JP4912219B2 - セグメントの組み立て誤差計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シールド掘進機のエレクタによってリング状に組み立てられたセグメントの組み立て誤差を計測する装置に関する。
シールド掘進機は、筒状のシールドフレームと、シールドフレームの前部に配設されたカッタと、カッタで切削された土砂をシールドフレーム内の隔壁後方に取り込む排土装置と、セグメントをシールドフレームの内周面に沿ってリング状に組み立てるべくシールドフレーム内に設けられたエレクタと、リング状に組み立てられたセグメントに反力を取ってシールドフレームを前進させるべくシールドフレームに複数取り付けられたシールドジャッキとを備えている。
かかるシールド掘進機は、シールドジャッキを伸長させてカッタを切羽に押し付けてそのカッタで切羽を切削し、掘削された土砂を排土装置(スクリューコンベヤ等)によってシールドフレーム内の隔壁後方に取り込み、シールドフレームをシールドジャッキの伸長ストロークに応じて前進(掘進)させ、爾後、シールドジャッキを収縮させて既設のセグメントとシールドジャッキとの間にスペースを形成し、そのスペースにエレクタによってセグメントをリング状に組み立て、トンネルを構築するものである。
エレクタによってリング状に組み立てられたセグメントの組み立て誤差は、セグメント真円度計測装置によって測定される。セグメント真円度計測装置として、エレクタの旋回フレーム(円筒状シールドフレームの軸心廻りに旋回する環状フレーム)に、リング状に組み立てられたセグメント(既設セグメント)の内周面までの距離を測定する距離センサー(光波又は音波式等)を設けたもの(特許文献1)、エレクタから円筒状シールドフレームの中心軸に沿って後方に支持フレームを延出し、その支持フレームに既設セグメントの内周面までの距離を測定する距離センサーを設けたもの(特許文献2、3)が知られている。
特開平2−274998号公報 特公平5−36600号公報 実開平6−30300号公報
エレクタの旋回フレームに距離センサーを設けたタイプでは、旋回フレームから既設セグメントの内周面までの距離が或る程度以上離れているため、測定精度を高めることが困難であった。また、エレクタの旋回フレームに距離センサーを装着するための改変を施さなければならず、コストアップが生じる。
エレクタとは別に支持フレームを設けその支持フレームに距離センサーを設けたタイプでは、支持フレームをシールド掘進機に装備するためコストアップが避けられない。また、支持フレームがエレクタの後方に突き出るため、シールド掘進機の軸長が長くなり、カーブ施工上不利となる。
また、いずれのタイプにおいても、距離センサーが旋回フレーム又は支持フレームに固設されているため、距離センサーが故障、破損した場合、その交換作業、補修作業が困難であった。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、距離センサーを既設セグメントに対して所望の位置まで近付けることで測定精度を高めることができ、シールド掘進機側の装置の改変が不要でコストアップを抑制でき、シールド掘進機の軸長が長くならずカーブ施工上有利であり、距離センサーの故障、破損時に交換が容易なセグメントの組み立て誤差計測装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、シールド掘進機の外殻を成す筒状のシールドフレームの内部にて、エレクタによりリング状に組み立てられたセグメントの組み立て誤差を計測する装置であって、上記エレクタに備えられ、セグメントを把持すると共に、把持したセグメントをリング状に組み立てるため、トンネルの周方向、径方向及び軸方向に移動自在なセグメント把持部と、該セグメント把持部に、セグメントの代わりに着脱可能に装着され、組み立て後のセグメントの内周面までの距離を測定する距離センサーとを備えたことを特徴とするものである。
上記距離センサーは、上記セグメント把持部に把持される被把持部と、該被把持部に装着され組み立て後のセグメントの内周面に向けて光波又は音波を発射するセンサー本体とを有し、上記被把持部は、該被把持部が上記セグメント把持部に把持された際、上記センサー本体の光波又は音波の発射軸を組み立て後のセグメントの内周面と直交する方向とする位置決め部を有することが好ましい。
