JP4908498B2 - 紡糸用電界紡糸装置、および紡糸方法 - Google Patents

紡糸用電界紡糸装置、および紡糸方法 Download PDF

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Description

本発明は、1種以上のポリマーまたはポリマー複合体からなる繊維の製造方法およびそのような繊維から製造することができる構造体に関する。一実施形態では、本発明の繊維はナノ繊維である。また、本発明は、1種以上のポリマーまたはポリマー複合体からなる繊維の製造装置、ならびにそのような繊維の製造方法に関する。
ナノ繊維およびナノ繊維技術に対する需要が過去数年間増加している。そのため、信頼性のあるナノ繊維の供給源および経済的なナノ繊維の製造方法が求められている。費用効率の高い製造ができるという見通しが高まれば、ナノ繊維の使用が増加し、今後数年間でナノ繊維に対する市場が進展および/または拡大することはほぼ確実である。現在、ナノ繊維は高性能フィルタ業界で使用されている。生体材料の領域では、生細胞を担持する構造体(すなわち組織工学用担持材料)の開発に対する関心が高い。スポーツウェアのデザイナーおよび軍隊は、ナノ繊維の保護衣服および織物への使用に関心を示している。これは、ナノ繊維は単位面積あたりの表面積が大きいため、化学兵器および生物兵器から実用的なレベルで保護することができ、非常に快適な衣類を提供することができるためである。また、例えば、包装、食品保存、医療、農業、電池、電気/半導体、および燃料電池の製造においてナノ繊維を使用することに対する関心も高い。
カーボンナノファイバは、高温反応における触媒担体、熱管理、エラストマーの補強、液体および気体用フィルタ、および保護衣服の構成材料としての強化複合体に潜在的な有用性を有する。カーボンナノ繊維またはポリマーナノ繊維は、強化複合体、酵素および触媒用基材、植物への農薬の塗布、快適性および保護性の高い織物、ナノメータ単位の大きさを有するエアロゾルまたは粒子用フィルタ、宇宙空間における温度管理、温度および化学環境の変化に対する応答時間が短いセンサへの適用が考えられる。ポリマー中間体からなるセラミックナノ繊維は、触媒担体、高温で使用される強化繊維、高温の反応性気体および液体用フィルタの製造において有用であると思われる。
十分な量のナノ繊維を製造する技術、ならびに、そのような繊維を必要に応じて使用および/または含む製品および/または構造体を製造する技術が注目されている。電界紡糸によってポリマー材料からナノ構造体を製造する技術は、過去数年間にわたって大きな注目を浴びている。ナノ繊維を製造するためにその他の製造方法も使用されているが、電界紡糸は、ナノ繊維および/またはナノ構造体をシンプルで簡単に製造する方法である。
これまでに製造されているナノ構造体としては、単純な非構造繊維マット、ワイヤ、ロッド、ベルト、螺旋体、リング、および慎重に位置合わせされたチューブが挙げられる。また、材料は生体材料から合成ポリマーまで広範囲に及ぶ。ナノ構造体の用途は非常に多様である。ナノ構造体の用途としては、濾過媒体、複合材料、生物医学用途(組織工学、担持材料、包帯、薬物放出システム)、保護衣服、超小型・光電子素子、フォトニック結晶、可撓性光電池が挙げられる。
機械的接触に依存しない電界紡糸は、細い繊維を形成するための機械的線引きに対していくつかの点で有利であることが証明されている。電界紡糸は、1934年にFormhalsによって紹介されたが(Formhals,A.、「人工糸の製造方法および製造装置(Process and Apparatus for Preparing Artificial Threads)」、米国特許第1,975,504号、1934年)、電界紡糸法への関心は1990年代になって再び復活した。Reneker(Reneker,D.H.およびI.Chun著「電界紡糸法によって製造された、ナノメートル径ポリマー繊維(Nanometer Diameter Fibers of Polymer,Produced by Electrospinning)」、Nanotechnology、第7巻、216〜223頁、1996年)は、広範囲の有機ポリマーからなる極細繊維の製造を実証している。
