JP2002353544A - 光ファイバ増幅器 - Google Patents
光ファイバ増幅器Info
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Abstract
することができる変換効率の高い光ファイバ増幅器を提
供する。 【解決手段】 コアにTmを含有する増幅用光ファイバ
111の両端側に、光アイソレータ112をそれぞれ接
続し、信号光1(1480〜1520nm)の入力側の
光アイソレータ112と増幅用光ファイバ111との間
に、信号光1と励起光2とを合波する波長分割多重型の
カプラ113を接続し、当該カプラ113に、励起光2
(1320〜1520nm、好ましくは1320〜14
80nm)を発生する励起光源114を接続して光ファ
イバ増幅器110を構成した。
Description
失領域である1480〜1520nmに増幅帯域を有す
る光ファイバ増幅器およびそれを含む広帯域の光ファイ
バ増幅器に関するものである。
容量が急速に増大しているため、光通信システムの大容
量化に対応できるように波長分割多重(Wavelength Div
isionMultiplexing :WDM)方式による通信システム
が適用され始めている。このWDMシステムにおいて
は、中継器としてエルビウム添加光ファイバ増幅器(Er
bium-doped Fiber Amplifier:EDFA)を用いること
が必須であり、EDFAが有する増幅帯域(1.53〜
1.60μm)を使用するものが実用化されている。
化に対応するためには、光ファイバ増幅器の増幅帯域を
拡大することが必要であり、石英ファイバの低損失領域
(1.45〜1.65μm)をカバーできるような光フ
ァイバ増幅器の開発が強く望まれている。
C帯(1530〜1560nm)と同等の石英ファイバ
の低損失性と低分散性を有するS帯(1480〜152
0nm)に合わせた光ファイバ増幅器の開発が行われて
いる。このS帯の光ファイバ増幅器は現在三種類ある。
力させた状態で当該石英ファイバに信号光を入力させた
ときに発生する誘導ラマン散乱を利用するラマン光ファ
イバ増幅器である(例えば、J.Kani et al., Electroni
cs Letters, Vol.34, No.18,pp.1745-1747, 1998参
照)。
m)に増幅帯域を有するアップコンバージョン型の10
00nm帯励起のツリウム(Tm)添加光ファイバ増幅
器(Thulium-doped Fiber Amplifier :TDFA)にお
いて、基底準位から増幅の終準位への励起効率の高い波
長を増幅帯域に追加することにより、反転分布を低くし
て増幅帯域を長波長側へシフトさせた二波長励起TDF
Aである(例えば、T.Kasamatsu et al., Optical Ampl
ifiers and their Applications '99, OpticalSociety
of America Trends in Optics and Photonics Series V
ol. 30, pp.46-50, 1999参照)。
二波長励起TDFAの増幅状態を表している。S帯の増
幅には、 3H4 から 3F4 への誘導放出を用いる。二波
長励起の場合、1560nmの励起光により基底準位 3
H6 から増幅の終準位 3F4へ励起し、その上で100
0nm帯の励起光により上記増幅の終準位 3F4 から増
幅の始準位 3F2 へ励起する。二つの波長の励起光のパ
ワーを制御することで各準位のTmイオン(Tm3+)数
を制御して、低い反転分布状態を形成し、S+帯のTD
FAの増幅帯域をS帯へシフトさせる。
終準位 3F4 から始準位 3F2 への励起波長を1000
nm帯から励起効率の高い1400nm帯に変更するこ
とにより、高効率のS帯光ファイバ増幅器を実現するこ
とができる(例えば、T.Kasamatsu et al., Electronic
s Letters, Vol.36, No.19, pp.1607-1609,2000参
照)。
00nm帯励起のTDFAにおいて、添加イオンである
Tmを増幅媒体である光ファイバのコアへ高濃度に添加
して、励起状態時に発生するTm3+間のクロス緩和によ
り低い反転分布を形成し、増幅帯域を長波長側のS帯へ
シフトさせた高濃度TDFAである(例えば、S.Aozasa
et al., Electronics Letters, Vol.36, No.5, pp.418
-419, 2000参照)。
TDFAの増幅状態を表している。1000nm帯の励
起光により、基底準位 3H6 から増幅の終準位 3F4 へ
一旦励起した後、さらに、同波長の励起光により、増幅
の終準位 3F4 から増幅の始準位 3F2 へ励起する。
位 3F4 から増幅の始準位 3F2 へ励起したときの励起
光に対するTm3+の吸収が、基底準位 3H6 から増幅の
終準位 3F4 へ励起したときの励起光に対するTm3+の
吸収よりも大きいため、高い反転分布が形成される。
布状態を反映して、上述したようなS+ 帯に主な増幅帯
域を有すると共に、S帯においても、利得スペクトルの
ピーク波長から外れているものの増幅動作を実現でき
る。この低濃度TDFAによるS帯での増幅効率は、高
濃度TDFAに比べて同等以下となってしまう。
で相互作用が発生するため、図2に示すように、増幅の
始準位 3F2 へ励起したTm3+が、基底準位 3H6 にあ
る近隣のTm3+へエネルギ移動を起こして増幅の終準位
