JP4902781B2 - 無線通信用のブロック単位判定帰還形等化の方法及び装置 - Google Patents

無線通信用のブロック単位判定帰還形等化の方法及び装置 Download PDF

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Description

(合衆国法典第35編第119条に基づく優先権主張)
本願は、2005年3月29日に共に出願され、本願の譲受人に譲渡され、参照によって本明細書に明確に組み込まれている「無線通信における判定帰還形等化のための方法及び装置(METHOD AND APPARATUS FOR DECISION-FEEDBACK EQUALIZATION IN WIRELESS COMMUNICATIONS)」という名称の米国特許仮出願第60/666,334号、及び、「無線通信における適応等化のための方法及び装置(METHOD AND APPARATUS FOR ADAPTIVE EQUALIZATION IN WIRELESS COMMUNICATIONS)」という名称の米国特許仮出願第60/666,416号の優先権を主張する。
本開示は、一般的に通信に係わり、特に、通信システムにおいて等化を実行する技術に関係する。
通信システムにおいて、送信機は、チップの系列を生成するために典型的にトラヒックデータを処理(たとえば、符号化、インターリーブ化、シンボルマップ化、拡散化、及び、スクランブル化)する。送信機は、その後、無線周波(RF)信号を生成するためにチップ系列を処理し、通信チャネルを介してRF信号を送信する。通信チャネルはチャネル応答によってRF信号を歪め、雑音及び他の送信機からの干渉によってRF信号をさらに劣化させる。
受信機は、送信されたRF信号を受信し、サンプルを取得するために受信されたRF信号を処理する。受信機は、送信機によって送信されたチップの推定値を取得するためにサンプルに対して等化を実行する。受信機は、その後、復号化されたデータを取得するためにチップ推定値を処理(たとえば、逆スクランブル化、逆拡散化、復調、逆インターリーブ化、及び、復号化)する。等化は、典型的に、チップ推定値の品質並びに全体的な性能に大きな影響を与える。
したがって、優れた性能を達成するように等化を実行する手法が技術的に必要である。
本発明の実施形態によれば、少なくとも1台のプロセッサ及びメモリを含む装置が記載されている。(複数台の)プロセッサは、チャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいて、フィードバックフィルタ応答への制約無しに、又は、定時サンプルに対するフィードバック無しの制約でフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出する。信頼性パラメータは等化のため使用されたフィードバックの信頼性を示し、周波数依存性であるか、又は、周波数不変性である。(複数台の)プロセッサは、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を用いて等化を実行する。
別の実施形態によれば、チャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいて、フィードバックフィルタ応答への制約無しに、又は、定時サンプルに対するフィードバック無しの制約でフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答が導出される方法が提供される。等化はフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を用いて実行される。
さらに別の実施形態によれば、チャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいて、フィードバックフィルタ応答への制約無しに、又は、定時サンプルに対するフィードバック無しの制約でフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出する手段を含む装置が記載されている。装置は、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を用いて等化を実行する手段をさらに含む。
さらに別の実施形態によれば、少なくとも1台のプロセッサ及びメモリを含む装置が記載されている。(複数台の)プロセッサは、複数の信号コピーのチャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいて、複数の信号コピーに対する複数のフィードフォワードフィルタ応答を導出する。複数の信号コピーは、オーバーサンプリング及び/又は複数の受信アンテナから取得される。(複数台の)プロセッサは、チャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいてフィードバックフィルタ応答もまた導出する。(複数台の)プロセッサは、複数のフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を用いて複数の信号コピーに対する入力シンボルに関して等化を実行する。
さらに別の実施形態によれば、複数の信号コピーに対する複数のフィードフォワードフィルタ応答が複数の信号コピーのチャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいて導出される方法が提供される。フィードバックフィルタ応答はチャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいて導出される。等化は複数のフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を用いて複数の信号コピーに対する入力シンボルに関して実行される。
さらに別の実施形態によれば、複数の信号コピーのチャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいて複数の信号コピーに対する複数のフィードフォワードフィルタ応答を導出する手段と、チャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいてフィードバックフィルタ応答を導出する手段と、複数のフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を用いて複数の信号コピーに対する入力シンボルに関して等化を実行する手段とを含む装置が記載されている。
さらに別の実施形態によれば、少なくとも1台のプロセッサ及びメモリを含む装置が記載されている。(複数台の)プロセッサは、正しく復号化された第1のデータブロックに基づいて信頼性パラメータを推定し、チャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいてフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出し、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を用いて第2のデータブロックに対する等化を実行する。
さらに別の実施形態によれば、信頼性パラメータが正しく復号化された第1のデータブロックに基づいて推定される方法が提供される。フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答はチャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいて導出される。等化はフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を用いて第2のデータブロックのため実行される。
さらに別の実施形態によれば、正しく復号化された第1のデータブロックに基づいて信頼性パラメータを推定する手段と、チャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいてフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出する手段と、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を用いて第2のデータブロックに対する等化を実行する手段とを含む装置が記載されている。
本発明の種々の態様及び実施形態を以下でさらに詳細に記載する。
