JP4913706B2 - ラマン増幅用光ファイバの設計方法並びにラマン増幅用光ファイバ及びラマン増幅器 - Google Patents

ラマン増幅用光ファイバの設計方法並びにラマン増幅用光ファイバ及びラマン増幅器 Download PDF

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Description

本発明は、ラマン増幅用光ファイバの設計方法並びにラマン増幅用光ファイバ及びラマン増幅器に関する。
近年研究が進められているフォトニッククリスタルファイバは、コア部が純石英ガラス母材で形成され、該コア部の周辺に複数の空孔を設け、実効的なクラッド部としている。該空孔の直径、及び配置を変化させることにより、高い自由度で理論遮断波長、波長分散、及びモードフィールド径を設計することが可能である。このため、可視から近赤外までの広い波長帯域で光通信を行なうことが可能であり、下記非特許文献1では、波長658nmから1556nmまでの6波の通信光を用いた、該フォトニッククリスタルファイバの伝送実験が報告されている。
また、広い波長帯域で光通信を行うためには、広い波長帯域に対応した光増幅器が必要となる。光増幅器として、半導体光増幅器(下記特許文献1参照)、希土類添加ファイバ増幅器、及びファイバラマン増幅器等がある。
一方、ラマン増幅器用の光ファイバの設計では、性能指数として励起波長における損失係数に対するラマン利得率を用いる方法がある(下記非特許文献2参照)。
特開平7−135372号公報 特開平10−56224号公報 K.Ieda,K.Kurokawa,T.Shimizu,K.Tajima,K.Nakajima,T.Matsui,K.Tsujikawa,K.Shiraki and I.Sankawa,"Visible to infrared WDM Transmission over PCF",in Proc. ECOC 2006 T.Miyamoto,M.Tanaka,J.Kobayashi,T.Tsuzaki,M.Hirano,M.Kakui and M.Shigematsu,"Highly nonlinear fiber−based lumped fiber Raman amplifier for CWDM transmission systems",Journal of lightwave technology,November 2005,Vol.23,No.11,p.3475−3483 y.Nishida,M.Yamada,T.Kanamori,K.Kobayashi,J.Temmyo,S.Sudo and Y.Ohishi,"Development of an efficient Praseodymium−doped fiber amplifier",IEEE Journal of Quantum Electronics,August 1998,Vol.34,No.8,p.1332−1339 S.Aozasa,T.Sakamoto,T.Kanamori,K.Hoshino,K.Kobayashi and M.Shimizu,"Tm−doped fiberamplifiers for 1470−nm−band WDM signals",Photonics Technology Letters,October 2000,Vol.12,No.10,p.1331−1333 B.Min,H.Yoon,W.J.Lee and N.Park,"Coupeled structure for wide−band EDFA with gain and noise figure improvements from C to L−band ASE injection",Photonicse Technology Letters,May 2000,Vol.12,No.5,p.480−482 G.C.Valley and M.Wright,"Modeling transient gain dynamics in a cladding−pumped Yb−doped fiber amplifierpulsed at low repetition rates",in Proc.,Lasers and Electro−Optics,2001,p.300−301 Y.Emori,K.Tanaka and S.Namiki,"100nm bandwidth flat−gain Raman amplifiers pumped and gain−equalised by 12−wavelength−channel WDM laser diode unit",Electronics Letters,August 1999,Vol.35,No.16,p.1355−1356 C.Fukai,K.Nakajima and M.Ohashi,"Dopant dependence of Raman gain coefficient in fluorine doped silica fiber",in Proc. OECC 