JP4901635B2 - レンズ繰出し装置 - Google Patents

レンズ繰出し装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4901635B2
JP4901635B2 JP2007199833A JP2007199833A JP4901635B2 JP 4901635 B2 JP4901635 B2 JP 4901635B2 JP 2007199833 A JP2007199833 A JP 2007199833A JP 2007199833 A JP2007199833 A JP 2007199833A JP 4901635 B2 JP4901635 B2 JP 4901635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
feeding
feeding ring
lens
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007199833A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009036907A (ja
JP2009036907A5 (ja
Inventor
彰夫 佐久間
浩 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kantatsu Co Ltd
Original Assignee
Kantatsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kantatsu Co Ltd filed Critical Kantatsu Co Ltd
Priority to JP2007199833A priority Critical patent/JP4901635B2/ja
Publication of JP2009036907A publication Critical patent/JP2009036907A/ja
Publication of JP2009036907A5 publication Critical patent/JP2009036907A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4901635B2 publication Critical patent/JP4901635B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Description

本発明は、光学系機器におけるレンズ繰出し装置、特に、カメラ機能を備えた携帯電話機に組み付けられるレンズユニットの焦点調整機構に関し、通常撮影位置と過焦点位置及びマクロ撮影位置において焦点合わせを可能とするレンズ繰出し装置に関する。
近年、携帯電話に搭載したカメラの機能として通常撮影とマクロ撮影が選択可能としたものが知られている。このようなカメラ付き携帯電話におけるマクロ撮影用レンズ繰出し装置として本願出願人は、特許文献1において、CCD等が組込まれたホルダと、このホルダに組み込まれるレンズユニットを内蔵する鏡筒と、この鏡筒を螺着する繰出しリングと、前記ホルダと繰出しリングとの間に介在して繰出しリングのガタ付きを防止する弾性体と、繰出しリングに装着した操作ノブとから構成され、繰出しリングを操作用ノブと一体で回動することにより、ホルダの雌ネジと繰出しリングの雄ネジの螺合により繰出しリングを光軸方向に進退(上下動)させて通常撮影とマクロ撮影とを切り換えるように構成したマクロ撮影用レンズ繰出し装置を提案している。
また、近年、携帯電話に搭載するカメラは、技術的進化の高速化により、搭載するカメラは益々高性能化され、画素数などのスペック自体は一般のデジタルカメラ並みとなってきている。特に、カメラの画素数の増大という高性能化と低背化に伴い、焦点距離も短くなってきているが、カメラのレンズは、焦点距離が短くなるほど、被写界深度、すなわち、ピントが合っているように見える領域も広がり、特に、通常撮影モードにおいて過焦点距離と最至近距離が自ずと長くなってしまう。この為、マクロ撮影モードでピントが合っているように見える領域を含んだとしても、通常撮影モードの最至近距離とマクロ撮影モードの奥側深度まで、ピントの合わない範囲が生じてしまうことから、特許文献1のような通常撮影とマクロ撮影の2段階の切り換えだけの構成では、ピントの合わない距離ができ、ユーザがピントを合せているつもりで撮影しているにも拘らず、ユーザが意図しない不鮮明な写真が撮影されてしまう、といったことが起こり得る。このような課題を解決するために、本願出願人は、特許文献2で示すように、ホルダに高さが異なる3つの段差状のカム面を形成するとともに、繰出しリングにカム面と係合する当接部を形成し、コイルバネによって常時、繰出しリングの当接部をホルダのカム面に押し付け、繰出しリングの回転によって繰出しリングの当接部と係合するカム面を選択的に切り換えることによって、通常撮影モードと過焦点モード及びマクロ撮影モードの3つの撮影モードでの焦点の切り換えを可能としたレンズ繰出し装置を出願している。
特開2003−337279号公報 特願2007−103146号
