JP4920098B2 - モバイルパーソナルコンピュータおよび電子機器 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、モバイルパーソナルコンピュータおよび電子機器に関する。
従来、筐体内に基板が収容された電子機器が、知られている。
特開平11−219236号公報
電子機器では、不都合が生じるのを抑制しながら筐体の剛性をより高めることが望まれている。
そこで、本発明の実施形態は、不都合が生じるのを抑制しながら筐体の剛性を向上することが可能なモバイルパーソナルコンピュータおよび電子機器を得ることを目的の一つとする。
本発明の実施形態にかかるモバイルパーソナルコンピュータおよび電子機器にあっては、ディスプレイパネルと、基板アセンブリと、筐体と、第一の突起部と、第二の突起部と、第三の突起部と、変位規制機構と、を備える。ディスプレイパネルは、表示画面を有した。基板アセンブリは、基板と、当該基板に実装された部品と、を含む。筐体は、外郭を構成した外部筐体と、ディスプレイパネルと基板アセンブリとの間に配置された内部筐体と、を含む。筐体には、基板アセンブリが収容される。第一の突起部は、外部筐体に設けられて基板アセンブリの第一部分に向けて突出した。第二の突起部は、基板アセンブリの第一部分を挟んで第一の突起部の反対側となる位置で内部筐体に設けられて基板アセンブリに向けて突出した。第三の突起部は、外部筐体に設けられて第一部分よりも基板の縁部に寄った基板アセンブリの第二部分に向けて突出した。変位規制機構は、基板アセンブリに固定されるとともにディスプレイパネルと基板アセンブリとの間に頭部が位置して該頭部とは反対側の端部が第一の突起部に面した固定具と、基板アセンブリに固定されるとともに頭部が第三の突起部に面した他の固定具と、を含み、外部筐体と内部筐体との相対的な近接を規制する
図1は、第1実施形態にかかる電子機器としてのモバイルパーソナルコンピュータの斜視図である。 図2は、図1から第二の本体部のディスプレイパネルを除去して第二の本体部の内部を露出させた状態を示す図である。 図3は、第1実施形態にかかるモバイルパーソナルコンピュータの第二の本体部の分解斜視図である。 図4は、第1実施形態にかかるモバイルパーソナルコンピュータを後方側から見た斜視図である。 図5は、第1実施形態にかかるパーソナルコンピュータの斜視図であって、第一の使用形態を示す図である。 図6は、第1実施形態にかかるパーソナルコンピュータの斜視図であって、第二の使用形態を示す図である。 図7は、第1実施形態にかかるパーソナルコンピュータの斜視図であって、第三の使用形態を示す図である。 図8は、図1のVIII−VIII断面図である。 図9は、図1のIX−IX断面図である。 図10は、第1実施形態にかかるモバイルパーソナルコンピュータの第二の本体部の内部筐体としてのインナプレートを後方側(背面側)から見た平面図である。 図11は、第1実施形態にかかるモバイルパーソナルコンピュータの第二の本体部のディスプレイパネルを除去して第二の本体部の内部を前方側(正面側)から見た平面図である。 図12は、第1実施形態にかかるモバイルパーソナルコンピュータの第二の本体部のケースを除去して第二の本体部の内部を後方側(背面側)から見た平面図である。 図13は、第1実施形態にかかるモバイルパーソナルコンピュータの第二の本体部のケースを前方側(正面側)から見た平面図である。 図14は、第1実施形態にかかるモバイルパーソナルコンピュータの第二の本体部の外部筐体としてのケースを前方側(正面側)から見た斜視図である。
<第1実施形態>
本実施形態にかかる電子機器としての所謂ノート型のモバイルパーソナルコンピュータ1は、図1に示すように、矩形状の扁平な第一の本体部2と、矩形状の扁平な第二の本体部3と、を備えている。これら第一の本体部2および第二の本体部3は、ジョイント部4を介して、相対回動可能に接続されている。
第一の本体部2には、筐体2aの外面としての前面2b側に露出する状態で、前面(表示画面6a)側にタッチパネル5を配した表示装置としてのLCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイパネル6や、押しボタン機構7等が設けられている。一方、第二の本体部3には、筐体3aの外面としての前面3b側に露出する状態で、前面(表示画面9a)側にタッチパネル8を配した表示装置としてのLCD等のディスプレイパネル9や、押しボタン機構10等が設けられている。なお、本実施形態では、便宜上、第二の本体部3の幅方向(左右方向)をX方向、第二の本体部3の先端方向をY方向、第二の本体部3の厚さ方向をZ方向とする。X軸、Y軸、およびZ軸は、相互に直交する。
図1に示す展開状態では、ディスプレイパネル6,9や、押しボタン機構7,10のカバー体7a,10a等が露出し、ユーザが使用可能な状態となる。一方、図示しない折り畳み状態では、前面2b,3b同士が相互に近接した状態で対向して、ディスプレイパネル6,9や、押しボタン機構7,10のカバー体7a,10a等が、筐体2a,3aによって隠された状態となる。本実施形態では、タッチパネル5,8や、押しボタン機構7,10、マイク(図示せず)等が入力操作部に相当し、ディスプレイパネル6,9や、スピーカ(図示せず)等が出力部に相当する。なお、キーボードや、クリックボタン、ポインティングデバイス等(図示せず)を有したモバイルパーソナルコンピュータでは、それらキーボードやクリックボタン等も入力操作部となる。
