JP4909184B2 - 不定形耐火物の耐爆裂性評価方法及び評価装置、溶融金属容器の内張り耐火物の形成方法、並びにプログラム - Google Patents
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Claims (5)
- (a)不定形耐火物の成形体よりなる小型サンプルを作製する工程と、
(b)作製した小型サンプルを或る加熱条件に従って加熱した場合の該小型サンプルの重さの減少量Qの推定値を、前記小型サンプル内における水分の移動のし易さを表すパラメータであって、加熱による小型サンプルの重さの減少量とは非線形の関係にあり、前記小型サンプル内の水分移動量に比例するパラメータである通水特性値knを用いて算出する工程であって、knを順次変化させてkn別にQを算出することにより、knとQとの関係Q[kn]を求める工程と、
(c)前記小型サンプルを前記加熱条件に従って実際に加熱した場合の該小型サンプルの重さの減少量の測定値Qmを取得する工程と、
(d)前記Q[kn]と前記Qmとを照合し、両者が一致又は近似するときのknを求める工程と、
(e)前記求めたknと、前記不定形耐火物の熱伝導率、比熱、かさ比重その他の物性値及び前記不定形耐火物を溶融金属容器の内面に施工して得られる施工体の含有水分量と、前記施工体の乾燥条件とに基づき、前記施工体の内部水蒸気圧を求める工程と、
(f)前記求めた内部水蒸気圧と、前記施工体の曲げ強度に基づいて定められる閾値とを比較する工程と、
を有する不定形耐火物の耐爆裂性評価方法。 - 不定形耐火物の成形体よりなる小型サンプルを加熱する加熱機、及び該加熱機の加熱による小型サンプルの重さの減少量を測定する質量計を有する乾燥装置と、コンピュータとを備えた耐爆裂性評価装置において、
前記コンピュータが、
前記小型サンプルを或る加熱条件に従って加熱した場合の該小型サンプルの重さの減少量Qの推定値を、前記小型サンプル内における水分の移動のし易さを表すパラメータであって、加熱による小型サンプルの重さの減少量とは非線形の関係にあり、前記小型サンプル内の水分移動量に比例するパラメータである通水特性値knを用いて算出する手段であって、knを順次変化させてkn別にQを算出することにより、knとQとの関係Q[kn]を求める第1の演算手段と、
前記小型サンプルを前記加熱条件に従って実際に加熱した場合の該小型サンプルの重さの減少量の測定値Qmを前記質量計により取得する取得手段と、
前記第1の演算手段により求めたQ[kn]と前記取得手段により取得したQmとを照合し、両者が一致又は近似するときのknを求める第2の演算手段と、
前記第2の演算手段により求めたknと、前記不定形耐火物の熱伝導率、比熱、かさ比重その他の物性値及び前記不定形耐火物を溶融金属容器の内面に施工して得られる施工体の含有水分量と、前記施工体の乾燥条件とに基づき、前記施工体の内部水蒸気圧を求める第3の演算手段と、
前記第3の演算手段により求めた内部水蒸気圧と、前記施工体の曲げ強度に基づいて定められる閾値とを比較する比較手段と、
を備えた不定形耐火物の耐爆裂性評価装置。 - (A)不定形耐火物の成形体よりなる小型サンプルを作製する工程と、
(B)作製した小型サンプルを或る加熱条件に従って加熱した場合の該小型サンプルの重さの減少量Qの推定値を、前記小型サンプル内における水分の移動のし易さを表すパラメータであって、加熱による小型サンプルの重さの減少量とは非線形の関係にあり、前記小型サンプル内の水分移動量に比例するパラメータである通水特性値knを用いて算出する工程であって、knを順次変化させてkn別にQを算出することにより、knとQとの関係Q[kn]を求める工程と、
(C)前記小型サンプルを前記加熱条件に従って実際に加熱した場合の該小型サンプルの重さの減少量の測定値Qmを取得する工程と、
(D)前記Q[kn]と前記Qmとを照合し、両者が一致又は近似するときのknを求める工程と、
(E)前記求めたknと、前記不定形耐火物の熱伝導率、比熱、かさ比重その他の物性値及び前記不定形耐火物を溶融金属容器の内面に施工して得られる施工体の含有水分量と、前記施工体の乾燥条件とに基づき、前記施工体の内部水蒸気圧を求める工程と、