2002,2002,10D2−6,p.186−187 M.Ohashi,K.Shiraki and k.Tajima,"Optical loss property of silica−based single−mode fibers",Journal of Lightwave Technology,May 1992,Vol.10,p.539−543 E.Brinkmeyer,"Analysis of the backscattering method for single−mode optical fibers",J.Optical Society of America,August 1980,Vol.70,p.1010−1012 K.Petermann,"Constrains for fundamental−mode spot size for broadband dispersion−compensated single−mode fibres",Electronics Letters,September 1983,Vol.19,No.18,p.712−714 M.Koshiba and K.Saitho,"Structural dependence of effective area and mode field diameter for holey fibers",Optics Express,July 2003,Vol.11,No.15,p.1746−1756 R.J.Essiambre,P.Winzer,J.Bromage and C.H.Kim,"Design of bidirectionally pumped fiber amplifiers generating double Rayleigh backscattering",IEEE Photonics Technology Letters,July 2002,Vol14,p.914−916 W.H.Hatton and M.Nishimura,"Accurately Predicting the Cutoff Wavelength of Cabled Single−Mode Fiber",Journal of lightwave technology,October 1990,Vol.8,No.10,p.1577−1583 M.Koshiba and K.Saitoh,"Applicability of classical optical fiber theories to holey fibers",Optics Letters,August 2004,Vol.29,No.15,p.1739−1741
しかしながら、上記特許文献1に記載の半導体光増幅器では、Gbit/s以上の高速伝送ではパターン効果によって信号波形が崩れてしまうと言った問題があった。
また、前記希土類添加ファイバ増幅器では、個々の希土類の遷移エネルギーに起因した波長においてのみ増幅することが可能であり、Oバンド(上記非特許文献3参照)、Sバンド(上記非特許文献4参照)、Cバンド及びLバンド(上記非特許文献5参照)等が報告されている。
また、Oバンドよりも短い波長では、波長0.85μm帯のエルビウム添加フッ化物ファイバ増幅器(上記特許文献2参照)及び波長1μm帯のイッテリビウム添加ファイバ増幅器(上記非特許文献6参照)がそれぞれ提案されている。しかしながら、波長1.11μm帯に遷移エネルギーを有する希土類添加ファイバ増幅器に関する報告例はない。
さらに、前記ファイバラマン増幅器では、励起波長から増幅媒体を形成する分子構造の振動に由来する周波数シフト位置に増幅帯域をもち、多波長の励起光源を用いることにより超広帯域に増幅することが可能である(上記非特許文献7参照)。しかしながら、波長1.11μm帯の信号光を増幅するための最適なラマン増幅器、及びラマン増幅用光ファイバは明らかにされていない。
また、上記非特許文献2に記載の光ファイバの設計では、光ファイバの長さやラマン増幅器のシステムパラメータに依存しない性能指数を用いて設計を行っている。しかしながら、実際にラマン増幅器を設計する場合には、使用可能なシステムパラメータにより光ファイバ長などのファイバパラメータの最適値が異なるため、光ファイバ長やシステムパラメータを考慮したラマン増幅器用光ファイバの設計方法が必要となる。
以上のことから、本発明は、所望の信号波長の信号光を増幅するためのラマン増幅器において、増幅特性及び雑音指数を好適とするラマン増幅用光ファイバの設計方法並びにラマン増幅用光ファイバ及びラマン増幅器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の発明に係るラマン増幅器は、
波長が1.11μm帯の信号光を増幅するラマン増幅器において、
信号入力パワーが−20dBm、励起波長が1.06μm、励起パワーが500mW、電気フィルタ帯域が7GHz、光フィルタ帯域が10GHzにそれぞれ設定されたシステムパラメータに基づき算出された性能指数を用いて設計され、ステップ型の屈折率分布を有するラマン増幅用光ファイバと、