通信チャネルの時間ドメインモデルを示す図である。 通信チャネルの周波数ドメインモデルを示す図である。 時間ドメインフィードバックフィルタ付きのチップ間隔DFEを示す図である。 周波数ドメインフィードバックフィルタ付きのチップ間隔DFEを示す図である。 チップ間隔DFEの周波数ドメインモデルを示す図である。 フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出するプロセスを示す図である。 判定帰還形等化を実行するプロセスを示す図である。 時間ドメインフィードバックフィルタ付きの分数間隔DFEを示す図である。 周波数ドメインフィードバックフィルタ付きの分数間隔DFEを示す図である。 分数間隔DFEの周波数ドメインモデルを示す図である。 フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出するプロセスを示す図である。 複数の信号コピーに対する等化を実行するプロセスを示す図である。 正しく復号化されたデータブロックから導出された信頼性パラメータに基づいて判定帰還形等化を実行するプロセスを示す図である。 送信機及び受信機のブロック図である。
「例示的な」という語は本明細書では「例、事例、又は、実例として役立つ」ことを意味するために使用されている。本明細書中で「例示的な」として記載されている実施形態は、必ずしも他の実施形態より好ましい、又は、有利であるとみなされるべきでない。
明確にするために、以下の術語が以下の説明の大半で使用されている。時間ドメインスカラーは、サンプル期間のための添字n付きの小文字、たとえば、h(n)によって示されている。周波数ドメインスカラーは、周波数ビンのための添字k付きの大文字、たとえば、H(k)によって示されている。時間ドメインベクトルは、ボールド体小文字筆記体、たとえば、
Figure 0004902781
によって示されている。時間ドメイン行列は、ボールド体大文字筆記体、たとえば、
Figure 0004902781
によって示されている。周波数ドメインベクトルは、ボールド体小文字活字体、たとえば、hによって示されている。周波数ドメイン行列は、ボールド体大文字活字体、たとえば、Hによって示されている。用語「チップ」及び「サンプル」は一般的に時間ドメインの量を表し、用語「シンボル」は一般的に周波数ドメインの量を表す。
1.チップ間隔DFE
図1Aは、送信機110及び受信機150を伴う通信システムの時間ドメインモデル100を示している。モデル100は、サンプルレートがチップレートと一致するように、受信信号がチップレートで標本化されることを仮定する。送信機110は、トラヒックデータを処理し、通信チャネル120を介して送信される送信チップs(n)を生成する。チャネル120は、ブロック124における時間ドメインインパルス応答h(n)と、加算器126を経由する加法性雑音を用いてモデル化されている。チャネルインパルス応答h(n)は、送信機110におけるパルス成形フィルタ、伝播チャネル、受信機150におけるフロントエンドフィルタなどの影響を含む。受信機150は、チャネル120を介して入力サンプルr(n)を取得し、送信チップs(n)の推定値であるチップ推定値
Figure 0004902781
を取得するために入力サンプルに関して等化を実行する。
図1Bは、図1Aにおける通信システムの周波数ドメインモデル102を示している。周波数ドメインモデル102は時間ドメインモデル100と等価である。送信機110からの送信チップs(n)は通信チャネル130を介して送信される。チャネル130の場合、時間ドメイン送信チップs(n)は、周波数ドメイン送信シンボルS(k)を取得するためにユニット132によりK点高速フーリエ変換(FFT)又はK点離散フーリエ変換(DFT)を用いて周波数ドメインへ変換される。チャネル130は、ブロック134におけるチャネル周波数応答H(k)と加算器136を経由する加法性雑音N(k)とを用いてモデル化される。ユニット138は、時間ドメイン雑音n(n)に関してK点FFT/DFTを実行し、周波数ドメイン雑音N(k)を供給する。ユニット140は、加算器136からの周波数ドメイン入力シンボルR(k)に関してK点逆FFT(IFFT)又はK点逆DFT(IDFT)を実行し、時間ドメイン入力サンプルr(n)を受信機150へ供給する。
時間ドメイン入力サンプルr(n)及び周波数ドメイン入力サンプルR(k)は、以下の式で表される。
Figure 0004902781
受信機150はブロック単位で入力サンプルを処理する。データブロックは、パケット、フレームなどと呼ばれることもある。一実施形態では、各データブロックはK個の入力サンプルにより構成されている。入力サンプル及び入力シンボルは、後述されるように1個のデータブロックについて行列形式で表現してもよく、
Figure 0004902781
であり、ここで、
s=[s(1) s(2)…s(K)]T は、送信チップのK×1ベクトルであり、
s=[S(1) S(2)…S(K)]T は、送信シンボルのK×1ベクトルであり、
r=[R(1) R(2)…R(K)]T は、受信シンボルのK×1ベクトルであり、
r=[r(1) r(2)…r(K)]T は、受信サンプルのK×1ベクトルであり、
n=[N(1) N(2)…N(K)]T は、ノイズのK×1ベクトルであり、
Hは、対角方向にチャネル利得H(1)乃至H(K)を、それ以外の場所では零を収容するK×Kチャネル応答行列であり、
kはK×Kフーリエ行列であり、
-1 kはK×K逆フーリエ行列であり、
”T”は転置を表している。
雑音は、零平均及び共分散行列Ni・Iを有する加法性白色ガウス雑音(AWGN)であると仮定され、ここで、Nは雑音の分散であり、Iは単位行列である。
kの第k行第n列の要素は、
Figure 0004902781
で与えられる。式(6)中、「−1」は0ではなく1から始まる添字k及びnに起因している。
受信機150は、入力サンプルの各ブロックに関して判定帰還形等化を実行する。判定帰還形等化器(DFE)は、典型的に、フィードフォワードフィルタ及びフィードバックフィルタを含む。一実施形態では、フィードフォワードフィルタは周波数ドメインで実施され、フィードバックフィルタは時間ドメイン又は周波数ドメインのどちらで実施されてもよい。
図2Aは、時間ドメインフィードバックフィルタを有するDFE付きのモデル200のブロック図を示している。送信機210は、通信チャネル220を介して送信される送信チップs(n)を生成する。チャネル220は、ブロック224におけるチャネルインパルス応答h(n)と加算器226を経由する加法性雑音n(n)とを用いてモデル化されている。受信機250aはチャネル220を介して入力サンプルr(n)を取得する。受信機250a内で、FFT/DFTユニット252は入力サンプルを周波数ドメインへ変換し、入力シンボルR(k)を供給する。フィードフォワードフィルタ260は入力シンボルをフィルタ処理し、フィルタ処理されたシンボルX(k)を供給する。IFFT/IDFTユニット264は、フィルタ処理されたシンボルを時間ドメインへ変換し、フィルタ処理されたサンプルx(n)を供給する。加算器266はフィルタ処理されたサンプルx(n)からフィードバックサンプルy(n)を減算し、等化されたサンプルz(n)を供給する。スライサ270は、等化されたサンプルz(n)をスライス化又は定量化し、チップ推定値s^(n)を供給する。フィードバックフィルタ272はチップ推定値をフィルタ処理し、フィードバックサンプルy(n)を供給する。
図2Bは、周波数ドメインフィードバックフィルタを有するDFE付きのモデル202のブロック図を示している。送信機210及び通信チャネル220は図2Aに関して上述された通りである。受信機250bはチャネル220を介して入力サンプルr(n)を取得する。受信機250b内で、FFT/DFTユニット252及びフィードフォワードフィルタ260は図2Aに関して上述された通りに入力サンプルを操作し、フィルタ処理されたシンボルX(k)を供給する。加算器266はフィルタ処理されたシンボルX(k)からフィードバックシンボルY(k)を減算し、等化されたシンボルZ(k)を供給する。IFFT/IDFTユニット268は等化されたシンボルを時間ドメインへ変換し、等化されたサンプルz(n)を供給する。スライサ270は等化されたサンプルz(n)をスライス化し、チップ推定値s^(n)を供給する。FFT/DFTユニット274はチップ推定値s^(n)を周波数ドメインへ変換し、シンボル推定値S^(k)を供給する。フィードバックフィルタ280はシンボル推定値をフィルタ処理し、フィードバックシンボルY(k)を供給する。
送信されたブロックがサイクリックプリフィックス又はゼロパディングの何れかを有するならば、入力サンプルと時間ドメインフィードフォワードフィルタのインパルス応答との線形畳み込みは巡回畳み込みと等価である。このケースでは、時間ドメインフィードフォワードフィルタは、K×K対角行列Fによって表された周波数応答を有するブロック単位フィードフォワードフィルタによって周波数ドメイン内で表現されている。行列Fは、K個の周波数ビンのための対角方向にK個のフィルタ係数を収容し、その他の場所に零を収容している。
時間ドメインフィードバックフィルタは、L×1ベクトル
Figure 0004902781
によって表されているインパルス応答を有する。送信されたブロックがサイクリックプリフィックス又はゼロパディングの何れかを有するならば、フィードバックサンプルは、
Figure 0004902781
で表現され、ここで、
