JP4917385B2 - 磁気冷凍装置 - Google Patents

磁気冷凍装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4917385B2
JP4917385B2 JP2006228250A JP2006228250A JP4917385B2 JP 4917385 B2 JP4917385 B2 JP 4917385B2 JP 2006228250 A JP2006228250 A JP 2006228250A JP 2006228250 A JP2006228250 A JP 2006228250A JP 4917385 B2 JP4917385 B2 JP 4917385B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
stator
magnetic working
working body
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006228250A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008051409A (ja
Inventor
重夫 長屋
直樹 平野
哲 小野田
孝治 伊藤
哲至 岡村
剛 川南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chubu Electric Power Co Inc filed Critical Chubu Electric Power Co Inc
Priority to JP2006228250A priority Critical patent/JP4917385B2/ja
Publication of JP2008051409A publication Critical patent/JP2008051409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4917385B2 publication Critical patent/JP4917385B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

Description

本発明は、磁気作業物質の磁気熱量効果を利用した磁気冷凍装置に関する。
フロン等の気体冷媒を使用した従来の気体冷凍装置に代わり、磁気作業物質が増磁或いは減磁の際に大きな温度変化を生じさせる性質(磁気熱量効果)を利用した磁気冷凍装置が近年注目されている。磁気作業物質に作用させる磁場発生手段としては、高磁場を発生できる超電導磁石等が有利であるが、4K(−269℃)近傍で運転する超電導磁石を維持するには大きな動力を要することから、冷蔵庫や空気調和機等冷凍能力が約1〜10kW以下の磁気冷凍装置においては、磁界発生に動力の必要がない永久磁石を用いたコンパクトな形態が望まれている。
そこで、本件出願人は、特許文献1において、磁場発生手段として永久磁石を用いた磁気冷凍装置を提案している。
これは、回転駆動する回転板の周上に永久磁石を取着する一方、ケーシングに、磁気作業物質が内設されて永久磁石に対向して近接する磁気作業体を配設し、各磁気作業体に接続した低温配管及び高温配管によって、磁気作業体間に冷却流体を通過させる循環経路を形成して、その循環経路の低温配管側に被冷却体を冷却する冷却器を、高温配管側に切換弁を介して、循環器及び排熱交換器を夫々接続したものである。
この磁気冷凍装置においては、回転板の回転に伴う永久磁石の接近により、磁気作業体が増磁されて温度上昇し、永久磁石の離反により、磁気作業体が減磁されて温度低下する。このタイミングに合わせて、切換弁が温度低下した磁気作業体から冷却器を経て温度上昇した磁気作業体を通るように冷却流体を循環させることで、磁気作業体の低温配管接続側の温度を冷凍能力と熱負荷とがバランスする温度まで低下させる一方、磁気作業体の高温配管接続側の温度は排熱交換器の排熱能力と冷凍能力とがバランスした一定温度となる。
特開2002−106999号公報
このように磁場発生手段として永久磁石を用いた磁気冷凍装置は、コンパクトで磁場発生に動力を要しない等の利点を有している反面、運転効率の点では気体冷凍装置に比して低いなどの欠点が指摘されている。
特に、磁気作業体は磁性体であるため、永久磁石を備えた回転子が回転する際、固定子の内面に配置された磁気作業体と永久磁石との間に間欠的な吸引力が生じる。この吸引力に抗して回転させるために大きなトルク(磁場反抗トルク)が必要となって運転効率の向上を阻害するのである。
また、磁界変化により固定子に発生する渦電流損失に起因する発熱は、磁気作業物質への熱侵入となり、運転効率を阻害する。
そこで、本発明は、磁場発生手段として永久磁石を用いた磁気冷凍装置の上記課題を解決するためになされたもので、運転効率の高い磁気冷凍装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、駆動手段によって回転し、周面に永久磁石を固着した回転子と、その回転子を軸支し、内面側に、磁場の増減に応じて温度が変化する磁気作業物質を内設して永久磁石と近接する磁気作業体を配置した筒状の固定子とを有する装置本体と、磁気作業体間を接続して形成される循環経路に冷却流体を循環させる冷却流体循環手段と、循環経路に設けられ、冷却流体と被冷却体との間で熱交換を行う熱交換器と、を備えてなる磁気冷凍装置であって、固定子の内面全周に磁気作業体を均一に配置して、回転子のトルクを低減させたことを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項の発明に加えて、固定子の渦電流損失を低減して冷凍能力の向上を図ると共に、積層構造の固定子の組立性を向上させるために、固定子の少なくとも一部を、円盤状の磁性板を絶縁手段を介して固定子の軸方向へ複数枚積層することで形成すると共に、絶縁手段を円盤状の絶縁板として、隣接する磁性板と互いに嵌合させたものである。
請求項1に記載の発明によれば、磁気作業体を固定子の内面全周に配置してトルク低減手段を形成したことで、磁場反抗トルクを低減して回転子のトルクを大きく低減でき、運転効率の高い磁気冷凍装置を得ることができる。
また、磁気作業体の均一配置によってトルク低減手段を簡単に形成することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、固定子の積層構造によって渦電流値が小さくなって渦電流損失が低減される。よって、熱効率を向上させて冷凍能力を大きくすることができる。また、磁性板と絶縁板との嵌合構造によって固定子の組立性が格段に向上する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
《形態1》
図1は、本発明の磁気冷凍装置に用いられる装置本体の一例を示す縦断面図、図2は図1のA−A線断面図である。この装置本体1は、軸方向の前後端をフランジ3,3によって夫々閉塞し、内部を真空気密状態とした中空筒状の固定子2と、その固定子2内の軸心にあって、軸対称となる周面に一対の永久磁石5,5を放射状に取着した回転子4とを備える。回転子4は、前後端に同軸で連結した軸6,7が夫々フランジ3によって回転可能に軸支され、フランジ3を貫通した一方の軸6に減速機8を介して連結されたサーボモータ9によって回転制御される。同じくフランジ3を貫通した他方の軸7には、フランジ3の外面に固定されたロータリー弁10の弁体34が直結されている。
一方、固定子2は、前後端を除く中間部位が、中央を穿設した円盤状の磁性板11,11・・と、その磁性板11よりも薄肉で同じく中央を穿設した円盤状の絶縁板12,12・・とを交互に積層し、これらを軸方向に貫通する図示しないボルトによって一体結合した構造となっている。各磁性板11は、図3に示すように、中央側が厚肉部13となって、隣設する磁性板11との厚肉部13同士の当接により絶縁板12を収容する隙間を確保すると共に、厚肉部13を絶縁板12の内周に嵌合させてその位置決めを図っている。
また、固定子2の内周には、永久磁石5の2倍の個数である4本の磁気作業体14,14・・が、永久磁石5の外周面に近接する状態で周方向に等間隔で固定されている。この磁気作業体14は、横断面が固定子2の内周に沿った円弧状となる中空のダクト15内に、磁気作業物質(ここではガドリニウム(Gd))16,16・・を充填したものである。
さらに、固定子2の内周で各磁気作業体14の間には、トルク低減手段として、磁気作業体14と磁気抵抗が等価となる円弧プレート状の補助磁性体17,17・・が固定されている。
そして、図4は、装置本体1を組み込んだ磁気冷凍装置20の全体図で、装置本体1の各磁気作業体14には、フランジ3を貫通して固定子2の外部に導出される低温配管21と高温配管22とが夫々接続され、冷却流体(ここでは水)の循環経路が形成されている。ここでは、軸対称位置にある一組の磁気作業体14A,14A(以下、位置を区別する際には構成部の符号にABを付す)間では、低温配管21Aと高温配管22Aとが、他の組の磁気作業体14B,14B間では、低温配管21Bと高温配管22Bとが夫々接続されている。一方、隣設する一組の磁気作業体14A,14B間では、被冷却体24を冷却するための冷却器23を介して、低温配管21A,21B同士が接続されている。また、隣接する他の組の磁気作業体14A,14Bの高温配管22A,22Bは、ロータリー弁10を介して、循環機25及び排熱交換器26に接続されている。
ロータリー弁10は、図5にも示すように、固定子2のフランジ3に固定された本体30内に冷却流体の流入室31を形成すると共に、その流入室31に連通する流入ポート32と、同じく流入室31に連通して90°間隔で配置される4つの流出ポート33,33・・とを夫々形成して、流入室31内に設けた円盤状の弁体34を、本体30を貫通する軸7と一体回転可能に連結した構成となっている。ここでは流入ポート32が循環機25に接続され、4つの流出ポート33は、軸対称位置の一組が高温配管22Bに接続されて、他の組では、一方の流出ポート33が高温配管22Aに、他方の流出ポート33が排熱交換器26に夫々接続されている。
また、弁体34は、コイルバネ35によって流出ポート33側へ押圧され、その押圧面側には、軸対称位置にある一組の流出ポート33,33同士を流入室31を介して連通させる一対の接続路36,36と、他の組の流出ポート33,33同士を連通させる連通路37とが夫々形成されている。よって、弁体34の90°回転毎に、循環機25から供給される冷却流体は、高温配管22A,22Bへ交互に供給されることになる。
以上の如く構成された磁気冷凍装置20の作用を説明する。
まず永久磁石5,5が0°の位置(図4に示す位置)にある時、この0°及び180°の位置にある磁気作業体14A,14Aの磁気作業物質16A,16Aは、増磁されて温度が上昇する。一方、これと90°位相が異なる90°及び270°の位置にある磁気作業体14B,14Bの磁気作業物質16B,16Bは減磁されて温度が低下する。
この時、ロータリー弁10を介して冷却流体を、実線矢印で示すように、循環機25→90°位置の磁気作業体14Bの高温配管22B→当該位置の磁気作業体14B→低温配管21B→270°位置の磁気作業体14Bの高温配管22B→当該位置の磁気作業体14B→低温配管21B→冷却器23→180°位置の磁気作業体14Aの低温配管21A→当該位置の磁気作業体14A→高温配管22A→0°位置の磁気作業体14Aの低温配管21A→当該位置の磁気作業体14A→高温配管22A→ロータリー弁10→排熱交換器26→循環機25の順に循環させる。
よって、温度低下した磁気作業物質16Bで冷却された冷却流体は、冷却器23で被冷却体24を冷却した後、増磁されて温度が上昇した磁気作業物質16Aを冷却して排熱交換器26に戻り、仕事分の熱量を放出する。
次に、回転子4を永久磁石5,5と共に90°回転させると、0°と180°との位置にある磁気作業体14Aの磁気作業物質16Aは、減磁されて温度が低下し、90°及び270°の位置にある磁気作業体14B,14Bの磁気作業物質16B,16Bは、増磁されて温度が上昇する。この時ロータリー弁10も軸7を介して弁体34が90°回転しているため、点線矢印で示すように、今度は逆に0°位置の磁気作業体14Aの高温配管22Aから冷却流体を循環させることになる。
この回転を繰り返すことによって、各磁気作業体14の低温配管21接続側の温度は冷凍能力と熱負荷とがバランスする温度まで低下する。一方、各磁気作業体14の高温配管22接続側の温度は排熱交換器26の排熱能力と冷凍能力とがバランスしてほぼ一定温度になる。
そして、この回転の際、磁気作業体14は磁性体であるために、永久磁石5との間に吸引力を生じさせることになるが、本形態では、固定子2の内面で各磁気作業体14の間に、磁気作業体14と磁気抵抗が等価な補助磁性体17が装着されているので、磁気的に軸対称になり、回転子4の位相にかかわらず磁気作業体14と永久磁石5との間の吸引力は解消される。よって、回転子4のトルクは0となる。
このように、本形態1の磁気冷凍装置20によれば、固定子2の内面側に、磁気作業体14を含めた固定子2の内面全周を磁気的に軸対称として回転子4のトルクを低減させるトルク低減手段を設けたことで、回転子4のトルクを大きく低減でき、運転効率の高い磁気冷凍装置20を得ることができる。
また、ここでは、トルク低減手段を、磁気作業体14と磁気抵抗が等価となる補助磁性体17を、磁気作業体14を除く固定子2内面に配置した構成としているため、トルク低減手段が簡単に形成可能となっている。
さらに、固定子2の一部を、磁性板11を絶縁手段を介して固定子2の軸方向へ複数枚積層することで形成したことで、固定子2での渦電流値が小さくなって渦電流損失が低減される。よって、熱効率を向上させて冷凍能力を大きくすることができる。特に、絶縁手段を円盤状の絶縁板12として、隣接する磁性板11と互いに嵌合させているので、固定子2の組立性が格段に向上する。
加えて、固定子2を真空気密で構成して、回転子4および磁気作業体14を内包する固定子2内部を真空雰囲気に保持させているため、空気の対流や熱伝導による侵入熱を低減できる。よって、ここでも熱効率の向上に寄与することができ、冷凍能力アップに繋がる。
さらに、循環経路における冷却流体の切替を、回転子4で直結駆動するロータリー弁10で制御しているため、従来のような電磁弁作動のための電気動力が不要となって省エネに繋がる上、冷却流体の流路切替が機械的に行われるので、流路切替に際して位相がずれるおそれを回避できる。したがって、冷却流体を流量一定に運転でき、冷凍能力が向上する。
なお、この形態1では、トルク低減手段として補助磁性体17を使用しているが、図6に示すように、磁気作業体14,14・・を固定子2の内面全周へ均一に配置するようにしてもよい。この場合も図2と同様に磁気的に完全に軸対称になってトルクをゼロにでき、トルク低減手段が簡単に形成可能となる。
また、磁気作業体の間で固定子の内面を突出させて磁気的な軸対称を図っても差し支えない。
一方、固定子の積層構造に採用する絶縁手段としては、本形態のように別体の絶縁板を嵌合させる構造に限らず、分割した磁性板の表面に絶縁剤を塗布したり絶縁被膜を形成したりしてもよい。勿論このような積層構造に限らず、単一の筒状体で固定子を形成することも可能である。
その他、磁気作業体や永久磁石の数や形態等も上記形態に限らず、適宜増減や設計変更することができる。
以下、磁気冷凍装置の他の形態を説明する。なお、磁気冷凍装置の全体構成やその作用は先の形態1と同様であるので重複する説明を省略し、形態1と異なる構成部のみについて説明する。
《形態2》
図7は装置本体1の固定子2に設けられる磁気作業体40の説明図で、右側が全体を、左側がそのB−B線断面を夫々示す。
この磁気作業体40は、磁気作業物質16が充填されて冷却流体の流路を形成し、固定子2の軸方向と平行に並設される複数本(ここでは6本)の管状ダクト41,41・・と、その管状ダクト41の両端にあって端部同士を接続し、固定子2の内面に沿って湾曲する一対のジャケット42,42とで構成される。この状態で、隣設する管状ダクト41間には所定の隙間が形成されるようになっている。
よって、この磁気作業体40を用いた磁気冷凍装置20において冷却流体を循環させる際、冷却流体は、一方のジャケット42に供給された後、各管状ダクト41を均等に通過して他方のジャケット42から排出されることになる。
このように、本形態2の磁気冷凍装置20によれば、磁気作業体40を、磁気作業物質16が充填される複数の管状ダクト41と、その管状ダクト41の両端側にあって当該側の端部同士を接続し、冷却流体の出入口となる一対のジャケット42,42とから形成したことで、磁場の増減変化によって誘起される渦電流値が一体型のダクトに比して格段に小さくなり、渦電流損失の低減に繋がる。よって、熱効率を向上させて冷凍能力を大きくすることができる。特に、管状ダクト41の採用により冷却流体の耐圧力性も向上するため、結果的に管状ダクト41の板厚を薄くできる。その分磁気隙間も減少するので、磁気作業体40に作用する磁場強度が増加し、冷凍能力の一層の向上が期待できる。また、ダクトを管状とすることで矩形のダクトに比べ固定子2との平均断熱距離が増加するので、固定子2からの熱侵入量も軽減可能となる。従って、高い運転効率が得られることになる。
なお、管状ダクト41とジャケット42とは何れも金属(ステンレス等)で形成してもよいが、少なくとも一方を絶縁材料(例えば塩化ビニル等)で形成すれば、渦電流損失のより効果的な低減に繋がり、好ましい。但し、管状ダクトの材質は強度が高い金属とし、ジャケットを絶縁物で構成すれば、構造剛性を大きくできるので得策と言える。
その他、管状ダクトの数の増減や横断面形状の変更(四角形や多角形ダクト等)、ジャケットの形態の変更は適宜可能である。
《形態3》
図8は、磁気冷凍装置に用いられる装置本体の他の例を示す縦断面図、図9(A)はC−C線断面図、(B)はD−D線断面図である。
図8に示す装置本体1aは、回転子4に取着する永久磁石5,5を固定子2の内面に近接するように設けて、回転子4における軸方向の前後両端で永久磁石5,5の外側に、固定子2の内径よりも一回り小さい外径を有する円盤状のヨーク部43,43を、回転子4と同軸で一体に形成して、そのヨーク部43の外周側で固定子2の内面に、ヨーク部43の外周面と近接する4つの磁気作業体14,14・・を配置したものである。
この装置本体1aを用いた磁気冷凍装置20においては、永久磁石5のN極からの磁力線は、固定子2→固定子2端部→磁気作業体14A→ヨーク部43→軸対称位置の磁気作業体14A→固定子2端部→固定子2→永久磁石5のS極に戻る。