該ラマン増幅用光ファイバに励起光を注入するため、前記ラマン増幅用光ファイバの後段に配置されるラマン増幅用励起光源と、
前記ラマン増幅用光ファイバと前記ラマン増幅用励起光源とを結合するための結合器と
を備え、
前記ラマン増幅用光ファイバのファイバ長を2.5km〜5.7kmの範囲とし、コア部とクラッド部との比屈折率差を1.35%〜2.0%の範囲とすることにより、1.11μm帯の信号波長における性能指数を20dB以上とした
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第2の発明に係るラマン増幅器は、
波長が1.11μm帯の信号光を増幅するラマン増幅器において、
信号入力パワーが−20dBm、励起波長が1.06μm、励起パワーが500mW、電気フィルタ帯域が7GHz、光フィルタ帯域が10GHzにそれぞれ設定されたシステムパラメータに基づき算出された性能指数を用いて設計され、ステップ型の屈折率分布を有するラマン増幅用光ファイバと、
該ラマン増幅用光ファイバに励起光を注入するため、前記ラマン増幅用光ファイバの後段に配置されるラマン増幅用励起光源と、
前記ラマン増幅用光ファイバと前記ラマン増幅用励起光源とを結合するための結合器と
を備え、
前記ラマン増幅用光ファイバのファイバ長を略2kmとし、コア部とクラッド部との比屈折率差を1.8%〜2.0%の範囲とすることにより、1.11μm帯の信号波長における性能指数を26dB以上とした
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第3の発明に係るラマン増幅器は、
波長が1.11μm帯の信号光を増幅するラマン増幅器において、
信号入力パワーが−20dBm、励起波長が1.06μm、励起パワーが500mW、電気フィルタ帯域が7GHz、光フィルタ帯域が10GHzにそれぞれ設定されたシステムパラメータに基づき算出された性能指数を用いて設計され、空孔を等間隔で周期的に配置した断面構造を有するラマン増幅用光ファイバと、
該ラマン増幅用光ファイバに励起光を注入するため、前記ラマン増幅用光ファイバの後段に配置されるラマン増幅用励起光源と、
前記ラマン増幅用光ファイバと前記ラマン増幅用励起光源とを結合するための結合器と
を備え、
前記ラマン増幅用光ファイバのファイバ長を2.8km〜5.8kmの範囲とし、前記空孔の間隔を1.3μm〜2.0μmの範囲とすることにより、1.11μm帯の信号波長における性能指数を20dB以上とした
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第4の発明に係るラマン増幅器は、
波長が1.11μm帯の信号光を増幅するラマン増幅器において、
信号入力パワーが−20dBm、励起波長が1.06μm、励起パワーが500mW、電気フィルタ帯域が7GHz、光フィルタ帯域が10GHzにそれぞれ設定されたシステムパラメータに基づき算出された性能指数を用いて設計され、空孔を等間隔で周期的に配置した断面構造を有するラマン増幅用光ファイバと、
該ラマン増幅用光ファイバに励起光を注入するため、前記ラマン増幅用光ファイバの後段に配置されるラマン増幅用励起光源と、
前記ラマン増幅用光ファイバと前記ラマン増幅用励起光源とを結合するための結合器と
を備え、
前記ラマン増幅用光ファイバのファイバ長を2.5km〜3.0kmの範囲とし、前記空孔の間隔を1.3μm〜1.6μmの範囲とすることにより、1.11μm帯の信号波長における性能指数を24dB以上とした
ことを特徴とする。
本発明によれば、性能指数の良好な高性能のラマン増幅器を実現することができる。
以下に、本発明に係るラマン増幅用光ファイバの設計方法、ラマン増幅用光ファイバ及びラマン増幅器の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明に係るラマン増幅用光ファイバの設計方法を説明するためのフローチャートを示した図である。図1に示すように、第1ステップS11において、本発明に係るラマン増幅用光ファイバの設計方法では、始めに、システムパラメータを設定する。
図2は、本発明に係るラマン増幅用光ファイバを用いたラマン増幅器の構成の一例を示した図である。図2に示すように、ラマン増幅用光ファイバ21の前段には、信号光の伝搬方向と同方向に伝搬する励起光を注入する前方励起用のラマン増幅用励起光源22aが、結合器23aを介してラマン増幅用光ファイバ21と接続されている。ラマン増幅用光ファイバ21の後段には、信号光の伝搬方向と逆方向に伝搬する励起光を注入する後方励起用のラマン増幅用励起光源22bが、結合器23bを介してラマン増幅用光ファイバ21と接続されている。図2において、ラマン増幅用光ファイバのファイバパラメータに依存しないシステムパラメータとしては、信号入力パワーPin、信号波長λS、励起波長λP、前方励起パワーPF及び後方励起パワーPBがある。
