JP4914164B2 - 事業情報管理システム、事業情報管理方法および事業情報管理プログラム - Google Patents

事業情報管理システム、事業情報管理方法および事業情報管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4914164B2
JP4914164B2 JP2006273928A JP2006273928A JP4914164B2 JP 4914164 B2 JP4914164 B2 JP 4914164B2 JP 2006273928 A JP2006273928 A JP 2006273928A JP 2006273928 A JP2006273928 A JP 2006273928A JP 4914164 B2 JP4914164 B2 JP 4914164B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
change
connection
business
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006273928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008090784A (ja
Inventor
毅 横田
憲司 荒木
政典 高元
将年 高田
毅 新野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi GE Nuclear Energy Ltd filed Critical Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority to JP2006273928A priority Critical patent/JP4914164B2/ja
Priority to US11/866,583 priority patent/US8577714B2/en
Publication of JP2008090784A publication Critical patent/JP2008090784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4914164B2 publication Critical patent/JP4914164B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • G06Q10/0637Strategic management or analysis, e.g. setting a goal or target of an organisation; Planning actions based on goals; Analysis or evaluation of effectiveness of goals
    • G06Q10/06375Prediction of business process outcome or impact based on a proposed change

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、製品の開発から生産までの事業情報を管理する事業情報管理システム、事業情報管理方法および事業情報管理プログラムに関する。
従来、製品の設計から製造過程における様々な情報を統合的に管理するシステムとして、いわゆるPDM(Product Data Management)システムがある。PDMシステムにおいては、製品ごとに設計仕様書、CAD(Computer Aided Design)情報、部品表情報、製造指示書などの製品情報を管理するだけでなく、それらの情報の相互のリンク情報を管理する。そのため、製品の設計変更などを行うときには、そのリンク情報に基づき、設計変更の影響が及ぶ情報やドキュメントを容易に抽出することができるので、設計変更などを効率よく行うことができるようになる(例えば、特許文献1)。
特開2006−127314号公報
しかしながら、管理しようとする情報の範囲を製品の設計・製造情報の範囲に留めず、製品の開発計画情報、契約情報、業務フロー情報といった事業情報全般にまで拡大しようとする場合には、従来のPDMシステムの技術では不都合が生じる場合がある。
従来のPDMシステムにおいては、情報相互間のリンク情報は、いわゆるリレーショナルデータベースの中で「関係する」または「関係しない」という確定した情報として与えられる。ところが、開発計画情報、契約情報、業務フロー情報などの情報は、状況によって日々変更される情報であり、また、その相互関係も一義的に定めることができない場合が多い。従って、それらの情報についてのリンク情報は、「関係する」または「関係しない」という確定的な情報というよりは、「関係するかも知れない」という曖昧さを含んだ情報であるといえる。
すなわち、従来のPDMシステムには、「関係するかも知れない」という曖昧さを含んだリンク情報の概念が含まれていないので、例えば、開発計画情報などにおいて、ある情報を変更するときには、その情報に「関係するかも知れない」他の情報を適切に抽出することができない。そのため、その変更した情報によって影響を受ける他の情報について、行うべき適切な変更や再評価を漏らしてしまう可能性が生じることになる。
以上の従来技術の問題に鑑み、本発明の目的は、製品の開発計画情報、契約情報、業務フロー情報などを含む事業情報がその相互間のリンク情報を確定的に定めることができない場合であっても、その事業情報に含まれるデータを変更したとき、そのデータの変更に伴って必要となる他のデータの変更または再評価の漏れを防止し、事業情報の信頼性を向上させることができる事業情報管理システム、事業情報管理方法および事業情報管理プログラムを提供することにある。
本発明は、入力装置と表示装置とを少なくとも備えたコンピュータによって、事業に関する複数の種類のデータを含んで構成された事業情報データベースを管理する事業情報管理システムおよびその事業情報管理方法および事業情報管理プログラムであって、前記従来技術の問題を解決するために、以下のような特徴を有する。
(1)前記事業情報データベースは、複数の業務プロセスのワークフローを定義した業務フロー情報を含んでいる。
2)前記コンピュータは、(−1)事業情報データベースを構成するデータについて、そのデータごとにそのデータに接続関係を有するデータであるデータ接続関係情報を記憶したデータ接続関係情報記憶手段と、(−2)そのデータ接続関係情報記憶手段に記憶されている接続関係を有するデータの組それぞれについて、その接続関係の深さの程度を示す数値をデータ接続確度として記憶したデータ接続確度情報記憶手段と、を備える。
3)前記コンピュータは、(3−1)前記業務フロー情報から第1の業務プロセスと、その第1の業務プロセスの後で遂行される第2の業務プロセスとを取り出し、その業務フロー情報に基づき、第1の業務プロセスから第2の業務プロセスへ到る業務プロセスの接続経路を求め、その接続経路に含まれる接続リンクの数と、その接続経路に含まれる業務プロセスから後方に分岐する接続リンクの分岐数とに基づき、第1の業務プロセスで処理の対象となる第1のデータと第2の業務プロセスで処理の対象となる第2のデータとの間のデータ接続確度を算出し、その算出したデータ接続確度をデータ接続確度情報記憶手段に記憶させておき、(3−2)入力装置を介して入力されるデータを入力し、その入力したデータにより事業情報データベースに含まれる少なくとも1つのデータを変更し、(3−3)データ接続関係情報記憶手段に記憶されたデータ接続関係情報に基づき、前記変更したデータに接続関係を有するデータおよびその接続関係を有するデータにさらに接続関係を有するデータをその接続関係がなくなるまで求め、その接続関係をつないだ経路上にあるデータを変更影響データとして抽出し、(3−4)その抽出した変更影響データについてその変更影響確率を、前記データ接続確度情報記憶手段に記憶されたデータ接続確度に基づき算出し、(3−5)前記抽出した変更影響データとその変更影響データについて算出した変更影響確率とを表示装置に表示する。
本発明によれば、事業情報データベースを管理するコンピュータが、その事業情報データベースを構成するそれぞれのデータについて、そのデータに接続関係を有するデータおよびその接続関係の深さの程度を表す数値(データ接続確度)を記憶する記憶手段(データ接続関係情報記憶手段およびデータ接続確度情報記憶手段)を有しているので、そのコンピュータは、事業情報データベースの任意のデータを変更する入力が行われたとき、その変更データに接続関係を有するデータを容易に抽出することができる。このとき、そのデータの接続関係は、その接続関係の深さの程度を表すデータ接続確度によって表されるので、「関係するかも知れない」という曖昧な接続関係を表現することができる。従って、変更データに曖昧な接続関係を有するデータであっても抽出することができる。
本発明の事業情報管理システム、事業情報管理方法および事業情報管理プログラムによれば、製品の開発計画情報、契約情報、業務フロー情報などを含む事業情報がその相互間のリンク情報(データ接続関係情報)を確定的に定めることができない場合であっても、その事業情報に含まれるデータを変更したとき、そのデータ変更に伴って必要となる他のデータの変更または再評価の漏れを防止することができ、その結果、事業情報の信頼性を向上させることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る事業情報管理システムの基本構成を示した図である。図1に示すように、基本構成の事業情報管理システム1は、事業情報データベース11、データ変更部12、データ接続関係情報記憶部13、変更影響データ抽出部14、データ接続確度情報記憶部15、変更影響確率算出部16、変更影響データ表示部17などの機能ブロックを含んで構成される。