しかし、特許文献2に示すレンズ繰出し装置は、ホルダのカム面に繰出しリングの当接部を押し付ける付勢部材としてコイルバネを用いているが、コイルバネではバネの圧縮方向にスペースが必要となり、レンズ繰出し装置の高さ寸法を抑えることができない。このため、この種のレンズ繰出し装置をカメラ機能を備えた携帯電話に組み込む場合、携帯電話の薄型化が困難となる。また、コイルバネに変えて板バネを用いることも考えられるが、板バネでは曲げ角度のバラツキや変形により均一に荷重を与えることが困難であるとともに、携帯電話に組み込まれるレンズ繰出し装置自体が小さな部品であるから、ホルダのカム面に繰出しリングの当接部を押し付ける板バネも極めて小さく、ホルダのカム面に繰出しリングの当接部を均一に押し付けるための形状とするには極めて複雑な形状となり、成型加工も面倒であり、生産性が悪化するなどの問題もある。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、形成加工が容易で、レンズ繰出し装置自体の薄型化が可能であるとともに、カム面に対して当接部を均一に押し付けて少なくとも通常撮影モードと過焦点モード及びマクロ撮影モードの3つの撮影モードでの焦点の切り換えをスムーズに行うことができるレンズ繰出し装置を提供することを目的とする。
本発明は、レンズユニットを備えた鏡筒と、この鏡筒を保持する繰出しリングと、この繰出しリングを回動自在かつ光軸方向に移動自在に支持するホルダと、前記繰出しリングを保持するカバーと、前記繰出しリングと前記ホルダとの何れか一方の当接面に形成される高さが異なる3つ以上の段差状のカム面と、前記繰出しリングと前記ホルダとの何れか他方の当接面に形成される前記カム面と係合可能な当接部と、前記繰出しリングを回転させて前記カム面と当接部との係合位置を切り換える操作ノブとを備え、前記操作ノブによる繰出しリングの回転によって前記各カム面と当接部との係合により、少なくとも通常撮影モードと過焦点モード及びマクロ撮影モードの何れか撮影モードでの焦点を選択的に切り換え操作可能としたレンズ繰出し装置であって、前記繰出しリングと前記カバーとの間に弾性変形可能な合成ゴム材から成る弾性体を設け、前記繰出しリングの外周に前記弾性体を載置するフランジ部を突出形成し、このフランジ部と前記カバーとの間に前記弾性体を圧縮状態で介在させ、前記カム面に前記当接部を押し付けるように付勢したレンズ繰出し装置である。
これにより、ホルダに組み付けられた繰出しリングは、ホルダに沿って回動自在に保持され、かつ、カバーとホルダとの間に位置して光軸方向に移動自在に配置される。この時、繰出しリングとホルダとの何れか一方の当接面に形成する当接部が他方に形成する複数の何れかのカム面と係合する。また、繰出しリングとカバーとの間に介在する弾性体は、カバーによって下方に押されて圧縮し、その弾性復元力によって当接部がカム面の何れかに押し付けられる。そして、最も低いカム面と当接部との係合時において、通常撮影位置でレンズユニットの焦点距離が合った状態、最も高いカム面と当接部との係合時において、マクロ撮影位置でレンズユニットの焦点距離が合った状態、これら各カム面の中間の高さのカム面と当接部との係合時において、過焦点撮影位置でレンズユニットのピントが合った状態であり、これら各カム面と当接部との係合を切り換えることで通常撮影位置、過焦点撮影位置、マクロ撮影位置での焦点合わせが可能となるとともに、弾性体の付勢力によって、通常撮影位置、過焦点撮影位置、マクロ撮影位置の各撮影位置において繰出しリングを保持することが可能である。
そして、本発明の請求項1記載のレンズ繰出し装置は、前記レンズ繰出し装置において、レンズ繰出し装置前記弾性体が前記繰出しリングを取り囲む円筒部と、この円筒部の上端部に位置して水平方向に延びる鍔部と該鍔部の周縁から立設する立ち上がり部とから成る断面略L字状の屈曲部とを備え、前記立ち上がり部を前記カバーに圧接させることによって、前記屈曲部を撓ませ、その復元力により、前記カム面に前記当接部を押し付けるように付勢したことを特徴とする。
請求項の構成により、繰出しリングとカバーとの間に介在する弾性体は、弾性体の立ち上がり部がカバーによって下方に押されて撓み、その弾性復元力によって当接部がカム面の何れかに押し付けられる。そして、繰出しリングの回転によって各カム面と当接部との係合が切り換わり、通常撮影位置、過焦点撮影位置、マクロ撮影位置での焦点合わせが可能となる。
本発明の請求項記載のレンズ繰出し装置は、前記ホルダは、前記繰出しリングを支持する矩形枠状の載置部と、この載置部の各コーナー部に位置して突出形成したボス部とを備えるとともに、前記カバーは、少なくとも前記載置部にほぼ対応する矩形状の平板部を備え、この平板部のコーナー部を前記ボス部に載置して前記ホルダと前記カバーとを一体化するとともに、前記弾性体の立ち上がり部は、前記カバーのコーナー部に対応して断続的に設けられていることを特徴とする。
請求項の構成により、ホルダとカバーとが矩形状であるのに対し、弾性体は全体として円筒状であるから、立ち上げ部を環状に形成した場合、カバーの1辺は立ち上げ部の直径と同じ長さとしなければカバーからはみ出してしまうが、カバーのコーナー部に対応して断続的に設けることで、ホルダとカバーの形状をコンパクト化することが可能であるとともに、立ち上げ部の弾性復元力が弾性体に全体的に伝わり、当接部が各カム面に対して均一に押圧力を与えることが可能となる。
さらに、本発明は、レンズユニットを備えた鏡筒と、この鏡筒を保持する繰出しリングと、この繰出しリングを回動自在かつ光軸方向に移動自在に支持するホルダと、前記繰出しリングを保持するカバーと、前記繰出しリングと前記ホルダとの何れか一方の当接面に形成される高さが異なる3つ以上の段差状のカム面と、前記繰出しリングと前記ホルダとの何れか他方の当接面に形成される前記カム面と係合可能な当接部と、前記繰出しリングを回転させて前記カム面と当接部との係合位置を切り換える操作ノブとを備え、前記操作ノブによる繰出しリングの回転によって前記各カム面と当接部との係合により、少なくとも通常撮影モードと過焦点モード及びマクロ撮影モードの何れか撮影モードでの焦点を選択的に切り換え操作可能としたレンズ繰出し装置であって、前記カバーと前記ホルダとの一方に磁性体を設け、他方には前記磁性体と磁気的に引き合う金属体を備え、この金属体と磁性体との磁気的な吸引力によって前記カム面に前記当接部を押し付けるように付勢したレンズ繰出し装置である。