繊維は、電界紡糸により、ポリマー溶液または溶融ポリマーの粘弾性噴流を一軸延伸することによって製造される。1993年まで、この方法は静電紡糸として知られていた。この方法では、電界を使用して流体の表面からコレクターに向けて1以上のポリマー溶液の荷電噴流を発生させる。ポリマー溶液(または溶融ポリマー)に高電圧を印加し、溶液の荷電噴流を接地されたコレクターに引き寄せる。噴流は、以下の文献で詳細に報告されているように、延伸してコイル状に屈曲する((1)Reneker,D.H.,A.L.Yarin,H.FongおよびS.Koombhongse著「電界紡糸におけるポリマー溶液の荷電された液体噴流の屈曲不安定性(Bending Instability of Electrically Charged Liquid Jets of Polymer Solutions in Electrospinning)」J.Appl.Phys、第87巻、4531頁、2000年、(2)Yarin,A.L.,S.KoombhongseおよびD.H.Reneker著「ナノ繊維の電界紡糸における屈曲不安定性(Bending Instability in Electrospinning of Nanofibers)」、J.Appl.Phys、第89巻、3018頁、2001年、(3)Hohman,M.M.,M.Shin,G.RutledgeおよびM.P.Brenner著「電界紡糸および電気的強制噴流II、応用(Electrospinning and Electrically Forced Jets:II.Applications)」、Phys.Fluids 13,2221頁,2001年)。溶媒が蒸発すると細い噴流が凝固し、接地されたコレクター上に堆積したサブミクロンレンジの直径を有するナノ繊維が形成される。
粘弾性噴流は、通常はポリマー溶液で満たされた容器から供給され、ニードルの先端から垂下する液滴から生じる。通常、この構成では、単一の噴流が生じ、単一の噴流からの質量あたりの繊維堆積速度が比較的低い(毎時数百分の一グラムまたは毎時数十分の一グラム)。この設計の製造速度を大きく向上させるためには、複数のニードルから複数の噴流を発生させる必要が生じる。複数のニードルを有する構成は、複雑であるために不都合な場合がある。YarinおよびZussman(Yarin,A.L.,E.Zussman著「複数のナノ繊維の上方向ニードレス電界紡糸(Upward Needless Electrospinning of Multiple Nanofibers)、第45巻、2977〜2980頁、2004年」)は、層間の表面を変化させて表面に複数の噴流を発生させるために、ポリマー溶液の層の下に磁界下で強磁性緩衝材の層を使用して複数の噴流を発生させる新たな試みについて報告している。また、YarinおよびZussmanは、同等な複数のニードルを有する構成によって製造速度を12倍に増加させる可能性についても報告している。また、この構成はとても複雑であり、連続操作が難しい。したがって、特に繊維および/またはナノ繊維の製造速度を向上させることができる容易な方法が望まれている。
米国特許第6,753,454号は、pH調整化合物を含むポリマー繊維を形成することができ、創傷包帯またはその他の製品を製造するために使用される電界紡糸法による繊維の製造方法を開示している。
また、ナノ繊維の上、内部または周囲に1以上の治療用活性剤および/または化学物質を埋め込む/隔離する技術も関心を集めている。そこで、繊維、特にナノ繊維を製造することができる方法が求められている。また、ポリマー繊維に1種以上の様々な治療用活性剤および/または化学物質を含有させる/組み込むおよび/または被覆することができるナノ繊維の製造方法が求められている。
本発明は、1種以上のポリマーまたはポリマー複合体からなる繊維の製造方法およびそのような繊維によって製造することができる構造体に関する。一実施形態では、本発明の繊維はナノ繊維である。また、本発明は、1種以上のポリマーまたはポリマー複合体より製造された繊維の製造装置およびそのような繊維の製造方法に関する。
一実施形態では、本発明は、それぞれが少なくとも1つの孔または穴を有する1個以上のノズルと、1個以上のノズルに少なくとも1種の紡糸材料を供給するための手段と、1個以上のノズルに電荷を供給するための少なくとも1つの電極と、繊維を回収するための回収手段と、を含む紡糸用電界紡糸装置に関する。
別の実施形態では、本発明は電界紡糸装置に関し、使用する1個以上のノズルが2つの網目状円筒体からなり、該2つの網目状円筒体が第1および第2の網目状円筒体であって、第1の網目状円筒体が第1の内径および第1の外径を有し、第1の内径と第1の外径とが異なり、第2の網目状円筒体が第2の内径および第2の外径を有し、第2の内径と第2の外径とが異なり、第2の網目状円筒体の外径が第1の網目状円筒体の内径よりも小さく、第2の網目状円筒体を第1の網目状円筒体の内部に挿入することができる。
さらに、別の実施形態では、本発明は、(a)それぞれが少なくとも1つの孔または穴を有する1個以上のノズルに加圧下で紡糸材料を供給する工程と、(b)紡糸材料を収容した1個以上のノズルに電荷供給手段によって電荷を供給する工程と、(c)1個以上のノズルから形成された繊維を回収する工程と、を含む紡糸方法に関する。