3F4 へ緩和する一方、エネルギを受容したTm3+が増
幅の終準位 3F4 へ励起する。これにより、増幅の終準
位 3F4 へ励起したTm3+数が増加し、低い反転分布が
形成され、利得シフトが発生する。
たような高濃度TDFAにおいては、励起光に使用する
1000nm波長帯を発光するレーザダイオード(L
D)が開発されていないため、低コスト化および小型化
することが難しいだけでなく、変換効率もあまりよくな
く(5%程度)、実用化に難点があった。
に使用する1000nm波長帯を発光するレーザダイオ
ード(LD)が開発されていないため、低コスト化およ
び小型化することが難しいだけでなく、S帯での変換効
率が高濃度TDFAと比較して同等以下であるため、実
用化に難点があった。
り発光可能な波長帯の励起光を利用することができる変
換効率の高い光ファイバ増幅器を提供することを目的と
した。
ための、本発明は。信号光が入力され、少なくともコア
にツリウムを含有する増幅用光ファイバと、前記増幅用
光ファイバに1320〜1520nmの波長の少なくと
も一つの励起光を入力させる励起光入力手段とを有する
ことを特徴とする光ファイバ増幅器を提供する。
は、増幅用光ファイバに1320〜1480nmの波長
の少なくとも一つの励起光を入力させることを特徴とす
る。
は、増幅用光ファイバに1370〜1460nmの波長
の少なくとも一つの励起光を入力させることを特徴とす
る。
が、少なくともコアにツリウムを2000ppmwt以
上含有することを特徴とする。
が、少なくともコアにツリウムを3000ppmwt以
上含有することを特徴とする。
に、630〜720nm、740〜830nm、110
0〜1300nm、1500〜2000nmの範囲のう
ちの少なくとも一つの範囲内の波長の少なくとも一つの
補助励起光を入力させる補助励起光入力手段をさらに有
することを特徴とする。
内で前記信号光を往復伝播させる信号光往復伝播手段を
さらに有することを特徴とする。
段は、前記増幅用光ファイバの一端に設けられた反射ミ
ラーであることを特徴とする。
段は、前記信号光のみ、または前記信号光と前記少なく
とも一つの励起光のみを前記増幅用光ファイバ内で往復
伝播させることを特徴とする。
段は、増幅された自然放出光を透過させることを特徴と
する。
に接続され、当該増幅用光ファイバ内で前記信号光を一
方向のみに伝播させる光アイソレータまたは光サーキュ
レータをさらに有することを特徴とする。
々が少なくともコアにツリウムを含有し、直列または並
列に接続された複数の増幅用光ファイバと、各々が前記
増幅用光ファイバの該当するものに1320〜1520
nmの波長の少なくとも一つの励起光を入力させる複数
の励起光入力手段とを有することを特徴とする光ファイ
バ増幅器を提供する。
に接続された少なくとも一つの利得等化器をさらに有す
ることを特徴とする。
実施の形態を以下に説明するが、本発明はこれらの実施
の形態に限定されるものではない。
ファイバ増幅器の第一番目の実施の形態を図3〜図5を
用いて説明する。図3は、光ファイバ増幅器の概略構成
図である。
方向に励起光2を入力する前方励起型の光ファイバ増幅
器110の概略構成図である。図3(a)に示すよう
に、光ファイバ増幅器110は、コアにツリウム(T
m)を含有する(好ましくは2000ppmwt以上、
より好ましくは3000ppmwt以上)増幅用光ファ
イバ111の両端側に、光アイソレータ112をそれぞ
れ接続し、信号光1(1480〜1520nm)の入力
側の光アイソレータ112と増幅用光ファイバ111と
の間に、信号光1と励起光2とを合波する波長分割多重
型のカプラ113を接続し、当該カプラ113に、励起
光2(1320〜1480nm)を発生する励起光源1
14を接続した構成となっている。
向に励起光2を入力する後方励起型の光ファイバ増幅器
120の概略構成図である。図3(b)に示すように、
光ファイバ増幅器120は、上記光ファイバ増幅器11
0の信号光1の入力側の光アイソレータ112と増幅用
光ファイバ111との間に接続したカプラ113および
励起光源114に代えて、信号光1の出力側の光アイソ
レータ112と増幅用光ファイバ111との間に、カプ
ラ113および励起光源114を接続した構造となって
いる。
逆方向の両方向から励起光2を入力する双方向励起型の
光ファイバ増幅器130の概略構成図である。図3
(c)に示すように、光ファイバ増幅器130は、信号
光1の入力側の光アイソレータ112および信号光1の
出力側の光アイソレータ112と増幅用光ファイバ11
1との間に、カプラ113をそれぞれ接続し、これらカ
プラ113に、励起光源114をそれぞれ接続した構成
となっている。
Tmを添加するホストガラスとして、非輻射遷移の起こ
りにくいフッ化物系ガラス(例えば、ZrF4 やBaF
2 やLaF3 等を主成分としたZBLANガラスや、I
nF2 やBaF2 やPbF2等を主成分としたIn−P
bガラス)や、TeO2 等を主成分としたテルライトガ
ラス等が適用可能である。
ては、少なくともコアにTmを含有しているので、Tm
イオンの誘導放出による遷移を起こさせることができ、
S帯での増幅を図ることができる。
ともコアにTmを2000ppmwt以上の濃度で含有
していると、当該増幅用光ファイバ111の長さを抑制
してコンパクト化を図ることができるので好ましい。特
に、増幅用光ファイバ111が少なくともコアにTmを
