JP4853452B2 - ナノファイバー製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高分子物質から成るナノファイバーを製造するナノファイバー製造装置に関するものである。
従来、高分子物質から成るサブミクロンスケールの直径を有するナノファイバーを製造する方法として、電荷誘導紡糸法(エレクトロスピニング法)が知られている。従来のエレクトロスピニング法では、高電圧を印加した針状のノズルに高分子溶液を供給することで、この針状のノズルから線状に流出する高分子溶液に電荷が帯電され、高分子溶液の溶媒蒸発に伴って帯電電荷間の距離が小さくなって作用するクーロン力が大きくなり、そのクーロン力が線状の高分子溶液の表面張力より勝った時点で線状の高分子溶液が爆発的に延伸される現象が生じ、この静電爆発と称する現象が、一次、二次、場合によっては三次等と繰り返されることで、サブミクロンの直径の高分子から成るナノファイバーが製造されるものである。
また、こうして製造されたナノファイバーを電気的に接地された基板上に堆積させることで、立体的な網目を持つ3次元構造の薄膜を得ることができ、さらに厚く形成することでサブミクロンの網目を持つ高多孔性ウェブを製造することができる。こうして製造された高多孔性ウェブはフィルタや電池のセパレータや燃料電池の高分子電解質膜や電極等に好適に適用することができるとともに、このナノファイバーから成る高多孔性ウェブを適用することによってそれぞれの性能を飛躍的に向上させることが期待できる。
ところが、従来の電荷誘導紡糸法では、1本のノズルの先から1本から数本のナノファイバーしか製造されないので、高多孔性の高分子ウェブを生産しようとしても、生産性が上がらないために実現できないという問題があった。そこで、ナノファイバーを多量に生成して高分子ウェブを製造する方法として、複数のノズルを用いる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載された高分子ウェブ製造装置の構成を、図8を参照して説明すると、複数のノズル41を有する紡糸部42にバレル43内の液状高分子物質をポンプ44にて送給し、高電圧発生部45からノズル41に5〜50kVの高電圧を印加し、接地又はノズル41と異なる極性に帯電させたコレクタ46上にノズル41から排出されたファイバーを堆積させてウェブを形成するとともに、形成されたウェブをコレクタ46にて移送して高分子ウェブを製造するように構成されている。また、ノズル41の先端近傍に電荷分配板47を配設してノズル41間の電気的干渉を最小化させるとともに、コレクタ46との間に高電圧を印加し、帯電したファイバーをコレクタ46に向けて付勢する電界を付与することも記載されている。さらに、紡糸部42に、単一のノズル41を複数設けるのではなく、複数本のノズルからなるマルチノズルを複数設けて構成し、各マルチノズルからそれぞれ複数本のナノファイバーを生成させるようにすることも開示されている。
ところが、図8に示された構成で、一層生産性よく高分子ウェブを製造するため、紡糸部42におけるノズル41の配置間隔を小さくし、単位面積当たりのノズル本数を多くしようとすると、各ノズル41から流出した高分子物質が同極の電荷を帯電しているため互いに反発し合い、中央部のノズル41からの流出が阻害されるとともに、周辺部のノズル41からの流出方向が外側に向き、コレクタ46上でのナノファイバーの堆積分布が中央部で極端に少なく、周辺部に集中してしまい、均一な高分子ウェブを製造することができないという問題がある。
また、ノズル1の先端近傍に電荷分配板47を配設すると、ノズル41間の電気的干渉を低減させるとともに、電荷分配板47からコレクタ46に向かう電界が形成されることで、各ノズル41から流出した高分子物質をコレクタ46に向けて加速させる作用が得られることで、中央部と周辺部とのナノファイバーの堆積分布の均一化をある程度図ることができるが、その一方でノズル41の配置パターンがそのまま堆積分布に投影されるようになり、堆積分布の均一化に十分な効果を発揮するものではないという問題がある。