これらの機能ブロックは、図示しない入力装置、表示装置、処理装置、記憶装置などを備えたコンピュータ上に構成される。そして、その機能ブロックのうち、事業情報データベース11、データ接続関係情報記憶部13およびデータ接続確度情報記憶部15は、記憶装置上に構成される。また、データ変更部12、変更影響データ抽出部14、変更影響確率算出部16、および、変更影響データ表示部17は、コンピュータの処理装置が記憶装置上に格納されたそれぞれの所定のプログラムを実行することによって実現される機能ブロックである。
ここで、事業情報データベース11は、開発計画情報、契約情報、業務フロー情報、製品設計情報、製品製造情報などの事業遂行に係る情報を記憶したデータベースであり、その管理機能(処理装置がいわゆるデータベース管理プログラムを実行することによって実現される機能)を含んでいてもよい。また、データ接続関係情報記憶部13には、事業情報データベース11を構成するデータについて、そのデータごとにそのデータに接続関係を有するデータが記憶されている。また、データ接続確度情報記憶部15には、データ接続関係情報記憶部13に記憶されている接続関係を有するデータの組それぞれについて、その接続関係の深さの程度を示す数値がデータ接続確度として記憶されている。
事業情報管理システム1のコンピュータの処理装置は、データ変更部12の処理として、キーボードなどの入力装置から事業情報データベース11に対する変更データの入力を受け付けると、その入力データにより事業情報データベース11の変更対象データを変更する。そして、処理装置は、変更影響データ抽出部14の処理として、データ接続関係情報記憶部13を参照して、その変更したデータに接続関係を有するデータおよびその接続関係を有するデータにさらに接続関係を有するデータをその接続関係がなくなるまで求め、その求められた接続関係の経路上にあるデータを変更影響データとして抽出する。
次に、処理装置は、変更影響確率算出部16の処理として、その抽出した変更影響データについての変更影響確率を、データ接続確度情報記憶部15に記憶されたデータ接続確度に基づき算出する。そして、処理装置は、変更影響データ表示部17の処理として、前記抽出した変更影響データとその変更影響データについて算出した変更影響確率とを表示装置に表示する。
事業情報データベース11の管理者またはユーザは、表示装置に表示された変更影響データと変更影響確率によって、あるデータを変更したことによって影響を受けるデータとその影響を受ける度合い(変更影響確率)を知ることができる。
図2は、本発明の実施形態に係る事業情報管理システムの拡張構成を示した図である。
図2に示すように、拡張構成の事業情報管理システム10は、基本構成の事業情報管理システム1を構成する機能ブロックに、データ接続条件情報記憶部18、変更影響データ通達部19、担当者情報記憶部20、変更コスト算出部21、変更コスト情報記憶部22、変更コスト表示部23、データ接続確度情報算出部24などが、さらに、付加されて構成されている。
これらの機能ブロックは、基本構成の事業情報管理システム1の場合と同様に、図示しない入力装置、表示装置、処理装置、記憶装置などを備えたコンピュータ上に構成される。そして、その機能ブロックのうち、事業情報データベース11、データ接続関係情報記憶部13、データ接続確度情報記憶部15、データ接続条件情報記憶部18、担当者情報記憶部20、および、変更コスト情報記憶部22は、記憶装置上に構成される。また、データ変更部12、変更影響データ抽出部14、変更影響確率算出部16、変更影響データ表示部17、変更影響データ通達部19、変更コスト算出部21、変更コスト表示部23、および、データ接続確度情報算出部24は、コンピュータの処理装置が記憶装置上に格納されたそれぞれの所定のプログラムを実行することによって実現される機能ブロックである。
次に、事業情報管理システム10の各機能ブロックの機能について説明するが、基本構成の事業情報管理システム1に含まれる機能ブロックの機能は、この場合も同じなので、ここではその説明を省略する。
データ接続条件情報記憶部18には、データ接続関係情報記憶部13に記憶されている接続関係を有するデータの組に対して、その接続関係を有効化するための条件の情報がデータ接続条件情報として記憶されている。このとき、処理装置は、変更影響データ抽出部14の処理において、変更したデータに接続関係を有するデータおよびその接続関係を有するデータにさらに接続関係を有するデータをその接続関係がなくなるまで求める場合に、その接続関係に対する前記データ接続条件情報がデータ接続条件情報記憶部18に記憶されていたときには、そのデータ接続条件が満足されることを条件にして前記接続関係を有していると判断する。
また、担当者情報記憶部20には、事業情報データベース11を構成するデータについて、そのデータごとにそのデータに関係する担当者の情報が記憶されている。このとき、処理装置は、変更影響データ通達部19の処理として、変更影響確率算出部16により算出した変更影響データの変更影響確率が所定の値以上であったときには、担当者情報記憶部20を参照して、その変更影響データに関係する担当者を抽出し、その抽出した担当者にその変更影響データおよび変更影響確率を通達する。
また、変更コスト情報記憶部22には、事業情報データベース11を構成するデータについて、そのデータごとにそのデータを変更するに際して生じる変更コストが記憶されている。このとき、処理装置は、変更コスト算出部21の処理として、変更影響データ抽出部14の処理により抽出されたそれぞれの変更影響データについて、その変更影響データの変更コストを、その変更影響データに対して前記変更コスト情報記憶部22に記憶されている変更コストと、その変更影響データに対して変更影響確率算出部16の処理で算出された変更影響確率との積として算出するとともに、そのそれぞれの変更影響データについて算出した変更コストの合計値を算出する。さらに、処理装置は、変更コスト表示部23の処理として、その算出したそれぞれの変更影響データについての変更コストおよびその合計値の少なくとも1つを表示装置に表示する。
また、事業情報データベース11は、複数の業務プロセス(以下、単に、プロセスという)からなるワークフローを定義した業務フロー情報を含んでおり、処理装置は、データ接続確度情報算出部24の処理として、その業務フロー情報から第1のプロセスと、その第1のプロセスの後で遂行される第2のプロセスとを取り出し、その業務フロー情報に基づき、第1のプロセスから第2のプロセスへ到るプロセスの接続経路を求める。そして、その接続経路に含まれる接続リンクの数と、その接続経路に含まれるプロセスから後方に分岐する接続リンクの分岐数とに基づき、第1のプロセスで処理の対象となる第1のデータと前記第2のプロセスで処理の対象となる第2のデータとの間のデータ接続確度を算出する。
なお、図1および図2に示した事業情報管理システム1,10の構成において、各機能ブロックは、1つのコンピュータ上に構成される必要はなく、複数のコンピュータ上に構成されていても構わない。例えば、事業情報データベース11が他の機能ブロックを実現するコンピュータと異なるコンピュータ上に構成されていてもよく、また、入力や表示機能を有するブロックが他の機能ブロックを実現するコンピュータと異なるコンピュータ上に構成されていてもよい。事業情報管理システム1,10を複数のコンピュータによって実現する場合、通常、それらのコンピュータは、イーサネット(登録商標)などのネットワークによって相互に接続される。
続いて、図3〜図19を用い、拡張構成の事業情報管理システム10について詳細に説明する。なお、その詳細な説明は、基本構成の事業情報管理システム1についての詳細な説明を含んだものになるので、基本構成の事業情報管理システム1についての詳細な説明を省略する。
図3は、本発明の実施形態に係る事業情報管理システム10における処理の流れの概要を示した図である。
図3に示すように、事業情報管理システム10において、処理装置は、まず、データ接続確度情報算出部24の処理として、事業情報データベース11に含まれる業務フロー情報に基づき、事業情報データベース11に含まれるデータ相互間のデータ接続確度を算出する(ステップS01)。そして、その算出したデータ接続確度をデータ接続確度情報記憶部15に記憶しておく。なお、データ接続確度の算出方法については、別途、図19を用いて詳しく説明する。また、データ接続確度は、処理装置が業務フロー情報に基づき算出するのではなく、事業情報管理システム10の管理者またはユーザが、適宜、適切な値を設定しても構わない。
次に、事業情報管理システム10の管理者またはそのユーザが、事業情報データベース11に含まれるデータを変更するための変更データをキーボードなどの入力装置から入力すると、処理装置は、データ変更部12の処理として、その入力された変更データを読み取り、その読み取ったデータによって変更すべき事業情報データベース11のデータを変更する(ステップS02)。
次に、処理装置は、変更影響データ抽出部14の処理として、データ接続関係情報記憶部13を参照して、ステップS02で変更したデータに接続関係を有するデータ、および、その接続関係を有するデータにさらに接続関係を有するデータを、その接続関係がなくなるまで辿って行くことにより、変更したデータの影響を受ける変更影響データを抽出する(ステップS03)。なお、この処理において、処理装置は、データ接続条件情報記憶部18を参照して、前記のデータの接続関係に対するデータ接続条件が設定されているか否かを判定し、データ接続条件が設定されていた場合には、そのデータ接続条件が満足されていたとき、データ接続条件が有りと判定する。
次に、処理装置は、変更影響確率算出部16の処理として、データ接続確度情報記憶部15からステップS03で抽出した変更影響データに対するデータ接続確度を読み出し、その読み出したデータ接続確度と、変更したデータから当該変更影響データまでのデータの接続関係(後記するように、その接続経路に依存する)とに基づき、変更影響確率を算出する(ステップS04)。