s^=[s^(1) s^ (2)…s^ (K)]T は、チップ推定のK×1ベクトルであり、
y=[y(1) y(2)…y(K)]T は、フィードバックサンプルのK×1ベクトルであり、
Figure 0004902781
時間ドメインフィードバックフィルタは、K×K対角行列Bによって表されている周波数応答を有するブロック単位フィードバックフィルタによって周波数ドメイン内で表現される。行列Bは、K個の周波数ビンのための対角方向にK個のフィルタ係数を収容し、それ以外の場所では零を収容している。
Figure 0004902781
図3はチップ間隔DFE付きの周波数ドメインモデル300を示している。モデル300は図2Aのモデル200及び図2Bのモデル202と等価である。送信機310は、通信チャネル330を介して送信される時間ドメイン送信チップs(n)を生成する。チャネル330は、送信チップを送信シンボルS(k)へ変換するFFT/DFTユニット332と、チャネル周波数応答H(k)のためのブロック334と、時間ドメイン雑音n(n)を周波数ドメイン雑音N(k)へ変換するFFT/DFTユニット338と、ブロック334及び338の出力を加算し入力シンボルR(k)を受信機350へ供給する加算器336とを用いてモデル化される。
受信機350内で、フィードフォワードフィルタ360は入力シンボルR(k)をフィルタ処理し、フィルタ処理されたシンボルX(k)を供給する。加算器366は、フィルタ処理されたシンボルX(k)からフィードバックシンボルY(k)を減算し、等化されたシンボルZ(k)を供給する。IFFT/IDFTユニット368は、等化されたシンボルZ(k)を時間ドメインへ変換し、等化されたサンプルz(n)を供給する。スライサ370は、等化されたサンプルz(n)をスライス化し、チップ推定値S^(k)を供給する。FFT/DFTユニット374はチップ推定値を周波数ドメインへ変換し、シンボル推定値S^(k)を供給する。フィードバックフィルタ380はシンボル推定値をフィルタ処理し、フィードバックシンボルY(k)を供給する。
フィードフォワードフィルタ360からのフィルタ処理されたシンボルは
Figure 0004902781
で表現され、ここで、
x=[X(1) X(2)…X(K)]Tは、フィルタ処理されたシンボルのK×1ベクトルである。
フィードバックフィルタ380からのフィードバックシンボルは、
Figure 0004902781
で表現され、ここで、y=[Y(1) Y(2)…Y(K)]Tは、フィードバックシンボルのK×1ベクトルである。
スライサ370に供給される等化されたサンプルは、
Figure 0004902781
で表現され、ここで、z=[z(1) z(2)…z(K)]Tは、等化されたサンプルのK×1ベクトルである。
フィードフォワードフィルタ周波数応答F及び、フィードバックフィルタ周波数応答Bは、様々な方法で導出される。一実施形態では、フィルタ応答F及びBは、送信チップsと、等化されたサンプルzとの間の平均自乗誤差(MSE)を最小化する最小平均自乗誤差(MMSE)規準に基づいて導出される。MSEは、
Figure 0004902781
で表現される。
以下の仮定が立てられる。
Figure 0004902781
ここで、Eは送信チップs(n)のためのチップ当たりのエネルギーであり、
E{ }は期待値演算を表し、
s^=[S^(1) S^(2)…S^(K)]Tはシンボル推定値のK×1ベクトルであり、
Rは、K×Kフィードバック相関行列であり、
”H”は共役転置を表す。
式(13)は、送信チップs 並びに、チップ推定値s^が無相関であることを示している。式(14)は、送信チップsとチップ推定値s^との間の相関を記述している。この相関は、DFEのための判定帰還の信頼性に関係している。
式(12)は展開され、式(11)、(13)及び(14)と組み合わされる。したがって、MSEは、
Figure 0004902781
で表現される。ここで、F(k)、B(k)及びR(k,k)は、それぞれ、K×K行列であるF、B及びRのk番目の対角要素である。F(k)は周波数ビンkのフィードフォワードフィルタ係数であり、B(k)はビンkのフィードバックフィルタ係数であり、R(k,k)はビンkの信頼性値である。
一実施形態では、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、フィードバックフィルタに何ら制約を加えることなく導出される。本実施形態の場合、フィードバックフィルタインパルス応答は、L×1ベクトル
Figure 0004902781
によって与えられる。このベクトルはL個の時間ドメインフィルタタップb乃至bL−1を含む。
式(15)から、フィードフォワードフィルタ応答は、
Figure 0004902781
で与えられる。
フィードバックフィルタ応答は、
Figure 0004902781
で与えられる。式(16)及び(17)において、R(k,k)はスライサからのフィードバックの信頼性を示している。
別の実施形態では、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、フィードバックフィルタに関してb=0という制約を用いて導出される。フィードバックフィルタは、典型的に、シンボル間干渉だけを補償するために使用されるので、定時サンプルに関連しているフィードバックはない。係数bは、定時サンプルに対するフィードバックを決定し、零に設定される。本実施形態の場合、フィードバックフィルタインパルス応答は、L×1ベクトル
Figure 0004902781
によって与えられる。
フィードバックフィルタ応答は、
Figure 0004902781
で表わされ、Qは(L−1)×(L−1)行列であり、pは(L−1)×1ベクトルである。
Qの要素は、
Figure 0004902781
で表され、ここで、m,l=1,...,(L−1)に対するQ(m,l)は、Qの第m行第l列の要素である。
pの要素は、
Figure 0004902781
で表され、m=1,...,(L−1)に対するp(m)は、pのm番目の要素である。
ベクトルbは、式(18)に示されているように、行列Q及び、ベクトルpに基づいて導出される。ベクトルbは、その結果、式(19)に示されているように、フィードバックフィルタ応答B(k)を取得するために、FFT/DFTを用いて変換される。計算を減らすために、Lは、Kより遙かに小さく、かつ、重要なISIコンポーネントをカバーするために十分に大きくなるように選択される。
式(15)に基づいて、b=0という制約を用いると、フィードフォワードフィルタ応答は、
Figure 0004902781
で与えられる。式(22)は、フィードフォワードフィルタ応答F(k)がb=0を用いる実施形態に対するフィードバックフィルタ応答B(k)に依存することを示している。
さらに別の実施形態では、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、フィードバックフィルタに対するb=0という制約と、R(k,k)=ρ及びL=Kとを用いて導出される。ρはフィードバックの信頼性係数であり、周波数に依存しない。
本実施形態では、フィードフォワードフィルタ応答は、以下の式で与えられる。
Figure 0004902781
フィードバックフィルタ応答は、以下の式で与えられる。
Figure 0004902781
式(24)は、フィードバックフィルタ応答B(k)がb=0、R(k,k)=ρ及びL=Kを用いる実施形態の場合にフィードフォワードフィルタ応答F(k)に依存することを示している。
さらに別の実施形態では、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、フィードバックフィルタのためのb=0という制約、及び、フィードバックエラーが存在しない、故に、s^(n)=s(n)かつR(k,k)=1であるという仮定を用いて導出される。本実施形態では、フィードバックフィルタ応答は式(18)及び(19)に示されているように与えられ、ここで、
Figure 0004902781
フィードフォワードフィルタ応答は、以下の式で与えられる。
Figure 0004902781
図4は、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出し、入力シンボルを等化するプロセス400の実施形態を示している。最初に、チャネル周波数応答H(k)を取得するために、チャネルインパルス応答h(n)が推定され、FFT/DFTを用いて変換される(ブロック412)。フィードバック相関行列R又は信頼性係数ρは、第1の反復のため、たとえば、零に初期化される(ブロック414)。上述された一部の実施形態では、行列Rは、ρ・Iに一致し、この場合では、R(k,k)=ρであり、或いは、Iに一致し、この場合では、R(k,k)=1である。