これにより、金属体と磁性体との磁気的な吸引力によって当接部がカム面の何れかに押し付けられ、繰出しリングの回転によって各カム面と当接部との係合が切り換わる。これにより、通常撮影位置、過焦点撮影位置、マクロ撮影位置での焦点合わせが可能となる。
そして、本発明の請求項記載のレンズ繰出し装置は、前記カバーと前記ホルダとの一方に磁性体を設け、他方には前記磁性体と磁気的に引き合う金属体を設けたレンズ繰出し装置において、前記カバーを金属板で形成し、前記ホルダには前記磁性体として複数の磁石を設けるとともに、前記カバーに前記磁石と対向する複数の腕片を垂設したことを特徴とする。
請求項の構成により、繰出しリングの前面側にカバーを被せることによって、金属製のカバーに形成する腕片がホルダに埋設する磁石と対向し、その磁気的な引き合いによって、当接部が各カム面の何れかに押し付けられる。そして、繰出しリングの回転によってカム面と当接部との係合が切り換わり、通常撮影位置、過焦点撮影位置、マクロ撮影位置での焦点合わせが可能となる。
本発明の請求項記載のレンズ繰出し装置は、前記レンズ繰出し装置が、携帯電話機に組み付けられることを特徴とする。
請求項の構成により、携帯電話機に組み込まれるカメラ機能として、通常撮影位置、過焦点撮影位置、マクロ撮影位置の各撮影位置において正確に焦点合わせが可能となる。
本発明のレンズ繰出し装置によれば、レンズユニットを備えた鏡筒と、この鏡筒を保持する繰出しリングと、この繰出しリングを回動自在かつ光軸方向に移動自在に支持するホルダと、このホルダに前記繰出しリングを保持するカバーと、前記繰出しリングと前記ホルダとの何れか一方の当接面に形成される高さが異なる3つ以上の段差状のカム面と、前記繰出しリングと前記ホルダとの何れか他方の当接面に形成される前記カム面と係合可能な当接部と、前記繰出しリングを回転させて前記カム面と当接部との係合位置を切り換える操作ノブとを備え、前記操作ノブによる繰出しリングの回転によって前記各カム面と当接部との係合により、少なくとも通常撮影モードと過焦点モード及びマクロ撮影モードの何れか撮影モードでの焦点を選択的に切り換え操作可能としたレンズ繰出し装置であって、前記繰出しリングと前記カバーとの間に弾性変形可能な合成ゴム材から成る弾性体を設け、前記繰出しリングの外周に前記弾性体を載置するフランジ部を突出形成し、このフランジ部と前記カバーとの間に前記弾性体を圧縮状態で介在させ、前記カム面に前記当接部を押し付けるように付勢したものであるから、カム面の何れかに当接部を安定した状態で押し付けることができる。これにより、繰出しリングがガタ付くことなく、当接部とカム面とが確実に係合し、通常撮影と過焦点撮影及びマクロ撮影での切り換え操作もスムーズである。また、弾性体は合成ゴム材による一体成型品であり、成型加工も容易である。
本発明の請求項記載のレンズ繰出し装置によれば、前記弾性体が前記繰出しリングを取り囲む円筒部と、この円筒部の上端部に位置して水平方向に延びる鍔部と該鍔部の周縁から立設する立ち上がり部とから成る断面略L字状の屈曲部とを備え、前記立ち上がり部を前記カバーに圧接させることによって、前記屈曲部を撓ませ、その復元力により、前記カム面に前記当接部を押し付けるように付勢したものであるから、カバーとホルダとの間に介在する弾性体は、鍔部の周縁から立設する立ち上がり部が部分的に撓み、その弾性復元力によってカム面の何れかに当接部を安定した状態で押し付けることができるから、コイルバネなどを全体的に圧縮させて、カム面の何れかに当接部を押し付ける場合に比べてバネの圧縮方向のスペースが少なく、製品全体として薄型化を図ることができる。
本発明の請求項記載のレンズ繰出し装置によれば、前記ホルダは、前記繰出しリングを支持する矩形枠状の載置部と、この載置部の各コーナー部に位置して突出形成したボス部とを備えるとともに、前記カバーは、少なくとも前記載置部にほぼ対応する矩形状の平板部を備え、この平板部のコーナー部を前記ボス部に載置して前記ホルダと前記カバーとを一体化するとともに、前記弾性体の立ち上がり部は、前記カバーのコーナー部に対応して断続的に設けられているから、効果としてコンパクト化と立ち上がり部の長さで復元力の調整が可能である。
また、本発明のレンズ繰出し装置によれば、レンズユニットを備えた鏡筒と、この鏡筒を保持する繰出しリングと、この繰出しリングを回動自在かつ光軸方向に移動自在に支持するホルダと、前記繰出しリングを保持するカバーと、前記繰出しリングと前記ホルダとの何れか一方の当接面に形成される高さが異なる3つ以上の段差状のカム面と、前記繰出しリングと前記ホルダとの何れか他方の当接面に形成される前記カム面と係合可能な当接部と、前記繰出しリングを回転させて前記カム面と当接部との係合位置を切り換える操作ノブとを備え、前記操作ノブによる繰出しリングの回転によって前記各カム面と当接部との係合により、少なくとも通常撮影モードと過焦点モード及びマクロ撮影モードの何れか撮影モードでの焦点を選択的に切り換え操作可能としたレンズ繰出し装置であって、前記カバーと前記ホルダとの一方に磁性体を設け、他方には前記磁性体と磁気的に引き合う金属体を備え、この金属体と磁性体との磁気的な吸引力によって前記カム面に前記当接部を押し付けるように付勢したものであるから、カバーとホルダとの間にカム面に当接部を押し付けるために付勢するための付勢部材が不要となるから、製品全体として薄型化を図ることができるとともに、部品点数の削減により組み付け作業性にも優れる。
本発明の請求項記載のレンズ繰出し装置によれば、前記カバーと前記ホルダとの一方に磁性体を設け、他方には前記磁性体と磁気的に引き合う金属体を設けたレンズ繰出し装置において、前記カバーを金属板で形成し、前記ホルダには前記磁性体として複数の磁石を設けるとともに、前記カバーに前記磁石と対向する複数の腕片を垂設したものであるから、金属板から成るカバーとホルダに設けた磁石との磁気的な吸引力によって前記カム面に前記当接部を押し付けるように付勢することができる。
