JP4919880B2 - 帯状体切断工具 - Google Patents

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Description

本発明は、食品、飲料、洗剤等をプラスチック等のフィルムで単位量包んだ包装品が帯状に連なった帯状体を幅方向に切断して分離させる帯状体切断工具に関する。
この種の帯状体としては、プラスチックフィルムのようなリボン状のフィルムを幅方向に折り重ねてフィルムの両側同士を融着して筒状に形成しながら、さらにその途中を幅方向に融着して袋状にし、袋内に食品、飲料、洗剤等の充填物を単位量包んでその先を幅方向に融着することにより、包装品にされる。このような、フィルムの融着、充填物の投入、フィルムの融着の繰り返しにより、包装品が連続した帯状体が形成される。従来、この帯状体は、その融着部分を、2枚の切断刃からなる鋏状の切断装置や、ストレートな切刃を備えた上下一対の金型を用いて切断することにより、個々の包装品に分離されていた。ところで、このような切断では切断線が真直ぐなため、包装品の角が直角に尖っており、このような鋭利な角で手を傷つけたり他の包装品を傷つけたりするという問題があった。そのため、このような包装品の角を丸めるための種々の措置が試みられている。
例えば、特許文献1には、雄刃ブロックと雌刃ブロックにより帯状材を寸断する打ち抜き切断刃が示されている。雄刃ブロックは、帯状材の幅以上の刃幅を有する両面切刃の切刃線が非直線形状をなす雄刃と、その両面切刃の両端部においてそれぞれ切断動作移動方向に平行に突設すると共に帯状材が通過する内側間隔が先端側より切刃側に向かって徐々に狭まり切断動作の移動で帯状材をセンタリングするガイド部を有している。雌刃ブロックは雄刃の両面切刃に嵌合する雌刃と、雌刃の両側で雄刃ブロックのガイド部を案内するガイド孔とを有している。この打ち抜き切断刃によれば、雄刃の両面切刃の切刃線が非直線形状であることにより、帯状材の切断部位の角を曲線状に丸めて尖った角をなくすることができるというものである。しかし、この切断刃は、雄刃の両面切刃が厚みがあるため、帯状体の切断により厚み分の切り屑が発生する。このような無用な切り屑が切断毎に発生することにより、原料フィルムの材料コストが高価になると共に資源の無駄でもあり、さらに多量の切り屑処理の手間も煩雑になる。
特開2003−200390
また、特許文献2には、工具面がフィルムの送り方向一縁端の切断部と角加工部の形状を有する第1刃と、フィルムの厚さ以上で待機していて、切断時には第1刃の工具面と噛み合い可能な第2刃と、工具面がフィルムの送り方向他縁端の切断部と角加工部の形状を有し、その側面を第1刃の側面とクリアランスを持って対向すると共に、第2刃の動作により自らの工具面が押されて浮沈可能な可動第3刃と、工具面が第1刃および第3刃での各角加工部と噛み合い可能な形状を有し、第2刃に固定された自らの工具面を第2刃の工具面からフィルムの厚さ以上に突出する第4刃とを備えた切断装置が示されている。この切断装置においては、第1刃と可動第3刃の工具面上にフィルムを載置して第2刃を下降させると、第2刃と一体でフィルムの厚さ以上に突出した第4刃も下降し、フィルム状フィルムの前縁端と後縁端の隅角に角加工が施される。その後、第2刃がさらに下降すると、可動第3刃を押し込むと共に、切断部で切断されて1つのフィルムに分離される。しかし、この切断装置は、第1刃〜第4刃がそれぞれ別であり切断動作も別であるため、第1刃〜第4刃のセットが精密に行われないと、切断線と幅方向両側の角部との間にずれを生じるという問題がある。また、この切断装置は、第1刃〜第4刃からなるもので構造が複雑になるため、装置が高価になるという問題もある。
特開2006−159394