なお、図2では、ラマン増幅用光ファイバ21の前方及び後方にそれぞれラマン増幅用励起光源22a,22bを接続する形態について示したが、ラマン増幅用光ファイバ21に前方励起用のラマン増幅用励起光源22aのみ又は後方励起用のラマン増幅用励起光源22bのみを接続する形態であっても構わない。つまり、前方励起用のラマン増幅用励起光源22aのみを接続する場合、後方励起パワーPBを0mWに設定し、後方励起用のラマン増幅用励起光源22bのみを接続する場合、前方励起パワーPFを0mWに設定することにより対応することが可能となる。
次に、図1に示すように、第2ステップS12において、ラマン増幅用光ファイバの屈折率分布又は構造パラメータを設定する。材料添加に基づく従来の光ファイバでは、屈折率分布を設定することにより、理論遮断波長λC、モードフィールド直径M、実効断面積Aeff、波長分散D、分散スロープS及び非線形屈折率n2などのファイバパラメータが、光ファイバコアの屈折率ncoreと純石英の屈折率nSiO2との比屈折率差Δと、コア半径aとの関係で一義的に決定される。また、光ファイバ断面に空孔を有する光ファイバでは、構造パラメータを設定することにより、理論遮断波長λC、モードフィールド直径M、実効断面積Aeff、波長分散D、分散スロープ及び非線形屈折率n2等の光ファイバパラメータが、空孔直径と空孔間隔との関係で一義的に決定される。ここで、光ファイバコアの屈折率ncoreと純石英の屈折率nSiO2との比屈折率差Δは、下記式(1)に定義される。
Figure 0004913706
また、ラマン利得率CR、損失係数α及びレイリー散乱係数Rは、比屈折率差Δ及び波長λ(λ=λS又はλP)の関数として、それぞれ下記式(2)(上記非特許文献8参照)、下記式(3)(上記非特許文献9参照)及び下記式(4)(上記非特許文献10参照)に表すことができる。
Figure 0004913706
Figure 0004913706
Figure 0004913706
材料添加に基づく従来の光ファイバでは、屈折率分布を設定し、例えば、多層分割法を用いて数値解析を行うことにより、所望の信号波長λS及び励起波長λPにおける実効断面積を求めることが可能である(上記非特許文献11参照)。また、光ファイバ断面に空孔を有する光ファイバでは、構造パラメータを設定し、例えば、有限要素法を用いて数値解析を行うことにより、所望の信号波長λS及び励起波長λPにおける実効断面積を求めることが可能である(上記非特許文献12参照)。
さらに、図1に示すように、第3ステップS13において、上記式(1)から上記式(4)を用いることにより、所望の信号波長λSにおけるファイバパラメータである、ラマン利得率、損失係数及びレイリー散乱係数、さらに、励起波長λPにおける損失係数を求めることが可能である。
続いて、図1に示すように、第4ステップS14において、当該ラマン増幅用光ファイバのネットゲインGNet及び雑音指数NFを求める。光ファイバ中のネットゲインGNet及び雑音指数NFは、それぞれ下記式(5)及び下記式(6)に表される(上記非特許文献13参照)。ここで、GRはラマンゲイン、TFは伝送損失を意味する。
Figure 0004913706
Figure 0004913706
ここで、L、hν、Be及びBoは、それぞれラマン増幅用光ファイバのファイバ長、光子エネルギー、電気フィルタ帯域幅及び光フィルタ帯域幅である。また、NASE及びPDRSは、それぞれ該ラマン増幅器で発生する雑音成分の自然放出光による光パワー密度及び二重レイリー散乱による雑音パワーであり、それぞれ下記式(7)及び下記式(8)に表すことができる。
Figure 0004913706
Figure 0004913706
さらに、図1に示すように、第5ステップS15において、該ラマン増幅用光ファイバを用いたラマン増幅器における性能指数を求める。ラマン増幅器の性能指数FOMRは、ラマン増幅器の雑音指数NFに対する信号出力パワーPoutとして下記式(9)を用いて求めることができる。
Figure 0004913706
以上のように、始めにシステムパラメータを設定し、次に、ラマン増幅用光ファイバの屈折率分布又は構造パラメータを設定し、続いて、所望の信号波長におけるラマン利得率、損失係数、実効断面積及びレイリー散乱係数、並びに、励起波長における損失係数及び実効断面積を求め、その後、当該ラマン増幅用光ファイバの所望の信号波長におけるネットゲイン及び雑音指数を算出することにより、ラマン増幅器の所望の信号波長における性能指数を求めることができ、好適なラマン増幅用光ファイバを設計することが可能となる。
以下に、本発明に係るラマン増幅用光ファイバの第1の実施例として、コアにゲルマニウムを添加した石英ファイバにおいて、ステップ型の屈折率分布を有するラマン増幅用光ファイバについて説明する。なお、本発明に係るラマン増幅用光ファイバに適用される構造及び屈折率分布としては、本実施例のコアにゲルマニウムを添加したステップ型の屈折率分布を有する構造に限らず、任意の屈折率分布を有する構造であっても構わない。