フィードフォワードフィルタ応答F(k)は、チャネル周波数応答H(k)と、フィードバック相関R(k,k)又は信頼性係数ρとに基づいて導出される(ブロック422)。フィードバックフィルタ応答B(k)も同様に、チャネル周波数応答H(k)と、フィードバック相関R(k,k)又は信頼性係数ρとに基づいて導出される(ブロック424)。フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、たとえば、式(16)及び(17)に示されているように、フィードバックフィルタに全く制約を課すことなく導出されてもよい。フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、たとえば、式(18)乃至(22)、又は、R(k,k)=ρかつL=Kを伴う場合の式(23)及び(24)、又は、R(k,k)=1を伴う場合の式(25)乃至(27)に示されているように、フィードバックフィルタに対するb=0という制約を用いて導出されてもよい。チップ推定値は1回目の反復のため利用できない。したがって、フィードバックフィルタ応答の導出は1回目の反復に関して省略されてもよい。
上述の一部の実施形態では、行列Q及びベクトルpは、たとえば、式(20)及び(21)又は式(25)及び(26)に示されているように、チャネル周波数応答H(k)と、フィードバック相関R(k,k)又は信頼性係数ρとに基づいて導出される。フィードバックフィルタ応答は、その結果、たとえば、式(18)及び(19)に示されているように、行列Q及びベクトルpに基づいて導出される。
一部の実施形態では、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は互いに独立に導出される。一部の他の実施形態では、フィードフォワードフィルタ応答が最初に導出され、フィードバックフィルタ応答が、たとえば、式(24)に示されているように、フィードフォワードフィルタ応答を用いて導出される。さらに一部の他の実施形態では、フィードバックフィルタ応答が最初に導出され、フィードフォワードフィルタ応答が、たとえば、式(22)又は(27)に示されているように、フィードフォワードフィルタ応答を用いて導出される。
等化は、たとえば、式(9)乃至(11)に示されているように、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答に基づいて入力シンボルR(k)に関して実行される(ブロック426)。等化されたシンボルは、チップ推定値s^(n)を取得するために変換されスライス化される(ブロック428)。
等化は1回又は複数回の反復のため実行される。各反復は、ステージ、ラウンドなどのように呼ばれることもある。別の反復を実行するかどうかについての判定が行われる(ブロック430)。応答が「はい」であるならば、フィードバック相関行列R又は信頼性係数ρが後述されるように更新される(ブロック432)。行列R又は信頼性係数ρは反復毎により大きくなるべきである。プロセスは、その後、ブロック422へ戻り、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を更新し、更新されたフィルタ応答を用いて等化を実行する。そうでなければ、全ての反復が完了し、ブロック430の応答が「いいえ」であるならば、プロセスは終了する。
図5は判定帰還形等化を実行するプロセス500の実施形態を示している。チャネル推定値は通信チャネルに関して取得される(ブロック512)。チャネル推定値は、チャネルインパルス応答推定値、チャネル周波数応答推定値などである。等化のため使用されるフィードバックの信頼性を表す信頼性パラメータが初期化される(ブロック514)。信頼性パラメータは、フィードバック相関行列Rでもよく、信頼性係数ρでもよく、及び/又は、その他の量でもよい。信頼性パラメータは周波数に依存してもよく、又は、周波数不変性でもよい。
フィードフォワードフィルタ応答は、チャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいて導出される(ブロック522)。フィードバックフィルタ応答は、チャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいて導出される(ブロック524)。フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、(1)フィードバックフィルタに何ら制約を課すことなく導出され、(2)定時サンプルに対するフィードバックがないという制約を課して導出され、又は、(3)その他の制約若しくは条件に基づいて導出される。フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、MMSE又はその他の規準に基づいて導出されることがある。フィードフォワードフィルタ応答とフィードバックフィルタ応答は互いに独立に導出されてもよく、フィードバックフィルタ応答がフィードフォワードフィルタ応答に基づいて導出されてもよく、又は、フィードフォワードフィルタ応答がフィードバックフィルタ応答に基づいて導出されてもよい。フィードフォワードフィルタ応答は周波数ドメイン内にあり、周波数ドメイン係数を備えている。フィードバックフィルタ応答は、(1)周波数ドメイン内にあり、周波数ドメイン係数を備えていてもよく、又は、(2)時間ドメイン内にあり、時間ドメインタップを備えていてもよい。一般に、様々なフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答が、種々のフィルタ制約、フィードバック信頼性に関する仮定、設計規準などのため導出される。
等化はフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を用いて実行される(ブロック526)。等化は受信データブロック毎にブロック単位で実行されることがある。等化は複数回の反復のため実行されることもある。ブロック530において判定されるように、別の反復が実行されるべきであるならば、信頼性パラメータが更新され、次の反復のためのフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答がチャネル推定値及び更新された信頼性パラメータに基づいて導出される。
2.分数間隔DFE
図6Aは、受信機650aで2倍(2×)のオーバーサンプリングが行われる時間ドメインモデル600を示している。送信機610は、トラヒックデータを処理し、チップレートで送信チップs(n’)を生成し、ここで、n’はチップ期間のインデックスである。実際のシステムでは、送信機610は、通信チャネル620を介して送信チップを受信機650aへ送信する。モデル600の場合、アップサンプラー612は、各送信チップの後に零を挿入し、サンプルレートで出力サンプルs(n)を供給する。チャネル620は、ブロック624におけるチャネルインパルス応答h(n)と、加算器626を経由する加法性雑音n(n)とを用いてモデル化される。
図6Aは時間ドメインフィードバックフィルタ付きの分数間隔DFEをさらに示している。用語「分数間隔」は、チップレートより高いレートでのサンプリングを表し、通常は、ナイキストのサンプリング定理によって要求されるレートより高い。受信機650aは、チップレートの2倍で受信信号をデジタル化し、チップレートの2倍であるサンプルレートで入力サンプルr(n)を取得する。ユニット652は、2K点FFT/DFTを用いて入力サンプルを周波数ドメインへ変換し、k=1,...,2Kに対して入力シンボルR(k)を供給する。受信信号の2倍のオーバーサンプリングは、利用可能な信号スペクトルの2個のコピーを生じる。2個の冗長な信号コピーは、下方コピー(L)及び上方コピー(U)のように呼ばれる。k=1,...,Kなるkに対する前半のK個の入力シンボルR(k)は、下方コピーのためのものであり、k=1,...,Kなるkに対してR(k)のように表され、フィードフォワードフィルタ660aへ供給される。k=K+1,...,2Kなるkに対する後半のK個の入力シンボルR(k)は、上方コピーのためのものであり、k=1,...,Kなるkに対してR(k)のように表され、フィードフォワードフィルタ660bへ供給される。
フィードフォワードフィルタ660aは入力シンボルR(k)をフィルタ処理し、下方コピーのためフィルタ処理されたX(k)を供給する。フィードフォワードフィルタ660bは入力シンボルR(k)をフィルタ処理し、上方コピーのためフィルタ処理されたX(k)を供給する。加算器662は、ビン単位でフィルタ処理されたシンボルX(k)及びX(k)を加算する。ゲイン素子663は、1/2という利得を用いて加算器662の出力をスケール倍し、k=1,...,Kなるkに対してフィルタ処理されたシンボルX(k)を供給する。ユニット664は、フィルタ処理されたシンボルに関してK点IFFT/IDFTを実行し、フィルタ処理されたサンプルx(n)をチップレートで供給する。加算器662によるX(k)とX(k)の加算、ユニット663を用いる1/2倍のスケーリング、及び、ユニット664によるK点IFFT/IDFTは、チップレートでフィルタ処理されたサンプルx(n)を取得するために、X(k)及びX(k)に関して2K点IFFT/IDFTを実行し、その後に、2という倍率でデシメーションを行うことと等価である。加算器666は、フィルタ処理されたサンプルx(n)からフィードバックサンプルy(n)を減算し、等化されたサンプルz(n)を供給する。スライサ670は、等化されたサンプルz(n)をスライス化し、チップ推定値s^(n)を供給する。フィードバックフィルタ672はチップ推定値をフィルタ処理し、フィードバックサンプルy(n)を供給する。
図6Bは、周波数ドメインフィードバックフィルタを有する分数間隔DFE付きのモデル602のブロック図を示している。送信機610及びチャネル620は図6Aのため上述された通りである。受信機650bはサンプルレートで入力サンプルr(n)を取得する。受信機650b内で、FFT/DFTユニット652と、フィードフォワードフィルタ660a及び660bと、加算器662と、ゲイン素子663が図6Aのため上述された通りに入力サンプルを操作し、フィルタ処理されたシンボルX(k)を供給する。加算器666はフィルタ処理されたシンボルX(k)からフィードバックシンボルY(k)を減算し、等化されたシンボルZ(k)を供給する。IFFT/IDFTユニット668は、等化されたシンボルを時間ドメインへ変換し、等化されたサンプルz(n)を供給する。スライサ670は等化されたサンプルz(n)をスライス化し、チップ推定値s^(n)を供給する。FFT/DFTユニット674はチップ推定値を周波数ドメインへ変換し、シンボル推定値S^(k)を供給する。フィードバックフィルタ680はシンボル推定値をフィルタ処理し、フィードバックシンボルY(k)を供給する。
図7は分数間隔DFE付きの周波数ドメインモデル700を示している。モデル700は図6Aのモデル600及び図6Bのモデル602と等価である。送信機710はチップレートで時間ドメイン送信チップs(n’)を生成し、時間ドメイン送信チップは通信チャネル730を介して送信される。チャネル730の場合、時間ドメイン送信チップは、k=1,...,Kなるkに対して周波数ドメイン送信シンボルS(k)を取得するために、ユニット732によってK点FFT/DFTを用いて周波数ドメインへ変換される。下方信号コピーのためのチャネルは、ブロック734aにおけるH(k)という周波数応答、及び、加算器736aを経由するN(k)という加法性雑音によってモデル化されている。上方信号コピーのためのチャネルは、ブロック734bにおけるH(k)という周波数応答、及び、加算器736bを経由するN(k)という加法性雑音によってモデル化されている。ユニット738は時間ドメイン雑音n(n)を変換し、下方コピー及び上方コピーのそれぞれのための周波数ドメイン雑音N(k)及びN(k)を供給する。
受信機750は、下方コピー及び上方コピーのそれぞれのための入力シンボルR(k)及びR(k)を取得する。フィードフォワードフィルタ760a及び760bは入力シンボルR(k)及びR(k)をフィルタ処理し、フィルタ処理されたシンボルX(k)及びX(k)をそれぞれ供給する。フィルタ処理されたシンボルX(k)及びX(k)は、フィルタ処理されたシンボルX(k)を取得するために、加算器762によって加算され、ゲイン素子763によって1/2という利得でスケール倍される。加算器766は、フィルタ処理されたシンボルX(k)からフィードバックシンボルY(k)を減算し、等化されたサンプルZ(k)を供給する。等化されたシンボルZ(k)は、チップ推定値s^(n)を取得するために、IFFT/IDFTユニット768によって時間ドメインへ変換され、スライサ770によってスライス化される。チップ推定値は、フィードバックシンボルを取得するために、FFT/DFTユニット774によって周波数ドメインへ変換され、フィードバックフィルタ780によってフィルタ処理される。
入力シンボルは、以下の通り、1個のデータブロックについて行列形式で表現される。
Figure 0004902781
ここで、HLは、下方コピーのためのK×K対角チャネル応答行列であり、
U は、上方コピーのためのK×K対角チャネル応答行列であり、
Lは、下方コピーのための受信シンボルのK×1ベクトルであり、
Uは、上方コピーのための受信シンボルのK×1ベクトルであり、
L、nUはそれぞれ、下方コピー、上方コピーのためのK×1雑音ベクトルである。
フィードフォワードフィルタ760a及び760bからのフィルタ処理されたシンボルは、
Figure 0004902781
で表現され、ここで、FL、FU はそれぞれ、下方コピー、上方コピーのフィードフォワードフィルタ応答のためのK×K対角行列であり、
L、xU はそれぞれ、下方コピー、上方コピーのためのK×1フィルタ処理シンボルベクトルである。
フィードバックフィルタ780からのフィードバックシンボルyは
Figure 0004902781
で表現される。
スライサ770へ供給された等化されたサンプルzは、
Figure 0004902781
で表現され、ここで、W2kは、2K×2Kフーリエ行列であり、n2kは、2K×1雑音ベクトルである。式(31)中の全ての他の行列はK×K行列であり、全ての他のベクトルはK×1ベクトルである。
フィードフォワードフィルタ周波数応答FL、FU及びフィードバックフィルタ周波数応答Bは、式(13)及び’(14)に示されている仮定を用いて式(12)に示されているMSEを最小化するMMSE規準に基づいて導出されることもある。式(12)は、展開され、式(13)、(14)及び(31)と組み合わされることがある。MSEは、以下のように表現される。
Figure 0004902781
ここで、F(k)、F(k)、H(k)、H(k)は、それぞれ、K×K行列 のk番目の対角要素である。
一実施形態では、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、フィードバックフィルタに制約を課すことなく導出される。この実施形態の場合、フィードバックフィルタインパルス応答は、L×1ベクトル
Figure 0004902781
によって与えられる。
式(32)から、フィードフォワードフィルタ応答は、
Figure 0004902781
で与えられ、ここで、c=L,Uのとき、H(k)はコピーcにおける周波数ビンkのチャネル利得であり、c=L,Cのとき、F(k)はコピーcにおけるビンkのフィードフォワードフィルタ係数である。
フィードバックフィルタ応答は、
Figure 0004902781
で与えられる。
別の実施形態では、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、フィードバックフィルタに対するb=0という制約を用いて導出される。この実施形態の場合、フィードバックフィルタインパルス応答は、L×1ベクトル
Figure 0004902781
によって与えられる。計算を減らすために、Lは、Kより遙かに小さいが、重要なISIコンポーネントをカバーするために十分に大きくなるように選択されることがある。
フィードバックフィルタ応答は、式(18)及び(19)に示されているように与えられることがあり、この場合、行列Q要素は、m,l=1,...,(L−1)のとき、
Figure 0004902781
で与えられる。
ベクトルpの要素は、m=1,...,(L−1)のとき、
Figure 0004902781
で与えられる。
式(32)から、b=0という制約を用いて、フィードフォワードフィルタ応答は、
Figure 0004902781
で与えられる。
さらに別の実施形態では、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、フィードバックフィルタのb=0という制約と、R(k,k)=ρかつL=Kとを用いて導出される。この実施形態の場合、フィードフォワードフィルタ応答は、以下の式で与えられる。
Figure 0004902781
フィードバックフィルタ応答は、以下の式で与えられる。
Figure 0004902781
さらに別の実施形態では、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、フィードバックフィルタのb=0という制約と、フィードバックエラーが存在しない、かつR(k,k)=1であるという仮定とを用いて導出され、s^(n)=s(n)かつR(k、k)=1である。この実施形態の場合、フィードバックフィルタ応答は、式(18)及び(19)に示されているように与えられ、ここで、
Figure 0004902781
である。
フィードフォワードフィルタ応答は、
Figure 0004902781
で与えられる。
図8は、分数間隔フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出し、入力シンボルを等化するプロセス800の実施形態を示している。最初に、下方信号コピー及び上方信号コピーのそれぞれのためのチャネル周波数応答H(k)及びH(k)を取得するために、チャネルインパルス応答h(n)が推定され、FFT/DFTを用いて変換される(ブロック812)。フィードバック相関行列R又は信頼性係数ρは、1回目の反復のため、たとえば、零に初期化される(ブロック814)。
