JP4908994B2 - インナガレージ付き建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の一部としてガレージ(車庫)を設けたインナガレージ付き建物に関するものである。
住宅等の建物において、その一階部分にガレージを一体的に設けた、いわゆるインナガレージ付き建物が知られている(インナガレージはビルトインガレージとも称される)。また、インナガレージの一般的な構成として、そのガレージ天井高さを建物の一階天井高さと同高さ(通常の階高)とした構成や、インナガレージ上部にスキップ床を設けることで、ガレージ天井高さを一階天井高さよりも低くした構成がある。この場合、後者の構成では特に、ガレージ天井高さを必要最小限に抑えることで、建物内におけるスペースの有効利用が可能となる。そもそもインナガレージ付き建物は、建物の住居スペース等を犠牲にしてガレージ(駐車スペース)を設ける場合が多く、住居スペース等を極力確保するにはガレージを最小限の大きさで設けることが望まれる。
一方、ガレージ内に駐車する自動車の形態は様々であり、例えばワゴンタイプ、ミニバンタイプの自動車の場合にはトップヒンジ式のバックドアを有するものが多数存在する。かかる場合、上記のようにガレージを最小限の大きさで設けた構成では、ワゴンタイプ等の自動車をガレージ内に駐車した状態でバックドアを開放すると、そのバックドアがガレージ天井等に当たってしまう。それ故に、バックドアが十分に開けられず物品等(荷物)の出し入れが困難である、又はバックドアを通じて物品等の出し入れを行う際には自動車をガレージ外(すなわち屋外)に出さなければならないといった不都合が生じる。
インナガレージ付き建物の先行技術として、例えば特許文献1に開示された建物では、複数の自動車が収納可能な駐車スペースが設けられ、その駐車スペースの天井が各自動車に合わせて段違いに形成されている。しかしながら、同特許文献1の建物では、自動車ごとに天井高さが決められているにすぎず、建物におけるスペースを有効利用する観点ではいまだ改善の余地が残されている。また、同特許文献1の建物は、2台以上の自動車を駐車することを前提としたものであり、1台分の駐車スペースを有する建物には適用できないという不都合もあった。
特開2000−87583号公報
本発明は、建物のスペースを効率良く用い、しかも自動車のバックドアの開閉を支障無く行うことができるインナガレージ付き建物を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。なお以下では、理解を容易にするため、発明の実施形態において対応する構成例を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
本発明におけるインナガレージ付き建物(建物10)においては、ガレージ(ガレージ22)内における自動車の進入方向奥部の天井高さを、ガレージ入り口側の天井面よりも高くしたことを特徴としている。本構成によれば、自動車を後ろ向きで(車両前部をガレージ入り口に向けて)ガレージ内に駐車(収納)した状態において、天井高さを高くした部位を利用してバックドアを開くことができる。したがって、バックドアを通じて物品等(荷物)の出し入れを行う際の利便性が格段に向上する。この場合、ガレージ全体を大きくするのではなく、ガレージ奥部に限って天井を高くしたため、建物自体を過分に大きくすることが回避できる。以上により、建物のスペースを効率良く用い、しかも自動車のバックドアの開閉を支障無く行うことができるインナガレージ付き建物が実現できる。
ガレージの奥部天井面の一部に、自動車のバックドア(バックドアBD)が開いた時に当該バックドアとの干渉を回避するための天井凹部(天井凹部31)を設けると良い。この場合、天井凹部を設けることにより、バックドアをガレージ天井に当てることなく開くことができ、上記のとおりバックドアを通じて物品等の出し入れを行う際の利便性が格段に向上する。天井凹部はバックドアとの干渉回避が可能な大きさで設けられれば良く、天井凹部を必要最小限で設けることにより、スペース効率化の点でより一層良化できる。
