JP4915615B2 - サービス提供システム - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークに分散する複数のデバイスからなるデバイス群によって実現されるサービス群をユーザの趣向に適合するように自動構築するサービス提供システムに関する。
従来より、宅内の照明機器、空調機器、防犯機器等といった設備系機器を制御する場合、予め設定されたデバイスの種類と当該デバイスの組み合わせを前提として、デバイス群を予め決められた手順によって制御している(下記の特許文献1を参照)。
例えばネットワークを介して制御可能な照明機器、電気錠、防犯センサ、煙探知機からなるデバイス群を想定した場合、これらのデバイス群を制御することによって、予め決められたサービスを提供するのみであった。なお、本書面において、「サービス」とは、複数のデバイスが連係して動作することによって得られる一定の結果を指す。予め決められたサービスとしては、防犯センサが作動した場合に防犯対策として照明機器を点灯させる、煙探知機が作動した場合に災害対策として電気錠を解除する、などが挙げられる。このようなデバイス群の連係動作は、多数に亘る。
特開平2004−102882号公報
しかしながら、従来においては、制御パターンの使用履歴を記録し、予め決められたサービスが実行された頻度からユーザの趣向を判断し、当該制御パターンを優先的に実行させていた。しかし、例えば宅内において新たなデバイス群が加わった場合などには、当該デバイス群を含めて連係させるサービス等には対応できなかった。
また、実際には、様々なデバイスとを組み合わせた連係の制御サービスの数は、相当に多数の制御パターンとなるために、制御パターンの頻度のみではユーザの趣向に適したサービスを提供できているとは言えない。また、情報サービスやデバイス群の構成が変化した場合には、制御パターンの体系や制御パターンの質を向上させる必要がある。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、様々な情報を用いて、真にユーザの趣向に適合したサービスをデバイス群で実行させることができるサービス提供システムを提供することを目的とする。
本発明は、制御又は監視対象となる複数のデバイスからなるデバイス群と、当該デバイス群を制御又は監視するユーザ端末と、当該ユーザ端末とデバイス群との間に通信回線を介して設けられユーザ端末及びデバイス群と通信回線を介して通信する統合サービス装置と、デバイス群が動作する環境に関する環境情報を提供する情報サービス提供装置と、を備えたサービス提供システムである。この環境情報はデバイスが相互に連携して動作するためのパラメータとしての情報である。
ユーザ端末は、デバイス群を制御又は監視するユーザの趣向を少なくとも一つ含む趣向情報を取得する趣向情報取得部と、趣向情報取得部で取得した趣向情報を統合サービス装置に送信する送信部と、統合サービス装置が作成したデバイス群の制御パターンを示す制御パターン情報を受信する受信部と、受信部で受信した制御パターン情報を表示する表示部とを備える。
統合サービス装置は、ユーザ端末から送信された趣向情報及び情報サービス提供装置から提供された環境情報を受信する受信部と、受信部で受信した趣向情報を参照して、情報サービス提供装置から当該趣向情報に関連する環境情報を検索して取得する情報サービス検索部と、デバイス群に含まれる各デバイスの属性情報を取得するデバイス情報取得部と、情報サービス検索部で取得した環境情報とデバイス情報取得部で取得した各デバイスの属性情報とを組み合わせて、ユーザの趣向に適合するデバイス群の制御パターンを作成する制御パターン構築部と、制御パターン構築部で作成した制御パターンをユーザ端末に送信する送信部とを備える。
このようなサービス提供システムにおいては、ユーザ端末は、統合サービス装置から送信部から送信された制御パターンの情報を受信部で受信した場合に、表示部に表示させることにより、上述の課題を解決する。
また、このサービス提供システムにおいて、統合サービス装置は、制御パターン構築部で作成された制御パターンを一時的に記憶しておくキャッシュデータベースを作成し、キャッシュデータベースに制御パターンがある場合には、当該制御パターンをユーザ端末に送信させ、キャッシュデータベースに制御パターンがない場合には、制御パターン構築部で作成した制御パターンを前記ユーザ端末に送信させてもよい。このサービス提供システムによれば、キャッシュデータベースに蓄積されている制御パターンが有る場合に、当該制御パターンのみをユーザ端末に提供するので、ユーザ端末が携帯電話端末などの表示画面が小さいものであっても、ユーザに適合した制御パターンを効果的に表示させることができる。
更に、このサービス提供システムにおいて、統合サービス装置は、制御パターンを解析して順位付けをするランキング部を更に備え、制御パターン構築部は、ユーザの趣向に適合する制御パターンを複数作成し、ランキング部は、複数の制御パターンのユーザの趣向に適合する度合いに応じて複数の制御パターンを順位付けしても良い。
更にまた、このサービス提供システムにおいて、趣向情報取得部は、複数のユーザの趣向と当該各趣向の重み付け値を含む趣向情報を取得し、統合サービス装置のランキング部は、趣向情報に含まれる重み付け値を用いて複数の制御パターンを順位付けしても良い。
このように、制御パターンがランキングされることにより、よりユーザの趣向に適合した仮想サービスを選択させることができる。
更にまた、このサービス提供システムにおいて、ユーザ端末は、ユーザの趣向情報のプロファイルを記憶した趣向記憶部を備え、趣向情報取得部は、趣向記憶部に記憶された趣向情報のプロファイルから、所定の趣向情報を取得しても良い。
本発明によれば、各種の環境情報を利用して、デバイス群に様々な連係動作を行える。すなわち、統合サービス装置によって情報サービス提供装置から環境情報を受信してデバイス群のうちのあるデバイスを制御することができ、これにより、情報サービス提供装置4から提供される様々な環境情報を用いて、当該環境情報に適合し且つ真にユーザの趣向に適合したサービスをデバイス群で実行させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明は、図1に示すように、制御又は監視対象となる複数のデバイスからなるデバイス群3と、ユーザが操作するユーザ端末1と、ユーザ端末1とデバイス群3との間に通信回線を介して接続された統合サービス装置2と、統合サービス装置2と通信回線を介して接続された情報サービス提供装置4と、統合サービス装置2によって管理されるサービスデータベース5とを備えるサービス提供システムに適用される。