本発明の請求項記載のレンズ繰出し装置は、前記レンズ繰出し装置が、携帯電話機に組み付けられるものであるから、オートフォーカスなどの複雑な機構を用いることなく、各撮影モードにおいて、正確にピント合わせを行うことができる。
本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例1を示すレンズ繰出し装置の分解斜視図、図2はレンズ繰出し装置を組み付けた状態の斜視図、図3はレンズ繰出し装置の平面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図3のB−B線断面図、図6(A)はホルダの平面図、図6(B)はホルダの正面図、図7は繰出しリングの底面図である。
本発明の実施例におけるマクロ撮影用レンズ繰出し装置は、CCD等の撮像素子が組込まれたホルダ1と、レンズユニット7が組込まれた鏡筒10と、この鏡筒10を光軸方向に位置調整可能に保持する繰出しリング15と、前記ホルダ1に前記繰出しリング15を保持するカバー20などから構成されている。なお、これらの構成部品は樹脂による一体成形品である。
ホルダ1は、レンズ繰出し装置のベースであって、図6に示すように前記繰出しリング15を支持する枠状の載置部2を備え、この載置部2のコーナーに位置して前記カバー20を固定するための4本のボス部3が一体形成されている。また、載置部2と前記各ボス部3の内側には、繰出しリング15を回動自在に案内するリング状の案内筒部5Aと円弧状の案内壁部5Bとが形成され、このリング状の案内筒部5Aと案内壁部5Bに沿って繰出しリング15が回動自在に保持され、かつ、該ボス部3に固定した前記カバー20とホルダ1の載置部2との間に位置して繰出しリング15が光軸方向に移動自在に配置されている。また、載置部2には、案内壁部5Bの内側に位置して開口部6が形成されている。
繰出しリング15は、前記鏡筒10を組み込むための円筒部16を有し、この円筒部16の内周面に形成した雌ネジ16Aに前記鏡筒10の外周面に形成した雄ネジ10Aを螺着している。また、前記ホルダ1の載置部2には、前記繰出しリング15の高さを三段階で調整するための段差状の第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cが形成され、この第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cと係合する当接部17が前記繰出しリング15の下端部から下方に向かって突出形成されている。なお、図5などで示すように第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cは、正方形状のホルダ1の4辺にそれぞれ形成され、これら第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cと係合する当接部17は、図7に示すように、90度の間隔毎に円筒部16の下端部から突起状に突設されている。さらに、繰出しリング15の円筒部16には前記カバー20から外方に突出するように操作ノブ18が外方に向かって一体形成され、この操作ノブ18を回して繰出しリング15を回転操作することによって、前記当接部17が第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cの何れかに係合する。
前記カバー20は、前記繰出しリング15を抑える平板部21と、この平板部21の周縁からそれぞれ相対向するように垂設された側壁部22とを有している。前記カバー20の前記平板部21には前記鏡筒10が臨む開口部23を形成し、前記側壁部22には、ホルダ1の外周面に形成するフック25と係合する係止孔26が形成されている。
また、繰出しリング15の下端部周縁にはフランジ部15Aが形成され、このフランジ部15Aと前記カバー20との間には可撓性を有する弾性変形可能な合成ゴム材から成る弾性体28が介在している。この弾性体28は前記繰出しリング15を取り囲む円筒部29と、この円筒部29の上端部に位置して水平方向に延びる鍔部30と該鍔部30の周縁から立設する複数の立ち上がり部31とから成る断面略L字状の屈曲部32とを備えている。また、前記立ち上がり部31は、前記カバー20のコーナー部に対応して断続的に設けられている。そして、前記カバー20の係止孔26をホルダ1のフック25に係合してホルダ1にカバー20を固定することによって、屈曲部32が撓み、その弾性復元力によって、前記繰出しリング15の当接部17を前記ホルダ1の第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cに押し付けように繰出しリング15を下方に付勢している。
次に図6(A)(B)を参照して前記ホルダ1に形成する第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cについて説明する。図6(A)に示すように、ホルダ1の載置部2の上端縁から時計方向に沿って第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cが順次、段違い状に形成されている。また、ホルダ1の下端縁から第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cまでのそれぞれの高さh1,h2,h3は、第1カム面4Aが0.55mm、第2カム面4Bが0.56mm、第3カム面4Cが0.68mmに設定されており、第1カム面4Aが通常撮影位置、第2カム面4Bが過焦点撮影位置、第3カム面4Cがマクロ撮影位置にそれぞれ対応する。すなわち、繰出しリング15の操作ノブ18を操作して繰出しリング15を時計方向に回転操作すると、繰出しリング15の当接部17は、順次、前記ホルダ1の第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cに乗り上がり、通常撮影モード、過焦点撮影モード、マクロ撮影モードへと切り替わる。
