JP4915333B2 - 系統模擬プログラムおよび系統模擬サーバ - Google Patents

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本発明は、給電指令所、制御所等の運転員の系統運用に関する技術、技能などの維持・向上を図る訓練のための系統模擬プログラムおよび系統模擬サーバに関する。
従来の系統シミュレータでは、訓練準備段階で系統構成状態の設定、発電機の運転条件、負荷の条件設定等を行い、さらに事故発生条件の設定と保護リレーの動作模擬を行い事故発生時に動作する保護リレーと遮断される遮断器(以下、CBと記す。)を決定し、これらを事故シーケンスとして登録する。最後に、上記の各種設定に基づき、訓練開始時点の妥当な初期系統運用状態を自動作成し、訓練シナリオとして登録する。
訓練実行段階では、訓練準備段階で作成した事故シーケンスをその発生時刻に至ったかどうかを訓練時間と比較して判定し、発生時刻になれば、リレー動作情報に応じて遮断対象CBを遮断し、それに伴う事故復旧訓練を行う。なお、訓練対象者の誤操作等により、事故設定された設備を再充電して事故が再発生した場合は、訓練準備段階と同様に保護リレーの動作模擬を行い、動作する保護リレーと遮断されるCBを判定して、即保護リレー動作とCBの遮断を実施し、これらの状態変化を発生させる必要がある。従って、リアルな訓練を実現するためには、これらの保護リレーの動作模擬を実時間ベースで実行することが必要不可欠となる。
従来の系統シミュレータにおいて、系統状態を模擬するための保護リレーの動作模擬方法には、論理判定方法と故障計算方法とがある。論理判定方法は、高速に処理するために論理的な判定により保護リレーの動作模擬を行う方法である(特許文献1参照)。一方、故障計算方法は、リレーの動作模擬を忠実に行うために故障計算に基づき保護リレーの入力電気量である故障電流、故障電圧を算出し、それを保護リレーのリレー単体・リレーシーケンスに入力して、保護リレーの動作模擬を行う方法である(特許文献2参照)。
特許文献1は、電力系統事故波及シミュレータにおいて、事前に事故設備、事故種別に対応した事故パターンの登録を必要とせず、事故設備、種別、及び開閉器の開閉状態から自動的に事故波及パターンを作成可能なシミュレータを得るものである。登録された事故に対して、トレーナが事故の起動を設定すると、充停電判定によって手動設定された事故点が充電状態になった場合、事故が起動した時点の系統状態と事故設備、事故種別(短絡、地絡等)、事故相、事故継続時間等の事故情報により、以下に示す論理判定方法に従って設定事故に対する保護リレーの動作模擬を自動的に行い、当該保護リレーに対応するCBを遮断する。
論理判定方法では、保護リレー設置点と事故点の接続があるかどうか(前方接続有無判定)、さらに当該保護リレー設置点の背後に訓練系統全体の発電機母線との接続があるかどうか(背後電源有無判定)により保護リレーの動作条件成立の可否を判定している。これは、両方の条件が成立すれば、保護リレーの変流器(以下、CTと記す。)に事故電流が流れ、保護リレーが動作することを示している。
特許文献2は、電力系統保護リレーのシミュレーション方法において、限定された模擬対象区間の系統内に存在する保護リレーを選出するとともに、その選出された保護リレーに対して、事故形態により模擬対象とすべきリレー方式を限定し、さらに、その限定された模擬対象方式の優先順位付けを行った後、優先順位を高いものから順次リレー単体・リレーシーケンスの動作判定を行うことを特徴としている。保護リレーの動作模擬は、故障計算方法に従い実施している。故障計算方法は、故障計算により故障電流、故障電圧を計算してリレー単体・リレーシーケンスの動作判定を行うため、実系統のリレー動作を正確に模擬できるという特徴がある。
特開2003−23731号公報 特開平5−199647号公報
しかし、論理判定方法は、模擬対象区間内で選定された全保護リレーについて、事故点または発電機母線との接続有無をノード(母線)・ブランチ(送電線、変圧器等)の接続をたどり判定する必要があるため、処理手順が複雑である。特に、保護リレー設置点の背後に発電機母線との接続があるかどうかという背後電源有無判定は、全系統の範囲でノード・ブランチの接続をたどるため、系統規模が大きくなると非常に処理時間が掛かることになり、リアルタイム処理が実現できないという問題点がある。
