JP4905371B2 - プラズマ式点火装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の点火に用いられるプラズマ式点火装置の雑音電波低減に関するものである。
自動車エンジン等の内燃機関において、図13(a)に示すようなプラズマ式点火装置1xが知られている。この装置では、点火プラグ10xの中心電極110xと接地電極131xとの間に放電用電源20xから高電圧を印加して、中心電極110xと接地電極130xとの間に形成された放電空間140x内の絶縁を破壊するブレークダウン放電が行われた瞬間に、プラズマエネルギ供給用電源30xから大電流を供給して、放電空間140x内の気体を高温高圧のプラズマ状態にして、放電空間140xの先端から噴射することができる。
プラズマ式点火装置1xは、容積的に大きな範囲の高温域が発生する上に、指向性に富んだ火炎核が着火源となって圧縮混合気の着火爆発が励起されるので、成層リーンバーン、均質リーンバーン、過給気混合燃焼等の難着火性機関の点火装置としての応用が期待されている。
しかし、プラズマ式点火装置1xにおいては、図13(b)に示すように放電用電源20xから高電圧が印加された瞬間に微少な電流が流れ、また、プラズマエネルギ供給用コンデンサ33x内に蓄えられたエネルギを点火プラグ10xへ供給する際に、10μsec程度の極めて短い期間に120A程度の大電流が流れる。このような大きな電流変化がエンジンの回転に応じて周期的に繰り返されると、高周波の電波雑音が発生する。
かかる電波雑音は車両に搭載された電子制御装置の誤動作等を引起し、エンジンの失火に至る虞がある。
このような課題に対して、特許文献1には、高抵抗紐よりなる火花点火方式の電源からの給電線と抵抗なしのプラズマエネルギ供給用電源の給電線とを点火プラグ全体を覆うシールド管式のプラグキャップ内で結線するとともに、プラズマエネルギ供給用電源の給電線の外周を金属製の蛇腹管でシールドすることにより、電波雑音を遮断する方法が開示されている。
ところが、特許文献1等の方法では、シールドとしてプラズマ供給用電線を覆う金属製の蛇腹管とプラズマエネルギ供給用の給電線との間に形成される浮遊容量が、曲げによって不規則に変化するため、新たな電波雑音の発生源となる虞がある。
また、シールドの不完全な所があれば電波雑音は漏れるので、放電用配線及びプラズマエネルギ供給用給電線とシールド管式のプラグキャップとの全体をシールドする必要があり、近年の複雑化したエンジンルーム内で使用するには汎用性に欠け、搭載性が劣る。しかも、シールドが広範囲に渡ると、シールド自身がアンテナとして機能し、電波雑音を発信してしまう虞もある。
そこで、本発明者等は、先に特願2007−173745において、図12に示すようなプラズマ式点火装置1zを提案した。プラズマ式点火装置1zでは、プラズマ発生用コンデンサ33z、34zの一部又は全部と、第1の整流素子26zと、第2の整流素子35zとを中心電極110zの周辺に設けられた素子収納部50z内に載置し、第1の整流素子26zと中心電極110zとの間に抵抗体150zを介装した構成となっている。
このような構成とすることにより、抵抗体150zが、放電用電源20zから中心電極110zまでの配送線270zとエンジンヘッド41との間に形成される浮遊容量CS1によって発生する電波雑音を吸収し、また、プラズマ発生用コンデンサ33、34の一部が、電波雑音吸収用コンデンサ34として機能し、さらに、エンジンヘッド41全体が電磁シールドとして作用し、内燃機関40の失火を招くような、強力な電波雑音の発信を防ぐことができるようになった。
実開昭55−172658号公報
しかし、図11及び図12に示すように、抵抗体150zの下流側においては、中心電極110zと接地電極130zを含むハウジング13z又はエンジンヘッド41との間にも浮遊容量CS2が形成される。抵抗体150zの上流側に形成される浮遊容量CS1に起因して発生する電波雑音は、抵抗体150zにより吸収可能であるが、抵抗体150zの下流側に発生する浮遊容量CS2に起因して発生する電波雑音は、抵抗体150zによって吸収することができない。このため、従来のプラズマ式点火装置1zでは、近年の厳しいEMI規制を満足するだけの十分な電波雑音遮断性が実現できていない。