本発明は、上記問題を解決しようとするもので、食品、飲料、洗剤等をフィルムで単位量包んだ包装品が帯状に連なった帯状体を幅方向に切断して分離させる際に、幅方向の両角を簡易にかつ精度よく曲線状に丸めることが可能な帯状体切断工具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の構成上の特徴は、互いに対向する第1切断型と第2切断型からなり、第1切断型と第2切断型の間に所定方向から供給される帯状体を、第1及び第2切断型の切刃を噛み合わせることにより幅方向に切断する帯状体切断工具であって、第1切断型は、第1基盤部と、ブロック形状の側面に形成されて帯状体の幅方向に延びると共に帯状体の幅よりわずかに短い第1主切刃と、第1主切刃の両端に続いて幅方向外方に延びた一対の円弧状の第1端切刃とを有し、第1基盤部一表面に設けられる第1切刃部と、第1主切刃を境界として第1切刃部の反対側にて第1切刃部の両端側に対応する位置に配置され、ブロック状の側面に第1主切刃から連続して第1端切刃と対称形状に凹んで形成された第2端切刃を有し、第1基盤部一表面に設けられる一対の第2切刃部とを備えてなり、第2切断型は、第1基盤部と対向して配置される第2基盤部と、ブロック形状の側面に形成されて第1主切刃と噛み合い可能な第2主切刃と、第2主切刃の両端に続いて幅方向外方に延びた第2端切刃と噛み合い可能な円弧状の第3端切刃とを有し、第2基盤部の第1基盤部との対向表面に設けられる第3切刃部と、第2主切刃を境界として第3切刃部の反対側にて第3切刃部の両端側に対応する位置に配置され、第1端切刃と噛み合い可能な第4端切刃を有し、第2基盤部の第1基盤部との対向面に設けられる一対の第4切刃部とを備えてなることにある。
上記のように本発明を構成したことにより、互いに対向する第1切断型と第2切断型の間に帯状体が供給され、駆動装置により第1切断型あるいは第2切断型が対向方向に移動してそれぞれの切刃が噛み合わされる。詳細には、同時に、第1切刃部の第1主切刃と第3切刃部の第2主切刃とが噛み合い、第1切刃部の第1端切刃は第4切刃部の第4端切刃と噛み合い、さらに、第2切刃部の第2端切刃は、第3切刃部の第3端切刃と噛み合う。これにより、帯状体の切断箇所が、第1主切刃と第2主切刃により幅方向の切断が行われ、第1端切刃と第4端切刃、及び第2端切刃と第3端切刃により、両端の4つの角が切断されて円弧状に形成される。
その結果、本発明においては、帯状体の切断により、切り屑は両端の4つの角部で生じるのみであり帯状体の切断ロスが最小限に抑えられるため、帯状体の材料コストが低減すると共に切り屑処理のコストも大幅に低減する。また、幅方向の切断と、幅方向両端の前後4箇所の角の切断とが一度に行われるので、切断作業が簡易にされる。さらに、本発明においては、第1切断型に第1切刃部と第2切刃部が一体で設けられ、第2切断型に第3切刃部と第4切刃部が一体で設けられていることから、それぞれの切刃部の合わせが精度よく行われるため、帯状体の幅方向の切断線と角部の円弧状の切断線にずれが生じなく、そのため、切断された包装品の外観が良好に保持される。
また、本発明において、第2切刃部と第4切刃部の、第1及び第2主切刃の延長方向である互いに噛み合い可能な部分の一部に、噛み合い不能な切り欠き部を設けることができる。これにより、第1端切刃と第4端切刃、及び第2端切刃と第3端切刃による帯状体の切断箇所の両端部分前後左右の4つの角が切断される際に、噛み合い不能な切り欠き部において帯状体の切断が避けられる。その結果、端部左右の切り屑が部分的に分離されずにそれぞれ1つにまとめられる。そのため、切り屑の処理がさらに容易になると共に、細分された切り屑による切断型内での詰まり等が避けられる。
また、本発明において、第1切断型の第1切刃部、又は第2切断型の第3切刃部の帯状体の供給側に離間した位置にて帯状体を挟んだ両側に立設されて、互いに対向する内側面間の距離が、先端側にて帯状体の幅よりわずかに大きく根元側にて帯状体の幅に合わされるような傾斜面にされたガイド部材を設けることができる。これにより、第1切断型と第2切断型間に供給される帯状体が、両切断型の接近に応じてガイド部材に導かれて幅方向に位置ずれすることなく、自動的に正常な切断位置に置かれる。その結果、第1切断型又は第2切断型による帯状体の切断が適正に行われる。
また、本発明において、第1切刃部及び第3切刃部のうちの少なくとも一方の平面部を、幅方向中央を中心として幅方向両側に向けて厚さが薄くなる方向にわずかに傾斜した傾斜面とすることができる。これにより、第1切断型と第2切断型による帯状体の切断の際に、第1切刃部あるいは第3切刃部の傾斜した平面部が、帯状体の幅方向中央から幅方向両側に向けて順に当たり、それに応じて順次両切断型の切刃部の噛み合いによる切断が行われる。そのため、第1切断型と第2切断型に加わる帯状体の抵抗が緩和され、その結果、帯状体の切断がスムーズに行われる。