また、故障計算方法は、故障計算が複雑であるため、リレー単体・リレーシーケンスの動作判定に多大な時間を要し、現在の計算機性能ではリレー動作模擬をリアルタイムには実行できないという問題点がある。すなわち、基本的には発電機母線を全て残して系統縮約を実施した系統について故障計算を行うが、発電機母線の数が多い大規模な系統では、非常に処理時間が掛かる。また、系統縮約を行う場合は必ず複素数であるアドミタンス行列の部分行列の逆行列を計算する必要があり、処理が複雑となるため時間が掛かる。また、この方法の処理時間は、系統縮約と故障計算が大半を占めており、扱う保護リレーの数を絞り込んでリレー単体・リレーシーケンスの動作判定を高速化しても保護リレーの動作模擬全体における処理時間の短縮効果は非常に小さい。
系統シミュレータは、系統事故発生に伴う停電等について系統事故の復旧訓練に使用されるもので、最大の訓練効果を得るために、事故発生時の系統現象を実時間で、かつ忠実に模擬することが望まれている。これにより、臨場感のある訓練を実施することが可能となる。本発明は、系統事故発生時の保護リレーの動作模擬を実時間で実施する系統模擬プログラムおよび系統模擬サーバを提供することを目的としている。
本発明に係る系統模擬プログラムは、模擬対象区間の末端母線の中から、訓練対象系統の発電機母線と接続しているものを等価電源母線として選定する選定ステップと、等価電源母線から事故点に流れる故障電流の方向に基づき、動作する保護リレーを判定する判定ステップとを備えている。
本発明によれば、模擬対象区間の末端母線の中から発電機母線と接続している等価電源母線を選定し、等価電源母線から事故点に流れる故障電流の方向に基づき動作する保護リレーを判定している。動作する保護リレーの判定に詳細な故障電流値を必要とせず、かつ故障電流の計算範囲も等価電源母線と事故点間の模擬対象区間内に限られる。このため、模擬対象区間内において、簡単な故障計算を行うことにより、動作する保護リレーを判定でき、保護リレーの動作模擬を実時間で実現することができる。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態1における系統シミュレータを示す構成図である。まず訓練に先立ち、訓練を実施するための訓練シナリオを訓練管理サーバ群1、トレーナ卓4を使用してトレーナが作成し、登録する。次に、訓練実施時には、トレーナがトレーナ卓4から登録した訓練シナリオを選択し、それに伴い、系統摸擬サーバ群2において系統模擬プログラム8が実行されて、模擬された系統状態がトレーナ卓4、トレーニ卓5及び系統盤6に表示される。トレーニ(被訓練者)はトレーニ卓5や系統盤6に表示される系統状態を確認して、事故発生状況を把握する。そして、トレーニ卓5の表示装置のマウス、あるいは卓釦を使用して、自動化摸擬サーバ群3を介して、事故復旧のための復旧指令、復旧操作等を行うことにより、停電している負荷の復旧等を実現する。
系統模擬プログラム8は、保護リレーの動作模擬方法9を適用して系統の静的・動的特性を模擬し、系統計算を行うソフトウェアであり、系統摸擬サーバ群2に実装され、動作している。訓練管理サーバ群1、系統摸擬サーバ群2、自動化摸擬サーバ群3、トレーナ卓4、トレーニ卓5、系統盤6間の情報の送受信はシステムLAN7を介して行う。
図2は本発明の実施の形態1における系統模擬プログラム8を示すフローチャートである。系統模擬プログラム8での系統計算には、周波数・潮流計算(連結)方式を用いる。周波数・潮流計算(連結)方式は、通常、1〜3秒周期で、系統周波数、母線電圧、位相角、送電線等の有効電力、無効電力等の系統状態を計算する。なお、系統周波数は1周期(1〜3秒)中に、更に例えば0.1秒毎の値を算出している。
系統模擬プログラム8による系統計算の手順について図2を用いて説明する。系統模擬プログラム8における系統計算の周期をT秒とする。まず、前回の周期から今回の周期の間に発生しているCBの状態変化を取り込み(ステップ11−1)、その系統状態における潮流計算(ステップ12−1)を実行し、今回の系統計算周期における初期系統断面を求める。次に、事故発生の判定(ステップ13)を行い、事故発生していないと判断した場合はステップ11−2に進む。ステップ13では、事故設備の再充電による事故発生や、訓練実施中にトレーナにより新たに設定された事故発生等を判定する。ステップ13で事故発生したと判断した場合は当該事故発生内容に基づき保護リレーの動作模擬(ステップ14)を行い、ステップ11−2に進む。なお、ステップ14は、保護リレーの動作模擬方法9により保護リレーの動作模擬を行う。
