JP4906777B2 - 装用確認用シート - Google Patents

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Description

本発明は、累進屈折力レンズを用いた眼鏡を装用した際に装用者の視線を適正な位置に導くための装用確認用シートに関する。
老視などの視力の補正機能を備えた眼鏡用レンズとしては、単焦点レンズや多焦点レンズ、累進屈折力レンズなどがある。そのレンズの中でも、累進屈折力レンズは、1つのレンズで異なる度数の視野が得られるだけでなく、多焦点レンズのような境目がないため、外観に優れた眼鏡用レンズとしてその需要が高まっている。
ここで、図5において、眼鏡用レンズ100aに加工された累進屈折力レンズ100の一例を示す。なお、以下の説明において、レンズの「上方」、「下方」、「上下方向」「水平方向」等といった場合は、眼鏡を装用したときのレンズの位置関係に基づくものとし、図面においても、レンズの位置関係(上下左右)は、紙面に対する位置関係(上下左右)と一致するものとする。
累進屈折力レンズ100は、図5に示すように、遠くを見るときの度数が入った遠用部101が上方に配置され、近くを見るときの度数が入った近用部102が下方に配置され、これら遠用部101と近用部102との間で連続的に度数が変化する中間部103が配置された構造を有している。
なお、この累進焦点レンズ100を眼鏡用レンズ100aに加工する前(玉摺り加工前の状態)は、例えば図6に示すように、その外面に、幾何学中心マークa、水平基準線マークb、遠用アイポイントマークc、遠用参照円マークc’、近用参照円マークd、及び左右表示マークeを含むレイアウトマークが形成され、その外面又は内面に、再生マークf、加入度マークg、及び製造者マークhを含む隠しマークが形成されている。このうち、レイアウトマークは、レンズの設計に応じてレンズ表面に印刷されたものであり、玉摺り加工後に消失される。一方、隠しマークは、レンズの種類に応じた固有の識別マークであり、玉摺り加工後に消失しないようにレンズ表面に打刻されている。なお、この隠しマークは、眼鏡装用時の障害とならぬように、光を反射させるようにすると確認できる程度のものである。
ところで、累進屈折力レンズ100を用いた眼鏡を装用した場合、視覚対象物の距離に最も適した度数の視野部分で見ることが重要であり、視野部分が不適切な場合、視力を矯正できないだけでなく、像の歪みや目の疲れ等を引き起こすこともある。したがって、装用者には、図5に示すように、累進屈折力レンズ100において、遠くを見るときに使用する遠用部分(遠用参照円マークc’の形成位置)104と、近くを見るときに使用する近用部分(近用参照円マークdの形成位置)105とを認識してもらう必要がある。
特に、累進屈折力レンズ100を適切な視野部分で見ることができるように、中間部103から近用部102にかけての視野部分については、装用者が視線の移動に慣れる必要がある。したがって、装用者に合わせて処方された累進屈折力レンズ100の眼鏡を装用者が店頭等で初めて装用する際には、装用時の瞳の位置を示す遠用アイポイント(遠用アイポイントマークcの形成位置)から、近くを見るときの瞳の位置を示す近用アイポイント(近用参照円マークdの中心位置)へと視線を適正に導く訓練をしてもらう必要がある。
そこで、このような訓練を行うための眼鏡装用テスト用補助具が従来より提案されている(特許文献1を参照。)。具体的に、この特許文献1に記載される眼鏡装用テスト用補助具は、基準位置マークを眼鏡レンズに設けられている隠しマーク等の基準位置に合わせてテストシール本体を眼鏡レンズに貼り付け、アイポイントシールの第2累進帯長位置決めマークをテストシール本体の第1累進帯長位置決めマークに位置決めすると共に、第2内寄せ位置決めマークを第1内寄せ位置決めマークに位置決めしてアイポイントシールを切り抜き部の周囲に貼り付けることによって、近用アイポイント孔が装用者特有の近用アイポイントを表示するようにしたものである。
特開2004−4674号公報
しかしながら、特許文献1に記載される眼鏡装用テスト用補助具では、処方された累進屈折力レンズの累進帯長及び内寄せ量に従って、第1内寄せ指標線を第1内寄せ目盛に位置決めするか、第2内寄せ指標線を第2内寄せ目盛に位置決めすると共に、累進帯長指標線を累進帯長目盛に位置決めしてアイポイントシールを切り抜き部の周囲領域に貼り付けて固定する必要がある。
この場合、各目盛と指標線との位置合わせが難しいといった問題がある。また、目盛と指標線との位置ずれが生じた場合に、テストシール本体に貼り付けられたアイポイントシールをもう一度貼り直そうとしても、剥がす途中でアイポイントシールが切れてしまったり、アイポイントシールの剥がした部分が白く濁ってしまったりするため、場合によってアイポイントシールが使用できなくなる虞れもある。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、更なる利便性の向上及びコストの削減を可能とした装用確認用シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る装用確認用シートは、累進屈折力レンズを用いた眼鏡を装用した際に装用者の視線を適正な位置に導くためのものであって、少なくとも累進屈折力レンズの基準位置に位置合わせされる基準位置マークと、累進屈折力レンズの遠用部分を示す遠用参照マークとが設けられた透明な粘着シートからなる1枚の遠用側シートと、少なくとも累進屈折力レンズの近用部分を示す近用参照マークが設けられた透明な粘着シートからなり、近用参照マークの配置と形状との少なくとも一方を異ならせた複数枚の近用側シートとを備え、累進屈折力レンズの基準位置に基準位置マークを位置合わせした状態で、遠用側シートを累進屈折力レンズの一面に貼着した後に、複数枚の近用側シートの中から選択される一枚の近用側シートを累進屈折力レンズの一面に貼着して使用されることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、種類の異なる累進屈折力レンズに適合した装用確認用シートを提供することができ、遠用側シートに対する近用側シートの位置決めも容易なことから、更なる利便性の向上が可能である。また、累進屈折力レンズの種類に応じた数の装用確認用シートを用意する必要がないため、コストの削減も可能である。
以下、本発明を適用した装用確認用シートについて、図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本発明の一実施形態として図1に示す装用確認用シート1の構造について説明する。
この装用確認用シート1は、図1に示すように、累進屈折力レンズを用いた眼鏡を装用した際に装用者の視線を適正な位置に導くためのものであり、剥離シート(図示せず。)に貼着された透明な粘着シート1aからなる。
粘着シート1aは、光透過性を有し、累進屈折力レンズに貼着した後に、そのまま引き剥がすことができるものであれば、特に限定されるものではなく、従来より一般に使用されている透明プラスチックフィルムの一面に粘着剤を塗布したもの等を用いることができる。また、剥離シートについても、従来より一般に使用されている剥離紙等を用いることができる。
また、この装用確認用シート1には、左眼用(「L」と表示。)と右眼用(「R」と表示。)とがあり、矩形状を為す粘着シート1aの中心線Oを挟んで左右対称に配置されている。なお、装用確認用シート1の左眼用と右眼用とは、左右対称である以外はほぼ同様な構成を有することから、これらをまとめて説明するものとする。
装用確認用シート1は、粘着シート1aを所定の形状に型抜きすることによって剥離シートから剥離可能とされた1枚の遠用側シート2と、複数枚の近用側シート3とを備えている。
遠用側シート2は、種類の異なる累進屈折力レンズのうち、例えば図5及び図6に示す上記累進屈折力レンズ100(以下、加工後の眼鏡用レンズ100aについても、まとめて累進屈折力レンズ100として扱うものとする。)の一対の基準位置(再生マークfの形成位置)106、上記累進屈折力レンズ100の水平基準線(水平基準線マークbの形成位置)に対する遠用アイポイント(遠用アイポイントマークcの形成位置)の距離S、及び遠用アイポイントの幾何学中心(幾何学中心マークaの形成位置)に対する内寄せ量Tが適合するものに、共通して使用可能としたものである。
具体的に、この遠用側シート2は、図1に示すように、上記累進屈折力レンズ100に貼着された際に、少なくとも一対の再生マークf、遠用アイポイントマークc、及び遠用参照円マークc’が形成された面上を覆うのに足る形状を有している。
そして、この遠用側シート2には、上記累進屈折力レンズ100の基準位置106に位置合わせされる一対の基準位置マーク4と、上記累進屈折力レンズ100の遠用部分104を示す遠用参照マーク5と、上記累進屈折力レンズ100の遠用アイポイントを示す遠用アイポイントマーク6と、上記累進屈折力レンズ100の水平基準線を示す水平基準線マーク7と、上記累進屈折力レンズ100のレンズ径を示すレンズ径目盛り8とが設けられている。
また、これら基準位置マーク4、遠用参照マーク5、遠用アイポイントマーク6及びレンズ径目盛り8は、粘着シート1aに印刷により形成されている。なお、左眼用の遠用側シート2には、「L」が印刷により表示され、右眼用の遠用側シート2には、「R」が印刷により表示されている。
さらに、遠用側シート2には、基準位置マーク4及び遠用参照マーク5の内側を型抜きすることによって、この遠用側シート2を剥離シートから剥離した際に、基準位置マーク4及び遠用参照マーク5の内側に孔部が形成されるようになっている。
このうち、遠用参照マーク5の内側に形成された孔部(以下、遠用孔部5aという。)は、上記累進屈折力レンズ100の遠用部分104に対応して、上下方向に延長された長孔を形成している。また、遠用孔部5aの下端中央には、遠用アイポイントマーク6に対応する位置を一部切り欠くV字状のスリット6aが形成されている。
また、遠用側シート2には、後述する近用側シート3の貼着位置を規定する位置決め基準部9が設けられている。この位置決め基準部9は、遠用側シート2の一部を切り欠くように形成された切欠き部10からなる。具体的に、この切欠き部10は、矩形状を為す遠用側シート2のうち、水平基準線マーク7よりも下方の領域を鼻側の側端部2aから耳側の中途部に至るまで水平基準線マーク7と平行な方向に切断する水平切断線10aと、この水平切断線10aの耳側の端部から遠用側シート2の下端部2bに至るまで水平基準線マーク7と垂直な方向に切断する上下切断線10bとに沿って切り欠くように形成されている。
一方、複数枚の近用側シート3は、種類の異なる累進屈折力レンズのうち、例えば図5及び図6に示す上記累進屈折力レンズ100の遠用部101と近用部102との間の距離(累進帯長という。)Y、及び上記累進屈折力レンズ100の近用アイポイント(近用参照円マークdの中心位置)の幾何学中心に対する内寄せ量Xが適合するものを複数枚の中から選択して使用可能としたものである。
具体的に、各近用側シート3は、図1に示すように、何れも共通の外形形状を有しており、上記累進屈折力レンズ100に貼着された際に、少なくとも近用参照円マークdが形成された面上を覆うのに足る形状を有している。
また、各近用側シート3は、その一部が上記切欠き部10の輪郭に沿った形状を有している。すなわち、近用側シート3は、その上端部3aが上記切欠き部10の水平切断線10aと合致すると共に、その耳側の側端部3bが上記切欠き部10の上下切断線10bと合致する形状を有している。さらに、近用側シート3は、その上端部3aが上記切欠き部10の水平切断線10aと合致するとき、その下端部3cが上記遠用側シート2の下端部2bと連続すると共に、その耳側の側端部3bが上記切欠き部10の上下切断線10bと合致するとき、その鼻側の側端部3dが上記遠用側シート2の鼻側の側端部2aと連続する形状を有している。
各近用側シート3には、その鼻側の側端部3dと下端部3cとの間を一部切り欠く切欠き部11が設けられている。この切欠き部11は、近用側シート3を累進屈折力レンズ100に貼着した際に、近用側シート3の角部が鼻にかからないようにするためのものである。
各近用側シート3には、上記累進屈折力レンズ100の近用部分105を示す近用参照マーク12が設けられ、この近用参照マーク12は、粘着シート1aに印刷により形成されている。なお、左眼用の近用側シート3には、「L」が印刷により表示され、右眼用の近用側シート3には、「R」が印刷により表示されている。
さらに、各近用側シート3には、この近用参照マーク12の内側を型抜きすることによって、各近用側シート3を剥離シートから剥離した際に、近用参照マーク12の内側に孔部が形成されるようになっている。
ここで、複数枚の近用側シート3は、上記遠用側シート3が適合する累進屈折力レンズの中で、上記累進帯長Yと上記内寄せ量Xとの少なくとも一方又は両方の違いに応じて、近用参照マーク12の配置と形状との少なくとも一方又は両方を異ならせた複数種の組合せからなっている。
具体的に、各近用参照マーク12の内側に形成された孔部(以下、近用孔部12aという。)は、適合する累進屈折力レンズの累進帯長Y又は内寄せ量Yに応じて上下方向又は水平方向に延長された長孔を形成している。また、近用孔部12aの長手方向の周囲には、適合する累進屈折力レンズの累進帯長Y又は内寄せ量Yに応じた目盛り13(数値等も含む。)が設けられている。
なお、図1に示す装用確認用シート1には、左眼用及び右眼用のそれぞれにおいて、計7枚の近用側シート3が配置可能とされており、このうち最下方に位置する2枚の近用側シート3は予備用であるため、計5種類の近用側シート3が用意されている。なお、近用側シート3は、適合する累進屈折力レンズの種類に応じて、その種類や数等を適宜変更して実施することができ、上記近用孔部12aの形状や位置、目盛り13の有無等も任意に変更することができる。
次に、上記装用確認用シート1の使用方法について図2〜図4を参照して説明する。
本実施形態は、上記累進屈折力レンズ100に上記装用確認用シート1を使用する場合を例示したものである。
なお、上記装用確認用シート1の左眼用と右眼用とは、同時に使用されるものであることから、以下の説明では、これらをまとめて説明するものとし、図2〜図4においては、右眼用の累進屈折力レンズ100に右眼用の装用確認用シート1を使用する場合を例示するものとする。また、図2〜図4に示す遠用部分104及び近用部分105は、玉摺り加工後に上記遠用参照円マークc’及び上記近用参照円マークdが消失することによって、その位置が実際には表示されないものの、便宜上、図中においては囲み部分として模式的に示すものとする。
上記装用確認用シート1を使用する際は、先ず、図2に示すように、遠用側シート2を剥離シートから引き剥がす。そして、図3に示すように、上記累進屈折力レンズ100の一対の基準位置106に遠用側シート2の一対の基準位置マーク4が重なるように位置合わせした状態で、遠用側シート2を累進屈折力レンズ100の外面に貼着する。これにより、遠用側シート2の遠用参照マーク5が上記累進屈折力レンズ100の遠用部分104を表示する位置に、遠用側シート2の遠用アイポイントマーク6が上記累進屈折力レンズ100の遠用アイポイントを表示する位置に、それぞれ正確に配置されることになる。
次に、図3に示すように、複数枚の近用側シート3の中から上記累進屈折力レンズ100の累進帯長Y及び内寄せ量Xに適合する一枚の近用側シート3を選択して剥離シートから引き剥がす。そして、図4に示すように、この選択された近用側シート3を遠用側シート2の位置決め基準部9に位置合わせした状態で、累進屈折力レンズ100の外面に貼着する。これにより、近用側シート3の近用参照マーク12が上記累進屈折力レンズ100の近用部分105を表示する位置に正確に配置されることになる。
また、遠用側シート2の位置決め基準部9に対する近用側シート3の位置決めは、遠用側シート3の切欠き部10の内側において、近用側シート3の上端部3aを切欠き部10の水平切断線10aと合致させると共に、近用側シート3の耳側の側端部3bを切欠き部10の上下切断線10bと合致させることにより一義的に行うことができる。
そして、上記累進屈折力レンズ100に遠用側シート2及び近用側シート3が貼着された眼鏡を装用した装用者は、その視線を適正な位置に導くための訓練を行うことができる。
具体的に、装用者には、遠用側シート2及び近用側シート3が貼着された累進屈折力レンズ100において、遠用側シート2の遠用孔部5aから臨む位置が、遠くを見るときに使用する遠用部分104として、近用側シート3の近用孔部12aから臨む位置が、近くを見るときに使用する近用部分105として認識される。
また、装用者には、累進屈折力レンズ100を適切な視野部分で見ることができるように、装用時の瞳の位置を示す遠用アイポイント(遠用側シート2のスリット6aの形成位置)から、近くを見るときの瞳の位置を示す近用アイポイント(近用側シート3の近用孔部12aの該当位置)へと視線を適正に導く訓練を行うことができる。
本発明を適用した装用確認用シート1は、上述したように1枚の遠用側シート2を累進屈折力レンズ100に貼着した後に、複数枚の中から選択される一枚の近用側シート3を累進屈折力レンズ100に貼着して使用される。この場合、従来は累進屈折力レンズの種類毎に用意する必要があった複数枚の装用確認用シートを1枚の装用確認用シート1に集約することによって、例えば、出荷工程での生産性向上、付属パーツのコスト削減、並びに自動袋入れ機などの複雑化を防ぐことが可能である。
また、この装用確認用シート1を使用する場合は、複数枚の中から選択される一枚の近用側シート3を遠用側シート2の位置決め基準部9に一義的に位置決めするだけでよいため、累進屈折力レンズの累進帯長や内寄せ量に応じて貼着位置を調整するといった必要がなく、しかも、遠用側シート2に対する近用側シート3の位置合わせを正確且つ容易に行うことが可能である。
以上のように、本発明によれば、種類の異なる累進屈折力レンズに適合した装用確認用シート1を提供することができ、遠用側シート2に対する近用側シート3の位置決めも容易なことから、更なる利便性の向上が可能である。また、累進屈折力レンズの種類に応じた数の装用確認用シート1を用意する必要がないため、コストの削減も可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記装用確認用シート1では、1枚の遠用側シート2及び複数枚の近用側シート3が1枚の剥離シートに貼着されたものから構成されているが、このような構成に必ずしも限定されるものではなく、例えば1枚の遠用側シート2が1枚の剥離シートに貼着されたものと、複数枚の近用側シート3が1枚又は複数枚の剥離シートに貼着されたものとの組合せから構成されるものであってもよい。
また、上記位置決め基準部9についても、上記遠用側シート2に対する上記近用側シート3の貼着位置を一義的に規定可能であれば、上記切欠き部10及び上記近用側シート3の形状等に限らず、上記切欠き部10及び上記近用側シート3の形状等を適宜変更して実施することができる。
本発明を適用した装用確認用シートの一具体例を示す平面図である。 累進屈折力レンズに遠用側シートを貼着する前の状態を示す平面図である。 累進屈折力レンズに近用側シートを貼着する前の状態を示す平面図である。 累進屈折力レンズに遠用及び近用側シートを貼着した状態を示す平面図である。 眼鏡用レンズに加工された累進屈折力レンズの一例を示す平面図である。 眼鏡用レンズに加工される前の累進焦点レンズの一例を示す平面図である。
符号の説明
1…装用確認用シート 2…遠用側シート 3…近用側シート 4…基準位置マーク 5…遠用参照マーク 5a…遠用孔部 6…遠用アイポイントマーク 7…水平基準線マーク 8…レンズ径目盛り 9…位置決め基準部 10…切欠き部 12…近用参照マーク 12a…近用孔部 13…目盛り
100…累進屈折力レンズ 100a…眼鏡用レンズ 101…遠用部 102…近用部 103…中間部 104…遠用部分 105…近用部分 106…基準位置

Claims (10)

  1. 累進屈折力レンズを用いた眼鏡を装用した際に装用者の視線を適正な位置に導くための装用確認用シートであって、
    少なくとも前記累進屈折力レンズの基準位置に位置合わせされる基準位置マークと、前記累進屈折力レンズの遠用部分を示す遠用参照マークとが設けられた透明な粘着シートからなる1枚の遠用側シートと、
    少なくとも前記累進屈折力レンズの近用部分を示す近用参照マークが設けられた透明な粘着シートからなり、前記近用参照マークの配置と形状との少なくとも一方を異ならせた複数枚の近用側シートとを備え、
    前記累進屈折力レンズの基準位置に前記基準位置マークを位置合わせした状態で、前記遠用側シートを前記累進屈折力レンズの一面に貼着した後に、前記複数枚の近用側シートの中から選択される一枚の近用側シートを前記累進屈折力レンズの一面に貼着して使用されることを特徴とする装用確認用シート。
  2. 前記遠用側シートには、前記近用側シートの貼着位置を規定する位置決め基準部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の装用確認用シート。
  3. 前記位置決め基準部は、前記遠用側シートの一部を切り欠くように形成された切欠き部からなり、
    前記近用側シートは、その一部が前記切欠き部の輪郭に沿った形状を有することを特徴とする請求項2に記載の装用確認用シート。
  4. 前記遠用参照マークの内側に遠用孔部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の装用確認用シート。
  5. 前記近用参照マークの内側に近用孔部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の装用確認用シート。
  6. 前記近用孔部は、前記累進屈折力レンズの累進帯長又は近用部分の内寄せ量に応じて上下方向又は水平方向に延長された長孔であることを特徴とする請求項5に記載の装用確認用シート。
  7. 前記長孔の周囲の長手方向に目盛りが設けられていることを特徴とする請求項6に記載の装用確認用シート。
  8. 前記遠用側シートには、更に、前記累進屈折力レンズの遠用アイポイントを示す遠用アイポイントマークと、前記累進屈折力レンズのレンズ径を示すレンズ径目盛りとの何れかが設けられていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の装用確認用シート。
  9. 前記1枚の遠用側シート及び前記複数枚の近用側シートが1枚の剥離シートに貼着されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の装用確認用シート。
  10. 前記1枚の遠用側シートが1枚の剥離シートに貼着され、前記複数枚の近用側シートが1枚又は複数枚の剥離シートに貼着されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の装用確認用シート。
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