表1は、本実施例で使用するシステムパラメータを示した表である。下記表1に示すように、本実施例では、波長1.11μm帯の信号光を増幅するラマン増幅器として、図2のラマン増幅器の構成において、後方励起用のラマン増幅用励起光源22b(図2参照)のみを配置する形態とした。つまり、上記式(5)から上記式(10)において、前方励起パワーPF及び後方励起パワーPBに、それぞれ0mW及び500mWを用いた。
Figure 0004913706
図3は、本発明の第1の実施例に係るラマン増幅用光ファイバの断面方向の屈折率分布の一例を示した概念図である。ここで、Δ及びaはそれぞれコア部31とクラッド部32との比屈折率差及びコア半径を表す。また、クラッド部32の屈折率は、純石英のレベルとした。
図4は、図3に示される屈折率分布を有するラマン増幅用光ファイバにおいて、1.06μm以下の実効遮断波長を実現するコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δに対するコア半径aの関係を示した図である。なお、本実施例においては、多層分割法を用いて数値計算(上記非特許文献14参照)により、1.06μm以下の実効遮断波長を実現するコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δに対するコア半径aの関係を求めた。
図4中の曲線は、実効遮断波長が1.06μmとなるときのコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δに対するコア半径aの関係を示し、曲線以下の斜線で示される領域でコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δに対するコア半径aを設計することにより、1.06μm以下の実効遮断波長を実現することが可能となる。
図5は、図4に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μmにおけるコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δに対する実効断面積Aeff及びラマン利得率CRの関係を示した図である。なお、本実施例では、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μmにおけるコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δに対する実効断面積Aeffの関係を、多層分割法を用いて数値計算(上記非特許文献11参照)により求めた。また、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μmにおけるコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δに対するラマン利得率CRの関係を上記式(2)より求めた。
図6は、図4及び図5に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μm及び1.06μmにおけるコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δに対する損失係数αを示した図である。なお、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μm及び1.06μmにおけるコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δに対する損失係数αを上記式(3)より求めた。
図7は、図4、図5及び図6に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μmにおけるコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δに対するレイリー散乱係数を示した図である。なお、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μmにおけるコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δに対するレイリー散乱係数を上記式(4)より求めた。
図8は、図4から図7に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μmにおけるコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δと、ファイバの長さLと、ネットゲインGNetの関係を示した図である。なお、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μmにおけるコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δと、ファイバの長さLと、ネットゲインGNetの関係を上記式(5)より求めた。
図8より、コア部31とクラッド部32との比屈折率差Δが約0.2%以上、すなわち、図5より、ラマン利得率が約0.5Wkm-1以上において、0.5kmから10kmのいずれのファイバの長さLを用いた場合においてもネットゲインGNetが0dB以上となり、増幅効果を得ることが可能となる。