次に、処理装置は、変更影響データ表示部17の処理として、ステップS03で抽出した変更影響データとステップS04で算出した変更影響確率を表示装置に表示する(ステップS05)。また、処理装置は、変更影響データ通達部19の処理として、変更影響確率が所定の値以上のデータについて、そのデータの担当者を担当者情報記憶部20から抽出し、その抽出した担当者に変更影響データおよび変更影響確率を通達する(ステップS06)。
また、処理装置は、変更コスト算出部21および変更コスト表示部23の処理として、ステップS03で抽出された変更影響データについて、その変更影響データに対して前記変更コスト情報記憶部22に記憶されている変更コストと、その変更影響データに対してステップS04で算出された変更影響確率との積により、その変更影響データの変更コストを算出し、その算出した変更コストを表示装置に表示する(ステップS07)。
図4は、本実施形態の事業情報データベース11の一部についてそのデータカテゴリごとにそのデータの構成の例を示した図であり、(a)は業務フロー情報の例、(b)は契約情報の例、(c)は製品情報の例である。
業務フロー情報は、業務の遂行フローを表した情報であり、図4(a)に示すように、共通ID(101)、WF−ID(102)、P−No(103)、プロセス名称(104)、分岐条件(105)、上位P−No(106)、下位P−No(107)などのフィールドによって構成される。ここで、共通ID(101)は、事業情報データベース11を構成するデータのそれぞれをユニークに識別するための識別情報、WF−ID(102)は、ワークフローをユニークに識別するための識別情報、P−No(103)は、ワークフローを構成するプロセスを識別する情報、分岐条件(105)は、ワークフローのプロセスが分岐する際の条件、上位P−No(106)は、そのプロセスの上位に接続するプロセスのP−No、下位P−No(107)は、そのプロセスの下位に接続するプロセスのP−Noである。
なお、上位に接続するプロセスとは、当該プロセス遂行より前に遂行され、当該プロセスの遂行を開始させるプロセスをいい、下位に接続するプロセスとは、当該プロセス遂行後に遂行され、当該プロセスによって遂行を開始させられるプロセスをいう。
契約情報は、製品の設計、製造、販売などについて顧客との間で取り交わす契約に関する情報であり、図4(b)に示すように、共通ID(108)、CO−ID(109)、A−No(110)、契約条項名称(111)、契約条項内容(112)などのフィールドによって構成される。ここで、CO−ID(109)は、契約書をユニークに識別するための識別情報、A−No(110)は、その契約書に含まれる契約条項の識別情報である。
製品情報は、製品を構成する部品に関する情報であり、図4(c)に示すように、共通ID(113)、製品ID(114)、部品No(115)、部品名称(116)、部品CAD情報ID(117)などのフィールドによって構成される。ここで、製品ID(114)は、製品をユニークに識別するための識別情報、部品No(115)は、その製品を構成する部品の識別情報、部品CAD情報ID(117)は、その部品についての部品CAD情報へのリンク情報である。
なお、事業情報データベース11には、これら以外にも多くの情報が含まれる。本実施形態においては、以上に示したように、事業情報データベース11を構成するデータそれぞれには、そのデータをユニークに識別するために共通ID(101,108,113)が付加されるのが特徴となっている。
図5は、本実施形態に係るデータ変更部12の処理において表示装置に表示される変更データ入力画面の例を示した図である。図5に示すように、変更データ入力画面50には、変更データのデータカテゴリを選択するためのデータカテゴリ選択欄201、選択されたデータカテゴリに登録されているデータ一覧を表示するためのデータ一覧表示欄202、そのデータ一覧表示欄202で指定されたデータの内容を表示するためのデータ内容表示欄204などが表示され、さらに、変更データを確定させるための「変更確定」ボタン205、変更データを取り消すための「キャンセル」ボタン206などのボタン類が表示される。
ちなみに、図5では、データ一覧表示欄202に表示された「為替リスク」という契約条項(データ名称)の欄にチェックマーク203が付され、データ内容表示欄204に「顧客負担」表示されている。この表示は、変更しようとしているデータの名称が「為替リスク」であり、そのデータの内容が「顧客負担」であることを表している。
図6は、本実施形態に係るデータ変更部12における変更データ入力処理の流れの例を示した図である。事業情報管理システム10のコンピュータの処理装置は、図6に示すように、変更データ入力処理を開始すると、変更データ入力画面50のうち、まず、データカテゴリ選択欄201を表示する(ステップS10)。そして、データカテゴリ選択欄201がクリックされると、処理装置は、さらに、プルダウン方式などによってデータカテゴリの一覧を表示する。
そこで、ユーザは、そのデータカテゴリの一覧の中から1つのデータカテゴリをクリックすることによって、変更しようとしているデータが含まれるデータカテゴリを選択することができる。すなわち、処理装置は、データカテゴリが選択されたか否かを判定し(ステップS11)、選択されないときには(ステップS11でNo)、再度、データカテゴリが選択されたか否かを判定する(ステップS11)。一方、データカテゴリが選択されたときには(ステップS11でYes)、処理装置は、その選択されたデータカテゴリのデータ一覧を事業情報データベース11から抽出し、データ一覧表示欄202に表示する(ステップS12)。
そこで、ユーザは、表示されたデータ一覧表示欄202に、例えば、チェックマーク203を付すことによって、変更しようとしているデータ(以下、「変更データ」と略すことがある)を選択する。すなわち、処理装置は、データ一覧の中から変更データが選択されたか否かを判定し(ステップS13)、選択されていないときには(ステップS13でNo)、再度、変更データが選択されたか否かを判定する(ステップS13)。一方、変更データが選択されたときには(ステップS13でYes)、処理装置は、データ内容表示欄204にその選択された変更データの内容を表示する(ステップS14)。
その後、ユーザは、データ内容表示欄204に表示された変更データの内容を、必要に応じて、適宜、変更する。そして、その変更した変更データを確定させるときには、「変更確定」ボタン205をクリックし、変更データをキャンセルするときには、「キャンセル」ボタン206をクリックする。すなわち、処理装置は、データ内容表示欄204を介して変更データを取得した後、「変更確定」ボタン205が選択されたか否かを判定し(ステップS15)、「変更確定」ボタン205が選択されたときには(ステップS15でYes)、その変更データによって、事業情報データベース11の変更しようとしたデータを変更し、さらに、変更影響データ抽出処理を起動して(ステップS17)、変更データ入力処理を終了する。
一方、「変更確定」ボタン205が選択されなかったときには(ステップS15でNo)、処理装置は、さらに、「キャンセル」ボタン206が選択されたか否かを判定する(ステップS16)。そして、その判定の結果、「キャンセル」ボタン206が選択されなかったときには(ステップS16でNo)、処理装置は、再度、「変更確定」ボタン205が選択されたか否かを判定する(ステップS15)。また、「キャンセル」ボタン206が選択されたときには(ステップS16でYes)、処理装置は、事業情報データベース11を変更しないまま変更データ入力処理を終了する。
図7は、本実施形態に係るデータ接続関係情報記憶部13に記憶されるデータ接続関係情報のデータ構成の例を示した図、図8は、本実施形態に係るデータ接続条件情報記憶部18に記憶されるデータ接続条件情報のデータ構成の例を示した図である。
図7に示すように、データ接続関係情報は、接続元データ301および接続先データ302の各フィールドによって構成される。そして、その各々のフィールドには、該当するデータの共通IDのリストが記憶される。ここで、接続先データとは、接続元データと接続関係を有するデータをいい、接続元データと接続関係を有するとは、接続元データを変更したとき、その変更の影響を受ける可能性のあるデータをいう。例えば、為替リスクを変更すると、支払い条件、瑕疵担保期間、受注金額、製品の部品構成などがその影響を受けて変わる可能性があるので、これらのデータは、為替リスク(接続元データ)の接続先データである。なお、本明細書では、接続元データと接続先データとが接続関係を有することを、「接続元データに接続する接続先データ」などのように記載することがある。
図8に示すように、データ接続条件情報は、接続元データ401、接続先データ402、接続条件403の各フィールドによって構成される。そして、接続元データ401および接続先データ402のフィールドには、該当するデータの共通IDのリストが記憶される。また、接続条件403のフィールドには、接続元データ401と接続先データ402との接続関係を有効化するための接続条件が記憶される。すなわち、接続条件403が満足されたことを条件に、接続元データ401と接続先データ402との接続関係が有効になる。
図9は、本実施形態に係る変更影響データ抽出部14における変更影響データ抽出処理の流れの例を示した図である。事業情報管理システム10のコンピュータの処理装置は、まず、データ接続関係情報記憶部13を参照して、当該変更データ(図6に示した変更データ入力処理において変更されたデータ)に接続している接続先データを抽出する(ステップS21)。
次に、処理装置は、その抽出したデータから1つを選択し(ステップS22)、データ接続条件情報記憶部18を参照して、その選択したデータと接続元データとの間に接続条件が設定されているか否かを判定する(ステップS23)。その判定の結果、接続条件が設定されていたときには(ステップS23でYes)、処理装置は、事業情報データベース11などを参照して、当該接続条件が満たされているか否かを、さらに、判定する(ステップS24)。そして、その判定の結果、当該接続条件が満たされていたときには、(ステップS24でYes)、処理装置は、その選択したデータを変更影響データとして、記憶装置の所定の領域に記憶する(ステップS25)。