ここで、ガレージの天井面を、天井凹部以外の部位で通常の階高位置よりも低くし、天井凹部で通常の階高位置と同じ高さとすると良い。この場合、天井凹部の高さを通常の階高位置と同じ高さとすることで、バックドアとの干渉を確実に回避することができる。
より具体的な構成としては、ガレージの天井を通常の階高位置よりも低位のスキップ床(スキップ床27)にて構成するとともに、該スキップ床を挟んでガレージの直上階に上階部屋(第3居室25)を設けたインナガレージ付き建物において、スキップ床の高さ位置と通常の階高位置との差分によりガレージの天井高さに段差を設けると良い。この場合、ガレージ天井をスキップ床により構成することにより、ガレージの直上に形成される空間を、人の出入りが可能な部屋(居室や収納室等)として利用することができる。
上階部屋の内壁部において通常の階高位置よりも低位の部位に、天井凹部により形成される凹部空間(凹部空間32)に通じる開口部(開口部33)を設けると良い。この場合、上階部屋から凹部空間へのアクセスが可能となる。したがって、上階部屋内にある物品等をガレージ内の自動車に積み込んだり、同自動車に積み込まれた物品等を上階部屋に入れたりする際に都合の良い構成が実現できる。
開口部に、下ヒンジにて回動可能に支持されて略水平となるまで凹部空間側に開き、かつ開き時に物品等の仮置き場となる扉体(扉体34)を設けると良い。本構成によれば、扉体を開いた状態では扉体上面を物品等の仮置き場として利用することができ、利便性の向上を図ることができる。なおこの場合、扉体は、物品等の仮置き場として使用する上で十分な強度を有するものであると良い。
また、ガレージの天井面において天井凹部以外の部位を、駐車車両の車高(あらかじめ想定される駐車車両の最高位置の高さ)よりも高く、かつバックドアの開閉時にその先端部開閉軌跡が干渉する高さとすると良い。ガレージの天井面高さを上記のように規定すると、スペース効率化の観点から言ってガレージサイズ(ここでは特に高さ方向のサイズ)の適正化が可能となる反面、前述のとおりバックドア開閉に支障が生じる。この点、上記のように天井凹部を設けた本発明によれば、ガレージサイズの適正化を図りつつ、バックドア開閉時の問題が解消できる。
ところで、ガレージ内に後ろ向きで自動車を駐車した状態で自動車後部とガレージ内壁との間に余裕が無いと、自動車のバックドア(特にトップヒンジ式のバックドア)を開く際に同バックドアがガレージ内壁に当たってしまう。そこで、ガレージの奥部内壁面の一部に、自動車のバックドアが開いた時に当該バックドアとの干渉を回避するための壁凹部(壁凹部39)を設けると良い。これにより、ガレージ内壁との干渉も気にせずにバックドアを開閉させることができる。
壁凹部により形成される凹部空間を収納用スペース(収納室23)として利用すると良い。これにより、自動車に搭載されている物品等をバックドアから収納用スペースに対して直接的に持ち込むことができる。また、収納用スペース内に収納されている物品を直接的に自動車に積み込むことができる。
また、収納用スペースを区画する壁部(内壁部36)に、人の出入りを可能とする出入り口(出入り口37)を設けると良い。これにより、建物の居室等から収納用スペースへのアクセスが可能となり、収納用スペースの使い勝手が向上する。
ガレージ内に駐車した自動車の後端部が、壁凹部により形成される凹部空間(収納室23)とガレージ内の車両収納空間との境界部分まで至らず、かつ同自動車のバックドアの開閉時にその先端部開閉軌跡が前記境界部分に干渉する位置に輪止め(輪止め28)を設置すると良い。輪止めの位置を上記のように規定すると、スペース効率化の観点から言ってガレージサイズ(ここでは特に車両前後方向のサイズ)の適正化が可能となる反面、前述のとおりバックドア開閉に支障が生じる。この点、上記のように壁凹部を設けた本発明によれば、ガレージサイズの適正化を図りつつ、バックドア開閉時の問題が解消できる。
