JP2004258809A - 情報家電ネットワーク用ミドルウェア - Google Patents

情報家電ネットワーク用ミドルウェア Download PDF

Info

Publication number
JP2004258809A
JP2004258809A JP2003046503A JP2003046503A JP2004258809A JP 2004258809 A JP2004258809 A JP 2004258809A JP 2003046503 A JP2003046503 A JP 2003046503A JP 2003046503 A JP2003046503 A JP 2003046503A JP 2004258809 A JP2004258809 A JP 2004258809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
information
component
home appliance
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003046503A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiyouta Miyahara
丞太 宮原
Takeshi Ariyoshi
猛 有吉
Atsushi Umetani
敦士 梅谷
Naoto Okude
直人 奥出
Yasuichi Aoki
保一 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Electric Power Co Inc filed Critical Kansai Electric Power Co Inc
Priority to JP2003046503A priority Critical patent/JP2004258809A/ja
Publication of JP2004258809A publication Critical patent/JP2004258809A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】個々の情報家電機器に対する制御指示を、人間の行動パターンに応じた適切な自動制御に置き換えることにより、より快適な生活環境を居住者に提供する情報家電ネットワーク用ミドルウェアを提供する。
【解決手段】情報家電ミドルウェア1は、サービス機能に応じて分類されたサービスコンポーネントを、ユーザサービス部41a、コントロールサービス部41b、ハードウェアサービス部41dにそれぞれ有する。ユーザサービス部41aがユーザからのサービス要求を受け取ると、ルックアップテーブル41tのサービスコンポーネント情報に従って、そのサービスに対応するサービスコンポーネントを起動する。ハードウェアサービス部41dの機器用サービスコンポーネントが、リモート制御部53およびデバイスインタフェース2を介して、該当する情報家電機器9を遠隔制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の情報家電機器を生活者の行動に合わせて動的に制御することが可能な情報家電ネットワーク用ミドルウェアに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ユビキタスコンピューティングの思想に基づき、HAVi、ECHONET、JINI、UPnPなどの様々な情報家電用ネットワークが提案されている。また、これらのネットワークを相互接続することにより、デジタル情報家電ネットワーク上の各機器をあたかも単一のネットワーク上にあるように取り扱うことや、情報家電機器をプラグアンドプレイによりネットワーク接続することも可能となっている。
【0003】
この種の従来技術の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1には、様々な機器を相互接続するために相異なる通信プロトコルを有する複数のネットワークを統一フレームワークへと結合し、この統一フレームワーク上で、ユーザアプリケーションが様々なネットワークデバイスを発見し、利用することが開示されている。
【0004】
また、利用者自身がWebサイト上の必要なサービスを能動的に検索して所定の処理を実行する代わりに、ネットワークエージェントが利用者の代理人として目的のWebサービス(Web Services)を実行するシステムも、構築されつつある。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−290724号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
現在のところ、情報家電機器の制御に関しては、(1)各機器の機能をコントロールパネルに呼び出して遠隔操作ができるシステム、(2)コントロールパネルや制御装置等に予め登録されたアプリケーションソフトウェア等によって各機器を自動制御するシステム、などは存在する。しかし、生活者の観点から機能するアプリケーションやサービスを提供する仕組みは存在しない。
【0007】
例えば、利用者は、外出しようとすると、自分でインターネットを検索して天気予報を見て、なすべき作業を頭の中で組み立て、自分で個別に情報家電機器を操作して、例えば、照明機器の消灯、留守番電話セット、窓の施錠等をする必要がある。「外出する」という命令を出すだけで、これらの動作を一連に実行する仕組みは存在しない。
【0008】
また、近年は、インターネット上でのWebサービスの提供も実用化されつつあるが、情報家電ネットワークに接続した情報家電機器がWebサービスと連携して利用者へサービスを提供するような仕組みも存在しない。
【0009】
本発明は、従来は人間が行っていた個々の機器に対する別個の制御を、人間の行動パターンに応じた適切な自動制御に置き換えることにより、より快適な生活環境を居住者に提供し得る情報家電ネットワーク用ミドルウェアを提供することを目的とする。また、本発明は、Webサービスと連携することにより、居住者に提供できるサービスを動的に更新および拡張することが可能な情報家電ネットワーク用ミドルウェアを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の構成にかかる情報家電ネットワーク用ミドルウェアは、情報家電ネットワークと接続するデバイスインタフェースと、サービス機能に応じた複数の階層に分類されたサービスコンポーネントを有するサービス部と、ユーザのサービス要求に対応するために必要なサービスコンポーネントの情報を管理するコンポーネント管理部とを備え、前記サービスコンポーネントに、情報家電機器のハードウェア単体を制御する機器用サービスコンポーネントと、ユーザインタフェースを提供するユーザ用サービスコンポーネントとを含み、前記ユーザ用サービスコンポーネントが、ユーザからのサービス要求を受け取ると、前記コンポーネント管理部から提供されるサービスコンポーネント情報に従って、当該サービス要求に対応するために必要な機器用サービスコンポーネントへコンポーネント制御情報を送り、前記コンポーネント制御情報を受け取った機器用サービスコンポーネントが、前記デバイスインタフェースを介して、該当する情報家電機器を制御することを特徴とする。
【0011】
上記の第1の構成にかかる情報家電ネットワーク用ミドルウェアは、サービスコンポーネントに、制御用サービスコンポーネントをさらに含み、前記制御用サービスコンポーネントは、ユーザ用サービスコンポーネント、複数の機器用サービスコンポーネント、または他の制御用サービスコンポーネントへコンポーネント制御情報を送ることが好ましい。
【0012】
上記の第1の構成にかかる情報家電ネットワーク用ミドルウェアは、情報家電ネットワークに情報家電機器が新たに接続されたとき、前記情報家電機器から機器情報を取得し、取得した機器情報に基づいて当該情報家電機器に対応するサービスコンポーネントを生成するコンポーネント生成部をさらに備えていることが好ましい。
【0013】
上記の第1の構成にかかる情報家電ネットワーク用ミドルウェアは、前記情報家電機器から状態情報を取得し、取得した状態情報をサービスに関連付けて保存する状態設定記憶部をさらに備えていることが好ましい。加えて、ユーザからサービス要求があったとき、前記サービス部が、前記状態設定記憶部から、要求されたサービスに関連付けて記憶されている状態情報を抽出し、抽出した状態情報に従ってサービスコンポーネントへのコンポーネント制御情報を生成することがさらに好ましい。
【0014】
また、前記目的を達成するために、本発明の第2の構成にかかる情報家電ネットワーク用ミドルウェアは、情報家電ネットワークと接続するデバイスインタフェースと、ウェブサービス(Webサービス:Web Services)を提供するインターネットなどの外部ネットワークと接続するサービスインタフェースと、サービスコンポーネントを有するサービス部と、ユーザのサービス要求に対応するサービスコンポーネント情報を管理するコンポーネント管理部とを備え、前記サービス部は、前記コンポーネント管理部から提供されるサービスコンポーネント情報に従って、前記サービスインタフェースを介してサービスコンポーネントとウェブサービスとを連携させることにより、各サービスコンポーネントへの支援サービスを前記ウェブサービスから取得することを特徴とする。
【0015】
上記の第2の構成にかかる情報家電ネットワーク用ミドルウェアにおいて、サービス部が、前記サービスコンポーネントをサービス機能に応じた複数の階層に分類して有すると共に、前記サービスコンポーネントは、情報家電機器のハードウェア単体を制御する機器用サービスコンポーネントと、ユーザインタフェースを提供するユーザ用サービスコンポーネントとを含み、前記ユーザ用サービスコンポーネントが、ユーザからのサービス要求を受け取ると、前記コンポーネント管理部から提供されるサービスコンポーネント情報に従って、当該サービス要求に対応するために必要な機器用サービスコンポーネントへコンポーネント制御情報を送り、前記コンポーネント制御情報を受け取った機器用サービスコンポーネントが、前記デバイスインタフェースを介して該当する情報家電機器を制御することが好ましい。
【0016】
上記の第2の構成にかかる情報家電ネットワーク用ミドルウェアにおいて、前記サービスコンポーネントが、制御用サービスコンポーネントをさらに含み、前記制御用サービスコンポーネントは、ユーザ用サービスコンポーネント、複数の機器用サービスコンポーネント、または他の制御用サービスコンポーネントへコンポーネント制御情報を送ることが好ましい。
【0017】
上記の第2の構成にかかる情報家電ネットワーク用ミドルウェアは、前記情報家電ネットワークに情報家電機器が新たに接続されたとき、前記情報家電機器から機器情報を取得し、取得した機器情報に基づいて当該情報家電機器に対応するサービスコンポーネントを生成するコンポーネント生成部をさらに備えていることが好ましい。
【0018】
上記の第2の構成にかかる情報家電ネットワーク用ミドルウェアは、コンポーネント生成部により生成されたサービスコンポーネントとウェブサービスとを連携させるための情報を取得するコンポーネント連携部をさらに備え、前記コンポーネント連携部は、前記情報家電機器から取得した機器情報に基づいて、連携先のウェブサービスに関する情報を、前記サービスインタフェースを介して前記外部ネットワークから取得することが好ましい。
【0019】
上記の第2の構成にかかる情報家電ネットワーク用ミドルウェアは、前記情報家電機器から状態情報を取得し、取得した状態情報をサービスに関連付けて保存する状態設定記憶部をさらに備えていることが好ましい。加えて、ユーザからサービス要求があったとき、前記サービス部が、前記状態設定記憶部から、要求されたサービスに関連付けて記憶されている状態情報を抽出し、抽出した状態情報に従ってサービスコンポーネントへのコンポーネント制御情報を生成することがさらに好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
本実施形態における「情報家電(機器)」とは、ネットワークに接続可能な電気機器であって、他の機器との情報通信が可能なものをいい、例えば、パーソナルコンピュータなどの情報機器、AV機器、電話やファクシミリなどの通信機器、情報化されたセンサ、並びにいわゆる白物家電などの独立した機器の他に、情報化された住宅設備(例えば、警報システム、窓やドアの自動施錠システム、エアコンやガス設備の制御システムなど)なども含む。
【0021】
人間の行動は、一般に、より単純な行動に細分化することができる。例えば、「外出する」という行動は、(i)留守番電話をセットする、(ii)ガスの元栓を確認する、(iii)窓の施錠を確認する、(iv)全ての部屋の電気を消す、(v)玄関のドアを閉める、といったような複数の行動から構成される。本発明の情報家電ネットワーク用ミドルウェアは、例えば居住者が「外出する」という指令を入力するだけで、上述の(i)〜(v)の行動を、それぞれの情報家電機器に実行させる。すなわち、本発明の情報家電ネットワーク用ミドルウェアは、従来は人間が行っていた個々の機器に対する別個の制御を、人間の行動パターンに応じた適切な自動制御に置き換えることにより、より快適な生活環境を居住者に提供しようとするものである。また、本発明の情報家電ネットワーク用ミドルウェアは、このように生活行動の自動化を行うだけでなく、インターネットで提供されるいわゆるWebサービスと連携することにより、居住者に提供できるサービスを動的に更新および拡張することが可能である。
【0022】
以下、本発明の一実施形態にかかる情報家電ネットワーク用ミドルウェア(以下、情報家電ミドルウェアと略記する)の構成および動作について、図面を参照しながら説明する。
【0023】
図1は、本実施形態にかかる情報家電ミドルウェア1の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の情報家電ミドルウェア1は、住宅内の様々な情報家電機器9と、機器接続ネットワーク8を介して接続される。情報家電機器9としては、前述したように、情報機器、AV機器、通信機器、白物家電、あるいは情報住宅設備などの、任意の機器または機器システムを適用可能である。機器接続ネットワーク8は、例えばHAVi、ECHONET、Jini、UPnPなどのネットワーク技術および通信プロトコルで形成される任意の1つまたは複数のネットワークから構成され得る。なお、情報家電ミドルウェア1は、例えばセットトップボックスまたはホームサーバとして住宅内に設置されるものであるが、そのハードウェア形態や設置箇所は任意であり、セットトップボックスやホームサーバに限定されない。
【0024】
また、情報家電ミドルウェア1は、外部ネットワークとしてのインターネット10にも接続される。これにより、情報家電ミドルウェア1は、インターネット10上の各種のWebサービス提供用サーバ11から提供される支援サービス(Webサービス)を利用することができる。ユーザは、コントローラ12(例えば携帯電話等)を用いて、外出先から情報家電ミドルウェア1にインターネット10経由で操作指示を送ることも可能である。なお、図1では、1つのWebサービス提供用サーバ11のみを示したが、インターネット10経由でアクセス可能な任意のサーバからWebサービスの提供を受けることが可能であることは言うまでもない。この場合、ユーザが必要とするWebサービスを提供するのはどのWebサービス提供用サーバ11であるかを照会できるように、インターネット10上には、Webサービス照会用サーバ14も設けられている。また、複数のWebサービス照会用サーバ14をさらに一元管理するような仕組み(例えばUDDIなど)を利用することも可能である。
【0025】
次に、情報家電ミドルウェア1の内部構成について説明する。図1に示すように、情報家電ミドルウェア1は、デバイスインタフェース2、サービスインタフェース3、サービス処理部4、デバイス処理部5、コミュニケーション処理部6、セキュリティ処理部7を有する。
【0026】
デバイスインタフェース2は、機器接続ネットワーク8と相互接続することにより、この機器接続ネットワーク8に接続された各種の情報家電機器9を単一のネットワーク上に統合する機能を有する。また、デバイスインタフェース2には、情報家電ミドルウェア1に対して居住者(ユーザ)が操作指示などを入力するためのコントロールパネル13も接続されている。コントロールパネル13のハードウェア形態や設置箇所は任意であり、例えば、住宅内の壁面パネルとして設置されていても良いし、リモコンであっても良い。サービスインタフェース3は、インターネット10に接続するゲートウェイ機能を有する。
【0027】
サービス処理部4は、サービスマネージャ41と、ユーザマネージャ42と、コンフィギュレータ43から構成される。サービスマネージャ41は、ユーザサービス部41a、コントロールサービス部41b、ルックアップサービス部41c、ルックアップテーブル41t、ハードウェアサービス部41dを有する。ルックアップサービス部41cおよびルックアップテーブル41tは、サービスコンポーネントを一元的に管理するためのコンポーネント管理部として機能する。
【0028】
ユーザサービス部41a、コントロールサービス部41b、ハードウェアサービス部41dは、インターネット10上のWebサービスを利用することにより、デバイス処理部5およびデバイスインタフェース2を介して情報家電機器9を遠隔制御する。
【0029】
Webサービス提供用サーバ11から情報家電機器9用に提供されるWebサービス(支援サービス)としては、例えば、ユーザ操作のためのインタフェースを提供するサービス(ユーザ支援サービス)、タイマー制御およびイベント制御や複数機器の一括制御等を行うサービス(制御支援サービス)、情報家電機器9の遠隔操作等を可能にするサービス(機器支援サービス)、アプリケーションサービスなどがある。
【0030】
これらのWebサービスのうち、ユーザ支援サービス、制御支援サービス、および機器支援サービスといった「支援サービス」は、ユーザに対して直接的に提供されるサービスではなく、情報家電ミドルウェア1のユーザサービス部41a、コントロールサービス部41b、ハードウェアサービス部41dに対して提供されるものである。一方、アプリケーションサービスは、例えば、天気予報サービス、交通情報サービス、インターネットショッピングなどの、インターネット上でアプリケーションを実行した結果をユーザへ提供するものであり、本実施形態では宅外サービスと称する。ただし、アプリケーションサービスの結果は、ユーザへ直接提供されるものに限らず、サービスコンポーネントへ提供される場合もある。
【0031】
情報家電ミドルウェア1では、情報家電機器9を介した利用者へのサービスを、いくつかのソフトウェア部品の組み合わせにより実現する。それらのソフトウェア部品を「サービスコンポーネント」と呼ぶ。サービスコンポーネントは、「ユーザ用サービスコンポーネント」、「機器用サービスコンポーネント」、および「制御用サービスコンポーネント」に分類される。本実施形態の情報家電ミドルウェア1では、ユーザ用サービスコンポーネントは、webサービスのユーザ支援サービスと連携することにより、ユーザインタフェース等の処理を行う。機器用サービスコンポーネントは機器支援サービスと連携することにより、情報家電機器9の制御を行う。制御用サービスコンポーネントは制御支援サービスと連携することにより、タイマー制御およびイベント制御や複数機器の一括制御等を行う。これらの支援サービスとサービスコンポーネントとの連携処理の詳細については後述する。
【0032】
本実施形態の情報家電ミドルウェア1では、サービス機能に応じた複数の階層に分類してサービスコンポーネントを管理することにより、柔軟なサービス提供が可能である。すなわち、様々なコンポーネントを多様に組み合わせることにより、ユーザが望む多様なサービスにきめ細かく対応することができる。さらに、サービス提供において、各階層のサービスコンポーネントを組み合わせて再利用することができるため、各サービスの製作負担や使用するハードウェア等のリソースを低減できる。また、提供サービスの拡張が必要となる場合でも、関連する一部のサービスコンポーネントや支援サービスに変更を加えれば良いため、サービス提供者の負担が軽減できる。
【0033】
なお、本実施形態では、「ユーザ用サービスコンポーネント」、「機器用サービスコンポーネント」、および「制御用サービスコンポーネント」の3種類にサービスコンポーネントを分類したが、分類の仕方はこれに限定されない。
【0034】
サービスマネージャ41において、ユーザサービス部41a、コントロールサービス部41b、ハードウェアサービス部41dは、それぞれ、ユーザ用サービスコンポーネント、制御用サービスコンポーネント、機器用サービスコンポーネントをそれぞれ管理する。
【0035】
ユーザがサービスを要求すると、サービスマネージャ41が、後で詳述するように、要求されたサービスを提供するためにどのサービスコンポーネントが必要かを判断し、必要なサービスコンポーネントを起動する。起動されたサービスコンポーネントは、これも後に詳述するように、Webサービスに連携することによって上述したいずれかの支援サービスを受け、その支援サービスから得られる制御ロジック情報に基づいて、デバイス処理部5およびデバイスインタフェース2を介して、必要な情報家電機器9を制御する。
【0036】
ルックアップテーブル41tは、情報家電ミドルウェア1が利用可能なサービスコンポーネントを一元管理するための情報(コンポーネントリスト)などを格納している。
【0037】
ルックアップテーブル41tに格納されているコンポーネントリストの一例を図2に示す。図2に示すように、コンポーネントリストは、情報家電ミドルウェア1で利用可能な全てのサービスコンポーネントの一覧であり、情報家電ミドルウェア1が提供可能な全てのサービスと、各サービスに対応するサービスコンポーネントの所在場所に関する情報(コンポーネントアドレス情報)などが記述されている。すなわち、本実施形態では、ルックアップテーブル41tに格納されているコンポーネントリストに含まれる情報(コンポーネントアドレス情報など)を、サービスコンポーネント情報として用いる。ただし、サービスコンポーネント情報は、この実施形態で具体例として示したコンポーネントアドレス情報などに限定されず、ユーザのサービス要求に対応するために必要なサービスコンポーネントを特定できる情報であれば、任意の情報を用いることができる。
【0038】
このようなルックアップテーブル41tを備えたことにより、情報家電ミドルウェア1は、ユーザへ提供可能なサービスを一元管理することが可能である。なお、「情報家電ミドルウェア1が利用可能なサービスコンポーネント」とは、住宅内において情報家電ミドルウェア1に接続されている情報家電機器9によって提供されるサービス(宅内サービス)に関するサービスコンポーネントと、インターネット10上で提供されるアプリケーションサービス(宅外サービス)に関するサービスコンポーネントとの両方を含む。
【0039】
宅内サービスのサービスコンポーネントは、サービスマネージャ41のユーザサービス部41a、コントロールサービス部41b、ハードウェアサービス部41dのいずれかに、そのサービスコンポーネントの種類に応じて格納される。宅外サービスのサービスコンポーネントは、インターネット10上に存在する。従って、ルックアップテーブル41tにおいて、図2に例示するように、宅外サービスのサービスコンポーネントのコンポーネントアドレス情報は、インターネット10上のアドレス(URI等)を指す。一方、宅内サービスのサービスコンポーネントのコンポーネントアドレス情報は、各サービスコンポーネントが、ユーザサービス部41a、コントロールサービス部41b、ハードウェアサービス部41dのいずれにあるか、また、これらのサービス部内のどこに格納されているかを示す。
【0040】
本実施形態では、各サービスコンポーネントの種類(機能)別に格納場所を分け、ルックアップテーブル41tに各サービスコンポーネントの格納場所を記憶することとしているが、ルックアップテーブル41tにおける管理形態はこれに限定されない。例えば、各サービスコンポーネントの種別を表す情報をルックアップテーブル41tに記憶させるようにしても良い。
【0041】
なお、宅外サービスの例としては、前述したように、例えばインターネット上で提供される各種アプリケーションサービス(天気予報サービス、交通情報サービス、インターネットショッピングなど)を挙げることができる。ただし、全てのサービスを宅内サービスと宅外サービスとにはっきりと分類できるわけではなく、両方の要素を持ったサービスも存在するが、このようなサービスの場合も、宅内サービスのサービスコンポーネントと宅外サービスのサービスコンポーネントとの連動によって提供されると考えることができ、サービスマネージャ41内とWebサービス提供用サーバ11のそれぞれにそれらのサービスコンポーネントを置くことによって実現できる。
【0042】
ルックアップサービス部41cは、ルックアップテーブル41tの検索や更新を行う。
【0043】
ユーザマネージャ42は、ユーザのプロファイルを管理するプロファイル管理部42aと、ユーザの現在地を管理する位置管理部42bとを有する。コンフィギュレータ43は、ユーザの設定情報を管理する設定予約管理部43aと、例えば何らかの異常があった場合などに設定予約情報を過去の正常時点の情報に復元する状態リカバリ部43bと、各情報家電機器9から取得した状態情報をサービスに関連づけて記憶する状態設定記憶部43cとを有する。
【0044】
デバイス処理部5は、デバイスリスト管理部51、ロケーション管理部52、およびリモート制御部53から構成される。デバイスリスト管理部51は、機器接続ネットワーク8を介して情報家電ミドルウェア1に接続されている情報家電機器9の機器情報を一元管理するためのデバイスリストを格納しており、情報家電機器9の接続状況や機器状態などを管理する。ロケーション管理部52は、情報家電機器9の位置情報を管理する。リモート制御部53は、サービスマネージャ41のハードウェアサービス部41dから送られる機器制御情報に従って、デバイスインタフェース2を介して、情報家電機器9を遠隔制御する。
【0045】
コミュニケーション処理部6は、宅外サービスを中継するプロキシ61と、センサ等のイベント情報を取得し、必要な箇所に情報を転送するイベント配送マネージャ62とから構成される。
【0046】
セキュリティ処理部7は、ユーザ認証を行う認証マネージャ71、利用サービスなどのアクセスマネージャ72、および、暗号化マネージャ73などから構成される。
【0047】
本実施形態にかかる情報家電ミドルウェア1の構成は以上のとおりであるが、この構成は一つの例にすぎず、本発明の目的を達成できる限りにおいて、情報家電ミドルウェア1の具体的な内部構成は任意である。
【0048】
次に、情報家電ミドルウェア1のサービス提供の動作について、図3を参照して説明する。
【0049】
ユーザは、宅内のコントロールパネル13を用いて、あるいは外出先からコントローラ12を用いて、情報家電ミドルウェア1に対して、例えば「外出する」あるいは「帰宅する」などのサービス要求を送る。コントロールパネル13およびコントローラ12のいずれを用いる場合においても、ユーザが入力するサービス要求は、上述の「外出する」のように行動を特定する情報(行動情報)の他に、必要に応じて、サービスを要求したユーザを特定する情報(ユーザ情報)を含んでも良い。
【0050】
ユーザがコントロールパネル13から入力したサービス要求は、デバイスインタフェース2を介して、サービスマネージャ41のユーザサービス部41aへ送られる。また、ユーザが外部のコントローラ12から入力したサービス要求は、サービスインタフェース3を介して、サービスマネージャ41のユーザサービス部41aへ送られる(ステップS1)。
【0051】
ユーザサービス部41aは、受け取ったサービス要求を処理する前に、必要に応じて、ユーザ情報をユーザマネージャ42へ送付し、プロファイル管理部42aによってユーザ認証を行う。ただし、認証処理の際に暗号化/復号化が必要な場合は、ユーザマネージャ42は、セキュリティ処理部7の認証マネージャ71の機能を利用しても良い。
【0052】
次に、ユーザサービス部41aは、ルックアップサービス部41cを介してルックアップテーブル41tを検索することにより、ユーザが指定した行動に対してどのようなサービスコンポーネントが必要であるかを調べる。さらに、ユーザサービス部41aは、ルックアップテーブル41tのコンポーネントリストから、必要なサービスコンポーネントのコンポーネントアドレス情報を抽出する(ステップS2)。コンポーネントアドレス情報は、前述したように、サービスマネージャ41内における各サービスコンポーネントの所在場所を示すものである。
【0053】
ユーザサービス部41aは、抽出したコンポーネントアドレス情報に従って、当該サービスコンポーネントへコンポーネント制御情報を送る。当該サービスが宅内サービスである場合は、そのサービスコンポーネントのコンポーネントアドレス情報は、ユーザサービス部41a、コントロールサービス部41b、またはハードウェアサービス部41dのいずれかを指しているので、ユーザサービス部41aは、そのサービス部へコンポーネント制御情報を送る。なお、コンポーネント制御情報には、起動すべきサービスコンポーネント名およびその実行パラメータが記述されている。さらに、サービス部内のアドレスを含んでも良い。
【0054】
コンポーネント制御情報を受け取ったサービス部では、指定されたサービスコンポーネントを起動する。
【0055】