図9は、図4から図7に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μmにおけるコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δと、ファイバの長さLと、性能指数FOMRの関係を示す図である。なお、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μmにおけるコア部31とクラッド部32との比屈折率差Δと、ファイバの長さLと、性能指数FOMRの関係を、上記式(5)、式(6)、式(7)及び式(8)を用いて上記式(9)を算出することにより求めた。
図9より、コア部31とクラッド部32との比屈折率差Δが約1.8%以上、すなわち、図5より、ラマン利得率が約10Wkm-1以上、かつ、ファイバの長さが約2kmにおいて、性能指数FOMRが26dB以上であり、高い性能を保持したラマン増幅器を構成することが可能であることがわかる。
なお、本実施例においては、後方励起用のラマン増幅用励起光源22b(図2参照)のみを配置した形態について説明したが、前方励起用のラマン増幅用励起光源22a(図2参照)のみを配置した場合、又は、前方励起用のラマン増幅用励起光源22a及び後方励起用のラマン増幅用励起光源22bの双方を配置した場合についても、上記式(5)から上記式(9)において、それぞれ「PF≠0、PB=0」又は「PF≠0、PB≠0」とすることにより、本実施例と同様の手順で設計することも可能である。
以下に、本発明に係るラマン増幅用光ファイバの第2の実施例として、光ファイバ断面に空孔を有するラマン増幅用光ファイバについて説明する。
表2は、本実施例で使用するシステムパラメータを示した表である。下記表2に示すように、本実施例では、波長1.11μm帯の信号光を増幅するラマン増幅器として、図2のラマン増幅器の構成において、後方励起用のラマン増幅用励起光源22b(図2参照)のみを配置する形態とした。つまり、上記式(5)から上記式(9)において、前方励起パワーPF及び後方励起パワーPBに、それぞれ0mW及び500mWを用いた。
Figure 0004913706
図10は、本発明の第2の実施例に係るラマン増幅用光ファイバの断面構造の一例を示した概念図である。本実施例では、純石英ガラス91に空孔92を周期的に配置した構造により、中央の空孔92のない実効的なコア部分93にて光の伝搬が可能となる。ここで、d及びΛは、それぞれ空孔92の直径及び空孔92の間隔を表す。なお、本実施例では、空孔92を5層の三角格子状に配置したが、図10に示した以外の任意の空孔配置、層数及び空孔数であっても構わない。また、空孔92の形状は円形である必要なはい。さらに、中央の空孔92のない実効的なコア部分93にドーパントを添加した形状であっても構わない。
図11は、図10に示される構造を有するラマン増幅用光ファイバにおいて、d/Λが0.4であるときの、波長1.11μmにおける空孔間隔Λに対する実効断面積Aeff及びラマン利得率CRの関係を示した図である。なお、d/Λが0.4であるときの、波長1.11μmにおける空孔間隔Λに対する実効断面積Aeffの関係は、有限要素法を用いて数値計算(上記非特許文献12参照)により求めた。
また、d/Λが0.4であるときの、波長1.11μmにおける空孔間隔Λに対するラマン利得率CRの関係は上記式(2)により求めた。実効的なコア部分93が純石英ガラス91により形成されているため、波長1.11μm及び1.06μmにおける損失係数αは、上記式(3)を用いて求めることができ、それぞれ0.55dB/km及び0.63dB/kmで一定である。
また、d/Λが0.43より小さい場合、どの波長でもシングルモード伝送が可能である(上記非特許文献15参照)ため、本実施例ではd/Λを0.4とすることにより、波長1.11μmにおいてシングルモード伝送が可能となる。なお、本実施例では、d/Λを0.4としたが、波長1.11μmにおいてシングルモード伝送が可能となる任意のd/Λであっても構わない。
図12は、図11に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、d/Λが0.4であるときの、波長1.11μmにおける空孔間隔Λに対するレイリー散乱係数を示した図である。なお、d/Λが0.4であるときの、波長1.11μmにおける空孔間隔Λに対するレイリー散乱係数を上記式(4)より求めた。
図13は、図11及び図12に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、d/Λが0.4であるときの、波長1.11μmにおける空孔間隔Λと、ファイバの長さLと、ネットゲインGNetの関係を示した図である。なお、d/Λが0.4であるときの、波長1.11μmにおける空孔間隔Λと、ファイバの長さLと、ネットゲインGNetの関係は上記式(5)によりもとめた。
図13より、空孔間隔Λが約7.5μm以上、すなわち、図11より、ラマン利得率が約0.5Wkm-1以上において、0.5kmから10kmのいずれのファイバ長さLを用いた場合においてもネットゲインGNetが0dB以上となり、増幅することが可能となる。
図14は、図11及び図12に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、d/Λが0.4であるときの、波長1.11μmにおける空孔間隔Λと、ファイバの長さLと、性能指数FOMRの関係を示した図である。なお、d/Λが0.4であるときの、波長1.11μmにおける空孔間隔Λと、ファイバの長さLと、性能指数FOMRの関係を、上記式(5)、式(6)、式(7)及び式(8)を用いて上記式(9)を算出することにより求めた。
図14より、空孔間隔Λが約1.7μm以下、すなわち、図11より、ラマン利得率が約6Wkm-1以上、かつ、ファイバの長さが約2kmから約3kmにおいて、性能指数FOMRが24dB以上であり、高い性能を保持したラマン増幅器を構成することが可能であることがわかる。
なお、本実施例においては、後方励起用のラマン増幅用励起光源22b(図2参照)のみを配置した形態について説明したが、前方励起用のラマン増幅用励起光源22a(図2参照)のみを配置した場合、又は、前方励起用のラマン増幅用励起光源22a及び後方励起用のラマン増幅用励起光源22bの双方を配置した場合についても、上記式(5)から上記式(9)において、それぞれ「PF≠0、PB=0」又は「PF≠0、PB≠0」とすることにより、本実施例と同様の手順で設計することも可能である。
以上説明したように、本発明に係るラマン増幅用光ファイバの設計方法によれば、始めに、システムパラメータを設定し、次に、ラマン増幅用光ファイバの屈折率分布又は構造パラメータを設定し、続いて、所望の信号波長におけるラマン利得率、損失係数、実効断面積及びレイリー散乱係数、並びに、励起波長における損失係数及び実効断面積を求め、その後、当該ラマン増幅用光ファイバの所望の信号波長におけるネットゲイン及び雑音指数を算出することにより、ラマン増幅器の所望の信号波長における性能指数を求めることとしたので、所望の信号波長において増幅特性を好適とするラマン増幅用光ファイバを設計することができる。
また、設計過程において、ネットゲイン及び雑音指数を算出することとしたため、所望のネットゲインや雑音指数が規定されたシステムにおいて、好適なラマン増幅用光ファイバ及びラマン増幅器を設計し、構成することができる。
また、本発明に係るラマン増幅用光ファイバによれば、波長1.11μmにおけるラマン利得率を0.5Wkm-1以上としたので、波長1.11μm帯の信号光について、良好な増幅効果を保持するラマン増幅器を実現することができる。
本発明は、例えば、信号光を増幅するための集中定数型ラマン増幅器において利用することが可能である。
本発明に係るラマン増幅用光ファイバの設計方法を説明するためのフローチャートを示した図である。 本発明に係るラマン増幅用光ファイバを用いたラマン増幅器の構成の一例を示した図である。 本発明の第1の実施例に係るラマン増幅用光ファイバの断面方向の屈折率分布の一例を示した概念図である。 図3に示される屈折率分布を有するラマン増幅用光ファイバにおいて、1.06μm以下の実効遮断波長を実現するコア部とクラッド部との比屈折率差Δに対するコア半径aの関係を示した図である。 図4に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μmにおけるコア部とクラッド部との比屈折率差Δに対する実効断面積Aeff及びラマン利得率CRの関係を示した図である。 図4及び図5に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μm及び1.06μmにおけるコア部とクラッド部との比屈折率差Δに対する損失係数αを示した図である。 図4、図5及び図6に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μmにおけるコア部とクラッド部との比屈折率差Δに対するレイリー散乱係数を示した図である。 図4から図7に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μmにおけるコア部とクラッド部との比屈折率差Δと、ファイバの長さLと、ネットゲインGNetの関係を示した図である。 図4から図7に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、実効遮断波長が1.06μmであるときの、波長1.11μmにおけるコア部とクラッド部との比屈折率差Δと、ファイバの長さLと、性能指数FOMRの関係を示す図である。 本発明の第2の実施例に係るラマン増幅用光ファイバの断面構造の一例を示した概念図である。 図10に示される構造を有するラマン増幅用光ファイバにおいて、d/Λが0.4であるときの、波長1.11μmにおける空孔間隔Λに対する実効断面積Aeff及びラマン利得率CRの関係を示した図である。 