JP4920105B2 - 光透過型太陽電池モジュール及びその製造方法ならびに光透過型太陽電池モジュールを搭載した移動体 - Google Patents

光透過型太陽電池モジュール及びその製造方法ならびに光透過型太陽電池モジュールを搭載した移動体 Download PDF

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Description

本発明は、発電部の表面から裏面に光が透過する光透過部であるシースルーラインを備えた光透過型太陽電池モジュール及びその製造方法ならびに光透過型太陽電池モジュールを搭載した移動体に関する。
従来、発電機能に加えて入射光の一部を表面側から裏面側へ透過させる採光機能を備えた光透過型太陽電池モジュールが提案されている(例えば、特許文献1,2等参照)。
図23は、従来の光透過型太陽電池モジュール100の外観構成の一例を示す裏面側から見た平面図、図24は、図23に示すD部分の拡大図である。
この光透過型太陽電池モジュール100は、例えば、縦約600mm、横約1000mmの横長形状に形成されており、図示は省略しているが、横長の長方形状に形成された透光性絶縁基板上に、透明な表面電極層、光電変換層及び裏面電極層を順に積層して、複数の太陽電池セル102,102,・・・からなる発電部100Aを形成している。また、この例では、発電部100Aは、分離ライン(分離溝)110によって横方向に複数の発電領域100A1〜100A6に分離(この例では、6つの発電領域に分離)されている。すなわち、分離ライン110は、裏面電極層から透光性絶縁基板まで貫通するように形成されており、かつ、隣接する発電領域間の放電リスクを防止するために、沿面距離を確保する必要から、十分幅広に形成されている。
また、各発電領域100A1〜100A6は、縦方向に形成された例えば49個の太陽電池セル102,102,・・・が、直列に接続された構成となっている。そのため、各発電領域100A1〜100A6には、49個の太陽電池セル102を直列に接続するために、裏面電極層を分離する48本のスクライブライン(以下、この明細書において第3スクライブラインともいう。)105が横方向に所定の間隔を存して形成されている。この第3スクライブライン105は、裏面電極層及び光電変換層が除去されて、表面電極層まで達するように形成されている。
さらに、各発電領域100A1〜100A6には、図24に拡大して示すように、裏面電極層及び光電変換層が除去されて、表面電極層まで達する採光用のシースルーライン108が、横方向に所定の間隔を存して、第3スクライブライン105と直交する縦方向に所定の本数だけ形成されている。
ここで、分離ライン110は、上記したように沿面距離を確保する必要から、ライン幅が例えば0.38mmに形成されており、シースルーライン108は例えば0.1mmに形成されており、第3スクライブライン105は例えば0.08mmに形成されている。
このように構成された従来の光透過型太陽電池モジュール100は、各発電領域100A1〜100A6を例えば並列接続して出力を取り出すようになっている。
上記で説明したように、従来の光透過型太陽電池モジュール100は、光が透過するラインとして、採光用のシースルーライン108の他、このシースルーライン108と同様に裏面電極層及び光電変換層が除去されて、表面電極層まで達する第3スクライブライン105、及び裏面電極層、光電変換層及び表面電極層が除去されて、透光性絶縁基板まで達する分離ライン110の3種類のラインが存在することになる。
特開2002−43594号公報 特開2002−299666号公報
ところで、このような光透過型太陽電池モジュールは、採光用として建築物の天井などに使用される場合には、光を透過する上記各ラインが特に問題となることはない。しかし、例えば、車の補助電源を兼ねて車体のルーフにサンルーフとして搭載する場合には、搭載された光透過型太陽電池モジュールと搭乗者との距離が近いため、シースルーライン108の他、上記した第3スクライブライン105や分離ライン110が細いラインとして搭乗者に見えてしまうといった問題があった。すなわち、搭乗者がサンルーフを見上げたときに、格子状の細かなラインが見えてしまうため、見栄えが良くないといった問題があった。見栄えの問題は、デザイン性を重視する車にとっては特に重要な要素であり、この点を解決できなければ、光透過型太陽電池モジュールを車載用のサンルーフを兼ねた補助電源として使用することができない。
また、光透過型太陽電池モジュールは、採光用として建築物の天井などに使用される場合の他にも、住宅用建材等としての幅広い応用が期待されており、例えば壁等として使用される可能性もある。この場合には、住人と壁として使用された光透過型太陽電池モジュールとの距離が近くなるため、シースルーライン108の他、上記した第3スクライブライン105や分離ライン110が細いラインとして住人に見えてしまうといった問題が発生する。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、シースルーライン以外の光を透過するラインを、簡単な構造で目隠しすることで、デザイン性に優れ、かつ、車載用のサンルーフや住宅用建材等としても使用することのできる光透過型太陽電池モジュール及びその製造方法ならびに光透過型太陽電池モジュールを搭載した移動体を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の光透過型太陽電池モジュールは、発電部の表面から裏面に光が透過する光透過部を有する光透過型太陽電池モジュールであって、前記光透過部の一部が絶縁性の非透明部材によって被覆された構成としている。
このように、光透過部の一部を絶縁性の非透明部材によって被覆することで、光が透過することで見えてしまう部分を少なくすることができる。例えば、光が透過する部分が、外部から見て細かな格子状のラインとして見えてしまう場合において、例えば横方向のライン部分のみを非透明部材によって被覆することで、見えるラインを縦方向のラインのみとすることができる。すなわち、縦方向にシースルーラインが入っている場合には、このシースルーラインのみを光透過部として残すことで、光透過型太陽電池モジュールとしての機能(すなわち、発電機能と採光機能の両方の機能)を損なうことなく、シースルーライン以外のラインを目隠しすることができる。これにより、光透過型太陽電池モジュールを例えば車載用のサンルーフとして使用した場合に、搭乗者がサンルーフを見上げたとき、見えるのは採光用の縦ラインのみであり、横方向の細かなラインは見えないため、デザイン性にも優れた光透過型太陽電池モジュールとすることができる。
また、本発明の光透過型太陽電池モジュールによれば、前記発電部は、透光性絶縁基板上に、表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって形成され、前記光透過部は、前記裏面電極層及び前記光電変換層が除去されたライン状の開口溝で構成され、前記非透明部材は、前記開口溝に対応して設けられた構成としている。
裏面電極層及び前記光電変換層が除去されたライン状の開口溝は、具体的には、複数の太陽電池セルを直列に接続するためのスクライブラインである。すなわち、このスクライブラインは、裏面電極層及び光電変換層が除去されて表面電極層まで達するように形成されているため、透光性絶縁基板の表面側からの入射光は、透光性絶縁基板と表面電極層とを通過し、スクライブラインを通って裏面電極層側に透過することになる。つまり、裏面電極層側から見たとき、このスクライブラインが線として見えることになる。従って、本発明では、このスクライブラインに非透明部材を設けることで、裏面電極層側から見たとき、このスクライブラインを見えなくするものである。
また、本発明の光透過型太陽電池モジュールによれば、前記光透過部は、複数の前記太陽電池セルを直列に接続するために前記裏面電極層を分離するスクライブラインと、光を透過するシースルーラインとを含み、前記非透明部材は、前記シースルーラインを除く前記裏面電極層の全面に設けられた構成としている。
このような構成とすれば、光透過型太陽電池モジュールを裏面電極層側から見たとき、裏面電極層は銀(Ag)ベースで形成されているため、全体が白っぽい銀色に見えている。本発明では、この銀色に見えている部分の全面に、シースルーラインを除いて一つの色(例えば、暗色系の黒色等)の非透明部材を設ける(具体的には、暗色系の塗料を塗布する)ことで、シースルーラインを除いた裏面電極層の全面を、一つの色に統一することができる。また、非透明部材を、シースルーラインを除く裏面電極層の全面に設けることで、最低限目隠しする必要のあるスクライブラインを容易に被覆することができるため、非透明部材を設けるときの位置合わせを正確に行う必要がない。すなわち、非透明部材をスクライブラインに正確に位置合わせするといった作業工程が不要となる。
また、本発明の光透過型太陽電池モジュールによれば、前記光透過部は、複数の前記太陽電池セルを直列に接続するために前記裏面電極層を分離するスクライブラインと、光を透過するシースルーラインとを含み、前記非透明部材は、前記シースルーラインを除く前記スクライブラインに設けられた構成としてもよい。
このような構成とすれば、シースルーラインを除くスクライブラインに暗色系(例えば黒色等)の非透明部材を設ける(具体的には、暗色系の塗料を塗布する)ことで、光透過型太陽電池モジュールの裏面電極層側において、スクライブラインを透過してくる光を遮断することができる。また、本発明では、シースルーラインを除くスクライブラインにのみ非透明部材を設けることで、非透明部材の使用量を最小限に抑えることができるため、その分、製造コスト(非透明部材の材料費)を低減することができる。