永久磁石5の表面磁束密度は1.5T程度である。総磁束数は磁束密度×面積で表されるので、ここでは永久磁石5に比して軸長が短尺な磁気作業体14及びヨーク部43に磁束が集中して大きな磁束密度が得られる。磁束密度は延設されたヨーク部43の長さに依存し、長さに反比例する。
従来構造では、磁気作業体14に付加される磁束密度は約0.7Tであったが、本形態によれば、約1.4Tを実現できる。
このように、本形態3の磁気冷凍装置20によれば、回転子4における軸方向での両端側に、当該軸方向で永久磁石5,5よりも外側に位置するヨーク部43,43を設け、磁気作業体14を、固定子2の端部側でその内面とヨーク部43との間に配置したことで、磁気作業体14及びヨーク部43に磁束が集中して高磁束密度となる。磁気作業物質の磁気熱量効果は付加される磁束密度に比例して増加するので、冷凍能力を従来の2倍以上に大きくすることができる。よって、高い運転効率が実現可能となる。
なお、上記形態では、ヨーク部を回転子の軸方向両端側に設けているが、何れか一方側にのみ設けることもできる。また、ヨーク部の形状の円盤状に限らず、永久磁石の突出形態に合わせて長円状とする等、他の形状に変更してもよい。
《形態4》
図10は、磁気冷凍装置に用いられる装置本体の他の例を示す横断面図で、この装置本体1bにおいては、軸対称位置の磁気作業体14A,14Aに夫々対応して、回転子4に、永久磁石44,44及び45,45の一対ずつが軸対称に配設される。この永久磁石44,44及び45,45は、夫々同極が対向するように固定子2の半径方向へV字状に配置されて、両永久磁石44,44及び45,45間に形成される周方向の空間には、磁極46,46が夫々装着されている。同様に、永久磁石44,45間に形成される周方向の空間にも、磁極47,47が夫々装着されている。
但し、永久磁石44,44及び45,45間に形成されるV字の角度は、永久磁石の対向面の外端間の周方向距離が磁気作業体14の内面範囲を超えないように設定する必要がある。内面範囲を超えてしまうと、後述するような磁気作業体14に対する磁束の集中が得られないからである。
この装置本体1bを用いた磁気冷凍装置20においては、対向する永久磁石44,44のN極からの磁力線は、磁極46→磁気作業体14A→固定子2→軸対称位置の磁気作業体14A→当該側の磁極46→永久磁石45,45→磁極47,47→永久磁石44,44に戻る。
ここで、回転子4では、永久磁石44,45が同極を対向させた状態で一対ずつ配置されているので、永久磁石1個で構成された場合に比較して、磁極の反発による磁気回路が形成されることにより約2倍の磁石総磁束数の発生が可能となる。従って、磁極46には磁束が集中し、磁気作業体14に大きな磁束密度が付加される。
従来構造では、磁気作業体に付加される磁束密度は約0.7Tであったが、本形態によれば約1.1Tが得られる。
このように、本形態4の磁気冷凍装置20によれば、回転子4の永久磁石44,45を、同極同士が対向し、且つその対向面の外端間の周方向距離が磁気作業体14の内面範囲を超えない角度となるように固定子2の半径方向へV字状に一対配設したものとして、永久磁石44,44及び45,45間に形成される周方向の空間に磁極46,47を介在させたことで、永久磁石44,45の簡単な配設の工夫で総磁束数を増やして磁気作業体14への磁束密度を大きくすることができる。磁気作業物質の磁気熱量効果は付加される磁束密度に比例して増加するので、冷凍能力を従来の1.5倍以上に大きくすることができる。よって、ここでも高い運転効率が実現可能となるのである。
なお、磁極は、少なくとも一対の永久磁石の同極同士の対向面間にのみ介在させることもできる。また、磁極の材質としては、飽和磁束密度のより大きいパーメンダ等の軟質磁性材料が好ましく採用される。
その他、上記各形態で説明した特徴的な構造は、各形態相互間で適宜採用して組み合わせることが可能である。
例えば、形態1で説明した補助磁性体や同じ磁気作業体の均一配置は、他の形態2〜4においても採用可能であるし、固定子の磁性板と絶縁板との積層構造や真空気密構造も形態2〜4において採用できる。同様に、形態2で説明した管状ダクト及びジョイントからなる磁気作業体の構造も、形態3,4において採用しても差し支えない。勿論2形態の組み合わせに限らず、例えば形態1に形態2,4の構成を同時に組み合わせることも可能である。