上記エレクタは、トンネル周方向に回転する旋回フレームと、該旋回フレームにトンネル径方向に移動可能に設けられた吊りビームと、該吊りビームにトンネル軸方向に移動可能に設けられた摺動架台とを備え、該摺動架台に上記セグメント把持部が設けられることが好ましい。
本発明に係るセグメントの組み立て誤差計測装置によれば、距離センサーを既設セグメントに対して所望の位置まで近付けることで測定精度を高めることができ、シールド掘進機側の装置の改変が不要でコストアップを抑制でき、シールド掘進機の軸長が長くならずカーブ施工上有利であり、距離センサーの故障、破損時に交換が容易である。
本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1(a)、図1(b)に示すように、シールド掘進機の外殻を成す円筒状のシールドフレーム1の内部には、セグメント2をシールドフレーム1の内周面に沿ってリング状に組み立てるエレクタ(セグメント組立装置)3が設けられている。
エレクタ3は、シールドフレーム1の軸心を中心としてトンネル周方向に回転する旋回フレーム4と、旋回フレーム4にトンネル径方向に移動可能に設けられた吊りビーム5と、吊りビーム5にトンネル軸方向に移動可能に設けられた摺動架台6と、摺動架台6に設けられセグメント2を把持、解放するセグメント把持部7とを備えている。
旋回フレーム4は、円環状に形成され、シールドフレーム1の内周面に設けられたリングガーダー8に軸支された支持ローラ9に、回転可能に支持されている。旋回フレーム4は、軸方向の前部に駆動ギヤ10を有し、その駆動ギヤ10に図示しないモータのピニオンが噛合されて回転駆動される。なお、リングガーダー8には、リング状に組み立てられた後のセグメント2に反力を取ってシールドフレーム1を前進させるシールドジャッキ51が設けられている。
旋回フレーム4の軸方向の後部には、180度間隔で配設された一対の支持フレーム11が、夫々軸方向後方に延出されて設けられている。支持フレーム11には、吊りビーム5がトンネル径方向に移動可能に装着されている。吊りビーム5は、各支持フレーム11に設けられた円筒状のガイド筒12に挿通されるガイド柱13と、これらガイド柱13の端部同士を連結する連結部14とからU字状に形成されており、連結部14とガイド筒12との間に介設されたジャッキ15によってトンネル径方向に移動される。
吊りビーム5の連結部14には、摺動架台6がトンネル軸方向に移動可能に装着されている。図2、図3に示すように、吊りビーム5の連結部14には、トンネル軸方向に延出されたガイド柱16が、トンネル幅方向に間隔を隔てて一対設けられており、摺動架台6には、各ガイド柱16に挿通された円筒状のガイド筒17が設けられている。摺動架台6のガイド筒17と吊りビーム5の連結部14との間には、摺動架台6をガイド柱16に沿ってトンネル軸方向に移動させるジャッキ18が介設されている。
摺動架台6には、セグメント把持部7が設けられている。図6、図7に示すように、セグメント把持部7は、トンネル幅方向に近接離間移動される一対の把持爪19を有する。把持爪19は、ジャッキ等のアクチュエータ(図示せず)によって近接離間移動され、図7に示すようにセグメント2の内周面の中央(例えば重心位置)にネジ込まれた把持金物(把持ピン)20を把持するものである。
図3、図5(a)に示すように、把持爪19の突き合わせ面には、トンネル軸方向に対して斜めに形成されたガイド部21と、ガイド部21に繋げてトンネル軸方向に沿って形成されたストレート部22と、ストレート部22の端部に繋げて円弧状に形成されセグメント2の把持ピン20を挟持する円弧部23と、円弧部23に繋げて形成され互いに突き合わされる突き合わせ部24とが形成されている。
図7に示すように、セグメント2に装着された把持ピン20は、セグメント2の中央に形成されたネジ穴にネジ込まれるネジ部と、ネジ部に繋げて形成された円柱部25と、円柱部25に繋げて形成されたフランジ部26とを有する。把持ピン20の円柱部25は、把持爪19の円弧部23に挟持され、把持ピン20のフランジ部26は、把持爪19の内側に形成された段差部27の載置面28に載置される。把持ピン20は、そのネジ部をセグメントのネジ穴に対して螺合、解放することで、セグメント2に対して着脱される。
図6、図7に示すように、摺動架台6には、セグメント把持部7の把持爪19を中心としてトンネル幅方向に間隔を隔てて一対のサポートジャッキ29が配設されている。サポートジャッキ29は、把持爪19がセグメント2の把持ピン20を把持した状態で伸長され、把持ピン20のフランジ部26を把持爪19の内側に形成された段差部27の載置面28に押し付け、セグメント2をがたつくことなくしっかりと支持するための押付機構である。
さて、本実施形態に係るセグメント組み立て誤差計測装置は、図1(a)、図1(b)、図2に示すように、上述したセグメント把持部7の把持爪19に、リング状に組み立てられた後のセグメント2(既設セグメント)の内周面までの距離を測定する距離センサー30を、セグメント2の代わりに着脱可能に装着したものである。すなわち、このセグメント組み立て誤差計測装置は、上記セグメント把持部7と、そのセグメント把持部7に、セグメント2の代わりに着脱可能に装着され、既設セグメント2の内周面までの距離を測定する距離センサー30とを備えている。
セグメント把持部7は、その把持爪19によってセグメント2の把持ピン20を把持すると共に、把持したセグメント2をリング状に組み立てるため、旋回フレーム4を回転させることでトンネル周方向に回転され、旋回フレーム4に対して吊りビーム5を動かすことでトンネル径方向に移動され、吊りビーム5に対して摺動架台6を動かすことでトンネル軸方向に移動するものであり、既に述べた通りである。よって、以下、距離センサー30について述べる。
距離センサー30は、図1(a)、図1(b)に示すように、セグメント把持部7の把持爪19に、セグメント2の把持ピン20の代わりに把持されるものである。図3、図4に示すように、距離センサー30は、セグメント把持部7の把持爪19に把持される被把持部31と、被把持部31に装着され既設セグメント2の内周面に向けて光波又は音波を発射すると共にその反射波を捉えることで距離測定を行うセンサー本体32とを有する。
距離センサー30の被把持部31は、セグメント2の把持ピン20と同外径に形成された円筒部33と、円筒部33の上部に設けられ把持爪19の段差部27の載置面28に載置されるフランジ部34と、円筒部33の側面下部に形成されたネジ部35と、ネジ部35に螺合されネジ込むことで把持爪19の下面の押圧面36に押し付けられるナット(座付きナット)37とを有する。把持爪19の押圧面28と載置面36とは、共に、シールドフレーム1の接線方向に平行で、シールドフレーム1の輪切り面に対して直交するように形成されている。よって、ナット37をネジ部35にネジ込むことで、ナット37を把持爪19の押圧面36に押し付けフランジ部34を段差部27の載置面28に押し付けると、被把持部31は、円筒部33の軸方向がシールドフレーム1の径方向に沿った姿勢で、がたつくことなくしっかりと把持爪19に保持される。
被把持部31のフランジ部34の中心には、ネジ穴が軸方向に形成されており、そのネジ穴には、センサー本体32に装着されたネジロッド38が垂直にネジ込まれ、固定ナット39によって固定されている。センサー本体32は、ネジロッド38の先端からその軸方向に沿って光波又は音波を発射するものであり、その発射軸が円筒部33の中心軸と一致されている。よって、上述したように、被把持部31を円筒部33の軸方向がシールドフレーム1の径方向に沿った姿勢で把持爪19にしっかりと保持することで、センサー本体32から発射される光波又は音波の発射軸が、シールドフレーム1の径方向に沿った方向、即ち既設セグメント2の内周面と直交する方向となる。被把持部31に備えられた上記ネジ部35、ナット37、フランジ部34は、被把持部31を把持爪19に把持した際に、センサー本体32から発射される光波又は音波の発射軸を既設セグメント2の内周面と直交する方向に定める位置決め部を構成する。
被把持部31の円筒部33の直径は、図5(a)に示す把持爪19の突き合わせ面に形成された円弧部23の直径に合わせられており、円筒部33が把持爪19に把持されたとき、把持爪19に対する円筒部33の位置が定められるようになっている。また、被把持部31のフランジ部34は、図5(b)に示すように、把持爪19の段差部27の垂直面40と係合すべく平行に形成された一対の切欠部41を有し、図4に示すナット37をネジ部35にねじ込む際にネジ部35が共回りしないようになっている。また、被把持部31のフランジ部34の上部には、センサー本体32を防護するための防護筒42が装着されている。
図2、図3に示すように、エレクタ3の摺動架台6には、距離センサー30を着脱するためのセンサー格納部43が設けられている。センサー格納部43は、把持爪19にセグメント2を把持した際にそのセグメント2と干渉しない位置に設けられており、本実施形態では、摺動架台6の上面(把持爪19が装着される面とは反対側の面)に設けられているが、この場所に限られることはない。センサー格納部43には、図4に示す把持爪19の載置面28と押圧面36との間隔に応じて配設された一対の支持板44が設けられ、支持板44には、距離センサー30の円筒部33の直径に合わせて形成された装着溝が形成されている。