例えば、ステップS2で抽出されたコンポーネントアドレス情報がコントロールサービス部41bを指している場合(ステップS3の結果がYES)、コントロールサービス部41bがコンポーネント制御情報を受け取り、指定されたサービスコンポーネントを起動する(ステップS4)。
【0056】
起動されたサービスコンポーネント(制御用サービスコンポーネント)は、サービスインタフェース3を介してWebサービス提供用サーバ11へアクセスし、Webサービス(制御支援サービス)の提供を受ける(ステップS5)。ここで、Webサービスから制御用サービスコンポーネントへ提供されるのは、制御ロジック情報である。制御ロジック情報とは、制御の実行方法や実行に必要なパラメータ等を記述した情報である。制御用サービスコンポーネントは、Webサービスから提供された制御ロジック情報を、情報家電ミドルウェア1内のメモリ(図示せず)にキャッシュすることもできる。この場合、インターネット10との接続が切れたとしても、サービスの提供を続けることができる。なお、このステップS5における、サービスコンポーネントとWebサービスとの連携処理の詳細については後で説明する。
【0057】
制御用サービスコンポーネントは、Webサービスの結果として提供される制御ロジック情報に基づいて、各サービス部を制御する(ステップS6)。
【0058】
また、ステップS2で抽出されたコンポーネントアドレス情報がユーザサービス部41aを指している場合(ステップS7の結果がYES)、ユーザサービス部41aがサービスリクエスト情報を受け取り、指定されたサービスコンポーネントを起動する(ステップS8)。
【0059】
起動されたサービスコンポーネント(ユーザ用サービスコンポーネント)は、サービスインタフェース3を介してWebサービス提供用サーバ11へアクセスし、Webサービス(ユーザ支援サービス)の提供を受ける(ステップS9)。ここで、Webサービスからユーザ用サービスコンポーネントへ提供されるのは、コントロールパネル13などのユーザインタフェースのレイアウトや動作を制御するための制御ロジック情報である。なお、この制御ロジック情報は、情報家電ミドルウェア1のメモリにキャッシュすることもできる。
【0060】
ユーザ用サービスコンポーネントは、Webサービスから提供された制御ロジック情報を用いてコントロールパネル13などのユーザインタフェースを制御し(ステップS10)、ユーザからのサービス要求を取得する(ステップS11)。
【0061】
また、ステップS2で抽出されたコンポーネントアドレス情報がハードウェアサービス部41dを指している場合(ステップS12の結果がYES)、ハードウェアサービス部41dがコンポーネント制御情報を受け取り、指定されたサービスコンポーネントを起動する(ステップS13)。
【0062】
起動されたサービスコンポーネント(機器用サービスコンポーネント)は、サービスインタフェース3を介してWebサービス提供用サーバ11へアクセスし、Webサービス(機器支援サービス)の提供を受ける(ステップS14)。ここで、Webサービスから機器用サービスコンポーネントへ提供されるのは、対象となる情報家電機器9を制御するための制御ロジック情報である。なお、この制御ロジック情報も、情報家電ミドルウェア1のメモリにキャッシュしても良い。
【0063】
機器用サービスコンポーネントは、Webサービスから提供された制御ロジック情報を用いて、リモート制御部53へ機器制御情報を送ることにより、デバイスインタフェース2を介して情報家電機器9を制御する(ステップS15)。
【0064】
また、当該サービスが宅外サービスである場合は、そのサービスコンポーネントのコンポーネントアドレス情報はインターネット10上のアドレス(例えばWebサービス提供用サーバ11のURI)を指している(ステップS16の結果がYES)。そこで、ユーザサービス部41aは、サービスインタフェース3を介してインターネット10へサービスリクエスト情報を送り(ステップS17)、Webサービスのアプリケーションサービスの提供を受ける(ステップS18)。
【0065】
以上のように、サービスマネージャ41は、ユーザのサービス要求に応じたサービスコンポーネントを起動することにより、ユーザに対して必要なサービスを提供する。
【0066】
ここで、図3のステップS5、S9、S14における、サービスコンポーネントとWebサービスとの連携についてさらに具体的に説明する。
【0067】
まず、上述したようにサービスリクエスト情報を受け取ったサービス部(ユーザサービス部41a、コントロールサービス部41b、またはハードウェアサービス部41d)は、サービスリクエスト情報の記述に該当するサービスコンポーネントを起動する。
【0068】
各サービスコンポーネントは、連携すべきWebサービスのリクエスト先やリクエスト方法などに関する情報(連携用情報)を持っている。なお、各サービスコンポーネントが連携用情報を取得する方法については、後に説明する。起動されたサービスコンポーネントは、自らが持っている連携用情報を、サービスインタフェース3に送る。なお、このとき、サービスインタフェース3への情報伝達は、プロキシ61経由で行っても良い。サービスインタフェース3は、受け取った連携用情報に従ってSOAP(Simple Object Access Protocol)リクエストを行う。その結果、Webサービス提供用サーバ11で各支援サービスが実行され、その実行結果であるSOAPレスポンスが、サービスインタフェース3を経由してサービスコンポーネントへ返される。サービスコンポーネントは、その実行結果に基づいて、情報家電機器9を制御する。
【0069】
このように、サービスコンポーネントがWebサービスと連携して情報家電機器9を制御することにより、ユーザが直接的に情報家電機器9を操作しなくても良い。例えば、情報家電機器9としてハードディスクレコーダがある場合、外出先から録画予約をするためには、従来であれば、ユーザがハードディスクレコーダへ直接アクセスして録画予約を行わなければならなかった。これに対して、本実施形態では、ユーザはインターネット10上の録画予約Webサービスにアクセスして予約設定を行えば良い。そして、情報家電ミドルウェア1内にあるハードディスクレコーダの録画予約制御用のサービスコンポーネントがこの録画予約Webサービスを定期的に呼び出し、予約設定に変更や追加があれば、ハードディスクレコーダへ反映させる。また、他の例として、サービスコンポーネントは、天気予報等の外部情報をWebサービスにより取得して情報家電機器9を動的に制御することもできる。
【0070】
以上では、情報家電ミドルウェア1の基本的な動作について説明した。次に、機器接続ネットワーク8に新しい情報家電機器9が接続されたときの情報家電ミドルウェア1の動作について、図4のフローチャートおよび図15の▲1▼〜▲5▼(コンポーネント生成フロー)を参照しながら説明する。なお、図15は、情報家電ミドルウェア1の動作を分かりやすくするために、処理に係わる主なブロックのみを図示し、例えばインタフェースなどの図示は省略されている。また、図15では、デバイス種類やサービス種類等に関して具体的な例を用いたものであるが、本発明の適用範囲がこのような具体例に限定されるべきではない。
【0071】
利用者により、機器接続ネットワーク8に新しい情報家電機器9が接続されると、その情報家電機器9は、当該機器に関する機器情報を、機器接続ネットワーク8へ送出する。この機器情報は、例えば、当該機器のデバイス名、メーカー名、型式、型番、製造日などの他、当該機器が提供するサービスに対応するサービスコンポーネントに関する情報(以下、サービスコンポーネント生成情報と称する)を含む。サービスコンポーネント生成情報には、例えば、そのサービスコンポーネントの生成ロジック、そのサービスコンポーネントが連携すべきWebサービスの名称や照会先(例えばWebサービス照会用サーバ14のURIなど)に関する情報などが含まれている(図15の▲1▼参照)。
【0072】
情報家電機器9から送出された機器情報は、機器接続ネットワーク8から情報家電ミドルウェア1のデバイスインタフェース2へ送られる。デバイスインタフェース2は、この機器情報を取得し、サービスマネージャ41のハードウェアサービス部41dへ送る(図4のステップS21)。
【0073】
ハードウェアサービス部41dは、デバイス処理部5のデバイスリスト管理部51へその機器情報を送る。なお、デバイスインタフェース2から、直接、デバイス処理部5のデバイスリスト管理部51へその機器情報を送るようにしても良い。デバイスリスト管理部51は、送られてきた機器情報が既にデバイスリストに登録されているか否かを確認し(ステップS22)、まだ登録されていなければ追加登録する(ステップS23)。
【0074】
その後、ルックアップサービス部41cは、新しく接続された情報家電機器9の機器情報に含まれるサービスコンポーネント生成情報に基づいてルックアップテーブル41tを参照し、その機器を制御するために必要なサービスコンポーネントが、情報家電ミドルウェア1内に既に存在するか否かをチェックする(ステップS24)。
【0075】
該当するサービスコンポーネントが存在しなければ、ルックアップサービス部41cが、新しく接続された情報家電機器9の機器情報から取得したサービスコンポーネント生成ロジックに基づいて、必要なサービスコンポーネントを生成する(ステップS25、図15の▲2▼参照)。ただし、この時点では、図15に示されたサービスコンポーネントSC1内には、連携用情報RI1および制御ロジック情報CL1はまだ存在しない。
【0076】