下方コピー及び上方コピーのためのフィードフォワードフィルタ応答F(k)及びF(k)は、たとえば、式(33)、(37)、(38)又は(42)に示されているように、チャネル周波数応答H(k)及びH(k)と、フィードバック相関R(k,k)又は信頼性係数ρとに基づいて導出される(ブロック822)。フィードバックフィルタ応答B(k)は同様に、式(34)、(35)及び(36)、(39)又は(40)及び(41)に示されているように、チャネル周波数応答H(k)及びH(k)と、フィードバック相関R(k,k)又は信頼性係数ρとに基づいて導出される(ブロック824)。等化は、たとえば、式(29)乃至(31)に示されているように、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答に基づいて下方コピー及び上方コピーのための入力シンボルR(k)及びR(k)に実行される(ブロック826)。等化されたシンボルは、チップ推定値s^(n)を取得するために変換されスライス化される(ブロック828)。
等化は1回又は複数回の反復のため実行される。別の反復を実行するかどうかについての判定が行われる(ブロック830)。応答が「はい」であるならば、フィードバック相関行列R又は信頼性係数ρが更新される(ブロック832)。プロセスは、その後、ブロック822へ戻り、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を更新し、更新されたフィルタ応答を用いて等化を実行する。そうでなければ、全ての反復が完了し、ブロック830の応答が「いいえ」であるならば、プロセスは終了する。
明確にするために、分数間隔DFEは、受信機における2倍のオーバーサンプリング、すなわち、Cがオーバーサンプリング比である場合に、C=2に関して説明されている。一般に、分数間隔DFEはいかなるオーバーサンプリング量と共に使用してもよい。上記の式では、項
Figure 0004902781

Figure 0004902781
で置き換えてもよく、添字cは1からCまで変化し、2という倍率は必要に応じてCで置き換えられる。
明確にするために、チップ間隔DFE及び分数間隔DFEは受信機に単一の受信アンテナがある場合について説明されている。本明細書に記載されているDFEは、受信ダイバーシティ又はマルチ入力マルチ出力(MIMO)伝送のため利用される複数(R)本のアンテナをもつ受信機のためにも使用される。受信ダイバーシティを伴うチップレートサンプリングの場合、受信機は、R本の受信アンテナのためのR個の信号コピー及びR個のチャネル周波数応答を取得する。受信機は、たとえ、信号スペクトルの異なる部分ではなく、異なる受信アンテナからの信号コピーであるとしても、たとえば、分数間隔DFEに関して上述された内容に基づいて、R個の信号コピーのためのR個のフィードフォワードフィルタ応答を導出する。受信ダイバーシティを用いるオーバーサンプリングの場合、受信機は、R本の受信アンテナ及びC倍のオーバーサンプリングに対して、R−C個の信号コピー及びR−C個のチャネル周波数応答を取得する。受信機は、たとえ、異なる受信アンテナであると同時に、信号スペクトルの異なる部分からの信号コピーであるとしても、たとえば、分数間隔DFEに関して上述された内容に基づいて、R−C個の信号コピーのためのR−C個のフィードフォワードフィルタ応答を導出する。
図9は、複数本の受信アンテナ及び/又はオーバーサンプリングを用いて取得される複数個の信号コピーのための判定帰還形等化を実行するプロセス900の実施形態を示している。チャネル推定値は複数の信号コピーのため取得される(ブロック912)。チャネル推定値は、チャネルインパルス応答推定値、チャネル周波数応答推定値などでもよい。フィードバック相関行列R、信頼性係数ρ、及び/又は、その他の量でもよい信頼性パラメータが初期化される(ブロック914)。
複数の信号コピーのためのフィードフォワードフィルタ応答は、チャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいて導出される(ブロック922)。フィードバックフィルタ応答は、チャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいて導出される(ブロック924)。フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、(1)フィードバックフィルタに全く制約を課すことなく導出され、(2)定時サンプルに対するフィードバックがないという制約を課して導出され、又は、(3)その他の制約又は条件に基づいて導出される。フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、MMSE又はその他の規準に基づいて導出されてもよい。フィードフォワードフィルタ応答とフィードバックフィルタ応答は独立に導出されてもよく、フィードバックフィルタ応答はフィードフォワードフィルタ応答に基づいて導出されてもよく、又は、フィードフォワードフィルタ応答はフィードバックフィルタ応答に基づいて導出されてもよい。一般に、様々なフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答が種々のフィルタ制約、フィードバック信頼性に関する仮定、設計規準などのため導出される。
等化は、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を用いて実行される(ブロック926)。等化は、受信データブロック毎にブロック単位で実行されることがある。等化は複数回の反復のため実行されてもよい。ブロック930において判定されるように、別の反復が実行されるべきであるならば、信頼性パラメータがブロック932において更新され、次の反復のためのフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答がチャネル推定値及び更新された信頼性パラメータに基づいて導出される。
3.判定帰還信頼性
フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、チップ推定値s^(n)の信頼性に関連したR(k,k)又はρに基づいて導出される。チップ推定値は等化のためフィードバックされる一時的な判定である。フィードバックの量は、チップ推定値が統計的にどの程度信頼できるかに関連している。フィードバックの量は、チップ推定値が非常に信頼できるならば大きく、チップ推定値があまり信頼できないならば小さい。極端なケースでは、チップ推定値が全く信頼できないならば、フィードバックはない。
チップ推定値の信頼性は様々な方式で推定される。一実施形態では、信頼性は正しく復号化されたブロックに基づいて推定される。巡回冗長検査(CRC)符号のような誤り検出符号は、所与のブロックが正しく復号化されているかどうかを判定するため使用される。送信機は、データブロックのためのCRCを生成し、データブロックの一部としてCRCを添付する。受信機は、添付されたCRCを誤り検出のため使用する。ブロックを復号化した後、受信機は、復号化されたブロックに基づいてCRCを生成し、生成されたCRCを添付されたCRCと比較する。2つのCRCが一致するならば、ブロックは正しく復号化されているとみなされ、そのブロック内の全てのチップが受信機に分かるようになる。
受信機は、等化の様々なステージ又は反復でチップ推定値の信頼性を計算するため、正しく復号化されたブロックを使用する。受信機は、送信機によって実行された方式と同じ方式で復号化されたブロックを処理し、このデータブロックのため送信機によって送信された送信チップs(n)を再生成する。一実施形態では、受信機は、送信チップs(n)を、所与のステージのためのチップ推定値s^i(n)と相関させ、このステージiのための信頼性係数ρを次の通り取得する。
Figure 0004902781
別の実施形態では、受信機は、ステージiに対するフィードバック相関行列Riを、以下のように導出する。
Figure 0004902781
ここで、s^iは、ステージiのシンボル推定値のK×1ベクトルである。
種々のチップ推定値が取得され、異なるステージにおける等化のためフィードバックされる。したがって、受信機は、様々なステージのチップ推定値に基づいてこれらのステージのためのフィードバック信頼性を推定する。
判定帰還の信頼性は、変動を低減するために、複数の正しく復号化されたブロックに亘ってフィルタ処理される。フィルタリングは、有限インパルス応答(FIR)フィルタ、無限インパルス応答(IIR)フィルタ、又は、その他のタイプのフィルタに基づいて実行される。フィルタの時定数又は帯域幅は、チャネル条件の期待される変化率に基づいて選択される。大きい時定数又は小さい帯域幅が緩やかに変化するチャネルのため使用される。逆に、小さい時定数又は大きい帯域幅が速く変化するチャネルのため使用される。フィルタの時定数は受信機のドップラーに基づいて適応的であってもよい。
