JP4915003B2 - 交流電動機の制御装置および制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、交流電動機を可変駆動する交流電動機の制御装置および制御方法に関する。
交流電動機の制御装置としてのPWM(パルス幅変調)インバータは、直流電源の直流電力をPWM波形に従ってインバータ主回路の各スイッチング素子を制御し、可変周波数・可変電圧の交流電力に変換して負荷である交流電動機に供給する。従来、インバータのPWMパルス発生方法としては、指令電圧と三角キャリアとを比較してPWMパルスを作り出す方法や、空間ベクトルの演算によってPWMパルスを作り出す方法がある。
例えば、空間ベクトルの演算によってPWMパルスを作り出す方法として特許文献1に記載のものがある。
図7は従来の瞬時空間電圧ベクトルインバータの電圧ベクトルを示す図である。図は、三相インバータが出力可能な瞬時空間電圧ベクトルを示すもので、これらの電圧ベクトルで区切られる領域を、θ〜θとして表す。
ここで、α、β:静止座標軸。
交流電動機の速度制御装置において、瞬時空間電圧ベクトルインバータを用いて交流電動機に電圧を印加する場合、インバータの出力可能な6つの電圧ベクトルV1(100),V2(110),V3(010),V4(011),V5(001),V6(101)および2つの零電圧ベクトルV0(000),V7(111)を組み合わせることで、任意の電圧を印加する。
図8は従来の瞬時空間電圧ベクトルインバータの電圧ベクトルと出力電圧の関係を示す図である。例えば、θの領域にあるインバータ出力電圧指令v*を出力する場合、電圧ベクトルV1、V2と零電圧ベクトルV7をサンプリング周期Tsの期間で時分割出力することで、任意のインバータ出力電圧指令v*を得る。
ここで、Ts:サンプリング周期、
t1:電圧ベクトルV1の出力期間、
t2:電圧ベクトルV2の出力期間。
図9は従来の瞬時空間ベクトルインバータのスイッチング信号の決定方法を示す図である。
ここで、n,n+1:サンプル点。
図に示すように、インバータのスイッチング信号U、VおよびWは、電圧ベクトルV1の出力期間t1、電圧ベクトルV2の出力期間t2と三角波キャリアを比較し、その比較結果から電圧ベクトルV1、V2と零電圧ベクトルV7を選択することで与えられる。ここで出力される零電圧ベクトルは、全体のスイッチング周波数を抑えるため、1相分のスイッチングで達成できるものが選ばれる。図9の場合は、W相のスイッチングのみで達成できる零電圧ベクトルV7が選択され、このとき、U相アームの上側スイッチが常にオンの状態となる。
また、θの領域にある電圧を出力する場合は、電圧ベクトルV2、V3とを出力し、電圧ベクトルV3から1相分のスイッチングで達成できる零電圧ベクトルV0が零電圧ベクトルとして選択される。このとき、W相アームの下側スイッチが常にオンの状態となる。
このように、π/3毎にいずれかの相の上側または下側のスイッチが、常にオンとなり、等価的に二相変調の形となる。
図10は、従来の瞬時空間ベクトルインバータにおいてスイッチングパターンを出力するスイッチング信号発生回路の構成を示す図である。
コンパレータ21,22は、アップ/ダウン・カウンタ(以下、U/Dカウンタと記す)23により作られた三角波キャリアと、マイコンやDSPなどのコントローラ(図示せず)から与えられる電圧ベクトルV1の出力期間t1、電圧ベクトルV2の出力期間t2を比較し、信号C1,C2を作る。信号C1,C2により、図9のように出力電圧ベクトルが切り替えられる。
しかし、インバータ出力電圧指令v*の存在する領域や回転方向により、出力すべき電圧ベクトルが異なるため、領域信号θおよび正転/逆転信号(F/B)をコントローラから与える必要がある。これらの信号をスイッチングパターンROM24に入力し、記録された電圧ベクトルを出力する構成となっている。
信号C1,C2は、電圧ベクトルV1の出力期間t1、電圧ベクトルV2の出力期間t2を与えたあと、ソフトウェアと独立した外部回路により決定される。
