JP4907358B2 - 吸収力を向上させた体形順応型吸収具 - Google Patents

吸収力を向上させた体形順応型吸収具 Download PDF

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Description

本発明は、縦方向および横方向を有すると共に、カバー内に封入されかつ少なくとも一つの吸収層を備えた吸収体を具備してなる吸収具に関するものであり、このカバーは液体透過面および液体不透過面を有する。本発明はまた、こうした吸収具を製造するための方法に関する。
おむつ、衛生タオルおよび失禁シールドのような吸収具は、さまざまな身体排出物を捉え、吸収するためのものである。使用部位、ならびに吸収具が吸収可能であるべき身体排出物の量および性状に依存して、もちろん異なる形状およびサイズの吸収具が存在する。たとえば、重度の失禁症成人用おむつはむろん、かなり大きなものとなり、しかも幼児用のおむつよりも高い吸収力を有する。さらに、十分な吸収力および漏れ安全性の要求に加えて、吸収具には装着が快適であることも要求される。その上、成人の装着者に関しては、吸収具が目立たず、しかも気付かれることなく普通の衣類の下に着けることが可能であることが重要である。
それゆえ、吸収具は、上述したような身体排出物を吸収するのに十分な吸収力を有するよう設計される必要があるが、装着が快適であり融通が利くように、そして装着者の身体に密着し、漏れを抑止するよう良好にフィットしなければならない。装着者の股部に装着させるべく意図された吸収具を設計する上での一つの難しさは、装着者の脚間スペースには制限があるということである。これは、装着を快適なものとするためには、吸収具をこの部位(この部位で、装着者からの排出物の大部分が吸収具と接することになる)が最も狭くなるようにしなければならないことを意味する。それゆえ、身体排出物に最初にさらされる吸収具のこの部位が過飽和状態となり、次に排泄がなされたとき、それ以上は吸収できなくなるという明白なリスクがある。これは、吸収具がその全吸収力に対して相対的に少量の身体排出物を吸収した場合に既に漏れのリスクは大きなものであることを意味する。それゆえ、この種の吸収具の側縁部からの漏れを抑えるために、何らかのタイプの縁部バリアを吸収具に設けることが一般に行われている。そうした縁部バリアはたいてい弾力性を有し、排出物の通過を妨げる隆起した物理的障壁を形成する。一着の吸収パンツのように装着される種類のおむつおよび失禁シールドに関して、装着者の脚の周りに密着状態でフィットする弾性要素を配置し、これによって吸収具の縁部を脚部と液密接触状態に保持することも一般に行われている。
おむつや重度の失禁症の人々用の失禁シールドのような吸収具に関して、弾性脚バンドおよび隆起バリアは、通常、吸収具のぬれ領域に十分な吸収力がもたらされるよう、比較的幅広な股部を有するよう設計された吸収具と組み合わされる。使用時、この股部は装着者の脚間で一緒に折り曲げられ、また脚間に液体収集袋として垂れ下がることになる。こうした設計では、不揃いな溝が生じて、この溝が漏れを引き起こすことがあり、特別に快適でも、また目立たないわけでもなく、その上、装着者が着席したとき望ましくない働きをする。使用時に目立たないことがとりわけ要求される衛生タオルおよび他の吸収具に関しては、そうした見苦しく不便な構造は全く採用できない。衛生タオルおよび軽度の失禁症の人々用の失禁シールドのような吸収具はかなり小さく自己支持型ではなく、使用時には装着者の身体と接触状態となる吸収具を保持する一着の普通のブリーフ内に固定される。それゆえ、垂れ下がるかあるいは一緒に折れ曲がる股部を備えた構造は、この分野の吸収具には使用できない。
さまざまな吸収力を備えた、体形順応型およびサイズ順応型の吸収具を製造するため、製造方法については、適当な形状およびサイズの吸収具を提供するために、個々の製造ステップのほとんどを適合させる必要がある。これに関連して、上記体形順応型およびサイズ順応型吸収具を製造することを可能とするため、たいていは、上記製造方法にとって必要なコンポーネントのほとんどを交換する必要もある。製造時、リセット設備は、一方で、技術的に一層複雑な過程をもたらし、他方で、余分な、装置コンポーネントの形態のコストおよびリセット時間に関するコストを付加する、操作を要する。使い捨て吸収具、たとえば体形順応型吸収具の製造においては、コストは重大な要件であるので、製造コストおよび(次の段階において)販売コストを低く抑えることができるよう、この種の吸収具を簡単かつ効率のよい方法で製造できることが重要である。
上の記載から明白であるように、良好にフィットし、漏れ安全性が高く、最初に身体排出物にさらされる領域が高い吸収力を備え、しかも目立たず、装着が快適である吸収具が求められている。さらに、たとえば弾性要素の形態の、特別な形状となった要素あるいは漏れバリアを無用なものとすることができる、そうした良好にフィットする吸収具を提供可能とすることが望ましい。その上、こうした吸収具を製造するための簡単かつ費用効率の高い方法が求められている。
本発明によって、縦方向および横方向を持ち、かつカバー内に封入された吸収体を具備してなり、このカバーが液体透過面および液体不透過面を有し、かつこの吸収体が少なくとも一つの吸収層を具備してなる吸収具が得られたが、この吸収具は、良好にフィットし、漏れ安全性に優れ、高い吸収力を有し、目立たず、しかも快適性に優れたものである。
本発明によって得られた吸収具は、主として、吸収体が第2の吸収部から縦方向に分離し変位させられた第1の吸収部を具備してなることによって特徴付けられ、この第1の吸収部は、第2の吸収部の本質的に縦方向に延在する二つの脚部間に配されるよう意図された舌状部を有し、これによって折込み部が、第1の吸収部の舌状部と第2の吸収部の少なくとも各脚部との間において吸収体に形成されるようになっている。
第1および第2の吸収部間に形成された折込み部に沿って互いにそれぞれこの第1および第2の吸収部を折り込むことによって、少なくとも、第1の吸収部の舌状部が第2の吸収部の各脚部に隣接して存在している領域に、吸収体の湾曲がもたらされる。それゆえ、この湾曲は、上記折込み部において折り込んだとき、第2の吸収部の各脚部は第1の吸収部の舌状部に対して、ボウルの側面を構成する脚部によってボウル形状が形成されるように折り曲げられる、という事実によって形成される。このようにして、湾曲した吸収層は、たとえばおむつ、衛生タオル、失禁シールドなどの吸収具における構成要素として極めて好適なものとなる。なぜなら、湾曲形状は本質的に装着者の身体の湾曲に追従するからである。