図11に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、d/Λが0.4であるときの、波長1.11μmにおける空孔間隔Λに対するレイリー散乱係数を示した図である。 図11及び図12に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、d/Λが0.4であるときの、波長1.11μmにおける空孔間隔Λと、ファイバの長さLと、ネットゲインGNetの関係を示した図である。 図11及び図12に示される設計条件を満たすラマン増幅用光ファイバにおいて、d/Λが0.4であるときの、波長1.11μmにおける空孔間隔Λと、ファイバの長さLと、性能指数FOMRの関係を示した図である。
符号の説明
21 ラマン増幅用光ファイバ
22a 前方励起用のラマン増幅用励起光源
22b 後方励起用のラマン増幅用励起光源
23a,23b 結合器
31 コア部
32 クラッド部
91 純石英ガラス
92 空孔
93 実効的なコア部分

Claims (4)

  1. 波長が1.11μm帯の信号光を増幅するラマン増幅器において、
    信号入力パワーが−20dBm、励起波長が1.06μm、励起パワーが500mW、電気フィルタ帯域が7GHz、光フィルタ帯域が10GHzにそれぞれ設定されたシステムパラメータに基づき算出された性能指数を用いて設計され、ステップ型の屈折率分布を有するラマン増幅用光ファイバと、
    該ラマン増幅用光ファイバに励起光を注入するため、前記ラマン増幅用光ファイバの後段に配置されるラマン増幅用励起光源と、
    前記ラマン増幅用光ファイバと前記ラマン増幅用励起光源とを結合するための結合器と
    を備え、
    前記ラマン増幅用光ファイバのファイバ長を2.5km〜5.7kmの範囲とし、コア部とクラッド部との比屈折率差を1.35%〜2.0%の範囲とすることにより、1.11μm帯の信号波長における性能指数を20dB以上とした
    ことを特徴とするラマン増幅器。
  2. 波長が1.11μm帯の信号光を増幅するラマン増幅器において、
    信号入力パワーが−20dBm、励起波長が1.06μm、励起パワーが500mW、電気フィルタ帯域が7GHz、光フィルタ帯域が10GHzにそれぞれ設定されたシステムパラメータに基づき算出された性能指数を用いて設計され、ステップ型の屈折率分布を有するラマン増幅用光ファイバと、
    該ラマン増幅用光ファイバに励起光を注入するため、前記ラマン増幅用光ファイバの後段に配置されるラマン増幅用励起光源と、
    前記ラマン増幅用光ファイバと前記ラマン増幅用励起光源とを結合するための結合器と
    を備え、
    前記ラマン増幅用光ファイバのファイバ長を略2kmとし、コア部とクラッド部との比屈折率差を1.8%〜2.0%の範囲とすることにより、1.11μm帯の信号波長における性能指数を26dB以上とした
    ことを特徴とするラマン増幅器。
  3. 波長が1.11μm帯の信号光を増幅するラマン増幅器において、
    信号入力パワーが−20dBm、励起波長が1.06μm、励起パワーが500mW、電気フィルタ帯域が7GHz、光フィルタ帯域が10GHzにそれぞれ設定されたシステムパラメータに基づき算出された性能指数を用いて設計され、空孔を等間隔で周期的に配置した断面構造を有するラマン増幅用光ファイバと、
    該ラマン増幅用光ファイバに励起光を注入するため、前記ラマン増幅用光ファイバの後段に配置されるラマン増幅用励起光源と、
    前記ラマン増幅用光ファイバと前記ラマン増幅用励起光源とを結合するための結合器と
    を備え、
    前記ラマン増幅用光ファイバのファイバ長を2.8km〜5.8kmの範囲とし、前記空孔の間隔を1.3μm〜2.0μmの範囲とすることにより、1.11μm帯の信号波長における性能指数を20dB以上とした
    ことを特徴とするラマン増幅器。
  4. 波長が1.11μm帯の信号光を増幅するラマン増幅器において、
    信号入力パワーが−20dBm、励起波長が1.06μm、励起パワーが500mW、電気フィルタ帯域が7GHz、光フィルタ帯域が10GHzにそれぞれ設定されたシステムパラメータに基づき算出された性能指数を用いて設計され、空孔を等間隔で周期的に配置した断面構造を有するラマン増幅用光ファイバと、
    該ラマン増幅用光ファイバに励起光を注入するため、前記ラマン増幅用光ファイバの後段に配置されるラマン増幅用励起光源と、
    前記ラマン増幅用光ファイバと前記ラマン増幅用励起光源とを結合するための結合器と
    を備え、
    前記ラマン増幅用光ファイバのファイバ長を2.5km〜3.0kmの範囲とし、前記空孔の間隔を1.3μm〜1.6μmの範囲とすることにより、1.11μm帯の信号波長における性能指数を24dB以上とした
    ことを特徴とするラマン増幅器。
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