ステップ11−2では、保護リレー動作に伴うCBの状態変化の取り込みを行い、それに基づいて系統周波数の計算(ステップ15)を実施し、計算された系統周波数について、周波数応動モデル処理(ステップ16)を行う。続いて、系統周波数計算終了判定(ステップ17)にて系統周波数の計算を終了するかどうかを判定する。ステップ17では、ステップ11−2からステップ16までの処理を、Nf回(Nf=系統計算周期T秒/Δt秒)繰返した場合に系統周波数の計算を終了すると判断する。ここで、Δt秒とは、系統周波数を算出する際にΔt秒刻みの積分計算を行うことを示している。ステップ17で系統周波数の計算が終了したと判断した場合はステップ12−2に進み、そうでないと判断した場合はステップ11−2に戻る。周波数応動モデルとしては、発電機の制御系であるガバナ・タービン系の処理と系統保護装置である周波数低下リレー(UF)、周波数上昇リレー(OF)が対象になる。
次に、系統周波数の計算が終了した時点の潮流計算(ステップ12−2)を行い、この断面の母線電圧、有効電力を使用して、潮流応動モデル1処理(ステップ18)、潮流応動モデル2処理(ステップ19)を実施する。潮流応動モデル1処理では、電圧・無効電力制御装置(VQC)の模擬を行い、潮流応動モデル2処理では、過負荷リレー(OLR)、系統安定化装置等の模擬を行う。
次に、これらの各モデルが動作した後の系統断面の潮流計算(ステップ12−3)を実行する。この潮流計算結果は、トレーナ卓4、トレーニ卓5及び系統盤6に表示される。最後に、系統計算T秒刻みに対して、リアルタイム同期処理(ステップ20)を行い、1回の系統計算を終了するが、訓練終了判定(ステップ21)で、訓練終了の場合は処理を終了し、訓練終了でない場合は、系統計算を繰返して実行する。
図3は本発明の実施の形態1における保護リレーの動作模擬方法9を示すフローチャートである。図3は、図2におけるステップ14の処理内容を説明する図である。保護リレーの動作模擬方法9の手順について図3を用いて説明する。
本実施の形態1における保護リレーの動作模擬方法9は、まず、主保護リレーの動作模擬を行い、その後、後備保護リレーの動作模擬の必要性を判定し、必要な場合は、後備保護リレーの動作模擬を行うという手順を採用している。これは、実系統の保護リレー方法の考え方に基づいており、後備保護リレーの動作模擬が必要な場合にのみ後備保護リレーの動作模擬を行う方が、常に主保護リレー・後備保護リレーの動作模擬を行うよりも処理が簡単になり、かつ、高速処理が可能となるためである。
まず、主保護リレーの動作模擬を行うために、事故設備、事故点等に対応して主保護リレー用の模擬対象区間を決定する(ステップ22)。ステップ22で決められた主保護リレー用の模擬対象区間において、後述する等価電源母線を選定する(ステップ23)。次に、主保護リレー用の模擬対象区間に設置されている保護リレーの中から、事故設備、事故点、事故種別(短絡、地絡)、主保護リレー不動作設定、CB不動作設定、盲点事故設定等の条件に応じて模擬対象の主保護リレー選定(ステップ24)を行う。続いて、選定した主保護リレーについて、主保護リレー動作条件判定(ステップ25)を実施し、動作条件成立の主保護リレー有無の判定(ステップ26)を行う。動作条件成立の主保護リレーが有りの場合は、当該主保護リレー及び対応するCBの動作模擬(ステップ27)を行い、動作条件成立の主保護リレーが無しの場合は、ステップ28−2に進む。ステップ27の次に、事故除去完了の判定(ステップ28−1)を行い、事故除去未完の場合はステップ25に戻り、事故除去完了の場合はステップ35に進む。また、ステップ28−2においても事故除去完了の判定を行い、事故除去完了の場合はステップ35に進み、事故除去未完の場合はステップ29に進む。