ナノ繊維とは、約1nm〜約25,000nm(25μm)の平均直径を有する繊維である。別の実施形態では、本発明のナノ繊維は、約1nm〜約10,000nm、約1nm〜約5,000nm、約3nm〜約3,000nm、約7nm〜約1,000nmまたは約10nm〜約500nmの平均直径を有する繊維である。別の実施形態では、本発明のナノ繊維は、25,000nm未満、10,000nm未満または5,000nm未満の平均直径を有する繊維である。また、さらに別の実施形態では、本発明のナノ繊維は、3,000nm未満、約1,000nm未満または約500nm未満の平均直径を有する繊維である。なお、本明細書においては上記範囲を組み合わせることができる。
上述したように、本発明は、1種以上のポリマーまたはポリマー複合体から製造された繊維の製造方法およびそのような繊維によって製造することができる構造体に関する。一実施形態では、本発明の繊維はナノ繊維である。また、本発明は、1種以上のポリマーまたはポリマー複合体からなる繊維の製造装置およびそのような繊維の製造方法に関する。一実施形態では、本発明は、繊維および/またはナノ繊維を高速で製造するように設計された方法および装置に関する。例えば、本発明の装置では、液体紡糸材料(または紡糸液)と共に適切な形状の多孔構造体を使用して繊維および/またはナノ繊維を製造する。
図1に示すように、一実施形態において、本発明に係る電界紡糸装置は、円筒状多孔ノズル10を使用して所望の繊維および/またはナノ繊維を製造する。図1には示していないが、ノズル10は、所望の繊維を生成する液体材料/紡糸液の供給手段に適当な手段を介して接続されている。例えば、液体材料は、通常は加圧下でポンプ等によってノズル10に供給する。使用する紡糸材料の種類(または紡糸材料の化学的特性および/または物理的特性)に応じて、その他の供給装置を使用することもできる。
液体紡糸材料をノズル10に供給する圧力は、所望の繊維を製造するために使用される液体材料の種類に応じて異なる。例えば、液体材料が比較的高い粘度を有する場合には、所望の繊維を製造する際にノズル10の孔から液体材料を押し出すためにより高い圧力が必要となる場合がある。別の実施形態では、液体材料が比較的低い粘度を有する(水とほぼ同程度あるいは水よりも低いまたは僅かに高い)場合には、所望の繊維を製造する際にノズル10の孔から液体材料を押し出すために必要な圧力を小さくすることができる場合がある。したがって、本発明は一定範囲の圧力に限定されるものではない。
液化できる任意の化合物または複合化合物(すなわち2種以上の化合物の混合物、エマルジョン、懸濁液等)を本発明にしたがって繊維および/またはナノ繊維を形成するために使用することができる。そのような化合物および/または複合体には、限定されないが、例えば、溶融ピッチ、ポリマー溶液、溶融ポリマー、セラミック前駆体ポリマー、溶融ガラス状材料、およびそれらの適当な混合物が含まれる。ポリマーの例には、限定されないが、例えば、ナイロン、フルオロポリマー、ポリオレフィン、ポリイミド、ポリエステル、ポリカプロラクトン、およびその他のエンジニアリングポリマーまたは織物形成用ポリマーが含まれる。
本発明の液体材料を調製するためにポリマー化合物または複合体を使用する実施形態では、ノズル10の孔から液体材料を押し出すために約5psig未満の圧力を通常は使用することができる。ただし、上述したように、本発明は5psig未満の圧力のみに限定されるものではない。ノズル10に向かって押し出す/ポンプで送る/供給する液体材料の種類に応じて任意の適当な圧力を使用することができる。
ノズル10は、本発明にしたがって繊維を製造するために使用される(または使用される予定である)化合物または複合化合物を考慮して、任意の適当な材料で製造される。したがって、ノズル10を形成するために使用される化合物は限定されず、ノズル10に必要な唯一の特徴は、本発明の繊維を製造するために使用する化合物または複合化合物を液化するために必要なプロセス条件に耐えることができることである。したがって、ノズル10は限定されないが、例えば、セラミック化合物、金属または金属合金、あるいはポリマー/コポリマー化合物等の任意の材料で形成することができる。上述したように、一実施形態ではノズル10は多孔質である。別の実施形態では、穴が形成された固体材料でノズル10を製造することができる。これらの穴は任意のパターン(規則的または不規則的なパターン)で配置させることができる。例えば、ノズル10は、網目を有する篩からなる2つの円筒体を接合することによって形成することができ、各篩には規則的または不規則的なパターンの穴が形成されている。網目を有する2つの円筒体のパターンおよび/または距離を変化させることにより、任意の数の穴の組み合わせを形成することができる。例えば、円形の穴を有する2つの円筒状の篩をオフセットさせることにより、楕円形の貫通孔を有するノズル10を形成することができる。上述したように、本発明は1つの穴パターンまたは穴形状に限定されず、所望の穴パターンまたは穴形状を使用することができる。