しかし、スイッチングパターンの決定には領域信号θおよび正転/逆転信号(F/B)も必要であるため、一般には1サンプリング時間(Ts)あるいは1/2サンプリング時間(Ts/2)後に、電圧ベクトルV1の出力期間t1、電圧ベクトルV2の出力期間t2および領域信号θ、正転/逆転信号(F/B)を同時に与え、領域信号θ、正転/逆転信号(F/B)、電圧ベクトルV1の出力期間t1、電圧ベクトルV2の出力期間t2の切り替えと、三角波キャリアを同期させる。
従来のスイッチング制御技術では、インバータの出力電圧ベクトルを指定するため、インバータ出力電圧指令v* の存在する領域を与える必要がある。また、インバータの出力電圧を適切に切り替えるため、キャリア変調を行っている。このとき、領域を指定するタイミングと、キャリア変調のキャリアが同期している必要がある。
例えばベクトル制御の場合、電流を直交する2軸成分に分けてPI制御し、そのPI補償器の出力をインバータの電圧指令とするが、電圧出力中に電流制御演算が終了し、スイッチング信号や出力期間を変更する必要が生じた場合においても、領域指定とキャリアを同期させるため、次のサンプリング点あるいはTs/2だけ遅れた時点においてしか、これらを変更することができなかった。
図11は従来の瞬時空間ベクトルインバータのスイッチング制御を行った場合の、誘導電動機ベクトル制御システムのd−q軸電流の応答を示す図である。ここでは、1.5kWの誘導電動機に定格負荷を与えた状態で、350r/minから1500r/minへの速度ステップ指令を与え、そのときのd−q軸電流の指令値と実電流の波形を示したものである。電流制御系の制御帯域は、wc=18000rad/sとしている。また、図9の三角波キャリアの周期Tsは100μsとしている。
従来の瞬時空間電圧ベクトルインバータのスイッチング制御方法では、電流制御演算の結果、スイッチング信号を変更する必要が生じても、三角波キャリアが最大となる1/2サンプリング後において変更するため、制御遅れ時間が50μsと大きくなる。そのため、高ゲインでの電流制御を行った場合には、図11に示すようにオーバーシュートが生じ、電流が振動的な応答となる。
特開平2−206398号公報
上述のように、サンプリング点における電流の検出から、実際にスイッチング信号を変更するまでの時間が、電流制御遅れ時間となるが、従来のスイッチング制御技術では1サンプリング周期(Ts)またはその1/2(Ts/2)の制御遅れを持つことになる。そのため、高ゲインで電流制御を行った場合には、制御遅れに起因した電流の振動やオーバーシュートが発生するといった問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、瞬時空間電圧ベクトルインバータのスイッチング信号を、各相独立に制御することで、出力期間の変更を随時行うことができるようにし、制御遅れ時間を短縮して高ゲインでの電流制御を可能にするスイッチング制御方法およびスイッチング制御手段を得ることを目的とするものである。
この発明に係る交流電動機の制御装置は、電圧指令ベクトルから3つの相電圧ベクトルを用いて各相のスイッチング時間を演算し、これらをキャリア変調してインバータのスイッチング信号を決定し、交流電動機を制御するものである。
この発明に係る交流電動機の制御装置におけるスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段においては、各相のスイッチング信号を独立した信号とし、各相スイッチのオン時間tu,tvおよびtwをそれぞれ求め、各相スイッチを独立に制御することにより、電流制御演算が終了した時点において、各相スイッチのオン時間を変更することが可能となり、電流制御遅れ時間を短縮して、高ゲインで電流制御を行った場合の電流の振動やオーバーシュートを防ぐことができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段における電圧ベクトルを示す図である。
従来の瞬時空間電圧ベクトルインバータでは、図7に示す6つの電圧ベクトルを全て用いてスイッチング信号を決定するのに対し、この発明の実施の形態1に係るスイッチング制御方法およびスイッチング制御手段では、図1に示す3つのベクトル Vu(= V1)、Vv(=V3)、Vw(=V5)のみを用いてスイッチング信号を決定する。また、従来は2つの零電圧ベクトルV0,V7を用いていたが、零電圧ベクトルには、すべてV0を用いる。