また、本発明の光透過型太陽電池モジュールによれば、前記光透過部は、複数の前記太陽電池セルを直列に接続するために前記裏面電極層を分離するスクライブラインと、光を透過するシースルーラインとを含み、前記非透明部材は、前記シースルーラインを除く前記裏面電極層の全面に対応する部分に絶縁性の非透明材料が設けられた絶縁性のフィルムであり、前記フィルムを前記裏面電極層に貼り付けることで、前記シースルーラインを除く前記裏面電極層の全面が前記非透明材料で被覆された構成としてもよい。
このような構成とすれば、非透明材料が設けられた絶縁性フィルムを裏面電極層に貼り合わせるだけで、光透過型太陽電池モジュールの裏面電極層側において、スクライブラインを透過してくる光を遮断することができる。また、フィルムに設ける非透明材料を、シースルーラインを除く裏面電極層の全面に対応する部分に設けることで、最低限目隠しする必要のあるスクライブラインを容易に被覆することができる。従って、非透明材料をフィルムに設けるときに、非透明材料を設ける領域と、目隠しする必要のあるスクライブラインとの位置合わせを考慮する必要がなく、シースルーラインとの位置合わせのみ考慮すればよい。さらに、シースルーラインを除く裏面電極層の全体が非透明材料によって一つの色(例えば、暗色系の黒色等)に統一されるので、デザイン性にも優れ、見た目にも落ち着いた印象を与えることができる。
また、本発明の光透過型太陽電池モジュールによれば、前記光透過部は、複数の前記太陽電池セルを直列に接続するために前記裏面電極層を分離するスクライブラインと、光を透過するシースルーラインとを含み、前記非透明部材は、前記シースルーラインを除く前記スクライブラインに対応する部分に絶縁性の非透明材料が設けられた絶縁性のフィルムであり、前記フィルムを前記裏面電極層に貼り付けることで、前記シースルーラインを除く前記スクライブラインが前記非透明材料で被覆された構成としてもよい。
このような構成とすれば、非透明材料が設けられた絶縁性のフィルムを裏面電極層に貼り合わせるだけで、光透過型太陽電池モジュールの裏面電極層側において、スクライブラインを透過してくる光を遮断することができる。また、シースルーラインを除くスクライブラインに対応する部分にのみ非透明材料を設けているので、非透明材料の使用量を最小限に抑えることができるため、その分、製造コスト(非透明材料の材料費)を低減することができる。
また、本発明の光透過型太陽電池モジュールによれば、前記発電部を複数の発電領域に分離する分離ラインを備え、前記非透明部材は、前記分離ラインにも設けられた構成としてもよい。
大型の光透過型太陽電池モジュールでは、一つの透光性絶縁基板上に複数の発電領域を形成するように、各発電領域を分離するための分離ラインが形成されている場合が多い。この分離ラインは、隣接する発電領域間の絶縁を確保するため、沿面距離を十分にとる必要があり、必然的にそのライン幅は広い幅に形成される。また、この分離ラインは、発電領域を分離するものであるため、裏面電極層側から透光性絶縁基板まで達する深さに形成(すなわち、裏面電極層、光電変換層及び表面電極層を除去して形成)されている。そのため、透光性絶縁基板の表面側から入射した光は、透光性絶縁基板を通過し、分離ラインを通って裏面電極層側まで容易に透過することになる。従って、この分離ラインにも非透明部材を設けることで、裏面電極層側から見たとき、この分離ラインも見えなくすることができる。
また、本発明の光透過型太陽電池モジュールによれば、前記発電部を複数の発電領域に分離する分離ラインを備え、前記フィルムには、前記分離ラインに対応する部分にも前記非透明材料が設けられた構成としてもよい。
上記したように、分離ラインは、隣接する発電領域間の絶縁確保するため、沿面距離を十分にとる必要があり、必然的にそのライン幅は広い幅に形成される。また、この分離ラインは、発電領域を分離するものであるため、裏面電極層側から透光性絶縁基板まで達する深さに形成(すなわち、裏面電極層、光電変換層及び表面電極層を除去して形成)されている。そのため、透光性絶縁基板の表面側から入射した光は、透光性絶縁基板を通過し、分離ラインを通って裏面電極層側まで容易に透過することになる。従って、この分離ラインに対応するフィルム部分にも非透明材料を設けておくことで、このフィルムを裏面電極層に貼り付けたとき、分離ラインが非透明材料によって被覆されるため、裏面電極層側から見たとき、この分離ラインも見えなくすることができる。
また、本発明の光透過型太陽電池モジュールによれば、前記分離ラインに設けられている前記非透明部材が、当該ラインに沿って所定幅で除去された構成としてもよい。
このような構成とすれば、分離ラインに設けられている非透明部材を所定幅で除去することで、隣接する発電領域間の絶縁を確保するための沿面距離を十分にとることができる。
また、本発明の光透過型太陽電池モジュールによれば、前記非透明部材は、色の異なる複数の部材からなる積層構造としてもよい。
このような構成とすれば、非透明部材を、色の異なる複数部材からなる積層構造とすることで、裏面電極層に直接塗布する非透明部材の色を暗色系(例えば黒色)とし、その上に重ねて塗布する非透明部材の色を例えば車の内装色とすることで、車内の色調ともマッチし、質感やデザイン性に優れた光透過型太陽電池モジュールとすることができる。
また、本発明の光透過型太陽電池モジュールによれば、前記非透明材料は、色の異なる複数の材料からなる積層構造としてもよい。
このような構成とすれば、フィルムに設けられている非透明材料を、色の異なる複数の材料からなる積層構造とすることで、このフィルムを裏面電極層に貼り合わせたとき、裏面電極層に対峙する非透明材料の色を暗色系(例えば黒色)とし、その上に積層される非透明材料の色を例えば車の内装色とすることで、車内の色調ともマッチし、質感やデザイン性に優れた光透過型太陽電池モジュールとすることができる。
また、本発明に係る光透過型太陽電池モジュールの製造方法は、透光性絶縁基板上に表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって発電部が形成され、前記発電部に光を透過するシースルーラインが形成された光透過型太陽電池モジュールの製造方法であって、前記透光性絶縁基板上に複数の太陽電池セルを形成する工程と、前記太陽電池セルを形成後、前記裏面電極層の全面に前記非透明部材を塗布する塗布工程と、前記非透明部材を塗布後に、前記非透明部材、前記裏面電極層及び前記光電変換層を除去して前記シースルーラインを形成する工程と、を含むことを特徴としている。
光透過型太陽電池モジュールを裏面電極層側から見たとき、裏面電極層は銀(Ag)ベースで形成されているため、全体が白っぽい銀色に見えている。本発明の製造方法によれば、裏面電極層の全面に非透明部材を塗布し、その後、非透明部材、裏面電極層及び光電変換層を除去してシースルーラインを形成しているので、この銀色に見えている裏面電極層のほぼ全面を、シースルーラインを除いて一つの色(例えば、暗色系の黒色等)の非透明部材で被覆することができる。これにより、光透過型太陽電池モジュールの裏面電極層側を、シースルーラインを除いて全体を一つの色に統一することができる。また、非透明部材を、シースルーラインを除く裏面電極層の全面に塗布することで、最低限目隠しする必要のある、複数の太陽電池セルを直列に接続するためのスクライブラインを、容易に被覆することができる。従って、非透明部材を塗布する工程において、非透明部材をスクライブラインに正確に位置合わせするといった作業工程が不要となり、塗布工程を容易に行うことができる。
また、本発明に係る光透過型太陽電池モジュールの製造方法によれば、前記塗布工程は、前記裏面電極層の表面全体に塗布された非透明部材上の任意の領域に別の非透明部材を塗布する工程を含むことを特徴としている。このように、光透過型太陽電池モジュールの裏面電極層の表面全体に塗布された非透明部材上の任意の領域に別の非透明部材を塗布することで、光透過型太陽電池モジュールの裏面側に任意のデザインを施すことができるため、光透過型太陽電池モジュールを、設置場所の周辺デザインに合わせることが可能となる。
また、本発明に係る光透過型太陽電池モジュールの製造方法は、透光性絶縁基板上に表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって発電部が形成され、前記発電部に光を透過するシースルーラインが形成された光透過型太陽電池モジュールの製造方法であって、前記透光性絶縁基板上に複数の太陽電池セルを形成する工程と、前記太陽電池セルを形成後、前記裏面電極層及び前記光電変換層を除去して前記シースルーラインを形成する工程と、前記太陽電池セルを形成時に形成された、複数の太陽電池セルを直列に接続するために前記裏面電極層を分離するスクライブラインに、前記非透明部材を塗布する塗布工程と、を含むことを特徴としている。
本発明の製造方法によれば、シースルーラインを除くスクライブラインに暗色系(例えば黒色等)の非透明部材を塗布する(具体的には、暗色系の塗料を塗布する)ことで、光透過型太陽電池モジュールの裏面電極層側において、スクライブラインを透過してくる光を遮断することができる。また、本発明では、シースルーラインを除くスクライブラインにのみ非透明部材を塗布することで、非透明部材の使用量を最小限に抑えることができるため、その分、製造コスト(非透明部材の材料費)を低減することができる。
また、本発明に係る光透過型太陽電池モジュールの製造方法は、透光性絶縁基板上に表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって発電部が形成され、前記発電部に光を透過するシースルーラインが形成された光透過型太陽電池モジュールの製造方法であって、前記透光性絶縁基板上に複数の太陽電池セルを形成する工程と、前記太陽電池セルを形成後、前記裏面電極層及び前記光電変換層を除去して前記シースルーラインを形成する工程と、前記裏面電極層が存在する領域、及び/または裏面電極層は存在しないが遮光したい領域に、非透明部材を塗布する第1の塗布工程と、塗布後の前記非透明部材上の任意の領域に別の非透明部材を塗布する第2の塗布工程と、を含むことを特徴としている。