また、ノズル41の配置密度を高くした場合、溶媒が十分に蒸発しない状態でファイバー同士が接触して互いに溶着してしまう恐れがあり、またノズル近傍の空間で蒸発した溶媒濃度が高くなって絶縁性が低下し、コロナ放電が発生してファイバーが形成されない恐れがあるという問題がある。また、多数のノズル41を配設した場合に、各ノズル41に対して均等に液状高分子物質を供給するのが困難であり、そのため装置構成が複雑になって設備コストが高くなるという問題がある。また、ノズル41から流出した液状高分子物質に静電爆発を起させるためには電荷を集中させる必要があり、そのため各ノズル41は細くて長い形状に形成されているが、多数の細くて長いノズル41を常に適正な状態に維持するためのメンテナンスも極めて困難であるという問題がある。
そこで、本出願人は、先に図9に示すような構成のナノファイバーの製造装置を提案している(特願2006−185833号参照)。図9において、円筒状の回転容器51には、高電圧発生手段53にて、1〜100kVの高電圧が印加され、内部に収容された高分子溶液52に電荷を帯電させるように構成されている。回転容器51の周面には、直径が0.01〜2mm程度の小穴54が数mmピッチ間隔で多数形成され、かつ回転容器51を高速で回転駆動するように構成されている。
具体構成としては、回転容器51の軸芯部を貫通させた中心軸体59の両端部を回転容器51の両側に立設された支持部材58に固定し、回転容器51を軸受60を介して中心軸体59の回りに回転自在に支持し、かつ駆動モータ61、駆動プーリ62、従動プーリ63及びベルト64からなる回転駆動手段65にて回転容器51を回転駆動するように構成されている。支持部材58、58間には、回転容器51の下部に適当距離あけて対向するように電気的に接地されたコレクタ66が配設され、このコレクタ66と回転容器51との間に高電圧発生手段53が介装され、回転容器51に高電圧を印加するとともに、回転容器51とコレクタ66間に大きな電位差を付与し、帯電したナノファイバーがコレクタ66に向けて移動してその上に堆積するように構成されている。また、中心軸体59は一端が閉鎖された中空軸からなり、その中空部が高分子溶液52の供給通路67を構成しており、その下部に軸芯方向に適当間隔置きに配置形成された材料供給口68から回転容器51内にほぼ均等に所定量の高分子溶液52を供給するように構成されている。
このような構成のナノファイバーの製造装置によれば、回転容器51を高速で回転させると、高分子溶液52に遠心力が作用して各小穴54から高分子溶液52が線状に流出するとともに、その線状の高分子溶液52が遠心力の作用で延伸されて細い高分子線状体が生成される。この高分子線状体がさらに遠心力の作用で大きく延伸されるとともにその溶媒が蒸発することで、高分子線状体の径が細くなり、その結果帯電されていた電荷が集中し、そのクーロン力が高分子溶液の表面張力を超えた時点で一次静電爆発が生じて爆発的に延伸され、その後さらに溶媒が蒸発して同様に二次静電爆発が生じて爆発的に延伸され、場合によってはさらに三次静電爆発等が生じて延伸されることで、サブミクロンの直径を有する高分子物質から成るナノファイバーが効率的に製造される。
また、回転容器51には小穴54を高密度に多数配設することができるので、多量のナノファイバーを簡単かつコンパクトな構成にて効率的に製造することができ、また小穴5 4から流出した高分子溶液52をまず遠心力で延伸させるので、小穴54を極端に小さくする必要がなく、かつ上記のように電荷を集中させるために長く形成する必要もないので、回転容器51に小穴54を設けるだけで良く、容易かつ安価に製作でき、かつ多数の小穴54を設けていてもメンテナンスを簡単に行うことができる。