ジョイント部4は、第一の本体部2と第二の本体部3とを接続する部品であり、第一の本体部2および第二の本体部3とは別の部品として構成されている。ジョイント部4は、基端側に位置する第一の本体部2の端部2cと、第二の本体部3の端部3cと、を接続している。端部2c,3cの端縁2d,3dの長手方向の中央部には、当該方向の両端部を残して、当該方向の開口幅が長くかつ奥行きの短い矩形状の切欠2e,3eが形成されている。そして、ジョイント部4の半分が一方の切欠2eに挿入され、他の半分がもう一方の切欠3eに挿入されている。ジョイント部4の長さLは、切欠2e,3eの幅より僅かに短い。また、ジョイント部4の幅Wは、折り畳み状態で相互に重なり合った第一の本体部2および第二の本体部3の厚さの合計とほぼ同じである。
第一の本体部2とジョイント部4とは、第一のヒンジ機構11Aを介して回動軸Ax1回りに相対回動可能に接続されており、また、第二の本体部3とジョイント部4とは、第二のヒンジ機構11Bを介して回動軸Ax2回りに相対回動可能に接続されている。回動軸Ax1および回動軸Ax2は、相互に平行である。本実施形態では、第一のヒンジ機構11Aおよび第二のヒンジ機構11Bは相互に連動しており、ジョイント部4に対する第一の本体部2の回動軸Ax1回りの相対回動角度と、ジョイント部4に対する第二の本体部3の回動軸Ax2回りの相対回動角度とが、同じである。ただし、これらのジョイント部4に対する相対回動方向は相互に逆である。よって、ユーザが、ジョイント部4に対して第一の本体部2および第二の本体部3のうち一方を開く操作を行うと、モバイルパーソナルコンピュータ1は展開状態となり、閉じる操作を行うと、モバイルパーソナルコンピュータ1は折り畳み状態となる。また、ユーザが、第一の本体部2および第二の本体部3を開く操作を行うと、モバイルパーソナルコンピュータ1は展開状態となり、閉じる操作を行うと、モバイルパーソナルコンピュータ1は折り畳み状態となる。
本実施形態では、図2,3等に示すように、電子部品15等を含む制御回路の少なくとも一部が実装された基板12a(基板アセンブリ12)は、例えば、第二の本体部3の筐体3a内に配置されている。基板12aと当該基板12aに実装された電子部品15等の部品によって、基板アセンブリ12が構成されている。基板12aは、筐体3aに、固定具としてのねじ13(図8等参照)等によって固定されている。一方、第一の本体部2には、図4に示すように、ディスプレイパネル6の後面側(背面側)に、機器電源としてのバッテリ14が配置されている。第一の本体部2の後面側には、背面視で矩形状を呈する凹部2fが形成されている。バッテリ14は、この凹部2fを覆う状態で、第一の本体部2の筐体2aに着脱可能に取り付けられる。本実施形態では、CPU16等の主たる電子部品15が実装された基板アセンブリ12とバッテリ14とが、第一の本体部2と第二の本体部3とに分けて設けられている。基板12aとバッテリ14とが第一の本体部2および第二の本体部3のうち一方に集約された場合、例えば、本体部の厚みが大きくなったり、逆に厚みの制約によってバッテリ14の大きさひいては容量が制限されやすくなったりといった、不都合が生じやすい。この点、本実施形態では、基板12aとバッテリ14とが、第一の本体部2と第二の本体部3とに分けて設けられているため、このような不都合が生じるのを回避しやすくなる。ただし、図5に示す第一の使用形態U1で、モバイルパーソナルコンピュータ1を、机上等により安定的に載置するため、本実施形態では、第一の本体部2の質量が、第二の本体部3の質量より大きい。
本実施形態にかかるモバイルパーソナルコンピュータ1は、図5に示す第一の使用形態U1の他、図6に示す第二の使用形態U2、および、図7に示す第三の使用形態U3で使用されうる。第二の使用形態U2は、図6に示すように、第一の本体部2および第二の本体部3を比較的大きく拡開させた状態で、第一の本体部2の幅方向両側の側縁部2gを両手Hで把持した使用形態である。この使用形態では、ユーザは、第一の本体部2を把持した手Hの親指Tで、押しボタン機構7を操作することができる。また、第三の使用形態U3は、図7に示すように、第一の本体部2および第二の本体部3を比較的大きく拡開させた状態で、第一の本体部2の幅方向一方側の側縁部2gと第二の本体部3の幅方向一方側の側縁部3fとを両手Hで把持した使用形態である。第二の使用形態U2は、第一の使用形態U1とは、ユーザの視野としては同様であるが、ユーザがモバイルパーソナルコンピュータ1を机上等に載置して使用するか、立位や座位等で手Hで把持して使用するかの差異がある。一方、第三の使用形態U3は、第一および第二の使用形態U1,U2に対して、ディスプレイパネル6,9の表示画面6a,9aの向きが約90°相違している。
すなわち、本実施形態にかかるモバイルパーソナルコンピュータ1は、ディスプレイパネル9の表示画面9aの一辺9bが上方に位置した第一の姿勢P1(第一および第二の使用形態U1,U2、図5,6参照)と、表示画面9aの別の一辺9cおよび表示画面6aの一辺6bが上方に位置した第二の姿勢P2(第三の使用形態U3、図7参照)と、で使用することができる。表示画面6aの一辺6bは、第一および第二の本体部2,3の境界部分Bdから離れた一辺である。また、表示画面9aの一辺9cおよび表示画面6aの一辺6bは、境界部分Bdを挟んで相互に隣接している。本実施形態では、表示画面9aの第一の姿勢P1は、二つの表示画面9a,6aの第三の姿勢P3でもあり、表示画面9aの第二の姿勢P2は二つの表示画面9a,6aの第四の姿勢P4でもある。