本発明の製造方法によれば、裏面電極層が存在する領域、及び/または裏面電極層は存在しないが遮光したい領域に、非透明部材を塗布する第1の塗布工程と、塗布後の前記非透明部材上の任意の領域に別の非透明部材を塗布する第2の塗布工程と、を含むことで、光透過型太陽電池モジュールの裏面側に任意のデザインを施すことができるため、光透過型太陽電池モジュールを、設置場所の周辺デザインに合わせることが可能となる。
また、本発明に係る光透過型太陽電池モジュールの製造方法は、透光性絶縁基板上に表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって発電部が形成され、前記発電部に光を透過するシースルーラインが形成された光透過型太陽電池モジュールの製造方法であって、前記透光性絶縁基板上に複数の太陽電池セルを形成する工程と、前記太陽電池セルを形成後、前記裏面電極層及び前記光電変換層を除去して前記シースルーラインを形成する工程と、前記シースルーラインを除く前記裏面電極層の全面に対応する部分に絶縁性の非透明材料が設けられた絶縁性のフィルムを、前記裏面電極層に貼り付ける工程と、を含むことを特徴としている。
本発明の製造方法によれば、裏面電極層にフィルムを貼り付けることで、シースルーラインを除く裏面電極層の全面を、非透明材料の色(例えば、暗色系の黒色等)に統一することができる。また、非透明材料が、シースルーラインを除く裏面電極層の全面に対応するフィルム部分に設けられていることで、最低限目隠しする必要のある、複数の太陽電池セルを直列に接続するためのスクライブラインを、容易に被覆することができる。
また、本発明に係る光透過型太陽電池モジュールの製造方法は、透光性絶縁基板上に表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって発電部が形成され、前記発電部に光を透過するシースルーラインが形成された光透過型太陽電池モジュールの製造方法であって、前記透光性絶縁基板上に複数の太陽電池セルを形成する工程と、前記太陽電池セルを形成後、前記裏面電極層及び前記光電変換層を除去して前記シースルーラインを形成する工程と、前記シースルーラインを除く前記スクライブラインに対応する部分に絶縁性の非透明材料が設けられた絶縁性のフィルムを、前記裏面電極層に貼り付ける工程と、を含むことを特徴としている。
本発明の製造方法によれば、裏面電極層にフィルムを貼り付けることで、シースルーラインを除くスクライブラインを、非透明材料で確実に被覆することができる。これにより、光透過型太陽電池モジュールの裏面電極層側において、スクライブラインを透過してくる光を遮断することができる。また、本発明では、シースルーラインを除くスクライブラインに対応するフィルム部分にのみ非透明材料を設けることで、非透明材料の使用量を最小限に抑えることができるため、その分、製造コスト(非透明材料の材料費)を低減することができる。
また、本発明に係る光透過型太陽電池モジュールの製造方法によれば、前記光透過型太陽電池モジュールは前記発電部を複数の発電領域に分離する分離ラインを備え、前記塗布工程では、前記分離ラインにも前記非透明部材を塗布する構成としている。
大型の光透過型太陽電池モジュールでは、一つの透光性絶縁基板上に複数の発電領域を形成するように、各発電領域を分離するための分離ラインが形成されている場合が多い。この分離ラインは、隣接する発電領域間の絶縁を確保するため、沿面距離を十分にとる必要があり、必然的にそのライン幅は広い幅に形成される。また、この分離ラインは、発電領域を分離するものであるため、裏面電極層側から透光性絶縁基板まで達する深さに形成(すなわち、裏面電極層、光電変換層及び表面電極層を除去して形成)されている。そのため、透光性絶縁基板の表面側から入射した光は、この透光性絶縁基板を通過し、分離ラインを通って裏面電極層側まで容易に透過することになる。従って、この分離ラインにも非透明部材を設けることで、裏面電極層側から見たとき、この分離ラインも見えなくすることができる。
また、本発明に係る光透過型太陽電池モジュールの製造方法によれば、前記光透過型太陽電池モジュールは前記発電部を複数の発電領域に分離する分離ラインを備え、前記フィルムには、前記分離ラインに対応する部分にも前記非透明材料が設けられた構成としている。
上記したように、分離ラインは、発電領域を分離するものであるため、裏面電極層側から透光性絶縁基板まで達する深さに形成(すなわち、裏面電極層、光電変換層及び表面電極層を除去して形成)されている。そのため、透光性絶縁基板の表面側から入射した光は、この透光性絶縁基板を通過し、分離ラインを通って裏面電極層側まで容易に透過することになる。従って、この分離ラインに対応するフィルム部分にも非透明材料を設けておくことで、裏面電極層側から見たとき、この分離ラインも見えなくすることができる。
また、本発明の移動体は、上記各構成の光透過型太陽電池モジュールをサンルーフとして搭載したことを特徴としている。
光透過型太陽電池モジュールを、車の補助電源を兼ねて車体のルーフにサンルーフとして搭載する場合、搭載された光透過型太陽電池モジュールと搭乗者との距離が近いため、シースルーラインの他、複数の太陽電池セルを直列に接続するためのスクライブラインや、発電部を複数の発電領域に分離する分離ラインが細いラインとして搭乗者に見えてしまうといった問題があるが、本発明の光透過型太陽電池モジュールでは、スクライブラインや分離ラインが見えないため、サンルーフとして用いた場合でも、デザイン性に優れた光透過型太陽電池モジュールを提供することができる。
本発明の光透過型太陽電池モジュールによれば、光透過部の一部を絶縁性の非透明部材によって被覆することで、光が透過することで見えてしまう部分を少なくすることができる。例えば、光が透過する部分が、外部から見て細かな格子状のラインとして見えてしまう場合において、例えば横方向のライン部分のみを非透明部材によって被覆することで、見えるラインを縦方向のラインのみとすることができる。すなわち、縦方向にシースルーラインが入っている場合には、このシースルーラインのみを光透過部として残すことで、光透過型太陽電池モジュールとしての機能(すなわち、発電機能と採光機能の両方の機能)を損なうことなく、シースルーライン以外のラインを目隠しすることができる。これにより、光透過型太陽電池モジュールを例えば車載用のサンルーフとして使用した場合に、搭乗者がサンルーフを見上げたとき、見えるのは採光用の縦ラインのみであり、横方向の細かなラインは見えないため、デザイン性にも優れた光透過型太陽電池モジュールとすることができる。
また、本発明に係る光透過型太陽電池モジュールの製造方法によれば、裏面電極層の全面に非透明部材を塗布し、その後、非透明部材も含めて除去してシースルーラインを形成しているので、シースルーラインを除く裏面電極層のほぼ全面を、一つの色(例えば、暗色系の黒色等)の非透明部材で被覆することができる。また、非透明部材を、シースルーラインを除く裏面電極層の全面に塗布することで、最低限目隠しする必要のある、複数の太陽電池セルを直列に接続するためのスクライブラインを、容易に被覆することができる。従って、非透明部材を塗布する工程において、非透明部材をスクライブラインに正確に位置合わせするといった作業工程が不要となり、塗布工程を容易に行うことができる。
また、本発明に係る光透過型太陽電池モジュールの製造方法によれば、シースルーラインを除くスクライブラインに暗色系(例えば黒色等)の非透明部材を塗布することで、光透過型太陽電池モジュールの裏面電極層側において、スクライブラインを透過してくる光を遮断することができる。また、シースルーラインを除くスクライブラインにのみ非透明部材を塗布することで、非透明部材の使用量を最小限に抑えることができるため、その分、製造コスト(非透明部材の材料費)を低減することができる。
また、本発明に係る光透過型太陽電池モジュールの製造方法によれば、裏面電極層にフィルムを貼り付けることで、シースルーラインを除く裏面電極層の全面を、非透明材料の色(例えば、暗色系の黒色等)に統一することができる。また、非透明材料が、シースルーラインを除く裏面電極層の全面に対応するフィルム部分に設けられていることで、最低限目隠しする必要のある、複数の太陽電池セルを直列に接続するためのスクライブラインを、容易に被覆することができる。
また、本発明に係る光透過型太陽電池モジュールの製造方法によれば、裏面電極層にフィルムを貼り付けることで、シースルーラインを除くスクライブラインを、非透明材料で被覆することができる。これにより、光透過型太陽電池モジュールの裏面電極層側において、スクライブラインを透過してくる光を遮断することができる。また、シースルーラインを除くスクライブラインに対応するフィルム部分にのみ非透明材料を設けることで、非透明材料の使用量を最小限に抑えることができるため、その分、製造コスト(非透明材料の材料費)を低減することができる。
また、本発明に係る光透過型太陽電池モジュールの製造方法によれば、発電部を複数の発電領域に分離する分離ラインにも非透明部材を設けることで、裏面電極層側から見たとき、この分離ラインも見えなくすることができる。
また、本発明の光透過型太陽電池モジュールを搭載した移動体によれば、光透過型太陽電池モジュールを、車の補助電源を兼ねて車体のルーフにサンルーフとして搭載した場合でも、車内側からスクライブラインや分離ラインが見えないため、デザイン性に優れたサンルーフとして本発明の光透過型太陽電池モジュールを用いることができる。