天井凹部及び壁凹部により形成される凹部空間とガレージ内の車両収納空間との間に、それら両空間を仕切るためのシャッタ装置(シャッタ41)を設けると良い。これにより、ガレージを通じて収納用スペースに出入りすることに制限を付与することができ、防犯上の効果が期待できる。特に、上述したように収納用スペースの壁部に出入り口を設けた構成では、該出入り口を通じて建物内の居室部分への出入り(不審者等の侵入を含む)が可能となるが、シャッタ装置を設けることにより、居室部分への不審者等の侵入を阻止することが可能となる。
シャッタ装置としては電動式のシャッタ装置などを用いるのが望ましく、かかる構成を採用する場合には自動車の有無等に応じてシャッタ装置を自動で開閉駆動させると良い。すなわち、車両検知手段(車両検知センサ47)により、ガレージ内においてあらかじめ定めた所定の駐車位置まで自動車が進入したことを検知するとともに、シャッタ制御手段(シャッタコントローラ45)により、車両検知手段により自動車が所定の駐車位置まで進入したことを検知した場合にシャッタ装置を開放動作させると良い。これにより、自動車の駐車を完了させ、ユーザが降車した時既にシャッタ装置を開放させておくことができ、利便性の向上を図ることができる。
また、ユーザの所有車両以外の自動車がガレージ内に駐車された場合にも自動でシャッタ装置が開放されることは、防犯上望ましくない。そこで、ガレージ内に駐車された自動車があらかじめ登録しておいた登録車両であるか否かを判定し、登録車両であることが判定された場合にのみ、シャッタ装置の開放動作を許可すると良い。なお、登録車両は複数台可能であり、ユーザにより登録情報を任意に変更可能とすると良い。
また、自動車が前向きで(車両前部をガレージ奥側に向けて)駐車された場合や、バックドアがガレージ天井等に当たるおそれの無いタイプの自動車が駐車された場合には、バックドア干渉防止を意図してシャッタ装置を開放させる必要はない。そこで、ガレージ内に駐車された自動車の向き、又は同自動車のボディ形態(セダンタイプ、クーペタイプ等の車両であること)を判定し、自動車の向き又はボディ形態に基づいてシャッタ装置を開閉動作させると良い。
近年の車両では、無線操作により自動車の施解錠を行うキーレスシステムが数多く採用されており、この車両のキーレスシステムを一部利用してシャッタ装置の開閉制御を実施することも可能である。すなわち、車両キー装置(電子キー51)との間で通信を可能とする通信手段(無線通信装置45a)を建物側に設けておき、該通信手段を介して受信される信号に基づきシャッタ装置を開閉動作させると良い。これにより、簡便に、かつユーザの意に則して開閉制御を開閉させることができる。
以下に、発明を具体化した一実施形態である建物について図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態の建物全体を示す概略縦断面図であり、図2は本建物においてインナガレージ部分の平面構成を示す図である。本実施形態では、建物10として、鋼材を利用した骨組構造を有する二階建て住宅を例示しており、この骨組構造に外壁その他の各種建築材が設けられて構築されるものとなっている。
図1に示すように、建物10は、基礎11上に形成された下階部分としての一階部分12と、その一階部分12の上方に連続して形成された上階部分としての二階部分13と、その二階部分13の上方に形成された屋根部分14とを備えている。なおここでは詳細な説明は省略するが、一階部分12と二階部分13との境界部15は、周知のように一階天井面と二階床面とを含むそれらの間にある各部材によって構成されている。
建物10の一階部分12には、第1居室21と、ガレージ22と、これらの間に形成された収納室23とが設けられ、同二階部分13には、第2居室24と第3居室25とが設けられている。特に本実施形態では、一階部分12において、一階/二階部分の境界部15よりも低位にスキップ床27が設けられており、そのスキップ床27が、第3居室25とガレージ22とを上下に区画する境界部となっている。すなわち、スキップ床27の上方に第3居室25が形成され、同スキップ床27の下方にガレージ22が形成されている。