この種の吸収具は、通常、二つの端部と股部とを有し、この股部は端部同士の間に位置し、かつこの端部よりも横方向には寸法が短くなっている。これに関連して、吸収体における折込み部が少なくとも主として股部に配されていることが特に好ましい。折込み部は吸収体に、第1の吸収部の舌状部と第2の吸収部の少なくとも各脚部との間において、縦方向に吸収具に沿って延在する中心線の両側に都合よく形成される。これに関連して、縦方向に延在する折込み部は、装着者の股部の幅に本質的に対応する距離だけ、横方向に互いに離れて都合よく配置される。
冒頭で言及した種類の吸収具を得るために、第2の吸収部の縦方向に延在する二つの脚部が、3〜30cmの、好ましくは5〜25cmの、最も好ましくは7〜20cmの長さsを有し、かつ/または第1の吸収部の舌状部が、3〜30cmの、好ましくは5〜25cmの、最も好ましくは7〜20cmの長さtを有することが好都合である。
子供用のおむつに関して、縦方向に延在する各折込み部は、3〜20センチメートルの、好ましくは約15センチメートルの長さを有し、かつ縦方向に延在する折込み部間の横方向の間隔は、1〜5センチメートルの、好ましくは約3センチメートルの幅を有することが好都合である。成人用おむつおよび他のタイプの身体包囲失禁シールドに関して、縦方向に延在する折込み部は3〜30センチメートルの、好ましくは約20センチメートルの長さを有し、かつ縦方向に延在する折込み部間の横方向における間隔は、1〜7センチメートル、好ましくは約4センチメートルの幅を有することが好都合である。これに関連して、折込み部の縦方向に延在する長さlは、脚部の最外端部に本質的に対応するポイントと、脚部の基端ポイントとの間の距離を表す。これに関連して、脚部の基端ポイントは本質的に、脚部の内側縁部が第2の吸収部のU形内側縁部(これは二つの基端ポイント間に存在する)と一つになり始める場所に配される。折り込まれる部分の幅は、各折込み部に形成された折込み縁部間の横方向における距離を表す。衛生タオルに関して、あるいは軽度の失禁症の人々用の失禁シールドに関して、折込み部は、5〜20センチメートルの、好ましくは約10センチメートルの端部ポイント間長さを有し、かつ折り込まれた部分は1〜5センチメートルの、好ましくは2.5センチメートルの幅を有することが好都合である。
さらに際立った折込み部を得るために、第1の吸収部の舌状部と第2の吸収部の各脚部との間の距離は、少なくとも脚部の外側部分において、1〜20mm、好ましくは2〜15mm、そして最も好ましくは3〜10mmとすることができる。ここで、脚部の外側部分とは、折込み部の、縦方向に延在する長さlの全体を、好ましくは長さlの半分(関係する脚部の最外端部から見て)を、そして最も好ましくは長さlの三分の一(関係する脚部の最外端部から見て)を意味する。こうして、折込み部がその各側に配置される部分間に一層際立った折り目を付与することが可能になるという利点に加えて、吸収材が存在しないスペースが、第1の吸収部と第2の吸収部の各脚部との間に設けられることになる。この吸収材が存在しないスペースは特に、大量の液体が短時間で放出された場合に有益である。その場合、液体をすぐさま、この吸収材が存在しないスペースに捉え、続いて周囲の吸収材に吸収させることができる。この実施形態の利点は、一度ぬれた後、すなわち、既にぬれており、しかも液体吸収によって膨脹しているであろうコア部の吸収材に、さらなる放出液体を分散させなければならない場合に引き続いてぬれる時に、さらに一層明白なものとなる。だが、第1の吸収部の舌状部および第2の吸収部の各脚部はまた、有利なことには、少なくとも脚部の外側部分において、第1の吸収部および第2の吸収部が互いに端から端まで存在し、体形に一層順応する製品が得られるように配置できる。
上記のように、第1の吸収部は舌状部を備えるよう構成され、この舌状部が本質的にU形外側縁部を持つようにすることができる。第2の吸収部はまた、縦方向にかつ/または横方向に舌状部から延在し、これによって大きな自由表面が形成されるが、この大きな自由表面は、舌状部の表面よりも、かなり大きなものである。
第2の吸収部は、その脚部が内側縁部を有するよう構成されており、この内側縁部は、本質的にU形縁部を形成するよう、第2の吸収部の縦方向の中心線に向って寄り集まっている。第2の吸収部はまた、大きな自由表面が形成されるよう、縦方向および/または横方向にその脚部から延在する。これに関連して、第2の吸収部は歯状の外観を有し、この場合、脚部は歯の二つの根部に一致すると言うことができる。有利なことを言えば、脚部は第2の吸収部の自由表面と同じ吸収材からなる。だが、寸法安定性を高めるために、脚部は、ある実施形態においては補強材を具備してなることが有利である。
本発明に従って第1の吸収部が第2の吸収部に適合させられ、これによって折込み部が第1の吸収部の舌状部と第2の吸収部の少なくとも各脚部との間で吸収体に形成されるとき、第1の吸収部と第2の吸収部との間に吸収材が存在しないスペースが配される場合あるいは端から端まで存在する場合に、この折込み部は最もはっきりと目立つものとなる。だが、あまり目立たない折込み部がまた、第1の吸収部が第2の吸収部と重なり合って存在している状況では形成されるであろう。第1の吸収部の舌状部の外側縁部は、使用時、第2の吸収部に対して押し付けられ、それに沿って第2の吸収部が折り込まれることになる折込み部を形成する。第1の吸収部および第2の吸収部の特定の相互適合形状は、結果として、股領域を越えて横方向および縦方向の両方に延在する湾曲形状を作り出すことになる。それゆえ、上記のとおり本発明は三次元湾曲形状を提供し、この形状は装着者の股部に最適に適合可能であり、したがって良好なフィットおよび向上した漏れ安全性の両方をもたらす。
要求される折込みがどの程度際立ったものであるかに依存して、第1の吸収部および第2の吸収部は、さらに際立った折り目が得られるよう互いに配置できる。本発明の有利な実施形態によれば、第2の吸収部のU形縁部と第1の吸収部の舌状部との間には、舌状部全体に沿って、0〜20mmの、好ましくは2〜15mmの、最も好ましくは3〜10mmの距離が存在する。他の実施形態によれば、第2の吸収部の脚部の内側縁部は、第1の吸収部の舌状部の外側縁部に本質的に対応しかつそれと共に端から端まで本質的に延在するよう縦方向中心線に向って曲がっている。
