JP4901598B2 - 振動型アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、圧電素子などの駆動素子によって駆動体が加振させられ、振動している駆動体に対してねじ部を介して嵌合している移動体が、軸方向へ移動させられる振動型アクチュエータに関する。
以下の特許文献1と特許文献2には、ねじ部を介して互いに嵌合している駆動体と移動体、および前記駆動体を加振する圧電素子を有する振動型アクチュエータが開示されている。
前記圧電素子で駆動体が振動させられると、駆動体の振動が移動体に伝達されて、移動体が回転させられる。移動体は駆動体とねじ部を介して嵌合しているため、回転する移動体はねじ部に沿って軸方向へ移動させられる。この種の振動型アクチュエータは、移動体が比較的低速で回転しながら軸方向へ進退移動でき、大きな駆動トルクを得ることができる利点がある。
特許文献1に記載されている振動型アクチュエータは、駆動体が雌ねじ部を有する筒状体で、移動体が前記筒状体の雌ねじ部に螺合する雄ねじを有する軸体である。筒状の駆動体の端面に圧電素子が取り付けられており、この圧電素子で、筒状の駆動体に進行波を発生させることで移動体に回転力が与えられ、回転する移動体がねじ部の中心軸に沿う方向へ移動させられる。
特許文献2に記載されている振動型アクチュエータは、筒状の駆動体の軸穴の両端部に雌ねじ部材が設けられ、筒状の駆動体の内部には、それぞれの雌ねじ部材に嵌合する雄ねじ部を有する軸状の移動体が設けられている。筒状の駆動体の外面には圧電素子が設けられ、この圧電素子によって、筒状の駆動体が撓むように変形させられて、雌ねじ部材に円運動が与えられる。これにより、雌ねじ部材に嵌合している軸上の移動体が回転させられて、移動体が軸方向へ進行する。
特公平7−40791号公報 米国特許明細書書第6,940,209号
特許文献1に記載された振動型アクチュエータは、筒状の駆動体の端面に圧電素子が取り付けられており、圧電素子から前記端面に与える歪みにより、駆動体に進行波を伝達させるというものであるが、筒状の駆動体の内周面に進行波を発生させるには、圧電素子から前記端面に大きな歪みを与えることが必要であり、エネルギーの利用効率がきわめて悪い。また、圧電素子を駆動体の端面に高精度に位置合わせして取り付けることができないと、駆動体に進行波を発生させる効率が悪くなる。さらに、圧電素子を端面に貼着するための接着剤の厚みのばらつきなどが駆動体の振動特性に影響を与えるため、接着剤を用いた貼着作業が非常に難しい。
次に、特許文献2に記載の振動型アクチュエータは、内部にねじ部材が設けられた筒状の駆動体を撓み変形させるために、筒状の駆動体の外面に複数の圧電素子が取り付けられている。複数の圧電素子は、駆動体の外面において軸方向へ直線的に傾かないように取り付けることが必要であるため、その取り付け作業がきわめて困難である。また、圧電素子を駆動体に接着するための接着剤を軸方向にわたって均一な厚さで塗布することが必要であり、貼着作業が煩雑である。
また、筒状の駆動体の外面には、圧電素子を貼着するための取り付け平面が、軸方向に沿って形成されるため、駆動体の断面形状が多角形となる。そのため、駆動体はその撓み方向が変わると断面係数が相違することになり、駆動体の撓み変形によって雌ねじ部をスムーズに円運動させることが難しい。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、駆動素子の駆動力によって駆動体を振動させる際のエネルギーの利用効率が高く、また、駆動体の形状を単純にでき、製造も容易で高精度な動作を実現できる振動型アクチュエータを提供することを目的としている。
本発明の振動型アクチュエータは、軸方向に連続してねじ部が形成された移動体と、弾性変形可能であり軸方向の一部に前記移動体の前記ねじ部と嵌合する駆動用嵌合部を有する駆動体と、前記駆動体を支持する支持体と、
前記支持体に振動を与え前記支持体から前記駆動体に振動を伝達させて、前記駆動体を撓み変形させる駆動素子とを有しており、