隣接したデータブロックは、等化の同じステージのための近似的に類似した判定帰還信頼性を有すると仮定される。この場合、正しく復号化されたブロックに基づいて様々なステージに対して推定された信頼性は将来のブロックの判定帰還形等化のため使用される。
判定帰還の信頼性は送信機によって使用される変調スキームに依存する。一実施形態では、フィードバック信頼性は様々な変調スキームに対して推定され維持される。この実施形態では、所与の変調スキームを用いて送信され、正しく復号化されたブロックのため推定された信頼性は、同じ変調スキームを用いて送信された将来のブロックの等化のため使用される。別の実施形態では、フィードバック信頼性は、正しく復号化されたブロックのため使用された様々な変調スキームを考慮した方式で推定される。
判定帰還の信頼性は、先験的に知られているか、又は、受信機によって確認されているその他の伝送内容に基づいて推定されることがある。たとえば、データブロックが既知部分(たとえば、固有語、プレアンブル、及び/又は、その他の既知情報)を含むならば、フィードバック信頼性はこの既知部分に基づいて推定される。
受信機は、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出するため、推定されたフィードバック信頼性を使用する。受信機はさらに、判定帰還形等化を実行するか、又は、(判定帰還なしの)線形等化を実行するかを判定するためにフィードバック信頼性を使用する。たとえば、受信機は、フィードバックがあまりにも信頼できないならば、線形等化を実行する。
図10は、正しく復号化されたブロックから導出された信頼性パラメータに基づいて判定帰還形等化を実行するプロセス1000の実施形態を示している。信頼性パラメータは、CRC又はその他の誤り検出符号に基づいて判定される正しく復号化された1番目のデータブロックに基づいて推定される(ブロック1012)。信頼性パラメータは、(1)たとえば、式(43)に示されているように、送信チップとチップ推定値との相関に基づいて、又は、(2)たとえば、式(44)に示されているように、送信シンボルとシンボル推定値との外積に基づいて推定される。信頼性パラメータは複数の正しく復号化されたブロックの全体を通じてフィルタ処理されることがある。フィルタリングの時定数は、チャネル条件及び/又はその他の要因に基づいて選択される。
フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、チャネル推定値及び信頼性パラメータに基づいて導出される(ブロック1014)。等化は、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を用いて2番目のデータブロックに対し実行される(ブロック1016)。等化が複数の反復又はステージにおいて実行されるならば、信頼性パラメータは、ステージ毎に、このステージの1番目のデータブロックとチップ又はシンボル推定値とに基づいて推定される。反復毎のフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答は、その反復のための信頼性パラメータに基づいて導出される。
図11は、通信システム1100における送信機1110及び受信機1150の実施形態のブロック図を示している。ダウンリンク/順方向リンク伝送の場合、送信機1110は基地局の一部であり、受信機1150は無線機器の一部である。アップリンク/逆方向リンク伝送の場合、送信機1110は無線機器の一部であり、受信機1150は基地局の一部である。基地局は、典型的に、無線機器と通信し、ノードB、アクセスポイントなどのように呼ばれる固定局である。無線機器は、固定式又は移動式であり、ユーザ機器(UE)、移動局、ユーザ端末、加入者ユニットなどのように呼ばれることもある。無線機器は、携帯電話機、個人情報端末(PDA)、無線モデムカード、又は、その他の機器又は装置でもよい。
送信機1110では、送信(TX)データプロセッサ1120がトラヒックデータを処理(たとえば、符号化、インターリーブ化、及び、シンボルマップ化)し、データシンボルを生成する。本明細書中で使用されているように、データシンボルはデータの変調シンボルであり、パイロットシンボルはパイロットの変調シンボルであり、変調シンボルは(たとえば、M−PSK又はM−QAMのための)信号コンスタレーション内の点の複素値であり、パイロットは、送信機と受信機の双方によって先験的に知られているデータである。変調器1130は、システムによって指定された方式でデータシンボル及びパイロットシンボルを処理し、送信チップs(n)を送信機ユニット(TMTR)1132へ供給する。送信機ユニット1132は、送信チップを処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理、及び、周波数アップコンバート)し、アンテナ1134から伝送されるRF信号を生成する。
受信機1150では、アンテナ1152が種々の信号路を経由して伝送されたRF信号を受信し、受信信号を受信機ユニット(RCVR)1154へ供給する。受信機ユニット1154は、受信信号を条件付け(たとえば、フィルタ処理、増幅、及び、周波数ダウンコンバート)し、条件付けられた信号をチップレート以上であるサンプルレートでデジタル化し、時間ドメイン入力サンプルを供給する。FFT/DFTユニット1156は入力サンプルを周波数ドメインへ変換し、周波数ドメイン入力シンボルを供給する。
チャネル及び雑音推定器1158は、周波数ドメイン入力シンボル及び/又は時間ドメイン入力サンプルに基づいてチャネル応答及び雑音を推定する。判定帰還形等化器(DFE)1160は、チャネル及び雑音推定値と信頼性パラメータとに基づいて(複数の)フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出する。信頼性パラメータは、正しく復号化されたブロック及び/又はその他の既知の伝送内容に基づいて、DFE1160、コントローラ1190、又は、その他のユニットによって推定され更新される。
DFE1160は、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答に基づいて入力シンボルをフィルタ処理し、チップ推定値を復調器(Demod)1170へ供給する。DFE1160は、上述されたDFE設計の何れを実施してもよい。復調器1170は、変調器1130による処理と相補的な方式でチップ推定値を処理し、データシンボル推定値を供給する。受信(RX)データプロセッサ1180は、データシンボル推定値を処理(たとえば、シンボルデマップ化、デインターリーブ化、及び、復号化)し、復号化されたデータを供給する。RXデータプロセッサ1180はCRCに基づいて各データブロックを検査することもある。一般に、復調器1170及びRXデータプロセッサ1180による処理は、送信機1110における変調器1130及びTXデータプロセッサ1120のそれぞれによる処理と相補的である。
コントローラ/プロセッサ1140及び1190は、送信機1110及び受信機1150のそれぞれにおける種々の処理ユニットの動作を命令する。メモリ1142及び1192は、送信機1110及び受信機1150のそれぞれのためのデータ及びプログラムコードを記憶する。
本明細書に記載されている等化技術は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交FDMA(OFDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などのような様々な通信システムのため使用される。CDMAシステムは、広帯域CDMA(W−CDMA)、cdma2000などのような1つ以上の無線技術を実施する。cdma2000は、IS−2000標準規格、IS−856標準規格、及び、IS−95標準規格を対象とする。TDMAシステムは、グローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実施する。これらの様々な無線技術及び標準規格は技術的に知られている。OFDMAシステムは、直交周波数分割多重(OFDM)を使用して直交サブキャリア上の周波数ドメイン内で変調シンボルを伝送する。SC−FDMAシステムは、直交サブキャリア上の時間ドメイン内で変調シンボルを伝送する。
送信機1110における変調器1130及び受信機1150における復調器1170はシステムによって指定されるような処理を実行する。たとえば、変調器1130は、CDMA、OFDM、SC−FDMAなど、又は、これらの組み合わせのための処理を実行する。
当業者は、情報及び信号が多種多様なテクノロジー及び技術のうちのどれを使用して表現されても構わないことを理解するであろう。たとえば、上記の説明を通じて参照されているデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場若しくは磁性粒子、光場若しくは光粒子、又は、これらの任意の組み合わせによって表現される。