上述したように、第1の吸収部の舌状部は第2の吸収部の少なくとも一部分と重なり合うことができる。吸収体のあまり目立たないボウル形状は、こうして得ることができる。だが、オーバーラップが形成された領域には利点が存在する。そうしたオーバーラップは、身体排出物によって大きな負荷を受けることになる吸収具の一部に、さらに大きな吸収力が要求される場合に特に有利である。本発明の好ましい実施形態によれば、このオーバーラップは、少なくとも吸収具のぬれ区域に対応する領域に二重の層が形成されるよう、第1の吸収部の舌状部が第2の吸収部の一部分と重なり合うようなものである。ぬれ区域とは、吸収具が使用されるとき、装着者の生殖器に隣接して存在する区域を意味する。
本発明の一実施形態によれば、第1の吸収部は吸収具の後端部に配された後方吸収部であって、これは使用時に装着者の後方に面するよう意図されており、かつ第2の吸収部は吸収具の前端部に配された前方吸収部であって、これは使用時に装着者の前方に面するよう意図されている。だが、第1の吸収部は吸収具の前端部に配された前方吸収部とすることができ、一方、第2の吸収部は吸収具の後端部に配された後方吸収部とすることができる。
有利なことを言えば、前方および後方吸収部は同じ種類の吸収材を具備してなることができる。前方吸収部は、それが、尿および/または月経液および排出物のような他の粘性液体を受けるよう特別に意図された吸収材を具備してなるよう都合よく構成できる。後方吸収部はまた、それがふん便および/または月経液および排出物のような他の粘性液体を受けるよう意図された吸収材を具備してなるよう構成できる。主に尿吸収のための前方吸収部と主にふん便を受けるための後方吸収部との組み合わせは、前方吸収部と後方吸収部が互いに分離されていると特に有利である。ここで、分離とは、一部が互いに重なり合って存在できることは事実であるが、それらが互いに独立した二つの部分をなしていることを意味する。前方および後方吸収部が、そのそれぞれの吸収のために特に意図された吸収材を具備し、かつその上有利なことには液体誘導素材によって相互連結されていないときには、異なる身体排出物を分離状態で保持でき、臭いを抑えることができる。尿およびふん便物の混合物は、肌へ作用している限り、特に肌を刺激する。
有利なことを言えば、前方および後方吸収部は、上述したような湾曲形状を形成できる程度まで互いに移動させることができる。だが、第1の吸収部は、安定化手段によって、第2の吸収部に対して、二つの部分間の可動性を損なうことなく所定ポジションで固定できる。安定化手段が、第1の吸収部および第2の吸収部に対して堅固に接合される安定化層である場合、折り目は依然として上記折込み部に形成されることになる。安定化層は、第1の吸収部および第2の吸収部それぞれの全表面に沿って、あるいはその一部に沿って配設できる。
上記安定化層は第1の吸収部および第2の吸収部それぞれの間の隔離層となることができ、しかもカバーの液体透過面あるいはカバーの液体不透過面のいずれかを具備してなることができる。これに代えて、安定化層は、カバーの液体透過面から、あるいはカバーの液体不透過面から、あるいは両カバー層から構成できる。カバー層のいずれか一方あるいは両方が吸収体を安定化させるよう構成される場合、各吸収部は、必要な可動性がどの程度のものであるかに依存して、関係する層に対して完全にあるいは部分的に取り付け可能である。安定化層は、たとえば接着あるいは融着によって取り付け可能である。この安定化層は、たとえば、液体透過性カバー層あるいは液体不透過性カバー層に加えて、完成した吸収具において補強層、液体受け層、あるいはさらなる吸収層として機能する層から形成することができる。
上記のとおり、吸収力を向上させた体形順応型吸収具を製造するための方法は、簡単かつ効率よく適当な形状およびサイズの吸収具を提供するよう個々の製造ステップを適合させることができる場合には、また特に望ましい。
吸収具において使用するための、本発明による構成を備えた吸収体を製造するための方法は、主として、第1の吸収部が舌状部を備えた形状となるように、かつ第2の吸収部が縦方向に延在する二つの脚部を備えた形状となるように、吸収体を製造することによって特徴付けられる。第1の吸収部は第2の吸収部に対して縦方向に分離した状態で位置決めされかつ変位させられ、これによって第1の吸収部の舌状部は、第2の吸収部の本質的に縦方向に延在する二つの脚部間に完全にあるいは部分的に配置され、したがって折込み部は、第1の吸収部の舌状部と第2の吸収部の少なくとも各脚部との間において吸収体に形成される。
製造時、有利なことには、第2の吸収部の脚部の内側縁部の少なくとも一部分は、舌状部の外側縁部と共に端から端まで配することができる。これに代えて、第1の吸収部を第2の吸収部に張り付けることができ、これによって第1の吸収部の舌状部は、第2の吸収部の少なくとも一部とオーバーラップするようになる。
通常、一つ以上のサイズの吸収具が、一つのそして同一の製造装置で生産される。吸収具のサイズを変更すべき場合、数多くの装置構成要素、たとえば輪郭裁断ユニット、圧縮ユニットなどを、これに関連して交換する必要がある。だが、本発明による吸収具に関しては、交換する必要がある装置構成要素の数は僅かである。とりわけ、装置のマット形成モジュール(ここで吸収体が製造される)は、特にサイズの変化が比較的小さなものである場合には交換する必要がない。本発明による吸収具を製造する製造装置において、吸収具のサイズを変更すべき場合、第1および第2の吸収部は、むしろ、吸収具の股部において、より大きな程度あるいはより小さな程度互いに重なり合った状態で、または完全に分離した状態で配置され、こうしてサイズが変更される。それゆえ、時間のかかるマット形成モジュールの交換が排除され、リセット時間、およびリセット処理に要する人員数の両方を著しく削減することができる。
吸収具のサイズを変更するとき、ゲル形成材料(これは超吸収物質として公知である)の混合、あるいは型内のパルプ繊維の量は、型内で素材をより強くあるいはより軽く一緒に加圧することで増加/低減させることができ、これによって吸収具の吸収力を調整することができる。同じ利点は、ウエブ状吸収材から切り出される吸収体の製造時にも得られる。したがって吸収力は、いくらか超吸収物質を含むウエブ状材料を選択し、そしてウエブ状材料の単位面積当りの重量を増加あるいは低減することで変更できる。
第1の吸収部と第2の吸収部を互いに位置決めした後の吸収体の形状は、たとえば接着あるいは融着によって、吸収体を安定化層と一つに接合することで固定できる。これに関連して、吸収体の形状は、吸収具に含まれる接着手段を活性化することによって、あるいは接着または融着によって、吸収具に含まれる層(たとえば安定化層および/またはカバー層の一方または両方)に対して固定できる。本発明の一実施形態によれば、接合手段は熱可塑性ファイバーを具備してなり、しかも吸収体の形状は、それを加熱し、続いて冷却することによって安定化される。