一方、ステップS23の判定で、接続条件が設定されていなかったときには(ステップS23でNo)、処理装置は、ステップS24の判定処理をスキップする。また、ステップS24の判定で、当該接続条件が満たされていなかったときには、(ステップS24でNo)、処理装置は、ステップS25の処理をスキップする。すなわち、この場合には、ステップS22で選択したデータは、変更影響データとはみなされない。
なお、処理装置は、ステップS25を処理したときには、そのとき変更影響データとして記憶したデータについて、ステップS21における変更データと当該データとを結ぶ接続経路のリンクの数をレベル数として、当該データ(変更影響データ)に対応付けて記憶装置の所定の領域に記憶する処理を、併せて実行する。なお、ここで、リンクとは、2つのデータを直接接続する接続路をいう。
続いて、処理装置は、ステップS21または後記するステップS28において抽出した全てのデータを(ステップS22で)選択したか否かを判定する(ステップS26)。その判定の結果、抽出したデータを全ては選択していなかったときには(ステップS26でNo)、処理装置は、処理をステップS22へ戻し、ステップS22以下の処理を再度実行する。
一方、抽出したデータを全て選択していたときには(ステップS26でYes)、処理装置は、ステップS25において変更影響データとして記憶したデータについて、データ接続関係情報記憶部13を参照して、その変更影響データに接続しているデータがあるか否かを判定する(ステップS27)。その判定の結果、変更影響データに接続しているデータがあったときには(ステップS27でYes)、データ接続関係情報記憶部13からその変更影響データに接続しているデータを抽出し(ステップS28)、その処理をステップS22へ戻す。また、変更影響データに接続しているデータがなかったときには(ステップS27でNo)、変更影響データ抽出処理を終了する。
図10は、本実施形態に係るデータ接続確度情報記憶部15に記憶されるデータ接続確度情報のデータ構成の例を示した図である。図10に示すように、データ接続確度情報は、接続元データ501、接続先データ502、接続確度503の各フィールドによって構成される。そして、接続元データ501および接続先データ502のフィールドには、該当するデータの共通IDのリストが記憶される。また、接続確度503のフィールドには、接続元データ501と接続先データ502との間の接続関係の深さの程度を0から1までの実数値で表した接続確度が記憶される。なお、接続関係の深さの程度が0であることは、接続関係が全くないことを表し、接続関係の深さの程度が1であることは、接続関係が確実にあることを表している。
図11は、本実施形態に係る変更影響確率算出部16における変更影響確率算出処理の流れの例を示した図である。事業情報管理システム10のコンピュータの処理装置は、まず、当該変更データ(図6に示した変更データ入力処理において変更されたデータ)を基準データとし(ステップS31)、その基準データの変更影響確率AをA=1とする(ステップS32)。
続いて、処理装置は、基準データが接続先データを有しているか否かを判定する(ステップS33)。ここで、基準データが接続先データを有しているとは、データ接続関係情報記憶部13を参照して、基準データに接続する接続先データがあり、かつ、その接続先データが図9に示した変更影響データで抽出した変更影響データに含まれている場合をいう。
その判定の結果、基準データが接続先データを有していたときには(ステップS33でYes)、処理装置は、データ接続確度情報記憶部15を参照して、基準データに対する接続先データの変更確度を求め、その変更確度をBとする(ステップS34)。そして、処理装置は、当該変更データに対する接続先データの変更影響確率Cを、C=A×Bにより算出する(ステップS35)。このとき、処理装置は、算出した変更影響確率Cをその接続先データに対応付けて記憶装置の所定の領域に記憶する。
続いて、処理装置は、その接続先データを基準データとし(ステップS36)、その基準データの変更影響確率AをA=Cとする(ステップS37)とし、その処理をステップS33へ戻し、ステップS33以下の処理を再度実行する。なお、ステップS33の判定において、基準データが接続先データを有していなかったときには(ステップS33でNo)、処理装置は、変更影響確率算出処理を終了する。
以上の変更影響確率算出処理によれば、ある変更影響データに対する変更影響確率は、変更データとその変更影響データとを結ぶ接続経路を構成するリンクそれぞれが有する接続確度を全て掛け合わせた値として算出される。
図12は、本実施形態に係る変更影響データ表示部17の処理において表示装置に表示される変更影響データ表示画面の例を示した図である。図12に示すように、変更影響データ表示画面70には、変更データ表示欄701、変更影響データについてのカテゴリ表示欄702、データ名称表示欄703、接続レベル(接続LV)表示欄704、変更影響確率表示欄705が設けられている。処理装置は、図11に示した変更影響確率算出処理実行後に、変更影響データとその変更影響確率とを変更影響データ表示画面70のそれぞれの表示欄に表示する。
変更影響データ表示画面70には、さらに、「担当者に通達」ボタン706、「変更コスト算出」ボタン707、および、「戻る」ボタン708が併せて表示される。そこで、システムの管理者またはユーザが「担当者に通達」ボタン706をクリックすると、処理装置は、変更影響データ通達部19の処理を実行し、「変更コスト算出」ボタン707をクリックすると、処理装置は、変更コスト算出部21の処理を実行する。また、「戻る」ボタン708をクリックすると、処理装置は、変更影響データ表示画面70を消去し、図5に示した変更データ入力画面50を表示する。
図13は、本実施形態に係る担当者情報記憶部20に記憶される担当者情報のデータ構成の例を示した図である。図13に示すように、担当者情報は、共通ID(601)、担当者氏名(602)、役職(603)、メールアドレス(604)などのフィールドを含んで構成される。共通ID(601)は、事業情報データベース11におけるデータを識別する情報であり、従って、担当者情報は、共通ID(601)によって指定されるデータに対して、担当者氏名(602)、その役職(603)、その通達先であるメールアドレス(604)などが記憶された情報となっている。
図14は、本実施形態に係る変更影響データ通達部19の処理において表示装置に表示される通達基準設定画面の例を示した図である。図14に示すように、通達基準設定画面90には、通達を実施する下限値を設定するための変更影響確率設定欄901と、通達を実施する対象の役職者を選択するための役職選択チェックボックス902,903,904が設けられている。従って、システムの管理者またはユーザは、この通達基準設定画面90により、通達を実施する変更影響確率の下限値および通達対象の役職者を設定することができる。
通達基準設定画面90には、さらに、「通達実施」ボタン905と「戻る」ボタン906が設けられている。システムの管理者またはユーザが「通達実施」ボタン905をクリックすると、処理装置は、次の図15で示す変更影響データ通達処理を実行する。また、「戻る」ボタン906をクリックすると、処理装置は、通達基準設定画面90を消去し、変更影響データ表示画面70を表示する。
図15は、本実施形態に係る変更影響データ通達部19における変更影響データ通達処理の流れの例を示した図である。事業情報管理システム10のコンピュータの処理装置は、まず、担当者情報記憶部20を参照して、図9の変更影響データ抽出処理で抽出した変更影響データそれぞれについての担当者を抽出する(ステップS41)。次に、処理装置は、変更影響データの変更影響確率が通達基準設定画面90で設定した下限値以上であるか否かを判定し(ステップS42)、下限値以上であったときには(ステップS42でYes)、さらに、担当者が通達基準設定画面90で設定した通達実施対象の役職者か否かを判定する(ステップS43)。
その判定の結果、担当者が通達実施対象の役職者であったときには(ステップS43でYes)、処理装置は、担当者にその担当者が担当しているデータに変更の影響があった旨を通達する(ステップS44)。なお、処理装置は、その通達を、担当者情報記憶部20からその担当者のメールアドレスを取得し、そのメールアドレスへ、変更データ、変更影響データ、変更影響確率などを記載した電子メール送信することによって実施する。
一方、変更影響データの変更影響確率が設定された下限値に達しなかったとき(ステップS42でNo)、または、担当者が通達実施対象の役職者でなかったとき(ステップS43でNo)には、処理装置は、通達を実施せずに変更影響データ通達処理を終了する。
図16は、本実施形態に係る変更コスト情報記憶部22に記憶される変更コスト情報のデータ構成の例を示した図である。図16に示すように、変更コスト情報は、接続元データ801、接続先データ802および変更コスト803の各フィールドによって構成される。そして、その接続元データ801および接続先データ802のフィールドには、該当するデータの共通IDが記憶され、変更コスト803のフィールドには、変更コストの金額が記憶される。
図17は、本実施形態に係る変更コスト算出部21における変更コスト算出処理の流れの例を示した図である。変更コスト算出処理は、図12に示した変更影響データ表示画面70において「変更コスト算出」ボタン707がクリックされたときに起動される。その処理内容は、変更影響データ抽出部14の処理で抽出した変更影響データについて、変更影響確率算出部16の処理で算出した変更影響確率を考慮した変更コストの総和(合計値)を求めることにある。
事業情報管理システム10のコンピュータの処理装置は、まず、変更コストを累算するための変数である“コスト合計値”を初期化、すなわち、コスト合計値=0とする(ステップS52)。このとき、あるデータを変更したときの変更影響データは、変更影響データ抽出部14の処理により記憶装置の所定の領域に記憶されている。そこで、処理装置は、その変更影響データの1つを選択する(ステップS53)。
次に、処理装置は、その変更影響データに対する変更コストを変更コスト情報記憶部22から求め、また、変更影響確率算出部16の処理で算出され、記憶装置の所定の領域に記憶されているその変更影響データの変更影響確率を読み出し、その変更影響データに対するコスト影響額を次の式(1)に基づき算出する(ステップS54)。
コスト影響額=変更コスト×変更影響確率 式(1)
続いて、処理装置は、次の式(2)に基づき、コスト合計値を累算する(ステップS55)。
コスト合計値=コスト合計値+コスト 式(2)
次に、処理装置は、ステップS53の処理において記憶装置の所定の領域に記憶されている変更影響データを全て選択したか否かを判定する(ステップS56)。その判定の結果、変更影響データを全て選択していなかったときには(ステップS56でNo)、処理をステップS53へ戻し、ステップS53以下の処理を再度実行する。また、変更影響データを全て選択していたときには(ステップS56でYes)、変更コスト算出処理を終了する。なお、その終了時点において、変数“コスト合計値”に記憶された値が、当該データを変更したことによる変更コストの総額となる。
図18は、本実施形態に係る変更コスト表示部23の処理において表示装置に表示される変更コスト予測額表示画面の例を示した図である。図18に示すように、変更コスト予測額表示画面130には、変更データ表示欄1301、変更影響データそれぞれについてのカテゴリ表示欄1302、データ名称表示欄1303、コスト影響額表示欄1304が設けられ、さらに、そのコスト影響額の合計値表示欄1305が設けられている。処理装置は、図17に示した変更コスト算出処理実行後に、コスト影響額とその合計値とを変更コスト予測額表示画面130のそれぞれの表示欄に表示する。
変更コスト予測額表示画面130には、さらに、「戻る」ボタン1306が設けられ、システムの管理者またはユーザが「戻る」ボタン1306をクリックすると、処理装置は、表示している変更コスト予測額表示画面130を消去し、変更影響データ表示画面70を表示する。
以上、本実施形態によれば、事業情報管理システム10のコンピュータの処理装置は、事業データベース11を構成するデータについて、そのデータ接続関係情報をデータ接続関係情報記憶部13に記憶し、データ接続条件情報をデータ接続条件情報記憶部18に記憶しておくことにより、事業データベース11のあるデータが変更されたとき、その変更の影響を受けるデータ(変更影響データ)を容易に抽出できるようになる。また、そのデータ接続関係情報記憶部13に記憶される2つのデータの接続関係に対して、その接続関係の深さの程度を、0または1の整数値でなく、例えば、0から1までの実数値で表したデータ接続確度として設定、記憶しておくことにより、変更影響データについて、変更の影響の程度を表す変更影響確率を算出できるようになる。
また、処理装置は、変更影響データおよびその変更影響確率を変更影響データ表示画面70として表示装置に表示するので、事業情報管理システム10の管理者またはユーザは、あるデータを変更したとき、その影響を受けて変更すべきデータをその影響の程度も含めて知ることができるようになる。
また、本実施形態によれば、処理装置は、事業データベース11を構成するデータについて、それぞれのデータの担当者を担当者情報記憶部19に記憶しているので、変更影響データの変更影響確率が所定の値以上になったときには、そのデータの担当者にいち早くその旨を通達することができるようになる。また、処理装置は、事業データベース11を構成するデータについて、それぞれのデータの変更コストを変更コスト記憶部22に記憶しているので、事業情報管理システム10の管理者またはユーザは、データを変更したことによる変更コストを容易に評価することができるようになる。
その結果、本実施形態においては、事業データベース11を構成するあるデータを変更したとき、そのデータに曖昧に関連するデータであっても抽出することができるので、そのデータ変更に伴って必要となる他のデータの変更または再評価の漏れを防止することができ、その結果、事業情報の信頼性を向上させることが可能となる。
なお、本実施形態においては、データ接続関係情報記憶部13、データ接続条件情報記憶部18、データ接続確度情報記憶部15、担当者情報記憶部20、変更コスト情報記憶部22のデータは、事業情報データベース11のデータと併せて、あらかじめ記憶しておく必要がある。このうち、データ接続確度情報記憶部15に記憶するデータ接続確度情報は、システムの管理者またはユーザが設定するには、特に、負担が大きいと考えられる。そこで、次に、処理装置が事業情報データベース11に基づきデータ接続確度情報を自動的に算出する処理の例を示す。
図19は、本実施形態に係るデータ接続確度情報算出部24におけるデータ接続確度情報算出処理の流れの例を示した図である。図19に示すように、事業情報管理システム10のコンピュータの処理装置は、まず、事業情報データベース11(図4参照)から業務フローの1つを選択し(ステップS61)、続いて、その選択した業務フローの業務フロー情報に含まれるプロセスの1つを選択する(ステップS62)。さらに、処理装置は、データ接続関係情報記憶部13(図7参照)を参照して、その選択したプロセスに接続関係を有するデータを抽出し、その抽出したデータをデータ群Aとする(ステップS63)。次に、処理装置は、プロセス間の接続距離を表す数Nを初期化し、N=1とする(ステップS64)。
続いて、処理装置は、業務フロー情報の下位P−Noフィールド(図4参照)を参照して、当該プロセスの次に遂行される1つまたは複数のプロセス(ワークフローが条件によって分岐する場合には、次に遂行されるプロセスは複数となる)を抽出し、その抽出したプロセスの数を分岐数とする(ステップS65)。さらに、処理装置は、ステップS65で抽出したプロセスの1つを選択する(ステップS66)。そして、処理装置は、データ接続関係情報記憶部13を参照して、ステップS66で選択したプロセスに接続関係を有するデータを抽出し、その抽出したデータをデータ群Bとする(ステップS67)。
次に、処理装置は、データ群Aに対するデータ群Bのデータ接続確度を次の式(3)に基づき算出し(ステップS68)、その算出したデータ接続確度をデータ接続確度情報記憶部15に記憶する(ステップS69)。
データ接続確度=0.8/N/分岐数 式(3)
次に、処理装置は、ステップS65で抽出したプロセスを全て選択したか否かを判定する(ステップS70)。その判定の結果、全てのプロセスを選択していなかったときには(ステップS70でNo)、処理装置は、その処理をステップS66へ戻し、ステップS66以下の処理を再度実行する。また、全てのプロセスを選択していたときには(ステップS70でYes)、処理装置は、業務フロー情報の下位P−Noフィールド(図4参照)を参照して、当該プロセスに引き続いて遂行される次のプロセスがあるか否かを判定する(ステップS71)。
その判定の結果、引き続いて遂行される次のプロセスがあったときには(ステップS71でYes)、処理装置は、業務フロー情報から、その引き続いて遂行される次のプロセスを抽出し、抽出したプロセスの1つを選択する(ステップS72)。そして、処理装置は、プロセス間の接続距離を表す数Nをインクリメント、つまり、N=N+1とし(ステップS73)、その処理をステップS65へ戻し、ステップS65以下の処理を再度実行する。また、ステップS71の判定で、引き続いて遂行される次のプロセスがなかったときには(ステップS71でNo)、ステップS61で選択した業務フローに含まれる全てのプロセスを選択したか否かを判定する(ステップS74)。
その判定の結果、全てのプロセスを選択していなかったときには(ステップS74でNo)、処理装置は、その処理をステップS62へ戻し、ステップS62以下の処理を再度実行する。また、全てのプロセスを選択していたときには(ステップS74でYes)、処理装置は、全ての業務フローを選択したか否かを判定する(ステップS75)。その判定の結果、全ての業務フローを選択していなかったときには(ステップS75でNo)、処理装置は、その処理をステップS61へ戻し、ステップS61以下の処理を再度実行する。一方、全ての業務フローを選択していたときには(ステップS75でYes)、処理装置は、データ接続確度情報算出処理を終了する。
以上、図19に示したデータ接続確度情報算出処理によれば、業務フローの第1のプロセスに含まれる第1のデータと、第1のプロセスの後で遂行される第2のプロセスに含まれる第2のデータとの間のデータ接続確度は、第1のプロセスと第2のプロセスとを接続するプロセスの遂行経路に含まれる接続リンクの数、および、その遂行経路に含まれるプロセスから後方に分岐する接続リンクの分岐数によって決まるということができる。ここで、接続リンクとは、2つのプロセスを直接接続する接続路をいう。
本発明の実施形態に係る事業情報管理システムの基本構成を示した図である。 本発明の実施形態に係る事業情報管理システムの拡張構成を示した図である。 本発明の実施形態に係る事業情報管理システムにおける処理の流れの概要を示した図である。 本発明の実施形態の事業情報データベースの一部についてそのデータカテゴリごとにそのデータの構成の例を示した図であり、(a)は業務フロー情報の例、(b)は契約情報の例、(c)は製品情報の例である。 本発明の実施形態に係るデータ変更部の処理において表示装置に表示される変更データ入力画面の例を示した図である。 本発明の実施形態に係るデータ変更部における変更データ入力処理の流れの例を示した図である。 本発明の実施形態に係るデータ接続関係情報記憶部に記憶されるデータ接続関係情報のデータ構成の例を示した図である。 本発明の実施形態に係るデータ接続条件情報記憶部に記憶されるデータ接続条件情報のデータ構成の例を示した図である。 本発明の実施形態に係る変更影響データ抽出部における変更影響データ抽出処理の流れの例を示した図である。 本発明の実施形態に係るデータ接続確度情報記憶部に記憶されるデータ接続確度情報のデータ構成の例を示した図である。 本発明の実施形態に係る変更影響確率算出部における変更影響確率算出処理の流れの例を示した図である。 本発明の実施形態に係る変更影響データ表示部の処理において表示装置に表示される変更影響データ表示画面の例を示した図である。 本発明の実施形態に係る担当者情報記憶部に記憶される担当者情報のデータ構成の例を示した図である。 本発明の実施形態に係る変更影響データ通達部の処理において表示装置に表示される通達基準設定画面の例を示した図である。 本発明の実施形態に係る変更影響データ通達部における変更影響データ通達処理の流れの例を示した図である。 本発明の実施形態に係る変更コスト情報記憶部に記憶される変更コスト情報のデータ構成の例を示した図である。 本発明の実施形態に係る変更コスト算出部における変更コスト算出処理の流れの例を示した図である。 本発明の実施形態に係る変更コスト表示部の処理において表示装置に表示される変更コスト予測額表示画面の例を示した図である。 本発明の実施形態に係るデータ接続確度情報算出部におけるデータ接続確度情報算出処理の流れの例を示した図である。
符号の説明
1 事業情報管理システム
10 事業情報管理システム
11 事業情報データベース
12 データ変更部
13 データ接続関係情報記憶部
14 変更影響データ抽出部
15 データ接続確度情報記憶部
16 変更影響確率算出部
17 変更影響データ表示部
18 データ接続条件情報記憶部
19 変更影響データ通達部
20 担当者情報記憶部
21 変更コスト算出部
22 変更コスト情報記憶部
23 変更コスト表示部
24 データ接続確度情報算出部
50 変更データ入力画面
70 変更影響データ表示画面
90 通達基準設定画面
130 変更コスト予測額表示画面

Claims (15)

  1. 入力装置と表示装置とを少なくとも備えたコンピュータによって、事業に関する複数の種類のデータを含んで構成された事業情報データベースを管理する事業情報管理システムであって、
    前記事業情報データベースは、
    複数の業務プロセスのワークフローを定義した業務フロー情報を含んでおり、
    前記コンピュータ
    前記事業情報データベースを構成するデータについて、そのデータごとにそのデータに接続関係を有するデータであるデータ接続関係情報を記憶したデータ接続関係情報記憶手段と、
    前記データ接続関係情報記憶手段に記憶されている接続関係を有するデータの組それぞれについて、その接続関係の深さの程度を示す数値をデータ接続確度として記憶したデータ接続確度情報記憶手段と、
    前記業務フロー情報から第1の業務プロセスと、その第1の業務プロセスの後で遂行される第2の業務プロセスとを取り出し、前記業務フロー情報に基づき、前記第1の業務プロセスから前記第2の業務プロセスへ到る業務プロセスの接続経路を求め、その接続経路に含まれる接続リンクの数と、その接続経路に含まれる業務プロセスから後方に分岐する接続リンクの分岐数とに基づき、前記第1の業務プロセスで処理の対象となる第1のデータと前記第2の業務プロセスで処理の対象となる第2のデータとの間のデータ接続確度を算出し、その算出したデータ接続確度を前記データ接続確度情報記憶手段に記憶させるデータ接続確度情報算出手段と、
    前記入力装置を介して入力されるデータを入力し、その入力したデータにより前記事業情報データベースに含まれる少なくとも1つのデータを変更するデータ変更手段と、
    前記データ接続関係情報記憶手段に記憶された前記データ接続関係情報に基づき、前記変更したデータに接続関係を有するデータおよびその接続関係を有するデータにさらに接続関係を有するデータをその接続関係がなくなるまで求め、その接続関係をつないだ経路上にあるデータを変更影響データとして抽出する変更影響データ抽出手段と、
    前記抽出した変更影響データについてその変更影響確率を、前記データ接続確度情報記憶手段に記憶されたデータ接続確度に基づき算出する変更影響確率算出手段と、
    前記抽出した変更影響データとその変更影響データについて算出した変更影響確率とを前記表示装置に表示する変更影響データ表示手段と、
    を備えたことを特徴とする事業情報管理システム。
  2. 前記変更影響確率算出手段は、
    前記変更したデータと当該変更影響データとを接続する経路上にあるすべての変更影響データについて、その変更影響データそれぞれに対し前記データ接続確度情報記憶手段に記憶されているデータ接続確度を読み出し、その読み出したそれぞれのデータ接続確度のすべての積を求めることによって、当該変更影響データに対する変更影響確率を算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の事業情報管理システム。
  3. 前記コンピュータは、
    前記データ接続関係情報記憶手段に記憶されている接続関係を有するデータの組に対して、その接続関係を有効化するための条件の情報をデータ接続条件情報として記憶したデータ接続条件情報記憶手段を、さらに、備え、
    前記変更影響データ抽出手段は、
    前記変更したデータに接続関係を有するデータおよびその接続関係を有するデータにさらに接続されたデータをその接続関係がなくなるまで求める場合に、その接続関係に対する前記データ接続条件情報が前記データ接続条件情報記憶手段に記憶されていたときには、そのデータ接続条件が満足されることを条件にして前記接続関係を有効にすること
    を特徴とする請求項1に記載の事業情報管理システム。
  4. 前記コンピュータは、
    前記事業情報データベースを構成するデータについて、そのデータごとにそのデータに関係する担当者の情報を記憶した担当者情報記憶手段と、
    前記変更影響確率算出手段により算出した前記変更影響データの前記変更影響確率が所定の値以上であったときには、前記担当者情報記憶手段を参照して、その変更影響データに関係する担当者を抽出し、その抽出した担当者にその変更影響データおよび変更影響確率を通達する変更影響データ通達手段と、
    を、さらに、備えたことを特徴とする請求項1に記載の事業情報管理システム。
  5. 前記コンピュータは、
    前記事業情報データベースを構成するデータについて、そのデータごとにそのデータを変更するに際して生じる変更コストを記憶した変更コスト情報記憶手段と、
    前記変更影響データ抽出手段により抽出したそれぞれの変更影響データについて、その変更影響データの変更コストを、その変更影響データに対して前記変更コスト情報記憶手段に記憶されている変更コストと、その変更影響データに対して前記変更影響確率算出手段により算出された変更影響確率との積として算出するとともに、そのそれぞれの変更影響データについて算出した変更コストの合計値を算出する変更コスト算出手段と、
    前記算出した前記それぞれの変更影響データについての変更コストおよびその合計値の少なくとも1つを前記表示装置に表示する変更コスト表示手段と、
    を、さらに、備えたことを特徴とする請求項1に記載の事業情報管理システム。
  6. 入力装置と表示装置とを少なくとも備えたコンピュータによって、事業に関する複数の種類のデータを含んで構成された事業情報データベースを管理する事業情報管理方法であって、
    前記事業情報データベースは、
    複数の業務プロセスのワークフローを定義した業務フロー情報を含んでおり、
    前記コンピュータは、
    前記事業情報データベースを構成するデータについて、そのデータごとにそのデータに接続関係を有するデータであるデータ接続関係情報を記憶したデータ接続関係情報記憶手段と、
    前記データ接続関係情報記憶手段に記憶されている接続関係を有するデータの組それぞれについて、その接続関係の深さの程度を示す数値をデータ接続確度として記憶したデータ接続確度情報記憶手段と、
    を備え、
    前記業務フロー情報から第1の業務プロセスと、その第1の業務プロセスの後で遂行される第2の業務プロセスとを取り出し、前記業務フロー情報に基づき、前記第1の業務プロセスから前記第2の業務プロセスへ到る業務プロセスの接続経路を求め、その接続経路に含まれる接続リンクの数と、その接続経路に含まれる業務プロセスから後方に分岐する接続リンクの分岐数とに基づき、前記第1の業務プロセスで処理の対象となる第1のデータと前記第2の業務プロセスで処理の対象となる第2のデータとの間のデータ接続確度を算出し、その算出したデータ接続確度を前記データ接続確度情報記憶手段に記憶させるデータ接続確度情報算出処理と、
    前記入力装置を介して入力されるデータを入力し、その入力したデータにより前記事業情報データベースに含まれる少なくとも1つのデータを変更するデータ変更処理と、
    前記データ接続関係情報記憶手段に記憶された前記データ接続関係情報に基づき、前記変更したデータに接続関係を有するデータおよびその接続関係を有するデータにさらに接続関係を有するデータをその接続関係がなくなるまで求め、その接続関係をつないだ経路上にあるデータを変更影響データとして抽出する変更影響データ抽出処理と、
    前記抽出した変更影響データについてその変更影響確率を、前記データ接続確度情報記憶手段に記憶されたデータ接続確度に基づき算出する変更影響確率算出処理と、
    前記抽出した変更影響データとその変更影響データについて算出した変更影響確率とを前記表示装置に表示する変更影響データ表示処理と、
    を実行することを特徴とする事業情報管理方法。
  7. 前記コンピュータは、
    前記変更影響確率算出処理においては、前記変更したデータと当該変更影響データとを接続する経路上にあるすべての変更影響データについて、その変更影響データそれぞれに対し前記データ接続確度情報記憶手段に記憶されているデータ接続確度を読み出し、その読み出したそれぞれのデータ接続確度のすべての積を求めることによって、当該変更影響データに対する変更影響確率を算出すること
    を特徴とする請求項に記載の事業情報管理方法。
  8. 前記コンピュータは、
    前記データ接続関係情報記憶手段に記憶されている接続関係を有するデータの組に対して、その接続関係を有効化するための条件の情報をデータ接続条件情報として記憶したデータ接続条件情報記憶手段を、さらに、備え、
    前記変更影響データ抽出処理において、前記変更したデータに接続関係を有するデータおよびその接続関係を有するデータにさらに接続関係を有するデータをその接続関係がなくなるまで求める場合に、その接続関係に対する前記データ接続条件情報が前記データ接続条件情報記憶手段に記憶されていたときには、そのデータ接続条件が満足されることを条件にして前記接続関係を有効にすること
    を特徴とする請求項に記載の事業情報管理方法。
  9. 前記コンピュータは、さらに、
    前記事業情報データベースを構成するデータについて、そのデータごとにそのデータに関係する担当者の情報を記憶した担当者情報記憶手段を備え、
    前記変更影響確率算出処理において算出した前記変更影響データの前記変更影響確率が所定の値以上であったときには、前記担当者情報記憶手段を参照して、その変更影響データに関係する担当者を抽出し、その抽出した担当者にその変更影響データおよび変更影響確率を通達する変更影響データ通達処理
    を実行することを特徴とする請求項に記載の事業情報管理方法。
  10. 前記コンピュータは、さらに、
    前記事業情報データベースを構成するデータについて、そのデータごとにそのデータを変更するに際して生じる変更コストを記憶した変更コスト情報記憶手段を備え、
    前記変更影響データ抽出処理において抽出したそれぞれの変更影響データについて、その変更影響データの変更コストを、その変更影響データに対して前記変更コスト情報記憶手段に記憶されている変更コストと、その変更影響データに対して前記変更影響確率算出処理において算出された変更影響確率との積として算出するとともに、そのそれぞれの変更影響データについて算出した変更コストの合計値を算出する変更コスト算出処理と、
    前記算出した前記それぞれの変更影響データについての変更コストおよびその合計値の少なくとも1つを前記表示装置に表示する変更コスト表示処理と、
    を実行することを特徴とする請求項に記載の事業情報管理方法。
  11. 入力装置と表示装置とを少なくとも備えたコンピュータが事業に関する複数の種類のデータを含んで構成された事業情報データベースを管理するための事業情報管理プログラムであって、
    前記事業情報データベースは、
    複数の業務プロセスのワークフローを定義した業務フロー情報を含んでおり、
    前記コンピュータは、
    前記事業情報データベースを構成するデータについて、そのデータごとにそのデータに接続関係を有するデータであるデータ接続関係情報を記憶したデータ接続関係情報記憶手段と、
    前記データ接続関係情報記憶手段に記憶されている接続関係を有するデータの組それぞれについて、その接続関係の深さの程度を示す数値をデータ接続確度として記憶したデータ接続確度情報記憶手段と、
    を備え、
    前記コンピュータに、
    前記業務フロー情報から第1の業務プロセスと、その第1の業務プロセスの後で遂行される第2の業務プロセスとを取り出し、前記業務フロー情報に基づき、前記第1の業務プロセスから前記第2の業務プロセスへ到る業務プロセスの接続経路を求め、その接続経路に含まれる接続リンクの数と、その接続経路に含まれる業務プロセスから後方に分岐する接続リンクの分岐数とに基づき、前記第1の業務プロセスで処理の対象となる第1のデータと前記第2の業務プロセスで処理の対象となる第2のデータとの間のデータ接続確度を算出し、その算出したデータ接続確度を前記データ接続確度情報記憶手段に記憶させるデータ接続確度情報算出処理と、
    前記入力装置を介して入力されるデータを入力し、その入力したデータにより前記事業情報データベースに含まれる少なくとも1つのデータを変更するデータ変更処理と、
    前記データ接続関係情報記憶手段に記憶された前記データ接続関係情報に基づき、前記変更したデータに接続関係を有するデータおよびその接続関係を有するデータにさらに接続関係を有するデータをその接続関係がなくなるまで求め、その接続関係をつないだ経路上にあるデータを変更影響データとして抽出する変更影響データ抽出処理と、
    前記抽出した変更影響データについてその変更影響確率を、前記データ接続確度情報記憶手段に記憶されたデータ接続確度に基づき算出する変更影響確率算出処理と、
    前記抽出した変更影響データとその変更影響データについて算出した変更影響確率とを前記表示装置に表示する変更影響データ表示処理と、
    を実行させるための事業情報管理プログラム。
  12. 前記コンピュータに、
    前記変更影響確率算出処理においては、前記変更したデータと当該変更影響データとを接続する経路上にあるすべての変更影響データについて、その変更影響データそれぞれに対し前記データ接続確度情報記憶手段に記憶されているデータ接続確度を読み出し、その読み出したそれぞれのデータ接続確度のすべての積を求めることによって、当該変更影響データに対する変更影響確率を算出する処理
    を実行させるための請求項11に記載の事業情報管理プログラム。
  13. 前記コンピュータは、
    前記データ接続関係情報記憶手段に記憶されている接続関係を有するデータの組に対して、その接続関係を有効化するための条件の情報をデータ接続条件情報として記憶したデータ接続条件情報記憶手段を、さらに、備え、
    前記コンピュータに、
    前記変更影響データ抽出処理において、前記変更したデータに接続関係を有するデータおよびその接続関係を有するデータにさらに接続関係を有するデータをその接続関係がなくなるまで求める場合に、その接続関係に対する前記データ接続条件情報が前記データ接続条件情報記憶手段に記憶されていたときには、そのデータ接続条件が満足されることを条件にして前記接続関係を有効にする処理
    を実行させるための請求項11に記載の事業情報管理プログラム。
  14. 前記コンピュータは、さらに、
    前記事業情報データベースを構成するデータについて、そのデータごとにそのデータに関係する担当者の情報を記憶した担当者情報記憶手段を備え、
    前記コンピュータに、さらに、
    前記変更影響確率算出処理において算出した前記変更影響データの前記変更影響確率が所定の値以上であったときには、前記担当者情報記憶手段を参照して、その変更影響データに関係する担当者を抽出し、その抽出した担当者にその変更影響データおよび変更影響確率を通達する変更影響データ通達処理
    を実行させるための請求項11に記載の事業情報管理プログラム。
  15. 前記コンピュータは、さらに、
    前記事業情報データベースを構成するデータについて、そのデータごとにそのデータを変更するに際して生じる変更コストを記憶した変更コスト情報記憶手段を備え、
    前記コンピュータに、
    前記変更影響データ抽出処理において抽出したそれぞれの変更影響データについて、その変更影響データの変更コストを、その変更影響データに対して前記変更コスト情報記憶手段に記憶されている変更コストと、その変更影響データに対して前記変更影響確率算出処理において算出された変更影響確率との積として算出するとともに、そのそれぞれの変更影響データについて算出した変更コストの合計値を算出する変更コスト算出処理と、
    前記算出した前記それぞれの変更影響データについての変更コストおよびその合計値の少なくとも1つを前記表示装置に表示する変更コスト表示処理と、
    を実行させるための請求項11に記載の事業情報管理プログラム。
JP2006273928A 2006-10-05 2006-10-05 事業情報管理システム、事業情報管理方法および事業情報管理プログラム Expired - Fee Related JP4914164B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006273928A JP4914164B2 (ja) 2006-10-05 2006-10-05 事業情報管理システム、事業情報管理方法および事業情報管理プログラム
US11/866,583 US8577714B2 (en) 2006-10-05 2007-10-03 Business information management system, business information management method, and business information management program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006273928A JP4914164B2 (ja) 2006-10-05 2006-10-05 事業情報管理システム、事業情報管理方法および事業情報管理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008090784A JP2008090784A (ja) 2008-04-17
JP4914164B2 true JP4914164B2 (ja) 2012-04-11

Family

ID=39275680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006273928A Expired - Fee Related JP4914164B2 (ja) 2006-10-05 2006-10-05 事業情報管理システム、事業情報管理方法および事業情報管理プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8577714B2 (ja)
JP (1) JP4914164B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8359388B2 (en) * 2008-06-30 2013-01-22 Zte Corporation RACF system and equipment having dynamic discovering function in next generation network