以上のように構成される本実施例における組立手順について説明する。まず、繰出しリング15の下端部周縁に形成するフランジ部15A上に弾性体28を載置するとともに、繰出しリング15をホルダ1の載置部2に載置する。この時、繰出しリング15の下端部から突出する当接部17が載置部2に形成する案内筒部5Aとボス部3の内側に形成する案内壁部5Bとの間に位置するとともに、当接部17が第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cの何れかに乗り上がった状態で組み付けられる。そして、繰出しリング15の前面側からカバー20を被せ、カバー20に形成する係止孔26をホルダ1に形成するフック25と引っ掛けて係合することによって繰出しリング15をホルダ1に組み付け固定する。ホルダ1に組み付けられた繰出しリング15は、ホルダ1の案内筒部5Aと案内壁部5Bに沿って回動自在に保持され、かつ、カバー20とホルダ1の載置部2との間に位置して光軸方向に移動自在に配置されている。さらに、繰出しリング15のフランジ部15Aと前記カバー20との間に介在する弾性体28は、カバー20によって下方に押され、屈曲部32を構成する立ち上がり部31と鍔部30とが撓み、その弾性復元力によって前記繰出しリング15の当接部17が前記ホルダ1に形成する第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cの何れかに押し付けられる。このようにして繰出しリング15を組み付けた後、図3に示すように、操作ノブ18が最も時計方向となる位置(図3で実線で示す)、すなわち、繰出しリング15の当接部17がホルダ1に形成する第1カム面4Aと係合する位置まで回動する。この状態で繰出しリング15の雌ネジ16Aに鏡筒10の外周面に形成された雄ネジ10Aに螺合し、最終的にレンズユニット7の焦点距離を調整した後、接着剤などによって繰出しリング15と鏡筒10とを一体化する。また、繰出しリング15の当接部17がホルダ1に形成する最も低い第1カム面4Aと係合した位置が、通常撮影位置aである。なお、繰出しリング15は、弾性体28の屈曲部32の弾性復元力によって繰出しリング15の当接部17が第1カム面4Aに押し付けられた状態で保持される。そして、操作ノブ18を反時計方向に回すことによって、繰出しリング15が回転し、繰出しリング15の当接部17がホルダ1に形成する中間の第2カム面4Bに乗り上がる。これにより、繰出しリング15が光軸方向に移動し、弾性体28によって、繰出しリング15の当接部17がホルダ1に形成する中間の第2カム面4Bと係合した状態で保持される。この当接部17と第2カム面4Bと係合した位置が過焦点撮影位置bである。さらに、操作ノブ18を反時計方向に回すと、繰出しリング15の当接部17がホルダ1に形成する最も高い第3カム面4Cに乗り上がり、繰出しリング15が光軸方向に移動し、繰出しリング15がマクロ撮影位置cで位置決め保持され、こうして鏡筒10に組み込まれたレンズユニット7は、通常撮影位置a、過焦点撮影位置b、マクロ撮影位置cでの焦点を得ることができる。なお、繰出しリング15の当接部17と前記ホルダ1の第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cとの係合の切り換えは、図3に示すように、操作ノブ18、ひいては繰出しリング15を20°回転する毎、切り替わるようになっている。また、本実施例においては、通常撮影位置aでの被写体との距離は245cm、過焦点撮影位置bでの被写体との距離は85cm、マクロ撮影位置cでの被写体との距離は9cmに設定されている。
以上のように、本実施例では、繰出しリング15に形成する当接部17と、ホルダ1に形成する第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cとを係合させて、通常撮影と過焦点撮影及びマクロ撮影との切換操作を行うことから、マクロ撮影にもかかわらず過焦点撮影でピントが合うなどといったトラブルもなく、各撮影モードにおいて、正確にピント合わせを行うことができ、撮影性能の低下を回避することができる。特に、本実施例におけるレンズ繰出し装置は携帯電話(図示せず)に組み込まれるものであり、オートフォーカスなどの複雑な機構を用いることなく、各撮影モードにおいて、正確にピント合わせを行うことができる。また、各撮影モードにおいて、繰出しリング15とカバー20との間に介在する弾性体28によって、繰出しリング15の当接部17がホルダ1に形成する第1乃至第3カム面4A〜4Cに押し付けられ、安定した状態で保持される。また、弾性体28は、弾性可能な合成ゴムからなり、繰出しリング15を外装する円筒部29に鍔部30と立ち上がり部31とを形成し、これら鍔部30と立ち上がり部31とでL型の屈曲部32を形成することで、カバー20に押された屈曲部32が撓み、その屈曲部32の弾性復元力によって繰出しリング15の当接部17をホルダ1に形成する第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cの何れかに安定した状態で押し付けることができる。これにより、繰出しリング15がガタ付くことなく、繰出しリング15の当接部17と第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cとが確実に係合し、通常撮影と過焦点撮影及びマクロ撮影での切り換え操作もスムーズである。