3000ppmwt以上の高濃度で含有していると、ク
ロス緩和の影響が顕著に現れ、増幅始準位蛍光寿命を9
0%以下に減少させることができるので非常に好まし
い。なお、上記含有濃度は、現状のガラスやファイバの
作製技術の観点から、10wt%以下であると好ましい
(より好ましくは6wt%以下)。
誘電体多層膜型、ファイバグレーティングと組み合わせ
たサーキュレータ等が適用可能である。
マンレーザや、レーザダイオード(LD)等が適用可能
である。
ラ113、励起光源114などにより励起光入力手段を
構成している。
器110,120,130において、ZBLANガラス
(Zr系)、In−Pbガラス、テルライトガラスの三
種類を前記ホストガラスにそれぞれ用いると共に、Tm
を2000ppmwtおよび3000ppmwtの二種
類の濃度で各々に添加した増幅用光ファイバ111(合
計六種類)をそれぞれ使用して、信号光1(1480〜
1520nm)を励起光2(1320〜1480nm)
で励起させた場合の変換効率を求めた。その結果を図4
に示す。なお、比較のため、従来の励起光(1047n
m)を用いた場合も行った。
幅用光ファイバ111の前記ホストガラスにおいて、変
換効率を高めることができた。特に、Tm濃度が300
0ppmwtであると、Tm濃度が2000ppmwt
の場合よりも変換効率をさらに高めることができる。
係を図5に示す。少なくともコアにTmを含有する増幅
用光ファイバ111の変換効率は、励起光2の波長が1
320nm以上となると増加し、1400nm付近で最
大となり、1520nmを超えるとほとんどなくなって
しまう。このため、励起光2の波長としては、1320
〜1520nmであると好ましいが、増幅帯域をS帯
(1480−1520nm)とするには、1320〜1
480nmの範囲であると好ましく、さらに、1370
〜1460nmの範囲であると、変換効率を十分な大き
さ(2000ppmwtでは20%以上、3000pp
mwtでは25%以上)にすることができるので、より
好ましい。
光1と同じ1400nm帯の波長の励起光2を使用する
ので、信号光1の変換効率を高めることができる。
ファイバ増幅器の第二番目の実施の形態を図6〜図8を
用いて説明する。図6は、光ファイバ増幅器の概略構成
図である。ただし、前述した第一番目の実施の形態の場
合と同様な部分については、前述した第一番目の実施の
形態の場合と同様な符号を用いることにより、その説明
を省略する。
方向に励起光2および補助励起光3を入力する前方励起
型の光ファイバ増幅器210の概略構成図である。図6
(a)に示すように、光ファイバ増幅器210は、前述
した第一番目の実施の形態の光ファイバ増幅器110に
おいて、信号光1の入力側の光アイソレータ112とカ
プラ113との間A1に、補助カプラ213を接続し、
この補助カプラ213に、630〜720nm,740
〜830nm,1100〜1300nm、1500〜2
000nmの範囲のうちの少なくとも一つの範囲の波長
の補助励起光3を発生する補助励起光源214を接続し
た構成となっている。ここで、630〜720nm,7
40〜830nm,1100〜1300nm、1500
〜2000nmの範囲は、図7に示すようにTmの高吸
収範囲である。
0においては、図6(a)に示したように、信号光1の
入力側の光アイソレータ112とカプラ113との間A
1に、補助カプラ213および補助励起光源214を設
けて補助励起光3を信号光1の進行方向と同一方向に入
力するようにしたが、これに限らず、カプラ113と増
幅用光ファイバ111との間A2に補助カプラ213お
よび補助励起光源214を設けて補助励起光3を信号光
1の進行方向と同一方向に入力したり、増幅用光ファイ
バ111と信号光1の出力側の光アイソレータ112と
の間Bに補助カプラ213および補助励起光源214を
設けて補助励起光3を信号光1の進行方向と逆方向に入
力したり、さらにはこれらを各種組み合わせて補助励起
光3を入力することも可能である。
向に励起光2および補助励起光3を入力する後方励起型
の光ファイバ増幅器220の概略構成図である。図6
(b)に示すように、光ファイバ増幅器220は、前述
した第一番目の実施の形態の光ファイバ増幅器120に
おいて、信号光1の出力側の光アイソレータ112とカ
プラ113との間B2に、補助カプラ213を接続し、
このカプラ213に、補助励起光源214を接続した構
成となっている。
0においては、図6(b)に示したように、信号光1の
出力側の光アイソレータ112とカプラ113との間B
2に、補助カプラ213および補助励起光源214を設
けて補助励起光3を信号光1の進行方向と逆方向に入力
するようにしたが、これに限らず、増幅用光ファイバ1
11とカプラ113との間B1に補助カプラ213およ
び補助励起光源214設けて補助励起光3を信号光1の
進行方向と逆方向に入力したり、信号光1の入力側の光
アイソレータ112と増幅用光ファイバ111との間A
に補助カプラ213および補助励起光源214設けて補
助励起光3を信号光1の進行方向と同一方向に入力した
り、さらにはこれらを各種組み合わせて補助励起光3を
入力することも可能である。
逆方向の両方向から励起光2および補助励起光3を入力
する双方向励起型の光ファイバ増幅器230の概略構成
図である。図6(c)に示すように、光ファイバ増幅器
230は、前述した第一番目の実施の形態の光ファイバ
増幅器130において、増幅用光ファイバ111と信号