ディスプレイパネル6,9は、それぞれ、扁平な直方体状に形成されている。ディスプレイパネル6,9は、基板12aに実装された電子部品15等で構成された制御回路(いずれも図示せず)から表示信号を受け取り、静止画や動画等の映像を表示する。本実施形態でも、ディスプレイパネル6,9の表示画面6a,9aで表示された映像を示す光は、無色透明のタッチパネル5,8を通過して前方へ出射される。なお、モバイルパーソナルコンピュータ1の制御回路は、制御部、記憶部(例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等)、インタフェース回路、各種コントローラ等を有している。また、モバイルパーソナルコンピュータ1は、音声出力用のスピーカ等(図示せず)も内蔵している。
図2に示すように、基板12aには、発熱体および電子部品15としてのCPU16が実装されている。また、CPU16のダイ(図示せず)上には放熱ブロック16aが載置され、当該放熱ブロック16a上には熱輸送機構としてのヒートパイプ17の受熱部17aが載置されている。受熱部17aは、基板12aに締結具としてのねじ13等によって固定された押付部材18により、放熱ブロック16a上に押し付けられている。このような構成において、発熱体としてのCPU16で生じた熱は、放熱ブロック16a等を介して受熱部17aに伝達される。
熱輸送機構としてのヒートパイプ17は、熱伝導性の比較的高い金属部材(例えば銅合金等)によって構成された例えば長円状の扁平な断面の管を有する。管の一端が受熱部17a、他端が放熱部17b、そしてそれら受熱部17aおよび放熱部17bの間が伝熱部17cである。放熱部17bの管外には、熱伝導性の比較的高い金属部材(例えば銅合金等)の薄板等によって構成された複数のフィン17dが設けられている。また、筐体3a内の、放熱部17bに隣接した位置には、ファン19が設けられている。ファン19は、基板12aの厚さ方向に薄い扁平な外観を呈し、基板12aの表裏面と垂直な方向に沿う回転軸回りに回転するロータ(図示せず)を有している。そして、ファン19は、電動モータによってロータを回転させることで、例えば回転軸の軸方向の両側(表裏両側)に設けられた吸気口19aを介して筐体3a内から吸入した空気を、放熱部17bに対向する排気口3hから排出する。すなわち、ファン19から排出された空気流は、放熱部17bおよびフィン17d等にあたり、これにより、放熱部17bおよびフィン17dが冷却される。ファン19は、基板12aの隅部に形成されたL字状の切欠12b内にはめ込まれた状態に配置されている。
そして、図1,2,5〜7等を参照すると、本実施形態では、第一の姿勢P1および第二の姿勢P2の双方で、受熱部17aが放熱部17bの下方に位置していることが理解できよう。熱輸送機構としてのヒートパイプ17では、受熱部17aが放熱部17bより上方に位置した所謂トップヒートの状態になると、液体となった熱輸送媒体が放熱部17bから受熱部17aへ戻りにくくなるため、熱輸送効率すなわち放熱効率が低下してしまう。この点、本実施形態では、正しい姿勢として規定された第一の姿勢P1および第二の姿勢P2の双方で、受熱部17aが放熱部17bより下方に位置するため、受熱部17aが放熱部17bより上方に位置することにより熱輸送効率すなわち放熱効率が低下するのを、抑制することができる。また、第一の姿勢P1および第二の姿勢P2は、第二の本体部3の筐体3a内に配置された姿勢センサ(図示せず)の検出結果に基づいて、制御部が表示画面6a,9aに、それぞれの姿勢P1,P2に対応する向きの映像を表示させることで、ユーザに認識させることができる。また、第一の本体部2および第二の本体部3のうち少なくとも一方に、凹凸形状や表示要素等の姿勢提示要素を設けることで、第一の姿勢P1および第二の姿勢P2を、ユーザに認識させることができる。
また、放熱部17bは、図2等に示すように、第一の姿勢P1(図5,6)および第二の姿勢P2(図7)で上端部となる筐体3aの隅部3gに配置されている。筐体3aの内部では、気流によって熱は上昇しやすい。したがって、放熱部17bが第一の姿勢P1および第二の姿勢P2で上端部となる筐体3aの隅部3gに配置されることで、筐体3aの内部に熱が留まりにくくなる。
また、図2,4等に示すように、本実施形態では、排気口3hは、筐体3aの隅部3gの側壁3iに形成されている。よって、ファン19から吹き出され隅部3gに配置された放熱部17bを通過することにより熱せられた空気流が、筐体3aの隅部3gに設けられて放熱部17bの近傍で対向する排気口3hから、より円滑に排出されるため、筐体3a内の内部に熱が留まりにくくなる。