光透過型太陽電池モジュールの基本構成を示す裏面側(受光面とは反対側)から見た平面図である。 図1に示す光透過型太陽電池モジュールのA部分の拡大図である。 図1に示す光透過型太陽電池モジュールのA部分をX方向から見た部分拡大断面図である。 図1に示す光透過型太陽電池モジュールのA部分をY方向から見た部分拡大断面図である。 具体例1の光透過型太陽電池モジュールの外観構成を裏面側から見た一部拡大平面図であり、図2に示すB部分をさらに拡大した図である。 図5のJ1−J1線に沿う断面図である。 図5のJ2−J2線に沿う断面図である。 具体例2の光透過型太陽電池モジュールの外観構成を裏面側から見た一部拡大平面図であり、図2に示すB部分をさらに拡大した図である。 図7のK1−K1線に沿う断面図である。 図8のK2−K2線に沿う断面図である。 具体例3の光透過型太陽電池モジュール1の外観構成を裏面側から見た一部拡大平面図であり、図2に示すB部分をさらに拡大した図である。 光透過型太陽電池モジュールと絶縁性のフィルムとを分離して示す一部拡大平面図である。 図9のL1−L1線に沿う断面図である。 図9のL2−L2線に沿う断面図である。 具体例4の光透過型太陽電池モジュール1の外観構成を裏面側から見た一部拡大平面図であり、図2に示すB部分をさらに拡大した図である。 光透過型太陽電池モジュールと絶縁性のフィルムとを分離して示す一部拡大平面図である。 図12のM1−M1線に沿う断面図である。 図12のM2−M2線に沿う断面図である。 具体例5の製造方法の一つの工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1を裏面側から見た一部拡大平面図である。 具体例5の製造方法の一つの工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1を裏面側から見た一部拡大平面図である。 具体例5の製造方法の一つの工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1を裏面側から見た一部拡大平面図である。 図15CのN1−N1線に沿う断面図である。 具体例6の製造方法の一つの工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1を裏面側から見た一部拡大平面図である。 具体例6の製造方法の一つの工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1を裏面側から見た一部拡大平面図である。 具体例6の製造方法の一つの工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1を裏面側から見た一部拡大平面図である。 具体例6の製造方法の一つの工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1を裏面側から見た一部拡大平面図である。 図17DのP1−P1線に沿う断面図である。 具体例7の製造方法の一つの工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1を裏面側から見た一部拡大平面図である。 具体例7の製造方法の一つの工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1を裏面側から見た一部拡大平面図である。 図19BのQ1−Q1線に沿う断面図である。 具体例8の製造方法の一つの工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1を裏面側から見た一部拡大平面図である。 具体例8の製造方法の一つの工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1を裏面側から見た一部拡大平面図である。 具体例8の製造方法の一つの工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1を裏面側から見た一部拡大平面図である。 図21CのR1−R1線に沿う断面図である。 従来の光透過型太陽電池モジュールの外観構成の一例を示す裏面側から見た平面図である。 図23に示すD部分の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1は、光透過型太陽電池モジュールの基本構成を示す裏面側(受光面とは反対側)から見た平面図、図2は、図1に示す光透過型太陽電池モジュールのA部分の拡大図である。また、図3は、図1に示す光透過型太陽電池モジュールのA部分をX方向から見た部分拡大断面図、図4は、図1に示す光透過型太陽電池モジュールのA部分をY方向から見た部分拡大断面図である。
図1ないし図4を参照して、まず、光透過型太陽電池モジュールの基本構成について説明する。
本発明の光透過型太陽電池モジュール1は、例えば、縦約600mm、横約1000mmの横長形状に形成されており、横長の長方形状に形成された透光性絶縁基板11上に、透明な表面電極層12、光電変換層13及び裏面電極層14を順に積層することにより、複数の太陽電池セル21,21,・・・からなる発電部1Aを形成している。また、本実施形態では、発電部1Aは、後述する分離ライン(分離溝)19によって横方向に複数の発電領域1A1〜1A6に分離(この例では、6つの発電領域に分離)されている。すなわち、分離ライン19は、裏面電極層14、光電変換層13及び表面電極層12を除去して、透光性絶縁基板11まで達するように形成されており、かつ、沿面距離を確保する必要から、十分幅広に形成されている。
また、各発電領域1A1〜1A6は、図1中縦方向に形成された例えば49個の太陽電池セル21,21,・・・が、直列に接続された構成となっている。そのため、各発電領域1A1〜1A6には、49個の太陽電池セル21を直列に接続するために、裏面電極層14を分離する48本の第3スクライブライン17が横方向に所定の間隔を存して形成されている。すなわち、第3スクライブライン17は、裏面電極層14及び光電変換層13を除去して、表面電極層12まで達するように形成されている。
さらに、各発電領域1A1〜1A6には、図2に一部拡大図を示すように、裏面電極層14及び光電変換層13を除去して、表面電極層12まで達する採光用のシースルーライン18が、横方向に所定の間隔を存して、第3スクライブライン17と直交する縦方向に所定の本数だけ形成されている。
ここで、分離ライン19は、上記したように沿面距離を確保する必要から、ライン幅が例えば0.38mmに形成されており、シースルーライン18は例えば0.1mmに形成されており、第3スクライブライン17は例えば0.08mmに形成されている。
このように構成された光透過型太陽電池モジュール1は、各発電領域1A1〜1A6を例えば並列接続して出力を取り出すようになっている。
透光性絶縁基板11としては、ガラス基板等を使用することができる。表面電極層12としては、例えばZnO、ITO、SnCl2等の、光透過性を有する透明導電性酸化物(TCO)を使用することができる。光電変換層13は、例えば半導体薄膜からなるp層、i層、n層が順次積層された構造とすることができる。また、半導体薄膜としては、例えば、アモルファスシリコン薄膜、結晶性シリコン薄膜、またはこれらを組み合わせたものを使用することができる。
裏面電極層14としては、例えば、ZnO等の導電性酸化物からなる層と、銀、銀合金等の金属からなる層とを有するものを使用することができる。より一般的な裏面電極層としては、ZnO/Agを積層したものを例示できる。
次に、上記構成の光透過型太陽電池モジュール1の製造方法(作製方法)について説明する。
まず、ガラス基板等の透光性絶縁基板11上に、表面電極層12として、例えばSnO2(酸化錫)を熱CVD法等で形成する(これを工程1とする)。
次に、YAGレーザの基本波(波長:1064nm)等を用いて表面電極層12のパターニングを行なう。すなわち、レーザ光を透光性絶縁基板11の表面側(図3及び図4では下面側)から入射させることにより、レーザスクライブによって表面電極層12を短冊状に分離し、分離ライン(第1スクライブライン)15を形成する(これを工程2とする)。
次に、純水で超音波洗浄し、光電変換層13を形成する。光電変換層13としては、例えば、a−Si:Hp層、a−Si:Hi層からなる上部(受光面側)セル、μc−Si:Hp層、μc−Si:Hn層からなる下部セルを成膜する(これを工程3とする)。
次に、例えばYAGレーザの第二高調波(波長:532nm)やYVO4レーザを用いて、光電変換層13をレーザでパターニングする。すなわち、レーザ光を透光性絶縁基板11の表面側から入射させることにより、レーザスクライブによって光電変換層13を短冊状に分離し、表面電極層12と裏面電極層14とを電気的に接続するためのコンタクトライン(第2スクライブライン)16を形成する(これを工程4とする)。
次に、マグネトロンスパッタ法等により、裏面電極層14として、ZnO(酸化亜鉛)/Agを成膜する(これを工程5とする)。ZnOの厚みは50nm程度とすることができる。なお、ZnOの代わりに、ITOやSnO2等の透光性が高い膜を用いても良い。銀の膜厚は125nm程度とすることができる。なお、裏面電極層14において上記のZnO等の透明性導電膜は割愛しても構わないが、高い変換効率を得るためにはあった方が望ましい。
次に、例えばYAGレーザの第二高調波(波長:532nm)やYVO4レーザを用いて、光電変換層13及び裏面電極層14をレーザでパターニングする。すなわち、レーザ光を透光性絶縁基板11の表面側から入射させることにより、レーザスクライブによって光電変換層13及び裏面電極層14を短冊状に分離し、表面電極層12まで達する分離ライン(第3スクライブライン)17を形成する(これを工程6とする)。このとき、表面電極層12へのダメージを最小限に抑え、かつ、裏面電極層14の加工後の銀電極のバリの発生を抑制する加工条件を選択することが好ましい。
次に、発電部1Aを6つの発電領域1A1〜1A6に分離する分離ライン19を形成するために、例えばYAGレーザの第二高調波(波長:532nm)やYVO4レーザを用いて、表面電極層12、光電変換層13及び裏面電極層14をレーザでパターニングする。すなわち、レーザ光を透光性絶縁基板11の表面側から入射させることにより、レーザスクライブによって各発電領域の境界部分の表面電極層12、光電変換層13及び裏面電極層14を溝状に除去し、透光性絶縁基板11まで達する所定幅の分離ライン19を形成する(これを工程7とする)。
最後に、透光性絶縁基板11の表面(受光面)からの入射光を裏面電極層14側に透過させるシースルーラインを形成するために、例えばYAGレーザの第二高調波(波長:532nm)やYVO4レーザを用いて、光電変換層13及び裏面電極層14をレーザでパターニングする。すなわち、レーザ光を透光性絶縁基板11の表面側から入射させることにより、レーザスクライブによって光電変換層13及び裏面電極層14を短冊状に分離し、表面電極層12まで達する分離ライン(シースルーライン)18を形成する(これを工程8とする)。このとき、形成するシースルーライン18の本数や線幅を変えることで、透光率を自由に設定することができる。本実施形態では、全発電領域の約10〜13%をシースルーライン18による光透過部となるように形成している。
このようにして、図1ないし図4に示す構成の光透過型太陽電池モジュール1が作製される。
このような構成の光透過型太陽電池モジュール1では、上記背景技術で説明したように、光が透過するライン(光透過部)として、採光用のシースルーライン18の他、このシースルーライン18と同様に裏面電極層14及び光電変換層13を除去して形成された第3スクライブライン17、及び発電部1Aを複数の発電領域1A1〜1A6に分離するために裏面電極層14、光電変換層13及び表面電極層12を除去して形成された分離ライン19の3種類のラインが存在する。
そして、このような光透過型太陽電池モジュール1を、車のサンルーフとして用いた場合、これら全てのラインが車内側から見えるため、見栄えが良くないといった問題があった。
ここで、光を透過する必要のあるラインはシースルーライン18のみであり、第3スクライブライン17や分離ライン19は、本来、光を透過させる必要のないラインである。従って、本発明では、この光を透過する必要のない第3スクライブライン17や分離ライン19を非透明部材で被覆する構成としたものである。
以下、本実施形態の光透過型太陽電池モジュール1について具体的に説明する。
<具体例1>
図5は、具体例1の光透過型太陽電池モジュール1の外観構成を裏面側から見た一部拡大平面図であり、図2に示すB部分をさらに拡大した図である。また、図6Aは、図5のJ1−J1線に沿う断面図、図6Bは、図5のJ2−J2線に沿う断面図である。
具体例1の光透過型太陽電池モジュール1は、非導電性材料からなる非透明部材31を、シースルーライン18を除く裏面電極層14の全面に設けた構成としたものである。すなわち、第3スクライブライン17や分離ライン19にも非透明部材31を設けて(具体的には、各ラインに非透明部材を充填して)被覆した構成としている。
なお、図5及び図6A,図6Bでは、分離ライン19については全面被覆とせず、ラインに沿って幅方向中央部を所定幅(この例では、シースルーライン18とほぼ同じ幅)で除去した除去ライン19aを形成している。これは、隣接する発電領域間の放電リストを回避するために沿面距離を考慮したものであるが、非透明部材31を非導電性材料で形成しておけば、隣接する発電領域間の放電リストは回避され、沿面距離を考慮する必要も無くなるので、このような所定幅の除去ライン19aを設ける必要は必ずしもない。すなわち、分離ライン19も非透明部材31によって全面が被覆されていてもよい。
このような構成とすれば、非透明部材31によって、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14側において、第3スクライブライン17や分離ライン19を透過してくる光を遮断することができる。また、非透明部材31として、暗色系(例えば黒色等)の材料を用いた場合には、光透過型太陽電池モジュール1を裏面電極層14側から見たとき、シースルーライン18を除いた裏面電極層14の全面を、一つの色(例えば、暗色系の黒色等)に統一することができる。すなわち、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14側から見たとき、見えるラインはシースルーライン18のみとなる。
非透明部材31の材料としては、ポリエステル樹脂・メラミン樹脂系や、アクリル樹脂・メラミン樹脂系などの樹脂材料(塗料)を使用することができるが、これらの樹脂材料に特に限定されるものではない。なお、非透明部材31の材料については、次の具体例2においても同じである。
次に、具体例1の光透過型太陽電池モジュール1の製造方法について説明する。
まず、上記工程7まで終了した(すなわち、シースルーライン形成前の)光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14の全面に、非透明部材31を均一に塗布する塗布工程を実施する。これにより、裏面電極層14の全面に非透明部材31が膜状に塗布され、かつ、第3スクライブライン17や分離ライン19には非透明部材31が充填される。すなわち、非透明部材31は、各ラインに隙間無く充填できる程度の粘性のものを使用する。
非透明部材31を塗布する方法としては、例えば、ロールに一定量の塗料(非透明部材31)を常時付着させた状態を維持しつつ、ローラを裏面電極層14上に一方向から一定速度で転写していく、いわゆるロール塗装によって実施することができる。ロール塗装の場合、塗料の塗布厚みは、一般的に数十μm程度の精度であるが、塗布厚みについては特に制限されるものではない。また、非透明部材31を塗布する方法は、このようなロール塗装に限定されるものではなく、その他の従来周知の方法を採用することが可能である。
次に、このようにして非透明部材31を塗布後の光透過型太陽電池モジュール1に、上記工程8を実施して、非透明部材31、裏面電極層14及び光電変換層13を除去し、表面電極層12まで達するシースルーライン18を形成する。
なお、分離ライン19に除去ライン19aを形成する場合には、上記工程8を実施後に、上記工程7を今度は除去ライン19aの幅で再び実施すればよい。これにより、図5に示す平面構造及び図6A,図6Bに示す断面構造の光透過型太陽電池モジュール1を作製することができる。
上記製造方法によれば、裏面電極層14の全面に非透明部材31を塗布し、その後、非透明部材31も含めて表面電極層12まで達するシースルーライン18を形成している。すなわち、非透明部材31を、シースルーライン18を除く裏面電極層14の全面に塗布することで、最低限目隠しする必要のある第3スクライブライン17を容易に被覆することができる。従って、非透明部材31を塗布する工程において、非透明部材31を第3スクライブライン17に正確に位置合わせするといった作業工程が不要となり、塗布工程を容易に行うことができる。
<具体例2>
図7は、具体例2の光透過型太陽電池モジュール1の外観構成を裏面側から見た一部拡大平面図であり、図2に示すB部分をさらに拡大した図である。また、図8Aは、図7のK1−K1線に沿う断面図、図8Bは、図7のK2−K2線に沿う断面図である。
具体例2の光透過型太陽電池モジュール1は、非導電性材料からなる非透明部材31を、シースルーライン18と交差する部分を除く第3スクライブライン17と分離ライン19とに設けた構成としたものである。すなわち、第3スクライブライン17と分離ライン19とにのみ非透明部材31を設けて(具体的には、各ラインに非透明部材を充填して)被覆した構成としている。
なお、図7及び図8A,図8Bでは、分離ライン19については全面被覆とせず、ラインに沿って幅方向中央部を所定幅(この例では、シースルーライン18とほぼ同じ幅)で除去した除去ライン19aを形成している。これは、隣接する発電領域間の放電リストを回避するために沿面距離を考慮したものであるが、非透明部材31を非導電性材料で形成しておけば、隣接する発電領域間の放電リストは回避され、沿面距離を考慮する必要も無くなるので、このような所定幅の除去ライン19aを設ける必要は必ずしもない。すなわち、分離ライン19も非透明部材31によって全面が被覆されていてもよい。
このような構成とすれば、シースルーライン18を除く第3スクライブライン17と分離ライン19とに、暗色系(例えば黒色等)の非透明部材31を設けることで、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14側において、第3スクライブライン17と分離ライン19とを透過してくる光を遮断することができる。すなわち、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14側から見たとき、見えるラインはシースルーライン18のみとなる。
次に、具体例2の光透過型太陽電池モジュール1の製造方法について説明する。
まず、上記工程8まで終了した(すなわち、シースルーライン形成後の)光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14のうち、シースルーライン18と交差する部分を除く第3スクライブライン17と分離ライン19とに、非透明部材31を均一に塗布する塗布工程を実施する。この塗布工程は、シースルーライン18の部分をマスクした状態で、具体例1と同様の方法で実施することができる。これにより、第3スクライブライン17と分離ライン19とに非透明部材31が充填される。すなわち、非透明部材31は、各ラインに隙間無く充填できる程度の粘性のものを使用する。
なお、分離ライン19に除去ライン19aを形成する場合には、非透明部材31を塗布後に、上記工程7を今度は除去ライン19aの幅で再び実施すればよい。これにより、図7に示す平面構造及び図8A,図8Bに示す断面構造の光透過型太陽電池モジュール1を作製することができる。
上記製造方法によれば、シースルーライン18と交差する部分を除く第3スクライブライン17と分離ライン19とに、暗色系(例えば黒色等)の非透明部材31を塗布することで、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14側において、第3スクライブライン17を透過してくる光を遮断することができる。また、具体例2では、シースルーライン18と交差する部分を除く第3スクライブライン17と分離ライン19とにのみ非透明部材31を塗布(充填)することで、非透明部材31の使用量を最小限に抑えることができるため、その分、製造コスト(具体的には、非透明部材の材料費)を低減することができる。
<具体例3>
図9は、具体例3の光透過型太陽電池モジュール1の外観構成を裏面側から見た一部拡大平面図であり、図2に示すB部分をさらに拡大した図である。また、図10は、光透過型太陽電池モジュール1と、この光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14に貼り付ける前の絶縁性のフィルム41とを分離して示す一部拡大平面図である。また、図11Aは、図9のL1−L1線に沿う断面図、図11Bは、図9のL2−L2線に沿う断面図である。
具体例3の光透過型太陽電池モジュール1は、非導電性材料からなる透明部材を、絶縁性のフィルム(以下、絶縁性フィルムという。)41によって形成したものである。この絶縁性フィルム41は、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14全体を被覆できる大きさに形成されており、シースルーライン18を除く裏面電極層14の全面に対応する部分に絶縁性の非透明材料42を設けたものである。具体例3では、この絶縁性フィルム41を、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14に貼り付けることで、シースルーライン18を除く裏面電極層14の全面を非透明材料42で被覆するように構成している。
ここで、絶縁性フィルム41、及び、非透明材料42として、ポリエステル樹脂・メラミン樹脂系や、アクリル樹脂・メラミン樹脂系などの樹脂材料(塗料)を使用することができるが、これらの樹脂材料に特に限定されるものではない。
このような構成とすれば、非透明材料42が設けられた(例えば、非透明材料42である非透明インクが印刷された)絶縁性フィルム41を裏面電極層14に貼り合わせるだけで、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14側において、第3スクライブライン17及び分離ライン19を透過してくる光を遮断することができる。また、絶縁性フィルム41に設ける非透明材料42を、シースルーライン18を除く裏面電極層14の全面に対応する部分に設けることで、目隠しする必要のある第3スクライブライン17と分離ライン19とを容易に被覆することができる。従って、非透明材料42を絶縁性フィルム41に設けるときに、非透明材料42を設ける領域と、目隠しする必要のある第3スクライブライン17及び分離ライン19との位置合わせを考慮する必要がなく、シースルーライン18との位置合わせのみを考慮すればよい。さらに、シースルーライン18を除く裏面電極層14の全面が非透明材料42によって一つの色(例えば黒色等)に統一されるので、デザイン性にも優れ、見た目にも落ち着いた印象を与えることができる。
次に、具体例3の光透過型太陽電池モジュール1の製造方法について説明する。
具体例3の製造方法は、上記工程8まで終了した(すなわち、シースルーライン形成後の)光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14に、シースルーライン18を除く裏面電極層14の全面に対応する部分に絶縁性の非透明材料42が設けられた絶縁性フィルム41を、図示しない接着部材を介して貼り合わせる工程を実施すればよい。このときの絶縁性フィルム41と裏面電極層14との位置合わせは、例えば第3スクライブライン17を形成するときに使用した基準を用いて行えばよい。
これにより、図9に示す平面構造及び図11A,図11Bに示す断面構造の光透過型太陽電池モジュール1を作製することができる。
上記製造方法によれば、裏面電極層14に絶縁性フィルム41を貼り付けることで、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14側において、第3スクライブライン17を透過してくる光を遮断することができる。
<具体例4>
図12は、具体例4の光透過型太陽電池モジュール1の外観構成を裏面側から見た一部拡大平面図であり、図2に示すB部分をさらに拡大した図である。また、図13は、光透過型太陽電池モジュール1と、この光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14に貼り付ける前の絶縁性のフィルム41とを分離して示す一部拡大平面図である。また、図14Aは、図12のM1−M1線に沿う断面図、図14Bは、図12のM2−M2線に沿う断面図である。
具体例4の光透過型太陽電池モジュール1は、非導電性材料からなる透明部材を、絶縁性のフィルム(以下、絶縁性フィルムという。)51によって形成したものである。この絶縁性フィルム51は、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14全体を被覆できる大きさに形成されており、シースルーライン18を除く第3スクライブライン17と分離ライン19とに対応する部分に絶縁性の非透明材料52を設けたものである。具体例4では、この絶縁性フィルム51を、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14に貼り付けることで、シースルーライン18を除く第3スクライブライン17と分離ライン19とを非透明材料52で被覆するように構成している。
なお、絶縁性フィルム51、及び、非透明材料52として使用可能な材料は、具体例3の場合と同じである。
このような構成とすれば、非透明材料52が設けられた(例えば、非透明材料52である非透明インクが印刷された)絶縁性フィルム51を裏面電極層14に貼り合わせるだけで、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14側において、第3スクライブライン17及び分離ライン19を透過してくる光を確実に遮断することができる。また、シースルーライン18を除く第3スクライブライン17及び分離ライン19に対応する部分にのみ非透明材料52が設けられているので、非透明材料52の使用量を最小限に抑えることができるため、その分、製造コスト(具体的には、非透明材料の材料費)を低減することができる。
次に、具体例4の光透過型太陽電池モジュール1の製造方法について説明する。
具体例4の製造方法は、上記工程8まで終了した(すなわち、シースルーライン形成後の)光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14に、シースルーライン18を除く第3スクライブライン17と分離ライン19とに対応する部分に絶縁性の非透明材料52が設けられた絶縁性フィルム51を、図示しない接着部材を介して貼り合わせる工程を実施すればよい。このときの絶縁性フィルム51と裏面電極層14との位置合わせは、例えば第3スクライブライン17を形成するときに使用した基準を用いて行えばよい。
これにより、図12に示す平面構造及び図14A,図14Bに示す断面構造の光透過型太陽電池モジュール1を作製することができる。
上記製造方法によれば、裏面電極層14に絶縁性フィルム51を貼り付けることで、シースルーライン18を除く第3スクライブライン17及び分離ライン19を、非透明材料52で被覆することができる。これにより、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14側において、第3スクライブライン17及び分離ライン19を透過してくる光を確実に遮断することができる。また、具体例4では、シースルーライン18を除く第3スクライブライン17及び分離ライン19に対応するフィルム部分にのみ非透明材料52を設けることで、非透明材料52の使用量を最小限に抑えることができるため、その分、製造コスト(具体的には、非透明材料の材料費)を低減することができる。
なお、上記具体例1,2では、非透明部材31は基本的に1種類の部材を1回塗布する構成(すなわち、1層構造)として説明しているが、この非透明部材31を、色の異なる複数種類(例えば、2種類)用意し、光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14に2度塗布することによって、色の異なる2種類の部材からなる2層構造としてもよい。具体的には、1層目を、光を確実に遮断できるように黒色の部材とし、2層目を、車内の色感に合わせた同色系(例えば、ベージュ色等)の部材とすることで、光の透過を確実に遮断しつつ、車内の色調ともマッチし、質感やデザイン性に優れた光透過型太陽電池モジュール1を作製することができる。
同様に、上記具体例3,4では、非透明材料42,52は基本的に1種類の材料を絶縁性フィルム41,51に1回塗布する構成(すなわち、1層構造)として説明しているが、この非透明材料42,52を、色の異なる複数種類(例えば、2種類)用意し、絶縁性フィルム41,51に2度重ねて塗布することによって、色の異なる2種類の材料からなる2層構造としてもよい。具体的には、1層目を、光を確実に遮断できるように黒色の材料とし、2層目を、車内の色感に合わせた同色系(例えば、ベージュ色等)の材料とすることで、光の透過を確実に遮断しつつ、車内の色調ともマッチし、質感やデザイン性に優れた光透過型太陽電池モジュール1を作製することができる。