また、図2はこの発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段において、電圧ベクトルとインバータ出力電圧との関係を示す図である。
例えば、図2のような電圧指令が与えられた場合には、ベクトルVu、Vvを合成することでインバータ出力電圧指令v*を実現し、ベクトルVwは出力されない。この出力されない電圧ベクトルは、電圧指令の存在する領域により決定し、出力しない相の下側スイッチが常にオンの状態となる。
図1、図2に示す3つの電圧ベクトルの出力期間を、それぞれtu,tv,twとしてインバータ出力電圧指令v*をα−β静止座標系で表すと、(1)式となる。
Figure 0004915003
ただし、VDCはインバータのDCリンク電圧である。また、Su,Sv,Swは、出力しない電圧ベクトルを表すための関数であり、出力する2つの相の値を0、出力しない相の値を1として与える。ここで、Su,Sv,Swは、(2)式から(4)式の条件文により決定される。
Figure 0004915003
Figure 0004915003
Figure 0004915003
(1)式を各相スイッチのオン時間tu,tv,twについて解くことで、各相スイッチのオン時間が(5)式のように求められる。
Figure 0004915003
ここで、各相スイッチのオン時間tu,tv,twのいずれかがサンプリング周期Tsより大きくなる場合は、インバータの電圧出力範囲を超えているため、各相スイッチのオン時間tu,tv,twをそれぞれ縮小する必要がある。
この発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段では、各相スイッチのオン時間tu,tv,twのうち最大のものをtmaxとし、これがサンプリング周期Tsと一致するよう(6)式、(7)式のように計算する。
Figure 0004915003
Figure 0004915003
図3はこの発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段におけるスイッチング信号の決定方法を示す図である。
ここで、n,n+1:サンプル点
(5)式で求めた各相スイッチのオン時間tu,tv,twは、図3のように三角波キャリアと比較され、各相のスイッチング信号を決定する。図9に示す従来のスイッチング制御方法とは、瞬時空間電圧ベクトルを出力する順序が異なる。また、零電圧ベクトルもV0となっているが、1サンプリング期間内で出力される電圧ベクトルの合成ベクトル(インバータ出力電圧指令)v*としては等価なものとなっている。この方法は、零電圧ベクトルV7を出力しないため、上側スイッチが常にオンの状態になることがなく、従来の二相変調とは異なる。
図4はこの発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段において、スイッチングパターンを出力するスイッチング信号発生回路の構成を示す図である。
コンパレータ1は、U/Dカウンタ23により作られた三角波キャリアと、マイコンやDSPなどのコントローラ(図示せず)から与えられるU相スイッチのオン時間tuを比較し、スイッチング信号Uを作る。また、コンパレータ2は、U/Dカウンタ22により作られた三角波キャリアと、コントローラ(図示せず)から与えられるV相スイッチのオン時間tvを比較し、スイッチング信号Vを作る。また、コンパレータ3は、U/Dカウンタ22により作られた三角波キャリアと、コントローラ(図示せず)から与えられるW相スイッチのオン時間twを比較し、スイッチング信号Wを作る。
この発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段においては、U/Dカウンタ23により作られた三角波キャリアと、コントローラ(図示せず)から与えられる各相スイッチのオン時間tu,tv,twを比較することで、スイッチング信号U,V,Wを決定している。
コントローラ(図示せず)から各相スイッチのオン時間tu,tv,twを与えたあとは、ソフトウェアと独立して動作する回路がスイッチング信号を決定するため、ソフトウェアと同期させる必要がなく、任意の時刻に各相スイッチのオン時間tu,tv,twを与えることが可能となる。
出力電圧がインバータ出力電圧範囲を超える場合、(6)式、(7)式によりtu,tv,twを制限する方法のほかに、(5)式の電圧指令vα*,vβ*を制限する方法もある。従来の瞬時空間ベクトルインバータにおいて、図8のように電圧ベクトルV1,V2を合成してインバータ出力電圧指令v*を得るとき、それぞれの電圧ベクトル出力時間t1,t2は、電圧ベクトルV1,V2のα−β軸成分v1α,v1β,v2α,v2βから(8)式のように求められる。
Figure 0004915003
ここで、t1+t2>Tsとなる場合はインバータの電圧出力範囲を超えるため、(9)式のようにt1,t2を均等に縮小する。
Figure 0004915003
縮小された出力時間t〜,t〜を用いて、電圧指令vα*,vβ*を(10)式のように、インバータ出力電圧範囲内に制限する。この制限された電圧指令v〜α*,v〜β*を(5)式に代入することで、サンプリング周期Tsを超えない各相のオン時間t〜,t〜,t〜を求めることが可能である。
Figure 0004915003
図5はこの発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段を、誘導電動機のベクトル制御システムに適用した場合についてのd−q軸電流の応答を示す図である。ここでは、1.5kWの誘導電動機に定格負荷を与えた状態で、350r/minから1500r/minへの速度ステップ指令を与え、そのときのd−q軸電流の指令値と実電流の波形を示したものである。電流制御系の制御帯域は、wc=18000rad/sとしている。また、図3の三角波キャリアの周期Tsは100μsとしている。
この発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段においては、電流制御系の演算がサンプリング点から11μs後に終了し、その時点でスイッチング信号を変更しているため、制御遅れ時間が短くなる。したがって、図5に示すように、高ゲインでの電流制御を行っても、オーバーシュートも無く、安定した制御特性が得られる。
上記のように、この発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段においては、制御遅れ時間を短縮することにより、高ゲインでの電流制御を行っても、電流の振動が抑えられ、安定した電流制御特性が得られる。
三相インバータの各相スイッチのオン時間を計算することで、各相スイッチを独立に制御することができるので、電圧出力期間中においてもオン期間の変更が可能となり、電流制御演算が終了した時点でスイッチング信号を変えられるため、制御遅れ時間を短縮することができる。したがって、高ゲインでの電流制御を行った場合、制御遅れに起因するオーバーシュートや振動の発生を抑えることが可能となる。高ゲインでの安定した電流制御が可能となるため、交流電動機の速度制御装置において、トルク応答、速度応答を改善することが可能となる。
図6はこの発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段を使用したサーボアンプ制御のブロックを示す図である。
図において、速度制御部10は、速度指令値ωm*、および速度演算部11から出力される速度検出値ωmを基にq軸電流指令値iq*を演算し、q軸電流制御部12に出力する。q軸電流制御部12は、q軸電流指令値iq*およびαβ/dq座標変換部14から出力されるq軸電流検出値iqを基にq軸電圧指令値vq*を演算し、dq/αβ座標変換部15に出力する。
また、d軸電流制御部13はd軸電流指令値id*およびαβ/dq座標変換部14から出力されるd軸電流検出値idを基にd軸電圧指令値vd*を演算し、dq/αβ座標変換部15に出力する。
dq/αβ座標変換部15は、d軸電圧指令値vd*、q軸電圧指令値vq*およびモータ16に接続されている検出器17から出力される位置検出値θmを基にvα*,vβ*を演算し、スイッチングパターン生成部18に出力する。
スイッチングパターン生成部18において、上述の式(2)〜式(5)に基づいて各相スイッチのオン時間tu,tv,twを演算する。続いて、図4のU/Dカウンタ23により作られた三角波キャリアと各相スイッチのオン時間tu,tv,twとを比較することで、スイッチング信号U,V,Wを決定し、インバータ部19を構成するスイッチング素子をオン/オフ制御するPWM指令としてインバータ部19に出力する。
インバータ部19は、PWM指令を基に、直流電圧を可変周波数、可変電圧の交流電力に電力変換し、モータ16を可変速駆動する。
uvw/αβ座標変換部20は、インバータ部19から出力されるiu,iv,iwをαβ座標変換して、iα,iβを求め、さらにαβ/dq座標変換部14でdq座標変換して、id,iqを求める。
また、速度演算部11は検出器17から出力される位置検出値θmを基に速度検出値ωmを演算する。
この発明の交流電動機の制御装置および制御方法は、高ゲインでの安定した電流制御が可能となるため、サーボモータ(特に、リニアモータ、DDモータ)の高速・高精度化に適用できる。
この発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段における電圧ベクトルを示す図である。 この発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段において、電圧ベクトルとインバータ出力電圧との関係を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段におけるスイッチング信号の決定方法を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段において、スイッチングパターンを出力するスイッチング信号発生回路の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段を、誘導電動機のベクトル制御システムに適用した場合についてのd−q軸電流の応答を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るスイッチングパターン生成方法およびスイッチングパターン生成手段を使用したサーボアンプ制御のブロックを示す図である。 従来の瞬時空間電圧ベクトルインバータの電圧ベクトルを示す図である。 従来の瞬時空間電圧ベクトルインバータの電圧ベクトルと出力電圧の関係を示す図である。 従来の瞬時空間ベクトルインバータのスイッチング信号の決定方法を示す図である。 従来の瞬時空間ベクトルインバータにおいてスイッチングパターンを出力するスイッチング信号発生回路の構成を示す図である。 従来の瞬時空間ベクトルインバータのスイッチング制御を行った場合の、誘導電動機ベクトル制御システムのd−q軸電流の応答を示す図である。
符号の説明
1〜3 コンパレータ、 10 速度制御部、 11 速度演算部11、 12 q軸電流制御部、 13 d軸電流制御部、 14 αβ/dq座標変換部、 15 dq/αβ静止座標変換部、 16 モータ、 17 検出器、 18 スイッチングパターン生成部、 19 インバータ部、 20 uvw/αβ座標変換部、 21,22 コンパレータ、 23 U/Dカウンタ、 24 スイッチングパターンROM、 v* インバータ出力電圧指令、 vα*,vβ* インバータ出力電圧指令v*の静止座標軸成分、 V1(100),V2(110),V3(010),V4(011),V5(001),V6(101) インバータの出力可能な電圧ベクトル、 V0(000),V7(111) 零電圧ベクトル、 θ〜θ 電圧ベクトルV1〜V6で区切られる領域、 Ts サンプリング周期、 t1,t2 電圧ベクトルV1、V2の出力期間、 C1,C2 コンパレータ21,22の出力信号、 U,V,W インバータのスイッチング信号、 tu,tv,tw 各相スイッチのオン時間。

Claims (8)

  1. 交流電動機の電流を制御する電流制御手段を備えた交流電動機の制御装置において、インバータの出力電圧ベクトルのうち1相のみから出力する状態を示す3つの前記出力電圧ベクトルを3つの相電圧ベクトルとし、電圧指令ベクトルが前記相電圧ベクトルのうちの2つのベクトルを用いて合成されることを条件として各相のスイッチング時間を演算し、これらをキャリア変調してインバータのスイッチング信号を決定し、交流電動機を制御することを特徴とする交流電動機の制御装置。
  2. 前記電圧指令ベクトルのα―β静止座標における位置に基づいて、当該電圧指令ベクトルを合成する2つのベクトルを選択することを特徴とする請求項1記載の交流電動機の制御装置。
  3. 交流電動機の電流を制御する交流電動機の制御方法において、インバータの出力電圧ベクトルのうち1相のみから出力する状態を示す3つの前記出力電圧ベクトルを3つの相電圧ベクトルとし、電圧指令ベクトルが前記相電圧ベクトルのうちの2つのベクトルを用いて合成されることを条件として各相のスイッチング時間を演算し、これらをキャリア変調してインバータのスイッチング信号を決定し、交流電動機を制御することを特徴とする交流電動機の制御方法。
  4. 前記電圧指令ベクトルのα―β静止座標における位置に基づいて、当該電圧指令ベクトルを合成する2つのベクトルを選択することを特徴とする請求項3記載の交流電動機の制御方法。
  5. 交流電動機の電流を回転するd−q座標上の成分に分けてそれぞれを制御する電流制御手段を備えた交流電動機の制御装置において、電流制御器の出力をd−q座標上の電圧指令とし、当該電圧指をα−β静止座標上の値に変換した変換後電圧指令値を電圧指令ベクトルとし、インバータの出力電圧ベクトルのうち1相のみから出力する状態を示す3つの前記出力電圧ベクトルを3つの相電圧ベクトルとし、前記電圧指令ベクトルが前記相電圧ベクトルのうちの2つのベクトルを用いて合成されることを条件として各相のスイッチング時間を演算し、これらをキャリア変調してインバータのスイッチング信号を決定し、交流電動機を制御することを特徴とする交流電動機の制御装置。
  6. 交流電動機の電流を回転するd−q座標上の成分に分けてそれぞれを制御する交流電動機の制御方法において、電流制御器の出力をd−q座標上の電圧指令とし、当該電圧指をα−β静止座標上の値に変換した変換後電圧指令値を電圧指令ベクトルとし、インバータの出力電圧ベクトルのうち1相のみから出力する状態を示す3つの前記出力電圧ベクトルを3つの相電圧ベクトルとし、前記電圧指令ベクトルが前記相電圧ベクトルのうちの2つのベクトルを用いて合成されることを条件として各相のスイッチング時間を演算し、これらをキャリア変調してインバータのスイッチング信号を決定し、交流電動機を制御することを特徴とする交流電動機の制御方法。
  7. 交流電動機の電流を回転するd−q座標上の成分に分けてそれぞれを制御する電流制御手段を備えた交流電動機の制御装置において、電流制御器の出力をd−q座標上の電圧指令とし、それをα−β静止座標上の値に変換し、それらの値から出力電圧ベクトルの出力時間を決定する瞬時空間ベクトルインバータで、インバータの電圧飽和処理により短縮された電圧出力時間から再計算される電圧指令値を電圧指令ベクトルとし、インバータの出力電圧ベクトルのうち1相のみから出力する状態を示す3つの前記出力電圧ベクトルを3つの相電圧ベクトルとし、前記電圧指令ベクトルが前記相電圧ベクトルのうちの2つのベクトルを用いて合成されることを条件として各相のスイッチング時間を演算し、これらをキャリア変調してインバータのスイッチング信号を決定し、交流電動機を制御することを特徴とする交流電動機の制御装置。
  8. 交流電動機の電流を回転するd−q座標上の成分に分けてそれぞれを制御する交流電動機の制御方法において、電流制御器の出力をd−q座標上の電圧指令とし、それをα−β静止座標上の値に変換し、それらの値から出力電圧ベクトルの出力時間を決定する瞬時空間ベクトルインバータで、インバータの電圧飽和処理により短縮された電圧出力時間から再計算される電圧指令値を電圧指令ベクトルとし、インバータの出力電圧ベクトルのうち1相のみから出力する状態を示す3つの前記出力電圧ベクトルを3つの相電圧ベクトルとし、前記電圧指令ベクトルが前記相電圧ベクトルのうちの2つのベクトルを用いて合成されることを条件として各相のスイッチング時間を演算し、これらをキャリア変調してインバータのスイッチング信号を決定し、交流電動機を制御することを特徴とする交流電動機の制御方法。
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