前記駆動体の撓み変形によって前記駆動用嵌合部が円運動し、この円運動によって前記移動体が回転させられて、移動体が前記ねじ部によって軸方向へ移動させられることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記駆動素子から前記支持体に与えられる振動によって、前記駆動体が共振させられるものである。
また、前記駆動用嵌合部は、前記駆動体の撓み振動の節と節との間に設けられているものである。
本発明の振動型アクチュエータは、駆動体に直接に駆動素子が取り付けられているのではなく、駆動素子から支持体に振動が与えられ、この振動が駆動体に伝達されて、駆動体が所定の振動数で振動させられる。そのため、駆動体の軸方向に沿って圧電素子などを傾くことなく高精度に貼着するという作業が不要になり、製造を容易にできる。また駆動体に圧電素子を貼着する際に接着剤の厚みのばらつきによる質量分布の片寄りという問題も生じることがなく、駆動体の質量のばらつきの発生を抑制でき、駆動体を常に高精度な振動モードで駆動できる。
本発明は、前記支持体には、前記駆動体の軸と直交する平面が設けられ、前記駆動素子が前記平面に取り付けられており、前記駆動素子から前記駆動体の軸中心に対して、互いに直交する向きで且つ位相が相違する加振力が与えられるものである。
また、本発明は、前記支持体には、前記駆動体の軸中心の延長上に穴が開口していることが好ましい。
支持体に、駆動体の軸中心の延長上に位置する穴が開口していると、それぞれの駆動素子から支持体に与える振動によって、駆動体と支持体との連結部に円運動を発生させやすくなり、駆動体を共振モードで振動させやすい。
さらに、本発明は、前記支持体には、隣り合う駆動素子の間に位置する穴が形成されていることが好ましい。
支持体の平面において、直交して隣り合う位置に配置された駆動素子は、互いに位相が相違する振動を発生するが、隣り合う駆動素子の間において支持体に穴を形成しておくと、異なる位相の振動により支持体の平面に波状の不要な振動が発生しにくくなる。
本発明は、例えば、前記駆動体は、弾性変形可能な振動軸で、前記移動体は、内周面に雌ねじ部が形成された筒体であり、前記駆動用嵌合部は、前記振動軸に設けられた雄ねじ部である。
この場合に、前記振動軸の外周面には圧電素子などの駆動素子を貼着する必要がないため、振動軸の外周面を円筒面にできる。そのため、振動軸の製造が容易である。さらに外周面が円筒面であると、振動軸は、撓み方向がどの方向であっても断面係数をほぼ等しくできる。よって、駆動用嵌合部が円運動する撓み振動を発生しやすい。
または、本発明は、前記駆動体は、弾性変形可能な振動筒体で、前記移動体は、外周面に雄ねじ部が形成された軸体であり、前記駆動用嵌合部は、前記振動筒体の内周面に設けられた雌ねじ部である。
この場合も、前記振動筒体の外周面を円筒面にすることが可能であり、振動筒体の撓み方向がどの方向であっても断面係数をほぼ等しくできる。
本発明では、駆動素子によって支持体を振動させ、支持体の振動を駆動体に伝達させて、駆動体を振動させている。そのため、駆動体に圧電素子などの駆動素子を貼着する必要がなく、駆動体の形状を簡単にでき、製造が容易である。また、駆動体のを円形に形成することができ、それぞれの撓み方向への断面係数をほぼ均一にすることが可能であり、駆動用ねじ部に高精度な円運動を発生させやすくなる。
図1は本発明の第1の実施の形態の振動型アクチュエータを、移動体を取り外した状態で示す斜視図、図2は、第1の実施の形態の振動型アクチュエータを軸中心と垂直な面で切断した横断面図、図3は前記振動型アクチュエータを軸中心を含む面で切断した縦断面図である。図4と図5は圧電素子と駆動回路との結線構造を示す説明図、図6は圧電素子に与える駆動信号の位相を示す波形図である。図7(A)(B)は、第1の実施の形態の振動型アクチュエータの共振モードをモデル別に示す説明図である。図8は、第1の実施の形態の変形例の振動型アクチュエータの振動モードのモデル説明図である。
