JP4913217B2 - ローパスフィルタ - Google Patents
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Description
図2には、上記した構成ならびに動作の従来のローパスフィルタの一例を示す要部断面概略構成説明図が示されている。
ところで、上記したような構成の従来のローパスフィルタにおいては、遮断周波数付近を減衰するには、インダクタンスLとキャパシタンスCとの段数を増やさなければならないため、中心導体104の高インピーダンス部106と低インピーダンス部108との数をそれぞれ増加する必要があった。
なお、本願出願人が特許出願時に知っている先行技術は、上記において説明したようなものであって文献公知発明に係る発明ではないため、記載すべき先行技術情報はない。
ここで、図3(a)(b)(c)には、従来より知られている各種のバンドリジェクションフィルタの等価回路がそれぞれ示されている。
また、本発明において、キャパシタンスC部分に該当する領域を折り曲げて形成したLCの並列回路部分と当該LCの並列回路部分に隣接する段に位置するキャパシタンスC部分や同軸線路との距離を短くして、両者をC結合させるようにしてもよい。
(1)本発明によるローパスフィルタの第1の実施の形態
(1−1)基本構成
図4には、本発明の第1の実施の形態によるローパスフィルタの要部断面概略構成説明図が示されている。
この本発明の第1の実施の形態によるローパスフィルタ10は、低インピーダンス部108の先端部108aの領域を、高インピーダンス部104と平行になるように折り曲げて折り曲げ部12を形成し、従来の技術における並列のC回路を、並列のLC回路とした点においてのみ、従来のローパスフィルタ100と異なっている。
なお、図4に示すローパスフィルタ10においては、従来の分布定数型のローパスフィルタにおいて、全ての並列のキャパシタンスC部分たる低インピーダンス部108の先端部108aの領域を折り曲げて、全ての並列のC回路を並列のLC回路としているが、全てのキャパシタンスC部分たる低インピーダンス部108の先端部108aを必ずしも折り曲げる必要はなく、設計に応じて1個以上のキャパシタンスC部分たる低インピーダンス部108の先端部108aを折り曲げるようにすればよい。
(1−2)変形例
ここで、図6には、本発明の第1の実施の形態によるローパスフィルタの変形例の要部断面概略構成説明図が示されている。
なお、キャパシタンスC部分たる低インピーダンス部108の先端部108aを1個以上折り曲げる際には、左右方向に連続してキャパシタンスC部分たる低インピーダンス部108を折り曲げてもよいし、あるいは、何個か間を開けてキャパシタンスC部分たる低インピーダンス部108を折り曲げるようにしてもよい。
(1−3)本願発明者による実験
次に、本願発明者による実験結果について説明するが、この実験においては、2GHz帯で動作する本発明によるローパスフィルタを製作し、当該本発明によるローパスフィルタと従来のローパスフィルタとの比較実験を行った。
以下、実験結果について詳細に説明すると、上記したように2GHz帯で動作する本発明によるローパスフィルタを製作して実験したところ、従来のローパスフィルタでは2.5GHzで30dBの減衰量であったが、本発明によるローパスフィルタによれば、従来のローパスフィルタと同じ段数において60dBの減衰特性を得た。
(2)本発明によるローパスフィルタの他の実施の形態
(2−1)図9、図10、図11ならびに図12には、それぞれ本発明によるローパスフィルタの他の実施の形態の要部断面概略構成説明図が示されている。
即ち、図9に示す本発明によるローパスフィルタ22においては、キャパシタンスC部分たる低インピーダンス部108の先端部108aが、図9における左右方向の中心を互いに向くように折り曲げられており、LCの並列回路の折り曲げ方向が中心向きに構成されている。
(2−2)図13および図14には、本発明によるローパスフィルタのさらに他の実施の形態の要部断面概略構成説明図が示されている。
(2−3)図16には、本発明によるローパスフィルタのさらに他の実施の形態の要部断面概略構成説明図が示されている。
(2−3)図17には、本発明によるローパスフィルタのさらに他の実施の形態の要部断面概略構成説明図が示されている。
なお、こうした穴38を開けることにより、製造上においては以下に説明するような有利点がある。
上記において説明したように、穴38を開けることにより、ローパスフィルタを製作する際における半田付けや接着が容易に行うことが可能となり、かつ、半田付けや接着の状態を確認することができるようになる。
(2−4)図18、図19、図20ならびに図21には、本発明によるローパスフィルタのさらに他の実施の形態の要部断面概略構成説明図が示されている。
より詳細には、図18に示す本発明によるローパスフィルタ40は、外部導体102と折り曲げ部12との間を含め、外部導体102と中心導体104との全ての間に誘電体114を充填したものである。
上記において説明したように、図18、図19、図20ならびに図21に示す本発明によるローパスフィルタにおいては、結局のところ、中心導体104と外部導体102との間の一部、または、その全てにおいて誘電体材料が挿入されるようになされている。
12 折り曲げ部
38 穴
102 外部導体
102a 内壁面
104 中心導体
106 高インピーダンス部
108 低インピーダンス部
108a 先端部
110 同軸線路
112 コネクタ
114 誘電体
Claims (4)
- 金属製の円筒により形成された外部導体と、
金属製の中実体により形成された中心導体と
を有し、
前記外部導体内に前記中心導体が挿入され、
前記中心導体は、前記外部導体の中心軸上に沿って連続するように配置された金属製の円柱により形成された高インピーダンス部と、前記高インピーダンス部を中心として外径側に向けて放射状に延設された円板形状の低インピーダンス部とにより構成されており、
前記高インピーダンス部と前記低インピーダンス部とが交互に連続するように形成されている分布定数型のローパスフィルタにおいて、
少なくとも1個以上の前記低インピーダンス部の先端部の領域を前記高インピーダンス部と平行になるように折り曲げて折り曲げ部を形成し、1個以上の並列のC回路を並列のLC回路とした
ものであって、
前記折り曲げ部に、遮断波長の1/10以下の穴を少なくとも1個以上開けた
ことを特徴とするローパスフィルタ。 - 請求項1に記載のローパスフィルタにおいて、
前記折り曲げ部を隣接する低インピーダンス部または同軸線路と近づけて容量性結合させる
ことを特徴とするローパスフィルタ。 - 請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のローパスフィルタにおいて、
前記折り曲げ部の先端を、さらに前記高インピーダンス部へ向けて折り曲げた
ことを特徴とするローパスフィルタ。 - 請求項1、請求項2または請求項3のいずれか1項に記載のローパスフィルタにおいて、
前記中心導体と前記外部導体との間の一部、または、全部に誘電体を配設した
ことを特徴とするローパスフィルタ。
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