また、弾性体28は合成ゴムによる一体成型品であり、成型加工も容易であるとともに、弾性体28は、繰出しリング15を取り囲むように全体として円筒状であるが、カバー20と当接する弾性体28の立ち上げ部31は、円筒部29に対して90度の間隔毎に一体形成され、矩形状のカバー20のコーナー部に当接することから、立ち上げ部31を環状に形成した場合、カバー20の1辺は立ち上げ部31の直径と同じ長さとしなければカバー20からはみ出してしまう。しかし、前述したように、立ち上げ部31がカバー20のコーナー部に当接するように90度の間隔毎に形成することで、カバー20の製品形状をコンパクト化することが可能であるとともに、繰出しリング15の当接部17が第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cに対して均一に押圧力を与えることができる。また、弾性体28に形成する屈曲部32を撓ませ、その復元力によって繰出しリング15の当接部17を第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cに押圧させることから、コイルバネなどを用いる場合に比べバネの圧縮方向のスペースが少なく、製品全体として薄型化を図ることができる。
図8〜図11は本発明の実施例2を示し、前記実施例1と同一機能を有する部分には同一符号を付し、重複する部分の説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
前記実施例1では、弾性変形可能な合成ゴム材によって弾性体28を構成し、この弾性体28の弾性復元力によって、繰出しリング15の当接部17を第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cに押し当てた例を示したが、本実施例においては、磁気的な吸引力によって、繰出しリング15の当接部17を第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cに押し当てる。すなわち、本実施例では、カバー40を金属板で形成し、ホルダ50に磁性体としての磁石55を埋め込み、その磁石55とカバー40との磁気的な吸引力によって繰出しリング15の当接部17を第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cに押し付けように構成している。
このように、本実施例では、ホルダ50に磁石55を埋め込むことから、前記ホルダ50の載置部51は磁石55より高い厚さを有しており、その載置部51の各コーナーに磁石55を埋め込んでいる。また、ホルダ50は、繰出しリング15を回動自在に案内する案内筒部50Aを備えるとともに、前記磁石55上に位置して開口部52が形成されている。そして、前記カバー40には磁石55に対応して腕片41が垂設され、この腕片41が前記開口部52を介して前記ホルダ50に埋設した磁石55と対向している。
以上のように構成される本実施例では、繰出しリング15をホルダ50の案内筒部50Aに挿入するようにして繰出しリング15の当接部17を第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cの何れかに載置する。そして、繰出しリング15の前面側にカバー40を被せ、カバー40の腕片41をホルダ50の開口部52に挿入することによって、カバー40と磁石55とが磁気的に引き合い、前記繰出しリング15の当接部17が前記ホルダ1に形成する第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cの何れかに押し付けられる。このようにして繰出しリング15を組み付けた後、図9の実線で示す位置まで回すことによって、繰出しリング15の当接部17がホルダ1に形成する第1カム面4Aと係合する位置まで回動する。この状態で繰出しリング15の雌ネジ16Aに鏡筒10の外周面に形成された雄ネジ10Aに螺合し、最終的にレンズユニット7の焦点距離を調整した後、接着剤などによって繰出しリング15と鏡筒10とを一体化する。また、繰出しリング15の当接部17がホルダ1に形成する最も低い第1カム面4Aと係合した位置が、通常撮影位置aである。そして、操作ノブ18を反時計方向に回すことによって、繰出しリング15が回転し、繰出しリング15の当接部17がホルダ1に形成する中間の第2カム面4Bに乗り上がる。これにより、繰出しリング15が光軸方向に移動するが、カバー40と磁石55との磁気的な引き合いによって、繰出しリング15の当接部17がホルダ1に形成する中間の第2カム面4Bと係合した状態で保持される。この当接部17と第2カム面4Bと係合した位置が過焦点撮影位置bである。さらに、操作ノブ18を反時計方向に回すと、繰出しリング15の当接部17がホルダ1に形成する最も高い第3カム面4Cに乗り上がり、繰出しリング15が光軸方向に移動し、繰出しリング15がマクロ撮影位置cで位置決め保持され、こうして鏡筒10に組み込まれたレンズユニット7は、通常撮影位置a、過焦点撮影位置b、マクロ撮影位置cでの焦点を得ることができる。