光1の入力側の光アイソレータ112および信号光1の
出力側の光アイソレータ112との間A2,B1に、補
助カプラ213をそれぞれ接続し、これら補助カプラ2
13に、補助励起光源214をそれぞれ接続した構成と
なっている。
30においては、図6(c)に示したように、増幅用光
ファイバ111と信号光1の入力側の光アイソレータ1
12および信号光1の出力側の光アイソレータ112と
の間A2,B1に、補助カプラ213および補助励起光
源214をそれぞれ設けて補助励起光3を信号光1の進
行方向および逆方向の両方向から入力するようにした
が、これに限らず、前記間A1,B2を含めて、上記間
A1,A2,B1,B2のうちの少なくとも一つに補助
カプラ213および補助励起光源214を設けて補助励
起光3を入力すればよい。
213、補助励起光源214などにより補助励起光入力
手段を構成している。
器210,220,230において、ZBLANガラス
(Zr系)、In−Pbガラス、テルライトガラスの三
種類を前記ホストガラスにそれぞれ用いると共に、Tm
を2000ppmwtおよび3000ppmwtの二種
類の濃度で各々に添加した増幅用光ファイバ111(合
計六種類)をそれぞれ使用して、信号光1を励起光2お
よび補助励起光3の二波長で励起させた場合の変換効率
を求めた。その結果を図8に示す。ただし、励起光2の
波長は1415nmとし、補助励起光3の波長は650
nm,800nm,1200nm,1560nmの四種
をそれぞれ用いた。なお、比較のため、前述した第一番
目の実施の形態の場合(励起光2のみの一波長の場合)
の結果も併記する。
幅用光ファイバ111の前記ホストガラスにおいて、信
号光1を励起光2のみの一波長で励起する場合よりも、
補助励起光3を併用した二波長の場合の方がS帯での変
換効率を高めることができた。特に、Tm濃度が300
0ppmwtであると、Tm濃度が2000ppmwt
の場合よりもS帯での変換効率をさらに高めることがで
きる。
00nm帯の励起光2に加えて、基底準位吸収の大きい
波長の補助励起光3を入力するので、前述した第一番目
の実施の形態の場合よりも信号光1の変換効率をさらに
高めることができる。
ファイバ増幅器の第三番目の実施の形態を図9〜図13
を用いて説明する。図9は、光ファイバ増幅器の概略構
成図である。ただし、前述した第一,二番目の実施の形
態の場合と同様な部分については、前述した第一,二番
目の実施の形態の場合と同様な符号を用いることによ
り、その説明を省略する。
方向に励起光2を入力する前方励起型の光ファイバ増幅
器310の概略構成図である。図9(a)に示すよう
に、光ファイバ増幅器310は、前述した第一番目の実
施の形態の光ファイバ増幅器110において、信号光1
の出力側の光アイソレータ112に代えて、信号光1お
よび励起光2のうちの少なくとも信号光1を反射する反
射ミラー315を設けると共に、信号光1の入力側の光
アイソレータ112に代えて、入力された信号光1と出
力される信号光1とを分波する光サーキュレータ316
を設けた構成となっている。
向に励起光2を入力する後方励起型の光ファイバ増幅器
320の概略構成図である。図9(b)に示すように、
光ファイバ増幅器320は、前述した第一番目の実施の
形態の光ファイバ増幅器120において、信号光1の出
力側の光アイソレータ112に代えて、反射ミラー31
5を設けると共に、信号光1の入力側の光アイソレータ
112に代えて、光サーキュレータ316を設けた構成
となっている。
方向および逆方向に励起光2を入力する双方向励起型の
光ファイバ増幅器330の概略構成図である。図9
(c)に示すように、光ファイバ増幅器330は、前述
した第一番目の実施の形態の光ファイバ増幅器130に
おいて、信号光1の出力側の光アイソレータ112に代
えて、反射ミラー315を設けると共に、信号光1の入
力側の光アイソレータ112に代えて、光サーキュレー
タ316を設けた構成となっている。
315などにより信号光往復伝播手段を構成している。
ァイバ増幅器330を用いて、信号光1を励起光2で励
起させた場合の利得スペクトルを求めた。ここで、増幅
用光ファイバ111の前記ホストガラスをZBLANガ
ラス(Zr系)とし、Tmの含有濃度を2000ppm
wtおよび6000ppmwtの二種類とし、信号光1
の入力パワーを−13dBm/ch(×4ch)とし、
一方の励起光源114からの励起光2の波長を1400
nmとし、他方の励起光源114からの励起光2の波長
を1415nmとし、励起光源114の合計出力パワー
を500mWとし、増幅用光ファイバ111の長さをS
帯で高利得が得られるように最適化した大きさとした。
その結果を図10(2000ppmwtの場合)および
図11(6000ppmwtの場合)に示す。なお、比
較のため、前述した第一番目の実施の形態(単一透過
型)の図3(c)の場合(ただし、増幅用光ファイバ1
11の長さを16mとした。)の結果も併記する。
0〜1520nm)において、本実施の形態(反射型)
は、前述した第一番目の実施の形態(単一透過型)の場
合よりも利得が向上した。特に、Tm濃度が3000p
pmwt以上(本例では6000ppmwt)である
と、Tm濃度が2000ppmwtの場合よりもS帯で
の利得をさらに向上させることができると共に、利得の
平坦性を向上させることができる。
一透過型)の場合と本実施の形態(反射型)の場合との
増幅用光ファイバ111(Tm濃度:6000ppmw