ユーザ端末1は、例えばユーザが携帯する携帯電話端末等からなる。ユーザ端末1は、ユーザに操作されるボタン等の操作部と、デバイス群3を制御又は監視するユーザの趣向を少なくとも一つ含む趣向情報を取得する趣向情報取得部と、統合サービス装置2と通信回線を介して通信を行う受信部及び送信部と、各種情報を表示する表示部とを備える。このユーザ端末1は、送信部によって、ユーザの趣向を予め記憶又は作成した趣向情報を趣向情報取得部で取得し、当該趣向情報を統合サービス装置2に送信する。この趣向情報には、制御又は監視対象となるデバイス群3の種別、デバイス群3のバージョンや費用等のユーザの趣向が含まれる。
その後、ユーザ端末1は、受信部によって、統合サービス装置2が作成したデバイス群3の制御パターンを示す制御パターン情報を受信する。この受信部で受信した制御パターン情報は、表示部によって表示される。これにより、ユーザ端末1は、ユーザの趣向に応じた制御パターンを選択するためにユーザに視認させることができる。
デバイス群3は、例えば宅内システムを構成する設備系機器群からなる。この設備系機器群としては、照明機器、空調機器、防犯センサ、煙探知機、ペットの給食機、オーニングの自動開閉機、自動水やり機などが含まれる。
情報サービス提供装置4は、デバイス群3が動作する環境に関する環境情報を統合サービス装置2に提供する。この情報サービス提供装置4は、各種情報を蓄積したサーバであって、例えば天気情報、災害情報、地域の犯罪発生状況の防犯情報などの環境情報を蓄積し、統合サービス装置2の要求に従って各種の環境情報を統合サービス装置2に返信する。なお、図1においては、情報サービス提供装置4を単一のものとして示しているが、環境情報の種類に応じて異なる情報を蓄積したサーバ群で構成されていても良い。
統合サービス装置2は、ユーザ端末1から送信された趣向情報及び情報サービス提供装置4から提供された環境情報を受信する受信部と、受信部で受信した趣向情報を参照して、情報サービス提供装置4から当該趣向情報に関連する環境情報を検索して取得する情報サービス検索部と、デバイス群3に含まれる各デバイスの属性情報を取得するデバイス情報取得部と、情報サービス検索部で取得した環境情報とデバイス情報取得部で取得した各デバイスの属性情報とを組み合わせて、環境情報に応じて変化するユーザの趣向に適合するデバイス群の制御パターンを作成する制御パターン構築部と、制御パターン構築部で作成した制御パターンを前記ユーザ端末に送信する送信部とを備える。
この統合サービス装置2には、サービスデータベース5が接続されている。このサービスデータベース5は、ユーザ端末1の趣向に適合した制御パターンのリストであるサービスリストを記憶している。このサービスリストは、ユーザ端末1ごとに、ユーザ端末1のユーザの宅内にあるデバイス群3であって連係して動作するデバイス群3の組み合わせと、当該デバイス群3の組み合わせが動作する条件となる環境情報と、当該環境情報においてデバイス群3の組み合わせが動作した結果であるサービスとが対応付けられて構築されている。このサービスリストは、趣向情報に基づいて制御パターン構築部で作成される。
統合サービス装置2は、ユーザ端末1から趣向情報が供給されると、デバイス情報取得部によって、デバイス群3に要求してデバイス群3に含まれる各デバイスの属性情報を取得する(手順(1)、(2))。同時に、統合サービス装置2は、情報サービス検索部により、趣向情報に関連する環境情報を検索する(手順(3)、(4))。そして、統合サービス装置2は、デバイスの属性情報及び環境情報を組み合わせて、環境情報に適合し且つユーザの趣向に適合した制御パターンを制御パターン構築部で作成する。ここで、制御パターン構築部は、環境情報において動作させるべきデバイス群3の組み合わせがサービスリストに存在する場合には、当該デバイス群3の組み合わせ及びこのデバイス群3の組み合わせで実現されるサービスを示す制御パターンをユーザ端末1に送信する。
その後、統合サービス装置2は、先に送信した制御パターンが選択された信号をユーザ端末1から受信した場合に、当該制御パターンに従ってデバイス群3を動作させる。
このようなサービス提供システムによれば、インターネットを使用して提供されている各種の環境情報を利用して、デバイス群3に様々な連係動作を行える。例えば、天気情報を蓄積したサーバである情報サービス提供装置4から環境情報(天気情報)を受信してデバイス群3のうちの照明機器の照度を制御する、地震情報を蓄積したサーバである情報サービス提供装置4から環境情報(地震情報)を受信してデバイス群3のうちの電気錠を開閉する、地域情報を蓄積したサーバである情報サービス提供装置4から環境情報(地域情報)を受信してデバイス群3のうちの防犯センサの検知精度を変化させる、などが挙げられ、これらを組み合わせた制御もできる。
これにより、情報サービス提供装置4から提供される様々な情報を用いて、真にユーザの趣向に適合したサービスをデバイス群3で実行させることができる。
つぎに、本発明を適用した他のサービス提供システムについて説明する。なお、上述したサービス提供システムと同様の部分については、同一の符号を使用することによって、その詳細な説明を省略する。
このサービス提供システムは、図2に示すように、ユーザ端末1が参照する趣向プロファイル1a(趣向情報記憶部)と、統合サービス装置2で管理するサービスキャッシュデータベース5’と、統合サービス装置2の制御に従って制御パターン、サービスを自動構築するサービス自動構築装置2aとを備える。
趣向プロファイル1aは、ユーザの趣向をプロファイル化して記憶する記憶デバイスからなる。
サービスキャッシュデータベース5’は、統合サービス装置2で作成された制御パターンであって、ユーザ端末1によって選択された制御パターンを一定期間蓄積する記憶デバイスからなる。このサービスキャッシュデータベース5’に記憶されている制御パターンは、ユーザによって選択されたもののみであるので、ユーザの趣向に適合した制御パターンとなる。このサービスキャッシュデータベース5’は、ユーザ端末1に制御パターンを送信するに際して、統合サービス装置2によって参照される。統合サービス装置2は、サービスキャッシュデータベース5’に制御パターンがある場合には、当該サービスキャッシュデータベース5’に記憶された制御パターンをユーザ端末1に送信し、サービスキャッシュデータベース5’に制御パターンがない場合にはサービス自動構築装置2aによって制御パターン、サービスを構築させる。
サービス自動構築装置2aは、統合サービス装置2からの要求に応じて、ユーザの趣向に相当するデバイス群3の組み合わせ、当該デバイス群3の組み合わせによって実現されるサービスを自動的に構築する。このサービス自動構築装置2aは、統合サービス装置2の制御パターン構築部と同様に、デバイス群3を検索してユーザの趣向に適合したデバイス群3の属性情報を取得すると共に、情報サービス提供装置4を検索してユーザの趣向に適合した環境情報を取得する。そして、サービス自動構築装置2aは、作成した制御パターンをサービスキャッシュデータベース5’にアップロードさせる。
なお、図2においては、統合サービス装置2とサービス自動構築装置2aとサービスキャッシュデータベース5’とを別個に示しているが、サービスキャッシュデータベース5’と、統合サービス装置2又はサービス自動構築装置2aを同一のサーバで構成しても良く、同一のサーバによって統合サービス装置2、サービス自動構築装置2a及びサービスキャッシュデータベース5’を実現しても良い。
このサービス提供システムは、先ず、ユーザ端末1から統合サービス装置2にユーザの趣向を送信すると(手順(1))、統合サービス装置2によって、サービスキャッシュデータベース5’に制御パターンが格納されているかを検索する(手順(2))。その結果、サービスキャッシュデータベース5’に制御パターン(サービス)が格納されている場合には、統合サービス装置2によって、サービスキャッシュデータベース5’に蓄積されている制御パターン(サービス)をロードする(手順(3))。次に統合サービス装置2は、サービスキャッシュデータベース5’からロードした制御パターン(サービス)であって、実行する制御パターン(サービス)の候補をユーザ端末1に送信し、ユーザ端末1は、統合サービス装置2から送信された制御パターン(サービス)を表示させる(手順(4))。このユーザ端末1の表示部に表示させた制御パターン(サービス)のうち、ある制御パターン(サービス)が操作部によって選択されると、ユーザ端末1の送信部は、選択された制御パターン(サービス)を統合サービス装置2に送信する(手順(5))。統合サービス装置2は、ユーザ端末1によって選択された制御パターン(サービス)を受信すると、当該制御パターンに含まれるデバイス群3に制御信号を送信することによって、デバイス群3を連係動作させる。これにより、ユーザに選択された制御パターンによってデバイス群3を動作させるサービスを提供する(手順(6))。その後、統合サービス装置2は、ユーザ端末1によって選択された制御パターンに従ってデバイス群3の動作を完了したことをデバイス群3からの信号等によって認識すると、先にユーザ端末1が選択した制御パターンの連係動作がデバイス群3によって実行されたことをユーザ端末1に通知する(手順(7))。
一方、統合サービス装置2によってサービスキャッシュデータベース5’の制御パターン(サービス)を検索しても、ユーザの趣向に適合する制御パターン(サービス)がない場合には、統合サービス装置2により、サービス自動構築装置2aに制御パターン(サービス)を自動構築させる(手順(3)’)。このとき、サービス自動構築装置2aは、制御パターン構築部と同様に、ユーザの趣向に適合するデバイスを検索すると共に(手順(4)’)、環境情報を検索する(手順(5)’)。そして、サービス自動構築装置2aは、デバイス群3の属性情報及び環境情報を組み合わせてユーザの趣向に適合した制御パターンを作成してサービスキャッシュデータベース5’にアップロードする(手順(6)’)。この制御パターンのアップロードによって、統合サービス装置2は、手順(1)で受信したユーザの趣向に適合する制御パターン(サービス)をロードできる(手順(3))。その後、上述したように手順(4)〜(7)を行うことによって、ユーザの趣向に適合したデバイス群3の連係動作を実現して、ユーザの趣向に適合したサービスを提供することができる。
このようなサービス提供システムは、ユーザの趣向及び環境情報を用いてサービス自動構築装置2aで作成した制御パターンをサービスキャッシュデータベース5’に一時的に記憶しておき、サービスキャッシュデータベース5’に制御パターンがある場合には、当該制御パターンを統合サービス装置2からユーザ端末1に送信させ、サービスキャッシュデータベース5’に制御パターンがない場合には、サービス自動構築装置2aで新たに制御パターンを作成してユーザ端末1に送信させるので、ユーザの趣向に適合したサービスをユーザに効率的に提供できる。
また、このサービス提供システムによれば、サービスキャッシュデータベース5’に蓄積されている制御パターンが有る場合に、当該制御パターンのみをユーザ端末1に提供するので、ユーザ端末1が携帯電話端末などの表示画面が小さいものであっても、ユーザに適合した制御パターンを効果的に表示させることができる。
なお、このサービス提供システムは、サービスキャッシュデータベース5’に蓄積されていた制御パターンをユーザ端末1に送信することについて説明したが、統合サービス装置2によってサービスキャッシュデータベース5’に蓄積された制御パターンを選択しても良い。例えば、統合サービス装置2は、サービス自動構築装置2aからサービスキャッシュデータベース5’にアップロードされた最新の制御パターンを選択しても良い。
つぎに、図2に示したサービス提供システムの更に詳細な動作について説明する。
趣向プロファイル1aに記憶される情報としては、上述したようにユーザの趣向を記憶するものであるが、更に詳細に説明すると、「新・旧デバイスに関するユーザの趣向」、「コストの高低に関するユーザの趣向」、「サービスの確実性、安全性に関するユーザの趣向」、「人気の有無に関するユーザの趣向」、「サービスの複雑度に関するユーザの趣向」、「デバイスの数量に関するユーザの趣向」が挙げられる。
趣向プロファイル1aは、例えば照明機器であるデバイス群3を制御する場合に、抽象的な表現を用いて制御又は監視対象となるデバイス群3を検索させるものとする。照明機器である場合、抽象的な表現は、照明関係となる。
趣向プロファイル1aには、図3(a)に示すように、抽象機能を示す抽象ID(AID(Abstract ID))、趣向項目リスト(プロファイルリスト)と、ユーザの趣向を属性ID(Profile ID;PID)ごとに羅列した属性リスト(プロファイル)とが対応付けられて記憶されている。属性リストの各属性IDには、ユーザの趣向であるデバイス群3のバージョン、費用、プロトコル等が対応付けられている。
抽象IDは、例えば、照明関係、空調関係、防犯センサ関係等である。この抽象IDのカテゴリーは、それぞれ抽象IDが付与されている。例えば照明関係の場合には、抽象IDが「Light Related ID(XXXX・・・)」となる。また、抽象IDは、サブIDを持つことができる。ここでは、図3に示す点消灯機能ID、多段調光ID、グループ照明ID、パターン照明IDなどである。つまり、各抽象IDは、これらのサブID群(趣向項目リスト)と関連づけられている。
更に抽象IDは、属性IDのリスト(属性リスト)と対応付けられる。属性の例としては、バージョン、費用、安定動作、多機能など、ユーザの趣向を表す内容が含まれる。図3(a)において、属性ID1には、サービスが何時の時点で更新されているか、及びバージョン番号が含まれている。属性ID2には、サービス料金の上限及び下限、サービス期間が含まれている。属性ID3には、安定動作に関する属性として、インターネットプロトコルにおいて信頼性があり速度が遅いTCPを使用するか、信頼性がないが速度が速いUDPを使用するかが含まれている。属性ID4には、デバイス群3の機能のパターン及び機能数などが含まれている。
趣向項目リスト及び属性リストといった抽象IDのサブIDは、後述のEMIT技術の機能であるインターフェースIDであるIIDと同じ値とする。これにより、OAL(Object Access Library)クライアントから統合サービス装置2であるOAS(Object Access Server)を介してMOS(Micro Object Server)デバイスを制御又はMOSデバイスの機能を検索する際に使用される。このOALは、クライアント用ソフトウェアであり、OASは、サーバ用ソフトウェアであり、MOSは、デバイス用ソフトウェアである。
EMIT技術においては、オブジェクトを定義するオブジェクトID(OID)と、変数、関数、イベント情報の組み合わせによって定義されたインターフェースIDの2種類のIDを用いてデバイス群3の制御や検索を行う。また、このサブIDの割当は、上位の半分のビットをデバイス群3の機能とし、下位の半分のビットをGUID(グローバルユニークなID)又はシリアル番号とする。つまり、サブIDは、デバイス群3の機能の種類と機能を特定する情報の双方を含むIDである。
統合サービス装置2には、図3(b)に示すデバイス機能リスト(IIDリスト)、図3(c)に示す情報サービスリスト(IID(インターフェースID))、図3(d)に示す連係リスト(IID)が記憶されている。図3においては、デバイス群3が照明機器である一例を示している。
図3(c)に示すデバイス機能リストは、抽象IDに対応したデバイス機能IIDである。例えば抽象IDで照明関係を表している場合、デバイス機能IIDは、消灯機能、多段調光機能といったものが挙げられる。
図3(c)に示すサービス用のIID(情報サービスIID)のリストである情報サービスリストは、インターフェース機能IDのリストであり、複数の情報サービスIIDを持つ。情報サービスIIDの割当は、上位の半分のビットを情報サービス提供装置4の機能とし、下位の半分のビットをGUID(グローバルユニークなID)又はシリアル番号とする。
上述の趣向プロファイル1aにおいて、属性リストには、ユーザごとの趣向を表す指標である重み付け値が付加されている。このユーザの趣向は、趣向項目リストに含まれる照明機器のバージョン、費用等である。例えば、デバイス群3として最新のものを使用することの重み付け値が「2」、コストが100円以下であることの重み付け値が「3」、安全性が高いことの重み付け値が「2」、応答時間が早いことの重み付け値が「3」などといったように設定される。
図3(d)に示す連係リストは、サービス自動構築装置2aで自動的に生成されて、サービスキャッシュデータベース5’に記憶される複数の連係IIDが含まれる。この連係IIDは、例えば情報サービスIIDが出力(OUT)する結果を受けて、デバイス機能IIDに入力(IN)する例を示している。つまり、何らかのサービス(天気情報)の出力(戸外の照度、明るいから暗いに変化)を受けて、機能(照明を明るくする)といった連係機能を実現するためのものである。
ユーザ端末1は、ユーザの操作部に対する操作によって、図3(a)ように、デバイス群3の種類を示す抽象IDと、ユーザの趣向を表す属性IDと、重み付け値とを含めた趣向情報を統合サービス装置2に送信する。これに対し、ユーザ端末1は、統合サービス装置2から、ユーザの趣向に近い順にランキングされた制御パターンを受信して、何れか又は複数の制御パターンを表示部に表示させる。このように制御パターンがランキングされることにより、よりユーザの趣向に適合した仮想サービスを選択させることができる。
統合サービス装置2は、ユーザ端末1からの趣向情報を受信して、当該趣向情報に含まれる抽象ID及び属性IDを検索キーとして、サービスキャッシュデータベース5’から当該属性リストに該当する制御パターンを検索する。サービスキャッシュデータベース5’に抽象ID及び属性IDに該当する制御パターンがある場合、統合サービス装置2は、重み付け値によってランキングして、属性IDに該当するほど上位にランキングした複数の制御パターンをユーザ端末1に送信する。
例えば、通常のデバイス群3の直接的な制御としては、「この照明機器を点灯させたい」というユーザの要望となるが、このような要望ができるの他、デバイス群3の構成といった制御パターンの内容やデバイス群3の操作方法を予め知っている必要がある。この場合は、「照明機器関連のサービスを制御する操作に関する表示画面を表示させたい」といった内容となる。