また、本発明において、第1主切刃と第2主切刃が、幅方向の線を中心として凹凸形状となっており、互いに噛み合わせ可能であってもよい。これにより、第1主切刃と第2主切刃の噛み合わせにより、帯状体の幅方向の線が凹凸形状に形成され、包装品を破る場合等に好適に用いられる。
本発明においては、帯状体の幅方向の直線状の切断及び幅方向両端の円弧状の切断が、第1切刃部と第2切断部を一体で設けた第1切断型と、第3切刃部と第4切断部とを一体で設けた第2切断型により同時に行われる。その結果、本発明においては、帯状体の切断により、切り屑は両端の4つの角部で生じるのみであり帯状体の切断ロスが最小限に抑えられるため、帯状体の材料コストが低減すると共に切り屑処理のコストも大幅に低減し、切断作業も簡易にされ、さらに、第1,2切断型のそれぞれの切刃部の合わせが精度よく行われるため、帯状体の幅方向の切断線と角部の円弧状の切断線にずれが生じなく、切断された包装品の外観が良好に保持される。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1は、実施例に係る切断装置に取り付けられて帯状体の切断を行う帯状体切断工具を正面図により示し、図2,図3は帯状体切断工具を構成する第1切断型を平面図と正面図により示し、図4,図5は第2切断型を底面図及び正面図により示したものである。帯状体切断工具10は、図示しない切断装置の下側の固定台に取り付けられる第1切断型11と、固定台に対向した上側の可動台に取り付けられる第2切断型31とにより構成され、可動台の固定台方向への移動により、第1切断型11と第2切断型31の切刃が噛み合うことにより帯状体の幅方向の切断を行うものである。なお、以下の説明において、帯状体切断工具10の長手方向及び幅方向については図1の左右方向及び前後方向に対応させるものとする。
第1切断型11は、図2及び図3に示すように、横長の長方形の厚板である第1基盤部12の上面中央に第1切刃部21と一対の第2切刃部26が固定されている。第1基盤部12は、幅方向の中央において長手方向中央部分を除いて幅方向長さの略1/3長さの部分が、上面から略1/3厚さ凹んだ左右の凹部13,14になっている。また、第1基盤部12の中央は長手方向に短く幅方向に延びた取付部15になっており、取付部15には、第1切刃部21が取り付けられるようになっている。取付部15の凹部13,14の幅方向両側近傍位置には、一対の取付孔15aが、第1基盤部12を厚さ方向に貫通して設けられている。取付部15と左凹部13の間には、厚板を貫通した幅方向に広がった貫通孔16が設けられている。貫通孔16は、取付部15に隣接する側が後述する第3切刃部41と同一形状の第1孔部16aとなっており、その左側が第1孔部16aに対して長手方向長さが同等で幅方向長さが長くなっている第2孔部16bとなっている。第1基盤部12の四隅には、ガイド孔17が設けられており、ガイド孔17には底面側からガイド棒18が挿入されて第1基盤部12上面に垂直に立設されている。ガイド棒18は底板19に一体で固定されており、底板19により第1基盤部12裏面に固定されている。
第1切刃部21は、幅方向に長い略直方体形状であり、左側面が第1基盤部12上面に垂直な第1主切刃22になっており、第1主切刃22に続く幅方向両端側において円弧状に切りかかれて幅方向外方に広がる第1端切刃23になっている。第1切刃部21の幅方向長さは、切断される帯状体の幅方向長さよりわずかに長くなっている。また、第1切刃部21の上面24は、幅方向中央を中心として幅方向両側に向けて厚さが薄くなる方向にわずかに傾斜した傾斜面になっている。第1切刃部21の幅方向両側近傍位置には、上記取付孔15aに合わせてねじ溝を有する取付孔25が厚さ方向に貫通して設けられている。第1切刃部21は、第1基盤部12の下面から取付孔15aに挿入されたボルト25aを取付孔25に螺着させることにより取付部15に固定される。なお、第1切刃部21を第1基盤部12に螺着させるにあたり、第1切刃部21と第1基盤部12との双方に設けた位置決め孔にノックピン25bを差し込んで位置決めを行うことにより、精度よく螺着させることができる。