かかる構成では、第3居室25は、スキップ床27と二階部分13の天井部分との間に形成されており、上述したように一階/二階部分の境界部15よりも低位にスキップ床27が設けられたことに伴い、その居室内の高さ寸法が他の居室よりも大きいものとなっている。つまり、第3居室25には、あたかも吹き抜け空間のような居室空間が形成されている。
これに対し、ガレージ22は、およそ地上線(GL)に設定されるガレージ床面とスキップ床27との間に形成されており、その天井高さは通常の階高よりも低いものとなっている。具体的には、通常の階高が3m程度であるのに対し、ガレージ22の天井高さは1.8m程度となっている。ガレージ22には、図1の左右方向が前後方向(車両進退方向)となるようにして自動車Cが駐車(収納)されるようになっており、当該自動車Cが完全に収容できる幅寸法(図1の左右方向寸法)が確保されている。ガレージ床面においてガレージ奥側位置には輪止め28が設置されている。なお図示は省略するが、ガレージ22の車両入口部には手動又は電動で開閉されるガレージシャッタが設けられていても良い。また、図2に示すように、本実施形態のガレージ22は2台の自動車が駐車可能な大きさで設けられている。
本実施形態において、ガレージ天井面の高さ(本実施形態ではスキップ床高さ)は、駐車車両の車高よりも高く、かつバックドア開閉時にその先端部開閉軌跡が干渉する高さとなっている。また、輪止め28の設置位置は、ガレージ22内に後ろ向きで駐車した自動車の後端部が、収納室23とガレージ22内の車両収納空間との境界部分まで至らず、かつバックドア開閉時にその先端部開閉軌跡が前記境界部分に干渉する位置となっている。ガレージ天井面の高さと輪止め28の位置とを上記のように規定すると、スペース効率化の観点から言ってガレージサイズ(高さ方向及び車両前後方向のサイズ)の適正化が可能となる。
ガレージ22には、その奥部天井面の一部に、自動車CのバックドアBDを開いた時に当該バックドアBDとの干渉を回避するための天井凹部31が設けられている。天井凹部31は、ガレージ天井においてスキップ床27が途切れた部位に設けられており、それにより、スキップ床27の高さ位置と通常の階高位置との差分だけガレージ天井高さに段差が設けられている。本構成によれば、ガレージ天井高さが、天井凹部31以外の部位で通常の階高位置よりも低く、天井凹部31で通常の階高位置と同じ高さとなっている。天井凹部31により凹部空間32が形成されている。
また、第3居室25の内壁部において境界部15(通常の階高位置)よりも低位の部位には、凹部空間32に通じる開口部33が設けられており、その開口部33を通じて凹部空間32へのアクセスが可能となっている。開口部33には、下ヒンジにて回動可能に支持された扉体34が設けられており、その扉体34は略水平となるまで凹部空間32側に開放可能となっている。扉体34は、略水平に開放された場合に、その上面が第3居室25の床面(スキップ床27)と略同一高さとなり、同開放状態で物品等の仮置き場とすることができるようになっている。扉体34及びそのヒンジ部(図示略)は、物品等の仮置き場とするのに十分な強度を有する構成となっている。
天井凹部31により形成された凹部空間32は、ガレージ後方の収納室23に連通している。したがって、扉体34を開放した状態で、第3居室25から収納室23へ、又は逆に収納室23から第3居室25へといった経路で物品等の受け渡しを行うことができる。このとき、前述のように扉体34の上面を仮置き場として使うことで、物品等の受け渡しを簡便に行うことができる。
収納室23とそれに隣接する第1居室21との間を仕切る内壁部36には出入り口37が形成され、その出入り口37にはドア38が設けられている。これにより、ドア38を通じて、第1居室21から収納室23に家人等が入ることができる。なお、収納室23には複数の収納棚23aが設置されている。
ここで、ガレージ22(天井凹部31を除く部位)はその天井高さがスキップ床27で規定されるのに対し、それに隣接する収納室23はその天井高さが通常の階高位置なっている。
