JP4387892B2 - 鉄道車両用空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両用空調システムに係り、特に、磁気冷凍システムを用いた鉄道車両用空調システムに関するものである。
磁気冷凍とは図7に示すようにある種の磁性体(以下、磁気作業物質という)に磁場を加えていくと磁気作業物質が発熱し、磁場を取り去るとその温度が下がる現象(磁気熱量効果)を利用するものである〔下記非特許文献1参照〕。
かかる磁気冷凍と気体冷凍を比べると図8に示すようであり、磁気冷凍には以下の特徴がある。
(1)磁気冷凍は気体冷凍と比べると環境にやさしい。
磁性体の磁束変化に伴う温度変化を利用するため、気体冷凍に用いられるフロンや代替フロンを使わないですみ、環境にやさしい。
(2)エネルギー変換効率が高い。
気体冷凍では、圧縮膨張過程で損失が発生するが、磁気冷凍では、磁性体の磁束変化に伴い一様かつ瞬時に温度変化が得られるため損失が少なく、理想的な冷凍サイクルに非常に近い。
(3)省エネが可能である。
エネルギー消費の多いコンプレッサが不要であり、動力は、熱交換媒体の移動(ポンプ等)と磁場変化にのみ必要である。
磁気冷凍の種類としては大きく2つに分けられ、一つはコイルにより磁場を変化させる静止型であり、もう一つは定常磁場もしくは磁気作業物質を移動させることにより、磁場を変化させる駆動型である。
図9は従来の磁気冷凍システムの模式図である〔下記非特許文献2参照〕。
この図において、101は回転する永久磁石、106〜109は回転する永久磁石101の周りに配置される4組の磁気作業物質102〜105を充填した容器、110〜113は4組並列に接続された熱交換する流路、114は三方弁、115は循環ポンプ、116は第1の熱交換部、117は第2の熱交換部である。
この冷凍システムでは、回転する永久磁石101の周りに4組の磁気作業物質102〜105を充填した容器106〜109を配置し、永久磁石101を回転させることで磁気作業物質102〜105に磁場変化を繰り返し与えている。一度の磁場変化による温度変化が小さい分、熱交換する流路110〜113を4組並列に接続し、それぞれの容器106〜109には磁気熱量効果が生じる最適温度の異なる3種類のガドリニウム系合金を直列に充填することで、永久磁石101による磁場変化でも室温から0度以下まで温度を下げることを実現している。
このような冷凍システムは、永久磁石101を回転させて磁場の変化を磁気作業物質102〜105に与えることができるため、駆動動力を大幅に低減することができる。また、磁気回路の最適化により、性能を1.5倍に向上することができた。さらに、回転対称な装置構成とすることにより、装置本体の大きさが往復駆動タイプに比べ約70%にコンパクト化することができた。
IEEJ Journal,Vol.124,No.7,2004,P418−421 「磁気冷凍システムの開発」 建築設備と配管工事 2003.9月号,第42頁〜第46頁
しかしながら、永久磁石を用いることで、利用できる磁場はせいぜい0.6T〜0.8T(テスラ)程度となり、最大でも2Tであるため、磁場の大きさが小さい。磁気熱量効果はこの磁場の大きさに依存するため、磁場の変化幅が小さくなると温度変化幅も小さくなる。このため、より効率的に熱交換する必要があった(上記非特許文献1参照)。
さらに、従来の磁気冷凍システムは、回転する永久磁石からなる可動部を有しているため、騒音やエネルギー損失が生じてしまう。
本発明は、上記状況に鑑みて、鉄道車両の空調システムに磁気冷凍システムを採用して、可動部が少なく、環境にやさしく、エネルギー変換効率が高く、しかも省エネルギー化を図り得る鉄道車両用空調システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕鉄道車両用空調システムにおいて、鉄道車両に固定状態で搭載される磁気作業物質と、この磁気作業物質に磁場を作用させる強力磁場発生装置と、この強力磁場発生装置からの磁場が増大する時に発熱する前記磁気作業物質のこの発熱する熱量を移送する第1の流路と、この第1の流路中に設けられる第1のポンプ及び第1の熱交換部と、前記強力磁場発生装置からの磁場が低減する時に冷却する前記磁気作業物質のこの冷却する熱量を移送する第2の流路と、この第2の流路中に設けられる第2のポンプ及び第2の熱交換部と、前記強力磁場発生装置の磁場の大きさの制御および前記第1のポンプ及び第2のポンプの駆動制御を行う制御装置とを備え、前記強力磁場発生装置からの磁場が増大する時に前記第1のポンプをOFFからONへ、前記第2のポンプをONからOFFにすることで、前記第1の熱交換部が車外空気に対して発熱を放熱し、前記強力磁場発生装置からの磁場が低減する時に前記第2のポンプをOFFからONへ、前記第1のポンプをONからOFFにすることで、前記第2の熱交換部が車室内空気を冷却することを特徴とする。
〔2〕上記〔1〕記載の鉄道車両用空調システムにおいて、前記第1の熱交換部は車両の外部に配置して走行風により冷却可能にすることを特徴とする。
〔3〕上記〔2〕記載の鉄道車両用空調システムにおいて、前記走行風による第1の熱交換部の冷却が期待できない場合に、駆動されるファンにより前記第1の熱交換部の冷却を可能にすることを特徴とする。
〔4〕鉄道車両用空調システムにおいて、鉄道車両に固定状態で搭載される磁気作業物質と、この磁気作業物質に磁場を作用させる強力磁場発生装置と、この強力磁場発生装置からの磁場が増大する時に発熱する前記磁気作業物質のこの発熱する熱量を移送する第の流路と、この第の流路中に設けられる第のポンプ及び第の熱交換部と、前記強力磁場発生装置からの磁場が低減する時に冷却する前記磁気作業物質のこの冷却する熱量を移送する第の流路と、この第の流路中に設けられる第のポンプ及び第の熱交換部と、前記強力磁場発生装置の磁場の大きさの制御および前記第1のポンプ及び第2のポンプの駆動制御を行う制御装置とを備え、前記強力磁場発生装置からの磁場が増大する時に前記第1のポンプをONからOFFへ、前記第2のポンプをOFFからONにすることで、前記第2の熱交換部が車室内空気を加熱し、前記強力磁場発生装置からの磁場が低減する時に前記第2のポンプをONからOFFへ、前記第1のポンプをOFFからONにすることで、前記第1の熱交換部へ車外空気から吸熱することを特徴とする。
〔5〕上記〔1〕又は〔4〕記載の鉄道車両用空調システムにおいて、前記強力磁場発生装置は超電導コイル又は常電導コイルであることを特徴とする。
〔6〕鉄道車両用空調システムにおいて、磁気浮上式鉄道車両に固定状態で搭載される超電導コイルと、この超電導コイルから生成される磁場に対応して移動可能な状態で配置される磁気作業物質と、この磁気作業物質に対する磁場が増大する時に発熱する前記磁気作業物質のこの発熱する熱量を移送する第1の流路と、この第1の流路中に設けられる第1のポンプ及び第1の熱交換部と、前記磁気作業物質に対する磁場が低減する時に冷却する前記磁気作業物質のこの冷却する熱量を移送する第2の流路と、この第2の流路中に設けられる第2のポンプ及び第2の熱交換部と、前記磁気作業物質に対する磁場の大きさの制御を行うために前記磁気作業物質を駆動する手段と、前記第1のポンプ及び第2のポンプの駆動制御を行う制御装置とを備え、前記超電導コイルからの磁場が増大する時に前記第1のポンプをOFFからONへ、前記第2のポンプをONからOFFにすることで、前記第1の熱交換部が車外空気に対して発熱を放熱し、前記超電導コイルからの磁場が低減する時に前記第2のポンプをOFFからONへ、前記第1のポンプをONからOFFにすることで、前記第2の熱交換部が車室内空気を冷却することを特徴とする。
〔7〕鉄道車両用空調システムにおいて、磁気浮上式鉄道車両に固定状態搭載される超電導コイルと、この超電導コイルから生成される磁場に対応して移動可能な状態で配置される磁気作業物質と、この磁気作業物質に対する磁場が増大する時に発熱する前記磁気作業物質のこの発熱する熱量を移送する第の流路と、この第の流路中に設けられる第のポンプ及び第の熱交換部と、前記磁気作業物質に対する磁場が低減する時に冷却する前記磁気作業物質のこの冷却する熱量を移送する第の流路と、この第の流路中に設けられる第のポンプ及び第の熱交換部と、前記磁気作業物質に対する磁場の大きさの制御を行うために前記磁気作業物質を駆動する手段と、前記第1のポンプ及び第2のポンプの駆動制御を行う制御装置とを備え、前記超電導コイルからの磁場が増大する時に前記第1のポンプをONからOFFへ、前記第2のポンプをOFFからONにすることで、前記第の熱交換部が車室内空気を加熱し、前記超電導コイルからの磁場が低減する時に前記第2のポンプをONからOFFへ、前記第1のポンプをOFFからONにすることで、前記第の熱交換部へ車外空気から吸熱することを特徴とする。
本発明によれば、鉄道車両の空調システムに磁気冷凍システムを採用して、可動部が少なく、環境にやさしく、エネルギー変換効率が高い空調システムを実現し、しかも省エネルギー化を図ることができる。
鉄道車両用空調システムにおいて、鉄道車両に固定状態で搭載される磁気作業物質と、この磁気作業物質に磁場を作用させる強力磁場発生装置と、この強力磁場発生装置からの磁場が増大する時に発熱する前記磁気作業物質のこの発熱する熱量を移送する第1の流路と、この第1の流路中に設けられる第1のポンプ及び第1の熱交換部と、前記強力磁場発生装置からの磁場が低減する時に冷却する前記磁気作業物質のこの冷却する熱量を移送する第2の流路、この第2の流路中に設けられる第2のポンプ及び第2の熱交換部と、前記強力磁場発生装置の磁場の大きさの制御および前記第1のポンプ及び第2のポンプの駆動制御を行う制御装置とを備え、前記強力磁場発生装置からの磁場が増大する時に前記第1のポンプをOFFからONへ、前記第2のポンプをONからOFFにすることで、前記第1の熱交換部が車外空気に対して発熱を放熱し、前記強力磁場発生装置からの磁場が低減する時に前記第2のポンプをOFFからONへ、前記第1のポンプをONからOFFにすることで、前記第2の熱交換部が車室内空気を冷却する。よって、可動部が少なく、環境にやさしく、エネルギー変換効率が高い鉄道車両用空調システムを実現し、しかも省エネルギー化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例を示す鉄道車両用空調システムの模式図、図2は磁気作業物質の温度とエントロピーの特性図、図3はその磁場の変化とポンプのON/OFF制御のサイクルを示す図である。
図1において、1は車両、2は車輪、3はその車両1に搭載される磁気冷凍装置であり、この磁気冷凍装置3は固定状態に配置される磁気作業物質4、約4テスラ程度までの磁場の変化を与える強力磁場発生装置(超電導コイル又は常電導コイル)5と、第1の流路(ここでは発熱流路)6と、その第1の流路6中に設けられる第1のポンプ7と第1の熱交換器(ここでは発熱部)8と、第2の流路(ここでは冷却流路)9と、その第2の流路9に中に設けられる第2のポンプ10と第2の熱交換器(ここでは、冷却部)11が配置されており、第1の熱交換器8は車両1の走行風により冷却可能なように車両1の外部に配置され、第2の熱交換器11は車両1の室内に配置されるようになっている。12は第1の熱交換器8を冷却する予備のファン、13は強力磁場発生装置(超電導コイル又は常電導コイル)5への供給電流を制御、つまり、磁場の制御を行い、更に第1のポンプ7と第2のポンプ10のON/OFF制御、および予備のファン12の制御を行う制御装置である。
なお、ここで、室温磁気冷凍に利用できる磁気作業物質4としては、La(Fax Si1-x m 、La(Fax Si1-x m n 、Gd、Gdl Sim Gen 、MnAs、MnAs1-x Sbx 、Er(Co1-x Nix 2 、MnFe(P1-x Asx )、Mn3 GaC、鉄ナノ粒子材料、鉄/金・複合ナノ粒子材料、(ただし、l,m,n,xは任意の数字を示す)を挙げることができる。
そこで、この鉄道車両用空調システムの動作について説明する。
まず、磁気冷凍の原理は図2に示すように断熱的に磁場をB1 からB2 (B2 >B1 )に変化させると、磁性体の温度が上昇する(D→A)。A→Bは磁性体が室外に熱を放散していることを示す。次に、断熱的状態で磁場を除去(磁場B2 からB1 へ減磁する)ことにより、エントロピーは上昇し、磁性体の温度は低下する(B→C)。C→Dでは被冷却体と熱交換することにより、磁性体が熱を吸収していることを示す。
そこで、図3に示すように、断熱状態で磁気作業物質4の磁場をB1 からB2 に増加させる(D→A)と、磁気作業物質4の温度が上がるため、第1のポンプ7をOFFからONにし、第2のポンプ10をONからOFFにして第1の熱交換器(発熱部)8により車両外部に放熱する。次に、断熱状態で磁場をB2 からB1 に減少させる(B→C)と、磁気作業物質4の温度が下がるため、第1のポンプ7をONからOFFにし、第2のポンプ10をOFFからONにし、第2の熱交換器(冷却部)11により車両1の室内を冷却する。
この実施例では、第1の熱交換器(発熱部)8の冷却に、車両の走行による風を活用するようにしているため、車両の低速時や停止時などの風で冷却できない時だけ、予備のファン12を作動させるようにしている。このように構成することにより、殆ど可動部のないシステムが構成できる。
このように構成された鉄道車両用空調システムの特性を、表1に示す。
Figure 0004387892
従来の冷房装置の場合は、COP(エネルギー消費効率;coefficient of performance)が、平均2.66であるのに対して、先行試作機の鉄道車両用空調システム(図9参照)の場合は、2003年の試作機では6.45であり、その効果が明らかである。なお、COPとは、消費電力1kW当たりの冷房・暖房能力(kW)を表したものであり、この値が大きいほどエネルギー効率が良く、省エネ型の機種といえる。因みに、家庭用空調機のCOPはほぼ4である。
そこで、JR鉄道車両(電車)の冷房装置をすべて本発明の鉄道車両用空調システムに置き換えた場合の二酸化炭素排出量削減効果を概算する。
〔計算の前提条件〕
(1)試算の対象は、JR保有の鉄道車両とし、1両あたり1機の冷房装置(出力48.8kW)が搭載されているとする。
(2)冷房稼働月数を6箇月、1日あたりの冷房稼働時間は18時間とする。
(3)二酸化炭素排出係数は、0.357kg−CO2 /kWh(一般電気事業者)とした〔地球温暖化対策推進法に準拠〕。
JRの電車車両数を表2に示す(平成12年度鉄道統計年報より)。
Figure 0004387892
従来の冷房装置と先行試作機の鉄道車両用空調システムの二酸化炭素排出量と削減量を表3に示す。
Figure 0004387892
地球温暖化対策推進大綱(H14.3決定)において、2010年までの運輸部門における二酸化炭素の削減目標は、4,600万ton−CO2 となっている。今回試算した削減量は2003年試作ベースの数字で削減目標の0.59%となる。また、そのうちの「鉄道のエネルギー消費効率の向上」における排出削減見込み量は40万ton−CO2 であり、磁気冷凍機の導入のみでその目標の44〜67%を達成できる試算となる。
したがって、従来の消費電力の大きかった冷房装置を先行試作機の鉄道車両用空調システムとすることにより、環境保全及び省エネルギー化につながる。その先行試作機の鉄道車両用空調システムを、本発明の鉄道車両用空調システムとすることにより、さらに、可動部が少なく、環境にやさしく、エネルギー変換効率が高く、しかも省エネルギー化を図ることができる。
さらに、図4に示すように、第1のポンプ7と第2のポンプ10とのON/OFFタイミングを、制御装置13によって、図3の場合とは逆に制御することにより、車両の暖房運転を行うことができる。
すなわち、断熱状態で磁気作業物質4の磁場をB1 からB2 に増加させる(D→A)と、磁気作業物質4の温度が上がるため、第1のポンプ7をONからOFFにし、第2のポンプ10をOFFからONにして発生したその熱を第2の熱交換器(発熱部)11より放熱する。この第2の熱交換器(発熱部)11により車両1の室内を暖房する。次に、断熱状態で磁場をB2 からB1 に減少させる(B→C)と、磁気作業物質4の温度が下がるため、第1のポンプ7をOFFからONにし、第2のポンプ10をONからOFFして第1の熱交換器(冷却部)8車両1の外部から吸熱する。
このように、第1のポンプ7および第2のポンプ10の制御を、制御装置13により図3とは逆にすることにより、鉄道車両の冬期の暖房運転に切り換えることができる。
図5は本発明の第2実施例を示す磁気浮上式鉄道車両の空調システムの模式図である。
磁気浮上式鉄道の場合(例えば、山梨実験線)には、超電導磁石を用いて浮上走行を行うため、車両内でも場所によっては大きな磁場勾配が得られる箇所がある。そのような箇所で磁気作業物質を移動させれば、磁気冷凍システムを構成することが可能である。なお、車両内の磁気勾配が少ない箇所でも磁気作業物質を移動させる領域の一部に磁気遮蔽体を設けることにより、磁気勾配があるのと同じ効果を奏することができる。
この図において、21は磁気浮上式鉄道車両、22はその磁気浮上式鉄道車両21の両側に搭載される超電導磁石容器であり、ここでは超電導コイル23〜26を搭載している。この超電導コイル23〜26は磁気浮上走行のために強力な磁場を発生させているので、この強力な磁場を利用して磁気浮上式鉄道車両21の空調システムを構築するようにしている。すなわち、超電導磁石容器22の内側にある台枠27上を磁気作業物質28が移動可能になるように配置する。つまり、超電導コイル23〜26により発生する強力な磁場に対して、磁気作業物質28を移動させることにより、磁場を変化させて冷凍機能を持たせるように構成する。なお、29は超電導コイル23〜26によって誘導される磁束を示している。
また、磁気作業物質28による発熱又は冷温を移送する流路31,34、第1及び第2のポンプ32,35、第1及び第2の熱交換器33,36を配置し、第1及び第2のポンプ32,35は制御装置37で制御するように構成している。
また、制御装置37によって磁気作業物質28の駆動と同期して第1及び第2のポンプ32,35の制御を行うようにすることができる。
これらの制御は、基本的には、図1〜図4に示した制御と同様である。
例えば、図6において、図6(a)に示すように、超電導コイル23と24との間に磁気作業物質28を位置させると大きな磁場勾配が得られて強力な磁場を作用させることができる。次いで、図6(b)に示すように、磁気作業物質28が超電導コイル23の中心位置にあるときは、図6(a)に比べると磁場勾配が小さくなる。そこで、複数の超電導コイル23〜26間で磁気作業物質28を移動させることにより、磁場を変化させて冷凍機能を持たせることができる。
なお、磁気勾配が少ない箇所でも磁気作業物質を移動させる領域の一部に磁気遮蔽体を設けることにより、磁気勾配があるのと同じ効果になる。
また、ポンプの制御を逆にすることで、鉄道車両の暖房に切り換えることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の鉄道車両用空調システムは、環境にやさしく、エネルギー変換効率が高く、しかも省エネルギー化を図り得る鉄道車両用空調システムに好適である。
本発明の第1実施例を示す冷房モードの鉄道車両用空調システムの模式図である。 本発明の実施例を示す磁気冷凍における温度とエントロピーの特性図である。 本発明の実施例を示す磁場の変化とポンプのON/OFF制御のサイクルを示す図である。 本発明の実施例を示す暖房モードの鉄道車両用空調システムの磁場の変化とポンプのオン・オフ制御のサイクルを示す図である。 本発明の第2実施例を示す磁気浮上式鉄道車両の空調システムの模式図である。 本発明の第2実施例を示す磁気浮上式鉄道車両の空調システムの冷凍機能の説明図である。 従来の気体冷凍と本発明にかかる磁気冷凍のサイクルを示す模式図である。 従来の気体冷凍と本発明にかかる磁気冷凍とのサイクルを示す模式図である。 従来の磁気冷凍システムの模式図である。
1 車両
2 車輪
3 磁気冷凍装置
4,28 磁気作業物質
5 強力磁場発生装置(超電導コイル又は常電導コイル)
6,31 第1の流路
7,32 第1のポンプ
8,33 第1の熱交換器(発熱部または冷却部)
9,34 第2の流路
10,35 第2のポンプ
11,36 第2の熱交換器(冷却部または発熱部)
12 予備のファン
13,37 制御装置
21 磁気浮上式鉄道車両
22 超電導磁石容器
23〜26 超電導コイル
27 台枠
29 磁束

Claims (7)

  1. (a)鉄道車両に固定状態で搭載される磁気作業物質と、
    (b)該磁気作業物質に磁場を作用させる強力磁場発生装置と、
    (c)該強力磁場発生装置からの磁場が増大する時に発熱する前記磁気作業物質の該発熱する熱量を移送する第1の流路と、該第1の流路中に設けられる第1のポンプ及び第1の熱交換部と、前記強力磁場発生装置からの磁場が低減する時に冷却する前記磁気作業物質の該冷却する熱量を移送する第2の流路と、該第2の流路中に設けられる第2のポンプ及び第2の熱交換部と、
    (d)前記強力磁場発生装置の磁場の大きさの制御および前記第1のポンプ及び第2のポンプの駆動制御を行う制御装置とを備え、
    (e)前記強力磁場発生装置からの磁場が増大する時に前記第1のポンプをOFFからONへ、前記第2のポンプをONからOFFにすることで、前記第1の熱交換部が車外空気に対して発熱を放熱し、前記強力磁場発生装置からの磁場が低減する時に前記第2のポンプをOFFからONへ、前記第1のポンプをONからOFFにすることで、前記第2の熱交換部が車室内空気を冷却することを特徴とする鉄道車両用空調システム。
  2. 請求項1記載の鉄道車両用空調システムにおいて、前記第1の熱交換部は車両の外部に配置して走行風により冷却可能にすることを特徴とする鉄道車両用空調システム。
  3. 請求項2記載の鉄道車両用空調システムにおいて、前記走行風による第1の熱交換部の冷却が期待できない場合に、駆動されるファンにより前記第1の熱交換部の冷却を可能にすることを特徴とする鉄道車両用空調システム。
  4. (a)鉄道車両に固定状態で搭載される磁気作業物質と、
    (b)該磁気作業物質に磁場を作用させる強力磁場発生装置と、
    (c)該強力磁場発生装置からの磁場が増大する時に発熱する前記磁気作業物質の該発熱する熱量を移送する第の流路と、該第の流路中に設けられる第のポンプ及び第の熱交換部と、前記強力磁場発生装置からの磁場が低減する時に冷却する前記磁気作業物質の該冷却する熱量を移送する第の流路と、該第の流路中に設けられる第のポンプ及び第の熱交換部と、
    (d)前記強力磁場発生装置の磁場の大きさの制御および前記第1のポンプ及び第2のポンプの駆動制御を行う制御装置とを備え、
    (e)前記強力磁場発生装置からの磁場が増大する時に前記第1のポンプをONからOFFへ、前記第2のポンプをOFFからONにすることで、前記第2の熱交換部が車室内空気を加熱し、前記強力磁場発生装置からの磁場が低減する時に前記第2のポンプをONからOFFへ、前記第1のポンプをOFFからONにすることで、前記第1の熱交換部へ車外空気から吸熱することを特徴とする鉄道車両用空調システム。
  5. 請求項1又は4記載の鉄道車両用空調システムにおいて、前記強力磁場発生装置は超電導コイル又は常電導コイルであることを特徴とする鉄道車両用空調システム。
  6. (a)磁気浮上式鉄道車両に固定状態で搭載される超電導コイルと、
    (b)該超電導コイルから生成される磁場に対応して移動可能な状態で配置される磁気作業物質と、
    (c)磁気作業物質に対する磁場が増大する時に発熱する前記磁気作業物質の該発熱する熱量を移送する第1の流路と、該第1の流路中に設けられる第1のポンプ及び第1の熱交換部と、前記磁気作業物質に対する磁場が低減する時に冷却する前記磁気作業物質の該冷却する熱量を移送する第2の流路と、該第2の流路中に設けられる第2のポンプ及び第2の熱交換部と、
    (d)前記磁気作業物質に対する磁場の大きさの制御を行うために前記磁気作業物質を駆動する手段と、
    (e)前記第1のポンプ及び第2のポンプの駆動制御を行う制御装置とを備え、
    (f)前記超電導コイルからの磁場が増大する時に前記第1のポンプをOFFからONへ、前記第2のポンプをONからOFFにすることで、前記第1の熱交換部が車外空気に対して発熱を放熱し、前記超電導コイルからの磁場が低減する時に前記第2のポンプをOFFからONへ、前記第1のポンプをONからOFFにすることで、前記第2の熱交換部が車室内空気を冷却することを特徴とする鉄道車両用空調システム。
  7. (a)磁気浮上式鉄道車両に固定状態搭載される超電導コイルと、
    (b)該超電導コイルから生成される磁場に対応して移動可能な状態で配置される磁気作業物質と、
    (c)磁気作業物質に対する磁場が増大する時に発熱する前記磁気作業物質の該発熱する熱量を移送する第の流路と、該第の流路中に設けられる第のポンプ及び第の熱交換部と、前記磁気作業物質に対する磁場が低減する時に冷却する前記磁気作業物質の該冷却する熱量を移送する第の流路と、該第の流路中に設けられる第のポンプ及び第の熱交換部と、
    (d)前記磁気作業物質に対する磁場の大きさの制御を行うために前記磁気作業物質を駆動する手段と、
    (e)前記第1のポンプ及び第2のポンプの駆動制御を行う制御装置とを備え、
    (f)前記超電導コイルからの磁場が増大する時に前記第1のポンプをONからOFFへ、前記第2のポンプをOFFからONにすることで、前記第の熱交換部が車室内空気を加熱し、前記超電導コイルからの磁場が低減する時に前記第2のポンプをONからOFFへ、前記第1のポンプをOFFからONにすることで、前記第の熱交換部へ車外空気から吸熱することを特徴とする鉄道車両用空調システム。
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