この場合には、趣向情報としては、要求制御タイプが「照明機器関連のサービス制御がしたい」、要求インターフェースタイプが「操作パネルの画面の形式でサービスを受けたい」といった属性が含まれる。
このような一例の趣向情報が統合サービス装置2に供給された場合、統合サービス装置2は、照明機器を制御する操作画面を表示するJAVA(登録商標)アプリケーションがサービスキャッシュデータベース5’に存在するかを検索する。このサービスアプリケーションが存在する場合には、統合サービス装置2は、属性IDからサービスキャッシュデータベース5’を検索し、重み付け値によってランキングすることになる。
この統合サービス装置2によるランキングの手法としては、相対的手法と、絶対的手法とがある。相対的手法は、所謂OR条件であり、趣向情報に含まれる属性IDに該当しない制御パターンや、相対的に低いレベルでしか該当しない制御パターンであっても、他の該当する制御パターンとの比較により上位からランキングする手法である。一方、絶対的手法は、所謂AND条件であり、属性リストに含められる何れかの属性IDに該当していなければ選択せずに、ランキングには選定しない手法である。
統合サービス装置2によってランキング化された制御パターンの候補リストは、ユーザ端末1に供給されて表示される。ここで、ユーザ端末1で制御パターンの候補リスト内から何れかの制御パターン(サービス)が選択され、当該選択した制御パターンの情報がユーザ端末1の送信部から送信された場合、統合サービス装置2は、サービスキャッシュデータベース5’からサービスアプリケーション(JAVA(登録商標)アプリケーション)をダウンロードして、ユーザ端末1にサービスアプリケーション(JAVA(登録商標)アプリケーション)をアップロードする。
なお、統合サービス装置2によって制御パターンのランキングを行ってユーザ端末1で選択されれば、当該選択された制御パターンの人気度をサービスキャッシュデータベース5’内で更新するようにしても良い。また、デバイス群3を動作させるサービスアプリケーションとしては、JAVA(登録商標)アプリケーションが想定されるが、そのほかのアクティブX等であっても良い。また、ユーザ端末1の要求によって複数の制御パターンから何れかの制御パターンを選択するのではなく、統合サービス装置2によって推奨する制御パターン(サービス)を提供しても良い。
また、上述した図2のサービス提供システムにおいては、ユーザ端末1、統合サービス装置2等にEMIT(Embedded Micro Internetworking Technology)技術を適用しても良い。このEMIT技術は、サービス提供システムを構成するユーザ端末1や統合サービス装置2にオブジェクトソフトウェアを実装させ、当該オブジェクト間で通信を行うものである。図2において、ユーザ端末1には、EMIT技術におけるクライアント用ソフトウェアによって実現されるクライアント機能実装し、統合サービス装置2には、サーバ用ソフトウェア及びサーバ用ソフトウェアの仮想サービス機能を実装し、サービスキャッシュデータベース5’及び統合サービス装置2’には、サーバ用ソフトウェアのサービス機能を実装し、情報サービス提供装置4には、サーバ用ソフトウェアのサービス機能を実装し、デバイス群3には、デバイス用ソフトウェアのデバイス情報と制御サービス機能を実装することになる。
このEMIT技術は、クライアントがデバイス用ソフトウェアを通信回線を介して制御するものであるが、サーバ用ソフトウェアを実装する統合サービス装置2は、クライアントとデバイスの間に存在するプロキシとして機能し、デバイスの検知、検索及び他のサーバ用ソフトウェアを実装する情報サービス提供装置4の検索を行う。これにより、統合サービス装置2は、検知したデバイス群3及び情報サービス提供装置4との間で通信を行ってデバイス群3を制御できる仮想サービスをサーバ用ソフトウェア上に作成する。例えば、デバイスAとデバイスB、又は、他のサーバ用ソフトウェア上のサービスCを組み合わせた連係動作が可能な仮想サービスを提供できる。
更に、図2に示すサービス提供システムをSNMP(Simple Network Management Protocol)の仕組みで構成する場合には、クライアントがSNMPクライアントとなり、デバイスがSNMPエージェントとなり、SNMPにおけるGetコマンド、Setコマンド、Trapコマンド等で制御することになる。このSNMPの仕組みをサーバ用ソフトウェアにて実現する場合には、当該部分をSNMPのエージェントとSNMPのクライアントを両方サポートして中継するプロキシとすることによって実現できる。
更にまた、SNMPのクライアントに代えてWebブラウザ、プロキシのSNMPのエージェントに代えてWebサーバを使用しても良く、全ての通信制御の仕組みをSOAP(Simple Object Access Protocol)とXML(Extensible Markup Languageで行っても良い。
つぎに、上述した図2に示すサービス提供システムにおける通信手順を図4に示すシーケンス図を参照して説明する。
先ず、ユーザ端末1(クライアント)は、サービス検索要求として、趣向プロファイル1aを参照して、照明関係の抽象IDに属性リスト(PIDs)を付加した趣向情報を、統合サービス装置2(サーバ用ソフトウェア)に送信する。
統合サービス装置2は、サービス検索要求を受信すると、サービスキャッシュデータベース5’を検索する。以前にユーザ端末1から統合サービス装置2に、類似した趣向情報(AID+PIDs)があった場合には、サービスキャッシュデータベース5’から当該AID及びPIDsに関連する制御パターンを検出することができる。一方、趣向情報に含まれる抽象ID及び属性リストPIDsに関連する制御パターンがない場合、統合サービス装置2は、抽象IDからデバイス機能IIDの群を求めて、デバイス群3及び情報サービス提供装置4に、デバイス機能リストIIDs及び属性リストPIDsを含む検索要求を送信する。このとき、統合サービス装置2は、図4に示すデータベースを参照して、抽象IDからデバイス機能IIDの群(IIDs:デバイス機能リスト)を求める。