ちなみに、本実施形態のように、ガレージ22に自動車2台分の駐車スペースを有する構成では、図2に示すように、少なくとも1台分の駐車スペースの後方領域に収納室23が設けられれば良い。凹部空間32(天井凹部31)に関しても同様に、少なくとも1台分の駐車スペースの後方領域に設けられれば良い。ただし、2台分の駐車スペースの双方に、収納室23及び凹部空間32(天井凹部31)を設けることも可能である。ガレージ22側から見て、収納室23を形成するための凹み部分が壁凹部39である。
本建物10には、ガレージ22内の車両収納空間と、凹部空間32及び収納室23とを仕切るためのシャッタ41が設けられている。図3は、シャッタシステムの概略図であり、以下、図1及び図3を併せ参照して同システムについて説明する。
シャッタ41は、複数の長尺状スラット42を有して構成され、その進退方向への移動に際し湾曲変形可能となっている。シャッタ41は、ガレージ22内における車両収納空間と凹部空間32との間の境界部、及び同車両収納空間と収納室23との間の境界部に設けられたサイドレール43(図5の(b)参照)に沿って移動可能となっている。また、シャッタ41は、モータ等からなる駆動装置44を駆動源として進退移動可能となっている。なお、シャッタ41は、自動車Cの排ガスが建物の居室内に入り込まないようにするためにスリット(隙間)のないものが採用される。シャッタ41は、駆動装置44による電気な開閉駆動以外に、手動操作による開閉も可能となっている。
シャッタシステムの制御系の構成として、シャッタコントローラ45が設けられている。シャッタコントローラ45には、ユーザにより入力操作される入力操作装置46や、ガレージ22内に設置された車両検知センサ47が接続されており、同コントローラ45は、入力操作装置46からの指令信号や車両検知センサ47の検出信号に基づいてシャッタ41を開閉動作させる。ここで、車両検知センサ47は、ガレージ22内において自動車Cが所定の駐車位置まで進入したことを検知するためのものであり、例えば、タイヤが輪止め28に当たるまで自動車Cが進入してきた時に当該自動車Cが検知されるよう、ガレージ奥部の天井に設けられている(図1参照)。なお、入力操作装置46には、シャッタコントローラ45との間で無線通信を行うリモコン装置(遠隔操作装置)が含まれる。
また、シャッタコントローラ45は、自動車Cに搭載された車載コントローラ50との間で無線通信が可能となっており、同無線通信のための無線通信装置45aを備えている。特に本実施形態では、自動車Cがあらかじめ登録された登録車両であるか否かを判定する登録車両判定機能をシャッタコントローラ45に付加しており、車載コントローラ50から車両ID情報(車両個別に付与された識別情報)を受信するとともに、該車両ID情報に基づいて登録車両であるかないかの判定を行うようにしている。そして、登録車両であることを条件にシャッタ41を開放動作させるようにしている。登録車両は、例えば建物の住居人等が所有する自動車であり、複数台の登録が可能となっている。
加えて、シャッタコントローラ45は、自動車Cのキーレスシステムとして構成される電子キー51とも無線通信が可能となっており、電子キー51からシャッタ制御信号を受信するとともに、該シャッタ制御信号に基づいてシャッタ41の開閉制御を行うこととしている。
図1に示すように、スキップ床27の下面側には、シャッタ41を収納するためのシャッタ収納部48が設けられている。シャッタ収納部48は、平面状の幅狭空間がスキップ床27の下面に沿って形成されることで設けられている。ただし、シャッタ41及びその周辺構成(制御系の構成を含む)においては構成の変更を適宜行うことができ、例えば、図示のシャッタ収納部48に代えて、シャッタ41をロール状に巻き取るシャッタケースを設けても良い。
上記シャッタシステムでは、基本的には入力操作装置46に対するユーザの入力操作に従いシャッタ41が開閉される。つまり、入力操作装置46に設けられた開放スイッチがユーザにより押されることでシャッタ41が開放され、同じく入力操作装置46に設けられた閉鎖スイッチがユーザにより押されることでシャッタ41が閉鎖される。また、車両検知センサ47の検知結果に基づくシャッタ41の自動開閉を行うことで、利便性や防犯性の向上が図られている。