かかるセンサー格納部43には、距離センサー30が次のように着脱可能に装着される。すなわち、距離センサー30の円筒部33を支持板44の装着溝に嵌め込んだ状態でナット37をネジ込むことで、ナット37が図2の下側の支持板44に押し付けられ、フランジ部34が図2の上側の支持板44に押し付けられて、距離センサー30が支持板44に支持される。なお、距離センサー30のフランジ部34には、図5(b)に示すように穴45が形成されているので、その穴45にボルトを挿通して図2の支持板44に設けたネジ穴にねじ込むことで、距離センサー30を支持板44に保持させてもよい。
本実施形態の作用を述べる。
図6、図7に示すように、エレクタ3のセグメント把持部7にセグメント2を把持させ、そのセグメント2をシールドフレーム1の内周面に沿ってリング状に組み立てた後、図2、図3に示すセンサー格納部43から距離センサー30を取り外し、その距離センサー30を図1(a)、図1(b)、図2に示すようにエレクタ3のセグメント把持部7の把持爪19に把持させる。
その後、吊りビーム5をトンネル径方向外方に移動させ、把持した距離センサー30と既設セグメント2の内周面との間の距離を、距離センサー30が精度良く距離を測定できる距離まで近付ける。また、摺動架台6をトンネル軸方向に移動させ、既設セグメント2の内周面に対する距離センサー30のトンネル軸方向位置を、距離センサー30から発射される光波又は音波が既設セグメント2の把持ピン20と干渉することなく、既設セグメント2の内周面の反射に適したフラット(平滑)な部分に指向する位置とする。
以上の準備が終了した後、旋回リング4をトンネル周方向に回転させつつ、把持した距離センサー30によって既設セグメント2の内周面までの距離を、トンネルの周方向に間隔を隔てて複数箇所で計測する。距離センサー30が距離を計測するときには旋回リング4の回転を停止してもよい。この計測結果に基づき既設セグメント2の真円度が求められ、セグメント2の組み立て誤差を求めることができる。なお、旋回フレーム4の回転角度(距離センサー30で距離計測するときの回転角度)は、図示しない回転角度センサーによって検出されていることは勿論である。
本実施形態によれば、距離センサー30をセグメント2の代わりにエレクタ3のセグメント把持部7に把持させたので、その距離センサー30を既設セグメント2に対して所望の位置まで近付けることが可能となり、測定精度を高めることができる。
また、距離センサー30から発射される光波又は音波の発射軸が既設セグメント2の内周面と直交する方向となっているので、それら光波又は音波の反射波が的確に距離センサー30に戻ってくることになり、計測精度が向上する。
また、距離センサー30をエレクタ3の旋回フレーム4等に固設するのではなく、エレクタ3のセグメント把持部7に着脱自在としたので、エレクタ3側の改変が一切不要となってシールド掘進機のコストアップを抑制できる。
また、距離センサー30をセグメント把持部7に着脱自在としたので、距離センサー30が仮に故障、破損したときには容易に交換することができる。この際、図4に示すセンサー本体32を被把持部31が取り外すことで、センサー本体32のみを交換できる。
また、距離センサー30をセグメント把持部7に着脱自在としたので、距離センサー30を装備することによってシールド掘進機の機長(軸長)が長くなることはなく、カーブ施工上不利となることもない。
上記実施形態のセグメント2には、内周面に基本的には凹凸の無いコンクリートセグメント2を用いたが、図8に示すように内周面に補強リブ46等によって凹凸が形成された鋼製セグメント2Xを用いてもよい。鋼製セグメント2Xは、円弧状に形成された底板部47と、トンネル周方向に隣接するもの同士を繋ぐピース間フランジ48と、トンネル軸方向に隣接するもの同士を繋ぐリング間フランジ49と、補強リブ46とを有する。
かかる鋼製セグメント2Xの場合、旋回フレーム4の回転角度を制御し、セグメント把持部7に把持された距離センサー30のトンネル周方向位置をピース間フランジ48に対向する位置として、ピース間フランジ48の頂面までの距離を計測する。或いは、距離センサー30のトンネル軸方向の位置を、摺動架台6をトンネル軸方向に移動制御することで、リング間フランジ49の頂面に対向する位置として、リング間フランジ49の頂面までの距離を、周方向に間隔を隔てて複数箇所計測してもよい。