以上のように、本実施例では、前記実施例1と同様、繰出しリング15に形成する当接部17と、ホルダ1に形成する第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cとを係合させて、通常撮影と過焦点撮影及びマクロ撮影との切換操作を行うことから、マクロ撮影にもかかわらず過焦点撮影でピントが合うなどといったトラブルもなく、各撮影モードにおいて、正確にピント合わせを行うことができる。また、本実施例では、繰出しリング15にカバー40を被せ、このカバー40とホルダ50に埋め込んだ磁石55との磁気的な引き合いによって、常に繰出しリング15には、第1乃至第3カム面4A〜4Cに向かう付勢力が付与され、繰出しリング15の当接部17がホルダ50に形成する第1乃至第3カム面4A〜4Cに押し付けられ、安定した状態で保持されるから、前記実施例のように、カバー40とホルダ50との間に弾性体28を介在する必要もない。したがって、より一層、製品全体として薄型化を図ることができるとともに、部品点数の削減により組み付け作業性にも優れる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施の形態では、ホルダ1側に第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cを設け、繰出しリング15に当接部17を形成した例を示したが、これとは逆に繰出しリング15に第1、第2、第3カム面を設け、ホルダ1側に当接部を形成してもよい。また、前記実施例では、反時計方向に沿って次第に高くなる第1、第2、第3カム面4A,4B,4Cを形成した例を示したが、反時計方向に沿って順次カム面が低くなるように形成したり、第3カム面4C、第1カム4A、第2カム面4Bあるいは第2カム面4B、第1カム4A、第3カム面4Cのようにバラバラに形成してもよく、要は、焦点距離を3段階に調整し得る構造であればよい。
本発明の実施例1を示すレンズ繰出し装置の分解斜視図である。 同上、レンズ繰出し装置を組み付けた状態の斜視図である。 同上、レンズ繰出し装置の平面図である。 同上、図3のA−A線断面図である。 同上、図3のB−B線断面図である。 同上、レンズ繰出し装置のホルダを示し、図5(A)はホルダの平面図、図5(A)はホルダの正面図である。 同上、繰出しリングの底面図である。 本発明の実施例2を示すレンズ繰出し装置の分解斜視図である。 同上、レンズ繰出し装置の平面図である。 図9のC−C線断面図である。 図9のD−D線断面図である。
符号の説明
1,50 ホルダ
2 載置部
4A,4B,4C 第1、第2、第3カム面
7 レンズユニット
10 鏡筒
15 繰出しリング
18 操作ノブ
20,40 カバー
28 弾性体
29 円筒部
30 鍔部
31 立ち上がり部
32 屈曲部
55 磁石(磁性体)
a 通常撮影位置
b 過焦点撮影位置
c マクロ撮影位置

Claims (4)

  1. レンズユニットを備えた鏡筒と、この鏡筒を保持する繰出しリングと、この繰出しリングを回動自在かつ光軸方向に移動自在に支持するホルダと、前記繰出しリングを保持するカバーと、前記繰出しリングと前記ホルダとの何れか一方の当接面に形成される高さが異なる3つ以上の段差状のカム面と、前記繰出しリングと前記ホルダとの何れか他方の当接面に形成される前記カム面と係合可能な当接部と、前記繰出しリングを回転させて前記カム面と当接部との係合位置を切り換える操作ノブとを備え、前記操作ノブによる繰出しリングの回転によって前記各カム面と当接部との係合により、少なくとも通常撮影モードと過焦点モード及びマクロ撮影モードの何れか撮影モードでの焦点を選択的に切り換え操作可能としたレンズ繰出し装置であって、前記繰出しリングと前記カバーとの間に弾性変形可能な合成ゴム材から成る弾性体を設け、前記繰出しリングの外周に前記弾性体を載置するフランジ部を突出形成し、このフランジ部と前記カバーとの間に前記弾性体を圧縮状態で介在さるとともに、該弾性体が前記繰出しリングを取り囲む円筒部と、この円筒部の上端部に位置して水平方向に延びる鍔部と該鍔部の周縁から立設する立ち上がり部とから成る断面略L字状の屈曲部とを備え、前記立ち上がり部を前記カバーに圧接させることによって、前記屈曲部を撓ませ、その復元力により、前記カム面に前記当接部を押し付けるように付勢したことを特徴とするレンズ繰出し装置。
  2. 前記ホルダは、前記繰出しリングを支持する矩形枠状の載置部と、この載置部の各コーナー部に位置して突出形成したボス部とを備えるとともに、前記カバーは、少なくとも前記載置部にほぼ対応する矩形状の平板部を備え、この平板部のコーナー部を前記ボス部に載置して前記ホルダと前記カバーとを一体化するとともに、前記弾性体の立ち上がり部は、前記カバーのコーナー部に対応して断続的に設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズ繰出し装置。
  3. レンズユニットを備えた鏡筒と、この鏡筒を保持する繰出しリングと、この繰出しリングを回動自在かつ光軸方向に移動自在に支持するホルダと、前記繰出しリングを保持するカバーと、前記繰出しリングと前記ホルダとの何れか一方の当接面に形成される高さが異なる3つ以上の段差状のカム面と、前記繰出しリングと前記ホルダとの何れか他方の当接面に形成される前記カム面と係合可能な当接部と、前記繰出しリングを回転させて前記カム面と当接部との係合位置を切り換える操作ノブとを備え、前記操作ノブによる繰出しリングの回転によって前記各カム面と当接部との係合により、少なくとも通常撮影モードと過焦点モード及びマクロ撮影モードの何れか撮影モードでの焦点を選択的に切り換え操作可能としたレンズ繰出し装置であって、前記カバーを金属板で形成し、前記ホルダには前記磁性体として複数の磁石を設けるとともに、前記カバーに前記磁石と対向する複数の腕片を垂設し、この腕片と前記磁石との磁気的な吸引力によって前記カム面に前記当接部を押し付けるように付勢したことを特徴とするレンズ繰出し装置。
  4. 前記レンズ繰出し装置が、携帯電話機に組み付けられることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のレンズ繰出し装置