また、図2,11等に示すように、本実施形態では、発熱体としてのCPU16が、表示画面9aに対する正面視(すなわち、図11の視線)での中央Ctより第二の姿勢P2で上方側(すなわち、図11では左側)となる矩形領域Ar1に配置されている。したがって、筐体3a内で発熱体としてのCPU16の熱によって生じた上昇気流あるいはファン19へ吸い込まれる空気流が筐体3a内の比較的長い距離を移動することによって筐体3a内のより広い範囲の電子部品等が当該熱による影響を受けやすくなるのを、抑制することができる。また、仮に、発熱体としてのCPU16が、中央Ctに位置した場合、筐体3a内の中央Ctより排気口3hの反対側となる領域で、熱せられた空気が滞留する虞がある。この点、本実施形態では、第一の姿勢P1および第二の姿勢P2ともに、中央Ctより排気口3h側の領域に発熱体としてのCPU16が配置されるため、熱せられた空気を筐体3a外により排出しやすい。さらに、本実施形態では、図7に示すようにユーザが手Hで第二の本体部3を把持する際、ユーザは、中央Ctに対して矩形領域Ar1の反対側を手Hで把持する。よって、ユーザは、第二の本体部3の、CPU16やヒートパイプ17等から離間した領域を、手Hで把持するため、筐体3aのCPU16やヒートパイプ17等からの熱で暖められた領域を手Hで把持せずに済む。すなわち、ユーザは、モバイルパーソナルコンピュータ1を手Hで把持する際、筐体3aが暖められたことに伴う違和感を覚えずに済む。
また、図3等に示すように、第二の本体部3の筐体3aは、外部筐体としてのマスク20およびケース21と、内部筐体としてのインナプレート22と、を有している。外部筐体としてのマスク20およびケース21は、ねじ止めや、係合、嵌合等によって相互に一体化され、筐体3aの外郭を構成している。また、内部筐体としてのインナプレート22は、外部筐体としてのマスク20あるいはケース21(例えばケース21)にねじ止め等で固定されている。筐体3aは、ディスプレイパネル9を、その表示画面9aが前面に露出した状態で収容するとともに、基板12aを収容する。そして、インナプレート22は、ディスプレイパネル9と基板12aとの間、すなわち、ディスプレイパネル9の後方でありかつ基板12aの前方である位置に配置されている。そして、インナプレート22に、基板12aが固定具としてのねじ13によって固定されている。また、ディスプレイパネル9は、本実施形態では、図8,9に示すように、インナプレート22とケース21との間に、弾性を有した緩衝材23等を介して挟持されている。また、図3に示すように、インナプレート22には、ディスプレイパネル9をX方向およびY方向に挟持する複数のリブ22b(図3参照)が設けられている。そして、ディスプレイパネル9は、複数のリブ22b間に、弾性を有した緩衝材等(図示せず)を介して挟持されている。なお、ディスプレイパネル9を、ねじ止め、係合、嵌合等で筐体3aに取り付けることも可能である。
マスク20は、筐体3aの前面3bを形成する前壁3kを構成する。マスク20は、ディスプレイパネル9の周縁に沿う矩形枠状に構成され、その中央には、ディスプレイパネル9の表示画面9aを露出させる矩形状の開口部3mが設けられている。また、マスク20は、筐体3a内側に基板やアンテナ等の部品を取り付けるベースとしても利用されることができる。マスク20は、金属材料や合成樹脂材料等で構成することができる。ディスプレイパネル9は、正面視では長方形状で、厚さ方向(Z方向)に薄い扁平な形状に構成されている。
タッチパネル8は、図8,9等に示すように、マスク20の開口部3mを覆うように配置されている。タッチパネル8およびマスク20は、それらの前面上に貼り付けられた薄いシート状、フィルム状、あるいはプレート状の合成樹脂材料等によって形成された透明なカバー3pに、両面テープ(図示せず)あるいは接着剤等を介して貼り付けられている。このカバー3pを介してタッチパネル8およびマスク20が一体化されている。
インナプレート22は、図3,10等に示すように、平面視で長方形を呈する板状の隔壁部22aを有する。また、隔壁部22a上には、複数の例えば壁状のリブ22bが設けられ、剛性の向上が図られている。また、隔壁部22aの後面22cには、後方の基板12aに向けて突出する複数のボス部22dが設けられている。このボス部22dには、雌ねじ孔22eが設けられている。ボス部22dにはねじ13が固定され、これにより、基板12aやその他の部品(例えば、ファン19や、SSD(Solid State Drive)29等)がインナプレート22に固定されている。また、隔壁部22aには、複数の貫通孔22fが形成されている。この貫通孔22fにより、軽量化や通気性の向上等が図られている。
また、隔壁部22aの角部からは、側方(XY平面に沿う方向)に向けてブラケット部22gが突出している。ブラケット部22gは、例えば、アーム状や、舌片状、フランジ状等に構成することができる。そして、ブラケット部22gの角部あるいは先端部に、内部筐体としてのインナプレート22を外部筐体としてのケース21に固定するねじ13を挿通する貫通孔22hが設けられている。すなわち、本実施形態では、基板12aや部品が取り付けられる隔壁部22aが、ケース21に、複数のブラケット部22gを介して支持されている。よって、ケース21側から隔壁部22aに外力が入力された場合や、隔壁部22aに慣性力が作用した場合等にあっては、これらブラケット部22gを弾性的に変形させることで、それら外力や慣性力等の影響が隔壁部22a、ひいては基板12aや部品等に及ぶのを、抑制することができる。
また、隔壁部22aの後面22c上には、基板12aの表面としての前面12cに向けて突出した突起部25が設けられている。本実施形態では、この突起部25が、第二の突起部に相当する。