t)の長さとS帯における変換効率との関係も求めた。
その結果を図12に示す。なお、信号光1の条件は同一
である。
5.5〜17mのファイバ長において、1480nmと
1510nmとでゲインの略一致する特性を得ることが
でき、反射型は、6〜8mのファイバ長において、14
80nmと1510nmとでゲインの略一致する特性を
得ることができた。このゲインの略一致するファイバ長
における変換効率は、単一通過型が約24%であるのに
対し、反射型が約35%であった。
構成において、反射ミラー315は図13(a)〜図1
3(f)に示すように様々な形で設けることができる。
より詳しくは、図13(a)は垂直に切断した光ファイ
バの端面に金蒸着を施した反射ミラーを示す。図13
(b)は垂直に切断した光ファイバの端面に誘電体多層
膜を取り付けた反射ミラーを示す。図13(c)は光フ
ァイバの端面より出射した光を反射してファイバ内に再
入射する金属ミラーによる反射ミラーを示す。図13
(d)は図13(c)の反射ミラーにおいて光ファイバ
の端面と金属ミラーの間にファラデーローテータを挿入
した反射ミラーを示す。図13(e)は光ファイバの長
手方向に周期的屈折率変化を持たせて入射した光をブラ
ッグ反射により反射するファイバグレーティング型反射
ミラーを示す。図13(f)は光をループ状の偏波保持
光ファイバに伝播させ3dBカプラで再合波するループ
ミラー型反射ミラーを示す。
前述した第一番目の実施の形態の場合よりも信号光1の
変換効率をさらに高めることができると言える。
ファイバ増幅器の第四番目の実施の形態を図14〜図1
5を用いて説明する。図14は、光ファイバ増幅器の概
略構成図である。ただし、前述した第一〜三番目の実施
の形態の場合と同様な部分については、前述した第一〜
三番目の実施の形態の場合と同様な符号を用いることに
より、その説明を省略する。
一方向に励起光2を入力する前方励起型の光ファイバ増
幅器410の概略構成図である。図14(a)に示すよ
うに、光ファイバ増幅器410は、前述した第三番目の
実施の形態の光ファイバ増幅器310において、前記反
射ミラー315に代えて、増幅された自然放出光(AS
E:Amplified Spontaneous Emission)を透過させる反
射ミラー415を設けた構成となっている。
方向に励起光2を入力する後方励起型の光ファイバ増幅
器420の概略構成図である。図14(b)に示すよう
に、光ファイバ増幅器420は、前述した第三番目の実
施の形態の光ファイバ増幅器320において、前記反射
ミラー315に代えて、増幅された自然放出光(AS
E)を透過させる反射ミラー415を設けた構成となっ
ている。
一方向および逆方向に励起光2を入力する双方向励起型
の光ファイバ増幅器430の概略構成図である。図14
(c)に示すように、光ファイバ増幅器430は、前述
した第三番目の実施の形態の光ファイバ増幅器330に
おいて、前記反射ミラー315に代えて、増幅された自
然放出光(ASE)を透過させる反射ミラー415を設
けた構成となっている。
スに金属蒸着したタイプ、誘電体多層膜タイプ、ファイ
バーグレーティングタイプ等が適用可能である。
415などにより信号光往復伝播手段を構成している。
器410,420,430を用いて、信号光1を励起光
2で励起させた場合の信号光1のスペクトルを図15に
示す。なお、比較のため、信号光1および励起光2のう
ちの少なくとも信号光1を反射する反射ミラー315を
設けた第三番目の実施の形態の光ファイバ増幅器31
0,320,330を用いた場合のスペクトルも併記す
る。
0,420,430を用いると(図15(a)参照)、
第三番目の実施の形態の光ファイバ増幅器310,32
0,33を用いた場合(図15(b)参照)よりも、信
号対雑音比が大きく、雑音特性に優れると共に、ASE
による励起光2の浪費が減少するため、信号光1の出力
が増大する。
した第三番目の実施の形態の場合よりも信号光1の変換
効率をさらに高めることができる。
ファイバ増幅器の第五番目の実施の形態を図16を用い
て説明する。図16は、光ファイバ増幅器の概略構成図
である。ただし、前述した第一〜四番目の実施の形態の
場合と同様な部分については、前述した第一〜四番目の
実施の形態の場合と同様な符号を用いることにより、そ
の説明を省略する。
一方向に励起光2を入力する前方励起型の光ファイバ増
幅器510の概略構成図である。図16(a)に示すよ
うに、光ファイバ増幅器510は、前述した第二番目の
実施の形態の光ファイバ増幅器210において、信号光
1の出力側の光アイソレータ112に代えて、前述した
第三番目の実施の形態の光ファイバ増幅器310で用い
た反射ミラー315を設けると共に、信号光1の入力側
の光アイソレータ112に代えて、前述した第三番目の
実施の形態の光ファイバ増幅器310で用いた光サーキ
ュレータ316を設けた構成となっている。
方向に励起光2を入力する後方励起型の光ファイバ増幅
器520の概略構成図である。図16(b)に示すよう
に、光ファイバ増幅器520は、前述した第二番目の実
施の形態の光ファイバ増幅器220において、信号光1
の出力側の光アイソレータ112に代えて前記反射ミラ
ー315を設けると共に、信号光1の入力側の光アイソ
レータ112に代えて前記光サーキュレータ316を設
けた構成となっている。
一方向および逆方向に励起光2を入力する双方向励起型
の光ファイバ増幅器530の概略構成図である。図16
(c)に示すように、光ファイバ増幅器530は、前述