上記各具体例1〜4は、いずれも裏面電極層14側から見たときに、第3スクライブライン17や分離ライン19を如何に遮光して見栄えを良くするか、という観点から非透明部材31を設けている。すなわち、裏面電極層14側から見たとき、シースルーライン18を除いては、ほぼ同一色で統一するような構成としている。しかし、裏面電極装置14側は、受光面側とは異なり、発電効率を考慮する必要がない。そのため、シースルーライン18を除く他の部分を単に遮光するだけでなく、非透明部材31を利用して任意のデザインを施すことで、光透過型太陽電池モジュールを、設置場所の周辺デザインに合わせることが可能となる。
以下では、非透明部材31を利用して裏面電極層14上に任意のデザインを施す場合の光透過型太陽電池モジュールの製造方法の具体例について説明する。
<具体例5>
具体例5の製造方法は、具体例1の製造方法を用いた光透過型太陽電池モジュール1の製造方法である。図15Aないし図15Cは、具体例5の製造方法の各工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1の裏面側から見た一部拡大平面図である。また、図16は、図15CのN1−N1線に沿う断面図である。
まず、具体例1の製造方法と同様に、上記工程7まで完了した(すなわち、シースルーライン形成前の)光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14の表面全体に、黒または暗色系を選定した非透明部材31aを、スクリーン印刷、フォトリソグラフィ法などのパターニング技術によって形成する(図15A参照)。
次に、形成するパターンのデザインに応じて必要な色調の非透明部材31bを選定し、この非透明部材31bを用いて、すでに形成している非透明部材31a上に、スクリーン印刷、フォトグラフィ法などのパターニング処理を必要回数繰り返すことにより、非透明部材31bによって任意のデザインを形成する(図15B参照)。これにより、非透明部材31a,31bによって裏面電極層14上に任意のパターン(デザイン)を形成することができる。図15Bに示す例では、例えば太陽のデザインが黄色の非透明部材31bによって形成されている。
最後に、このようにして非透明部材31(31a,31b)を形成した光透過太陽電池モジュール1に、上記工程8を施して、非透明部材31(31a,31b)、裏面電極層14及び光電変換層13を除去し、表面電極層12まで達するシースルーライン18を形成する(図15C及び図16参照)。
<具体例6>
具体例6の製造方法は、具体例1の製造方法を用いた光透過型太陽電池モジュール1の製造方法である。図17Aないし図17Dは、具体例6の製造方法の各工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1の裏面側から見た一部拡大平面図である。また、図18は、図17DのP1−P1線に沿う断面図である。この具体例6は、具体例5において、形成するデザインをフルカラーのデザインとする場合の具体例である。
まず、具体例1の製造方法と同様に、上記工程7まで完了した(すなわち、シースルーライン形成前の)光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14の表面全体に、黒または暗色系を選定した非透明部材31aを、スクリーン印刷、フォトリソグラフィ法などのパターニング技術によって形成する(図17A参照)。
次に、写真のようなフルカラーのデザインを形成する場合は、最初に形成した黒または暗色系の非透明部材31a上に、白の非透明部材31b1を形成する(図17B参照)。
この後、いわゆる減法混色の原理を用い、イエロー、マゼンダ、シアン、黒等の非透明部材31b2を用いて、スクリーン印刷、フォトリソグラフィ法等によるパターニング処理を複数回行う。これにより、非透明部材によって裏面電極層14上に任意のパターン(フルカラーのデザイン)を形成することができる(図17C参照)。例えば、図17Cに示す例では、中央部の円(太陽)を赤、周囲の三角マーク(光部分)を黄色、といった具合のカラーデザインとすることができる。なお、減法混色の黒のパターンについては、下地となる白の非透明部材31aにパターン形成することで、削除することもできる。
最後に、このようにして非透明部材31a、31b(31b1,31b2)を形成した光透過太陽電池モジュール1に、上記工程8を施して、非透明部材31、裏面電極層14及び光電変換層13を除去し、表面電極層12まで達するシースルーライン18を形成する(図17D及び図18参照)。
<具体例7>
具体例7の製造方法は、具体例2の製造方法を用いた光透過型太陽電池モジュール1の製造方法である。図19A及び図19Bは、具体例7の製造方法の各工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1の裏面側から見た一部拡大平面図である。また、図20は、図19BのQ1−Q1線に沿う断面図である。
まず、上記工程8まで完了した(すなわち、シースルーライン形成後の)光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14上において、シースルーライン18を除いて、裏面電極層14が存在する領域及び裏面電極層14は存在しないが遮光したい領域に、黒または暗色系を選定した非透明部材31aを、スクリーン印刷、フォトリソグラフィ法などのパターニング技術によって形成する(図19A参照)。図19Aでは、説明を分かりやすくするために、シースルーライン18以外の領域に非透明部材31aを形成した状態を例示している。
次に、形成するパターンのデザインに応じて必要な色調の非透明部材31bを選定し、この選定した非透明部材31bを用いて、すでに形成している非透明部材31a上の裏面電極層14が存在する領域及び裏面電極層14は存在しないが遮光したい領域に、スクリーン印刷、フォトグラフィ法などのパターニング処理による塗布を必要回数繰り返すことにより、非透明部材31bによって任意のデザインを形成する(図19B及び図20参照)。これにより、非透明部材31a,31bによって裏面電極層14上に任意のパターン(デザイン)を形成することができる。図19Bに示す例では、例えば太陽のデザインが黄色の非透明部材31bによって形成されている。
<具体例8>
具体例8の製造方法は、具体例2の製造方法を用いた光透過型太陽電池モジュール1の製造方法である。図21Aないし図21Cは、具体例8の製造方法の各工程を示し、光透過型太陽電池モジュール1の裏面側から見た一部拡大平面図である。また、図22は、図21CのR1−R1線に沿う断面図である。
まず、上記工程8まで完了した(すなわち、シースルーライン形成後の)光透過型太陽電池モジュール1の裏面電極層14上において、シースルーライン18を除いて、裏面電極層14が存在する領域及び裏面電極層14は存在しないが遮光したい領域に、黒または暗色系を選定した非透明部材31aを、スクリーン印刷、フォトリソグラフィ法などのパターニング技術によって形成する(図21A参照)。図21Aでは、説明を分かりやすくするために、シースルーライン18以外の領域に非透明部材31aを形成した状態を例示している。
次に、写真のようなフルカラーのデザインを形成する場合は、最初に形成した黒または暗色系の非透明部材31a上のシースルーライン18以外の領域に、白の非透明部材31b1を形成する(図21B参照)。
この後、いわゆる減法混色の原理を用い、イエロー、マゼンダ、シアン、黒等の非透明部材31b2を用いて、スクリーン印刷、フォトリソグラフィ法等によるパターニング処理を複数回行う。これにより、白の非透明部材31b1上のシースルーライン18以外の領域に任意のパターン(フルカラーのデザイン)を形成することができる(図21C参照)。例えば、図21Cに示す例では、中央部の円(太陽)を赤、周囲の三角マーク(光部分)を黄色、といった具合のカラーデザインとすることができる。なお、減法混色の黒のパターンについては、下地となる白の非透明部材31aにパターン形成することで、削除することもできる。
なお、本実施形態では、シースルーライン18は、裏面電極層14及び光電変換層13を除去して表面電極層12まで達するように形成しているが、裏面電極層14、光電変換層13及び表面電極層12を除去して透光性絶縁基板11まで達するように形成してもよい。
さらに、本実施形態では、光透過型太陽電池モジュールとして、発電部1Aを分離ライン19によって6つの発電領域1A1〜1A6に分離した構造の光透過型太陽電池モジュール1を例に挙げて説明しているが、小型の光透過型太陽電池モジュールでは、この分離ラインが無いものもある。本発明は、このように分離ラインの無い光透過型太陽電池モジュールに対しても適用可能であり、この場合には、第3スクライブラインのみを非透明部材で被覆することになる。
すなわち、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 光透過型太陽電池モジュール
1A 発電部
1A1〜1A6 発電領域
11 透光性絶縁基板
12 透明な表面電極層
13 光電変換層
14 裏面電極層
15 分離ライン(第1スクライブライン)
16 コンタクトライン(第2スクライブライン)
17 第3スクライブライン
18 シースルーライン
19 分離ライン
19a 除去ライン
21 太陽電池セル
31,31a,31b,31b1,31b2 非透明部材
41,51 フィルム(絶縁性フィルム)
42,52 非透明材料

Claims (18)

  1. 発電部の表面から裏面に光が透過する光透過部を有し、前記光透過部の一部が絶縁性の非透明部材によって被覆されている光透過型太陽電池モジュールであって、
    前記発電部は、透光性絶縁基板上に、表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって形成され、
    前記光透過部は、複数の前記太陽電池セルを直列に接続するために前記裏面電極層を分離するスクライブラインと、光を透過するシースルーラインとを含み、
    前記非透明部材は、前記シースルーラインを除く前記裏面電極層の全面に設けられていることを特徴とする光透過型太陽電池モジュール。
  2. 発電部の表面から裏面に光が透過する光透過部を有し、前記光透過部の一部が絶縁性の非透明部材によって被覆されている光透過型太陽電池モジュールであって、
    前記発電部は、透光性絶縁基板上に、表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって形成され、
    前記光透過部は、複数の前記太陽電池セルを直列に接続するために前記裏面電極層を分離するスクライブラインと、光を透過するシースルーラインとを含み、
    前記非透明部材は、前記シースルーラインを除く前記スクライブラインに設けられていることを特徴とする光透過型太陽電池モジュール。
  3. 発電部の表面から裏面に光が透過する光透過部を有し、前記光透過部の一部が絶縁性の非透明部材によって被覆されている光透過型太陽電池モジュールであって、
    前記発電部は、透光性絶縁基板上に、表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって形成され、
    前記光透過部は、複数の前記太陽電池セルを直列に接続するために前記裏面電極層を分離するスクライブラインと、光を透過するシースルーラインとを含み、
    前記非透明部材は、前記シースルーラインを除く前記裏面電極層の全面に対応する部分に絶縁性の非透明材料が設けられた絶縁性のフィルムであり、
    前記フィルムは前記裏面電極層に貼り付けられていることを特徴とする光透過型太陽電池モジュール。
  4. 発電部の表面から裏面に光が透過する光透過部を有し、前記光透過部の一部が絶縁性の非透明部材によって被覆されている光透過型太陽電池モジュールであって、
    前記発電部は、透光性絶縁基板上に、表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって形成され、
    前記光透過部は、複数の前記太陽電池セルを直列に接続するために前記裏面電極層を分離するスクライブラインと、光を透過するシースルーラインとを含み、
    前記非透明部材は、前記シースルーラインを除く前記スクライブラインに対応する部分に絶縁性の非透明材料が設けられた絶縁性のフィルムであり、
    前記フィルムは前記裏面電極層に貼り付けられていることを特徴とする光透過型太陽電池モジュール。
  5. 請求項1または請求項に記載の光透過型太陽電池モジュールであって、
    前記発電部を複数の発電領域に分離する分離ラインを備え、
    前記非透明部材は、前記分離ラインにも設けられていることを特徴とする光透過型太陽電池モジュール。
  6. 請求項または請求項に記載の光透過型太陽電池モジュールであって、
    前記発電部を複数の発電領域に分離する分離ラインを備え、
    前記フィルムには、前記分離ラインに対応する部分にも前記非透明材料が設けられていることを特徴とする光透過型太陽電池モジュール。
  7. 請求項に記載の光透過型太陽電池モジュールであって、
    前記分離ラインに設けられている前記非透明部材が、当該ラインに沿って所定幅で除去されていることを特徴とする光透過型太陽電池モジュール。
  8. 請求項1請求項、請求項または請求項に記載の光透過型太陽電池モジュールであって、
    前記非透明部材は、色の異なる複数の部材からなる積層構造であることを特徴とする光透過型太陽電池モジュール。
  9. 請求項または請求項に記載の光透過型太陽電池モジュールであって、
    前記非透明材料は、色の異なる複数の材料からなる積層構造であることを特徴とする光透過型太陽電池モジュール。
  10. 透光性絶縁基板上に表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって発電部が形成され、前記発電部に光を透過するシースルーラインが形成された光透過型太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記透光性絶縁基板上に複数の太陽電池セルを形成する工程と、
    前記太陽電池セルを形成後、前記裏面電極層の表面全体に非透明部材を塗布する塗布工程と、
    前記非透明部材を塗布後に、前記非透明部材、前記裏面電極層及び前記光電変換層を除去して前記シースルーラインを形成する工程と、
    を含むことを特徴とする光透過型太陽電池モジュールの製造方法。
  11. 請求項10に記載の光透過型太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記塗布工程は、前記裏面電極層の表面全体に塗布された非透明部材上の任意の領域に別の非透明部材を塗布する工程を含むことを特徴とする光透過型太陽電池モジュールの製造方法。
  12. 透光性絶縁基板上に表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって発電部が形成され、前記発電部に光を透過するシースルーラインが形成された光透過型太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記透光性絶縁基板上に複数の太陽電池セルを形成する工程と、
    前記太陽電池セルを形成後、前記裏面電極層及び前記光電変換層を除去して前記シースルーラインを形成する工程と、
    前記太陽電池セルの形成時に形成された、複数の太陽電池セルを直列に接続するために前記裏面電極層を分離するスクライブラインに、非透明部材を塗布する塗布工程と、
    を含むことを特徴とする光透過型太陽電池モジュールの製造方法。
  13. 透光性絶縁基板上に表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって発電部が形成され、前記発電部に光を透過するシースルーラインが形成された光透過型太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記透光性絶縁基板上に複数の太陽電池セルを形成する工程と、
    前記太陽電池セルを形成後、前記裏面電極層及び前記光電変換層を除去して前記シースルーラインを形成する工程と、
    前記裏面電極層が存在する領域、及び/または裏面電極層は存在しないが遮光したい領域に、非透明部材を塗布する第1の塗布工程と、
    塗布後の前記非透明部材上の任意の領域に別の非透明部材を塗布する第2の塗布工程と、
    を含むことを特徴とする光透過型太陽電池モジュールの製造方法。
  14. 透光性絶縁基板上に表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって発電部が形成され、前記発電部に光を透過するシースルーラインが形成された光透過型太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記透光性絶縁基板上に複数の太陽電池セルを形成する工程と、
    前記太陽電池セルを形成後、前記裏面電極層及び前記光電変換層を除去して前記シースルーラインを形成する工程と、
    前記シースルーラインを除く前記裏面電極層の全面に対応する部分に絶縁性の非透明材料が設けられた絶縁性のフィルムを、前記裏面電極層に貼り付ける工程と、
    を含むことを特徴とする光透過型太陽電池モジュールの製造方法。
  15. 透光性絶縁基板上に表面電極層、光電変換層及び裏面電極層が順に積層された複数の太陽電池セルによって発電部が形成され、前記発電部に光を透過するシースルーラインが形成された光透過型太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記透光性絶縁基板上に複数の太陽電池セルを形成する工程と、
    前記太陽電池セルを形成後、前記裏面電極層及び前記光電変換層を除去して前記シースルーラインを形成する工程と、
    前記シースルーラインを除く前記スクライブラインに対応する部分に絶縁性の非透明材料が設けられた絶縁性のフィルムを、前記裏面電極層に貼り付ける工程と、
    を含むことを特徴とする光透過型太陽電池モジュールの製造方法。
  16. 請求項10から請求項12までのいずれか1項に記載の光透過型太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記光透過型太陽電池モジュールは前記発電部を複数の発電領域に分離する分離ラインを備え、
    前記塗布工程では、前記分離ラインにも前記非透明部材を塗布することを特徴とする光透過型太陽電池モジュールの製造方法。
  17. 請求項14または請求項15に記載の光透過型太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記光透過型太陽電池モジュールは前記発電部を複数の発電領域に分離する分離ラインを備え、
    前記フィルムには、前記分離ラインに対応する部分にも前記非透明材料が設けられていることを特徴とする光透過型太陽電池モジュールの製造方法。
  18. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の光透過型太陽電池モジュールをサンルーフとして搭載したことを特徴とする移動体。
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