
また、かかる機関車の制動に関しては、一般に、前者の方法では、オペレータの操作により制動力を任意の制動力に調整できるのに対し、後者の方法では、単にオペレータが制動するか否かを指示するものであった。
特開2004−9778号公報
しかしながら、上述したように、無線により遠隔操作される機関車の制動は、単にオペレータが制動するか否かを指示するものであるため、制動力が0の状態から所定の制動力を得るまでに時間がかかり、小刻みな制動ができず、発進および停止の応答性が低下するという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、無線により遠隔操作される構成にあっても、発進および停止の応答性を向上させることができる機関車を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の機関車は、操作装置から送信される無線信号を受信する受信装置と、その受信装置により受信した前記操作装置からの無線信号に応じて遠隔操作されるブレーキ装置と、そのブレーキ装置により制動される車輪とを備えるものであって、前記ブレーキ装置は、前記車輪に制動力を付与するための制動圧の供給源となる制動圧供給部と、その制動圧供給部から前記制動圧が供給され前記車輪に制動力を付与する制動力付与部と、前記制動圧供給部から前記制動力付与部までの前記制動圧の供給経路となる制動圧供給経路と、その制動圧供給経路上に配設されると共に、前記受信装置により受信した前記操作装置からの無線信号であるブレーキ信号に応じて作動するように構成され、前記制動力付与部に前記制動圧を供給する供給状態および前記制動圧供給経路内の前記制動圧を解放する解放状態に作動状態が切り替えられるブレーキ弁と、前記制動圧供給経路上において前記ブレーキ弁よりも前記制動力付与部側に配設されると共に、前記受信装置により受信した前記操作装置からの無線信号である保ち信号に応じて作動するように構成され、前記ブレーキ弁から前記制動力付与部までの前記制動圧供給経路を連通する連通状態および前記ブレーキ弁から前記制動力付与部までの前記制動圧供給経路を遮断する遮断状態に作動状態が切り替えられる保ち弁と、前記ブレーキ装置は、前記制動圧供給経路上において前記ブレーキ弁と前記保ち弁との間に配設され前記ブレーキ弁から前記保ち弁までの前記制動圧供給経路内を流通する前記制動圧の流量を制限する絞り弁とを備え、前記保ち弁が前記連通状態に切り替えられた場合には、前記ブレーキ弁が前記供給状態に切り替えられることで前記制動力付与部に前記制動圧が供給されるか或いは前記ブレーキ弁が前記解放状態に切り替えられることで前記制動圧供給経路内の前記制動圧が解放される一方、前記保ち弁が前記遮断状態に切り替えられた場合には、前記保ち弁から前記制動力付与部までの前記制動圧供給経路内の前記制動圧が維持されるように構成されている。
請求項2記載の機関車は、請求項1記載の機関車において、前記ブレーキ装置は、前記制動力付与部を複数備えると共に、それら複数の制動力付与部に対応して前記制動圧供給経路を複数備え、それら複数の制動圧供給経路上に前記ブレーキ弁および前記保ち弁がそれぞれ配設されている。
請求項3記載の機関車は、請求項1又は2に記載の機関車において、前記保ち弁は、前記操作装置からの無線信号を前記受信装置により受信してから作動状態が切り替わり始めるまでの応答時間が前記ブレーキ弁の前記応答時間よりも短い時間で作動するように構成されている。
請求項1記載の機関車によれば、保ち弁が連通状態に切り替えられた場合には、ブレーキ弁が供給状態に切り替えられることで制動力付与部に制動圧が供給されるか或いはブレーキ弁が解放状態に切り替えられることで制動圧供給経路内の制動圧が解放される。一方、保ち弁が遮断状態に切り替えられた場合には、保ち弁から制動力付与部までの制動圧供給経路内の制動圧が維持される。
よって、制動力付与部への制動圧の供給時に保ち弁を遮断状態に切り替えることで、保ち弁から制動力付与部までの制動圧供給経路内の制動圧を供給中の任意の圧力に維持することができる。同様に、制動圧供給経路内の制動圧の解放時に保ち弁を遮断状態に切り替えることで、保ち弁から制動力付与部までの制動圧供給経路内の制動圧を解放中の任意の圧力に維持することができる。
これにより、車輪に付与する制動力を任意の制動力に保つことができるので、制動力が0の状態から所定の制動力を得るまでに要する時間を短縮することができ、機関車を小刻みに制動することができる。その結果、機関車の発進および停止の応答性を向上させることができるという効果がある。