当業者は、本明細書中に開示されている実施形態と関連して記載された種々の実例のための論理ブロック、モジュール、回路、及び、アルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は、両者の組み合わせとして実施されることをさらに認めるであろう。このハードウェアとソフトウェアの互換性を明瞭に説明するために、種々の実証のためのコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、及び、ステップは、一般にこれらの機能の点に関して上述されている。このような機能がハードウェアとソフトウェアのどちらで実施されるかは、特定のアプリケーション、及び、システム全体に課された設計制約に依存する。当業者は、記載された機能を特定の各アプリケーションのための様々な方式で実施するが、このような実施決定は本発明の範囲からの逸脱を生じさせるものとして解釈されるべきでない。
本明細書中に開示された実施形態に関連して記載された種々の実証のための論理ブロック、モジュール、及び、回路は、本明細書中に記載されている機能を実行するため設計された汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)若しくはその他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又は、これらの任意の組み合わせを用いて実施又は実行される。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでもよいが、代案として、プロセッサは、いかなる従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は、状態機械でもよい。プロセッサは、計算装置の組み合わせ、たとえば、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数台のマイクロプロセッサ、DSPコアを伴う1台以上のマイクロプロセッサ、又は、その他の任意のこのような構成として実施されることもある。
本明細書中に開示された実施形態に関連して記載された方法又はアルゴリズムのステップは、直接的にハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、又は、両者の組み合わせで具現化される。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバルディスク、CD−ROM、又は、技術的に知られているその他の形式の記憶媒体に存在する。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出し、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに連結されている。代案として、記憶媒体はプロセッサと一体化されていてもよい。プロセッサ及び記憶媒体はASIC内に存在していてもよい。ASICはユーザ端末に存在することがある。代案として、プロセッサ及び記憶媒体はユーザ端末内にディスクリートコンポーネントとして存在することがある。
見出しは、参考のため、かつ、ある特定の欄を見つけるために役立つように本明細書に含まれている。これらの見出しは請求の範囲に記載されている概念の範囲を制限することを目的とするのではなく、これらの概念は明細書全体を通じてその他の欄においても適用される。
上記の開示された実施形態の説明は、当業者が本発明を構成又は使用できるようにするために記載されている。これらの実施形態に対する種々の変更は当業者に直ぐに理解され、これらの実施形態に規定されている一般的な原理は本発明の精神又は範囲から逸脱することなくその他の実施形態に適用される。したがって、本発明は、本明細書に示されている実施形態に限定されることが意図されるものではなく、本明細書中に開示された原理及び新規性のある特徴と一致する最も広い範囲が認められるべきである。

Claims (14)

  1. チャネル推定値及び信頼性パラメータに基づき、さらに、フィードバックフィルタ応答への制約無しに、又は、定時サンプルに対するフィードバック無しの制約を用いて、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出し、前記フィードフォワードフィルタ応答及び前記フィードバックフィルタ応答を用いて等化を実行する少なくとも1台のプロセッサと、
    前記少なくとも1台のプロセッサに連結されているメモリと、を備え、
    前記少なくとも1台のプロセッサは正しく復号化されたデータブロックに基づいて前記信頼性パラメータを推定する、装置。
  2. 前記信頼性パラメータは周波数に依存する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記信頼性パラメータは周波数不変性である、請求項1に記載の装置。
  4. 前記少なくとも1台のプロセッサは、前記フィードフォワードフィルタ応答のための周波数ドメイン係数を導出し、前記周波数ドメイン係数を用いて入力シンボルをフィルタ処理する、請求項1に記載の装置。
  5. 前記少なくとも1台のプロセッサは、前記フィードバックフィルタ応答のための周波数係数を導出し、前記周波数ドメイン係数を用いてシンボル推定値をフィルタ処理する、請求項1に記載の装置。
  6. 前記少なくとも1台のプロセッサは、前記フィードバックフィルタ応答のための時間ドメインタップを導出し、前記時間ドメインタップを用いてチップ推定値をフィルタ処理する、請求項1に記載の装置。
  7. 前記少なくとも1台のプロセッサは最小平均自乗誤差(MMSE)規準に基づいて前記フィードフォワードフィルタ応答及び前記フィードバックフィルタ応答を導出する、請求項1に記載の装置。
  8. 前記少なくとも1台のプロセッサは、前記フィードフォワードフィルタ応答及び前記フィードバックフィルタ応答を導出し、少なくとも1個のデータブロック毎に等化を実行する、請求項1に記載の装置。
  9. 正しく復号化されたデータブロックに基づいて信頼性パラメータを推定することと、
    受信機において、チャネル推定値及び前記信頼性パラメータに基づき、さらに、フィードバックフィルタ応答への制約無しに、又は、定時サンプルに対するフィードバック無しの制約を用いて、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出することと、
    前記受信機において、前記フィードフォワードフィルタ応答及び前記フィードバックフィルタ応答を用いて等化を実行することと、を備える、方法。
  10. 正しく復号化されたデータブロックに基づいて信頼性パラメータを推定する手段と、
    チャネル推定値及び前記信頼性パラメータに基づき、さらに、フィードバックフィルタ応答への制約無しに、又は、定時サンプルに対するフィードバック無しの制約を用いて、フィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出する手段と、
    前記フィードフォワードフィルタ応答及び前記フィードバックフィルタ応答を用いて等化を実行する手段と、
    を備える、装置。
  11. 受信機において、正しく復号化された第1のデータブロックに基づいて信頼性パラメータを推定することと、
    前記受信機において、チャネル推定値及び前記信頼性パラメータに基づいてフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出することと、
    前記受信機において、前記フィードフォワードフィルタ応答及び前記フィードバックフィルタ応答を用いて第2のデータブロックに対する等化を実行することと、
    を備える、方法。
  12. 前記信頼性パラメータを推定することは、
    前記第1のデータブロックに基づいて送信チップを生成することと、
    前記送信チップと前記等化からのチップ推定値との間の相関に基づいて信頼性パラメータを推定することと、
    を備える、請求項11に記載の方法。
  13. 正しく復号化された第1のデータブロックに基づいて信頼性パラメータを推定する手段と、
    チャネル推定値及び前記信頼性パラメータに基づいてフィードフォワードフィルタ応答及びフィードバックフィルタ応答を導出する手段と、
    前記フィードフォワードフィルタ応答及び前記フィードバックフィルタ応答を用いて第2のデータブロックに対する等化を実行する手段と、
    を備える、装置。
  14. 前記信頼性パラメータを推定する手段は、
    前記第1のデータブロックに基づいて送信チップを生成する手段と、
    前記送信チップと前記等化からのチップ推定値との間の相関に基づいて前記信頼性パラメータを推定する手段と、を備える請求項13に記載の装置。
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