ステップS25の詳細手順を図5および図7を参照して説明する。ルックアップサービス部41cは、新しく接続された情報家電機器9の機器情報に含まれるサービスコンポーネント生成情報から、生成すべきサービスコンポーネントの種類を判断する(ステップS51)。生成すべきサービスコンポーネントが機器用サービスコンポーネントであれば、新しく接続された情報家電機器9の機器情報に基づき、機器用サービスコンポーネントを生成し(ステップS52)、ハードウェアサービス部41dへ格納する(ステップS53)。同様にして、生成すべきサービスコンポーネントがユーザ用サービスコンポーネントであれば、ユーザ用サービスコンポーネントを生成し(ステップS54)、ユーザサービス部41aへ格納する(ステップS55)。また、生成すべきサービスコンポーネントが制御用サービスコンポーネントであれば、制御用サービスコンポーネントを生成し(ステップS56)、コントロールサービス部41bへ格納する(ステップS57)。
【0077】
なお、ステップS52,S54,S56において各サービスコンポーネントを生成する際に、機器情報のサービスコンポーネント生成情報から、Webサービス名およびWebサービス照会先情報(例えばWebサービス照会用サーバ14のURIなど)を抽出し、抽出した情報を、生成したサービスコンポーネント内に記述しておく。
【0078】
その後、ルックアップサービス部41cは、生成したサービスコンポーネントの格納場所を表す情報(コンポーネントアドレス情報)を、ルックアップテーブル41tに登録する(ステップS58、図15の▲3▼参照)。そして、新しく接続された情報家電機器9に必要なサービスコンポーネントの全てを生成するまで(ステップS59の結果がYESとなるまで)、ステップS51〜S58の処理を繰り返す。このようにして、図4のステップS25において、新しく接続された情報家電機器9に必要なサービスコンポーネントが生成・登録される。
【0079】
このように生成されたサービスコンポーネントに対して、サービスマネージャ41の各サービス部は、生成されたサービスコンポーネントとWebサービスとを連携させるための情報(連携用情報)を取得する(図4のステップS26)。なお、連携用情報とは、各サービスコンポーネントからWebサービスに連携するために必要な情報、すなわち、各サービスコンポーネントがWebサービスによる支援サービスを受けるために必要な情報であり、例えば、Webサービスのリクエスト先やリクエスト方法などを含む。ここで、このステップS26の連携用情報の取得手順について、図6および図8を参照しながら説明する。
【0080】
まず、サービスマネージャ41の各サービス部は、ステップS26で生成されたサービスコンポーネントを起動する(ステップS61)。すなわち、ステップS26で生成されたサービスコンポーネントがユーザ用サービスコンポーネントであればユーザサービス部41aが、制御用サービスコンポーネントであればコントロールサービス部41bが、機器用サービスコンポーネントであればハードウェアサービス部41dが、そのサービスコンポーネントを起動する。
【0081】
起動されたサービスコンポーネントは、前述したように、生成時にWebサービス名およびWebサービス照会先情報(例えばWebサービス照会用サーバ14のURIなど)を持たされているので、その情報をサービスインタフェース3へ送る。サービスインタフェース3は、送られた情報に従い、Webサービス照会用サーバ14へアクセスする(ステップS62、図15の▲4▼参照)。
【0082】
Webサービス照会用サーバ14は、必要な支援サービスの内容、そのサービスの提供場所、そのサービスの呼び出し方などを記述したWSDL(Web Services Description Language)を、サービスインタフェース3経由でサービスコンポーネントへ返す。サービスコンポーネントは、Webサービス照会用サーバ14から返されたWSDLを、連携用情報(図15のRI1)として記憶する(ステップS63、図15の▲5▼参照)。このようにして、生成された各サービスコンポーネントは、連携すべきWebサービスのリクエスト先およびリクエスト方法などを取得する。
【0083】
このように、新しく生成したサービスコンポーネントとWebサービスとの連携用情報を取得した後に、利用者からサービスリクエストがあった場合の動作(ステップS27)を、図15の(A)〜(G)を参照しながら説明すると以下のとおりである。なお、利用者からサービスリクエストがあった場合の基本的な動作については、既に詳細に説明しているため、ここでは簡単な説明にとどめる。
【0084】
コントロールパネル13またはコントローラ12を介してサービスリクエストを受けると(図15の(A)参照)、まず、サービスマネージャ41のユーザサービス部41aが、当該サービスリクエストに対応するサービスコンポーネントを起動する((B)参照)。起動されたサービスコンポーネントは、生成時に取得済みの連携用情報RI1に基づいてWebサービス提供用サーバ11Aへ直接にアクセスし((C)参照)、制御ロジック情報CL1を取得する((D)参照)。また、実行中の制御ロジック情報に宅外サービス(アプリケーションサービス)のリクエストが含まれていれば、該当するWebサービス提供用サーバ11Bにアクセスしてアプリケーションサービスをリクエストし((E)参照)、その実行結果を取得する((F)参照)。そして、サービスコンポーネントは、制御ロジック情報CL1(宅外サービスのリクエストが含まれている場合は、制御ロジック情報CL1およびアプリケーションサービスの実行結果)に基づき、情報家電機器9を制御する((G)参照)。なお、制御ロジック情報の中に、例えばアプリケーションサービスの結果に従って処理を分岐させるようなロジックや、他のコンポーネントを呼び出すようなロジックを記述することも可能である。このようなロジックの例としては、例えば、「天気予報」のアプリケーションサービスから降水確率情報を得て、降水確率が所定の値よりも低い場合にのみ「水まき制御」のサービスコンポーネントを起動する、というような例が挙げられる。これにより、複数の情報家電機器9を状況等に応じてインテリジェントに制御することができる。
【0085】
以上に説明したように、新しい情報家電機器9を機器接続ネットワーク8に追加した場合にも、その情報家電機器9を制御するために必要なサービスコンポーネントを自動的に生成することができる。
【0086】
なお、図6に示した連携用情報取得処理を行うタイミングは、新しいサービスコンポーネントが生成された場合に限定されない。例えば、定期的に、あるいは、ユーザから、連携用情報の再取得をリクエストされたときにも実行するようにしても良い。また、例えば、Webサービス提供者等から、連携用情報を変更した旨の通知がある毎に、実行しても良い。このように連携処理を適宜行うことにより、ユーザが意識することなく、ユーザに対して常に最新のサービスを提供することが可能となる。
【0087】
なお、連携用情報の取得方法は、上述の具体例のみに限定されない。例えば、上述の例では、機器情報から抽出されるWebサービス照会用サーバ14のURIなどを、新しく生成されるサービスコンポーネントに記述しておき、各サービスコンポーネントがこのURIに従って連携用情報を取得するものとした。しかし、これ以外に、例えば、Webサービス照会用サーバ14のURIをルックアップテーブル41tに記述しておき、これを参照して連携用情報を取得しても良い。また、連携用情報の取得処理を専用に行うコンポーネントを生成し、そのコンポーネントに連携用情報取得処理を実行させても良い。さらに、例えばUDDIを利用してWebサービスの照会を行う場合は、Webサービス照会用サーバ14のURIを機器情報に含めておく必要はない。
【0088】
次に、本実施形態の情報家電ミドルウェア1のより具体的な動作例について、図9〜図14を参照しながら説明する。
【0089】
最初に、機器接続ネットワーク8に接続された情報家電機器9の単体制御について、図9および図10を参照して説明する。
【0090】
ユーザが、コントロールパネル13よりサービス要求を入力すると、デバイスインタフェース2を経由してサービスリクエスト情報がユーザサービス部41aへ送られる。なお、ここでは、ユーザが、サービス要求として、「窓を施錠する」という行動を入力したものとする。ユーザサービス部41aは、ルックアップサービス部41cを介してルックアップテーブル41tのコンポーネントリストを参照することにより、リクエストされたサービス(窓)に対応するサービスコンポーネントのコンポーネントアドレス情報を取得する。この例では、図9に示すように、リクエストされたサービス(窓)に対応するサービスコンポーネントは、ハードウェアサービス部41dが管理している。従って、ユーザサービス部41aは、ハードウェアサービス部41dへコンポーネント制御情報(施錠/窓)を送る。ハードウェアサービス部41dは、該当する機器用サービスコンポーネントを起動し、デバイス処理部5のリモート制御部53およびデバイスインタフェース2を介して、該当する情報家電機器9(窓の施錠システム)に対して施錠指令を送る。
【0091】
次に、機器接続ネットワーク8に接続された複数の情報家電機器9の制御について、図11および図12を参照して説明する。
【0092】
ここでは、ユーザが入力したサービス要求が、「戸締まりをする」であったものとする。ユーザが、コントロールパネル13よりサービス要求を入力すると、デバイスインタフェース2を経由してサービスリクエスト情報がユーザサービス部41aへ送られる。なお、ユーザサービス部41aは、ルックアップサービス部41cを介してルックアップテーブル41tのコンポーネントリストを参照することにより、図11に示すように、リクエストされた行動(戸締まりをする)に対応するサービスコンポーネントがコントロールサービス部41bにより管理されているものであると判断する。従って、ユーザサービス部41aは、コントロールサービス部41bへコンポーネント制御情報(戸締まりをする/戸締まり制御)を送る。コントロールサービス部41bは、該当の制御用サービスコンポーネントの制御ロジック情報を分析し、処理を実行する。この例では、親となる制御用サービスコンポーネント(戸締まり制御)には、他の制御用サービスコンポーネント(窓制御)と機器用サービスコンポーネント(ガス元栓を閉じる、ドアの施錠)が組み込まれている。コントロールサービス部41bは、まず、必要とする各サービスコンポーネントのアドレスをルックアップテーブル41tから取得する。次に、他の制御用サービスコンポーネント(窓制御)に引数(施錠/家全体)を付加して起動指令を送る。これを受けた該当の制御用サービスコンポーネント(窓制御)は、ハードウェアサービス部41dへコンポーネント制御情報(施錠/窓1、施錠/窓2)を送る。それとは別に、親の制御用サービスコンポーネント(戸締まり制御)からハードウェアサービス部41dへ、コンポーネント制御情報(閉じる/ガス元栓、施錠/ドア)を送る。これらのコンポーネント制御情報を受け取ったハードウェアサービス部41dは、該当の機器用サービスコンポーネントを起動し、デバイス処理部5のリモート制御部53およびデバイスインタフェース2を介して該当の情報家電機器9を制御する。