また、ブレーキ装置は、ブレーキ弁から保ち弁までの制動圧供給経路内を流通する制動圧の流量を制限する絞り弁を備えているので、ブレーキ弁から保ち弁までの制動圧供給回路内を流通する制動圧の流量が増加した場合でも、保ち弁から制動力付与部までの制動圧供給経路内の制動圧をねらい通りの圧力とすることができる。
即ち、例えば、ブレーキ弁を介して制動力付与部に供給する制動圧を周知の圧力調整弁により調圧することでブレーキ弁から保ち弁までの制動圧供給回路内を流通する制動圧の流量が増加した場合でも、ブレーキ弁から保ち弁までの制動圧供給経路内を流通する制動圧の流量を絞り弁により制限できるので、保ち弁が連通状態から遮断状態に切り替わるまでの間に制動圧が制動力付与部に供給され続けたり制動圧供給経路内の制動圧が解放され続けるのを防止することができる。よって、保ち弁から制動力付与部までの制動圧供給経路内の制動圧をねらい通りの圧力とし易く、車輪に付与する制動力を精度良く所望の制動力に保つことができるという効果がある。
請求項2記載の機関車によれば、請求項1記載の機関車の奏する効果に加え、ブレーキ装置は、制動力付与部を複数備えると共に、それら複数の制動力付与部に対応して制動圧供給経路を複数備え、それら複数の制動圧供給経路上にブレーキ弁および保ち弁がそれぞれ配設されているので、車輪に付与する制動力を制動力付与部毎に任意の制動力に保つことができるという効果がある。よって、例えば、制動力付与部を台車毎に配設した場合には、車輪に付与する制動力を台車毎に任意の制動力に保つことができる。
また、複数の制動圧供給経路上にブレーキ弁および保ち弁がそれぞれ配設されているので、複数の制動圧供給経路の内のいずれかの制動圧供給経路上に配設されるブレーキ弁または保ち弁が故障した場合でも、ブレーキ弁および保ち弁が正常に作動する他の制動圧供給経路に対応した制動力付与部により車輪に制動力を付与することができるという効果がある。
請求項3記載の機関車によれば、請求項1又は2に記載の機関車の奏する効果に加え、保ち弁は、操作装置からの無線信号を受信装置により受信してから作動状態が切り替わり始めるまでの応答時間がブレーキ弁の応答時間よりも短い時間で作動するように構成されているので、操作装置から送信される保ち信号を受信装置により受信した場合に、保ち弁を遮断状態に素早く切り替えることができる。
これにより、保ち弁が連通状態から遮断状態に切り替わるまでの間に制動圧が制動力付与部に供給され続けたり制動圧供給経路内の制動圧が解放され続けるのを防止することができる。よって、保ち弁から制動力付与部までの制動圧供給経路内の制動圧をねらい通りの圧力とし易く、車輪に付与する制動力を精度良く所望の制動力に保つことができるという効果がある。
本発明の一実施の形態における機関車の側面図である。 ブレーキ装置の構成を模式的に示した模式図である。 制御装置および操作装置の電気的構成を示したブロック図である。 (a)は、制動処理を示すフローチャートであり、(b)は、保ち処理を示すフローチャートである。 第2実施の形態におけるブレーキ装置の構成を模式的に示した模式図である。 他の実施の形態におけるブレーキ装置の構成を模式的に示した模式図である。 他の実施の形態におけるブレーキ装置の構成を模式的に示した模式図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態における機関車1の側面図である。まず、図1を参照して、機関車1の概略構成について説明する。
機関車1は、大型の貨物を扱う製鉄所などの構内において貨物を積載した貨車(図示せず)を牽引したり貨車の入換を行うための車両であり、図1に示すように、操作装置20(図3参照)から送信される無線信号(例えば、電波、光または音など)を受信する受信装置2と、その受信装置2により受信した操作装置20からの無線信号に応じて遠隔操作されるブレーキ装置100と、そのブレーキ装置100により制動される車輪3と、制御装置10(図3参照)とを主に備え、制御装置10によりブレーキ装置100を制御することで、車輪3に制動力を付与できるように構成されている。
なお、本実施の形態における機関車1では、合計8つの車輪3を備え、それら8つの車輪3が2台の台車4にそれぞれ4つずつ配設されている。また、本実施の形態における機関車1では、ブレーキ装置100のみに限られず、走行に関わる各種の装置(例えば、図示しないエンジン等)が受信装置2により受信した操作装置20からの無線信号に応じて遠隔操作されるように構成されている。
受信装置2は、操作装置20から送信される無線信号を受信すると共にその受信した操作装置20からの無線信号を処理するための装置であり、図1に示すように、操作装置20から送信される無線信号を受信するアンテナ2aを備えている。なお、受信装置2の詳細構成については、図3を参照して後述する。