図4は、シャッタ41の自動開閉制御にかかる処理手順を示すフローチャートであり、本処理はシャッタコントローラ45により実行される。なお、本処理は、入力操作装置46に対するユーザの入力操作が無い場合における制御手順を示すものである。
図4において、ステップS11では、車両検知センサ47により自動車Cが検知されているか否かを判定する。また、自動車Cが検知されている場合において、ステップS12では、当該自動車Cが登録車両であるか否かを判定する。このとき、自動車Cが検知されていないか、又は自動車Cが検知されていてもそれが登録車両でない場合にはステップS13に進み、シャッタ41を閉鎖する(既にシャッタ閉状態である場合にはその閉状態を保持する)。また、自動車Cが検知され、かつそれが登録車両である場合にはステップS14に進み、シャッタ41を開放する(既にシャッタ開状態である場合にはその開状態を保持する)。
図5は、シャッタ41の開閉動作を具体的に説明するための図面である。図5において、(a)はシャッタ41が閉鎖されている状態を、(b)はシャッタ41が開放されている状態を示している。
図5の(a)では、シャッタ41が閉鎖されているため、ガレージ22内の車両収納空間と、凹部空間32及び収納室23とがシャッタ41により隔離されている。この状態では、自動車CのバックドアBDを開放しようとしても、シャッタ41が邪魔になって開放が困難となっている(既存のガレージと同様)。
これに対し図5の(b)では、シャッタ41が開放されているため、ガレージ22内の車両収納空間と、凹部空間32及び収納室23とが連通されている。この状態では、何ら支障無く自動車CのバックドアBDを開放することができる。つまりこのとき、凹部空間32及び収納室23により、バックドアBDとの干渉が回避されるようになっている。また、バックドアBDを開放した状態では、自動車Cに搭載されている物品等をバックドアBDから収納室23に対して直接的に持ち込むことができる。また、収納室23内に収納されている物品を直接的に自動車Cに積み込むことができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
ガレージ22においてその奥部天井面に天井凹部31(凹部空間32)を設けるとともに、奥部内壁面に壁凹部39(収納室23)を設けたため、ガレージ22内で自動車CのバックドアBDを何ら支障無く開閉することができる。したがって、バックドアBDを通じて物品等の出し入れを行う際の利便性が格段に向上する。例えば、雨天時にも雨に濡れることなく自動車から室内に物品等(荷物)を持ち込むことができる。また本構成では、ガレージ全体を大きくするのではなく、ガレージ奥部に限ってスペースを拡張しているため、建物自体を過分に大きくすることが回避でき、建物のスペースを効率良く用いることができる。
ガレージ22の天井(ただし、天井凹部31以外の部位)をスキップ床27にて構成したため、ガレージ22の直上に形成される空間を、人の出入りが可能な部屋(本実施形態では、第3居室25)として利用することができる。
第3居室25の内壁部に開口部33を設け、その開口部33により凹部空間32や収納室23に対してアクセス可能としたため、第3居室25内にある物品等をガレージ22内の自動車Cに積み込んだり、その逆に同自動車Cに積み込まれた物品等を第3居室25に入れたりする際に都合の良いものとなる。また、開口部33に設けた扉体34を、物品等の仮置き場として利用することで、利便性の向上を図ることができる。
壁凹部39により形成される凹部空間を収納室23とし、出入り口37を通じて第1居室21から収納室23に出入り可能としたため、収納室23の使い勝手を大いに向上させることができる。
ガレージ22内の車両収納空間と、凹部空間32及び収納室23との間にシャッタ41を設けたため、ガレージ22を通じて収納室23に出入りすることに制限を付与することができ、防犯上の効果が得られる。