JP2007199833A 2007-07-31 2007-07-31 レンズ繰出し装置 Active JP4901635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007199833A JP4901635B2 (ja) 2007-07-31 2007-07-31 レンズ繰出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007199833A JP4901635B2 (ja) 2007-07-31 2007-07-31 レンズ繰出し装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009036907A JP2009036907A (ja) 2009-02-19
JP2009036907A5 JP2009036907A5 (ja) 2010-09-16
JP4901635B2 true JP4901635B2 (ja) 2012-03-21

Family

ID=40438899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007199833A Active JP4901635B2 (ja) 2007-07-31 2007-07-31 レンズ繰出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4901635B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2280035A4 (en) 2008-05-20 2013-01-23 Asahi Glass Co Ltd METHOD FOR MANUFACTURING HARD POLYURETHANE FOAM
CN103620469A (zh) * 2011-06-24 2014-03-05 松下电器产业株式会社 镜头伸缩装置、具备镜头伸缩装置的摄像装置以及便携式电子设备
JP5899430B2 (ja) * 2011-06-24 2016-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ繰出し装置、該レンズ繰出し装置を備えた撮像装置、並びに携帯電子機器
JP7429573B2 (ja) 2020-03-17 2024-02-08 株式会社タムロン 駆動装置、レンズ鏡筒、及び、撮像装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01156710A (ja) * 1987-12-15 1989-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd カメラのズーム機構
JP2004304565A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Seiko Precision Inc 固体撮像装置
JP2006251653A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Mitsubishi Electric Corp 撮像装置及び携帯端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009036907A (ja) 2009-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7177539B2 (en) Camera lens positioning device using shape memory alloy and camera using the positioning device
KR100770846B1 (ko) 카메라 모듈의 자동 초점 조절 장치
US7576930B2 (en) Lens module
US20080079845A1 (en) Camera module
JP2007155801A (ja) カメラモジュール
JP2008191423A (ja) レンズユニット及びカメラモジュール、並びに該カメラモジュールを備えた撮像装置
KR101070333B1 (ko) 카메라의 자동 초점 조정 장치
JP2010148082A (ja) カメラモジュール
JP4901635B2 (ja) レンズ繰出し装置
JP2006284628A (ja) カメラモジュール
TWI442156B (zh) 具有自動對焦功能之攝影模組
JPWO2011068115A1 (ja) レンズ駆動装置、レンズ駆動装置を搭載したカメラモジュール、およびカメラモジュールを搭載した携帯電話
KR100573576B1 (ko) 매크로 기능이 구비된 휴대 단말기용 렌즈 조립체
JP2006039480A (ja) レンズ駆動装置
US20130293969A1 (en) Miniature lens auto-focusing structure
JP2008250134A (ja) 撮像装置
JP2007171504A (ja) カメラモジュール
KR20100124135A (ko) 이미지 촬상 장치용 렌즈 액츄에이터
JP4901562B2 (ja) レンズ繰出し装置
JP5193741B2 (ja) 撮像レンズユニット
JP2010211003A (ja) 鏡筒装置及び撮像ユニット
JP5188924B2 (ja) 撮像レンズユニット
US20200333553A1 (en) Lens driving module
US20060002699A1 (en) Camera
KR20160142156A (ko) 오토 포커스 촬영 모듈을 이용한 광각 촬영 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100728

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4901635

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250