次いで、図2を参照して、ブレーキ装置100の詳細構成について説明する。図2は、ブレーキ装置100の構成を模式的に示した模式図である。なお、図2(a)は、制動圧供給状態であり、ブレーキ弁104の供給状態および保ち弁105の連通状態を、図2(b)は、制動圧保ち状態であり、ブレーキ弁104の供給状態および保ち弁105の遮断状態を、図2(c)は、制動圧解放状態であり、ブレーキ弁104の解放状態および保ち弁105の連通状態を、それぞれ示している。但し、図2では、ブレーキ弁104及び保ち弁105に通電するための電気回路の図示が省略されている。
ブレーキ装置100は、車輪3(図1参照)に制動力を付与するための装置であり、図2に示すように、車輪3に制動力を付与するための制動圧(本実施の形態では、圧縮空気の空気圧)の供給源となる制動圧供給部101と、その制動圧供給部101から制動圧が供給される制動力付与部102と、制動圧供給部101及び制動力付与部102に接続される制動圧供給経路103と、その制動圧供給経路103上に配設されるブレーキ弁104と、制動圧供給経路103上においてブレーキ弁104よりも制動力付与部102側に配設される保ち弁105とを備えて構成されている。
なお、本実施の形態におけるブレーキ装置100では、空気圧縮機(図示せず)により圧縮された圧縮空気が一時的に空気だめ(図示せず)に貯留され、その空気だめに貯留された圧縮空気が制動圧供給部101から制動力付与部102に供給されるように構成されている。
制動力付与部102は、制動圧供給部101から供給される制動圧により車輪3に制動力を付与するものであり、図2に示すように、2台の台車4(図1参照)に対応して2つの制動力付与部102を備えている。また、それら2つの制動力付与部102の内の一方(又は、他方)の制動力付与部102により、2台の台車4の内の一方(又は、他方)の台車4に配設される4つの車輪3全てに制動力が付与されるように構成されている。
制動圧供給経路103は、制動圧供給部101から制動力付与部102までの制動圧の供給経路となるものであり、図2に示すように、2つの制動力付与部102に対応して2本の制動圧供給経路103を備えている。
ブレーキ弁104は、受信装置2により受信した操作装置20からの無線信号(具体的には、後述するブレーキ信号)に応じて作動する電磁弁であり、通電時(ON時)には、図2(a)及び図2(b)に示すように、制動力付与部102に制動圧を供給する供給状態に作動状態が切り替えられる一方、非通電時(OFF時)には、図2(c)に示すように、制動圧供給経路103内の制動圧を大気解放する解放状態に作動状態が切り替えられるように構成されている。また、このブレーキ弁104は、図2に示すように、2本の制動圧供給経路103上にそれぞれ1つずつ配設されている。
保ち弁105は、受信装置2により受信した操作装置20からの無線信号(具体的には、後述する保ち信号)に応じて作動する電磁弁であり、非通電時(OFF時)には、図2(a)及び図2(c)に示すように、ブレーキ弁104から制動力付与部102までの制動圧供給経路103を連通する連通状態に作動状態が切り替えられる一方、通電時(ON時)には、図2(b)に示すように、ブレーキ弁104から制動力付与部102までの制動圧供給経路103を遮断する遮断状態に作動状態が切り替えられるように構成されている。また、この保ち弁105は、図2に示すように、2本の制動圧供給経路103上にそれぞれ1つずつ配設されている。
更に、保ち弁105は、操作装置20からの無線信号を受信装置2により受信してから作動状態が切り替わり始めるまでの応答時間がブレーキ弁104の応答時間よりも短い時間で作動するように構成されている。
次いで、図3を参照して、制御装置10及び操作装置20の電気的構成について説明する。図3は、制御装置10及び操作装置20の電気的構成を示したブロック図である。制御装置10は、機関車1の各部を制御するための装置であり、図3に示すように、CPU11、ROM12及びRAM13を備え、それらがバスライン14を介して入出力ポート15に接続されている。また、入出力ポート15には、受信装置2及びブレーキ装置100等の機関車1に搭載される各種の装置が接続されている。
CPU11は、バスライン14により接続された各種の装置を制御する演算装置であり、ROM12は、CPU11により実行される制御プログラム(例えば、図4に図示される制動処理および保ち処理のフローチャート)や固定値データ等を記憶する書き換え不能な不揮発性のメモリである。また、RAM13は、制御プログラムの実行時に各種のデータを書き換え可能に記憶するメモリである。
受信装置2は、上述したように、操作装置20から送信される無線信号を受信すると共にその受信した操作装置20からの無線信号を処理するための装置であり、アンテナ2aと、そのアンテナ2aにより受信した操作装置20からの無線信号を電気信号に変換する変換部(図示せず)と、その変換部により変換した電気信号をCPU11に出力する出力回路(図示せず)とを備えて構成されている。
ブレーキ装置100は、上述したように、車輪3(図1参照)に制動力を付与するための装置であり、ブレーキ弁104と、保ち弁105とを備えて構成されている。CPU11は、受信装置2の出力回路から出力される電気信号に応じて、ブレーキ弁104及び保ち弁105の作動状態を切り替える。
なお、図3に示す他の入出力装置16としては、例えば、機関車1の走行に関わる各種の装置、無線信号に代えて操作装置20から送信される電気信号を制御装置10に伝送する通信ケーブル(図示せず)を接続するためのインタフェイス等が例示される。
操作装置20は、機関車1をオペレータが遠隔操作するための装置であり、図3に示すように、送信制御器21、操作ハンドル22、操作スイッチ23及び送受信器24を主に備えて構成されている。
送信制御器21は、操作ハンドル22、操作スイッチ23及び送受信器24等の各種の機器が接続されると共に、それら各種の機器を制御する演算装置である。
操作ハンドル22は、機関車1の加減速および制動をオペレータが指示するためのものであり、オペレータにより操作される操作部(図示せず)と、その操作部の操作状態を検出する検出部(図示せず)と、その検出部による検出結果を送信制御器21に出力する出力回路(図示せず)とを備えて構成されている。送信制御器21は、操作ハンドル22から出力される操作部の操作状態に応じて、機関車1の加減速および制動を指示する無線信号を送受信器24から機関車1の受信装置2に向けて送信する。
また、この操作ハンドル22は、機関車1の制動に関し、機関車1を制動するか否か、即ち、ブレーキ装置100により車輪3に制動力を付与するか否かのみでなく、車輪3に付与する制動力を現状に保つか否かをオペレータが指示できるように構成されている。
送信制御器21は、オペレータにより機関車1を制動する指示がなされた場合には、ブレーキ弁104を供給状態に切り替えるためのブレーキ信号(無線信号)を送受信器24から機関車1の受信装置2に向けて送信すると共に、オペレータにより車輪3に付与する制動力を現状に保つ指示がなされた場合には、保ち弁105を遮断状態に切り替えるための保ち信号(無線信号)を送受信器24から機関車1の受信装置2に向けて送信する。
送受信器24は、機関車1の受信装置2に無線信号を送信するためのものであり、操作ハンドル22から出力される操作部の操作状態に応じた無線信号を機関車1の受信装置2に向けて送信できるように構成されている。
なお、図3に示す操作スイッチ23としては、例えば、機関車1の進行方向をオペレータが指示するためのスイッチ、機関車1の非常停止をオペレータが指示するためのスイッチなどが例示される。
次いで、図4を参照して、制御装置10で実行される制動処理および保ち処理について説明する。図4(a)は、制動処理を示すフローチャートであり、図4(b)は、保ち処理を示すフローチャートである。制動処理は、機関車1の制動を制動するための処理であり、制御装置10の電源が投入されている間、CPU11によって繰り返し実行される処理である。
CPU11は、制動処理に関し、まず、図4(a)に示すように、受信装置2によりブレーキ信号を受信したか否かを判断する(S1)。その結果、ブレーキ信号を受信していないと判断される場合には(S1:No)、機関車1を制動する指示がなされていないということであるので、S2以降の処理をスキップして、この制動処理を終了する。
一方、ブレーキ信号を受信したと判断される場合には(S1:Yes)、機関車1を制動する指示がなされたということであるので、ブレーキ弁104(図2参照)に通電し、ブレーキ弁104を供給状態に切り替える(S2)。これにより、制動圧供給部101から制動力付与部102に制動圧が供給され、車輪3(図1参照)に制動力が付与される。
S2の処理を実行した後は、ブレーキ信号を継続して受信しているか否かを判断し(S3)、ブレーキ信号を継続して受信していると判断される場合には(S3:Yes)、ブレーキ信号の受信が途絶えたと判断されるまでS3の処理を繰り返し実行する。
一方、ブレーキ信号の受信が途絶えたと判断される場合には(S3:No)、ブレーキ弁104への通電を中止し、ブレーキ弁104を解放状態に切り替えて(S4)、この制動処理を終了する。これにより、制動圧供給経路103内の制動圧が大気解放され、車輪3に付与されていた制動力が解放される。
保ち処理は、制動処理を実行している間、CPU11によって繰り返し実行される処理である。CPU11は、保ち処理に関し、まず、図4(b)に示すように、受信装置2により保ち信号を受信したか否かを判断する(S11)。その結果、保ち信号を受信していないと判断される場合には(S11:No)、車輪3に付与する制動力を現状に保つ指示がなされていないということであるので、S12以降の処理をスキップして、この保ち処理を終了する。
一方、保ち信号を受信したと判断される場合には(S11:Yes)、車輪3に付与する制動力を現状に保つ指示がなされたということであるので、保ち弁105(図2参照)に通電し、保ち弁105を遮断状態に切り替える(S12)。これにより、保ち弁105から制動力付与部102までの制動圧供給経路103内の制動圧が維持される。
S12の処理を実行した後は、保ち信号を継続して受信しているか否かを判断し(S13)、保ち信号を継続して受信していると判断される場合には(S13:Yes)、保ち信号の受信が途絶えたと判断されるまでS13の処理を繰り返し実行する。
一方、保ち信号の受信が途絶えたと判断される場合には(S13:No)、保ち弁105への通電を中止し、保ち弁105を連通状態に切り替えて(S14)、この保ち処理を終了する。これにより、保ち弁105から制動力付与部102までの制動圧供給経路103内に維持されていた制動圧が解放される。
以上説明したように、本実施の形態における機関車1によれば、制動力付与部102への制動圧の供給時に保ち弁105を遮断状態に切り替えることで、保ち弁105から制動力付与部102までの制動圧供給経路103内の制動圧を供給中の任意の圧力に維持することができる。同様に、制動圧供給経路103内の制動圧の解放時に保ち弁105を遮断状態に切り替えることで、保ち弁105から制動力付与部102までの制動圧供給経路103内の制動圧を解放中の任意の圧力に維持することができる。
これにより、車輪3に付与する制動力を任意の制動力に保つことができるので、制動力が0の状態から所定の制動力を得るまでに要する時間を短縮することができ、機関車1を小刻みに制動することができる。その結果、機関車1の発進および停止の応答性を向上させることができる。
また、ブレーキ装置100は、2つの制動力付与部102を備えると共に、それら2つの制動力付与部102に対応して2本の制動圧供給経路103を備え、それら2本の制動圧供給経路103上にブレーキ弁104及び保ち弁105がそれぞれ配設されているので、車輪3に付与する制動力を制動力付与部102毎(台車4毎)に任意の制動力に保つことができる。
また、2本の制動圧供給経路103上にブレーキ弁104及び保ち弁105がそれぞれ配設されているので、2本の制動圧供給経路103の内の一方の制動圧供給経路103上に配設されるブレーキ弁104又は保ち弁105が故障した場合でも、ブレーキ弁104及び保ち弁105が正常に作動する他方の制動圧供給経路103に対応した制動力付与部102により車輪3に制動力を付与することができる。
更に、保ち弁105は、操作装置20からの無線信号を受信装置2により受信してから作動状態が切り替わり始めるまでの応答時間がブレーキ弁104の応答時間よりも短い時間で作動するように構成されているので、操作装置20から送信される保ち信号を受信装置2により受信した場合に、保ち弁105を遮断状態に素早く切り替えることができる。
これにより、保ち弁105が連通状態から遮断状態に切り替わるまでの間に制動圧が制動力付与部102に供給され続けたり制動圧供給経路103内の制動圧が解放され続けるのを防止することができる。よって、保ち弁105から制動力付与部102までの制動圧供給経路103内の制動圧をねらい通りの圧力とし易く、車輪3に付与する制動力を精度良く所望の制動力に保つことができる。
次いで、図5を参照して、第2実施の形態について説明する。第2実施の形態は、第1実施の形態におけるブレーキ装置100の構成を変更したものである。以下、第1実施の形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。図5は、第2実施の形態におけるブレーキ装置200の構成を模式的に示した模式図である。なお、図5では、ブレーキ弁104及び保ち弁105に通電するための電気回路の図示が省略されている。
第2実施の形態におけるブレーキ装置200は、図5に示すように、制動圧供給部101と、制動力付与部102と、制動圧供給経路103と、その制動圧供給経路103上に配設される中継弁210と、制動圧供給経路103上において中継弁210よりも制動力付与部102側に配設される保ち弁105と、制動圧供給経路103上において中継弁210と保ち弁105との間に配設される絞り弁206とを備えて構成されている。
中継弁210は、図5に示すように、ブレーキ弁104と、そのブレーキ弁104を介して制動力付与部102に供給する制動圧を走行状態(例えば、車速など)に応じて調圧する周知の圧力調整弁(例えば、実開平6−30575号公報に開示される圧力調整弁など)211とを備えて構成されている。
絞り弁206は、ブレーキ弁104から保ち弁105までの制動圧供給経路103内を流通する制動圧の流量を制限するものであり、図5に示すように、2本の制動圧供給経路103にそれぞれ1つずつ配設されている。
これにより、絞り弁206から保ち弁105までの制動圧供給経路103内を流通する制動圧の流量が絞り弁206からブレーキ弁104までの制動圧供給経路103内を流通する制動圧の流量よりも小さくなる。
上述したように構成されるブレーキ装置200によれば、圧力調整弁211により制動力付与部102に供給する制動圧を調圧することでブレーキ弁104から保ち弁105までの制動圧供給回路103内を流通する制動圧の流量が増加した場合でも、ブレーキ弁104から保ち弁105までの制動圧供給経路103内を流通する制動圧の流量を絞り弁206により制限できるので、保ち弁105が連通状態から遮断状態に切り替わるまでの間に制動圧が制動力付与部102に供給され続けたり制動圧供給経路103内の制動圧が解放され続けるのを防止することができる。
よって、保ち弁105から制動力付与部102までの制動圧供給経路103内の制動圧をねらい通りの圧力とし易く、車輪3(図1参照)に付与する制動力を精度良く所望の制動力に保つことができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施の形態では、車輪3に制動力を付与するための制動圧を圧縮空気の空気圧とする場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、作動油の油圧を制動圧として車輪3に制動力を付与しても良い。
上記実施の形態では、2つの制動力付与部102を備えると共に、それら2つの制動力付与部102に対応して2本の制動圧供給経路103を備え、それら2本の制動圧供給経路103上にブレーキ弁104及び保ち弁105がそれぞれ配設される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、3つ以上の制動力付与部102を備えると共に、それら3つ以上の制動力付与部102に対応して3本以上の制動圧供給経路103を備え、それら3本以上の制動圧供給経路103上にブレーキ弁104及び保ち弁105をそれぞれ配設するように構成しても良く、或いは、制動力付与部102及び制動圧供給経路103を1つとしても良い。
上記実施の形態では、受信装置2により受信した操作装置20からの無線信号(ブレーキ信号および保ち信号)に応じて制動処理および保ち処理を実行する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、他の入出力装置16として挙げたインタフェイスに通信ケーブルを介して操作装置20を接続し、無線信号に代えてインタフェイスに接続した操作装置20からの電気信号に応じて制動処理および保ち処理を実行するように構成しても良い。
上記実施の形態では、制動処理を実行している間、保ち処理を繰り返し実行する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、制動処理を実行した後、保ち処理を実行するように構成しても良い。
上記第1実施の形態では、保ち弁105の作動状態が、非通電時(OFF時)に連通状態に切り替えられる一方、通電時(ON時)に遮断状態に切り替えられるように構成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、通電時(ON時)に連通状態に切り替えられる一方、非通電時(OFF時)に遮断状態に切り替えられるように構成しても良い。
ここで、図6を参照して、上記のように構成される保ち弁305を備えたブレーキ装置300について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。図6は、ブレーキ装置300の構成を模式的に示した模式図である。ブレーキ装置300では、図6(a)及び図6(c)に示すように、保ち弁305に通電し、保ち弁305を連通状態に切り替えることで、制動圧供給状態および制動圧解放状態となる。また、図6(b)に示すように、保ち弁305への通電を中止し、保ち弁305を遮断状態に切り替えることで、制動圧保ち状態となる。
上記第1実施の形態では、ブレーキ弁104の作動状態が、通電時(ON時)に供給状態に切り替えられる一方、非通電時(OFF時)に解放状態に切り替えられるように構成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、非通電時(OFF時)に供給状態に切り替えられる一方、通電時(ON時)に解放状態に切り替えられるように構成しても良い。
ここで、図7を参照して、上記のように構成されるブレーキ弁404を備えたブレーキ装置400について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。図7は、ブレーキ装置400の構成を模式的に示した模式図である。ブレーキ装置400では、図7(c)に示すように、ブレーキ弁404に通電し、ブレーキ弁404を解放状態に切り替えることで、制動圧解放状態となる。また、図7(a)及び図7(b)に示すように、ブレーキ弁404への通電を中止し、ブレーキ弁404を供給状態に切り替えることで、制動圧供給状態および制動圧保ち状態となる。
1 機関車
2 受信装置
2a アンテナ(受信装置の一部)
3 車輪
20 操作装置
100,200 ブレーキ装置
101 制動圧供給部
102 制動力付与部
103 制動圧供給経路
104 ブレーキ弁
105 保ち弁
206 絞り弁

Claims (3)

  1. 操作装置から送信される無線信号を受信する受信装置と、その受信装置により受信した前記操作装置からの無線信号に応じて遠隔操作されるブレーキ装置と、そのブレーキ装置により制動される車輪とを備えた機関車において、
    前記ブレーキ装置は、
    前記車輪に制動力を付与するための制動圧の供給源となる制動圧供給部と、
    その制動圧供給部から前記制動圧が供給され前記車輪に制動力を付与する制動力付与部と、
    前記制動圧供給部から前記制動力付与部までの前記制動圧の供給経路となる制動圧供給経路と、
    その制動圧供給経路上に配設されると共に、前記受信装置により受信した前記操作装置からの無線信号であるブレーキ信号に応じて作動するように構成され、前記制動力付与部に前記制動圧を供給する供給状態および前記制動圧供給経路内の前記制動圧を解放する解放状態に作動状態が切り替えられるブレーキ弁と、
    前記制動圧供給経路上において前記ブレーキ弁よりも前記制動力付与部側に配設されると共に、前記受信装置により受信した前記操作装置からの無線信号である保ち信号に応じて作動するように構成され、前記ブレーキ弁から前記制動力付与部までの前記制動圧供給経路を連通する連通状態および前記ブレーキ弁から前記制動力付与部までの前記制動圧供給経路を遮断する遮断状態に作動状態が切り替えられる保ち弁と
    前記制動圧供給経路上において前記ブレーキ弁と前記保ち弁との間に配設され前記ブレーキ弁から前記保ち弁までの前記制動圧供給経路内を流通する前記制動圧の流量を制限する絞り弁とを備え、
    前記保ち弁が前記連通状態に切り替えられた場合には、前記ブレーキ弁が前記供給状態に切り替えられることで前記制動力付与部に前記制動圧が供給されるか或いは前記ブレーキ弁が前記解放状態に切り替えられることで前記制動圧供給経路内の前記制動圧が解放される一方、前記保ち弁が前記遮断状態に切り替えられた場合には、前記保ち弁から前記制動力付与部までの前記制動圧供給経路内の前記制動圧が維持されるように構成されていることを特徴とする機関車。
  2. 前記ブレーキ装置は、前記制動力付与部を複数備えると共に、それら複数の制動力付与部に対応して前記制動圧供給経路を複数備え、それら複数の制動圧供給経路上に前記ブレーキ弁および前記保ち弁がそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項1記載の機関車。
  3. 前記保ち弁は、前記操作装置からの無線信号を前記受信装置により受信してから作動状態が切り替わり始めるまでの応答時間が前記ブレーキ弁の前記応答時間よりも短い時間で作動するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の機関車。
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