基板12aは、図11,12等に示すように、ファン19等が収容された切欠12bが形成された部分を除いては全体的に矩形状に形成されている。そして、本実施形態では、基板12aの前面12cおよび後面(裏面)12cの双方に、多数の電子部品15が実装されている。本実施形態では、比較的背の高い電子部品15は、前面12c上に実装され、比較的背の低い電子部品15は、後面12d上に実装されている。よって、前面12cおよび後面12dの双方に背の高い電子部品15が実装された場合に比べて、基板12aおよび電子部品15を含む基板構造体の高さ(厚さ)が大きくなるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、基板12aの前面12c上に、より背が高く(厚さがより大きく)より実装面積が大きい電子部品15としてのSSD24が配置されている。このSSD24は、図2,11等に示すように、CPU16やファン19が配置された側(同図では左側)の反対側(同図では右側)で、基板12aの前面12cとインナプレート22との間の空間Sf内に、図8,9等に示すように、壁のような状態で配置される。そこで、本実施形態では、SSD24をCPU16やファン19の反対側に遠ざけて配置することで、SSD24よりCPU16やファン19側の空間Sfをより広くして、当該空間Sfを流れる空気流Stfの流量をより大きくしている。
そして、図4,11,13等に示すように、ケース21の底壁21aの基端側の端部21bには、吸気口3jが設けられている。本実施形態では、吸気口3jは、底壁21aを貫通する複数(多数)の小孔の集合体として構成されている。吸気口3j(すなわち、小孔の形成領域)は、端縁21cに沿う比較的細長い領域に設けられている。そして、第二の本体部3がアセンブリされた状態では、基板12aの基端側(ヒンジ機構側)の端縁12eが、ケース21の端縁21cから離間して配置されている。これにより、筐体3a内に、端縁12eの側方(側外方、図11では下側)でケース21の底壁21aに設けられた吸気口3jから基板12aの前面12cとインナプレート22との間の空間Sfに向かう空気流の導入部が形成される。さらに、SSD24は、基板12aの前面12c上で、端縁12eから離間されて配置されている。よって、基板12aの前面12cとインナプレート22との間の空間Sfには、吸気口3jから排気口3hに向かう、図11中に破線の矢印で示す空気流Stfが形成される。なお、図8等に示すように、基板12aの後面12dとケース21の底壁21aとの間の空間Sbにも、吸気口3jから排気口3hに向かう、破線の矢印で示す空気流Stbが形成される。
また、図11,12等に示すように、基板12aには、インナプレート22のボス部22dに固定されるねじ13(13A〜13E)が挿通される貫通孔26(26A〜26E)が設けられている。貫通孔26A〜26Eは、基板12a上での電子部品15等の実装効率を考慮し、基板12aの周縁部に設けられている。なお、以下に示す符号に後付した大文字の添字は、対応する部品の組み合わせの識別子である。
また、基板12aには、部品を固定する固定具としてのねじ13(13F〜13J)を結合する被固定部品としてのスタッド27(27F〜27J)が設けられている。本実施形態では、押付部材18およびSSD24が、ねじ13によってスタッド27に取り付けられている。なお、SSD24用のスタッド27(27I,27J)は、基板12aに埋め込まれた状態で設置され、押付部材18用のスタッド27(27F〜27H)は、基板12aの前面12c上に突出した状態で設置されている。
外部筐体としてのケース21は、図13,14等に示すように、前方からの平面視(正面視)で長方形状に形成された底壁21aと、底壁21aの周囲に設けられた側壁21dと、を有し、このケース21には、底壁21aおよび側壁21dによって囲まれた凹部21eが形成されている。凹部21eには、基板12aや、インナプレート22、ファン19、SSD29等が収容されている。
また、ケース21の凹部21e内の隅部には、内部筐体としてのインナプレート22を固定部としてのねじ13を用いて固定する基板固定部としてのボス部21fが設けられている。ケース21の隅部は、底壁21aおよび側壁21dに近く、比較的剛性の高い部分である。また、この隅部は、リブ等を設けることで剛性を高めやすい部分でもある。すなわち、剛性のより高いケース21の隅部に、基板12aを固定したインナプレート22を支持するボス部21fを設けることで、ケース21に作用した外力がインナプレート22ひいては基板12aに及ぶのをさらに抑制しやすくなる。
また、ケース21の底壁21aには、基板12aの後面12dに向けて突出する複数の突起部28(28A〜28E,28I)が設けられている。これら突起部28のうち、突起部28A〜28Eは、アセンブリされた状態で、基板12aを内部筐体としてのインナプレート22のボス部22dA〜22dEに固定する固定具としてのねじ13A〜13E(図12参照)に対向する。図8には、それら突起部28A〜28E、ねじ13A〜13E、およびボス部22dA〜22dE(図10参照)のうち、突起部28E、ねじ13E、およびボス部22dEの構造の断面が含まれている。図8に示すように、本実施形態では、自由状態では、突起部28Eとねじ13Eとは、間隙をあけて対向している。これら突起部28Eおよびねじ13Eは、自由状態で接触する構成としてもよいが、製造誤差の累積や異音の抑制等の観点からは、自由状態で間隙を設けるのが好適である。そして、図8に図示しない他の突起部28A〜28D、ねじ13A〜13D、およびボス部22dA〜22dDの構造も、図8に示す突起部28E、ねじ13E、およびボス部22dEと同様の構成となっている。また、突起部28A〜28Eは、図13,14等に示すように、いずれも十字状の断面を有し、柱状に構成されている。