また、別の実施形態では、ノズル10は多孔質材料で形成することができ、1つ以上の穴を有することができる。あるいは、ノズル10に形成された穴は、必ずしもノズル10の壁面を貫通するように形成されている必要はない。つまり、任意の適当な手段(例えば、穿孔、鋳造、打抜き等)によって、ノズル10の外面および/または内面に部分的な窪みを形成することができる。この場合、ノズル10の1つ以上の表面に形成された部分的な穴によって、ノズル10の領域で部分的な穴の周囲の紡糸抵抗を低下させることができる。このようにして、紡糸プロセスをさらに制御することができる。
ノズル10に形成する孔の大きさは任意である。理論に拘泥されないが、一実施形態では、ノズル10の孔および/または穴の大きさが本発明にしたがって製造される繊維の大きさに与える影響は僅かである。そのため、限定されないが、例えば、(1)例えば図4a〜図4gに示される紡糸材料(media)および/または材料(material)の噴流を生成するノズル10の外面に形成される1つ以上の液滴の大きさ、(2)ノズル10の内部における紡糸液の圧力、以下に詳述するノズル10の内部および/または内面上における内部構造体の存在および大きさ、ならびに(3)ノズル10の内部から必要に応じて再循環させる紡糸液の量および再循環に関連する圧力、を含む要因の組み合わせによって、繊維の大きさが制御される。
一実施形態では、ノズル10は、約10μm〜約20μmの大きさの孔を有するポリプロピレンロッドから形成される。ただし、上述したように、本発明はそれらに限定されない。むしろ、上述したように、結果に影響を与えることなく、繊維の製造に使用される流体の影響を受けない任意の多孔質材料(例えば多孔金属ノズル)を使用することができる。ノズル10の孔の数は任意であり、所望の繊維製造速度に応じてノズル10に任意の数の孔を形成することができる。一実施形態では、ノズル10は、少なくとも約10個の孔、少なくとも約100個の孔、少なくとも約1,000個の孔、少なくとも約10,000個の孔、または約100,000個未満の孔を有する。別の実施形態では、ノズル10は、約20個未満の孔、約100個未満の孔、約1,000個未満の孔、約10,000個未満の孔を有する。
図1を再び参照すると、ノズル10の大きさは任意である。図1の実施形態に示されるように、ノズル10は1.27cmの内径および5cmの高さを有する。ただし、ノズル10は図1に示される大きさに限定されるものではない。所望の繊維径、繊維長、繊維化合物/複合体、および/または製造される繊維含有構造体等の要因に応じて、任意の大きさのノズルを本発明の装置に使用することができる。
また、図1に示す装置は、ノズル10と電気的に接触するように配置された電極20を含む。図1に示すように、電極20はノズル10の底面を部分的に貫通するように配置されている。ただし、本発明は図1に示す構成のみに限定されるものではない。また、ノズル10と電極20とを電気的に接続することができるその他の適当な構成を使用することができる。当業者には明らかなように、電極20は、電界紡糸法によって繊維および/またはナノ繊維を形成するために必要な電荷をノズル10(および実質的にノズル10に含まれる紡糸液)に供給する。
所望の紡糸液に電荷を供給すると、図1に示す装置内で生成された繊維はコレクター30に引き寄せられる。通常、コレクター30は接地されており、ノズル10の1つ以上の孔からの荷電された紡糸構造体とコレクター30との間の電気的引力が増加する。コレクター30は円筒状コレクターとして図示されているが、本発明はそれらに限定されるものではない。すなわち、任意の形状のコレクターを使用することができる。例えば、図2に示すように、コレクター40a,40bを湾曲ベルト40aまたはシート40bの形状に形成することができる。また、本発明のコレクターは固定式または可動式であってもよい。コレクターが可動式である場合には、本発明にしたがって形成する繊維を容易に連続的に製造することができる。コレクター30の大きさは任意である。ノズル10の大きさ、製造する繊維の直径および/または長さ、および/またはその他のプロセスパラメータに応じて任意の大きさのコレクターを使用することができる。また、図2に示すように、ノズル10は、細長い円錐状ノズルまたは球状ノズルであってもよい。ノズル10の形状は本明細書で開示された形状に限定されるものではない。ノズル10は、任意の所望の三次元形状を有することができる。
本発明の繊維の直径は、限定されないが、ノズル10の孔径等の各種条件を制御することによって調整することができる。繊維の長さは幅広く変化させることができ、約0.0001mmの短繊維から約数kmの長繊維とすることができる。この範囲内において、繊維は約1mm〜約1kmまたは約1cm〜約1mmの長さを有することができる。