【0093】
次に、図13および図14を参照し、機器接続ネットワーク8に接続された情報家電機器9の状態をサービスに関連づけて記憶し、ユーザがサービスを要求することにより記憶された機器状態を再現する例について説明する。例えば、ユーザが各情報家電機器9を直接操作したり、あるいはコントロールパネル13またはコントローラ12から入力したサービス要求に従って情報家電ミドルウェア1が情報家電機器9を制御したりした結果として、ユーザにとって快適な状態(サービス要求の目的に合致した状態)が実現された場合、情報家電ミドルウェア1はその状態を保存し、後に再現することができる。
【0094】
まず、図13は、情報家電機器9の状態を、その時点で指定されているユーザの行動に関連づけて記憶する処理の一例である。ここでは、図13に示すように、ユーザが、「深夜帰宅」というサービス要求をした結果の状態を保存すべく、「状態保存」を要求したものとする。ユーザがコントロールパネル13より要求(状態保存)を入力すると、ユーザサービス部41aへサービスリクエスト情報が送られる。ユーザサービス部41aは、リクエストされたサービスコンポーネントのアドレスを、ルックアップサービス部41cを介してルックアップテーブル41tから取得する。この場合、リクエストされたサービスコンポーネント(状態保存)は、コントロールサービス部41bに管理されているものとする(図示略)。そこで、ユーザサービス部41aは、コントロールサービス部41bへコンポーネント制御情報(状態保存/深夜帰宅)を送る。コントロールサービス部41bは、該当する制御用サービスコンポーネントの制御ロジック情報を分析し、処理を実行する。この例では、まず、コントロールサービス部41bは、該当機器(エアコン、風呂)の機器用サービスコンポーネントのアドレスを、ルックアップサービス部41cを介してルックアップテーブル41tから取得する。次に、コントロールサービス部41bは、ハードウェアサービス部41dにコンポーネント制御情報(状態取得/エアコン、状態取得/風呂)を送る。ハードウェアサービス部41dは、このコンポーネント制御情報に従い、デバイス処理部5のリモート制御部53およびデバイスインタフェース2を介して、該当する情報家電機器9の状態を表す情報(状態情報)を取得する。なお、デバイスリスト管理部51にも情報家電機器9の状態を表す情報を格納している場合は(図15の「機器状態」)、デバイスリスト管理部51から機器状態を取得しても良い。取得された状態情報(エアコン/ON/設定28℃、風呂/ON/保温)は、コントロールサービス部41bを介してコンフィギュレータ43に送られ、行動(深夜帰宅)に関連づけられて状態設定記憶部43cに記憶される。
【0095】
次に、図14は、記憶された機器状態を再現する処理の一例である。ユーザが、コントローラ12より「深夜帰宅」というサービス要求を入力すると、そのサービス要求はユーザサービス部41aへ送られる。ユーザサービス部41aは、リクエストされたサービスコンポーネントのアドレスを、ルックアップサービス部41cを介してルックアップテーブル41tから取得する。この場合、リクエストされたサービスコンポーネントは、コントロールサービス部41bにより管理されているものとする。従って、ユーザサービス部41aは、コントロールサービス部41bへコンポーネント制御情報を送る。コントロールサービス部41bは、該当の制御用サービスコンポーネントの制御ロジック情報を分析し、処理を実行する。この例では、まず、コントロールサービス部41bは、該当サービス(深夜帰宅)の設定情報(状態情報)を状態設定記憶部43cから抽出する。ハードウェアサービス部41dは、抽出された設定情報(エアコン/ON/設定28℃、風呂/ON/保温)より、該当する情報家電機器9(エアコン、風呂)の機器用サービスコンポーネントのアドレスを、ルックアップサービス部41cを介してルックアップテーブル41tから取得する。次に、上述の設定情報からコンポーネント制御情報(運転/エアコン/設定28℃、運転/風呂/保温)を生成し、ハードウェアサービス部41dへ送る。このコンポーネント制御情報を受け取ったハードウェアサービス部41dは、該当する機器用サービスコンポーネントを起動し、デバイス処理部5のリモート制御部53およびデバイスインタフェース2を介して、該当する情報家電機器9を制御する。
【0096】
これにより、サービス要求が満たされたときの機器状態を保存しておいて再現することが可能となり、ユーザが個々の情報家電機器9に対して煩雑な操作を行わなくても、快適な生活環境を実現できる。
【0097】
以上のように、本実施形態の情報家電ミドルウェアは、従来はユーザが行っていた個々の情報家電機器に対する制御指示を、人間の行動パターンに応じた適切な自動制御に置き換えることにより、より快適な生活環境を居住者に提供することができる。また、本実施形態の情報家電ミドルウェアは、生活行動の自動化を行うだけでなく、インターネットで提供されるWebサービスと連携することにより、居住者に提供できるサービスを動的に更新および拡張することが可能である。
【0098】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、情報家電機器に対して人間の行動パターンに応じた適切な自動制御を行う情報家電ミドルウェアを提供できる。また、情報家電機器がインターネット上のWebサービスと連携動作することにより、生活者の行動に合わせて複数の情報家電機器をインテリジェントに制御することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる情報家電ミドルウェアの概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施形態にかかる情報家電ミドルウェアが備えるルックアップテーブルの一例を示す説明図
【図3】本発明の一実施形態にかかる情報家電ミドルウェアのサービス提供の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の一実施形態にかかる情報家電ミドルウェアに新しい情報家電機器が追加された場合の動作を示すフローチャート
【図5】図4のステップS25の詳細を示すフローチャート
【図6】図4のステップS26の詳細を示すフローチャート
【図7】サービスコンポーネント生成処理の説明図
【図8】サービスコンポーネント連携用情報取得処理の説明図
【図9】情報家電機器の単体制御の一具体例の処理フロー図
【図10】情報家電機器の単体制御の一具体例のシーケンス図
【図11】複数の情報家電機器の一括制御の一具体例の処理フロー図
【図12】複数の情報家電機器の一括制御の一具体例のシーケンス図
【図13】機器状態の記憶処理の一具体例の処理フロー図
【図14】機器状態の復元処理の一具体例の処理フロー図
【図15】本発明の一実施形態にかかる情報家電ミドルウェアの具体的な動作イメージを示す説明図
【符号の説明】
1 情報家電ミドルウェア
2 デバイスインタフェース
3 サービスインタフェース
4 サービス処理部
5 デバイス処理部
6 コミュニケーション処理部
7 セキュリティ処理部
8 機器接続ネットワーク
9 情報家電機器
10 インターネット
11 Webサービス提供用サーバ
12 コントローラ
13 コントロールパネル
14 Webサービス照会用サーバ
41 サービスマネージャ
41a ユーザサービス部
41b コントロールサービス部
41c ルックアップサービス部
41t ルックアップテーブル
41d ハードウェアサービス部
42 ユーザマネージャ
42a プロファイル管理部
42b 位置管理部 43 コンフィギュレータ
43a 設定予約管理部
43b 状態リカバリ部
43c 状態設定記憶部
51 デバイスリスト管理部
52 ロケーション管理部
53 リモート制御部
61 プロキシ
62 イベント配送マネージャ
71 認証マネージャ
72 アクセスマネージャ
73 暗号化マネージャ

Claims (12)

  1. 情報家電ネットワークと接続するデバイスインタフェースと、
    サービス機能に応じた複数の階層に分類されたサービスコンポーネントを有するサービス部と、
    ユーザのサービス要求に対応するために必要なサービスコンポーネントの情報を管理するコンポーネント管理部とを備え、
    前記サービスコンポーネントに、情報家電機器のハードウェア単体を制御する機器用サービスコンポーネントと、ユーザインタフェースを提供するユーザ用サービスコンポーネントとを含み、
    前記ユーザ用サービスコンポーネントが、ユーザからのサービス要求を受け取ると、前記コンポーネント管理部から提供されるサービスコンポーネント情報に従って、当該サービス要求に対応するために必要な機器用サービスコンポーネントへコンポーネント制御情報を送り、
    前記コンポーネント制御情報を受け取った機器用サービスコンポーネントが、前記デバイスインタフェースを介して、該当する情報家電機器を制御することを特徴とする情報家電ネットワーク用ミドルウェア。