そこで、本願発明はかかる実情に鑑み、電波雑音遮断性能のさらなる向上を図り、信頼性の高いプラズマ式点火装置を提供することを目的とするものである。
請求項1の発明では、内燃機関に装着され、絶縁体を介して配設した中心電極と接地電極との間に放電空間を設けた点火プラグと、該点火プラグに高電圧の印加を行う放電用電源と、大電流の供給を行うプラズマエネルギ供給用電源と、を具備し、上記高電圧の印加と上記大電流の供給とによって、上記放電空間内の気体を高温高圧のプラズマ状態にして内燃機関の点火を行うプラズマ式点火装置において、上記中心電極は、上記放電空間にその表面が露出する中心電極放電部と、先端側は抵抗体を介して上記中心電極放電部に接続し、基端側は上記放電用電源に接続する高電圧用電極部と、先端側は上記中心電極放電部に接続し、基端側は上記プラズマ発生用電源に接続する大電流用電極部と、上記高電圧用電極部と上記大電流用電極部との絶縁性を確保する電極部絶縁体と、を具備する。
請求項1の発明によれば、中心電極内の先端部に設けられた中心電極放電部の可及的近傍に抵抗体を載置することができるので、上記放電用電源から上記中心電極放電部に至るまでの浮遊容量によって発生する電波雑音を上記抵抗体によって効率よく吸収できる。
さらに、先端部に設けた中心電極放電部は小さくできるため、この部材とグランド間で形成される浮遊容量も小さくできる。この浮遊容量部に貯まった電荷が少なければ、これからの電波雑音の発生が抑えられる。
また、プラズマ発生用電源からの大電流は、上記大電流用電極部を通って、上記中心電極放電部に直接供給されるので、エネルギ損失が少なく、効率よく上記放電空間内の気体をプラズマ化できる。
したがって、電波雑音の発生が少なく、かつ発生した雑音電波を効率よく吸収し、電波雑音の遮断性に優れたプラズマ式点火装置の実現が可能となる。
具体的には、請求項2の発明のように、上記中心電極放電部は、略柱状に形成し、上記大電流用電極部は、略長軸状に形成し、その下端面と上記中心電極放電部の上端面とを接続せしめ、上記抵抗体は、上記中心電極放電部の側面外周を覆う略筒状に形成し、その内周面と上記中心電極放電部の側面外周とを接続せしめ、上記電極部絶縁体は、上記大電流用電極部の外側を覆う略筒状に形成し、上記高電圧用電極部は、上記電極部絶縁体の外周の一部又は全部を覆う略帯状又は略筒状に形成し、その下端面と上記抵抗体の上端面とを接続せしめて、これらを略長軸状の上記中心電極となしても良い。
また、請求項3の発明のように、上記中心電極放電部は、略柱状に形成し、上記抵抗体は、略柱状に形成し、その下端面と上記中心電極放電部の上端面とを接続せしめ、上記高電圧用電極部は、略長軸状に形成し、その下端面と上記抵抗体の上端面とを接続せしめ、
上記電極部絶縁体は、上記高電圧用電極部の外側を覆う略筒状に形成し、上記大電流用電極部は、上記電極部絶縁体の外周の一部又は全部を覆う略帯状又は略筒状に形成し、下端部においてその内周面と上記抵抗体の側面外周とを接続せしめて、これらを略長軸状の上記中心電極となしても良い。
請求項2、又は、請求項3のいずれの発明によっても、上記放電用電源から上記中心電極放電部に至るまでの浮遊容量に起因する電波雑音を上記抵抗体によって吸収できるので、プラズマ式点火装置の信頼性が極めて高くなる。上記抵抗体をできるだけ上記中心電極放電部の近くに置けば、浮遊容量に起因する電波雑音の発生を効率よく抑えられる。
より具体的には、請求項4の発明のように、上記点火プラグは、上記中心電極放電部の下端面と、上記中心電極の外周を覆いつつ、上記中心電極放電部の下端面よりも下方に伸びる略筒状に形成した絶縁体の内周壁と、該絶縁体を覆いつつ、上記絶縁体の内周壁に連通して開口する略筒状に形成した接地電極の接地電極開口部内周壁と、によって上記放電空間を区画した構造でも良い。
請求項4の発明によれば、電波雑音を効率よく遮断しつつ、筒状に形成された上記絶縁体内に放電空間が形成され、該放電空間内に上記放電用電源からの高電圧の印加と上記プラズマ発生用電源からの大電流の供給とによって、上記放電空間内の気体が、高温、高圧のプラズマ状態として、上記接地電極開口部から噴射することができる。したがって、電波雑音の遮断性が高く、成層リーンバーン等の難着火性機関の点火を可能とするプラズマ式点火装置が実現できる。
加えて、請求項5の発明のように、上記点火プラグは、上記中心電極の外周を覆う略筒状に形成した絶縁体の下端面と、上記絶縁体の下端面から露出した中心電極放電部の外周面と、上記絶縁体を覆いつつ、略環状に形成した接地電極の接地電極開口部内周壁と、によって上記放電空間を区画した構造でも良い。
請求項5の発明によれば、優れた電波雑音の遮断性に加え、上記放電用電源からの高電圧の印加によって、上記絶縁体の下面に沿って上記中心電極と上記接地電極との間に沿面放電経路が形成され、上記プラズマ発生用電源からの大電流の供給によって、上記沿面放電経路近傍の気体をプラズマ状態とすることができる。よって、電波雑音の遮断性が高く、均質リーンバーン等の難着火性機関の点火を可能とするプラズマ式点火装置が実現できる。
さらに、請求項6の発明のように、上記点火プラグは、上記中心電極放電部の下端面の少なくとも一部を先端方向へ延設して、上記中心電極の外周を覆う略筒状に形成した絶縁体の下端面から露出せしめた中心電極突出部と、上記絶縁体の外周を覆う接地電極の一部を略L字形に延設して、上記中心電極突出部の下端面と所定の放電距離を設けて対向せしめて、上記放電空間となした構造でも良い。
請求項6の発明によれば、電波雑音の遮断性に優れ、かつ、中心電極と対向する接地電極との間に形成される狭い領域内の気体を高密度でプラズマ化できるので、着火性の高いプラズマ式点火装置が実現できる。
請求項7の発明では、上記放電用電源からの高電圧を整流しつつ、上記プラズマ発生用電源からの逆流を阻止する第1の整流素子と、上記プラズマ発生用電源からの電流を整流しつつ、上記放電用電源からの逆流を阻止する第2の整流素子と、上記プラズマ発生用電源と上記点火プラグとの間で並列に介装されるノイズ低減用コンデンサと、を具備し、少なくとも上記第1の整流素子と上記第2の整流素子とを上記内燃機関のプラグホール内に載置せしめる。
請求項7の発明によれば、上記抵抗体の電波雑音吸収効果に加え、第1の整流素子並びに第2の整流素子が逆バイアスとなった状態では小容量のコンデンサとして機能し、上記点火プラグと並列に発生する浮遊容量を低下することができ、さらに、上記プラグホールが電磁シールドとして作用する。したがって雑音電波の遮断性に優れた極めて信頼性の高いプラズマ式点火装置が実現できる。
図1に本発明の第1の実施形態におけるプラズマ式点火装置1の概要を示す。プラズマ式点火装置1は、内燃機関40のプラグホール410内に載置される点火プラグ10と放電用電源20とプラズマ発生用電源30とによって構成されている。
点火プラグ10は、内燃機関40のエンジンブロック410とシリンダブロック420で区画される燃焼室400内に先端部が露出するように螺結固定されている。点火プラグ10は、絶縁体120を介して配設した中心電極110と接地電極130との間に放電空間140を設けてある。
中心電極110は、中心電極放電部111と、抵抗体150と高電圧用電極部151と中心電極絶縁部160と大電流用電極部170とによって構成されている。中心電極放電部111の表面は、放電空間140に露出している。高電圧用電極部151は、先端側が抵抗体150を介して中心電極放電部111に接続され、基端側が高電圧用配送線270、271及び第1の整流素子26を介して、放電用電源20に接続されている。大電流用電極部170は、先端側が中心電極放電部111に接続され、基端側がプラズマエネルギ配送線360、361及び第2の整流素子35を介してプラズマ発生用電源30に接続されている。中心電極絶縁部160は、体高電圧用電極部151と大電流用電極部170との電気絶縁性を確保している。
接地電極130は、略筒状に形成されており、その下端には接地電極開口部131が形成され、その外周にはエンジンブロック41に螺結するためのネジ部132が形成され、さらに、その基端側には、絶縁体120を収納保持するハウジング部13が形成されている。ハウジング部13の外周には、ネジ部133をネジ締めするための六角部134が形成され、基端側には、絶縁体120を固定するための加締め部135が形成されている。
接地電極130を含むハウジング部13は、例えば、ニッケル、鉄等の金属材料によって形成されている。ネジ部133によって、点火プラグ10をプラグホール410内に固定するともに、接地電極130がエンジンブロック41に電気的に接地された状態とすることができる。
絶縁体120は、略筒状で、基端側には中心電極とハウジング部13との電圧リークの防止を図るべくコルゲート状の絶縁体頭部122が形成されている。絶縁体120の中腹には、ハウジング部13の内側に係止する大径部121が形成されている。絶縁体120は、アルミナなどの高耐熱性、高絶縁性、高強度のセラミック材料が用いられている。
放電用電源20は、電源21とイグニッションスイッチ22と点火コイル23と点火コイル駆動回路24と電子制御装置25とによって構成されている。放電用電源20から、高電圧電極151までは、高電圧配送線270、271によって接続されている。高電圧配送線270、271には、高抵抗線を用いても良い。更に、高電圧配送線271には、第1の整流素子26が介装されている。
プラズマ発生用電源30は、電源31と抵抗32とプラズマエネルギ充電用コンデンサ33とによって構成されている。プラズマ発生用電源30から、大電流電極170までは、抵抗なし線からなる大電流配送線360、361によって接続されている。更に大電流配送線361には、第2の整流素子35が介装されている。
第1の整流素子26は、点火コイル23によって昇圧された高電圧を整流するとともに、プラズマ発生用電源30からの電流の逆流を阻止している。第2の整流素子35は、プラズマエネルギ放電用コンデンサ33からの大電流を整流するとともに、放電用電源20からの電流の逆流を阻止している。第1の整流素子26、第2の整流素子35は、ダイオードが用いられ、特に第2の整流素子35には、大電流を流すことができ、放熱性に優れた、SiC半導体等のワイドバンドギャップ半導体を有するパワーダイオードを用いるのが良い。なお、第1の整流素子26、第2の整流素子35は、電極の耐久性向上の観点から、中心電極110が陽極側となり、接地電極130が陰極側となるように、整流する方向に配設するのが望ましい。
第1の整流素子26を含む高電圧配送線271と、第2の整流素子35を含む大電流配送線361とは、例えば、ポキシ樹脂等からなる樹脂モールド51によって覆われ、互いに電気絶縁性を保っている。さらに樹脂モールド51は、電磁シールドを兼ねたケース50によって覆われ、プラグホール410内に載置され、エンジンブロック41に固定されている。樹脂モールド51の先端側には、ケース50を、点火プラグ10の絶縁体頭部122に嵌着すべく、筒状に形成された耐熱ゴム等の弾性部材からなるキャップ部52が形成されている。
プラズマ発生用電源30から、中心電極110までを接続する配送線360、361には、電波雑音低減用コンデンサ34が点火プラグ10と並列に介装されている。
点火プラグ10に、放電用電源20から高電圧の印加を行うとともに、プラズマ発生用電源30から大電流の供給を行うと、放電空間140内の気体を高温高圧のプラズマ状態にして内燃機関40の燃焼室400内に噴射して内燃機関40の点火を行うことができる。
図2を参照して、本発明の効果について説明する。図2は、本発明のプラズマ式点火装置の等価回路図である。図2に示すように、放電用電源20から中心電極放電部111に至るまでの高電圧配送線270、271及び高電圧電極151と、接地電極130を含むハウジング部13及びエンジンブロック41との間に浮遊容量CS1が形成されるが、浮遊容量CS1によって発生する電波雑音は抵抗体150によって効率よく吸収できる。
なお、抵抗体150に直接接続されている中心電極放電部111の導体部とネジ部132(グランド)間にも極僅かながら浮遊容量の存在が考えられるため、この中心電極放電部111は、小さくするほど良い。さらに、抵抗体150と中心電極放電部111とは別の部材を介さずに直接接続させるのが望ましい。
抵抗体150は、中心電極放電部111の可及的近傍を覆う構造となっており、中心電極放電部111の浮遊容量の発生を抑える構造となっている。
したがって、極めて効率的に、抵抗体150により浮遊容量CS1による電波雑音を吸収できる。
一方、プラズマ発生用電源30からの大電流は、大電流用電極部170を通って、抵抗体150に消費されることなく中心電極放電部111に直接供給されるので、エネルギ損失が少なく、効率よく放電空間140内の気体をプラズマ化できる。
したがって、電波雑音の遮断性に優れ、かつ、着火性に優れたプラズマ式点火装置1の実現が可能となる。
図3を参照して、本発明の第1の実施形態における点火プラグ1の具体的な構造について詳述する。本図(a)は、本図(b)のA−Aに沿った矢視断面図、(b)は、本実施形態における点火プラグ10の縦断面図である。
本実施形態おいて、大電流用電極部170は、長軸状に形成され、点火プラグ10の軸心に配設されている。大電流用電極部170の先端には、段付き柱状に形成された中心電極放電部111が接続されている。中心電極絶縁体部160は、略筒状に形成され、大電流用電極部170の外周を覆っている。高電圧用電極部151は、略筒状に形成され、中心電極絶縁体部160を覆っている。抵抗体150は、略筒状に形成され、中心電極放電部111を覆いつつ、上端面が高電圧用電極部151の下端面と接続され、外周面が中心電極放電部111の内周面と接続されている。抵抗体150は、導電性セラミックや抵抗材料と接着剤との混合物などによって形成されており、抵抗値を3〜10kΩに調整するのが望ましい。抵抗体150の抵抗値をこの範囲に調整することにより、最も効果的に電波雑音が吸収できることが判明した。
なお、本実施形態において、高電圧用電極部151は、金属等の導電性材料を筒状に加工しても良いし、中心電極絶縁部160の外周面に、導体メッキ又は、導体印刷によって膜状に形成しても良い。
図4に示すように、本発明の第1の実施形態において、第1の整流素子26を含む高電圧配送線271と、第2の整流素子35を含む大電流配送線361とは、例えば、ポキシ樹脂等からなる樹脂モールド51によって覆われ、互いに電気絶縁性を保っている。さらに樹脂モールド51は、電磁シールドを兼ねたケース50によって覆われている。樹脂モールド51の先端側には、ケース50を、点火プラグ10の絶縁体頭部122に嵌着すべく、筒状に形成された耐熱ゴム等の弾性部材からなるキャップ部52が形成されている。ケース50の基端側外周にはエンジンブロック41に固定するためのケースネジ部501が形成されている。
高電圧配送線271の先端には、高電圧電極151の絶縁体頭部122から露出した部位に嵌着するための高電圧端子金具272が配設されている。高電圧端子金具272は、例えば一部を切り欠いた環状で、高電圧電極151の外径よりもわずかに小径となるように形成したり、先端に内側に向かって屈曲する突起部を形成したりすることによって、高電圧電極151に嵌着したときに弾性的に高電圧電極151を把持するので、高電圧電極151と高電圧端子金具272との導通が確保されている。また、大電流配送線361の先端には、バネ部材363を介して柱軸状に形成された大電流端子金具362が接続されている。
本実施形態においては、大電流用電極部170の基端側は、中心電極絶縁部160よりも短く形成されているので、中心電極絶縁部160の凹陥部に、大電流端子金具362を挿入し、バネ部材363の弾性力によって大電流電極170の上端面に押圧されて、大電流用電極部170と大電流端子金具362との導通が確保されている。
このような構成とすることで、点火プラグ10の頭部にケース50を装着するだけで、極めて容易に、高電圧電源20と高電圧電極151との導通とプラズマ発生用電源30と大電流電極170との導通とを確保できる。したがって、電波雑音の遮断性に優れたプラズマ式点火装置1の実現が可能となる。
図5を参照して、本発明の第2の実施形態における点火プラグ10aの構成について説明する。なお、第1の実施形態と同一部分については同一の符号を付したので説明を省略し、本実施形態における特徴的な部分についてのみ説明する。
本実施形態においては、上記実施形態とは逆に、高電圧電極151aが長軸状に形成され、点火プラグ10aの軸心に配設され、大電流電極170aが筒状に形成されている。
高電圧電極151aの先端には、柱状に形成された抵抗体150aが接続されており、さらに、その先端には、段付き柱状に形成された中心電極放電部111aが接続されている。中心電極絶縁体部160aは、略筒状に形成され、高電圧極部151aの外周を覆っている。大電流用電極部170aは、略筒状に形成され、中心電極絶縁体部160aを覆いつつ、下端部において、内側に向かって屈曲し、中心電極放電部111aと接続されている。
このような構成とすることによっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図6に示すように、本発明の第2の実施形態において、第1の整流素子26aを含む高電圧配送線271aと、第2の整流素子35aを含む大電流配送線361aとは、例えば、ポキシ樹脂等からなる樹脂モールド51aによって覆われ、互いに電気絶縁性を保っている。高電圧配送線271aの先端には、バネ部材273a介して柱軸状に形成された高電圧端子金具272aが接続されている。また、大電流配送線361の先端には、大電流電極170aの絶縁体頭部122から露出した部位に嵌着するための大電流端子金具362aが配設されている。高電圧用電極部151aの基端側は、中心電極絶縁部160aよりも短く形成されているので、中心電極絶縁部160aの凹陥部に、高電圧端子金具272aを挿入し、バネ部材273aの弾性力によって高電圧電極170の上端面に押圧されて、高電圧用電極部151aと高電圧端子金具273aとの導通が確保されている。
大電流端子金具362aは、例えば一部を切り欠いた環状で、大電流電極170aの外径よりもわずかに小径となるように形成したり、先端に内側に向かって屈曲する突起部を形成したりすることによって、大電流電極170aに嵌着したときに弾性的に大電流電極170aを把持するので、大電流電極170aと大電流端子金具362aとの導通が確保されている。
このような構成とすることで、点火プラグ10aの頭部にケース50を装着するだけで、極めて容易に、高電圧電源20と高電圧電極151aとの導通とプラズマ発生用電源30と大電流電極170aとの導通とを確保できる。
したがって、電波雑音の遮断性に優れたプラズマ式点火装置1aの実現が可能となる。
図7に、本発明の第3の実施形態における点火プラグ10bの断面図を示す。
本図中(a)は、(b)のA−Aに沿った矢視断面図である。第1の実施形態において、高電圧電極151及び抵抗体150は、略筒状に形成したが、本実施形態においては、図7に示すように、高電圧電極151b及び抵抗体150bは、帯板状に形成され、高電圧電極151bの基端側が折り曲げられ高電圧電極弾性部152bが形成されている。このような形状としても、上述の実施形態と同様、抵抗体150bを点火プラグ10b内に載置して、浮遊容量CS1によって発生する電波雑音を吸収する本発明の効果が得られる。
図8に、本発明の第4の実施形態における点火プラグ10cの要部断面図を示す。本実施形態においては、大電流電源170cを中心電極絶縁部160cよりも長く形成し、大電流端子金具362cをこれにあわせた形状とした点のみが第1の実施形態と相違する。大電流用電極部170cの基端部が中心電極絶縁部160cから露出し、大電流端子金具362cによって弾性的に把持することができる。このような形状としても、上述の実施形態と同様、抵抗体150cを点火プラグ10c内に載置して、浮遊容量CS1によって発生する電波雑音を吸収する本発明の効果が得られる。
なお、本実施形態のように軸心側の電極を中心電極絶縁部から露出せしめた形状を他の実施形態に適用しても良い。
図9に、本発明の第5の実施形態における点火プラグ10dを示す。本実施形態においては、点火プラグ10dは、中心電極110dの外周を覆う略筒状に形成した絶縁体120dの下端面と、絶縁体120dの下端面から露出した中心電極放電部111dの外周面と、絶縁体120dを覆いつつ、略環状に形成した接地電極130dの接地電極開口部131内周壁と、によって放電空間140dを区画した構造となっている。
なお、中心電極110dは、本図に示すように、上記実施形態と同様、軸心側に大電流電極170dを配し、外側に略筒状の高電圧電極151dを配した構造でも良いし、軸心側に高電圧電極を配し、外側に略筒状の大電流電極を配した構造でも良い。
さらに、絶縁体120の下端面は、図9に示したような平面のみならず、中心電極放電部111dを下方に延設して、絶縁体120の下端面をテーパ状に傾斜した円錐面としても良いし、下に突となる湾曲面状に形成しても良い。
このような構造とすることで、放電用電源20からの高電圧の印加によって、絶縁体120dの下端面から突出した中心電極放電部111dの外周面と接地電極開口部131dの内周壁との間で放電が起こったときには、絶縁体120の下端面に沿った延面放電経路が形成され、プラズマ発生用電源30からの大電流の供給によって、該沿面放電経路近傍の気体をプラズマ状態とすることができる。
このような、いわゆる沿面放電型の点火プラグ10dを用いた場合であっても、抵抗体150dを点火プラグ10d内に載置することによって、電波雑音を効果的に遮断する本発明の効果が発揮できる。
図10に、本発明の第5の実施形態における点火プラグ10eを示す。
本実施形態においては、点火プラグ10eは、中心電極放電部111eの下端面の少なくとも一部を先端方向へ延設して、中心電極110eの外周を覆う略筒状に形成した絶縁体120eの下端面から露出せしめた中心電極突出部112eと、絶縁体120eの外周を覆う接地電極130eの一部を略L字形に延設して、中心電極突出部112eの下端面と所定の放電距離を設けて対向せしめて、放電空間140eとなした構造としてある。このような、いわゆるエアギャップ放電型の点火プラグ10eを用いた場合であっても、抵抗体150eを点火プラグ10e内の所定の部位に載置することによって、浮遊容量CS1によって発生する電波雑音を効果的に遮断する本発明の効果が発揮できる。加えて、通常のスパークプラグに適用される点火コイル等からの高電圧の印加のみによる放電に比べて、遥かに大きなエネルギを短時間に発生させることができるので、中心電極突出部112eと対向する接地電極131eとの間に形成される狭い領域140e内の気体を高密度でプラズマ化できるので、電波雑音の遮断性に優れ、かつ、極めて着火性に優れた点火装置が実現できる。
なお、本実施形態においても上述の実施形態と同様、中心電極110eは、本図に示すように、軸心側に大電流電極170eを配し、外側に略筒状の高電圧電極151eを配した構造でも良いし、軸心側に高電圧電極を配し、外側に略筒状の大電流電極を配した構造でも良い。
本発明は、上記実施形態に限定するものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記実施形態においては、2つの異なる電源21、31を用いたが、DC−DCコンバータ等を用いて、一つの電源から異なる電圧を取り出す構造としても良い。
また、放電用電源20には、最も基本的な点火コイル昇圧型の高電圧電源を示したが、コンデンサを用いて昇圧するCDI等を用いても良い。
は、本発明の第1の実施形態におけるプラズマ式点火装置の概要を示す構成図。 本発明の効果を示す等価回路図。 (a)は、本図(b)中A−Aに沿った矢視断面図、(b)は、本発明の第1の実施形態におけるプラズマ式点火装置に適用可能な点火プラグの縦断面図。 本発明の第1の実施形態における、中心電極頭部近傍の要部断面図。 本発明の第2の実施形態における点火プラグの詳細を示す縦断面図。 本発明の第2の実施形態における、中心電極頭部近傍の要部断面図。 本発明の第3の実施形態における点火プラグの詳細を示す縦断面図。 本発明の第3の実施形態における、中心電極頭部近傍の要部断面図。 本発明の第4の実施形態における点火プラグの詳細を示す縦断面図。 本発明の第5の実施形態における点火プラグの詳細を示す縦断面図。 従来の問題点を示す等価回路図。 従来のプラズマ式点火装置1zの概要を示す全体構成図。 (a)は、従来のプラズマ式点火装置1xの概要を示す構成図、(b)は、従来のプラズマ式点火装置のタイムチャート。
符号の説明
1 プラズマ式点火装置
10 点火プラグ
110 中心電極
111 中心電極放電部
120 絶縁体
130 接地電極
140 放電空間
150 抵抗体
151 高電圧用電極部
160 中心電極絶縁部
170 大電流用電極部

Claims (7)

  1. 内燃機関に装着され、絶縁体を介して配設した中心電極と接地電極との間に放電空間を設けた点火プラグと、該点火プラグに高電圧の印加を行う放電用電源と、大電流の供給を行うプラズマエネルギ供給用電源と、を具備し、上記高電圧の印加と上記大電流の供給とによって、上記放電空間内の気体を高温高圧のプラズマ状態にして内燃機関の点火を行うプラズマ式点火装置において、
    上記中心電極は、
    上記放電空間にその表面が露出する中心電極放電部と、
    先端側は抵抗体を介して上記中心電極放電部に接続し、基端側は上記放電用電源に接続する高電圧用電極部と、
    先端側は上記中心電極放電部に接続し、基端側は上記プラズマ発生用電源に接続する大電流用電極部と、
    上記高電圧用電極部と上記大電流用電極部との絶縁性を確保する電極部絶縁体と、
    を具備することを特徴とするプラズマ式点火装置。
  2. 上記中心電極放電部は、略柱状に形成し、
    上記大電流用電極部は、略長軸状に形成し、その下端面と上記中心電極放電部の上端面とを接続せしめ、
    上記抵抗体は、上記中心電極放電部の側面外周を覆う略筒状に形成し、その内周面と上記中心電極放電部の側面外周とを接続せしめ、
    上記電極部絶縁体は、上記大電流用電極部の外側を覆う略筒状に形成し、
    上記高電圧用電極部は、上記電極部絶縁体の外周の一部又は全部を覆う略帯状又は略筒状に形成し、その下端面と上記抵抗体の上端面とを接続せしめて、
    これらを略長軸状の上記中心電極となしたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマ式点火装置。
  3. 上記中心電極放電部は、略柱状に形成し、
    上記抵抗体は、略柱状に形成し、その下端面と上記中心電極放電部の上端面とを接続せしめ、
    上記高電圧用電極部は、略長軸状に形成し、その下端面と上記抵抗体の上端面とを接続せしめ、
    上記電極部絶縁体は、上記高電圧用電極部の外側を覆う略筒状に形成し、
    上記大電流用電極部は、上記電極部絶縁体の外周の一部又は全部を覆う略帯状又は略筒状に形成し、下端部においてその内周面と上記抵抗体の側面外周とを接続せしめて、
    これらを略長軸状の上記中心電極となしたことを特徴とする請求項1に記載のプラズマ式点火装置。
  4. 上記点火プラグは、
    上記中心電極放電部の下端面と、
    上記中心電極の外周を覆いつつ、上記中心電極放電部の下端面よりも下方に伸びる略筒状に形成した絶縁体の内周壁と、
    該絶縁体を覆いつつ、上記絶縁体の内周壁に連通して開口する略筒状に形成した接地電極の接地電極開口部内周壁と、
    によって上記放電空間を区画したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
  5. 上記点火プラグは、
    上記中心電極の外周を覆う略筒状に形成した絶縁体の下端面と、
    上記絶縁体の下端面から露出した中心電極放電部の外周面と、
    上記絶縁体を覆いつつ、略環状に形成した接地電極の接地電極開口部内周壁と、
    によって上記放電空間を区画したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
  6. 上記点火プラグは、
    上記中心電極放電部の下端面の少なくとも一部を先端方向へ延設して、上記中心電極の外周を覆う略筒状に形成した絶縁体の下端面から露出せしめた中心電極突出部と、
    上記絶縁体の外周を覆う接地電極の一部を略L字形に延設して、上記中心電極突出部の下端面と所定の放電距離を設けて対向せしめて、
    上記放電空間となしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
  7. 上記放電用電源からの高電圧を整流しつつ、上記プラズマ発生用電源からの逆流を阻止する第1の整流素子と、
    上記プラズマ発生用電源からの電流を整流しつつ、上記放電用電源からの逆流を阻止する第2の整流素子と、
    上記プラズマ発生用電源と上記点火プラグとの間で並列に介装されるノイズ低減用コンデンサと、
    を具備し、
    少なくとも上記第1の整流素子と上記第2の整流素子とを上記内燃機関のプラグホール内に載置せしめたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のプラズマ式点火装置。
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