図1に示す振動型アクチュエータ1は、駆動体が振動軸2であり、移動体4が上下方向(Z軸方向)に貫通する中心穴4aを有する筒体である。移動体4の中心穴4aの内周面には軸方向に連続する雌ねじ部14が形成されている。また、振動軸2の軸方向の中心部には、駆動子3が固定されており、この駆動子3の外周面に駆動用嵌合部として機能する雄ねじ部13が形成されている。
振動軸2は、金属または合成樹脂材料などの弾性材料で形成されており、外力が作用していないときに軸中心O1が直線となる中実軸または中空軸である。振動軸2は軸中心O1が湾曲するように撓むことができ、その結果、振動軸2に固定されている駆動子3が円運動をするものである。よって、軸中心O1と直交するX−Y座標平面内のどの方向に対しても曲げ剛性がほぼ等しいことが好ましく、そのためには、振動軸2の断面係数がどの方向に対しても一律であることが好ましい。この振動型アクチュエータ1は、振動軸2の外周面に圧電素子を取り付ける必要がないため、振動軸2の外周面を円筒面にでき、振動軸2をX−Y平面で切断した断面の形状を、中実円形または中空円形(円筒形状)とすることができる。よって、振動軸2は、X−Y平面のどの向きに対しても断面係数が一律である。
振動軸2の外周面が円筒面であると、振動軸を丸棒状の軸や円筒体で製造することができ、製造コストを低減できる。また、振動軸2の軸方向での質量の分布を均一にできる。
図1に示すように、振動軸2は図示下端部が支持体5に保持されて固定されており、振動軸2の図示上端部が自由端である。図1に示すように、支持体5は、一定の厚みの弾性力を発揮する板材であり、金属板または合成樹脂板あるいはセラミック板である。支持体5には中心穴5aが貫通して形成されており、前記振動軸2の下端部は、前記中心穴5aの内部に挿入されて支持体5に溶接などの手段で固定されている。または振動軸2の下端部が前記中心穴5a内に圧入されて固定されている。振動軸2に駆動力が作用していない状態で、振動軸2の軸中心O1は、支持体5の表平面5bに対して垂直である。
支持体5の表平面5bには、駆動素子として4つの圧電素子6,7,8,9が取り付けられている。圧電素子6,7,8,9は電歪効果を発揮する圧電セラミックで形成されており、それぞれの圧電素子6,7,8,9の誘電分極の向きは厚み方向(Z方向)である。
圧電素子6と圧電素子7は、振動軸2の下端部の中心O2を通ってX方向に延びる線上に位置している。圧電素子6は、前記中心O2よりも+X側に位置し、圧電素子7は、前記中心O2よりも−X側に位置している。圧電素子6は上側(+Z側)の面に電極6aが支持体5の表平面5bと対向する面に電極6bが設けられている。圧電素子7は上側(+Z側)の面に電極7aが支持体5の表平面5bと対向する面に電極7bが設けられている。
支持体5が金属で形成されて、支持体5が接地電位に設定される場合には、図4と図5に示すように、それぞれの電極6b,7bは支持体5に電気的に接続されて、電極6b,7bが接地電位に設定される。支持体5が金属で形成されており、電極6b,7bに接地電位以外の駆動電圧が与えられるときは、電極6b,7bと支持体5の表平面5bとの間に絶縁層が設けられる。
圧電素子8と圧電素子9は、振動軸2の下端部の中心O2を通ってY方向に延びる線上に位置している。圧電素子8は、前記中心O2よりも+Y側に位置し、圧電素子9は、前記中心O2よりも−Y側に位置している。圧電素子8は上側(+Z側)の面に電極8aが支持体5の表平面5bと対向する面に電極8bが設けられている。圧電素子9は上側(+Z側)の面に電極9aが、支持体5の表平面5bと対向する面に電極9bが設けられている。
支持体5が金属で形成されて、支持体5が接地電位に設定される場合には、図4と図5に示すように、それぞれの電極8b,9bは支持体5に電気的に接続されて、電極8b,9bが接地電位に設定される。支持体5が金属で形成されており、電極8b,9bに接地電位以外の駆動電圧が与えられるときは、電極8b,9bと支持体5の表平面5bとの間に絶縁層が設けられる。