した第二番目の実施の形態の光ファイバ増幅器230に
おいて、信号光1の出力側の光アイソレータ112に代
えて前記反射ミラー315を設けると共に、信号光1の
入力側の光アイソレータ112に代えて前記光サーキュ
レータ316を設けた構成となっている。
幅器510,520,530は、前述した第二番目の実
施の形態による光ファイバ増幅器210,220,23
0の特徴と第三番目の実施の形態による光ファイバ増幅
器310,320,330の特徴とを併せ持つ構成とな
っているのである。
した第二番目の実施の形態で得られる効果と第三番目の
実施の形態で得られる効果とを併せて得ることができる
ので、信号光1の変換効率をさらに高めることができ
る。
ファイバ増幅器の第六番目の実施の形態を図17を用い
て説明する。図17は、光ファイバ増幅器の概略構成図
である。ただし、前述した第一〜五番目の実施の形態の
場合と同様な部分については、前述した第一〜五番目の
実施の形態の場合と同様な符号を用いることにより、そ
の説明を省略する。
および逆方向に励起光2を入力する双方向励起型の光フ
ァイバ増幅器630の概略構成図である。図17に示す
ように、光ファイバ増幅器630は、前述した第一番目
の実施の形態の光ファイバ増幅器130を直列に二つ接
続した二段構成、すなわち、増幅用光ファイバ111を
直列に複数接続すると共に、これら増幅用光ファイバ1
11にカプラ113を介して励起光源114をそれぞれ
接続した構成となっている。ただし、信号光1を入力さ
れる前段側の光ファイバ増幅器130の出力側の光アイ
ソレータ112と、信号光1を出力する後段側の光ファ
イバ増幅器130の入力側の光アイソレータ112と
は、単一の光アイソレータ112で兼用している。
器630においては、前段側の光ファイバ増幅器130
で増幅された信号光1を後段側の光ファイバ増幅器13
0でさらに増幅して出力することができる。
した第一番目の実施の形態の場合よりも、さらに高利得
の信号光増幅と高出力化が可能となる。
起型の光ファイバ増幅器130を直列に接続した構成と
したが、前段側および後段側の少なくとも一方を前方励
起型の光ファイバ増幅器110または後方励起型の光フ
ァイバ増幅器120に代えることも可能である。
ファイバ増幅器の第七番目の実施の形態を図18を用い
て説明する。図18は、光ファイバ増幅器の概略構成図
である。ただし、前述した第一〜六番目の実施の形態の
場合と同様な部分については、前述した第一〜六番目の
実施の形態の場合と同様な符号を用いることにより、そ
の説明を省略する。
および逆方向に励起光2を入力する双方向励起型の光フ
ァイバ増幅器730の概略構成図である。図18に示す
ように、光ファイバ増幅器730は、前述した第三番目
の実施の形態の光ファイバ増幅器330を直列に二つ接
続した二段構成、すなわち、増幅用光ファイバ111を
直列に複数接続すると共に、これら増幅用光ファイバ1
11にカプラ113を介して励起光源114をそれぞれ
接続した構成となっている。
器730においては、前段側の光ファイバ増幅器330
で増幅された信号光1を後段側の光ファイバ増幅器33
0でさらに増幅して出力することができる。
した第三番目の実施の形態の場合よりも、さらに高利得
の信号光増幅と高出力化が可能となる。さらに、前段側
の光ファイバ増幅器330から出力される信号光1を数
dBm以内に抑えることにより、後段側の光ファイバ増
幅器330の増幅用ファイバ111の前端部分の反転分
布状態を高くすることができるので、雑音指数の低下を
抑えることができる。
起型の光ファイバ増幅器330を直列に接続した構成と
したが、前段側および後段側の少なくとも一方を前方励
起型の光ファイバ増幅器310または後方励起型の光フ
ァイバ増幅器320に代えることも可能である。
ファイバ増幅器の第八番目の実施の形態を図19を用い
て説明する。図19は、光ファイバ増幅器の概略構成図
である。ただし、前述した第一〜七番目の実施の形態の
場合と同様な部分については、前述した第一〜七番目の
実施の形態の場合と同様な符号を用いることにより、そ
の説明を省略する。
および逆方向に励起光2を入力する双方向励起型の光フ
ァイバ増幅器830の概略構成図である。図19に示す
ように、光ファイバ増幅器830は、前述した第七番目
の実施の形態の光ファイバ増幅器730の前段側の光フ
ァイバ増幅器330と後段側の光ファイバ増幅器330
との間に、利得等化器817を接続した構成となってい
る。
器830においては、前段側の光ファイバ増幅器330
で増幅された信号光1が利得等化器817により平坦な
利得特性に等化された後に後段側の光ファイバ増幅器3
30でさらに増幅されて出力されるようになる。
した第七番目の実施の形態の場合よりも、1480〜1
520nmの帯域で利得特性を等化して増幅した信号光
1を出力することができる。
起型の光ファイバ増幅器330を直列に接続した構成と
したが、前段側および後段側の少なくとも一方を前方励
起型の光ファイバ増幅器310または後方励起型の光フ
ァイバ増幅器320に代えることも可能である。
7を一つ用いたが、複数設けることも可能である。
ファイバ増幅器の第九番目の実施の形態を図20〜図2
7を用いて説明する。図20〜図27は、光ファイバ増
幅器の概略構成図である。ただし、前述した第一〜八番
目の実施の形態の場合と同様な部分については、前述し
た第一〜八番目の実施の形態の場合と同様な符号を用い
ることにより、その説明を省略する。