次に、主保護リレー動作によりCBが遮断されて系統構成状態が変化していることを考慮し、後備保護リレーの動作模擬を行うために、事故設備、事故点等に対応して後備保護リレー用の模擬対象区間を決定する(ステップ29)。ステップ29で決められた後備保護リレー用の模擬対象区間において、後述する等価電源母線を選定する(ステップ30)。次に、後備保護リレー用の模擬対象区間に設置されている保護リレーの中から、事故設備、事故点、主保護リレー不動作設定、CB不動作設定等の条件に応じて模擬対象の後備保護リレー選定(ステップ31)を行う。続いて、選定した後備保護リレーについて、後備保護リレー動作条件判定(ステップ32)を実施し、動作条件成立の後備保護リレー有無の判定(ステップ33)を行う。動作条件成立の後備保護リレーが有りの場合は、当該後備保護リレー及び対応するCBの動作模擬(ステップ34)を行い、動作条件成立の後備保護リレーが無しの場合は、ステップ28−4に進む。
ステップ34の次に、事故除去完了の判定(ステップ28−3)を行い、事故除去未完の場合はステップ32に戻り、事故除去完了の場合はステップ35に進む。また、ステップ28−4において、事故除去完了の判定を行い、事故除去完了の場合はステップ35に進み、事故除去未完の場合はステップ36に進む。ステップ35では、事故除去が完了しているので、事故除去完了フラグを設定し、ステップ36では事故除去が完了していないので、事故除去未完のフラグを設定し、処理を終了する。
ここで、保護リレーの動作模擬を実時間で高速に処理するためには、主保護リレー・後備保護リレーの動作条件判定(ステップ25、ステップ32)を模擬対象区間内で完結することが重要である。訓練対象系統の系統規模が5,000〜10,000ノードと大規模であるのに対して、模擬対象区間の系統規模は50〜100ノードであり、1/100程度である。このため、ノード・ブランチの接続をたどる処理、及び故障計算の処理については、処理の対象を模擬対象区間内で完結すれば、処理時間も1/100以下と高速処理が可能となり、保護リレーの動作模擬を実時間で高速に処理することが可能となる。
模擬対象区間内の系統範囲で、主保護リレー・後備保護リレーの動作条件判定を完結させるためには、模擬対象区間内の末端母線が訓練対象系統の発電機母線と接続しているかを判定し、等価電源母線を予め選定しておく必要がある。ここで、等価電源母線とは、模擬対象区間の末端母線の中で、訓練対象系統全体の運転中の発電機母線と接続しているものと定義する。なお、模擬対象区間の末端母線とは、訓練対象系統のブランチと直接接続がある母線、または訓練対象系統のブランチとは直接接続がなく模擬対象区間内の端に位置している母線と定義する。
事故発生時には、発電機母線から事故点に対して事故電流が流れ込むが、必ず等価電源母線を経由することになる。そこで、保護リレー動作条件判定において故障計算を行う際に、発電機母線と事故点との間の故障計算を行う代わりに、等価電源母線と事故点との間の故障計算を行う。これにより、訓練対象系統全体のノード・ブランチの接続をたどることなく、模擬対象区間内での故障計算で保護リレーの動作条件判定ができる。従って、保護リレーの動作条件判定を行うに先立ち、以下に示す等価電源母線の選定(ステップ23、ステップ30)を行う。なお、ステップ23とステップと30では選定する対象区間である模擬対象区間が異なるが、等価電源母線の選定方法は同じである。
等価電源母線の選定について図4を用いて説明する。本発明の実施の形態1では当該処理を、直流回路を用いた簡単な回路網計算により高速に実行している。等価電源母線の選定は、末端母線に直流電流を注入したときに発電機母線に電圧が発生するか否かにより行うため、詳細な電圧値を計算する必要はなく、直流回路を用いた簡単な回路網計算で実現することができる。
図4は本発明の実施の形態1における訓練対象系統を示す図である。図4(a)は模擬対象区間とその末端母線、及び末端母線から発電機母線への接続を示す図であり、図4(b)は本発明の実施の形態1における等価電源母線の選定方法の説明図である。
図4(a)に示す訓練対象系統において、模擬対象区間の末端母線については、模擬対象区間側のCBを全て開放し、送電線は抵抗を無視してリアクタンスXlと対地充電容量Ycで表現し、変圧器はリアクタンスXt1、Xt2で表現し、発電機はリアクタンスXgで表現した系統(図4(b)参照)を用いて等価電源母線を選定する。図4(b)において、V〜Vは各母線電圧、Vgは発電機母線電圧を示している。
等価電源母線の選定手順を以下に示す。
(ア)模擬対象区間内の末端母線を判定し、当該末端母線に接続するブランチについて模 擬対象区間内のCBを全て開放する。
(イ)模擬対象区間内の端に位置している末端母線は、訓練対象系統との接続がないので 、等価電源母線にはならず、等価非電源母線と判定する。
(ウ)訓練対象系統について、以下の手順でアドミタンス行列(以下、Y行列と記す。) を作成する。Y行列の全要素を実数で表現しているため、直流回路で扱うことができ る。
・送電線は、リアクタンスXlと対地充電容量Ycのπ型等価回路で扱う。
・変圧器は、リアクタンスXtで扱う(図4(b)ではXt1、Xt2と示す)。
・発電機については、発電機リアクタンスXgを中性点に挿入する。
(エ)末端母線(A母線)に、電流I(=1.0pu)を注入し、回路網計算を行う
[I]=[Y]・[V] (1)
式(1)は、図4(b)に示す訓練対象系統では末端母線の電流Iが1.0puで 、他の母線の電流は全て0であるため、次式となる。
Figure 0004915333
従って、Y行列のLU分解、前進・後退代入の手順により、簡単に、発電機母線電圧 Vgを計算できる。
(オ)発電機母線に電圧があるかを判定し、一つでも発電機母線の電圧がある場合は、末 端母線は発電機母線との接続があることになるので、当該末端母線を等価電源母線に 設定する。全ての発電機母線の電圧がない場合は、当該末端母線を等価非電源母線に 設定する。
(カ)上記の処理を全ての末端母線((イ)の末端母線は除く)について、処理する。
この方法によれば、Y行列のLU分解は1回のみであり、後は電流を注入する末端母線を変更して前進・後退代入を繰返せばよいので、高速な処理が実現できる。なお、送電線、変圧器、発電機のリアクタンスと送電線の対地充電容量Ycの値を、例えば全て1.0puに設定して計算すれば、Y行列の対角要素と非対角要素の比率を大きくでき、連立一次方程式の求解を安定させることができる。これは、上述のとおり、発電機母線に電圧が発生するか否かを確認できればよく、正確なリアクタンス値を用いて計算する必要がないためである。
次に、模擬対象の保護リレー選定(ステップ24、ステップ31)を詳説する。図5は本発明の実施の形態1における模擬対象の保護リレー選定を示すフローチャートである。図5は事故設備が送電線の場合の保護リレー選定を示している。図5(a)は事故設備が送電線の場合の主保護リレー選定の手順を示すフローチャートであり、図5(b)は事故設備が送電線の場合の後備保護リレーの選定の手順を示すフローチャートである。
事故設備が送電線の場合の主保護リレー選定について、図5(a)を用いて説明する。まず、事故が発生した送電線の主保護リレーにおいて不動作設定有無の判定(ステップ40−1)を行い、不動作設定がない場合は、当該送電線の両端の送電線主保護リレー選定(ステップ41)を行う。一方、不動作設定がある場合は、不動作設定以外の送電線主保護リレー選定(ステップ42)を行い、ステップ43に進む。ステップ42では、事故が発生した送電線の主保護リレーが不動作設定されている場合は、当該主保護リレーは選定せずに、不動作設定されていない主保護リレーのみを選定する。
盲点事故有無の判定(ステップ43)では、CTと事故点の位置関係から当該事故点が送電線保護リレーにとって盲点事故になるかどうかを判定し、盲点事故になる場合は、盲点事故側の母線保護リレー選定(ステップ44)を行う。盲点事故にならない場合は処理を終了する。この手順で主保護リレーの選定を行えば、必要最小限の主保護リレーを選定できる。
ここで、盲点事故について説明する。送電線事故については、通常、ある電気所から見て、至近端、中間点、遠方端の3種類の設定が行われる。この場合、至近端、遠方端については、送電線保護用CT、母線保護CTと事故点の位置関係により、盲点事故になる場合がある。盲点事故というのは、送電線事故ではあるが送電線保護リレーの動作により、CBを遮断しても、事故が除去できないことをいう。従って、送電線の事故ではあるが、母線保護で保護を行う、すなわち母線保護リレーにより保護を行うことになる事故をいう。
次に、事故設備が送電線の場合の後備保護リレー選定について、図5(b)を用いて説明する。まず、事故が発生した送電線の主保護リレーの不動作設定有無の判定(ステップ40−2)を行い、不動作設定がある場合はステップ46に進み、不動作設定がない場合は当該送電線のCB不動作設定有無判定(ステップ45)を行う。ステップ45でCB不動作設定無しの場合は、事故は主保護リレーのみで除去されるので後備保護リレーの選定は行わず処理を終了し、CB不動作設定有りの場合は、ステップ46に進む。
ステップ46では、事故点から両方向にN1区間の範囲にある後備保護リレー1段を選定する後備保護リレー1段選定を行い、次に事故点から両方向にN2区間の範囲にある後備保護リレー2段を選定する後備保護リレー2段選定(ステップ47)を行い、最後に、事故点から両方向にN3区間の範囲にある後備保護リレー3段を選定する後備保護リレー3段選定(ステップ48)を行い、処理を終了する。ここで、N1区間、N2区間、N3区間とは、例えばN1区間は0.5区間〜1.5区間、N2区間は1.5区間〜2.5区間、N3区間は2.5区間〜3.5区間というように予め設定された後備保護リレーの保護区間である。事故設備の種類(送電線、変圧器等)毎にそれぞれ所定の値が設定されている。
この手順は、事故点から後備保護リレー1段、2段、3段の保護区間をたどり、それに合致する後備保護リレー1段、2段、3段を選定するという考え方に基づいている。なお、後備保護リレーの選定では、ある程度広範囲に選定するという考え方が必要であり、それは、N1区間、N2区間、N3区間の区間数で考慮し、至近端、中間点、遠方端の事故点は、それぞれ0.1区間、0.5区間、0.9区間の位置で事故が設定されているとして判定を行う。
次に、保護リレーの動作条件判定(ステップ25、ステップ32)を詳説する。図6は本発明の実施の形態1における保護リレー動作条件判定の説明図である。保護リレーの動作条件判定については、主保護リレーも後備保護リレーも同じ方法を用いる。図中の1L、2Lは並行二回線送電線における各回線を示しており、CBに添えられた矢印の向きはCTの保護方向を示している。図6(a)は模擬対象区間内の状態を示す図である。C母線が等価電源母線と定義されており、A母線近辺に示すF1が事故点である。D母線の2L側CBのみが開状態であり、その他のCBは全て閉状態である。図6(b)は模擬対象区間で保護リレーの動作判定を簡単な故障計算により実施する場合の説明図である。
本発明の実施の形態1では、保護リレー設置点から事故点への接続があるかどうかの判定および保護リレー設置点の背後に発電機母線への接続があるかどうかの判定を、模擬対象区間内の系統において、等価電源母線から事故点に流れる故障電流分布を求める故障計算により一括して行う。選定された保護リレーのCTの保護方向に故障電流が流れた場合は、当該保護リレーは事故点および等価電源母線への接続がある、すなわち、事故点および発電機母線への接続があると判定できる。これにより、全系統の範囲でノード・ブランチの接続をたどる必要がなく、処理時間を大幅に短縮することができる。
さらに、事故点および等価電源母線へ接続している保護リレーの内、故障電流の方向とCTの保護方向が一致した場合に各保護リレーの動作条件成立と判定するので、各保護リレーの動作条件判定を一括して行える。なお、CTに流れる故障電流の計算は、故障電流が流れるか否か、及び流れる方向さえ判れば良いため、故障電流の詳細な値を算出する必要はなく、直流回路を用いた簡単な故障計算で実現することができる。
保護リレーの動作条件判定の手順を以下に示す。
(ア)模擬対象区間内の系統について、以下の手順でY行列を作成する。
Y行列の全要素を実数で表現しているため、直流回路で扱うことができる。
・送電線は、リアクタンスXlと対地充電容量Ycのπ型等価回路で扱う。
・変圧器は、リアクタンスXtで扱う。
・末端母線が等価電源母線として設定されている場合は、当該末端母線について発電 機リアクタンスXgを中性点に挿入する。(図6(b)では等価電源母線であるC 母線にXgを挿入)
(イ)事故点F1に、電流I(I=−1.0pu)を注入し、故障計算を行う。
[I]=[Y]・[V] (1)
式(1)を用いて、前述の回路網計算と同様に故障計算を行うことができる。事故点 F1の電流が−1.0puで、母線の電流は全て0であり、従って、Y行列のLU分 解、前進・後退代入の手順により、簡単に、故障計算を行うことができる。
(ウ)計算結果の電圧Vとブランチのリアクタンスより、保護リレー設置点のCT電流を 以下のように算出する。
Iij=(Vi−Vj)/Xij (3)
ただし、Iij:保護リレー設置点(i側)のCT電流
Vi:保護リレー設置点(i側)の母線電圧
Vj:保護リレー設置点(i側)の相手端の母線電圧
Xij:保護リレー設置のブランチのリアクタンス
(エ)保護リレー設置点のCT保護方向とCT電流の向きが同じ場合(電流Iijが正の 値である場合)は、当該保護リレーの動作条件は成立と判定する。保護リレー設置点 のCT保護方向とCT電流の向きが異なる場合(Iijが負の値である場合)は、当 該保護リレーの動作条件は不成立と判定する。
(オ)模擬対象区間の選定された模擬対象保護リレーの全てについて、上記の処理を行い 、保護リレーの動作判定を行う。
図6(b)では、事故点F1が送電線であり、主保護リレーとして、事故点F1の両端のリレー(A母線、B母線の2L側リレー)が選定されている。図中の破線矢印が電流の流れる方向であるが、A母線、B母線の2L側リレーのCTに流れる電流の方向とCTの保護方向が一致しているため、当該主保護リレーは動作条件成立となる。
この方法によれば、模擬対象区間内の系統規模は小さく、またY行列を実数のみで表現しているため、故障計算は高速に処理できると共に、各保護リレーの動作判定を統一的に簡単な判定方法で処理できるため、高速処理が可能である。さらに、送電線、変圧器、発電機のリアクタンスと送電線の対地充電容量Ycの値を、例えば全て1.0puに設定して計算すれば、Y行列の対角要素と非対角要素の比率を大きくでき、連立一次方程式の求解を安定させることができる。
次に、保護リレー及び対応するCBの動作模擬(ステップ27、ステップ34)を詳説する。図7は本発明の実施の形態1における保護リレー及び対応するCBの動作模擬を示すフローチャートである。図7(a)は主保護リレー及び対応するCBの動作模擬を示すフローチャートであり、図7(b)は後備保護リレー及び対応するCBの動作模擬を示すフローチャートである。
主保護リレー及び対応するCBの動作模擬について、図7(a)に基づき説明する。まず、主保護リレーの動作条件が成立した場合、動作時間が最短の主保護リレーを選択し(ステップ50)、次に当該主保護リレーのトリップ対象CBを全て遮断し(ステップ51)、そしてトリップ対象CB遮断の判定を行う(ステップ52−1)。トリップ対象CBが遮断した場合は事故シナリオ相対時間を(主保護リレー動作時間+CB動作時間)だけ増加させる事故シナリオ相対時間更新を行い(ステップ53−1)、処理を終了する。なお、事故シナリオ相対時間は、事故発生時間を「0秒」として、保護リレー、CB動作時間を相対時刻で表現するものである。トリップ対象CBが遮断していない場合はそのまま処理を終了する。なお、動作時間が最短の主保護リレーが複数存在する場合等、トリップ対象CBが複数存在する場合は、少なくとも1つのトリップ対象CBが遮断した場合に、ステップ52−1においてCB遮断成功と判定する。
次に、後備保護リレー及び対応するCBの動作模擬について、図7(b)に基づき説明する。まず、後備保護リレーの動作条件が成立した場合、動作時間が最短の後備保護リレーを選択し(ステップ54)、次に当該後備保護リレーのトリップ対象CBを全て遮断し(ステップ55)、そしてトリップ対象CB遮断の判定を行う(ステップ52−2)。トリップ対象CBが遮断した場合は事故シナリオ相対時間を(後備保護リレー動作時間+タイマ+CB動作時間)だけ増加させる事故シナリオ相対時間更新を行い(ステップ53−2)、処理を終了する。トリップ対象CBが遮断していない場合はそのまま処理を終了する。なお、トリップ対象CBが複数存在する場合は、少なくとも1つのトリップ対象CBが遮断した場合に、ステップ52−2においてCB遮断成功と判定する。
上述したシーケンスを用いて、図3に示す保護リレーの動作模擬方法9の手順に従えば、一定時間間隔で保護リレーの動作時間が経過したか否かの判断を繰返して、保護リレー及び対応するCBの動作模擬を行う必要がなく、動作時間の短い保護リレーから順次動作模擬を行える。このため、処理が簡単、かつ処理時間が短くなる。
本発明の実施の形態1によれば、模擬対象区間の末端母線の中から発電機母線と接続している等価電源母線を選定し、等価電源母線から事故点に流れる故障電流の方向のみに基づき動作する保護リレーを判定している。等価電源母線から事故点に流れる故障電流の方向を求めればよいため、模擬対象区間内に計算範囲を限定し、直流回路を用いた簡単な故障計算で保護リレーの動作条件判定を実現している。そのため、保護リレーの動作模擬を行う処理時間を大幅に短縮でき、事故発生時の保護リレー動作模擬を実時間で実施できるという効果を奏する。
また、保護リレー動作模擬を実時間で実施できるため、臨場感のある訓練が可能になり、高い訓練効果を得ることができるという効果を奏する。
実施の形態2.
実施の形態1では、保護リレー動作模擬方法9において、末端母線に電流を注入し、発電機母線の電圧の有無を判定して、等価電源母線の選定を行っていたが、これとは異なる方法を用いて等価電源母線の選定を行ってもよい。実施の形態2では、全発電機母線に電流を注入し、全末端母線の電圧の有無を判定して等価電源母線の選定を行う。
図8は本発明の実施の形態2における等価電源母線の選定方法の説明図である。実施の形態2における保護リレー動作模擬方法9が採用する等価電源母線の選定手順を以下に示す。
(ア)模擬対象区間内の末端母線を判定し、当該末端母線に接続するブランチについて模 擬対象区間内のCBを全て開放する。
(イ)模擬対象区間内の端に位置している末端母線は、訓練対象系統との接続がないので 、等価電源母線にはならず、等価非電源母線と判定する。
(ウ)訓練対象系統について、以下の手順でY行列を作成する。Y行列の全要素を実数で 表現しているため、直流回路で扱うことができる。
・送電線は、リアクタンスXlと対地充電容量Ycのπ型等価回路で扱う。
・変圧器は、リアクタンスXtで扱う(図8ではXt1、Xt2と示す)。
・発電機については、発電機リアクタンスXgを中性点に挿入する。
(エ)訓練対象系統の全発電機母線に、電流1.0puを注入し、回路網計算を行う。
[I]=[Y]・[V] (1)
式(1)は、全発電機母線の電流が1.0puで、他の母線の電流は全て0であるた め、Y行列のLU分解、前進・後退代入の手順により、簡単に、発電機母線電圧Vg を計算できる。
(オ)模擬対象区間の末端母線に電圧があるかを判定し、電圧がある場合は、当該末端母 線は発電機母線との接続があることになるので、当該末端母線を等価電源母線に設定 する。
この方法によれば、Y行列のLU分解、及び前進・後退代入は1回のみであり、これにより模擬対象区間の全末端母線について、発電機母線との接続有無を一括して判定できるため、更に高速な処理が実現できる。なお、送電線、変圧器、発電機のリアクタンスと送電線の対地充電容量Ycの値を、例えば全て1.0puに設定して計算すれば、Y行列の対角要素と非対角要素の比率を大きくでき、連立一次方程式の求解を安定させることができる。
本発明の実施の形態2によれば、等価電源母線の選定において、実施の形態1において末端母線の数だけ繰返していた前進・後退代入を1回だけ行えばよく、模擬対象区間の全末端母線について、発電機母線との接続有無を一括して判定できるため、更に処理時間を短縮できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1における系統シミュレータを示す構成図である。 本発明の実施の形態1における系統模擬プログラムを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における保護リレーの動作模擬方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における訓練対象系統を示す図である。 本発明の実施の形態1における模擬対象の保護リレー選定を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における保護リレー動作条件判定の説明図である。 本発明の実施の形態1における保護リレー及び対応するCBの動作模擬を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における等価電源母線の選定方法の説明図である。
符号の説明
2 系統摸擬サーバ群
8 系統模擬プログラム
23 等価電源母線選定ステップ
25 主保護リレー動作条件判定ステップ
30 等価電源母線選定ステップ
32 後備保護リレー動作条件判定ステップ

Claims (6)

  1. 模擬対象区間の末端母線の中から、訓練対象系統の発電機母線と接続しているものを等価電源母線として選定する選定ステップと、
    前記等価電源母線から事故点に流れる故障電流の方向に基づき、動作する保護リレーを判定する判定ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  2. 判定ステップは、模擬対象区間内に限定した故障計算に基づき求まる故障電流の方向と、変流器の保護方向とが一致する場合に、前記変流器に対応する保護リレーを動作する保護リレーと判定することを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  3. 判定ステップは、等価電源母線に発電機リアクタンスを挿入し、事故点に直流電流を注入して故障計算を行うことを特徴とする請求項2記載のプログラム。
  4. 選定ステップは、末端母線もしくは発電機母線のいずれか一方に電流を注入して回路網計算を行い、
    前記発電機母線もしくは末端母線のいずれか他方に電圧が生じれば前記末端母線を等価電源母線として選定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載のプログラム。
  5. 選定ステップは、訓練対象系統の発電機母線に発電機リアクタンスを挿入し、末端母線もしくは前記発電機母線のいずれか一方に直流電流を注入して回路網計算を行うことを特徴とする請求項4記載のプログラム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載のプログラムを格納するサーバ。
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