また、自動車Cが所定の駐車位置まで進入したことを検知した場合にシャッタ41を自動で開放動作させるようにしたため、自動車Cの駐車を完了させ、ユーザが降車した時既にシャッタ41を開放させておくことができる。これにより、利便性の向上を図ることができる。
ガレージ22内に駐車された自動車Cが登録車両であるか否かを判定し、登録車両であることが判定された場合にのみシャッタ41の開放動作を許可するようにしたため、仮に不審車両が駐車された場合にはシャッタ41が開放されない。したがって、防犯性を高めることができる。
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されても良い。
上記実施形態では、建物10においてガレージ22の直上階を第3居室25としたが、この構成を変更し、ガレージ22の直上階を収納室(上階部屋に相当)とすることも可能である。この場合、スキップ床27と通常の階高位置に設けられる2階床との間に収納室を設けると良い。その収納室の高さは1〜1.4m程度であるのが望ましい。
上記実施形態では、ガレージ22においてその奥部天井面に天井凹部31(凹部空間32)を設けるとともに、奥部内壁面に壁凹部39(収納室23)を設けたが、これを変更し、天井凹部31(凹部空間32)のみを設け、壁凹部39(収納室23)を省略する構成とすることも可能である。本構成にあっても、ガレージ22内で自動車CのバックドアBDを支障無く開閉することが可能となる。かかる場合、輪止めの位置を幾分前寄りにする必要があるが、ガレージ22の上階側において前記同様、十分なスペースを確保することができる。
自動車Cがガレージ22に駐車され、それに伴いシャッタ41が開放された場合、そのシャッタ開放から所定時間が経過した時にシャッタ41を自動で閉鎖させるようにしても良い。これにより、自動車C(登録車両)がガレージ22に駐車された場合に、シャッタ41が開放された状態のまま放置されることが防止される。車両駐車状態で、基本的にシャッタ41を開閉いずれの状態にしておくかを考える場合、防犯性、空気清浄性、室内温度環境などの観点からすると、シャッタ41を閉鎖状態としておくのが望ましいと考えられる。
ガレージ22内に駐車された自動車の向き、又は同自動車のボディ形態(セダンタイプ、クーペタイプ等の車両であること)を判定し、自動車の向き又はボディ形態に基づいてシャッタ41を開閉動作させるようにしても良い。具体的には、光学式の車両形状認識装置や形状認識カメラを用い、その認識結果に基づいて自動車の向きや車両形状を認識する。そして、自動車が後ろ向きで(車両後部をガレージ奥側に向けて)駐車された場合や、バックドアがガレージ天井等に当たるおそれのあるワゴンタイプ等の自動車が駐車された場合にのみ、シャッタ41を自動で開放させるようにする。逆に言えば、自動車が前向きで(車両前部をガレージ奥側に向けて)駐車された場合や、バックドアがガレージ天井等に当たるおそれの無いタイプの自動車が駐車された場合にはシャッタ41を開放させないようにする。ちなみに、光学式の車両形状認識装置は洗車機等で使用されている既存の手段を用いれば良く、それを略述すれば、ガレージ22内の両側壁部(車両サイド側の壁部)に対向配置された投光器と受光器とを用い、その投光器及び受光器により形成される光軸の有無や、車両進入時の時系列的な変化に基づいて自動車の向きや車両形状を認識すると良い。
本実施形態における建物の概略を示す縦断面図。 建物においてインナガレージ部分の平面構成を示す図。 シャッタシステムの概略図。 シャッタの自動開閉制御にかかる処理手順を示すフローチャート。 シャッタの開閉動作を具体的に説明するための図。
符号の説明
10…建物、22…ガレージ、23…収納室、25…第3居室、27…スキップ床、28…輪止め、31…天井凹部、32…凹部空間、33…開口部、34…扉体、36…内壁部、37…出入り口、38…ドア、41…シャッタ、45…シャッタコントローラ、45a…無線通信装置、46…入力操作装置、47…車両検知センサ、51…電子キー、C…自動車、BD…バックドア。

Claims (15)

  1. ガレージを一体的に設けたインナガレージ付き建物であって、
    前記ガレージ内における自動車の進入方向奥部における天井面の一部に、自動車のバックドアが開いた時に当該バックドアとの干渉を回避するための天井凹部を設けたことを特徴とするインナガレージ付き建物。
  2. 前記ガレージの天井面を、前記天井凹部以外の部位で通常の階高位置よりも低くし、前記天井凹部で通常の階高位置と同じ高さとした請求項に記載のインナガレージ付き建物。
  3. 前記ガレージの天井を通常の階高位置よりも低位のスキップ床にて構成するとともに、該スキップ床を挟んで前記ガレージの直上階に上階部屋を設けたインナガレージ付き建物であって、
    前記スキップ床の高さ位置と通常の階高位置との差分により前記ガレージの天井高さに段差を設けた請求項に記載のインナガレージ付き建物。
  4. 前記上階部屋の内壁部において通常の階高位置よりも低位の部位に、前記天井凹部により形成される凹部空間に通じる開口部を設けた請求項に記載のインナガレージ付き建物。
  5. 前記開口部に、下ヒンジにて回動可能に支持されて略水平となるまで前記凹部空間側に開き、かつ開き時に物品等の仮置き場となる扉体を設けた請求項に記載のインナガレージ付き建物。
  6. 前記ガレージの天井面において前記天井凹部以外の部位を、駐車車両の車高よりも高く、かつバックドアの開閉時にその先端部開閉軌跡が干渉する高さとした請求項乃至のいずれかに記載のインナガレージ付き建物。
  7. 前記ガレージの奥部内壁面の一部に、自動車のバックドアが開いた時に当該バックドアとの干渉を回避するための壁凹部を設けた請求項乃至のいずれかに記載のインナガレージ付き建物。
  8. 前記壁凹部により形成される凹部空間を収納用スペースとした請求項に記載のインナガレージ付き建物。
  9. 前記収納用スペースを区画する壁部に、人の出入りを可能とする出入り口を設けた請求項に記載のインナガレージ付き建物。
  10. 前記ガレージ内に駐車した自動車の後端部が、前記壁凹部により形成される凹部空間と前記ガレージ内の車両収納空間との境界部分まで至らず、かつ同自動車のバックドアの開閉時にその先端部開閉軌跡が前記境界部分に干渉する位置に輪止めを設置した請求項乃至のいずれかに記載のインナガレージ付き建物。
  11. 前記天井凹部及び前記壁凹部により形成される凹部空間と前記ガレージ内の車両収納空間との間に、それら両空間を仕切るためのシャッタ装置を設けた請求項乃至10のいずれかに記載のインナガレージ付き建物。
  12. 前記ガレージ内においてあらかじめ定めた所定の駐車位置まで自動車が進入したことを検知する車両検知手段と、
    前記車両検知手段により自動車が所定の駐車位置まで進入したことを検知した場合に、前記シャッタ装置を開放動作させるシャッタ制御手段と、
    をさらに備えた請求項11に記載のインナガレージ付き建物。
  13. 前記ガレージ内に駐車された自動車があらかじめ登録しておいた登録車両であるか否かを判定する登録車両判定手段と、
    前記登録車両判定手段により登録車両であることが判定された場合にのみ、前記シャッタ装置の開放動作を許可する開放許可手段と、
    をさらに備えた請求項12に記載のインナガレージ付き建物。
  14. 前記ガレージ内に駐車された自動車の向き、又は同自動車のボディ形態を判定する手段を備え、
    前記シャッタ制御手段は、前記自動車の向き又はボディ形態に基づいて前記シャッタ装置を開閉動作させる請求項12又は13に記載のインナガレージ付き建物。
  15. 自動車のドアを施解錠するための車両キー装置との間で通信を可能とする通信手段を備え、
    前記シャッタ制御手段は、前記通信手段を介して受信される信号に基づき前記シャッタ装置を開閉動作させる請求項12乃至14のいずれかに記載のインナガレージ付き建物。
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