  2. 前記サービスコンポーネントに、制御用サービスコンポーネントをさらに含み、
    前記制御用サービスコンポーネントは、ユーザ用サービスコンポーネント、複数の機器用サービスコンポーネント、または他の制御用サービスコンポーネントへコンポーネント制御情報を送る、請求項1記載の情報家電ネットワーク用ミドルウェア。
  3. 前記情報家電ネットワークに情報家電機器が新たに接続されたとき、前記情報家電機器から機器情報を取得し、取得した機器情報に基づいて当該情報家電機器に対応するサービスコンポーネントを生成するコンポーネント生成部をさらに備えた、請求項1または2に記載の情報家電ネットワーク用ミドルウェア。
  4. 前記情報家電機器から状態情報を取得し、取得した状態情報をサービスに関連付けて保存する状態設定記憶部をさらに備えた、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報家電ネットワーク用ミドルウェア。
  5. ユーザからサービス要求があったとき、前記サービス部が、前記状態設定記憶部から、要求されたサービスに関連付けて記憶されている状態情報を抽出し、抽出した状態情報に従ってサービスコンポーネントへのコンポーネント制御情報を生成する、請求項4に記載の情報家電ネットワーク用ミドルウェア。
  6. 情報家電ネットワークと接続するデバイスインタフェースと、
    ウェブサービスを提供する外部ネットワークと接続するサービスインタフェースと、
    サービスコンポーネントを有するサービス部と、
    ユーザのサービス要求に対応するサービスコンポーネント情報を管理するコンポーネント管理部とを備え、
    前記サービス部は、前記コンポーネント管理部から提供されるサービスコンポーネント情報に従って、前記サービスインタフェースを介してサービスコンポーネントとウェブサービスとを連携させることにより、各サービスコンポーネントへの支援サービスを前記ウェブサービスから取得することを特徴とする情報家電ネットワーク用ミドルウェア。
  7. 前記サービス部が、前記サービスコンポーネントをサービス機能に応じた複数の階層に分類して有すると共に、
    前記サービスコンポーネントは、情報家電機器のハードウェア単体を制御する機器用サービスコンポーネントと、ユーザインタフェースを提供するユーザ用サービスコンポーネントとを含み、
    前記ユーザ用サービスコンポーネントが、ユーザからのサービス要求を受け取ると、前記コンポーネント管理部から提供されるサービスコンポーネント情報に従って、当該サービス要求に対応するために必要な機器用サービスコンポーネントへコンポーネント制御情報を送り、
    前記コンポーネント制御情報を受け取った機器用サービスコンポーネントが、前記デバイスインタフェースを介して該当する情報家電機器を制御する、請求項6に記載の情報家電ネットワーク用ミドルウェア。
  8. 前記サービスコンポーネントは、制御用サービスコンポーネントをさらに含み、
    前記制御用サービスコンポーネントは、ユーザ用サービスコンポーネント、複数の機器用サービスコンポーネント、または他の制御用サービスコンポーネントへコンポーネント制御情報を送る、請求項7記載の情報家電ネットワーク用ミドルウェア。
  9. 前記情報家電ネットワークに情報家電機器が新たに接続されたとき、前記情報家電機器から機器情報を取得し、取得した機器情報に基づいて当該情報家電機器に対応するサービスコンポーネントを生成するコンポーネント生成部をさらに備えた、請求項6〜8のいずれか一項に記載の情報家電ネットワーク用ミドルウェア。
  10. 前記コンポーネント生成部により生成されたサービスコンポーネントとウェブサービスとを連携させるための情報を取得するコンポーネント連携部をさらに備え、
    前記コンポーネント連携部は、前記情報家電機器から取得した機器情報に基づいて、連携先のウェブサービスに関する情報を、前記サービスインタフェースを介して前記外部ネットワークから取得する、請求項9に記載の情報家電ネットワーク用ミドルウェア。
  11. 前記情報家電機器から状態情報を取得し、取得した状態情報をサービスに関連付けて保存する状態設定記憶部をさらに備えた、請求項6〜10のいずれか一項に記載の情報家電ネットワーク用ミドルウェア。
  12. ユーザからサービス要求があったとき、前記サービス部が、前記状態設定記憶部から、要求されたサービスに関連付けて記憶されている状態情報を抽出し、抽出した状態情報に従ってサービスコンポーネントへのコンポーネント制御情報を生成する、請求項11に記載の情報家電ネットワーク用ミドルウェア。
JP2003046503A 2003-02-24 2003-02-24 情報家電ネットワーク用ミドルウェア Pending JP2004258809A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003046503A JP2004258809A (ja) 2003-02-24 2003-02-24 情報家電ネットワーク用ミドルウェア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003046503A JP2004258809A (ja) 2003-02-24 2003-02-24 情報家電ネットワーク用ミドルウェア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004258809A true JP2004258809A (ja) 2004-09-16

Family

ID=33113026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003046503A Pending JP2004258809A (ja) 2003-02-24 2003-02-24 情報家電ネットワーク用ミドルウェア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004258809A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007235602A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Matsushita Electric Works Ltd 住宅設備監視制御システム
JP2007241721A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Kansai Electric Power Co Inc:The 情報提供システム及びサーバ装置
JP2007241718A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Kansai Electric Power Co Inc:The 情報提供システム及びサーバ装置
JP2008140176A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Matsushita Electric Works Ltd サービス提供システム
JP2008544338A (ja) * 2005-04-29 2008-12-04 マイクロソフト コーポレーション Xmlアプリケーションフレームワーク
JP2009271935A (ja) * 2009-08-03 2009-11-19 Sharp Corp 情報処理システムおよびサーバ
US7761509B2 (en) 2005-10-13 2010-07-20 Funai Electric Co., Ltd. Program product and connected device for linking operations between multiple connected devices
US8275793B2 (en) 2005-04-29 2012-09-25 Microsoft Corporation Transaction transforms
JP2013222301A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Mitsubishi Electric Corp ホームネットワーク管理システム、サーバ、および、プログラム
JP2014032687A (ja) * 2013-09-19 2014-02-20 Ricoh Co Ltd 統合管理装置、制御方法及びプログラム
JP2014082562A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Hitachi Ltd 通信装置および通信方法
WO2014156728A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 ロボットサービス連携システム、プラットフォームおよび方法
WO2015177944A1 (ja) * 2014-05-19 2015-11-26 三菱電機株式会社 動作制御装置、動作制御方法、及び再生装置
US9489219B2 (en) 2009-09-10 2016-11-08 Ricoh Company, Ltd. Integration and management apparatus, integration and management system and computer readable information recording medium
JP2017523492A (ja) * 2014-05-30 2017-08-17 アップル インコーポレイテッド ホームオートメーションのためのインテリジェントアシスタント

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544338A (ja) * 2005-04-29 2008-12-04 マイクロソフト コーポレーション Xmlアプリケーションフレームワーク