このような構成によれば、外部筐体としてのケース21の底壁21aが、ユーザの手指に押圧されるなどして筐体3a内側(図8では上側)に撓むと、突起部28A〜28Eが、それぞれに対向するねじ13A〜13Eに当接して、それ以上に底壁21aが撓むのが抑制される。すなわち、本実施形態では、ねじ13A〜13Eに対向して突起部28A〜28Eが設けられたという比較的簡素な構成によって、外部筐体としてのケース21が撓むのを抑制することができる。よって、本実施形態によれば、筐体3aが、当該筐体3a内側への外力に対して、変形しにくくなる。仮に、ケース21の撓みをケース21の剛性の向上によって抑制するために、例えば、ケース21の厚みを増大したり、ケース21を補強したりすると、ケース21の重量増大や、製造の手間の増加等といった、不都合を生じる虞がある。この点、本実施形態では、それほどの重量増や製造の手間の増大を伴うことなく、ケース21の撓みを抑制可能な構成を得ることができる。本実施形態では、突起部28A〜28Eが、第三の突起部に相当する。本実施形態では、突起部28A〜28E、ねじ13A〜13E、およびボス部22dA〜22dEの対応するもの同士によって、第二の変位規制機構31(図8参照)が構成されている。
また、突起部28Iは、アセンブリされた状態で、基板12aに設けられたスタッド27I(図12参照)あるいは当該スタッド27Iに固定されたねじ13Iの先端部に対向する。スタッド27Iには、部品としてのSSD24を基板12aに固定する固定具としてのねじ13Iが取り付けられる。そして、インナプレート22には、スタッド27Iに対して突起部28Iの反対側となる位置に、突起部25(図10参照)が配置されている。突起部25は、アセンブリされた状態で、ねじ13I(図11参照)の頭部に対向する。突起部28Iおよび突起部25は、図3,10,13,14等に示すように、いずれも十字状の断面を有し、柱状に構成されている。図9には、それら突起部28I,25、ねじ13I、およびスタッド27Iの部分の断面が含まれている。図9に示すように、本実施形態では、自由状態では、突起部28Iおよびスタッド27I、ならびに、ねじ13Iおよび突起部25は、それぞれ間隙をあけて対向している。これら、突起部28Iおよびスタッド27I、ならびに、ねじ13Iおよび突起部25は、自由状態で接触する構成としてもよいが、製造誤差の累積や異音の抑制等の観点からは、自由状態で間隙を設けるのが好適である。
このような構成によれば、外部筐体としてのケース21の底壁21aが、ユーザの手指に押圧されるなどして筐体3a内側(図9では上側)に撓むと、突起部28Iが対向するスタッド27I(またはねじ13Iの先端部)に当接し、かつねじ13Iが対向する突起部25に当接して、それ以上に底壁21aが撓むのが抑制される。すなわち、本実施形態では、ねじ13Iに対向して突起部25が設けられ、かつスタッド27I(またはねじ13Iの先端部)に対向して突起部28Iが設けられたという比較的簡素な構成によって、外部筐体としてのケース21が撓むのを抑制することができる。すなわち、本実施形態によれば、筐体3aが、当該筐体3a内側への外力に対して、変形しにくくなる。仮に、ケース21の撓みをケース21の剛性の向上によって抑制するために、例えば、ケース21の厚みを増大したり、ケース21を補強したりすると、ケース21の重量増大や、製造の手間の増加等といった、不都合を生じる虞がある。この点、本実施形態では、それほどの重量増や製造の手間の増大を伴うことなく、ケース21の撓みを抑制可能な構成を得ることができる。本実施形態では、突起部28Iが第一の突起部に相当し、突起部25が第二の突起部に相当する。そして、本実施形態では、これら突起部28I、突起部25、スタッド27I、およびねじ13Iによって、底壁21aと隔壁部22aとの相対的な近接を規制する変位規制機構30(図9参照)が構成されている。
上述したように、本実施形態では、第一の突起部としての突起部28Iと第二の突起部としての突起部25との間には、スタッド27Iおよびねじ13Iが介在し、突起部28Iおよび突起部25は、基板12aには直接的には接触していない。よって、突起部25,28Iが基板12aに接触する場合に比べて、基板12aの変形や損傷等が生じにくくなる。本実施形態では、スタッド27Iおよびねじ13Iが介在部品に相当し、スタッド27Iが被固定部品、ねじ13Iが固定具に相当する。なお、介在部品は、スタッドおよびねじの組み合わせには限定されず、例えば、固定具としてのリベットと基板に設けられた被固定部としてのスルーホール等として構成することができる。
また、本実施形態では、電子部品15としてのSSD24を基板12aに固定するのに使用されるスタッド27Iおよびねじ13Iが、突起部25,28Iが対向する介在部品として用いられている。したがって、介在部品を専用部材として設定する場合に比べて、部品点数を少なくするとともに、基板12aに対する電子部品15の実装効率が低下するのを抑制し、かつ製造の手間を減らすことができる。
また、本実施形態では、介在部品に相当するスタッド27Iおよびねじ13Iは、押付部材18を基板12aに固定するのに使用されるスタッド27およびねじ13ではない。よって、突起部25,28Iを介して入力された外力によって押付部材18やCPU16の機能や動作に影響が及ぶのを抑制することができる。具体的には、例えば、ヒートパイプ17の受熱部17aと放熱ブロック16aとの接触面積が減少して放熱性能が低下する不都合が生じるのを、抑制することができる。
