JP4823633B2 - ファイバレーザ - Google Patents
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Description
この種のファイバレーザに関しては、既に多くの提案がなされている(例えば、特許文献1参照。)。
また、複数の励起光源からの出力を効率よくクラッドポンピングファイバに接続する方法としては、例えば、特許文献2などにその方法が開示されている。
すなわち、ダブルクラッドファイバと他のファイバを接続すると、接続点において、信号光波長の高次モードの光が発生しやすくなる。ダブルクラッドファイバの全体を大きな巻き直径で巻くと、高次モードの光が励起光によって増幅され、ダブルクラッドファイバ内を伝播することになるため、最終的にレーザ出力が低下するか、若しくはビームプロファイルの形状が悪化する。あるいは、増幅された高次モードの光がダブルクラッドファイバを通過している間に、曲げ損失により熱に変わってしまい、全体として発熱が大きくなる。
図1は、本発明に係るファイバレーザの第1実施形態を示す構成図である。本実施形態のファイバレーザは、希土類元素が添加されたコアと、前記コアの外周を囲む内側クラッドと、該内側クラッドの外周を囲む外側クラッドとからなり、前記コアの屈折率は内側クラッドより高く、前記内側クラッドの屈折率は前記外側クラッドより高いダブルクラッドファイバ13と、ダブルクラッドファイバ13のコアに信号光を入射する手段(図示せず)と、この信号光と波長の異なる励起光を発する複数の励起光源11と、これらの励起光源11から発した励起光をダブルクラッドファイバ13の内側クラッドに入射するように設けられたマルチポートカプラ12とを有し、このダブルクラッドファイバ13の一端側から信号光及び励起光を入射し、他端から信号光の波長のレーザ発振された光を出力するように構成されている。このダブルクラッドファイバ13は、励起光が入射される一端側の直後で小さな巻き直径R1で1周以上巻かれた第1の巻回部分13Aと、その他端側でR1より大きな巻き直径R2で1周以上巻かれた第2の巻回部分13Bとを有している。
信号光の波長を1064nm、励起光の波長を976nmとし、ダブルクラッドファイバ13としてコア径20μmのYbドープファイバを使用し、図1に示す構成のファイバレーザを作製した。
ダブルクラッドファイバ13は、入射側の端から250mmの位置から、巻き直径R1=100mmで8回巻き、それよりも他端側において巻き直径R2=150mmで巻いた。ダブルクラッドファイバの長さは10mとした。励起光源11として複数のLD光源を用い、合計で25Wの励起光を入射し、10Wのレーザ出力を得た。
1時間の運転の後、巻き直径100mmに巻かれた第1の巻回部分13Aと、巻き直径150mmに巻かれた第2の巻回部分13Bのそれぞれの外表面の温度を測定したところ、32〜37℃であった。
信号光の波長を1064nm、励起光の波長を976nmとし、ダブルクラッドファイバ23としてコア径20μmのYbドープファイバを使用し、図2に示すファイバレーザを作製した。
ダブルクラッドファイバ23は、入射側の端から250mmの位置から、巻き直径150mmで巻いた。ダブルクラッドファイバ23の長さは10mとした。励起光源21として複数のLD光源を用い、合計で25Wの励起光を入射し、8.5Wのレーザ出力を得た。
1時間の運転の後、巻き直径150mmに巻かれたファイバの外表面の温度を測定したところ、70〜80℃程度であった。
信号光の波長を1064nm、励起光の波長を976nmとし、ダブルクラッドファイバ23としてコア径20μmのYbドープファイバを使用し、図2に示すファイバレーザをファイバレーザを作製した。
ダブルクラッドファイバ23は、入射側の端から250mmの位置から、巻き直径100mmで巻いた。ダブルクラッドファイバ23の長さは10mとした。励起光源21として複数のLD光源を用い、合計で25Wの励起光を入射し、9Wのレーザ出力を得た。
1時間の運転の後、巻き直径100mmに巻かれたファイバの外表面の温度を測定したところ、46〜51℃程度であった。
Claims (2)
- 希土類元素が添加されたコアと、前記コアの外周を囲む内側クラッドと、該内側クラッドの外周を囲む外側クラッドとからなり、前記コアの屈折率は内側クラッドより高く、前記内側クラッドの屈折率は前記外側クラッドより高いダブルクラッドファイバと、前記ダブルクラッドファイバのコアに信号光を入射する手段と、前記ダブルクラッドファイバのコア又は内側クラッドに前記信号光と波長の異なる励起光を入射する手段とを有し、前記ダブルクラッドファイバの一端側から信号光及び励起光を入射し、他端から信号光の波長のレーザ発振された光を出力するように構成されたファイバレーザにおいて、
前記ダブルクラッドファイバは、励起光が入射される一端側からの距離lで高次モードの曲げ損失が十分に大きくなるが基本モードの曲げ損失があまり大きくならない大きさの直径R1で1周以上巻かれ、その他端側でR1より大きく、基本モードの曲げ損失が十分小さくなる大きさの直径R2で1周以上巻かれており、前記一端側からの距離lは、高次モードの光の抑制効果が小さくならない位置であり、
前記ダブルクラッドファイバのコア直径が15μm以上、前記直径R2は、前記直径R1の1.3倍以上3.5倍以下、前記直径R2は、130mm〜250mm、前記距離lは、前記ダブルクラッドファイバにおける励起光が入射される側の端から800mm以下であることを特徴とするファイバレーザ。 - 前記ダブルクラッドファイバは、前記直径R1で巻かれる巻き数が15周以下であることを特徴とする請求項1に記載のファイバレーザ。
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