増幅用光ファイバ111を直列に複数接続すると共に、
これら増幅用光ファイバ111にカプラ113を介して
励起光源114をそれぞれ接続した。これに対し、本実
施の形態では、複数の増幅用光ファイバ111を光合分
波器を介して並列に接続する。このようにしても、信号
光の増幅および高出力化を図ることが可能である。
方向および逆方向の両方向から励起光2を入力する双方
向励起型の光ファイバ増幅器の概略構成図であり、前述
した第一番目の実施の形態の光ファイバ増幅器130を
二つ並列に接続したものである。
向の両方向から励起光2を入力する双方向励起型の光フ
ァイバ増幅器の概略構成図であり、前述した第一番目の
実施の形態の光ファイバ増幅器130を二つ直列に接続
したもの二組を並列に接続したものである。
向の両方向から励起光2を入力する双方向励起型の光フ
ァイバ増幅器の概略構成図であり、前述した第一番目の
実施の形態の光ファイバ増幅器130を二つ並列に接続
し、二つの利得等化器817をこれら二つの光ファイバ
増幅器130の出力側に各々設けたものである。
向の両方向から励起光2を入力する双方向励起型の光フ
ァイバ増幅器の概略構成図であり、前述した第一番目の
実施の形態の光ファイバ増幅器130を二つ直列に接続
したもの二組を並列に接続し、二つの利得等化器817
をこれら二つの光ファイバ増幅器130二組の各々にお
ける前段側の光ファイバ増幅器と後段側の光ファイバ増
幅器の間に各々設けたものである。
向の両方向から励起光2を入力する双方向励起型の光フ
ァイバ増幅器の概略構成図であり、前述した第三番目の
実施の形態の光ファイバ増幅器330を二つ並列に接続
したものである。
向の両方向から励起光2を入力する双方向励起型の光フ
ァイバ増幅器の概略構成図であり、前述した第三番目の
実施の形態の光ファイバ増幅器330を二つ直列に接続
したもの二組を並列に接続したものである。
向の両方向から励起光2を入力する双方向励起型の光フ
ァイバ増幅器の概略構成図であり、前述した第三番目の
実施の形態の光ファイバ増幅器330を二つ並列に接続
し、二つの利得等化器817をこれら二つの光ファイバ
増幅器330の出力側に各々設けたものである。
向の両方向から励起光2を入力する双方向励起型の光フ
ァイバ増幅器の概略構成図であり、前述した第三の実施
の形態の光ファイバ増幅器330を二つ直列に接続した
もの二組を並列に接続し、二つの利得等化器817をこ
れら二つの光ファイバ増幅器330二組の各々における
前段側の光ファイバ増幅器と後段側の光ファイバ増幅器
の間に各々設けたものである。
九番目の各実施の形態においては、信号光1と励起光2
とを分波させるカプラを設けることも可能である。
態では、コアにTmを含有する増幅用光ファイバ111
を用いたが、これに代えて、コアおよびクラッドにTm
を含有する増幅用光ファイバを用いることも可能であ
り、少なくともコアにTmを含有する増幅用光ファイバ
であれば、前述した第一〜九番目の各実施の形態の場合
と同様な効果を得ることができる。
ァイバ増幅器は、LDにより発光可能で信号光の波長帯
と同じ1400nm帯の波長の励起光を利用して信号光
を励起するようにしたので、 3H4 からのESA(Excit
ed State Absorption)の発生を抑制することができ、S
帯における高効率化、小型化、低コスト化を図ることが
できる。また、反射型や二波長励起型とすることによ
り、さらなる高効率化が可能である。
るエネルギー準位図である。
ネルギー準位図である。
型、後方励起型、双方向励起型の光ファイバ増幅器の概
略構成図である。
び従来の光ファイバ増幅器により求められた変換効率を
示す表である。
ける励起光の波長と変換効率との関係を表すグラフであ
る。
型、後方励起型、双方向励起型の光ファイバ増幅器の概
略構成図である。
用するツリウムの吸収スペクトルを表すグラフである。
び第一番目の実施の形態の光ファイバ増幅器により求め
られた変換効率を示す表である。
型、後方励起型、双方向励起型の光ファイバ増幅器の概
略構成図である。
幅器において、Tmを2000ppmwt含有する増幅
用光ファイバを用いた場合の利得スペクトルを表すグラ
フである。
幅器において、Tmを6000ppmwt含有する増幅
用光ファイバを用いた場合の利得スペクトルを表すグラ
フである。
おける増幅用光ファイバの長さと変換効率との関係を表
すグラフである。
おいて使用できる反射ミラーの形を示す図である。
起型、後方励起型、双方向励起型の光ファイバ増幅器の
概略構成図である。
よび第三番目の実施の形態の光ファイバ増幅器における
信号光スペクトルを表すグラフである。
起型、後方励起型、双方向励起型の光ファイバ増幅器の
概略構成図である。
イバ増幅器の概略構成図である。
イバ増幅器の概略構成図である。
イバ増幅器の概略構成図である。
イバ増幅器の一例の概略構成図である。
イバ増幅器の他の例の概略構成図である。
イバ増幅器の他の例の概略構成図である。
イバ増幅器の他の例の概略構成図である。
イバ増幅器の他の例の概略構成図である。
イバ増幅器の他の例の概略構成図である。
イバ増幅器の他の例の概略構成図である。
イバ増幅器の他の例の概略構成図である。
ファイバ増幅器 817 利得等化器
Claims (13)
- 【請求項1】 信号光が入力され、少なくともコアにツ
リウムを含有する増幅用光ファイバと、 前記増幅用光ファイバに1320〜1520nmの波長
の少なくとも一つの励起光を入力させる励起光入力手段