また、図11,12からわかるように、本実施形態では、突起部25および突起部28Iは、基板12aの周縁部より内側の回路形成領域内の一部に対向している。このような構成により、基板12aの筐体3aへの固定点が設定しにくい回路形成領域内に対向する位置、すなわち、本実施形態では、ケース21の底壁21aの中央寄りの領域においても、上述した突起部25,28Iによる筐体3aの変形抑制の効果を得ることができる。
また、本実施形態のように、基板12aの周縁部が筐体3a(本実施形態ではインナプレート22)に複数位置(本実施形態では、貫通孔26A〜26Eが設けられた位置、図11参照)で固定される構成では、突起部25および突起部28Iを、それら固定される位置より基板12aの重心Cg(図11参照)に近い位置に配置するのが好適である。これにより、ケース21の底壁21aの中央寄りの領域においても、上述した突起部25,28Iによる筐体3aの変形抑制の効果を得ることができる。なお、このような構成は、基板12aの撓み抑制という観点でもより高い効果をもたらす。
特に、本実施形態では、基板12aの周縁部が筐体3aに固定される位置が、第三の突起部としての突起部28A〜28Eが、被固定部としてのボス部22dA〜22dEに対して基板12aまたは固定具としてのねじ13A〜13Eを挟んだ位置に設けられ、基板12aあるいはねじ13A〜13Eと突起部28A〜28Eとの干渉によって底壁21aの変形が抑制されている。したがって、突起部25および突起部28Iを、基板12aの周縁部より内側の回路形成領域内の一部で対向させたり、基板12aのインナプレート22への固定位置より基板12aの重心Cgに近い位置で対向させたりすることによって、底壁21aの変形を抑制する位置を、より分散して配置することができ、底壁21aのより広い範囲に亘って、突起部25,28等による変形抑制の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、スタッド27、ねじ13、突起部25,28を、導電性材料によって構成し、かつ、スタッド27を基板12aのグラウンド電極(図示せず)に接続しておくことで、突起部25,28とスタッド27あるいはねじ13との接触により、グラウンド電位の共通化を図りやすくなる。
モバイルパーソナルコンピュータ1は、ユーザが把持して使用する場合があるため、より軽量であることが望ましい。また、モバイルパーソナルコンピュータ1の筐体2a,3aには、ユーザによる把持等によって入力される外力に対抗しうる剛性や強度が求められる。外部筐体のみの構成では、これらの要求を両立し難い場合があった。この点、本実施形態では、第二の本体部3には、内部筐体としてのインナプレート22が設けられ、第二の本体部3の基板12aや、ディスプレイパネル9等の部品が、インナプレート22を利用して支持された構成としたため、軽量化と剛性向上とを比較的両立しやすい。
すなわち、本実施形態では、基板12aが内部筐体としてのインナプレート22に固定されている。よって、基板12aが外部筐体に固定された場合に比べて、ユーザの筐体3aの把持等による外部筐体への入力によって基板12aや、部品、電子部品15等に影響が及ぶのを抑制することができる。
また、本実施形態では、基板12aの発熱体としてのCPU16が実装された表面としての前面12cがディスプレイパネル9側に配置され、基板12aとディスプレイパネル9との間に内部筐体として熱伝導性を有するインナプレート22が配置された。よって、発熱体としてのCPU16の熱が、外部筐体としてのケース21に作用しにくくなるとともに、インナプレート22を金属部材等の熱伝導性を有する材料で構成することで、インナプレート22の熱伝達によって放熱性を高めて、筐体3a内の温度を低減しやすくなる。
また、本実施形態では、内部筐体としてのインナプレート22を外部筐体としてのケース21に固定する被固定部としてのボス部21fが、ケース21の隅部に設けられている。すなわち、ケース21で剛性が比較的高いボス部21fに、インナプレート22を固定することができるため、ユーザの筐体3aの把持等による外部筐体への入力によって基板12aや、部品、電子部品15等に影響が及ぶのをより一層抑制することができる。
また、本実施形態では、内部筐体としてのインナプレート22は、隔壁部22aと、隔壁部22aから側方へ突出するブラケット部22gと、を有し、当該ブラケット部22gが被固定部としてのボス部21fに固定されている。よって、ブラケット部22gを弾性的に変形させることで、ユーザの筐体3aの把持等による外部筐体への入力によって基板12aや、部品、電子部品15等に影響が及ぶのをより一層抑制することができる。
また、外部筐体としてのケース21の底壁21aの、筐体3a内側への撓みを抑制するために、仮に、例えば底壁21aと基板12aとの固定箇所を増やすと、基板12aの実装効率が低くなるとともに、固定のための固定具が増える等して重量が増大しやすい。この点、本実施形態では、上述したように、筐体3aに突起部25,28を設けることで筐体3aの変形を抑制することができるので、固定具等の追加が不要であり、それほどの重量の増大や、製造の手間の増大を伴わずに、筐体3aの剛性を向上させることができる。