なお、図9の構成に一見類似したナノファイバー製造装置として、円筒形容器の外周から細長いノズルを突出させるとともに、その周囲を取り囲むようにリング状の収集体を配設し、円筒形容器と収集体との間に高電圧を印加し、円筒形容器内に高分子溶液を圧送してノズルから流出させ、電荷誘導紡糸法にてナノファイバーを生成し、かつ生成したナノファイバーを円筒形容器を回転させてリング状収集体に堆積させるようにした構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。しかし、このナノファイバー製造装置におけるナノファイバーの生成方法は、図8の例と基本的に同じであり、円筒形容器の回転はナノファイバーの配向を整えることを目的とするものである。又、ノズルを使用している為に、高分子溶液の粘度が高くなると、流路抵抗が大きくなり、ナノファイバーそのものが小穴から流出しないという問題も有していた。
特開2002−201559号公報 国際公開第2005/100654号パンフレット
ところで、図9に示したナノファイバー製造装置の構成において、高分子溶液に対する電荷の帯電を確実に行うために、回転容器51に設ける小穴54を短寸のノズル部材にて構成すると、回転容器51にノズル部材を取り付けるため回転容器51の構成が複雑になってしまうという問題があり、また回転容器51の構成部材とノズル部材の間に隙間が生じ、その隙間から高分子溶液が漏れるという問題があった。また、強度上必要な厚さの回転容器51の外周壁に円孔を貫通形成して小穴54とした場合には、遠心力で流出する高分子溶液に十分かつ確実に電荷を帯電させるのが困難で、効率的にナノファイバーを生成することができないという課題があることが判明した。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、簡単な構成の回転容器にて流出する高分子溶液に確実に電荷を帯電させることができて、ナノファイバーを効率的に製造することができるナノファイバー製造装置を提供することを目的とする。
本発明のナノファイバー製造装置は、複数の小穴を外周に有しかつ少なくとも小穴の周囲が導電性を有する回転容器と、回転容器を回転駆動する回転駆動手段と、回転容器内に溶媒に高分子物質を溶解した高分子溶液を供給する高分子溶液供給手段と、回転容器の回転により小穴から流出する高分子溶液に電荷を帯電させる電界を形成する高電圧発生手段とを備えたナノファイバーの製造装置において、回転容器の小穴を、50μm〜500μmの金属製板材に形成した貫通開口にて構成したものである。
なお、高分子溶液としては、各種の合成樹脂材料に限らず、核酸や蛋白質などの生体高分子などの各種高分子物質(本発明では、分子量が10000以上の一般的な高分子物質に限らず、分子量が1000〜10000の準高分子物質も含める)を溶媒に溶解したものが適用される。また、上記高分子物質は単体物に限らず、各種物質の混合物であっても良い。さらに、粒径がナノオーダーの微粉末を混合させた混合物であっても良く、その場合製造されるナノファイバー中に微粉末を含むことになる。また、高分子物質と溶媒の混合比率は、それらの種類によって異なるが、高分子物質の量が約5%から40%の間が好ましく、さらに5%から20%の間がより好ましい。また、高分子溶液に電荷を帯電させる電界は、回転容器の少なくとも小穴近傍と、この回転容器との間でナノファイバー生成空間を形成する収集体又は地球等の接地電位体との間に、高電圧発生手段にて電位差を発生させることで形成され、そのため高電圧発生手段による高電圧を回転容器と収集体の少 なくとも何れか一方に印加すればよく、回転容器は接地電位であっても良い。
この構成によれば、回転容器の回転に伴う遠心力にて高分子溶液が流出する小穴を、金属製板材に形成した貫通開口にて構成しているので、ノズル部材を取り付ける場合のように構成が複雑になったり、隙間から高分子溶液が漏れるようなことがなく、かつ小穴が50μm〜500μmの薄い金属製板材にて形成されているので、その小穴の周縁に電荷が集中し、その電荷が小穴から流出する高分子溶液に対して確実に帯電され、それによって静電爆発が確実に発生してナノファイバーを効率的に製造することができる。また、回転容器に小穴を設けた簡単な構成であるため、容易かつ安価に製作できるとともに、多数の小穴を設けていてもメンテナンスを簡単に行うことができるという利点がある。このような薄い金属製板材にすることで、小穴から流出する高分子溶液の流路抵抗を大きく減らすことができ、小穴の径を従来よりも小さくしても、安定してナノファイバーの生成を行うことができる。さらに、高分子溶液の粘度が高くなっても、小穴での流路抵抗が小さいので、安定して小穴から高分子溶液が流出するというメリットがある。
また、もう1つの本発明のナノファイバー製造装置は、上記のように回転容器の小穴を50μm〜500μmの金属製板材に形成した貫通開口にて構成する代わりに、回転容器の小穴の内周に少なくとも1つの突起を突設したものである。
この構成においても、小穴の内周に突設された突起の先端に電荷が集中し、その電荷が小穴から流出する高分子溶液に対して確実に帯電されるため、上記と同様にナノファイバーを効率的に製造することができる。また、回転容器に小穴を設けた簡単な構成であることによる効果も同様に得られる。上記小穴は、その軸芯方向寸法が50μm〜2.0mmであると、上記作用が確実に得られて好適である。軸芯方向寸法が50μm未満であると、必要な強度を確保することができず、2.0mmを超えると電荷の集中が低減して高分子溶液に対する帯電性が低下してしまうことによる。
また、以上のナノファイバー製造装置において、小穴は、その開口断面積が、0.0001mm2 〜4.0mm2 であると、この小穴から流出する高分子溶液に確実に電荷を帯電させることができる。小穴の開口断面積は、高分子溶液の粘度と回転容器の径及び回転速度によって適切に設定されるが、0.0001mm2 未満では、遠心力にて高分子溶液を円滑に流出させるのが困難になり、4.0mm2 を超えると、ナノファイバーを生成する静電爆発を高分子溶液に生じさせるのに必要な電荷を確実に帯電させるのが困難になる。
また、小穴は、エッチング若しくはパンチング又はレーザ加工にて形成すると、所望の形状と大きさの複数の小穴を、精度良くかつ生産性良く形成することができて好適である。
また、回転容器の小穴を形成した部材に接して補強筒体を配設し、補強筒体には小穴に対向して小穴の最大径と同径又はそれ以上の径の貫通孔を設けると、小穴を形成する部材を上記のように厚さの薄い部材にて構成しても、高速にて回転駆動される回転容器に必要な強度を補強筒体にて確保することができる。補強筒体は、小穴を形成した部材の内周に接して配設しても、外周に接して配設しても良い。
本発明のナノファイバー製造装置によれば、回転容器の回転に伴う遠心力にて高分子溶液が流出する小穴を、金属製板材に形成した貫通開口にて構成しているので、ノズル部材を取り付ける場合のように構成が複雑になったり、隙間から高分子溶液が漏れるようなことがなく、かつ小穴が50μm〜500μmの薄い金属製板材にて形成され、又は内周に突起が突設されているので、その小穴の周縁又は突起に電荷が集中し、その電荷が小穴から流出する高分子溶液に対して確実に帯電され、それによって静電爆発が確実に発生し、簡単な構成にてナノファイバーを効率的に製造することができる。
以下、本発明のナノファイバー製造装置の一実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
図1において、1は直径が20〜500mmの円筒容器からなる回転容器であり、外周に小穴2が数mmピッチ間隔で多数形成されている。回転容器1の一端は閉鎖板3にて閉鎖され、その閉鎖板3の軸芯部内面に結合ボス部4が突設されている。回転容器1の他端には環状堰部材5が配設され、その内側に開口6が形成されている。回転容器1の他端の開口6から回転容器1の軸芯位置を貫通して一端の閉鎖板3に向けて回転軸7が挿入され、その先端部が結合ボス部4のテーパ嵌合部8に嵌合されるとともに締結ボルト9にて締結されて結合固定されている。
回転軸7は、支持筒体10の一端部に配設された軸受部11にて水平軸芯回りに回転自在に支持されている。支持筒体10の他端部には回転駆動手段としてのモータ12が配設され、モータ12の出力軸と回転軸7の他端とが軸継手13を介して連結され、モータ12にて回転軸7を介して回転容器1をその軸芯回りに数100rpm〜10000rpm程度の範囲の回転速度で回転駆動可能に構成されている。支持筒体10は、支持フレーム14の上部に配設されている。
支持フレーム14上には、ナノファイバーの材料である高分子物質を溶媒に溶解した高分子溶液15を収容した収容容器16が配置され、収容容器16内の高分子溶液15を、供給ポンプ17にて吸入管18を通して吸引し、先端部が開口6を通して回転容器1内に挿入された高分子溶液供給手段としての溶液供給管19にて回転容器1内に所定流量で送給するように構成されている。
高分子溶液15を構成する高分子物質としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ−m−フェニレンテレフタレート、ポリ−p−フェニレンイソフラテート、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン−アクリレート共重合体、ポリアクリロニトリル、ポリアクリロニトリル−メタクリレート共重合体、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステルカーボネート、ナイロン、アラミド、ポリカプロラクトン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリ酢酸ビニル、ポリペプチド等が好適なものとして例示でき、さらには核酸や蛋白質などの生体高分子なども例示でき、これらより選ばれる少なくとも一種が用いられるが、特にこれらに限定されるものではない。
また、使用できる溶媒としては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ヘキサフルオロイソプロパノール、テトラエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジベンジルアルコール、1,3−ジオキソラン、1,4−ジオキサン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル−n−ヘキシルケトン、メチル−n−プロピルケトン、ジイソプロピルケトン、ジイソブチルケトン、アセトン、ヘキサフルオロアセトン、フェノール、ギ酸、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジプロピル、塩化メチル、塩化エチル、塩化メチレン、クロロホルム、o−クロロトルエン、p−クロロトルエン、四塩化炭素、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、トリクロロエタン、ジクロロプロパン、ジブロモエタン、ジブロモプロパン、臭化メチル、臭化エチル、臭化プロピル、酢酸、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、シクロペンタン、o−キシレン、p−キシレン、m−キシレン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジン、水等を例示でき、これらより選ばれる少なくと も一種が用いられるが、特にこれらに限定されるものではない。
また、高分子溶液15には無機質固体材料を混入することも可能である。その無機質固体材料としては、酸化物、炭化物、窒化物、ホウ化物、珪化物、弗化物、硫化物等を挙げることができるが、耐熱性、加工性などの観点からは酸化物を用いるのが好ましい。酸化物としては、Al2O3、SiO2、TiO2、Li2O、Na2O、MgO、CaO、SrO、BaO、B2O3、P2O5、SnO2、ZrO2、K2O、Cs2O、ZnO、Sb2O3、As2O3、CeO2、V2O5、Cr2O3、MnO、Fe2O3、CoO、NiO、Y2O3、Lu2O3、Yb2O3、HfO2、Nb2O5等を例示でき、これらより選ばれる少なくとも一種が用いられるが、特にこれらに限定されるものではない。
回転容器1内に高分子溶液15を供給しつつモータ12にて回転容器1を回転させることで、過剰に供給された高分子溶液15は環状堰部材5を越して外部に流出し、回転容器1の内周全周に均一に上記環状堰部材5の高さ寸法に対応する厚さの高分子溶液15の層が形成される。支持筒体10の一端部外周に、回転容器1の他端部外周を取り囲むように回収手段20が取り付けられている。この回収手段20にて回転容器1から外部に流出した高分子溶液15を回収し、回収した高分子溶液15を戻し管20aを介して収容容器16に戻すように構成されている。
収容容器16には、高分子溶液15の液面レベルを検出する液面センサ21が設けられ、検出した液面レベルが一定レベルに低下すると、ギヤポンプなどの補給ポンプ23にて貯留容器22から収容容器16に向けて送給管24を通して高分子溶液15を送給し、収容容器16内の高分子溶液15の液面レベルをほぼ一定範囲内に維持するように構成されている。これによって消費された高分子溶液15に相当する量の高分子溶液15が自動的に補給される。
回転容器1の一端側の側方には、適当距離あけて対向するように導電性を有するコレクタ25が配設され、高電圧発生手段26にて発生させた負(又は正)の1kV〜100kV、好適には10kV〜100kVの高電圧が印加されている。一方、回転容器1は接地手段27にて接地電位とされている。この回転容器1とコレクタ25との間の大きな電位差によってそれらの間に電界が形成されている。この電界によって、回転容器1の回転に伴う遠心力にて小穴2から流出する高分子溶液15に電荷が帯電され、静電爆発にてナノファイバーが生成されるとともに、生成されたナノファイバーがコレクタ25に向けて流動し、コレクタ25上に収集・堆積される。このように回転容器1とコレクタ25間に高電圧を印加することで、回転容器1とコレクタ25の間に、例えば2m程度の距離が離れていても、生成されたナノファイバーをコレクタ25上に収集・堆積させることができる。なお、高電圧発生手段26としては、スイッチ(SW)26aにて必要に応じて任意にオン・オフ切替できるものが好適である。
また、支持筒体10の回転容器1とは反対側の側部に送風ファン28が配設され、この送風ファン28にて形成された矢印で示す気体流29によって、回転容器1から流出・延伸されて生成されたナノファイバーをコレクタ25に向けて流動させるとともに、蒸発した溶媒をナノファイバーを生成する場から速やかに排除してナノファイバーの生成作用を促進するように構成されている。
以上のような全体構成のナノファイバー製造装置において、回転容器1、特にその小穴2の構成について、図2〜図5を参照して説明する。図2、図3において、小穴2は、厚さtが、50μm〜500μmの金属薄板30(具体例としては酸やアルカリに強く、錆難いステンレス薄鋼板)に形成した、開口面積が0.0001mm2 〜4.0mm2 の円形又は 異形の貫通開口(図示例では円形)にて構成されている。金属薄板30に対する小穴2の形成は、エッチング若しくはパンチング又はレーザ加工等にて形成される。このように、厚さtを大幅に薄くしたので、小穴から流出する高分子溶液の流路抵抗を大きく減らすことができ、小穴の径を従来よりも小さくしても、安定してナノファイバーの生成を行うことができる。さらに、高分子溶液の粘度が高くなっても、小穴での流路抵抗が小さいので、安定して小穴から高分子溶液が流出するというメリットがある。
回転容器1の周壁をこのような金属薄板30のみで構成すると必要な強度を確保することができないので、金属薄板30の内周に接して所要の肉厚を有する補強筒体31を配設し、この補強筒体31の両端を閉鎖板3と環状堰部材5に離脱可能に結合固定して回転容器1を構成している。具体的には、閉鎖板3及び環状堰部材5の内側面に突設した環状突部3a、5aの外周に形成した螺合部32に補強筒体31の両端部内周を螺合させて固定している。螺合部32の奥端には適宜シール手段(図示せず)が配設されている。補強筒体31の材質は特に限定されず、金属製でも、合成樹脂等の非導電性材料でも良い。補強筒体31には、小穴2に対向して小穴2の最大径dと同径又はそれ以上の径Dの貫通孔33が形成され、回転容器1内の高分子溶液15が抵抗なく円滑に小穴2に向けて流動するように構成されている。
金属薄板30と補強筒体31は、図4に示すように、補強筒体31の外周に筒状に形成した金属薄板30を外嵌させることで容易に組み合わされる。また、金属薄板30は、図5(a)に示すように、平板状態で上記のようにエッチング若しくはパンチング又はレーザ加工等にて小穴2を加工した後、図5(b)に示すように、円筒状に成形し、両側端縁の突き合せ部34を溶接等で一体接合して構成するのが好適である。
なお、図示例では、金属薄板30の内周に接して補強筒体31を配設したが、金属薄板30の外周に接するように補強筒体31を配設しても良い。この場合、貫通孔33の径を小穴2の最大径よりも大きくして、小穴2から流出した高分子溶液15が補強筒体1の貫通孔33に接することなく流出するようにするのが好ましい。また、この場合には金属薄板30に作用する遠心力が補強筒体31の内周で受けられるので、金属薄板30の両側端縁の突き合せ部34を必ずしも溶接等で一体接合する必要はなく、回転容器1の製造工程を簡略化できる。
以上の構成において、溶液供給管19を通して所定量の高分子溶液15を回転容器1内に供給し、コレクタ25に対して高電圧発生手段26にて所定の高電圧を印加して回転容器1とコレクタ25間に電界を発生させることで、回転容器1の小穴2の周縁に電荷が帯電する。その際、小穴2が50μm〜500μmの薄い板厚の金属薄板30にて形成されているので、その小穴2の周縁に電荷が集中して帯電する。また、小穴2の開口断面積を0.0001mm2 〜4.0mm2 としているので、この小穴2から流出する高分子溶液15に確実に電荷を帯電させることができる。この状態でモータ12にて回転容器1を高速回転させることで、回転容器1内に収容された高分子溶液15が遠心力の作用を受けて小穴2から線状に流出するとともに、その際に小穴2の周縁に集中した電荷よって高分子溶液15が確実に帯電され、電荷を帯電された高分子線状体が形成される。この高分子線状体がさらに遠心力で大きく延伸されて径が細くなるとともに、溶媒が蒸発することで一次静電爆発が生じて爆発的に延伸され、その後さらに溶媒が蒸発して同様に二次静電爆発が生じて爆発的にさらに延伸され、場合によってはさらに三次静電爆発等が生じて延伸されることで、複数の小穴2から流出した高分子溶液線状体からサブミクロンの直径を有する高分子物質から成るナノファイバーが製造される。
ここで、小穴2を細長いノズルにて構成しなくても回転容器1の小穴2から流出して形成された高分子溶液線状体が遠心力で大きく延伸され、また高分子溶液線状体が小穴2から放射状に流出して電界干渉を受け難いために高密度に配設しても確実かつ効果的に延伸させることができ、多量のナノファイバーを簡単かつコンパクトな構成にて効率的に製造することができる。また、回転容器1の全周から均一に多量のナノファイバーを一度に製造することができ、高い生産性を確保することができるとともに、形状・構成が簡単であるため設備コストの低廉化を図ることができる。また、小穴2は金属薄板30に形成したものであるため、容易かつ安価に製作でき、かつ多数の小穴2を設けていてもメンテナンスも簡単である。
また、小穴2に目詰まりを生じた場合などのメンテナンス時には、締結ボルト9を取り外すことによって、回転容器1を回転軸7から取り外して回転容器1を簡単に交換することができ、ナノファイバー製造の中断時間を短くできて高い生産性を確保することができ、また取り外した回転容器1においても、補強筒体31から閉鎖板3又は環状堰部材5を取り外すことによって筒状の金属薄板30を補強筒体31から抜き出すことができ、作業性良く金属薄板30を清掃して小穴2の目詰まり等を解消することができる。
以上の説明においては、小穴2の形状が円形の例を示したが、図6に示すように、小穴2の内周に少なくとも1つの突起35を突設した異形の小穴形状としても良い。このように、小穴2の内周に突起35を設けると、この突起35の先端に電荷が集中するため、小穴2から流出する高分子溶液15に対してより効果的に帯電させることができ、ナノファイバーを一層効率的に製造することができる。
また、図6の例では、円形の小穴2の内周の一部に突起35を突設したが、小穴2と突起35の形態はこれに限定されるものではなく、例えば図7(a)〜(d)に示すように、小穴2を手裏剣形状や星形状や十字形状や米印形状等の任意の形状に形成して、内側に突出する複数の突起35を形成しても良い。
このように小穴2の内周に突出する突起35を設けて電荷を集中させるようにした場合には、小穴2を形成する部材は、50μm〜500μmの金属薄板である必要はなく、小穴2の軸芯方向寸法が大きくても、上記作用効果を奏することができる。しかし、小穴2の軸芯方向寸法を50μm〜2.0mmとすることによって、上記作用がより確実に得られて好適である。
本発明のナノファイバー製造装置によれば、回転容器の回転に伴う遠心力にて高分子溶液が流出する小穴を、金属製板材に形成した貫通開口にて構成しているので、ノズル部材を取り付ける場合のように構成が複雑になったり、隙間から高分子溶液が漏れるようなことがなく、かつ小穴が50μm〜500μmの薄い金属製板材にて形成され、又は内周に突起が突設されているので、その小穴の周縁又は突起に電荷が集中し、その電荷が小穴から流出する高分子溶液に対して確実に帯電され、それによって静電爆発が確実に発生し、簡単な構成にてナノファイバーを効率的に製造することができ、各種高分子ナノファイバーの製造に好適に利用することができる。
本発明の一実施形態におけるナノファイバー製造装置の縦断正面図。 同実施形態の回転容器の詳細縦断正面図。 同回転容器の小穴部分の拡大断面図。 同回転容器における金属薄板と補強筒体の組み合わせ工程の説明図。 (a)、(b)は同回転容器における金属薄板の製造工程の説明図。 同回転容器の小穴の他の構成例の正面図。 (a)〜(d)は同回転容器の小穴の各種変形構成例の正面図。 従来例の高分子ウェブの製造装置の概略構成図。 本発明に先行して開発したナノファイバー製造装置の縦断正面図。
符号の説明
1 回転容器
2 小穴
12 モータ(回転駆動手段)
15 高分子溶液
19 溶液供給管(高分子溶液供給手段)
26 高電圧発生手段
30 金属薄板
31 補強筒体
33 貫通孔
35 突起

Claims (6)

  1. 複数の小穴を外周に有しかつ少なくとも小穴の周囲が導電性を有する回転容器と、回転容器を回転駆動する回転駆動手段と、回転容器内に溶媒に高分子物質を溶解した高分子溶液を供給する高分子溶液供給手段と、回転容器の回転により小穴から流出する高分子溶液に電荷を帯電させる電界を形成する高電圧発生手段とを備えたナノファイバーの製造装置において、回転容器の小穴を、50μm〜500μmの金属製板材に形成した貫通開口にて構成したことを特徴とするナノファイバー製造装置。
  2. 複数の小穴を外周に有しかつ少なくとも小穴の周囲が導電性を有する回転容器と、回転容器を回転駆動する回転駆動手段と、回転容器内に溶媒に高分子物質を溶解した高分子溶液を供給する高分子溶液供給手段と、回転容器の回転により小穴から流出する高分子溶液に電荷を帯電させる電界を形成する高電圧発生手段とを備えたナノファイバーの製造装置において、回転容器の小穴の内周に少なくとも1つの突起を突設したことを特徴とするナノファイバー製造装置。
  3. 小穴は、その軸芯方向寸法が50μm〜2.0mmであることを特徴とする請求項2記載のナノファイバー製造装置。
  4. 小穴は、その開口断面積が、0.0001mm2 〜4.0mm2 であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載のナノファイバー製造装置。
  5. 小穴は、エッチング若しくはパンチング又はレーザ加工にて形成されたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載のナノファイバー製造装置。
  6. 回転容器の小穴を形成した部材に接して補強筒体を配設し、補強筒体には小穴に対向して小穴の最大径と同径又はそれ以上の径の貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載のナノファイバー製造装置。
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