とを有することを特徴とする光ファイバ増幅器。 - 【請求項2】 前記励起光入力手段は、増幅用光ファイ
バに1320〜1480nmの波長の少なくとも一つの
励起光を入力させることを特徴とする請求項1記載の光
ファイバ増幅器。 - 【請求項3】 前記励起光入力手段は、増幅用光ファイ
バに1370〜1460nmの波長の少なくとも一つの
励起光を入力させることを特徴とする請求項1記載の光
ファイバ増幅器。 - 【請求項4】 前記増幅用光ファイバが、少なくともコ
アにツリウムを2000ppmwt以上含有することを
特徴とする請求項1記載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項5】 前記増幅用光ファイバが、少なくともコ
アにツリウムを3000ppmwt以上含有することを
特徴とする請求項1記載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項6】 前記増幅用光ファイバに、630〜72
0nm、740〜830nm、1100〜1300n
m、1500〜2000nmの範囲のうちの少なくとも
一つの範囲内の波長の少なくとも一つの補助励起光を入
力させる補助励起光入力手段をさらに有することを特徴
とする請求項1記載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項7】 前記増幅用光ファイバ内で前記信号光を
往復伝播させる信号光往復伝播手段をさらに有すること
を特徴とする請求項1記載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項8】 前記信号光往復伝播手段は、前記増幅用
光ファイバの一端に設けられた反射ミラーであることを
特徴とする請求項7記載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項9】 前記信号光往復伝播手段は、前記信号光
のみ、または前記信号光と前記少なくとも一つの励起光
のみを前記増幅用光ファイバ内で往復伝播させることを
特徴とする請求項7記載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項10】 前記信号光往復伝播手段は、増幅され
た自然放出光を透過させることを特徴とする請求項9記
載の光ファイバ増幅器。 - 【請求項11】 前記増幅用光ファイバに接続され、当
該増幅用光ファイバ内で前記信号光を一方向のみに伝播
させる光アイソレータまたは光サーキュレータをさらに
有することを特徴とする請求項1記載の光ファイバ増幅
器。 - 【請求項12】 信号光が入力され、各々が少なくとも
コアにツリウムを含有し、直列または並列に接続された
複数の増幅用光ファイバと、 各々が前記増幅用光ファイバの該当するものに1320
〜1520nmの波長の少なくとも一つの励起光を入力
させる複数の励起光入力手段とを有することを特徴とす
る光ファイバ増幅器。 - 【請求項13】 前記増幅用光ファイバに接続された少
なくとも一つの利得等化器をさらに有することを特徴と
する請求項12記載の光ファイバ増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002043884A JP3635065B2 (ja) | 2001-02-21 | 2002-02-20 | 光ファイバ増幅器 |
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JP2001044477 | 2001-02-21 | ||
JP2001-44477 | 2001-02-21 | ||
JP2001079017 | 2001-03-19 | ||
JP2001-79017 | 2001-03-19 | ||
JP2002043884A JP3635065B2 (ja) | 2001-02-21 | 2002-02-20 | 光ファイバ増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002353544A true JP2002353544A (ja) | 2002-12-06 |
JP3635065B2 JP3635065B2 (ja) | 2005-03-30 |
Family
ID=27346048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008268899A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-11-06 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Plc型可変分散補償器 |
-
2002
- 2002-02-20 JP JP2002043884A patent/JP3635065B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008268899A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-11-06 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Plc型可変分散補償器 |
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