(F)前記求めた内部水蒸気圧と、前記施工体の曲げ強度に基づいて定められる閾値とを比較する工程と、
(G)前記比較された結果に基づいて、前記施工体の養生条件及び/又は乾燥条件が変更された場合、該変更された養生条件及び/又は乾燥条件に基づいて前記施工体の養生及び/又は乾燥を行う工程と、
を有する内張り耐火物の形成方法。 - 不定形耐火物の耐爆裂性を評価するためにコンピュータに、
(i)不定形耐火物の成形体よりなる小型サンプルを或る加熱条件に従って加熱した場合の該小型サンプルの重さの減少量Qの推定値を、前記小型サンプル内における水分の移動のし易さを表すパラメータであって、加熱による小型サンプルの重さの減少量とは非線形の関係にあり、前記小型サンプル内の水分移動量に比例するパラメータである通水特性値knを用いて算出する手順であって、knを順次変化させてkn別にQを算出することにより、knとQとの関係Q[kn]を求める手順と、
(ii)前記小型サンプルを前記加熱条件に従って実際に加熱した場合の該小型サンプルの重さの減少量の測定値Qmを取得する手順と、
(iii)前記求めたQ[kn]と前記取得したQmとを照合し、両者が一致又は近似するときのknを求める手順と、
(iv)前記求めたknと、前記不定形耐火物の熱伝導率、比熱、かさ比重その他の物性値及び前記不定形耐火物を溶融金属容器の内面に施工して得られる施工体の含有水分量と、前記施工体の乾燥条件とに基づき、前記施工体の内部水蒸気圧を求める手順と、
(v)前記求めた内部水蒸気圧と、前記施工体の曲げ強度に基づいて定められる閾値とを比較する手順と、
を実行させるためのプログラム。 - 不定形耐火物の耐爆裂性を評価するためにコンピュータに、
(I)不定形耐火物の成形体よりなる小型サンプルを或る加熱条件に従って加熱した場合の該小型サンプルの重さの減少量の測定値Qmを取得する手順と、
(II)前記小型サンプル内における水分の移動のし易さを表すパラメータであって、加熱による小型サンプルの重さの減少量とは非線形の関係にあり、前記小型サンプル内の水分移動量に比例するパラメータである通水特性値を或るk´と定め、このk´の値を用いて、前記小型サンプルを前記加熱条件に従って加熱した場合の該小型サンプルの重さの減少量の推定値Qcを算出する手順と、
(III)前記算出したQcと、前記取得したQmとを比較し、両者の差が小さくなるようにk´の値を変更する手順と、
(IV)前記変更したkn´と、前記不定形耐火物の熱伝導率、比熱、かさ比重その他の物性値及び前記不定形耐火物を溶融金属容器の内面に施工して得られる施工体の含有水分量と、前記施工体の乾燥条件とに基づき、前記施工体の内部水蒸気圧を求める手順と、
(V)前記求めた内部水蒸気圧と、前記施工体の曲げ強度に基づいて定められる閾値とを比較する手順と、
を実行させるためのプログラム。
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JP2007151919A JP4909184B2 (ja) | 2007-06-07 | 2007-06-07 | 不定形耐火物の耐爆裂性評価方法及び評価装置、溶融金属容器の内張り耐火物の形成方法、並びにプログラム |
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JP2007151919A JP4909184B2 (ja) | 2007-06-07 | 2007-06-07 | 不定形耐火物の耐爆裂性評価方法及び評価装置、溶融金属容器の内張り耐火物の形成方法、並びにプログラム |
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JP2008304330A JP2008304330A (ja) | 2008-12-18 |
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JP2744191B2 (ja) * | 1993-07-20 | 1998-04-28 | 品川白煉瓦株式会社 | キャスタブル耐火物の乾燥特性の試験方法 |
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