図9は、異形断面トンネル(例えば楕円トンネル)に本発明を適用したものである。
異形断面トンネルの場合、旋回フレーム4をトンネル周方向に回転させつつその回転に応じて吊りビーム5をトンネル径方向に移動させることで、セグメント把持部7の周回軌跡が、異形断面トンネルの設計断面ライン(セグメント2Yの組み立て目標となるライン:例えば楕円ライン)を縮小したベース軌跡50を描くようにし、そのベース軌跡50の途中でセグメント把持部7に把持した距離センサー30によって既設セグメント2Yの内周面までの距離を測定し、その測定値に吊りビーム5の旋回フレーム4に対するトンネル径方向移動量を加算することで、既設セグメント2Yが正規の組み付け位置からどの程度ずれているか、即ちセグメント2Yの組み立て誤差を計測できる。
この場合においても、距離センサー30を既設セグメント2Yの内周面に近付けた状態で計測しているので、計測精度は高い。なお、吊りビーム5の旋回フレーム4に対するトンネル径方向移動量を検出する移動量センサーが備えられていることは勿論である。
また、上述の各実施形態においては、セグメント把持部7が一対の把持爪19を備えていてそれら把持爪19によってセグメント2にネジ込まれた把持ピン20を把持し、サポートジャッキ29によってセグメント2をガタなく保持するタイプを述べたが、本発明はこのようなセグメント把持部7に限られない。
例えば、セグメント把持部7は、セグメント2の内周面に装着された金具に形成された装着穴に挿通される部材(ボルト等)を有していて、その部材を上記金具の装着穴に挿通して固定具(ナット等)によって固定し、サポートジャッキ29によってセグメント2をガタなく保持するタイプでも構わない。
本発明の一実施形態に係るセグメントの組み立て誤差計測装置の説明図であり、(a)は側面図、(b)は背面図である。 図1(b)の部分拡大図である。 図2のセグメント把持部の平面図である。 図2のセグメント把持部の部分拡大図である。 図3のセグメント把持部の把持爪の部分拡大図であり、(a)は把持前、(b)は把持後の図である。 エレクタにセグメントを把持させた様子を示す説明図であり、(a)は側面図、(b)は背面図である。 図1(b)の部分拡大図である。 本発明の変形実施形態を示す説明図であり、鋼製セグメントに本発明を適用したものである。 本発明の別の変形実施形態を示す説明図であり、異形断面トンネルに本発明を適用したものである。
符号の説明
1 シールドフレーム
2 セグメント
3 エレクタ
4 旋回フレーム
5 吊りビーム
6 摺動架台
7 セグメント把持部
30 距離センサー
31 被把持部
32 センサー本体
34 位置決め部を構成するフランジ部
35 位置決め部を構成するネジ部
37 位置決め部を構成するナット

Claims (3)

  1. シールド掘進機の外殻を成す筒状のシールドフレームの内部にて、エレクタによりリング状に組み立てられたセグメントの組み立て誤差を計測する装置であって、
    上記エレクタに備えられ、セグメントを把持すると共に、把持したセグメントをリング状に組み立てるため、トンネルの周方向、径方向及び軸方向に移動自在なセグメント把持部と、
    該セグメント把持部に、セグメントの代わりに着脱可能に装着され、組み立て後のセグメントの内周面までの距離を測定する距離センサーとを備えたことを特徴とするセグメントの組み立て誤差計測装置。
  2. 上記距離センサーは、上記セグメント把持部に把持される被把持部と、該被把持部に装着され組み立て後のセグメントの内周面に向けて光波又は音波を発射するセンサー本体とを有し、
    上記被把持部は、該被把持部が上記セグメント把持部に把持された際、上記センサー本体の光波又は音波の発射軸を組み立て後のセグメントの内周面と直交する方向とする位置決め部を有する請求項1に記載のセグメントの組み立て誤差計測装置。
  3. 上記エレクタは、トンネル周方向に回転する旋回フレームと、該旋回フレームにトンネル径方向に移動可能に設けられた吊りビームと、該吊りビームにトンネル軸方向に移動可能に設けられた摺動架台とを備え、
    該摺動架台に上記セグメント把持部が設けられた請求項1又は2に記載のセグメントの組み立て誤差計測装置。
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