以下、添付図面に示す例証的な実施形態を参照して、本発明について、さらに詳しく説明する。
図1に示すおむつ101は、第1の液体透過性カバー層102と、第2の液体不透過性カバー層103と、吸収体とを具備してなり、この吸収体はカバー層102とカバー層103との間に配置され、かつ第1の吸収部104と第2の吸収部105とを具備してなる。二つのカバー層102,103は、平面内において吸収体よりも大きな面積を有し、その全周囲で上記吸収体を越えて張り出している。カバー層102,103は、この張出し部において、たとえば接着あるいは熱または超音波を用いた融着によって相互接合されている。
液体透過性カバー層102は目的に適した素材、たとえば不織布素材、多孔質プラスチックフィルム、ネット素材、トウ(平行な連続繊維糸)などの層から形成できる。カバー層102はまた、もちろん同一あるいは異なる素材の二つ以上の層からなる積層体から構成できる。だが、本発明の範囲内であれば、液体透過性カバー層102は別体の構成要素である必要はなく、吸収体104,105の一部分とすることもできる。そうした実施形態においては、液体透過性カバー層102は、必ずしも吸収体104の周りの張出し縁部には含まれない。カバー層102となることができかつ吸収体104の一部を形成できる素材の例としては、発泡体、繊維詰め物、不織布素材などが挙げられる。
液体不透過性カバー層103は、液体不透過性のプラスチックフィルム、液体遮断素材で被覆された不織布層、あるいは液体の浸入に耐えることができる、それ以外のフレキシブルな素材の層から構成できる。だが、この液体不透過性カバー層103が一定の通気性を有していると、すなわち水蒸気がこの層103を通過可能であると有利である。液体透過性カバー層102と同様、液体不透過性カバー層103を、吸収体の第1の吸収部104および第2の吸収部105の一部とすることができ、しかもたとえば、吸収発泡体素材上に設けた液体不透過性皮膚状面から構成できる。液体透過性および液体不透過性カバー層102,103の両方が吸収体の一部分を形成するならば、吸収体に含まれる第1の吸収部104および第2の吸収部105は、安定化層によって安定化されるべきである。
おむつ101は長尺な形状であり、幅の広い前部および後部106,107と、幅の狭い中間股部108とを具備してなる。これに関連して、前部106は、おむつ使用時に装着者の前方に面するよう意図された、おむつ101の一部分であり、そして後部107は装着者の後方に面する、おむつの一部分である。おむつ101はまた、二つの縦方向の内側に湾曲した側縁部109,110と、前縁部111と、後縁部112とを有する。
おむつ101は、使用時、一つに留められ、この結果、装着者の下腹部をパンツのように取り巻く種類のものである。この目的のために、テープフラップ117,118が、おむつの後縁部112の近傍に、各側縁部109,110から突出状態で配置されている。このテープフラップ117,118は、おむつ101の前部106の液体不透過性カバー層103に配された受け領域119と協働するようになっている。そうした受け領域119においては、何らかの形態で、たとえば余分なプラスチック層あるいは液体不透過性カバー層103に対して付加されたコーティングの形態で、液体不透過性カバー層103を補強するのが好都合である。これに代えて、もちろん、おむつ101用の他のタイプの止着機構、たとえばボタンおよびボタンホール、フックおよびアイ(eyes)、スナップファスナー、フック・ループ式ファスナーなどを使用することも考えられる。フック・ループ式ファスナーを使用する場合、このフック・ループ式ファスナーの雄部が対応フラップ117,118として配され、かつ雌部が対応受け領域119として配されるよう、フック・ループ式ファスナーを適切に設けることができる。ここで、雄部とはフック・ループ式ファスナーのフック形要素を意味し、一方、雌部とはフック・ループ式ファスナーのループ形要素を意味する。だが、フラップ117,118は雌部から、そして受け領域は雄部から構成できる。他の代替例はパンツ型おむつとして知られたおむつに関し、これは、それが脚を入れるよう意図された連続した吸収パンツとして装着者に供給されるものであることを意味する。パンツ型おむつも、やはり開放式とすることができる。他の一般的なおむつタイプのものは、それに対しておむつが取り付けられるか、あるいはおむつが取り外し可能に吊り下げられるベルトによって一つに留められる。
おむつ101はまた、おむつの側縁部109,110に沿って配置され、プレテンションが付与された、本質的に縦方向の弾性要素120,121を備える。この弾性要素120,121は、使用時、装着者の身体に追従して、おむつを湾曲させるのに寄与し、しかも同時に、おむつの脚部ゴムバンドを形成する。こうして弾性要素120,121は、装着者の脚と液密接触状態で、使用時におむつと装着者の身体との間に隙間(これを経て体液がおむつから漏れ出すことがある)が形成されないよう、おむつの側縁部109,110を保持するように機能する。上記弾性要素は本発明にとって必須のものではなく、本発明による吸収体は、したがっておむつ101は極めて良好にフィットし、そして弾性要素120,121なしでさえ装着者の身体に密着状態で追従するので、上記弾性要素は省略できる。
吸収体の第1の吸収部104は第2の吸収部105の上に重なり合って配置され、これによって、吸収具のぬれ区域に対応することになる領域には、吸収材の二重層が形成される。第1の吸収部104は、大きな自由表面104aならびに本質的にU形の外側縁部122を有する舌状部104bを備えるよう構成される。舌状部104bは図示のように長さtを有する。第2の吸収部105は、大きな自由表面105aを備えるよう構成され、この表面105aは延在して二つの脚部105b,cとなっている。吸収体は、第1の吸収部104の自由表面104aが使用時に後部107の一部分を構成するよう、そして第2の吸収部105の自由表面105aが前部106の一部分を構成するよう設計されている。舌状部104bおよび脚部105b,cは、上記前部と上記後部との間に存在する股部108の一部分を構成することになる。脚部105b,cは内側縁部123を有し、この縁部123は第2の吸収部105の自由表面105aの方向に延在し、内側縁部123はさらに本質的にU形の縁部を形成している。二つの脚部105b,cは、おむつ101の縦方向中心線124に沿って、それぞれの脚部の外側端部125b,cに向かって本質的に縦方向に延在している。本質的に縦方向に形成された二つの折込み部(折込みインディケーション)126a,bは、少なくとも、それぞれの脚部の外側端部125b,cと、それぞれの基端ポイント127b,cとの間に延在している。このポイントは、本質的に、脚部の内側縁部123が第2の吸収部のU形縁部と一つになり始める場所に配されている。各脚部の外側端部125b,cと、対応するそれぞれの基端ポイント127b,cとの間の距離は、図1では長さlとして示される。この実施形態では、長さlは本質的に脚部の長さsに対応する。長さlに沿って、舌状部104bの一部分は、それぞれの脚部105b,cと共に端から端まで存在することになり、この部分には、際立った折込み部126a,bが形成される。だが、舌状部104bが第2の吸収部105の一部と重なるので、折込み部126a,bもまた、あまり目立たない部分と一体化されることになる。このあまり目立たない折込み部126a,bは、舌状部104bの外側縁部122によって形成される。折込み部126a,bは、使用時、長さlに沿って、さらに際立った折り目を形成し、続いて、舌状部104bが第2の吸収部105に対して押圧されるので、それは、舌状部104bの外側縁部122に沿って、あまり目立たない折り目と一体になる。全体として、折込み部126a,bは、使用時、装着者の股部にフィットする、湾曲した、解剖学的適合形状を実現可能とする。本吸収具の股部は、使用時、幅bを有することになり、この幅bは、実質的に、それぞれの折込み部126a,bに形成された折込み縁部間の横方向における距離に対応することになる。
重なり合いと、使用時に湾曲させられる脚部105b,cとによって、より厚みの大きな、より吸収力のある部分が、体液によって最初にぬれると予期される、おむつ101の領域に形成され、同時に、股部108は従来型のおむつにおいて可能であるよりも、かなり狭いものとすることができる。吸収材の余剰な使用は、股部108の小さな、比較的狭い領域に局限され、これは、吸収力が増大するにもかかわらず、おむつを快適に装着できるものとする。折り曲げられた脚部105b,cはまた、股部108の安定化および強化作用をもたらし、そしてこれによって制御不可能な変形やシワの発生が抑えられ、これによってさらに快適性が改善され、おむつが装着しても目立たなくなり、そして漏れ防止性が改善される。
吸収体の第1の吸収部104および第2の吸収部105は、たとえばセルロースのふわふわしたパルプ、ティッシュ、吸収性発泡体、その他のような吸収材の一つ以上の層から形成できる。吸収体については、超吸収物質、すなわちそれ自身の重量の数倍に匹敵する体液を吸収でき、同時にヒドロゲルを生じるポリマー素材を含むものも、よく知られている。そうした超吸収物質は、通常、粒子の形態であるが、繊維、フレーク、粒状体、フィルムとすることもできる。吸収体の二つの部分104,105はまた、補強要素、成形要素、接着手段、その他のような非吸収要素を具備してなることもできる。さまざまなタイプの液体受け多孔質構造体、たとえば繊維詰め物を、おむつ101に組み込むこともできる。特に、脚部105b,cおよび/または舌状部104bの外側縁部122は、折込み部126a,bにおける寸法安定性を向上させるために、有利なことには、補強要素および/または成形要素を具備してなることができる。
第1および第2の吸収部104,105は、有利なことには同種の吸収材を具備してなることができる。これに代えて、第1および第2の吸収部104,105は、特にふん便および尿をそれぞれ受けるよう意図された吸収材を具備してなることができ、これは従来公知である。吸収材はまた、さまざまな液体、たとえば月経液および排出物を受けることができるよう、特に適したものとすることができる。
おむつ101はまた、液体輸送層128を具備してなり、これは、液体透過性カバー層102と吸収体の二つの部分104,105との間に配置される。図示の実施形態では、液体輸送層128は吸収体と同一の形状およびサイズであるが、これはもちろん本発明に関して必須なことではない。液体輸送層128はそれゆえ吸収体よりも小さなあるいは大きなものとすることができ、しかも吸収体の形状とは異なる形状を有することができる。
都合がよいのは、液体透過性カバー層102と吸収体との間の液体輸送層128が吸収体よりも高い空隙率を有すると共に、液体を受けかつそれを吸収体まで届けるのに適した性能を有していることである。液体輸送層128はまた、吸収体に吸収された液体と装着者の身体との間の隔離層を構成し、そしてこれによって再ぬれ(rewetting)、すなわち既に吸収された体液が液体透過性カバー層102を通過して漏れ戻ることが抑止される。一般に、液体輸送層128が熱可塑性要素を具備してなることが好ましく、この熱可塑性要素は、液体輸送層128を液体透過性カバー層102および/または吸収体と一つに接合するのに利用できる。これに関連して、液体輸送層128が安定化層を形成するのが有利であり、この安定化層は、吸収体の第1および第2の部分104,105を互いに固定する。
図2aは、図1のおむつを通る線II‐IIに沿った断面図である。図2においては、液体輸送層128は、第1の吸収部の第1の脚部105b、舌状部104b、そして第1の吸収部の第2の脚部105cにわたって延在している。吸収体の形状は、舌状部104bを液体輸送層128と一つに接合することによって固定される。この接合は適当な方法で、たとえば、接着、縫付けあるいは融着あるいは液体輸送層128内の熱可塑性要素を一緒に融かすことによって実施できる。液体輸送層128は脚部105b,cのみを物理的観点で位置決めし、それゆえ上記脚部105b,cには接合されていない。おむつ101が折込み部126a,bに沿って折り込まれるとき、脚部105b,cはそれゆえ舌状部104bに対して自由に移動可能となる。吸収体を液体不透過性カバー層103と一つに接合することで、あるいは液体輸送層128を排した場合には液体透過性カバー層102と一つに接合することで、おむつの形状を固定することもできる。
図2aに示す吸収体の重要な利点は、排出された液体が液体輸送層128を経て輸送されたとき、一定量の液体が、折込み部126a,bによって形成された、吸収体へと液体を急速輸送するための液体吸入チャネルを経て容易に移動できる、ということである。この液体はまた、折込み部126a,bでおむつ101の縦方向に急速に拡散させることができ、続いて、ぬれる地点よりも、より外側に存在する吸収材の一部分によって吸収される。
図2bは、おむつが装着者の姿勢に従って湾曲させられた際の、図1のおむつを通る線II‐IIに沿った断面を示すものである。図2aに示すおむつの断面と同様、液体輸送層128が示されており、これは、第1の吸収部の第1の脚部105b、舌状部104b、そして第1の吸収部の第2の脚部105cにわたって延在している。図2aに説明したものに対応する様式で、吸収体の形状は、舌状部104bを液体輸送層128と一つに接合することによって固定できる。図2bからわかるように、液体輸送層128は脚部105b,cのみを物理的観点で位置決めし、しかもこの脚部105b,cには接合されていない。おむつ101が折込み部126a,bに沿って折り込まれたとき、脚部105b,cは舌状部104bに対して自由に移動できる。これに関連して、吸収体に液体を急速輸送するための液体吸入チャネルが折込み部126a,bに形成されている。この形成された液体吸入チャネルの幅は、舌状部104bから適当な距離をおいて液体輸送層128を脚部105b,cと一つに接合することによって調節できる。上述したように、吸収体を液体不透過性カバー層103と一つに接合することで、あるいは液体輸送層128を排した場合には液体透過性カバー層102と一つに接合することで、おむつの形状を固定することもできる。
図3に示す吸収体は、図1および図2の吸収体と同じ基本構造を有し、それゆえ、第1の吸収部304と第2の吸収部305とを具備してなる。第1の吸収部304は、大きな自由表面304aおよび本質的にU形の外側縁部322を有する舌状部304bを具備してなる。舌状部304bは図示のように長さtを有する。第2の吸収部305は、大きな自由表面305aを有し、これは延在して二つの脚部305b,cを形成している。吸収体は、第1の吸収部304の自由表面304aが使用時に後部307の一部分を形成するように、そして第2の吸収部305の自由表面305aが前部306の一部分を構成するように設計されている。舌状部304bおよび脚部305b,cは、上記前部および後部の間に存在する股部308の一部分を構成することになる。これに関連して、前部306は、使用時に吸収体において装着者の前方に面するよう意図された部分であり、しかも後部307は、装着者の後方に面する吸収体の一部分である。脚部305b,cは、自由表面305aの方向に延在する内側縁部323を有し、この内側縁部323本質的にU形状を有する。二つの脚部305b,cは、それぞれの脚部の外側端部325b,cに向かって縦方向中心線324に沿って本質的に縦方向に延在している。本質的に縦方向に形成された二つの折込み部326a,bは、それぞれの脚部の外側端部325b,cとそれぞれの基端ポイント327b,cとの間に延在しており、このポイントは、本質的に、脚部の内側縁部323がU形部の湾曲と一つになり始める場所に位置している。各脚部の外側端部325b,cと、対応するそれぞれの基端ポイント327b,cとの間の縦方向の距離は、図では長さlで示される。この折込み部長さlは、図1に示す対応折込み部長さlよりも縦方向に僅かに長いものである。これによって、股部を横切って生じる吸収体の一層際立った折込みがもたらされる。この実施形態でもまた、長さlは、本質的に脚部の長さsに対応する。この実施形態では、舌状部304bの外側縁部322全体は、内側縁部323の全体と共に端から端まで存在するが、これは、折込み部が舌状部のU形部の全体に沿って延在することになる、ということを意味する。さらに際立った折込みは、吸収体の横方向および縦方向の両方に実現されることになり、これによってさらに明確なボウル形状が得られる。より深いボウル形状は、特に、装着者が横になったときでさえ液体を良好に保持するので、有利であることがわかっている。
図3に示す実施形態はまた、吸収体が尿およびふん便を別個に受けるよう構成された場合に特に有利である。第1および第2の吸収部が、図1に示す実施形態におけるよりも互いに一層離間しているので、身体排出物が吸収部間を移動するのが一層困難なものとなる。異なる身体排出物が混じり合ったときに発する臭いは、こうして抑えることができる。
図4に示す吸収体は、図1および図3に示す吸収体と同様、第1の吸収部404および第2の吸収部405を有する。第1の吸収部404はまた、大きな自由表面404a、ならびに本質的にU形の外側縁部422を有する舌状部404bを具備してなる。舌状部404bは図示のように長さtを有する。第2の吸収部405は大きな自由表面405aを有し、これは延在して二つの脚部405b,cとなっている。図1および図3に示す吸収体とは対照的に、この実施形態では、吸収体は、第1の吸収部404の自由表面404aが使用時に前部406の一部を構成し、第2の吸収部405の自由表面405aが後部407の一部を構成するように配置されている。舌状部404bおよび脚部405b,cは、上記前部および後部の間に存在する股部408の一部分を構成することになる。これに関連して、前部406は、吸収具の使用時、装着者の前方に面するよう意図された吸収体の一部分であり、一方、後部407は装着者の後方に面する吸収体の一部分である。脚部405b,cはまた、自由表面405aの方向に延在する内側縁部423を有し、この内側縁部423は本質的にU形状を有する。二つの脚部405b,cは、それぞれの脚部の外側端部425b,cに向かって縦方向中心線424に沿って本質的に縦方向に延在している。本質的に縦方向に形成された二つの折込み部426a,bは、それぞれの脚部の外側端部425b,cとそれぞれの基端ポイント427b,cとの間で長さlに沿って、そしてさらにU形部に沿った内側縁部423の全体に沿って延在している。この実施形態では、長さlは、本質的に脚部の長さsと一致する。この実施形態では、舌状部404bの外側縁部422の全体は、内側縁部423の全体から約5mmの距離を置いて固定されており、これは、折込み部が舌状部404bのU形部の全体に沿って延在するようになることを意味する。さらに一層際立った折込みが、吸収体の横方向および縦方向の両方において実現され、これによって一層明確なボウル形状が得られる。
この実施形態の一つの利点は、吸収材の存在しないスペース429が舌状部404bと各脚部405b,cとの間に提供されることである。この吸収材の存在しないスペースは、特に大量の液が短時間に放出された場合にチャネルとして機能するので有益である。上述したように、液体をこの吸収材の存在しないスペース内に急速に捉えることができ、液体は続いて周囲の吸収材に吸収される。この実施形態の利点はまた、一度ぬれた後、すなわち、既にぬれており、しかも液体吸収によって膨脹しているであろうコア部の吸収材に、さらなる放出液体を分散させなければならない場合に引き続いてぬれる時に、さらに一層明白なものとなる。図示の実施形態では、このスペース429には吸収材が存在しない。だが、このスペース429を、多孔性材、たとえば詰め物あるいは発泡体で完全に、あるいは部分的に満たすことも考えられる。
図4に示す実施形態は、吸収体が尿およびふん便を別個に受けるよう構成される場合に有利である。第1および第2の吸収部が、図1および図3の実施形態と比べて、互いに完全に分離されているので、異なる身体排出物は吸収部間を移動できない。それゆえ、異なる身体放出物が混じり合ったときに生じる臭いを完全に抑えることができる。尿およびふん便物のこうした混合物は、肌への作用が続いている限り、特に肌を刺激するので、こうした不快な作用を回避することができる。これに関して、前部406内への第1の吸収部404の配置は特に有益である。なぜなら、舌状部404bには、ぬれ範囲が第1の吸収部404内に含まれるような寸法を付与できるからである。
図4の吸収体をおむつに使用した場合、おむつは、装着者からの圧力により、装着者の身体と密着することが可能である。これに関連して、隔離層が液体透過性カバー層と吸収体404との間に適切に配置される。吸収材の存在しないスペース429に入った液体が押し戻されて、再ぬれとして知られる現象が生じるリスクが、こうして低減される。
以上、本発明をおむつに関連付けて説明してきたが、失禁シールド、衛生タオルおよびパンティライナーなどの吸収具に本発明を応用することも、もちろん可能である。
本発明による、おむつを示す図である。 本発明の第1実施形態による図1のおむつを通る線II‐IIに沿った断面図である。 装着状態にある図1のおむつを通る線II‐IIに沿った断面図である。 本発明による吸収体を示す図である。 本発明による別な吸収体を示す図である。
符号の説明
101 おむつ
102 第1の液体透過性カバー層
103 第2の液体不透過性カバー層
104 第1の吸収部
104a 自由表面
104b 舌状部
105 第2の吸収部
105a 自由表面
105b,c 脚部
106 前部
107 後部
108 中間股部
109,110 側縁部
111 前縁部
112 後縁部
117,118 テープフラップ
119 受け領域
120,121 弾性要素
122 外側縁部
123 内側縁部
124 縦方向中心線
125b,c 外側端部
126a,b 折込み部
127b,c 基端ポイント
128 液体輸送層
304 第1の吸収部
304a 自由表面
304b 舌状部
305 第2の吸収部
305a 自由表面
305b,c 脚部
306 前部
307 後部
308 股部
322 外側縁部
323 内側縁部
324 縦方向中心線
325b,c 外側端部
326a,b 折込み部
327b,c 基端ポイント
404 第1の吸収部
404a 自由表面
404b 舌状部
405 第2の吸収部
405a 自由表面
405b,c 脚部
406 前部
407 後部
408 股部
422 外側縁部
423 内側縁部
424 縦方向中心線
425b,c 外側端部
426a,b 折込み部
427b,c 基端ポイント
429 吸収材の存在しないスペース

Claims (20)

  1. 縦方向および横方向を持ち、かつカバー内に封入されてなると共に少なくとも一つの吸収層を具備してなる吸収体を備えた吸収具であって、前記カバーは、液体透過面(102)と液体不透過面(103)とを有するものであり、
    前記吸収体は第2の吸収部(105,305,405)を具備してなり、この第2の吸収部(105,305,405)は第1の吸収部(104,304,404)から分離した状態で縦方向に配置されており、前記第1の吸収部(104,304,404)は、前記第2の吸収部(105,305,405)の本質的に縦方向に延在する二つの脚部(105b,c;305b,c;405b,c)間に配置されるよう意図された舌状部(104b,304b,404b)を有し、これによって、前記第1の吸収部(104,304,404)の前記舌状部(104b,304b,404b)と、前記第2の吸収部(105,305,405)の少なくとも各脚部(105b,c;305b,c;405b,c)との間において、前記吸収体には、折込み部(126a,b;326a,b;426a,b)が形成されるようになっており、
    二つの端部(106,306,406;107,307,407)と、この端部(106,306,406;107,307,407)間に配されかつ前記端部(106,306,406;107,307,407)よりも横方向の長さが短いものである股部(108,308,408)とを有すると共に、前記吸収体の前記折込み部(126a,b;326a,b;426a,b)は少なくとも主に前記股部(108,308,408)に配置されており、
    前記第1の吸収部(104,304,404)の前記舌状部(104b,304b,404b)は、前記第2の吸収部(105,305,405)の少なくとも一部と重なり合っていることを特徴とする吸収具。
  2. 前記第2の吸収部(105,305,405)の縦方向に延在する前記二つの脚部(105b,c;305b,c;405b,c)は、3〜30cmの長さsを有することを特徴とする請求項1に記載の吸収具。
  3. 前記第1の吸収部(104,304,404)の前記舌状部(104b,304b,404b)は、3〜30cmの長さtを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の吸収具。
  4. 前記脚部(105b,c;305b,c;405b,c)の少なくとも外側部分において前記第1の吸収部(104,304,404)の前記舌状部(104b,304b,404b)と前記第2の吸収部(105,305,405)の各脚部(105b,c;305b,c;405b,c)との間には、0〜20mmの距離が存在することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の吸収具。
  5. 前記第1の吸収部(104,304,404)は、前記第2の吸収部(105,305,405)に対して、安定化手段によって、所定ポジションにおいて固着されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の吸収具。
  6. 前記安定化手段は、前記第1の吸収部(104,304,404)および前記第2の吸収部(105,305,405)に対して堅固に結合された安定化層であることを特徴とする請求項5に記載の吸収具。
  7. 前記安定化層は、前記第1の吸収部(104,304,404)および前記第2の吸収部(105,305,405)と、前記カバーの前記液体透過面(102)との間に隔離層を形成しているか、あるいは前記安定化層は、前記カバーの前記液体透過面(102)から、および/または前記カバーの前記液体不透過面(103)から、あるいはカバー層(102,103)の両方からなることを特徴とする請求項6に記載の吸収具。
  8. 前記第1の吸収部(104,304,404)は吸収具の後方端部(107,307,407)に配置された後方吸収部であり、これは使用時、装着者の後方に面するよう意図されており、かつ前記第2の吸収部(105,305,405)は吸収具の前方端部(106,306,406)に配置された前方吸収部であり、これは使用時、装着者の前方に面するよう意図されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の吸収具。
  9. 前記第1の吸収部(104,304,404)は吸収具の前方端部(106,306,406)に配置された前方吸収部であり、これは使用時、装着者の前方に面するよう意図されており、かつ前記第2の吸収部(105,305,405)は吸収具の後方端部(107,307,407)に配置された後方吸収部であり、これは使用時、装着者の後方に面するよう意図されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の吸収具。
  10. 前記前方吸収部は、尿および/または月経液および排出物のような他の粘性液体を受けるよう意図された吸収材を具備してなることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の吸収具。
  11. 前記後方吸収部は、ふん便および/または月経液および排出物のような他の粘性液体を受けるよう意図された吸収材を具備してなることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の吸収具。
  12. 前記第2の吸収部(105,305,405)の前記脚部(105b,c;305b,c;405b,c)の内側縁部はU形縁部を形成するよう中心線に向かって寄り集まり、このU形縁部は前記第1の吸収部(104,304,404)の前記舌状部(104b,304b,404b)の外側縁部と共に本質的に端から端まで延在していることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の吸収具。
  13. 前記第2の吸収部(105,305,405)の前記U形縁部と前記第1の吸収部(104,304,404)の前記舌状部(104b,304b,404b)との間には、1〜20mmの距離が、前記舌状部(104b,304b,404b)全体に沿って存在することを特徴とする請求項12に記載の吸収具。
  14. 前記第1の吸収部(104,304,404)の前記舌状部(104b,304b,404b)は前記第2の吸収部(105,305,405)の一部と重なり合っており、これによって二重の層が、少なくとも吸収具のぬれ区域に対応する領域に形成されていることを特徴とする請求項13に記載の吸収具。
  15. 請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の吸収具において使用するための吸収体を製造する方法であって、
    前記吸収体を、舌状部(104b,304b,404b)を備える形状となった第1の吸収部(104,304,404)と、縦方向に延在する二つの脚部(105b,c;305b,c;405b,c)を備える形状となった第2の吸収部(105,305,405)とによって形成し、かつ、前記第1の吸収部(104,304,404)を前記第2の吸収部(105,305,405)に隣接して縦方向に分離状態で位置決めすると共に変位させ、これによって前記第1の吸収部(104,304,404)の前記舌状部(104b,304b,404b)を、前記第2の吸収部(105,305,405)上で本質的に縦方向に延在する二つの前記脚部(105b,c;305b,c;405b,c)間に完全にあるいは部分的に配置し、続いて折込み部(126a,b;326a,b;426a,b)を、前記第1の吸収部(104,304,404)の前記舌状部(104b,304b,404b)と前記第2の吸収部(105,305,405)の少なくとも各脚部(105b,c;305b,c;405b,c)との間で前記吸収体に形成することを特徴とする吸収体製造方法。
  16. 前記第2の吸収部(105,305,405)の前記脚部(105b,c;305b,c;405b,c)は内側縁部を具備してなり、前記第1の吸収部(104,304,404)の前記舌状部(104b,304b,404b)は外側縁部を具備してなり、前記第2の吸収部(105,305,405)の前記脚部(105b,c;305b,c;405b,c)の前記内側縁部の少なくとも一部を、前記舌状部(104b,304b,404b)の前記外側縁部と共に端から端まで配置することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の吸収部(104,304,404)を前記第2の吸収部(105,305,405)に接触させ、これによって、前記第1の吸収部(104,304,404)の前記舌状部(104b,304b,404b)を、前記第2の吸収部(105,305,405)の少なくとも一部と重ね合わせることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1の吸収部(104,304,404)および前記第2の吸収部(105,305,405)を互いに配置した後、前記吸収体の形状を、安定化層を用いて前記吸収体を一つに接合することによって固定することを特徴とする請求項15ないし請求項17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記第1の吸収部(104,304,404)および前記第2の吸収部(105,305,405)を互いに配置した後、前記吸収体の形状を、吸収具が含む層に対して前記吸収体が含む接着手段を活性化させることによって固定することを特徴とする請求項15ないし請求項17のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記接着手段は熱可塑性ファイバーを具備してなると共に、前記吸収体の形状を、この吸収体を加熱し、続いて冷却することによって安定させることを特徴とする請求項19に記載の方法。
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