別の実施形態では、ノズル10は、ノズル10の内部に形成および/または取り付けられた1つ以上の内部円錐体、棚またはリップ(lip)を含むことができる。図3aの断面100に示すように、ノズル10aは、ノズル10の内部に接続および/または取り付けられた円錐体102を含む。円錐体102は、紡糸材料を回収するように設計されたキャッチ104を有する。キャッチ104が満たされると、紡糸材料(図示せず)が円錐体102の開口部106を介して溢れ出し、ノズル10の底部と同様の構造を有するノズル10aの底部に向かって滴り落ちる。別の実施形態では、図3bに示すように、ノズル10bは内部に形成された2つ以上の円錐体102を有する。なお、1つまたは2つの内部円錐体を有する実施形態を示しているが、本発明はそれらに限定されるものではない。任意の数の円錐体、棚またはリップをノズル10,10aまたは10cと共に使用することができる。さらに別の実施形態では、ノズル10の内面は、1つ以上の螺旋状の窪みを含むことができる。本実施形態では、1つ以上の螺旋状の窪みを設けることによって、螺旋状のワイヤをノズル10の内部に形成されたキャッチ内に配置することができる。
図3cは、三次元の多角形ノズル10cの1つの面を示す。本実施形態では、ノズル10cは少なくとも3つの側面を有する(すなわち、三角形の断面を有するノズル)。当業者には明らかなように、本実施形態では、ノズル10cは4つ以上の側面を有する多角形の断面を有することができる。図3cに示す実施形態では、ノズル10cの1つ以上の内面に少なくとも1つの棚110が形成されており、各棚110は1つ以上のキャッチ104内に紡糸材料および/または紡糸液を保持することができる。一実施形態では、各棚110はノズル10cの全ての内面に連続的に形成されている。すなわち、この実施形態では、各棚110は、図3aおよび図3bに示す円錐体102と同様な多角形の円錐体である。図3cは4つの内部棚を有する実施形態を示すが、本発明はそれに限定されるものではない。任意の数の円錐体、棚またはリップをノズル10cと共に使用することができる。別の実施形態では、コイル状ワイヤまたはばねをノズル10,10a,10bまたは10cの内部に挿入する(図示せず)。
この場合、ノズル10,10a,10bまたは10c内の1つ以上の内部構造体を使用することによって、本発明のノズルに供給される紡糸材料の圧力をより正確に制御および/または調整することができる。上述したように、本発明は、本明細書に開示された方法にしたがって繊維を形成するために必要な所定の範囲の圧力に限定されるものではない。大気圧よりも高いまたは低い圧力を含む任意の範囲の圧力を使用することができ、この圧力の範囲は、ノズルの孔または穴の大きさおよび紡糸材料または紡糸液の粘度に大きく左右される。別の実施形態では、ノズル10,10a,10bまたは10cの内面に形成された棚、円錐体またはリップの数および/またはノズル10,10a,10bまたは10cの内面に形成された1つ以上の棚、円錐体またはリップによって形成された1つ以上のキャッチ104の深さを変更することによって、本発明の方法にしたがって繊維を形成するために必要な圧力をさらに制御することができる。
本発明の一実施形態では、ノズル10,10a,10bおよび10cには、下側の端部に流体回収装置が取り付けられている。この流体回収装置によって、過剰な紡糸材料を再循環させ、ノズル10,10a,10bまたは10c内の圧力をさらに制御することができる。
本発明に係る紡糸装置は、少なくとも1つの本発明に係るノズルを含む。別の実施形態では、本発明の紡糸装置は、少なくとも約5個、少なくとも約10個、少なくとも約20個、少なくとも約50個、または少なくとも約100個の本発明に係るノズルを含む。さらに、別の実施形態では、製造する繊維の量に応じて本発明の紡糸装置に任意の数のノズルを使用することができる。なお、各ノズルおよび/または任意のノズル群を独立して制御するように設計することができる。これにより、必要に応じて、異なる大きさの繊維を同時に製造することができる。さらに、様々な繊維形状および/または大きさを有する繊維の混合物を得るために、異なる種類のノズルを同時に使用することができる。
20重量%ナイロン6溶液を、約5psig以下の圧力下でノズル10の孔から押し出す。ノズル10の孔から流出する液体紡糸材料によって、紡糸材料の複数の噴流がノズル10の表面から発生する(図4a〜図4gを参照)。図4a〜図4hに示す実施形態では、ノズル10の下部には穴が形成されている。ただし、上述したように、必要に応じて、ノズル10の高さの一部または全体にわたって孔を形成することもできる。図4a〜図4hに示す装置によって形成される繊維は、上述したようにナノ単位の直径を有するナノ繊維である。繊維は、コレクター30(例えば、図4a〜図4hの背景に示す金網構造体)に到達する前にノズル10の表面から離れることもある。この場合、そのような繊維は短い長さを有する繊維となる。繊維の長さは、電極20を介して印加された電流の量および/またはコレクター30の電気または接地状態によってある程度制御することができる。