また、本実施形態にかかるモバイルパーソナルコンピュータ1は、外部筐体および内部筐体のうち一方に設けられた突起部と、他方に設けられた突起部またはボス部とで、基板12aを表裏両側から厚さ方向に挟持する構造を有しているため、比較的簡素な構成によって、筐体3aの剛性が向上しやすい。また、その他の用途に利用される部位あるいは部品(すなわち、介在部品としてのスタッド27やねじ13、基板固定部としてのボス部21fやねじ13等)を利用して基板12aを挟持することで、部品の追加に伴う重量増大や、基板12aにおける回路実装効率の低下等の不都合が、生じにくい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明を、表示画面を二つ有するノート型のモバイルパーソナルコンピュータとして実施した構成を例示したが、本発明は、少なくとも一つの表示画面を有する他の電子機器、例えば、表示画面が一つのコンピュータ(ノート型、デスクトップ型)や、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートブック、スマートフォン、携帯電話端末等として実施することもできる。
また、電子機器や、ディスプレイ装置、表示画面、ディスプレイパネル、部品、基板、筐体、外部筐体、内部筐体、第一の突起部、第二の突起部、第三の突起部、基板固定部、介在部品、固定具、被固定部品、押付部材等のスペック(方式や、構造、形状、材質、大きさ、数、方向、種類、配置等)は、適宜変更して実施することができる。
本発明の実施形態によれば、不都合が生じるのを抑制しながら筐体の剛性を向上することが可能なモバイルパーソナルコンピュータおよび電子機器を得ることができる。
1…モバイルパーソナルコンピュータ(電子機器)、3a…筐体、9…ディスプレイパネル、9a…表示画面、12a…基板、13…ねじ(固定具、介在部品)、15…電子部品(部品)、16…CPU(部品)、17…ヒートパイプ、18…押付部材、20…マスク(外部筐体)、21…ケース(外部筐体)、22…インナプレート(内部筐体)、22dA〜22dE…ボス部(基板固定部)、24…SSD(部品)、25…(第二の)突起部、27I…スタッド(被固定部品、介在部品)、28A〜28E…(第三の)突起部、28I…(第一の)突起部、30…変位規制機構、31…第二の変位規制機構、Cg…重心。

Claims (6)

  1. 表示画面を有したディスプレイパネルと、
    基板と、当該基板に実装された部品と、を含む基板アセンブリと、
    外郭を構成した外部筐体と、前記ディスプレイパネルと前記基板アセンブリとの間に配置された内部筐体と、を含み、前記基板アセンブリを収容した筐体と、
    前記外部筐体に設けられて前記基板アセンブリの第一部分に向けて突出した第一の突起部と、
    前記基板アセンブリの前記第一部分を挟んで前記第一の突起部の反対側となる位置で前記内部筐体に設けられて前記基板アセンブリに向けて突出した第二の突起部と、
    前記外部筐体に設けられて前記第一部分よりも前記基板の縁部に寄った前記基板アセンブリの第二部分に向けて突出した第三の突起部と、
    前記基板アセンブリに固定されるとともに前記ディスプレイパネルと前記基板アセンブリとの間に頭部が位置して該頭部とは反対側の端部が前記第一の突起部に面した固定具と、前記基板アセンブリに固定されるとともに頭部が前記第三の突起部に面した他の固定具と、を含み、前記外部筐体と前記内部筐体との相対的な近接を規制する変位規制機構と、
    を備えたモバイルパーソナルコンピュータ。
  2. 前記第一部分が、前記基板の周縁部より内側の回路形成領域内に位置した請求項に記載のモバイルパーソナルコンピュータ。
  3. 前記第一部分が、前記第二部分より前記基板の重心の近くに位置した請求項またはに記載のモバイルパーソナルコンピュータ。
  4. 前記第一部分に、前記基板に設けられて前記固定具が固定された被固定部品が設けられた、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のモバイルパーソナルコンピュータ。
  5. 前記固定具および前記被固定部品によって、前記基板に実装された前記部品に向けてヒートパイプを押し付ける押付部材前記基板に固定された、請求項に記載のモバイルパーソナルコンピュータ。
  6. 表示画面を有したディスプレイパネルと、
    基板と、当該基板に実装された部品と、を含む基板アセンブリと、
    外郭を構成した外部筐体と、前記ディスプレイパネルと前記基板アセンブリとの間に配置された内部筐体と、を含み、前記基板アセンブリを収容した筐体と、
    前記外部筐体に設けられて前記基板アセンブリの第一部分に向けて突出した第一の突起部と、
    前記基板アセンブリの前記第一部分を挟んで前記第一の突起部の反対側となる位置で前記内部筐体に設けられて前記基板アセンブリに向けて突出した第二の突起部と、
    前記外部筐体に設けられて前記第一部分よりも前記基板の縁部に寄った前記基板アセンブリの第二部分に向けて突出した第三の突起部と、
    前記基板アセンブリに固定されるとともに前記ディスプレイパネルと前記基板アセンブリとの間に頭部が位置して該頭部とは反対側の端部が前記第一の突起部に面した固定具と、前記基板アセンブリに固定されるとともに頭部が前記第三の突起部に面した他の固定具と、を含み、前記外部筐体と前記内部筐体との相対的な近接を規制する変位規制機構と、
    を備えた電子機器。
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