US8275793B2 (en) 2005-04-29 2012-09-25 Microsoft Corporation Transaction transforms
US8132148B2 (en) 2005-04-29 2012-03-06 Microsoft Corporation XML application framework
US8793649B2 (en) 2005-04-29 2014-07-29 Microsoft Corporation XML application framework
US7761509B2 (en) 2005-10-13 2010-07-20 Funai Electric Co., Ltd. Program product and connected device for linking operations between multiple connected devices
JP4661632B2 (ja) * 2006-03-01 2011-03-30 パナソニック電工株式会社 住宅設備監視制御システム
JP2007235602A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Matsushita Electric Works Ltd 住宅設備監視制御システム
JP2007241718A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Kansai Electric Power Co Inc:The 情報提供システム及びサーバ装置
JP2007241721A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Kansai Electric Power Co Inc:The 情報提供システム及びサーバ装置
JP2008140176A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Matsushita Electric Works Ltd サービス提供システム
JP2009271935A (ja) * 2009-08-03 2009-11-19 Sharp Corp 情報処理システムおよびサーバ
US9489219B2 (en) 2009-09-10 2016-11-08 Ricoh Company, Ltd. Integration and management apparatus, integration and management system and computer readable information recording medium
JP2013222301A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Mitsubishi Electric Corp ホームネットワーク管理システム、サーバ、および、プログラム
JP2014082562A (ja) * 2012-10-15 2014-05-08 Hitachi Ltd 通信装置および通信方法
WO2014156728A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 ロボットサービス連携システム、プラットフォームおよび方法
US10065321B2 (en) 2013-03-26 2018-09-04 Advanced Telecommunications Research Institute International Robot service cooperation system, platform and method
JP2014032687A (ja) * 2013-09-19 2014-02-20 Ricoh Co Ltd 統合管理装置、制御方法及びプログラム
WO2015177944A1 (ja) * 2014-05-19 2015-11-26 三菱電機株式会社 動作制御装置、動作制御方法、及び再生装置
US9948718B2 (en) 2014-05-19 2018-04-17 Mitsubishi Electric Corporation Operation control device and operation control method
JP2017523492A (ja) * 2014-05-30 2017-08-17 アップル インコーポレイテッド ホームオートメーションのためのインテリジェントアシスタント
US10699717B2 (en) 2014-05-30 2020-06-30 Apple Inc. Intelligent assistant for home automation
US10714095B2 (en) 2014-05-30 2020-07-14 Apple Inc. Intelligent assistant for home automation
US11257504B2 (en) 2014-05-30 2022-02-22 Apple Inc. Intelligent assistant for home automation
US11699448B2 (en) 2014-05-30 2023-07-11 Apple Inc. Intelligent assistant for home automation

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11641391B2 (en) Integrated cloud system with lightweight gateway for premises automation
US20200327796A1 (en) Management of a security system at a premises
US11153266B2 (en) Gateway registry methods and systems
US11792330B2 (en) Communication and automation in a premises management system
US11916870B2 (en) Gateway registry methods and systems
US10223903B2 (en) Integrated security system with parallel processing architecture
US20170180198A1 (en) Forming a security network including integrated security system components
US8086702B2 (en) Takeover processes in security network integrated with premise security system
US20170070563A1 (en) Data model for home automation
US8122131B2 (en) Takeover processes in security network integrated with premise security system
US8996665B2 (en) Takeover processes in security network integrated with premise security system
US11113950B2 (en) Gateway integrated with premises security system
CN100421408C (zh) 网络家电控制系统
US8086703B2 (en) Takeover processes in security network integrated with premise security system
JP2004258809A (ja) 情報家電ネットワーク用ミドルウェア
US20080069121A1 (en) Gateway For A Local Network System
CA2992429A1 (en) Data model for home automation
US20090077624A1 (en) Forming A Security Network Including Integrated Security System Components and Network Devices
US20110102171A1 (en) Integrated Security System With Parallel Processing Architecture
EP2320605A1 (en) Integral control, security and home automation system in intelligent buildings
JP2004320747A (ja) 協業サービスのためのホームネットワークシステム及び方法
US20040158620A1 (en) Home networking communication system and method for communicating using the same
US11729255B2 (en) Integrated cloud system with lightweight gateway for premises automation
US11615697B2 (en) Premise management systems and methods
US20030018703A1 (en) Smart appliance network system and communication protocol

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090519