第2切刃部26は、略三角柱形状の小片であり、直角三角形の斜辺部分が円弧状に凹んだ第2端切刃27になっている。第2端切刃27の形状は、第1端切刃23の形状と同一である。第2切刃部26は、直角を形成する一側面28を第1主切刃22の延長方向に合わせ、第2端切刃27を上記第1孔部16aの両端部に合わせて、第1基盤部12作成時に削り出されて第1基盤部12上面に一体で形成される。これにより、第2切刃部26は、第2端切刃27が第1端切刃23と対称に、かつ第1主切刃22の両端から連続して延びるようにされる。
第2切断型31は、図4及び図5に示すように、横長の長方形の厚板である第2基盤部32の下面中央に第3切刃部41と一対の第4切刃部46が固定されている。第2基盤部32も、上記第1基盤部12とほぼ同一形状であり、幅方向の中央において長手方向中央部分を除いて幅方向長さの略1/3長さの部分が、下面から略1/3厚さ凹んだ左右の凹部33,34になっている。第2基盤部32の下面中央は長手方向に短く幅方向に延びた取付部35になっており、取付部35には、第3切刃部41が取り付けられるようになっている。取付部35の凹部33,34の幅方向両側近傍位置には、一対の取付孔35aが厚板を貫通して設けられている。取付部35と右凹部34の間には、厚板を貫通した幅方向に広がった貫通孔36が設けられている。貫通孔36は、取付部35に隣接する側が第1切刃部21と同一形状の第1孔部36aとなっており、その右側が第1孔部36aに対して長手方向長さが同等で幅方向長さが長くなっている略長方形の第2孔部36bとなっている。第2基盤部32の四隅には、ガイド孔37が設けられており、ガイド孔37には上記第1基盤部12に立設されたガイド棒18が挿入されるようになっている。
第3切刃部41は、第1切刃部21と同一形状であり、取付部35に取り付けられる幅方向に長い略直方体形状であり、右側面が第2基盤部32下面に垂直な第2主切刃42になっており、第2主切刃42に続く幅方向両端側において円弧状に切りかかれて幅方向外方に広がる第3端切刃43になっている。第3切刃部41の幅方向長さは、帯状体の幅方向長さよりわずかに長くなっている。また、第3切刃部41の下面44は、幅方向中央を中心として幅方向両側に向けて厚さが薄くなる方向にわずかに傾斜した傾斜面になっている。第3切刃部41の幅方向両側には、上記取付孔15aに合わせてねじ溝を有する取付孔45が厚さ方向に貫通して設けられている。第3切刃部41は、第2基盤部32の上面から取付孔45に挿入されたボルト45aを取付孔45に螺着させることにより取付部35に固定される。なお、第3切刃部41を第2基盤部32に螺着させるにあたり、第3切刃部41と第2基盤部32との双方に設けた位置決め孔にノックピン45bを差し込んで位置決めを行うことにより、精度よく螺着させることができる。
第4切刃部46は、第2切刃部26と同一形状であり、直角三角形の斜辺部分が円弧状に凹んだ第4端切刃47になっている。第4端切刃47の形状は、第1端切刃23の形状と同一である。第4切刃部46は、直角を形成する一側面48を第2主切刃42の延長方向に合わせ、第4端切刃47を上記第1孔部36aの両端部に合わせて、第2基盤部32作成時に削り出されて第2基盤部32下面に一体で形成される。これにより、第4切刃部46は、第4端切刃47が第3端切刃43と対称に、かつ第2主切刃42の両端から連続して延びるようにされる。
第2基盤部32の第3切刃部41から帯状体の供給側(図3,4の左側)にわずかに離れた位置には、ガイド部材49が立設されている。ガイド部材49は、第3切刃部41の幅方向両側のわずか内側にそれぞれ設けられた角柱形状であり、互いに対向する内側面49a間の距離が、先端側にて帯状体の幅よりわずかに大きく根元側にて帯状体の幅に合わされるような傾斜面にされている。ただし、ガイド部材49は、第2基盤部32に設ける代わりに、第1基盤部12に設けてもよい。
帯状体切断工具10は、第1切断型11が図示しない切断装置の下側の固定台に取り付けられ、第2切断型31が第1切断型11に設けたガイド棒18に第2基盤部32のガイド孔37を挿入した状態で、固定台に対向した上側の可動台に取り付けられ、可動台の固定台方向への移動により、第1切断型11と第2切断型31の切刃が噛み合うことにより帯状体の幅方向の切断を行うようになっている。ただし、第1切断型11と第2切断型31の切断装置への取付については、上記と逆にすることも可能である。
上記構成の実施例においては、互いに対向する第1切断型11と第2切断型31の間に帯状体Sが供給され(図6参照)、駆動装置により第2切断型31が対向方向に移動し、それに伴い下降するガイド部材49によって帯状体Sが幅方向の適正位置に導かれ(図7参照)、第1、第2切刃部21,26と第3,第4切刃部41,46が噛み合わされ切断が行われる(図8参照)。詳しくは、同時に、第1切刃部21の第1主切刃22と第3切刃部41の第2主切刃42とが噛み合い、第1切刃部21の第1端切刃23は第4切刃部46の第4端切刃47と噛み合う。さらに、第2切刃部26の第2端切刃27は、第3切刃部41の第3端切刃43と噛み合う。これにより、帯状体Sの切断箇所が、第1主切刃22と第2主切刃42により幅方向の切断が行われ、第1端切刃23と第4端切刃47、及び第2端切刃27と第3端切刃43により、両端の4つの角が切断されて円弧状に形成される。
その結果、本実施例においては、帯状体Sの切断により、切り屑は両端の4つの角部で生じるのみであり帯状体Sの切断ロスが最小限に抑えられるため、帯状体Sの材料コストが低減すると共に切り屑処理のコストも大幅に低減する。また、幅方向の切断と、幅方向両端の前後4箇所の角の切断とが一度に行われるので、切断作業が簡易にされる。さらに、本実施例においては、第1切断型11に第1切刃部21と第2切刃部26が一体で設けられ、第2切断型31に第3切刃部41と第4切刃部46が一体で設けられていることから、両切断型11,31の切刃部の合わせが精度よく行われるため、帯状体Sの幅方向の切断線と角部の円弧状の切断線にずれが生じ難いので、切断された包装品の外観が保持される。
また、本実施例においては、第2切断型31にガイド部材49を設けたことにより、第1切断型11と第2切断型31間に供給される帯状体Sが、両切断型の接近に応じてガイド部材49によって自動的に正常な供給位置に導かれる。その結果、第1切断型11又は第2切断型31による帯状体Sの切断が適正に行われる。さらに、本実施例においては、第1切断型11と第2切断型31による帯状体Sの切断の際に、第1切刃部21及び第3切刃部41の傾斜した上面24と下面44が、帯状体Sの幅方向中央から幅方向両側に向けて順に当たり、それに応じて順次両切断型11,31の切刃部の噛み合いによる切断が行われる。そのため、第1切断型11と第2切断型31に加わる帯状体Sの抵抗が緩和され、幅方向の切断から円弧状の切断へと切断がスムーズに進み、その結果、帯状体Sの切断が全体としてスムーズに行われる。
なお、上記実施例において、第2切刃部26と第4切刃部46の、第1及び第2主切刃22,42の延長方向である互いに噛み合い可能な側面28,48の一部に、互いに噛み合い不能な切り欠き部(図示しない)を設けることができる。これにより、第1端切刃23と第4端切刃47、及び第2端切刃27と第3端切刃43による帯状体Sの切断箇所の両端部分左右前後の4つの角が切断される際に、噛み合い不能な上記切り欠き部において帯状体Sの切断が避けられる。その結果、端部左右角の切り屑が部分的に分離されずにそれぞれ1つにまとめられる。そのため、切り屑の処理がさらに容易になると共に、細分された切り屑による切断型内での詰まり等が避けられる。
また、上記実施例において、図9に示すように、第1主切刃22と第2主切刃42に、幅方向の線を中心とした凹凸部22a,42aを設け、互いに噛み合わせ可能とすることができる。これにより、第1主切刃22と第2主切刃42の噛み合わせにより、帯状体Sの幅方向の線が凹凸形状に形成され、包装品を破る場合等に好適に用いられる。図10に示すように、第1主切刃22と第2主切刃42に、幅方向の線を中心とした凹部22b、42bを設けることもできる。
なお、上記実施例では、第1切断型を下側に第2切断型を上側に配置した例を示したが、各々の切断型を垂直に立てて左右に並べ、上方から帯状体Sを供給して切断してもよい。その他、上記実施例に示した帯状体切断工具の第1及び第2切断型の構造については一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々変更して実施することができる。
本発明は、帯状体の切断により、切り屑は両端部分左右前後の4つの角で生じるのみであり帯状体の切断ロスが最小限に抑えられるため、帯状体の材料コストが低減すると共に切り屑処理のコストも大幅に低減し、幅方向の切断と幅方向両端の前後4箇所の角の切断とが一度に行われるので、切断作業が簡易にされ、さらに、切刃部の合わせが精度よく行われ、切断された包装品の外観が良好に保持されるので、有用である。
本発明の一実施例に係る帯状体切断工具を示す正面図である。 同帯状体切断工具を構成する第1切断型を示す平面図である。 同第1切断型を示す正面図である。 同帯状体切断工具を構成する第2切断型を示す底面図である。 同第2切断型を示す正面図である。 帯状体切断工具による帯状体の切断前を示す正面図である。 帯状体切断工具による帯状体の切断途中を示す正面図である。 帯状体切断工具による帯状体の切断後を示す正面図である。 帯状体切断工具の第1、第2主切刃の変形例を示す平面図である。 第1、第2主切刃の他の変形例を示す平面図である。
符号の説明
10…帯状体切断工具、11…第1切断型、12…第1基盤部、21…第1切刃部、22…第1主切刃、23…第1端切刃、26…第2切刃部、27…第2端切刃、31…第2切断型、32…第2基盤部、41…第3切刃部、42…第2主切刃、43…第3端切刃、46…第4切刃部、47…第4端切刃、49…ガイド部材。

Claims (5)

  1. 互いに対向する第1切断型と第2切断型からなり、該第1切断型と第2切断型の間に所定方向から供給される帯状体を、該第1及び第2切断型の切刃を噛み合わせることにより幅方向に切断する帯状体切断工具であって、
    前記第1切断型は、第1基盤部と、ブロック形状の側面に形成されて前記帯状体の幅方向に延びると共に該帯状体の幅よりわずかに短い第1主切刃と、該第1主切刃の両端に続いて幅方向外方に延びた一対の円弧状の第1端切刃とを有し、前記第1基盤部一表面に設けられる第1切刃部と、前記第1主切刃を境界として該第1切刃部の反対側にて該第1切刃部の両端側に対応する位置に配置され、ブロック状の側面に前記第1主切刃から連続して前記第1端切刃と対称形状に凹んで形成された第2端切刃を有し、前記第1基盤部一表面に設けられる一対の第2切刃部とを備えてなり、
    前記第2切断型は、前記第1基盤部と対向して配置される第2基盤部と、ブロック形状の側面に形成されて前記第1主切刃と噛み合い可能な第2主切刃と、該第2主切刃の両端に続いて幅方向外方に延びた前記第2端切刃と噛み合い可能な円弧状の第3端切刃とを有し、前記第2基盤部の前記第1基盤部との対向表面に設けられる第3切刃部と、前記第2主切刃を境界として該第3切刃部の反対側にて該第3切刃部の両端側に対応する位置に配置され、前記第1端切刃と噛み合い可能な第4端切刃を有し、前記第2基盤部の前記第1基盤部との対向面に設けられる一対の第4切刃部とを備えてなることを特徴とする帯状体切断工具。
  2. 前記第2切刃部と第4切刃部の、前記第1及び第2主切刃の延長方向である互いに噛み合い可能な部分の一部に、噛み合い不能な切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の帯状体切断工具。
  3. 前記第1切断型の第1切刃部、又は前記第2切断型の前記第3切刃部の前記帯状体の供給側に離間した位置にて該帯状体を挟んだ両側に立設されて、互いに対向する内側面間の距離が、先端側にて帯状体の幅よりわずかに大きく根元側にて帯状体の幅に合わされるような傾斜面にされたガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の帯状体切断工具。
  4. 前記第1切刃部及び第3切刃部のうちの少なくとも一方の平面部を、幅方向中央を中心として幅方向両側に向けて厚さが薄くなる方向にわずかに傾斜した傾斜面としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の帯状体切断工具。
  5. 前記第1主切刃と第2主切刃が、幅方向の線を中心として凹凸形状となっており、互いに噛み合わせ可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の帯状体切断工具。
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