形態1の装置本体の縦断面図である。 A−A線断面図である。 磁性板と絶縁板との嵌合構造を示す部分拡大図である。 磁気冷凍装置の全体構成図である。 ロータリー弁の説明図で、(A)が縦断面、(B)が弁体部分の横断面を夫々示す。 装置本体の変更例を示す横断面図である。 形態2の磁気作業体の説明図である。 形態3の装置本体の縦断面図である。 (A)がC−C線断面図、(B)がD−D線断面図である。 形態4の装置本体の横断面図である。
符号の説明
1,1a,1b・・装置本体、2・・固定子、4・・回転子、5,44,45・・永久磁石、10・・ロータリー弁、11・・磁性板、12・・絶縁板、14A,14B,40・・磁気作業体、15・・ダクト、16・・磁気作業物質、17・・補助磁性体、20・・磁気冷凍装置、21A,21B・・低温配管、22A,22B・・高温配管、23・・冷却器、25・・循環機、26・・排熱交換器、34・・弁体、41・・管状ダクト、42・・ジャケット、43・・ヨーク部、46,47・・磁極。

Claims (2)

  1. 駆動手段によって回転し、周面に永久磁石を固着した回転子と、その回転子を軸支し、内面側に、磁場の増減に応じて温度が変化する磁気作業物質を内設して前記永久磁石と近接する磁気作業体を配置した筒状の固定子とを有する装置本体と、
    前記磁気作業体間を接続して形成される循環経路に冷却流体を循環させる冷却流体循環手段と、
    前記循環経路に設けられ、前記冷却流体と被冷却体との間で熱交換を行う熱交換器と、を備えてなる磁気冷凍装置であって、
    前記固定子の内面全周に前記磁気作業体を均一に配置して、前記回転子のトルクを低減させたことを特徴とする磁気冷凍装置。
  2. 固定子の少なくとも一部を、円盤状の磁性板を絶縁手段を介して前記固定子の軸方向へ複数枚積層することで形成すると共に、前記絶縁手段を円盤状の絶縁板として、隣接する前記磁性板と互いに嵌合させた請求項1に記載の磁気冷凍装置。
JP2006228250A 2006-08-24 2006-08-24 磁気冷凍装置 Expired - Fee Related JP4917385B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006228250A JP4917385B2 (ja) 2006-08-24 2006-08-24 磁気冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006228250A JP4917385B2 (ja) 2006-08-24 2006-08-24 磁気冷凍装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008051409A JP2008051409A (ja) 2008-03-06
JP4917385B2 true JP4917385B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=39235640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006228250A Expired - Fee Related JP4917385B2 (ja) 2006-08-24 2006-08-24 磁気冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4917385B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102016452B (zh) * 2008-04-28 2013-01-09 制冷技术应用股份有限公司 用磁热材料产生热流的设备
JP5253884B2 (ja) * 2008-05-23 2013-07-31 中部電力株式会社 磁気冷凍装置
JP5253883B2 (ja) * 2008-05-23 2013-07-31 中部電力株式会社 磁気冷凍装置
FR2937182B1 (fr) * 2008-10-14 2010-10-22 Cooltech Applications Generateur thermique a materiau magnetocalorique
KR101938717B1 (ko) 2014-03-18 2019-01-16 삼성전자주식회사 자기 재생기 유닛과 이를 갖는 자기 냉각 시스템
JP6365173B2 (ja) * 2014-09-23 2018-08-01 株式会社デンソー 磁気ヒートポンプ装置
JP6384384B2 (ja) * 2015-03-30 2018-09-05 株式会社デンソー 能動磁気再生器および磁気ヒートポンプ
KR101814399B1 (ko) 2016-10-05 2018-01-30 엘지전자 주식회사 자기 냉각 시스템