図4a〜図4hに示す装置で使用するナイロン6は以下のようにして調製する。Aldrich社製のナイロン6を使用する。ポリマーを88%ギ酸(Fisher Chemicals、ニュージャージー州、米国)に溶解することによって、20〜25重量%の濃度を有するポリマー溶液を得る。
通常、図4a〜図4hに示す実施形態で使用するノズル10は、熱可塑性ポリマーから製造された多孔質プラスチック製品である。この場合、熱可塑性ポリマーは、高密度ポリエチレン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMW)、ポリプロピレン(PP)、またはそれらの組み合わせである(上述したように、ノズル10を形成するためにその他のポリマーまたは材料を使用することもできる)。本実施形態では、ノズル10は相互に連結された孔の複雑なネットワークを有する(ただし、あらゆる孔の構成が本発明の範囲に含まれる)。ノズル10を形成するためにポリマーを使用する場合には、通常はノズル10を形成するために使用するポリマー粒子の粒径分布を選択することにより、特徴的な範囲の孔構造および孔径を生じさせる。
本実施例の場合には、図1および図4a〜図4hに示す円筒状ノズル10を形成するために、約10〜20μmの孔径を有する多孔質ポリプロピレンが使用される。円筒体は0.5インチの内径および1インチの外径を有し、下端は密閉され、上部には空気圧を印加するための部品が取り付けられている。電極20は、ノズル10内のポリマー溶液に電圧を印加するためにノズルの底面に挿通されている。図6は、本発明にしたがって製造されている繊維を示す写真である。
一実施形態では、ノズル10の孔は、加圧されていない紡糸材料(例えばポリマー溶液)の流れに対して十分な抵抗性を有しており、紡糸材料に圧力を印加する前にノズル10の外部で噴流が形成されることを防ぐことができる。多孔壁の孔径を小さくし、壁の厚みを増加させることによって、流れに対する抵抗が生じる。壁を通過するポリマー溶液の流れは、ノズルの上部に印加する圧力によって制御される。そのような圧力は、任意の適当な手段(例えば、ポンプあるいは紡糸材料と反応しない空気またはその他の気体)によって生成することができる。流速を低く制御することによって、多孔ノズル10の表面の多くの箇所で独立した液滴を形成することができる。溶液は孔を通過し、任意の数の独立した噴流が生成されるまで、液滴が表面で成長する。ノズル10への圧力は、液滴がノズル10の表面上で広がり、相互に連結されて、少なくとも十分な量の独立した噴流を形成することができないことがないように加えなければならない。
上述したように、小さな孔径を有する材料を使用して本発明の多孔ノズル10を形成することができる。ノズル10に孔を形成する方法は任意である(焼結、エッチング、レーザー穿孔、機械穿孔等によって孔を形成することができる)。通常、ノズル10の孔が小さい程、本発明の装置によって製造される繊維の直径は小さくなる。
例えば、ポリマー材料は焼結金属ノズル10の孔を通過し、ノズル10の表面に紡糸材料の薄膜を形成し、膜の外面で紡糸材料の噴流が発生し、ノズル10の被覆された表面から離れるように流れる。
別の例では、紡糸材料はノズル10の孔を通過し、ノズル10の表面に個々の液滴を形成する。電界によって溶液の荷電された噴流が液滴から発生するまで液滴が成長し続ける。噴流は、流体が孔を通過して液滴に到達する速度よりも速い速度で流体を液滴から引き離し、これにより液滴は収縮し、噴流はさらに小さくなって停止する。次に、電界によって新たな噴流が別の液滴から発生し、このプロセスが繰り返される。
電極20の供給源としては、可変高電圧電源(0〜32kV)を電源として使用することができる(ただし、本発明はそれに限定されるものではない)。ポリマー溶液をノズル内に配置する。ポリマーをノズル10の多孔壁から押し出すために使用される圧力供給源は、圧縮空気である。
ポリマー溶液は壁をゆっくり通過し、壁の外部に小さな液滴を形成する。電界によって、液滴はコレクターに向かって流れる噴流を形成する。形成される噴流は所定の期間にわたって安定しているか、あるいは、ポリマー噴流が液滴を離れるために液滴の大きさが小さくなるにつれて消失し、液滴が再度生じた際に再び形成されるように断続的な場合もある。
本実施例では、コレクター30は、ノズルと同軸であり、ノズルを取り囲む円筒状金網である。円筒状コレクター30は約6インチの直径を有する。
上述したように、本発明は、金網状のコレクター30の使用または円筒状ノズル10に限定されるものではない。ノズル10は三次元形状を有することができる。また、本発明に係る装置には、その他の形状/型のコレクターを使用することができる。
また、一実施形態では、ノズル10の一部を不透過性とし、一部を透過性とすることにより、繊維の流れをコレクターの特定部分に向けることができる。コレクターの表面は湾曲していてもよく、あるいは平坦であってもよい。図2に示すように、コレクターは、ノズルから大きな繊維シートを回収するためにベルトとしてノズルの周囲またはノズルを越えて移動してもよい。