JP5365321B2 (ja) * 2009-04-14 2013-12-11 富士通株式会社 設計データ併合装置、設計データ併合方法および設計データ併合プログラム
JP5564474B2 (ja) * 2011-08-15 2014-07-30 株式会社日立製作所 コンポーネント設計支援方法およびシステム
JP5923052B2 (ja) * 2013-03-26 2016-05-24 株式会社日立製作所 設計変更影響予測装置、方法、およびプログラム
JP7034832B2 (ja) * 2018-05-29 2022-03-14 株式会社日立製作所 資源管理装置、及び資源管理方法
US11321115B2 (en) 2019-10-25 2022-05-03 Vmware, Inc. Scalable and dynamic data collection and processing
US11379694B2 (en) * 2019-10-25 2022-07-05 Vmware, Inc. Scalable and dynamic data collection and processing

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07200658A (ja) * 1993-12-29 1995-08-04 Mazda Motor Corp 設計支援装置
JP3708199B2 (ja) * 1996-01-17 2005-10-19 株式会社東芝 コンカレントエンジニアリング支援システム及びコンカレントエンジニアリング支援方法
JP2000259703A (ja) * 1999-03-08 2000-09-22 Hitachi Ltd エンジニアリング支援方法とその装置
JP3506068B2 (ja) * 1999-09-29 2004-03-15 日本電気株式会社 外れ値度計算装置
JP3981255B2 (ja) 2001-10-05 2007-09-26 株式会社日立製作所 取引処理方法
US7187683B1 (en) * 2001-12-07 2007-03-06 Cisco Technology, Inc. Statistics data collection mechanism for distributed, high-speed data processing environments
JP2003208501A (ja) * 2002-01-11 2003-07-25 Hitachi Ltd ビジネスプロセス定義表示方法およびプログラム
JP4033291B2 (ja) * 2002-05-29 2008-01-16 株式会社日立製作所 プロジェクトリスク管理システム
JP2004240486A (ja) * 2003-02-03 2004-08-26 Hitachi Ltd プロジェクトの変更管理方法および装置
US7426736B2 (en) * 2003-05-22 2008-09-16 International Business Machines Corporation Business systems management solution for end-to-end event management using business system operational constraints
JP4072102B2 (ja) 2003-07-08 2008-04-09 株式会社日立製作所 プロジェクト事前評価方法、プロジェクト事前評価装置及びプログラム
JP2005216020A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Hitachi Ltd プロジェクト評価システム,プログラムよび記憶媒体
JP4369838B2 (ja) 2004-01-30 2009-11-25 株式会社日立製作所 作業状況予測装置、作業状況予測方法および作業状況予測プログラム
US8370269B2 (en) * 2004-06-02 2013-02-05 Overstock.Com, Inc. System and methods for electronic commerce using personal and business networks
US20060015380A1 (en) * 2004-07-14 2006-01-19 Manyworlds, Inc Method for business lifecycle management
JP4706230B2 (ja) 2004-10-29 2011-06-22 株式会社ジェイテクト 拡張pdmシステム
US10176439B2 (en) * 2005-01-11 2019-01-08 International Business Machines Corporation Managing networked resources
US20060236254A1 (en) * 2005-04-18 2006-10-19 Daniel Mateescu System and method for automated building of component based applications for visualizing complex data structures
US20070021992A1 (en) * 2005-07-19 2007-01-25 Srinivas Konakalla Method and system for generating a business intelligence system based on individual life cycles within a business process

Also Published As

Publication number Publication date
US20080086347A1 (en) 2008-04-10
US8577714B2 (en) 2013-11-05
JP2008090784A (ja) 2008-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11748345B2 (en) Apparatuses, methods and systems for a lead generating hub
JP4914164B2 (ja) 事業情報管理システム、事業情報管理方法および事業情報管理プログラム
US8381120B2 (en) Visualization tools for reviewing credibility and stateful hierarchical access to credibility
JP3815218B2 (ja) データ分析方法及び装置
US20110289010A1 (en) Apparatuses, methods and systems for an activity tracking and property transaction facilitating hub user interface
JP5174279B2 (ja) 検索システム、検索方法、検索プログラム及び記録媒体
Sutanto et al. Product-service system design concept development based on product and service integration
WO2013145380A1 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、情報提供プログラム、及びそのプログラムを記憶するコンピュータ読取可能な記録媒体
US20110173131A1 (en) Attribute aggregation for standard product unit
JP2011165118A (ja) プロジェクト支援方法及びその装置並びにその実行プログラム
JP6670526B2 (ja) 入札装置、入札システム、入札方法及びコンピュータプログラム
CN111461827B (zh) 产品评价信息的推送方法和装置
JP2020035440A (ja) 名刺関連情報提供方法、企業価値判定方法、名刺情報提供方法、名刺価値判定方法、名刺関連情報提供装置、企業価値判定装置、名刺情報提供装置、名刺価値判定装置及びコンピュータプログラム
JP7029152B2 (ja) 転居管理装置及び転居管理方法
JP2020030794A (ja) 名刺情報提供方法、名刺情報提供装置、名刺価値判定方法、名刺価値判定装置及びコンピュータプログラム
US20140316949A1 (en) Buyer-seller property match mailer notification method
JP5495897B2 (ja) 保険金支払支援システム、保険金支払支援装置および保険金支払支援プログラム。
CN110570207A (zh) 一种商品的溯源方法及装置
CN113781180A (zh) 一种物品推荐方法、装置、电子设备及存储介质
EP3762820A1 (en) Recommendation acknowledgement and tracking
JP2018169952A (ja) コンピュータプログラム、ビジネスモデル登録装置及びビジネスモデル登録方法
JP7497573B2 (ja) 通知装置、及びプログラム
JP2012118612A (ja) マーケティング提案支援システム
JP7217097B2 (ja) 照会確率提示装置、照会確率提示プログラム、照会確率提示方法、及び情報提供システム
JP2008112366A (ja) ポイント管理装置及びポイント管理方法並びにそのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4914164

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees