JP4907278B2 - 分岐管の閉塞装置 - Google Patents

分岐管の閉塞装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4907278B2
JP4907278B2 JP2006252396A JP2006252396A JP4907278B2 JP 4907278 B2 JP4907278 B2 JP 4907278B2 JP 2006252396 A JP2006252396 A JP 2006252396A JP 2006252396 A JP2006252396 A JP 2006252396A JP 4907278 B2 JP4907278 B2 JP 4907278B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
branch
rotation
branch pipe
locking
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006252396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008075675A (ja
Inventor
猛文 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosmo Koki Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cosmo Koki Co Ltd filed Critical Cosmo Koki Co Ltd
Priority to JP2006252396A priority Critical patent/JP4907278B2/ja
Publication of JP2008075675A publication Critical patent/JP2008075675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4907278B2 publication Critical patent/JP4907278B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)

Description

本発明は、流体管に穿設された分岐口と連通する分岐管内に挿入され、この分岐管内を閉塞する分岐管の閉塞装置に関する。
従来の分岐管の閉塞装置は、挿入方向に形成された回動軸周りに回動可能な回動部と、この回動部の外周側に配置され分岐管の内面と当接して閉塞可能な閉塞部と、回動部の先端側において分岐口の径よりも小寸若しくは大寸に伸縮可能に成るように、バネ体により構成された係止部とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来の閉塞装置は、上記した回動部及び閉塞部と、分岐口の径よりも小寸若しくは大寸に伸縮可能に成るように、複数のアームを節点にて係合したリンク体により構成された係止部とを備えているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−82852号公報(第4頁、第6図) 特公平7−81669号公報(第5頁、第1図)
しかしながら、特許文献1にあっては、係止部がバネ体により構成されているため、構造が複雑になるばかりか、係止部を分岐口の径より大寸に拡径する際に、バネ体の付勢力に抗して回動部を回動する必要があった。
また、特許文献2にあっては、係止部がリンク体により構成されているため、構造が複雑になるばかりか、係止部を分岐口の径より大寸に拡径する際に、複数のアームを所定の方向に屈折できない場合があり、係止部が確実に拡径されない虞が生じていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、シンプルな構造で簡便且つ確実に分岐口の径方向に伸縮できる係止部を備えた分岐管の閉塞装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の分岐管の閉塞装置は、
既設管に穿設された分岐口と連通する分岐管内に挿入され、該分岐管内を閉塞する分岐管の閉塞装置であって、
挿入方向に形成された回動軸周りに回動可能な回動部と、該回動部の外周側に配置され前記分岐管の内面と当接して閉塞可能な閉塞部と、前記回動部の先端側において回動可能となるように基端が前記回動部に軸支された係止部とを備え、
前記係止部の下面視両側方に、ガイド部が径方向に延設されており、前記基端が前記回動部に軸支された係止部は、前記回動部の回動により前記ガイド部に沿って案内されることで、前記回動部の回動中心から前記係止部の先端までの係止寸が前記分岐口の半径より小寸の縮径状態と、前記係止寸が前記分岐口の半径より大寸の拡径状態とに、径方向に伸縮可能に構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、前記基端が前記回動部に軸支された係止部が、縮径状態において閉塞装置を分岐管内に挿入した後に、回動部の回動により係止部をガイド部に沿って案内し、分岐口より大径の拡径状態として、分岐口が穿設された既設管の内周面に係止部を当接させることで、閉塞装置の挿入方向の位置決め若しくは戻り防止して、閉塞部による分岐管の閉塞が可能となるため、特段のバネ等の付勢手段を用いることなく、シンプルな構造で係止部を簡便且つ確実に分岐口の径方向に伸縮できる。
本発明の請求項2に記載の分岐管の閉塞装置は、請求項1に記載の分岐管の閉塞装置であって、
前記ガイド部は、前記拡径状態の前記係止部を両側方から挟持するように、所定の間隙寸を有して延設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、係止部を両側方から挟持するように延設されたガイド部により係止部の回動を規制することで、拡径状態において不測の外力等により係止部が回動してしまうことなく、分岐口より大径に維持されるため、閉塞装置の挿入方向の位置決め若しくは戻り防止を確実にできる。
本発明の請求項3に記載の分岐管の閉塞装置は、請求項2に記載の分岐管の閉塞装置であって、
前記ガイド部は、径方向に前記回動部の近方から遠方に向かって、前記間隙寸が漸次短く成るように延設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、回動部の近方から遠方に向かって、間隙寸が漸次短く成るように延設されたガイド部を利用して、係止部を回動部の回動により、縮径状態から拡径状態に向かってを円滑に案内するとともに、拡径状態において係止部の回動を規制できる。
本発明の請求項4に記載の分岐管の閉塞装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の分岐管の閉塞装置であって、
前記係止部は、前記回動部の回動軸を対称として一対に前記回動部に軸支されていることを特徴としている。
この特徴によれば、回動部の回動軸を対称として一対に軸支された係止部が、拡径状態において、分岐口が穿設された既設管の内周面にバランスよく当接するため、閉塞装置の挿入方向が分岐口に対しずれることなく位置決めできる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、地中に埋設された既設管の分岐接続管に副弁が取り付けられた状態を示す正面図である。図2は、フランジにナイフゲート装置が取り付けられた状態を示す正面図である。図3は、分岐接続管に置きコマ装置が取り付けられた状態を示す部分縦断正面図である。図4は、ナイフゲート装置をフランジに取り付けた状態を示す部分縦断正面図である。図5は、下部止水板をフランジに取り付けた状態を示す部分縦断正面図である。図6は、置きコマ装置を分岐接続管に取り付けた状態を示す部分縦断正面図である。図7は、置きコマ装置を分岐接続管の内方に挿入した状態を示す部分縦断正面図である。図8(a)は、係止部の縮径状態を示す下面図であり、(b)は、係止部の拡径状態を示す下面図である。図9は、置きコマ装置により分岐接続管を閉塞した状態を示す縦断正面図である。
図1の符号1は、地中に埋設された既設管であり、この既設管1の上部には、コンクリート壁2によって囲まれた作業用穴3が形成されるとともに、この作業用穴3の上部には、作業者の進入用及び装置類の搬入用のマンホール穴4が形成されている。尚、作業用穴3の内径は上方に行くに従い次第に小さくなっているとともに、マンホール穴4の内径は作業用穴3の内径よりも小さくなっている。
図1に示すように、既設管1の上部には、分岐部5が形成されており、分岐部5には、分岐管としての分岐接続管6が形成された蓋体7が取り付けられている。この分岐接続管6の上端部には、本実施例における管接続部材としての副弁8が取り付けられるとともに、副弁8の上端部には、空気弁9が取り付けられている。尚、分岐接続管6と副弁8と空気弁9との間には、止水パッキンが配置されるとともに、各々の端部に形成されたフランジ14、15、16、17同士がボルト18、19及びナット20、21によって連結されている。
副弁8には、その内部に設けられた弁体(図示略)を開閉操作するための取手22が設けられており、この副弁8を閉じた状態にすれば、既設管1の不断流状態を維持しながら空気弁9を交換することができる。しかし、長年の使用により副弁8が老朽化した場合などには、副弁8の開閉操作が行い難くなる場合があり、その際には副弁8自体の交換作業を行う必要がある。
図2に示すように、既設管1の不断流状態を維持しながら副弁8の取外作業を行う際には、分岐接続管6と副弁8とに設けられた両フランジ14、15、すなわち分岐接続管6と副弁8との連結部に弁装置23を取り付けるようになっている。この弁装置23は、上部止水板24とナイフゲート装置25と下部止水板26とで構成されている。
次に、既設管1の不断流状態を維持しながら分岐接続管6に取り付けられた副弁8を取り外す際の弁装置23の使用例を説明する。
先ず図4に示すように、副弁8のフランジ15と分岐接続管6のフランジ14とを連結している複数組の既存のボルト18とナット20(図1参照)を1組づつ作業ボルト59と袋ナット60に交換していく。尚、ボルト18とナット20は1組づつ交換されるため、フランジ14、15同士の間から多量の水が流出することを防止しつつ、全てのボルト18とナット20を作業ボルト59と袋ナット60とに交換できる。既設されたボルト18とナット20は長年の使用により錆等が発生して回動し難くなっているため、新たに作業ボルト59と袋ナット60とに交換することで副弁8の取外作業を行い易くなる。
尚、袋ナット60には、副弁8のフランジ15との接合面に止水パッキンが設けられている。そのため作業ボルト59の先端部及び作業ボルト59が挿通されたフランジ15の挿通孔62は、袋ナット60により水密に覆われる。そして、マンホール穴4から2つに分割された上部止水板24を搬入し、各々の上部止水板24を副弁8のフランジ15の外周に取り付ける。
また、上部止水板24は、押付片32が袋ナット60に係合される位置に取り付けられ、袋ナット60は押付片32によってフランジ15の上面に上方から押し付けられた状態で配置される。また、上部止水板24の下面側に形成された垂下片33は、フランジ15の外周面を覆うように配置される。更に、分割された上部止水板24の図示しない緊締部同士を当接させてボルト・ナットにより水密に連結する。
ナイフゲート装置25のケース体34は、2つに分割された状態でマンホール穴4から搬入される。作業者は、フランジ14、15の外周と略同径の孔部を成すケース体34の切欠部40を、フランジ14、15の外周を覆うように配置し、分割されたケース体34の図示しない緊締部同士を当接させてボルト・ナットにより水密に連結する。そして、ケース体34の上面に突設された埋込ボルト41を上部止水板24の挿通孔31に挿通し、埋込ボルト41の先端部にナット42が螺合されることで、ケース体34は上部止水板24に吊り下げられた状態で連結される。
次に、2枚の弁体35、35を各々のケース体34の側面に開口されたスリット孔45から弁体35をケース体34内に挿入するとともに、弁体35の外端部の屈曲片47に設けられた挿通孔(図示略)内に弁軸44を挿通させ、弁軸44の先端部に操作ナット48を螺合する。尚、スリット孔45に挿入された弁体35の内端部は、上部止水板24の垂下片33に当接される。ケース体34及び弁体35を別々にマンホール穴4から搬入することで、ナイフゲート装置25の搬入作業が行い易くなっている。
図5に示すように、2つに分割された状態の下部止水板26を分岐接続管6のフランジ14に下方から取り付け、分割された下部止水板26の図示しない緊締部同士を当接させてボルト・ナットにより水密に連結する。
尚、下部止水板26は、ソケット部材56がフランジ14に取り付けられた作業ボルト59のボルト頭に嵌合する位置に取り付けられ、ソケット部材56が作業ボルト59を水密に覆うようになっている。そして、下部止水板26の挿通孔55に挿通されたボルト54が、ケース体34のナット部43に螺合されることで、下部止水板26はケース体34に吊り下げられた状態で連結される。また、下部止水板26の下面と蓋体7の上面との間には、固定用ジャッキ68が設けられるようになっており、この固定用ジャッキ68によって下部止水板26が上下動しないように固定される。
次に、作業者は下部止水板26のソケット部材56の操作部57にスパナ等を嵌合させて、ソケット部材56を回転させることで作業ボルト59を回動させる。袋ナット60は上部止水板24の押付片32に係合されているため、ソケット部材56が回動されると、作業ボルト59の先端部が袋ナット60から取り外される。袋ナット60から取り外された作業ボルト59は、ソケット部材56の下部まで落ちるようになっている。
次に、ケース体34の埋込ボルト41に螺合されているナット42を緩めると、分岐接続管6及び副弁8との間から既設管1内の水が流出し始める。流出した水は、上部止水板24とケース体34と下部止水板26とで囲まれた領域内を満たすようになり、該領域内の水圧の上昇により、副弁8のフランジ15が上方に押し上げられて、副弁8が分岐接続管6から離間される。
そして、副弁8の上昇とともに、上部止水板24が上昇され、上部止水板24の垂下片33によって閉鎖されていたスリット孔45の内側が開口され、弁体35がスリット孔45からケース体34の内方に挿入できるようになる。そして、副弁8と分岐接続管6との間に所定幅の間隙が形成された状態で、作業者は弁軸44の操作ナット48を回動させて弁体35を左右両側方からケース体34内部に径方向に押し込でいく。
尚、左右方向からケース体34内部に挿入された弁体35、35同士は、その内端部に設けられた止水パッキン46、46同士が当接されるようになっている。この2つの弁体35によってケース体34内部は、副弁8側及び分岐接続管6側の上下2つに区切られるようになっており、分岐接続管6から副弁8側への水流が止められる。
図6に示すように、分岐接続管6の止水がされた状態で、ケース体34の埋込ボルト41に螺合されたナット42を取り外し、上部止水板24をケース体34から取り外すとともに、空気弁9と副弁8を取り外す。そして、ケース体34に密封ケース69で囲まれた本実施例の閉塞装置としての置きコマ装置70を取り付ける。
図3及び図6に示すように、置きコマ装置70は、密封ケース69により水密に覆われており、密封ケース69はその下端部に埋込ボルト41に連結された合いフランジ71が取り付けられている。この合いフランジ71を介して密封ケース69はケース体34に取り付けられる。尚、ケース体34と合いフランジ71と密封ケース69とで囲まれた領域は水密に密封される。
置きコマ装置70は、爪拡張軸73と連結された回動軸C周りに回動可能な回動部としてのスピンドル72と、固定軸75と連結されたスリーブ74と、ラチェットレンチ77と連結されたケースパイプ76とを備えており、回動軸Cと同軸に内側からスピンドル72、スリーブ74、ケースパイプ76の順に設けられている。スピンドル72は、その下端部において係止部としての置きコマ用爪78へと繋がっているとともに、スリーブ74は後述のように分岐接続管6の内面と当接して閉塞可能な閉塞部としての置きコマ用ゴム79を押圧する押圧体80へと繋がっている。作業者は、置きコマ装置70の上端部に設けられた爪拡張軸73、ラチェットレンチ77を操作することで、後述のように置きコマ用ゴム79や置きコマ用爪78を操作できるようになっている。
図8(a)、(b)に示されるように、スピンドル72の下端部には、スピンドル72と一体に回動する円形の回動板72aが構成されるとともに、回動軸Cを対称として一対となるように、2つの置きコマ用爪78、78は、その基端が夫々止めネジ82、82により回動板72aに軸支されている。また、夫々の置きコマ用爪78の下面視両側方には、スリーブ74の下端部を構成する支持体81と一体のガイド部83、83が、径方向に延設されており、置きコマ用爪78は、スピンドル72の回動によりガイド部83に沿って案内されることで、スピンドル72の回動中心から置きコマ用爪78の先端までの係止寸aが分岐口の半径rより小寸の縮径状態(図8(a)参照)と、係止寸a’が分岐口の半径rより大寸の拡径状態(図8(b)参照)とに、径方向に伸縮可能に構成されている。
また、ガイド部83、83は、拡径状態の置きコマ用爪78を両側方から挟持するように、所定の間隙寸bを有して延設されている。尚、ガイド部は、拡径状態の係止部を両側方から挟持していれば、必ずしも本実施例のように、別体からなる2つのガイド部83、83で構成されるものに限られず、例えば、所定の間隙寸を有する内空部を備えたダクト形状のガイド部が径方向に延設されており、該内空部にガイド部を挿通するとともに、該内空部により拡径状態の係止部を両側方から挟持していてもよい。
更に、ガイド部83、83は、径方向にスピンドル72の近方から遠方に向かって、間隙寸bが漸次短く成るように、置きコマ用爪78の両側方に略対称に延設されている。
次に、置きコマ装置70の動作について説明すると、図7に示されるように、ナイフゲート装置25の両弁体35を弁軸44の操作ナット48a、48aを回動することで、互いに左右方向に離間させて開放する。分岐接続管6から流れ出る水は、密封ケース69内に流入されるが、ケース体34と合いフランジ71と密封ケース69とで囲まれた領域は水密に密封されているため、外部に流出されないようになっている。そして、置きコマ装置70の置きコマ用ゴム79を分岐接続管6の内部に向けて挿入する。
図9に示されるように、置きコマ用ゴム79を分岐接続管6内部に挿入し、先端側の置きコマ用爪78が分岐口10より内方に進入した後、爪拡張軸73を回転操作することで置きコマ用爪78を拡張させると、置きコマ用爪78が蓋体7の内面7aに係止される。ここで、置きコマ用爪78を拡張させた状態に保持する図示しない回動規制部が、スピンドル72上部の爪拡張軸73側に設けられており、前記回動規制部を所定に作動させて、後述する分岐接続管6の閉塞の際に、置きコマ用爪78を拡張させた状態に保持する。そして、置きコマ用爪78が蓋体7の内面7aに係止された状態で、固定軸75を固定しつつ、ラチェットレンチ77を回転操作すると、押圧体80が支持体81に対して相対的に近づくように下方に下がり、押圧体80と支持体81との間に挟み込まれた置きコマ用ゴム79が径方向に膨出して、分岐接続管6の内周面6aに当接し、置きコマ用ゴム79によって分岐接続管6が閉塞される。
置きコマ用ゴム79による分岐接続管6の閉塞後に、ナイフゲート装置25及び下部止水板26を分岐接続管6から取り外す。尚、爪拡張軸73、固定軸75、ラチェットレンチ77は着脱自在となっており、この爪拡張軸73、固定軸75、ラチェットレンチ77を取り外すことで、密封ケース69を上方に移動させて置きコマ装置70から取り外すことができる。そして、分岐接続管6には、例えば、新しい副弁や空気弁を取り付けられるようになる。
以上、本実施例の置きコマ装置70によれば、置きコマ用爪78の外方に、ガイド部83が径方向に延設されており、置きコマ用爪78は、スピンドル72の回動によりガイド部83に沿って案内されることで、スピンドル72の回動中心から置きコマ用爪78の先端までの係止寸aが分岐口10の半径より小寸の縮径状態と、係止寸a’が分岐口10の半径より大寸の拡径状態とに、径方向に伸縮可能に構成されており、このようにすることで、置きコマ用爪78が、縮径状態において置きコマ装置70を分岐接続管6内に挿入した後に、スピンドル72の回動により置きコマ用爪78をガイド部83に沿って案内し、分岐口10より大径の拡径状態として、分岐口10が穿設された既設管の内周面に置きコマ用爪78を当接させることで、置きコマ装置70の挿入方向の位置決め若しくは戻り防止して、置きコマ用ゴム79による分岐管の閉塞が可能となるため、特段のバネ等の付勢手段を用いることなく、シンプルな構造で置きコマ用爪78を簡便且つ確実に分岐口10の径方向に伸縮できる。
ガイド部83は、拡径状態の置きコマ用爪78を両側方から挟持するように、所定の間隙寸bを有して延設されており、このようにすることで、置きコマ用爪78を両側方から挟持するように延設されたガイド部83により置きコマ用爪78の回動を規制することで、拡径状態において不測の外力等により置きコマ用爪78が回動してしまうことなく、分岐口10より大径に維持されるため、置きコマ装置70の挿入方向の位置決め若しくは戻り防止を確実にできる。
また、ガイド部83は、径方向にスピンドル72の近方から遠方に向かって、間隙寸bが漸次短く成るように延設されており、このようにすることで、スピンドル72の近方から遠方に向かって、間隙寸bが漸次短く成るように延設されたガイド部83を利用して、置きコマ用爪78をスピンドル72の回動により、縮径状態から拡径状態に向かってを円滑に案内するとともに、拡径状態において置きコマ用爪78の回動を規制できる。
更に、置きコマ用爪78は、スピンドル72の回動軸Cを対称として一対にスピンドル72に軸支されており、このようにすることで、スピンドル72の回動軸Cを対称として一対に軸支された置きコマ用爪78が、拡径状態において、分岐口10が穿設された既設管の内周面にバランスよく当接するため、置きコマ装置70の挿入方向が分岐口10に対しずれることなく位置決めできる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、副弁8の取外作業を行う際に、分岐接続管6と副弁8との連結部に取付ける弁装置23は、径方向に分割構造を有する弁体35、35を備え、左右両方向に開閉するナイフゲート装置25を構成しているが、ナイフゲート装置の構造は、例えば、単一の弁体を備える公知のナイフゲート装置であってもよい。また、特段にナイフゲート装置を構成せず、例えば既存の副弁の開閉を利用して、置きコマ装置を取付けてもよい。その他、弁装置の詳細な構造については上記実施例に限られず、分岐管と接続部品との連結部に取付けられ、この連結部を水密に開閉できるものであれば、他の公知の弁装置でもよい。
また、上記実施例では、空気弁9の下方に取付けられた副弁8の交換作業に際し、上述した弁装置23ないし置きコマ装置70が取付けられているが、既設管と連通する分岐管を介して接続された付属部品であれば、必ずしも副弁8に限られるものではなく、例えば、分岐接続管6に直接に接続された空気弁であってもよいし、また圧力ゲージ等であってもよい。
また、上記実施例では、係止部としての置きコマ用爪78は、回動部としてのスピンドル72の回動軸Cを対称として一対にスピンドル72に軸支されているが、係止部の個数及び配置については、必ずしも回動軸を対称として一対であるものに限られず、所定間隔に3個以上の係止部が設けられていてもよい。
更に、上記実施例では、ガイド部83、83は、径方向にスピンドル72の近方から遠方に向かって、間隙寸bが漸次短く成るように、置きコマ用爪78の両側方に略対称に延設されているが、例えば、置きコマ用爪の一方側のガイド部が、径方向にスピンドルの近方から遠方に向かって、置きコマ用爪に接近するようにテーパ状に延設されているとともに、置きコマ用爪の他方側のガイド部が、径方向にスピンドルの近方から遠方に向かって、伸縮する置きコマ用爪と略平行に延設されており、即ち、両側方のガイド部が、置きコマ用爪に対し非対称に延設されていてもよい。このようにすることで、置きコマ用爪が、前記一方側のガイド部を利用して伸縮可能とするとともに、前記他方側のガイド部を壁面として利用して、拡張した状態を維持するようにしてもよい。
地中に埋設された既設管の分岐接続管に副弁が取り付けられた状態を示す正面図である。 フランジにナイフゲート装置が取り付けられた状態を示す正面図である。 分岐接続管に置きコマ装置が取り付けられた状態を示す部分縦断正面図である。 ナイフゲート装置をフランジに取り付けた状態を示す部分縦断正面図である。 下部止水板をフランジに取り付けた状態を示す部分縦断正面図である。 置きコマ装置を分岐接続管に取り付けた状態を示す部分縦断正面図である。 置きコマ装置を分岐接続管の内方に挿入した状態を示す部分縦断正面図である。 (a)は、係止部の縮径状態を示す下面図であり、(b)は、係止部の拡径状態を示す下面図である。 置きコマ装置により分岐接続管を閉塞した状態を示す縦断正面図である。
符号の説明
1 既設管
2 コンクリート壁
3 作業用穴
4 マンホール穴
5 分岐部
6 分岐接続管(分岐管)
6a 内周面
7 蓋体
7a 内面
8 副弁
9 空気弁
10 分岐口
14、15 フランジ
16、17 フランジ
18、19 ボルト
20、21 ナット
22 取手
23 弁装置
24 上部止水板
25 ナイフゲート装置
26 下部止水板
28 挿通孔
31 挿通孔
32 押付片
33 垂下片
34 ケース体
35 弁体
40 切欠部
41 埋込ボルト
42 ナット
43 ナット部
44 弁軸
45 スリット孔
46 止水パッキン
47 屈曲片
48、48a 操作ナット
54 ボルト
55 挿通孔
56 ソケット部材
57 操作部
59 作業ボルト
60 袋ナット
62 挿通孔
68 固定用ジャッキ
69 密封ケース
70 置きコマ装置(閉塞装置)
71 合いフランジ
72 スピンドル(回動部)
72a 回動板
73 爪拡張軸
74 スリーブ
75 固定軸
76 ケースパイプ
77 ラチェットレンチ
78 置きコマ用爪(係止部)
79 置きコマ用ゴム(閉塞部)
80 押圧体
81 支持体
82 止めネジ
83 ガイド部

Claims (4)

  1. 既設管に穿設された分岐口と連通する分岐管内に挿入され、該分岐管内を閉塞する分岐管の閉塞装置であって、
    挿入方向に形成された回動軸周りに回動可能な回動部と、該回動部の外周側に配置され前記分岐管の内面と当接して閉塞可能な閉塞部と、前記回動部の先端側において回動可能となるように基端が前記回動部に軸支された係止部とを備え、
    前記係止部の下面視両側方に、ガイド部が径方向に延設されており、前記基端が前記回動部に軸支された係止部は、前記回動部の回動により前記ガイド部に沿って案内されることで、前記回動部の回動中心から前記係止部の先端までの係止寸が前記分岐口の半径より小寸の縮径状態と、前記係止寸が前記分岐口の半径より大寸の拡径状態とに、径方向に伸縮可能に構成されていることを特徴とする分岐管の閉塞装置。
  2. 前記ガイド部は、前記拡径状態の前記係止部を両側方から挟持するように、所定の間隙寸を有して延設されていることを特徴とする請求項1に記載の分岐管の閉塞装置。
  3. 前記ガイド部は、径方向に前記回動部の近方から遠方に向かって、前記間隙寸が漸次短く成るように延設されていることを特徴とする請求項2に記載の分岐管の閉塞装置。
  4. 前記係止部は、前記回動部の回動軸を対称として一対に前記回動部に軸支されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の分岐管の閉塞装置。
JP2006252396A 2006-09-19 2006-09-19 分岐管の閉塞装置 Active JP4907278B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006252396A JP4907278B2 (ja) 2006-09-19 2006-09-19 分岐管の閉塞装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006252396A JP4907278B2 (ja) 2006-09-19 2006-09-19 分岐管の閉塞装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008075675A JP2008075675A (ja) 2008-04-03
JP4907278B2 true JP4907278B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=39347977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006252396A Active JP4907278B2 (ja) 2006-09-19 2006-09-19 分岐管の閉塞装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4907278B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5900801B2 (ja) * 2012-07-31 2016-04-06 岡山市 仕切弁の弁蓋撤去工法及び仕切弁

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0335395A (ja) * 1989-06-30 1991-02-15 Tokyo Electric Co Ltd クレジット処理装置
JP3664719B2 (ja) * 2003-10-31 2005-06-29 株式会社水道技術開発機構 枝管流路遮蔽装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008075675A (ja) 2008-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4609209A (en) Precise alignment adapter flange
KR100986662B1 (ko) 멀티형 밸브의 개폐장치
JP4907278B2 (ja) 分岐管の閉塞装置
JP5944705B2 (ja) 分岐開口連通方法
JP5325046B2 (ja) 管内清掃装置
JP6118881B2 (ja) 取付構造
JP5596366B2 (ja) 制流弁
JPH03272389A (ja) 流体制御弁等の不断水設置方法及びその密封接続装置
KR101356121B1 (ko) 소프트실 가동형 제수밸브
JP6396140B2 (ja) 弁本体取付構造
JP5843389B2 (ja) 取付構造
JP5813492B2 (ja) 防錆装置
JP3056583B2 (ja) 不断水挿入流体制御弁装置
JP5746481B2 (ja) 管接続手段
JP2004251111A (ja) 躯体と管材との接続構造
JP4660186B2 (ja) 継手保持部材及び継手保持部材と継手部材とからなる器具
JP5823273B2 (ja) 制流体保持方法及びその際に用いられる係合具
JP4626465B2 (ja) 便器排水装置
JP5346721B2 (ja) 制水体設置装置
JP5674400B2 (ja) 制流弁
JP2012197652A (ja) 排水設備の漏れ試験用冶具
KR20130076222A (ko) 제수변 원격제어장치
JP6291105B2 (ja) 取付構造
US20240052609A1 (en) Hydrant, method for disassembly of a spindle arrangement from a hydrant and method for assembly of a spindle arrangement in a hydrant
JP5457105B2 (ja) 管継手移動防止具及びその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4907278

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250