所定の時間(数分)にわたって生成した数個の噴流およびより短時間にわたって生成した大量の断続的な噴流が、図4a〜図4hに示すようにノズルの表面全体に形成される。形成された繊維は、ノズルを取り囲む円筒状の金網に回収される。図4f〜図4hは、網上に存在する繊維がカメラの視線を遮っているために鮮明ではない。
図5a〜5fは、図4a〜図4hに示す装置によって製造された繊維サンプルのSEM画像である。画像は、製造した繊維が(直径が約100nm〜約1000nm未満の)大きさのナノ繊維であり、従来のニードル装置によって製造された繊維と同等であることを示している。この範囲の直径を有する繊維は、例えば、包装、食品保存、医療、農業、電池、燃料電池用途を含む多くの目的に適したものである。
ナノ繊維の製造速度は、単一ニードル電界紡糸装置よりも高い。通常のニードル装置は、約0.02g/時間の速度でナノ繊維を形成する。この実験で使用した多孔ノズルは、約5g/時間(約250倍)を超える製造速度でナノ繊維を形成する。
本発明の方法は、ニードル装置によって電界紡糸することができるあらゆるポリマー溶液または溶融ポリマーに容易に適用することができる。多孔ノズルの材料は、ポリマー溶液に化学的適合性を有するものでなければならない。
また、本発明は、電界紡糸によって製造される繊維の上、内部または周囲に所望の化学品および/または添加剤を添加するために使用することもできる。添加剤としては、限定されないが、例えば、殺虫剤、殺真菌剤、抗菌剤、肥料、ビタミン、ホルモン、化学的および/または生物学的インジケータ、タンパク質、成長因子、成長抑制剤、酸化防止剤、染料、着色料、甘味料、香味料、脱臭剤、加工助剤等が挙げられる。
焼結材料内の孔は、電界紡糸に通常使用されるニードルの直径よりも小さくすることができる。小さな直径を有する孔によって、小さな直径の繊維を製造することができる。したがって、本発明によれば、上記実施例において説明された材料よりも小さな孔を有する材料を使用することができる。
また、多数の電界紡糸ニードルを近接して配置することなく、本発明によって製造速度を向上させることができる。多くのニードルが近接している場合には、電界紡糸に使用される電界が影響を受け、1以上の噴流が一部のニードルからのみ発生し、他のニードルから発生しない場合がある。
以上、具体的な実施形態を参照して本発明を詳細に説明したが、その他の実施形態も同様の結果を達成することができる。本発明の変形および変更は当業者には明らかであり、本発明は添付の請求項においてそのような全ての変形および均等物を網羅することを意図するものである。
図1は、本発明に係る繊維、ナノ繊維および/または繊維またはナノ繊維構造体を製造するための装置の概略断面図である。 図2の(a)および(b)は、本発明にしたがって製造された繊維および/またはナノ繊維を回収するために使用される2種類のコレクターの概略図である。 図3aは、本発明と共に使用されるノズルの別の実施形態の概略図である。 図3bは、本発明と共に使用されるノズルの別の実施形態の概略図である。 図3cは、本発明と共に使用されるノズルの別の実施形態の概略図である。 図4aは、本発明に係る繊維および/またはナノ繊維の製造時に使用される多孔円筒状ノズルの写真である。図3a〜図3hに示すノズルを金網コレクターと共に使用する。 図4bは、本発明に係る繊維および/またはナノ繊維の製造時に使用される多孔円筒状ノズルの写真である。図3a〜図3hに示すノズルを金網コレクターと共に使用する。 図4cは、本発明に係る繊維および/またはナノ繊維の製造時に使用される多孔円筒状ノズルの写真である。図3a〜図3hに示すノズルを金網コレクターと共に使用する。 図4dは、本発明に係る繊維および/またはナノ繊維の製造時に使用される多孔円筒状ノズルの写真である。図3a〜図3hに示すノズルを金網コレクターと共に使用する。 図4eは、本発明に係る繊維および/またはナノ繊維の製造時に使用される多孔円筒状ノズルの写真である。図3a〜図3hに示すノズルを金網コレクターと共に使用する。 図4fは、本発明に係る繊維および/またはナノ繊維の製造時に使用される多孔円筒状ノズルの写真である。図3a〜図3hに示すノズルを金網コレクターと共に使用する。 図4gは、本発明に係る繊維および/またはナノ繊維の製造時に使用される多孔円筒状ノズルの写真である。図3a〜図3hに示すノズルを金網コレクターと共に使用する。 図4hは、本発明に係る繊維および/またはナノ繊維の製造時に使用される多孔円筒状ノズルの写真である。図3a〜図3hに示すノズルを金網コレクターと共に使用する。 図5aは、本発明に係る方法を使用して製造されたナノ繊維の写真である。 図5bは、本発明に係る方法を使用して製造されたナノ繊維の写真である。 図5cは、本発明に係る方法を使用して製造されたナノ繊維の写真である。 図5dは、本発明に係る方法を使用して製造されたナノ繊維の写真である。 図5eは、本発明に係る方法を使用して製造されたナノ繊維の写真である。 図5fは、本発明に係る方法を使用して製造されたナノ繊維の写真である。 図6は、本発明に係る方法を使用して製造されたナノ繊維を示す写真である。