統合サービス装置2からデバイス群3にデバイス機能リストIIDs及び属性リストPIDsが送信されると、デバイス群3のうち、デバイス機能リストIIDsに該当する機能のデバイス群3からの属性PIDsを含む応答メッセージが統合サービス装置2に供給される。同様に、情報サービス提供装置4は、統合サービス装置2からデバイス機能リストIIDs及びPIDsが送信されると、情報サービスIIDの群(IIDs、以下情報サービス群IIDsという)と属性PIDsが統合サービス装置2に供給される。
属性IDとデバイス機能IID及び情報サービスIIDとの関係について述べる。EMIT技術において、デバイス機能IID及び情報サービスIIDの形式に対して、デバイスやサーバ用ソフトウェアのサービス機能に検索を行うことができる。所謂、デバイス機能IID及び情報サービスIIDの形式をオブジェクトデータベースの検索である。ここで、統合サービス装置2は、デバイス機能IID及び情報サービスIIDの形式に準拠して、属性IDを各デバイス(デバイス群3)、又は、統合サービス装置2のサーバ用ソフトウェアのサービス機能に埋め込んでいく。つまり、デバイス機能IID及び情報サービスIIDの形式で属性IDを検索、取得できるようにしておく。
ここで、デバイス機能IID及び情報サービスIIDを1つのアンド条件として同じ要求として検索をすると、各デバイス(デバイス群3)は、デバイス機能IIDと対応する属性PIDsを伴って応答する仕組みである。このデバイス群3からの応答を待って、統合サービス装置2は、抽象IDに対応するデバイス機能IIDのテーブルを作成する。このテーブルが、サービスキャッシュデータベース5’に存在する場合、逐次デバイス(デバイス群3)や情報サービス提供装置4のサーバ用ソフトウェアのサービス機能を検索する必要がない。
ただし、サービスキャッシュデータベース5’が所定時間ごとに内部の情報をクリアするタイムアウト機能を備えている場合には、統合サービス装置2は、逐次デバイス(デバイス群3)やサーバ用ソフトウェアのサービス機能(情報サービス提供装置4)を検索する必要がある。
また、サービスキャッシュデータベース5’のタイムアウト機能に代えて、統合サービス装置2によって検索されたデバイス(デバイス群3)やサーバ用ソフトウェアのサービス機能(情報サービス提供装置4)の検索と同時に、統合サービス装置2からサービスキャッシュデータベース5’にデバイス群3及び情報サービス提供装置4の状態通知を行う設定をすることにより、デバイス群3及び情報サービス提供装置4の変更等があった場合に、直ちにサービスキャッシュデータベース5’に通知して、当該変更等があったデバイス群3及び情報サービス提供装置4についてのデバイス機能IID及び情報サービスIIDの変更、削除等が可能となる。
例えば図4に示すように、統合サービス装置2から情報サービス提供装置4にサービス機能の検索を行う場合、情報サービスIIDの値に抽象IDの値を予め設定するようにしておき、当該情報サービスIIDには、この抽象IDの属性PIDsに対応している、という明示的な返答を情報サービス提供装置4から統合サービス装置2に応答することにより、以降におけるデータがサービスキャッシュデータベース5’に残れば、逐次検索で問い合わせなくともこのフラグを参照して、当該データがある場合には、対応する抽象IDが既にサービスキャッシュデータベース5’内にあるので、逐次検索を行わなくても良い。
統合サービス装置2によって連係IIDを生成するためには、連係IIDの値の中に連係時の従属関係を示す連係フラグ(Co−Flag)を利用する。図5に示すように、統合サービス装置2によって、連係IIDの連係フラグから、連係する属性と機能とを抽出し、連係する属性の対応関係より機能を組み合わせ、連係IIDを作成すると、IID3〜IID6のように、情報サービス提供装置4の天気情報及び犯罪情報といった環境情報の情報サービスIIDが情報サービス提供装置4で発生した場合に、照明関係を点/消灯させる動作や多段調光するといった動作を関連させることができる。
すなわち、例えば、「照明関係」の抽象IDで選択したメニュー内容にサブIDとして照明の点消灯(デバイス機能IID1)と多段調光(デバイス機能IID2)があったとする。また、情報サービスIIDとして、天気情報(情報サービスIID10)、犯罪情報(情報サービスIID11)等があったとする。基本IIDは、連係属性(IN,OUT)の出力、入力の属性をIIDの値として持ち、また、デバイス機能IID、情報サービスIIDは複数のアクセス方法(Call Function, Get/Set, Subscribe)を持っている。基本IIDは、ValueとしてIN,OUTの連係属性を持ち、それぞれアクセス方法を備えているので、連係IIDは、例えば連係IID3:IID10(OUT)→IID1(IN)となる。つまり、IID3という連係IIDは、情報サービスIID10の天気情報を出力とし、デバイス機能IID1の照明の点消灯を行うという定義である。
このような連係IIDの自動生成プロセスは、図6に示すように、例として、図6(a)のような天気情報(環境情報)と点消灯動作とを紐付け、図6(b)のような連係IIDを作成するのであるが、まず、点消灯の基本IIDであるデバイス機能IID1のCoFlagValueと呼ばれる値には「IN」が入っている。統合サービス装置2により、デバイス機能IID及び情報サービスIIDを検索して、入力(IN)と出力(OUT)とを紐付けし、INとIN、OUTとOUTを除外する全てのペアを作成する。このとき、取りうる値は、点消灯のデバイス機能IIDのInSelectValueであれば2値であり、「On」と「Off」とがある。また、CallFunction(RPCに相当する関数呼出)としては、InStateFunc()とInRunFunc()があり、それぞれ現在の状態の通知と状態の変更が可能な機能を持っている。一方、天気情報の情報サービスIID(OUT)では、OutSelectValueが2値の「Bright」と「Dark」の明るい、暗いの値を出力としてとり、現在の状態としてOutSelectFunc()をネットワーク越しにコール(RPC)することで状態を取得(出力)できる。
連係IIDの生成プロセスとしては、それぞれデバイス機能IID及び情報サービスIIDに含まれる値の連係属性を見て、INとOUTを結びつけ、図6(c)のような条件組み合わせを行う。図6では、例えば情報サービスIID10→デバイス機能IID1の組み合わせでは、明るければ(Bright)、照明を点灯(On)するという組み合わせなど、多くの組み合わせを総当たりで抽出できる。
統合サービス装置2により総当たりで抽出した「条件の全組み合わせ」から、図2のサービス自動構築装置2aで機能プログラム(制御パターン)として自動生成を依頼する。依頼されたサービス自動構築装置2aは、図6(d)の「条件に従って自動生成される機能プログラムの例」による通り、出力(OUT)に対する入力(IN)の連係ファンクションCoFuncを自動定義し、基本IIDにある関数を条件付けした機能プログラムを図6(d)ように生成する。生成後、サービス自動構築装置2aは、統合サービス装置2に生成した連係IIDの機能プログラム(制御パターン)を送信する。
また、連係IIDを自動生成する他の手法としては、属性IDのリストを条件化(プログラマブル)とすることが挙げられる。例えば、
If(属性条件1&属性条件2)then{選択1+2}
else if(属性条件3)then{選択3}
else if(属性条件4)then{選択4}
else{未選択}
のように、属性IDの属性条件とそのアクションの選択をカスタマイズ可能な条件式として用意し、図2のサービス自動構築装置2aで連係IIDを生成させることができる。
これにより、サービス自動構築装置2a側で様々な条件の機能プログラム化をメニューとして持ち合わせ、ユーザに選択させることができる。
サービス自動構築装置2aによる機能プログラムの配布形態としては、様々なものがあるが、PerlやPHP等、統合サービス装置2のサーバーサイドプログラム実行形式として、又は、ActiveXやJava(登録商標)といったクライアントサイドのプログラム実行形式である。なお、サービス自動構築装置2aによって作成された機能プログラムは、上述の制御パターンに相当し、サービスキャッシュデータベース5’に転送される。
統合サービス装置2は、このようにして生成された連係IIDの機能プログラムを最終的にランキングしてユーザ端末1に提供する。
このような機能プログラムのユーザ端末1での表示例を説明する。図7に示す表示例は、機能を選択する時の表示方法の例であり、ユーザ端末1のGUI101としてユーザ端末1の表示部に画面表示される。また、この例では、デバイス群3が照明関係であり、情報サービスIIDがデバイス群3を動作させるものであり、検索条件111、デバイス機能112、情報サービス113、提供サービス114として連係IIDをランキング表示115で示している例である。
ユーザ端末1は、統合サービス装置2が提示した連係IIDの全パターンに対して図7(b)に示すように、機能プログラム102の選択チェックボックス116で選択して、機能プログラムを絞り込んで実行することができる。
この機能プログラムの実行に関しては、統合サービス装置2に対して連係IIDを呼び出すことによって実現される。ユーザは、ランキングの上位を選ぶようにすればよいが、単に提供サービスを享受したくない、又は、細かい設定を望む場合には機能プログラムの選択を行って、希望する機能をチェックすればよい。
図7における検索条件111の表示であるが、この元データは、照明関連サービスに関する趣向プロファイルに記述されている例である。ここでは、照明関連では、最新の機能を用い、費用が100円/月以下、安定度(TCP又はUDP)は不問、機能は多機能を要求する内容となっている。この設定は、ユーザが希望すれば趣向プロファイルを変更するGUI101を起動実行することで可能となる。
この趣向プロファイルに従って、統合サービス装置2は、デバイス機能IIDと情報サービスIIDを検索し、連係IIDを下記の処理でランキング表示させる。
また、図8(a)に示すように、ユーザ端末1側での検索条件の例を示す。図8(b)に示す趣向プロファイルの各項目は、図8(c)のように属性IDが重み付けされた値として設定されているとする。例えば、照明関連の例として、デバイス群3のバージョンは最新版、属性IDなど、図8に記載の検索条件のリスト例にある通りである。それぞれは、抽象IDのサブID(IID)に対して下記の属性IDVal1[]〜属性IDVal4[]にあるような定義が設定されている。つまり、各項目の重みによってランキングが自動生成される。
統合サービス装置2は、下記のように生成された連係IIDの機能プログラムを最終的に総合ランキング付けする。
統合サービス装置2による重み付けの計算は、
ランキング=Σ{(属性IDの重み値)×(属性ID内での順位/重みの合計数)}/属性項目数
で表現される。なお、重みの合計数は、1+2+3+4+5となる。
数値化の例として、以下のようなものが挙げられる。
(1)IID.PIDVal1[]={Var,VerDate}
→(バージョン情報)×(リビジョン番号(小数点))×(バージョン日時を32ビットに変換)
(2)IID.PIDVal2[]={Fee,FeePeriod}
→1÷|単位時間当たりの料金に変換(Fee÷FeePeriod)−希望金額|
(3)IID.PIDVal3[]={TCP,UDP}
→TCP=2,UDP=1を値とする。
(4)IID.PIDVal4[]={Type,Nums}
→Single=1,Multi=2,LowPerformance=1,HighPerformance=2,None=0とする。
→(Type数値)×(Nums機能数)
なお、VerDateはバージョンの更新日時、FeePeriodは料金の加算単位時間、TCPは安定性があるトランスポート層通信用プロトコル、UDPは安定性がないトランスポート層通信用プロトコル、Typeは機能タイプ、Numsは機能数である。
上記のように数値化された場合、統合サービス装置2は、各PIDVal1[]〜PIDVal4[]の値を数値化し、それぞれの項目でランキング付けしたものを総合順位の計算式でランキングを行う。
なお、上述の例では、単純に重みを計算したが、統合サービス装置2は、(1)重みの分配、(2)計算式によって、様々なランキングの計算を行うことができる。
相対的手法によってランキングを行う場合、統合サービス装置2は、属性に当てはまらなかった、又は、相当に低いレベルでしか当てはまらなかったとしても、相対的に他のサービスに比べて高ければランキングを高くすることができる。すなわち、OR条件によってランキングを計算する。
例えば、属性において、最新のものではなく旧式であり、サービス価格も高く、安定している等の逆の属性であっても、属性で人気があるだけが他に勝っている場合などは、相対的手法によって、ランキングを上位とすることができる。
一方、絶対的手法によってランキングを行う場合、統合サービス装置2は、何れか一つの属性でも満たしていなければランキングには設定しない。
このようにランキングされた機能プログラム(制御パターン)は、統合サービス装置2からユーザ端末1に送信されて、表示部で表示される。ここで、ユーザ端末1で機能プログラムのリスト内からサービスが選択されれば、サービスキャッシュデータベース5’からサービスアプリケーション(Java(登録商標)アプリケーション)をダウンロードし、ユーザ端末1にサービスアプリケーションをアップロードする。
なお、統合サービス装置2によってランキングを設定した後に、ユーザ端末1で機能プログラムが選択されれば、サービスキャッシュデータベース5’の人気度をカウントアップする。
また、ランキングされた機能プログラムをユーザ端末1のみで選択する場合ではなく、ユーザ端末1及び統合サービス装置2の双方の機能によって選択しても良い。例えば、統合サービス装置2がスポンサー制度によって運営されている場合に、双方のプロファイルを存在させ、スポンサーの薦めたい内容に重みを持たせるといったことが挙げられる。この場合、ユーザのプロファイルと統合サービス装置2のプロファイルとを重み付けし、各項目も各プロファイルで重み付けし、それぞれのプロファイルのランキング結果の総和を取る手法が挙げられる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明を適用したサービス提供システムの構成を示すブロック図である。 本発明を適用したサービス提供システムの他の構成を示すブロック図である。 (a)はユーザ端末に記憶されている趣向情報を示し、(b)はデバイス機能IID、(c)は情報サービスIID、(d)は連係IIDを示す。 本発明を適用したサービス提供システムによるシーケンス図である。 デバイス機能IIDのリスト、情報サービスIIDのリストから、連係IIDのリストを作成した結果を示す図である。 連係IIDの自動生成プロセスを説明する図である。 ユーザ端末によって制御パターン(機能プログラム)を選択する表示例を示す図である。 ユーザ端末側の検索条件を説明する図である。
符号の説明
1 ユーザ端末
1a 趣向プロファイル
2 統合サービス装置
2a サービス自動構築装置
3 デバイス群
4 情報サービス提供装置
5 サービスデータベース
5’ サービスキャッシュデータベース

Claims (5)

  1. 制御又は監視対象となる複数のデバイスからなるデバイス群と、当該デバイス群を制御又は監視するユーザ端末と、当該ユーザ端末と前記デバイス群との間に通信回線を介して設けられ前記ユーザ端末及び前記デバイス群と前記通信回線を介して通信する統合サービス装置と、前記デバイス群が動作する環境に関する環境情報を提供する情報サービス提供装置と、を備えたサービス提供システムであって、
    前記ユーザ端末は、
    前記デバイス群を制御又は監視するユーザの趣向を少なくとも一つ含む趣向情報を取得する趣向情報取得部と、
    前記趣向情報取得部で取得した趣向情報を前記統合サービス装置に送信する送信部と、
    前記統合サービス装置が作成した前記デバイス群の制御パターンを示す制御パターン情報を受信する受信部と、
    前記受信部で受信した制御パターン情報を表示する表示部とを備え、
    前記統合サービス装置は、
    前記ユーザ端末から送信された趣向情報及び前記情報サービス提供装置から提供された環境情報を受信する受信部と、
    前記受信部で受信した趣向情報を参照して、前記情報サービス提供装置から当該趣向情報に関連する環境情報を検索して取得する情報サービス検索部と、
    前記デバイス群に含まれる各デバイスの属性情報を取得するデバイス情報取得部と、
    前記情報サービス検索部で取得した環境情報と前記デバイス情報取得部で取得した各デバイスの属性情報とを組み合わせて、ユーザの趣向に適合するデバイス群の制御パターンを作成する制御パターン構築部と、
    前記制御パターン構築部で作成した制御パターンを前記ユーザ端末に送信する送信部とを備え、
    前記ユーザ端末は、前記統合サービス装置から前記送信部から送信された制御パターンの情報を前記受信部で受信した場合に、前記表示部に表示させること
    を特徴とするサービス提供システム。
  2. 前記統合サービス装置は、前記制御パターン構築部で作成された制御パターンを一時的に記憶しておくキャッシュデータベースを作成し、
    前記キャッシュデータベースに制御パターンがある場合には、当該制御パターンを前記ユーザ端末に送信させ、
    前記キャッシュデータベースに制御パターンがない場合には、前記制御パターン構築部で作成した制御パターンを前記ユーザ端末に送信させること
    を特徴とする請求項1に記載のサービス提供システム。
  3. 前記統合サービス装置は、前記制御パターンを解析して順位付けをするランキング部を更に備え、
    前記制御パターン構築部は、前記ユーザの趣向に適合する制御パターンを複数作成し、前記ランキング部は、前記複数の制御パターンの前記ユーザの趣向に適合する度合いに応じて前記複数の制御パターンを順位付けすることを特徴とする請求項1に記載のサービス提供システム。
  4. 前記趣向情報取得部は、複数のユーザの趣向と当該各趣向の重み付け値を含む趣向情報を取得し、
    前記統合サービス装置の前記ランキング部は、前記趣向情報に含まれる重み付け値を用いて前記複数の制御パターンを順位付けすること
    を特徴とする請求項3に記載のサービス提供システム。
  5. 前記ユーザ端末は、前記ユーザの趣向情報のプロファイルを記憶した趣向記憶部を備え、
    前記趣向情報取得部は、前記趣向記憶部に記憶された趣向情報のプロファイルから、所定の趣向情報を取得すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のサービス提供システム。
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