JP2018080853A (ja) 2016-11-14 2018-05-24 サンデンホールディングス株式会社 磁気ヒートポンプ装置
JP2018080854A (ja) 2016-11-14 2018-05-24 サンデンホールディングス株式会社 磁気ヒートポンプ装置
CN110864471B (zh) * 2019-11-27 2021-06-08 横店集团东磁股份有限公司 一种自带传动动力的磁制冷装置及方法和用途

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60211273A (ja) * 1984-04-06 1985-10-23 株式会社日立製作所 磁気冷凍機
JPH0663675B2 (ja) * 1985-05-20 1994-08-22 株式会社日立製作所 磁気冷凍装置
JPS61282766A (ja) * 1985-06-07 1986-12-12 株式会社日立製作所 回転型磁気冷凍機
JPS62268966A (ja) * 1986-05-16 1987-11-21 株式会社日立製作所 磁気冷凍装置
JP4303879B2 (ja) * 2000-10-02 2009-07-29 株式会社東芝 磁気冷凍装置
JP4915540B2 (ja) * 2000-10-19 2012-04-11 並木精密宝石株式会社 Dcブラシレスモータ
JP4387892B2 (ja) * 2004-08-17 2009-12-24 財団法人鉄道総合技術研究所 鉄道車両用空調システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008051409A (ja) 2008-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4921891B2 (ja) 磁気冷凍装置
JP4917385B2 (ja) 磁気冷凍装置
US8037692B2 (en) Thermal generator having a magneto-caloric material
US8209988B2 (en) Magnetic refrigeration device
KR102002196B1 (ko) 자기열 발생기
CN101997369B (zh) 自起动型永磁同步电动机及使用其的压缩机和制冷循环系统
CN100494820C (zh) 旋转磁制冷设备用永磁磁体系统
EP1164340A1 (en) Thermoelectric device and thermoelectric manifold
CA2611992A1 (en) Continuously rotary magnetic refrigerator or heat pump
JP4917386B2 (ja) 磁気冷凍装置
JP4921890B2 (ja) 磁気冷凍装置
JP3936340B2 (ja) 超電導同期機
JP5816491B2 (ja) 磁気冷凍装置
JP5583954B2 (ja) 永久磁石モータおよびエアコンディショナ
JP5253883B2 (ja) 磁気冷凍装置
US20190063795A1 (en) Drum-type magnetic refrigeration apparatus with improved magnetic-field source
JP6350147B2 (ja) 熱磁気サイクル装置
WO2019150817A1 (ja) 磁気ヒートポンプ装置
JP5253884B2 (ja) 磁気冷凍装置
JP7048917B2 (ja) 電動機、圧縮機、送風機、冷凍装置
BR102021023316A2 (pt) Unidade magnetocalórica
CN115435509A (zh) 一种基于双极性磁卡材料的磁制冷装置及方法
CN117168013A (zh) 用于家用制冷器具的磁制冷装置及家用制冷器具
JP2023144928A (ja) モータ、圧縮装置、送風装置、および冷凍装置
JP2023144927A (ja) モータ、送風装置、圧縮装置、および冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090728

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111227

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4917385

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees