JP4904833B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

この発明はエスカレータあるいは電動道路等の乗客コンベアに係り、特に循環する移動手摺の出入口部に設けられた欄干部を改良した乗客コンベアに関するものである。
一般に、乗客コンベアには循環する移動手摺の出入口部に設けられた欄干部に、利用者の手や携行物等の異物が移動手摺に巻き込まれたような危険状態が発生した場合、これを保護すると共に、移動手摺を停止させる安全装置として作動する可動式の保護体が設置されている。そしてこの可動式保護体の一部が欄干部を構成する前面パネルから外部に突出している(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平06−211477号公報(段落0002、図5) 特開昭59−82287号公報(2頁左下欄5行〜19行、図4)
上記特許文献に開示された乗客コンベアは、可動式保護体が移動手摺の出入口部に設けられた欄干部の前面パネルから外部に突出する部分を有しているため、保護体の突出した部分に利用者や利用者の携行物等の異物が接触または衝突した場合、保護体と移動手摺との間に何も挟まっていないにも拘わらず、安全装置が作動し、乗客コンベアを停止させる危険性がある。
この発明は上記のような従来技術の課題を解決するためになされたもので、利用者や利用者の携行物等の異物が接触または衝突することのない保護体を欄干部に備えた乗客コンベアの提供を目的とするものである。
この発明に係る乗客コンベアは、移動手摺が侵入する開口部を有する前面パネルを含む構成の欄干部と、上記前面パネルの開口部であって、かつ上記移動手摺の外側に配置され、利用者や利用者の携行物等の異物が上記移動手摺に巻き込まれた際、変位もしくは変形する可動式保護体と、上記可動式保護体の変位もしくは変形により上記移動手摺の移動を停止させる異常検知手段と、を備えた乗客コンベアにおいて、上記可動式保護体を、柔軟材で構成し、上記欄干部の内部に収納配置すると共に、上記前面パネルに近接して配置し、上記可動式保護体の表面と、上記欄干部を構成する部材との間に人間の手が入る程度の所定の空隙を形成することを特徴とするものである。
この発明に係る乗客コンベアによれば、利用者や利用者の携行物等の異物が移動手摺に巻き込まれたような危険状態が発生した場合に作動する保護体に、欄干部の前面パネルから外部に突出する部分がないため、利用者や利用者の携行物等の異物の接触や衝突に起因する誤検出による安全装置の誤作動を防止することができる。
以下、添付図面を参照しながらこの発明をエスカレータに適用した場合の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータの全体構成を示す側面縦断面図で、図において、エスカレータは上梁1aと下梁1bとの間に跨設されたトラス2によって支持された傾斜路を形成し、この傾斜路の頂部には駆動電動機3が収納され、踏段スプロケット4を駆動する。踏段スプロケット4には無端状の踏段チェーン5が巻き掛けられており、更にこの踏段チェーン5には踏段6が縦列に係止されて移動する。
踏段スプロケット4の回転軸(図示せず)には、手摺第1スプロケット7が取り付けられており、手摺チェーン8を介して手摺第2スプロケット9を駆動する。この手摺第2スプロケット9によって手摺駆動ユニットHDが駆動され、この手摺駆動ユニットHDによって移動手摺10が踏段6と等速で循環駆動される。なお、このエスカレータは制御盤11によって運転制御される。
図2はエスカレータの移動手摺の出入口部が設けられた欄干部を示す構造図で、内部構造を説明するため部分的に切り欠いた部分断面構造で表現した図である。この図2において、移動手摺10は、欄干部20を構成する前面パネル21の開口部22へ侵入するように手摺案内レール23によって案内される。前面パネル21の開口部22には、移動手摺10の進行方向に移動可能な可動式保護体24が前面パネル21から突出する部分がないように欄干部20の内部に収納配置されている。なお、この可動式保護体24は、移動手摺10を取り巻くように移動手摺10の外側に配置されている。
可動式保護体24はゴム等の柔軟な材質で構成されており、可動式保護体24と循環する移動手摺10との間に利用者の手や携行物等の異物が挟まった場合に欄干部20の内部へ移動する等、変位もしくは変形し、欄干部20の内部に設けられた異常検知手段であるスイッチ25を作動させる作動子としての機能も兼ね備えている。即ち、可動式保護体24と移動手摺10との間に利用者の手や携行物等の異物が挟まった場合に、可動式保護体24が前面パネル21に対し欄干部20の内部へ移動し、スイッチ25を作動させることにより、エスカレータの駆動電動機3を停止させる。なお、可動式保護体24の前面パネル21側には、前面パネル21の外面と概ね一致した面状の保護膜体26が設けられている。
図3は図2の欄干部20の縦断面を示す図で、この図から理解されるように、可動式保護体24と前面パネル21との間には利用者である人間の手が入る程度の所定の空隙27が確保されており、前面パネル21の壁面28が可動式保護体24を取り囲むように構成されている。
この発明の実施の形態1に係るエスカレータの欄干部20は上記のように構成されているので、安全装置の作動子でもある可動式保護体24が欄干部20の前面パネル21より外側に突出していないため、利用者や利用者の携行物が可動式保護体24に接触または衝突することがなく、安全装置の誤動作を防止することが可能となる。また、可動式保護体24と前面パネル21の壁面28との間には利用者である人間の手が入る程度の所定の空隙27が確保されているため、万一利用者の手が移動手摺10と可動式保護体24との間に挟まり、可動式保護体24が前面パネル21の壁面28側へ膨らんでも、前面パネル21の壁面28と可動式保護体24とが接触することがないため、挟まれた利用者の手が圧迫されることがなく安全である。
さらに、保護膜体26により前面パネル21の開口部22を塞ぐことにより、可動式保護体24と前面パネル21の壁面28の間に異物が入り込むことを防止することができ、可動式保護体24を移動させることがなく、また、欄干部20の内部への埃や異物の侵入を抑制する効果を奏するものである。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2を示す斜視図である。図4において、実施の形態1と同様に、移動手摺10は欄干部20の前面パネル21の開口部22に侵入するように案内され、前面パネル21の開口部22には移動手摺10の進行方向に移動可能な可動式保護体24が設けられている。可動式保護体24による案内装置としての作動原理や構成は実施の形態1と同様であるが、実施の形態1における保護膜体26がない形態を示している。なお、その他エスカレータ自身の構成については、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
実施の形態2に示すエスカレータの欄干部20は上記のように構成されているが、このような構成であっても、可動式保護体24が前面パネル21の表面から突出していないため安全装置が誤動作することなく、万一利用者の手が挟まれた場合でも、可動式保護体24と前面パネル21の壁面28との間には利用者の手が入る程度の所定の空隙27が確保されているため、挟まれた利用者の手が圧迫されることがなく安全である。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3を示す斜視図である。図5から明らかなように、本実施の形態によるエスカレータの欄干部50は、前面パネル51の開口部52が下側に開放され、壁面53が可動式保護体24と空隙54を形成する構造となっている。なお、その他の構成については実施の形態1と同様であり、同一符号を付すことにより、その説明を省略する。
実施の形態3においても、可動式保護体24が前面パネル51から突出しておらず、また可動式保護体24と前面パネル51の壁面53との間には人間の手が入る程度の所定の空隙54が確保されているため、実施の形態1あるいは実施の形態2と同様な効果を奏するものである。
以上の各実施の形態においては、この発明をエスカレータに適用した場合について図示説明したが、エスカレータに限らず電動道路等の乗客コンベアに適用できることは明らかである。
この発明に係る乗客コンベアは、利用者や利用者の携行物等の異物が接触または衝突することのない保護体を欄干部に備えたことにより、異物の接触や衝突に起因する誤検出による安全装置の誤作動を防止することができるものであり、産業上の利用可能性は大きいものがある。
この発明の実施の形態1に係るエスカレータ側面縦断面図である。 この発明の実施の形態1に係るエスカレータの欄干部の部分断面構造図である。 図2に示すエスカレータの欄干部の縦断面を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るエスカレータの欄干部の部分断面構造図である。 この発明の実施の形態3に係るエスカレータの欄干部の部分断面構造図である。
符号の説明
1a 上梁 1b 下梁
2 トラス 3 駆動電動機
4 踏段スプロケット 5 踏段チェーン
6 踏段 7 手摺第1スプロケット
8 手摺チェーン 9 手摺第2スプロケット
10 移動手摺 11 制御盤
HD 手摺駆動ユニット 20、50 欄干部
21、51 前面パネル 22、52 開口部
23 手摺案内レール 24 可動式保護体
25 スイッチ 26 保護膜体
27、54 空隙 28、53 壁面

Claims (2)

  1. 移動手摺が侵入する開口部を有する前面パネルを含む構成の欄干部と、
    上記前面パネルの開口部であって、かつ上記移動手摺の外側に配置され、利用者や利用者の携行物等の異物が上記移動手摺に巻き込まれた際、変位もしくは変形する可動式保護体と、
    上記可動式保護体の変位もしくは変形により上記移動手摺の移動を停止させる異常検知手段と、
    を備えた乗客コンベアにおいて、
    上記可動式保護体を、柔軟材で構成し、上記欄干部の内部に収納配置すると共に、上記前面パネルに近接して配置し、
    上記可動式保護体の表面と、上記欄干部を構成する部材との間に人間の手が入る程度の所定の空隙を形成することを特徴とする乗客コンベア。
  2. 上記前面パネルの開口部に、この開口部を塞ぐ保護膜体を設けたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。
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