Claims (19)

  1. それぞれが少なくとも1つの孔または穴を有する1個以上のノズルと、
    前記1個以上のノズルに少なくとも1種の紡糸材料を供給するための手段と、
    前記1個以上のノズルに電荷を供給するための少なくとも1つの電極と、
    繊維を回収するための回収手段と、
    を含み、
    前記1個以上のノズルは2つの網目状円筒体から形成され、該2つの網目状円筒体が第1および第2の網目状円筒体であり、
    前記第1の網目状円筒体が第1の内径および第1の外径を有し、前記第1の内径と前記第1の外径とは異なり、
    前記第2の網目状円筒体が第2の内径および第2の外径を有し、前記第2の内径と前記第2の外径とは異なり、
    前記第2の網目状円筒体の外径は、前記第1の網目状円筒体の内径よりも小さく、前記第2の網目状円筒体を前記第1の網目状円筒体の内部に挿入することができる、紡糸用電界紡糸装置。
  2. 請求項1において、
    少なくとも5個のノズルを有し、各ノズルを必要に応じて独立して制御することができる、紡糸用電界紡糸装置。
  3. 請求項1において、
    少なくとも10個のノズルを有し、各ノズルを必要に応じて独立して制御することができる、紡糸用電界紡糸装置。
  4. 請求項1において、
    少なくとも20個のノズルを有し、各ノズルを必要に応じて独立して制御することができる、紡糸用電界紡糸装置。
  5. 請求項1において、
    少なくとも100個のノズルを有し、各ノズルを必要に応じて独立して制御することができる、紡糸用電界紡糸装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、
    前記1個以上のノズルのそれぞれが、内面に少なくとも1つの円錐体、棚またはリップを有する、紡糸用電界紡糸装置。
  7. 請求項1ないし5のいずれか1項において、
    前記1個以上のノズルが円筒形状を有する、紡糸用電界紡糸装置。
  8. 請求項1ないし5のいずれか1項において、
    前記1個以上のノズルが、独立して少なくとも3つの面を有する多角形ノズルである、紡糸用電界紡糸装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項において、
    前記繊維がナノ繊維である、紡糸用電界紡糸装置。
  10. 請求項において、
    前記ナノ繊維が1nm〜25,000nmの平均直径を有する、紡糸用電界紡糸装置。
  11. 請求項において、
    前記ナノ繊維が1nm〜3,000nmの平均直径を有する、紡糸用電界紡糸装置。
  12. (a)それぞれが少なくとも1つの孔または穴を有する1個以上のノズルに加圧下で紡糸材料を供給する工程と、
    (b)前記紡糸材料を収容した前記1個以上のノズルに電荷供給手段によって電荷を供給する工程と、
    (c)前記1個以上のノズルから形成された繊維を回収する工程と、
    を含み、
    前記1個以上のノズルは2つの網目状円筒体から形成され、該2つの網目状円筒体が第1および第2の網目状円筒体であり、
    前記第1の網目状円筒体が第1の内径および第1の外径を有し、前記第1の内径と前記第1の外径とは異なり、
    前記第2の網目状円筒体が第2の内径および第2の外径を有し、前記第2の内径と前記第2の外径とは異なり、
    前記第2の網目状円筒体の外径は、前記第1の網目状円筒体の内径よりも小さく、前記第2の網目状円筒体を前記第1の網目状円筒体の内部に挿入することができる、紡糸方法。
  13. 請求項12において、
    前記1個以上のノズルのそれぞれが、内面に少なくとも1つの円錐体、棚またはリップを有する、紡糸方法。
  14. 請求項12において、
    前記1個以上のノズルが円筒形状を有する、紡糸方法。
  15. 請求項12において、
    前記1個以上のノズルが、独立して少なくとも3つの面を有する多角形ノズルである、紡糸方法。
  16. 請求項12ないし15のいずれか1項において、
    前記繊維がナノ繊維である、紡糸方法。
  17. 請求項16において、
    前記ナノ繊維が1nm〜25,000nmの平均直径を有する、紡糸方法。
  18. 請求項16において、
    前記ナノ繊維が1nm〜10,000nmの平均直径を有する、紡糸方法。
  19. 請求項16において、
    前記ナノ繊維が3nm〜3,000nmの平均直径を有する、紡糸方法。
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