圧電素子6と圧電素子7は、長手方向がX方向に向けられ、Y方向の幅寸法は長手方向の寸法よりも十分に短い。よって、電極6a,6b間に駆動信号(駆動電圧)が与えられて圧電素子6に体積変化が生じると、圧電素子6から支持体5に対して、主にX方向への伸び応力または収縮応力が与えられる。同様に、圧電素子7から支持体5に対してX方向への伸び応力または収縮応力が与えられる。圧電素子6と圧電素子7は、一方がX方向へ伸びると他方がX方向へ縮むように動作する。
圧電素子8と圧電素子9は、長手方向がY方向に向けられ、X方向の幅寸法が長手方向の寸法よりも十分に短い長尺形状である。よって、電極8a,8b間に駆動信号(駆動電圧)が与えられ、電極9a,9b間に駆動信号(駆動電圧)が与えられると、圧電素子8および圧電素子9から支持体5に対して、主にY方向への伸び応力と収縮応力が与えられる。圧電素子8と圧電素子9は、一方がY方向へ伸びると他方がY方向へ縮むように動作する。
図1に示すように、隣り合う圧電素子の間には、扇形状の貫通穴5dが設けられている。圧電素子6,7,8,9のそれぞれから支持体5に与えられる歪みは、前記貫通穴5dで遮断され、圧電素子6,7,8,9から支持体5に対して不要な波状の歪みが与えられるのを防止できる。よって、圧電素子6,7,8,9から支持体5に与えられる伸び応力や収縮応力が、振動軸2の下端部の中心O2に対してX方向とY方向に作用しやすくなる。さらに、支持体5には、前記振動軸2と同軸上に位置する中心穴5aが開口しているため、圧電素子6,7,8,9から支持体5に与えられる応力によって、振動軸2の下端部の中心O2に振動を与えやすくなる。すなわち、圧電素子6,7から支持体5に与えられるX方向への応力と、圧電素子8,9から支持体5に与えられるY方向への応力とが、中心穴5aを介して振動軸2の下端部の中心O2に作用しやすくなる。
その結果、圧電素子6,7と圧電素子8,9に対して位相が90度相違する駆動信号を与えることにより、振動軸2の下端部の中心O2が円運動を生じやすくなる。
図2と図3に示すように、前記駆動子3は金属または合成樹脂で形成されており、その内周面が振動軸2の外側に挿通されて固定されている。なお、駆動子3と振動軸2とが金属材料などで一体に形成されていてもよい。そして、駆動子3の外周面には駆動用嵌合部として機能する雄ねじ部13が形成されている。
図1の例では、駆動子3が、振動軸2の長さの中点に配置されているが、駆動子3の最適位置は移動軸2の撓み共振のモードに応じて決まる。そのため、駆動子3を振動軸2の自由端に設けることが最適である場合があり、また駆動子3を振動軸2の中点以外の位置に設けることが最適な場合もある。いずれにせよ、振動子3は振動軸2の共振モードでの振動の節と節との中点に設けられることが好ましい。
円筒状の移動体4は金属製であり、その中心穴4aの内周面に雌ねじ部14が軸方向の全長にわたって形成されている。移動体4は慣性力が大きいことが好ましく、そのためには質量が大きいことが好ましい。移動体4は、その質量が、振動軸2の質量と駆動子3の質量との総和、すなわち振動部分の質量の総和よりも大きいことが好ましい。
移動体4の中心穴4aの内周面に形成された雌ねじ部14は、前記駆動子3の外周面に形成された雄ねじ部13と同じピッチを有しているが、雌ねじ部14の有効径は、雄ねじ部13の有効径よりもやや大きい。そのため、図2および図3に模式的に示すように、移動体4の雌ねじ部14が、駆動子3の雄ねじ部13に嵌合したときに、移動体4は軸中心O1と直交する方向へ若干のがたつきを有しているが、移動体4を軸中心O1に沿う方向へ移動させようとしても、雌ねじ部14のねじ山が、雄ねじ部13のねじ山を越えることはない。すなわち、移動体4は、駆動子3に対して軸方向へがたつきを生じるように嵌合されているが、移動体4が駆動子3に対して軸方向へ抜き出ることはない。
図4には、駆動回路20としてA相の駆動信号生成部(交流電圧発生部)21とB相の駆動信号生成部(交流電圧発生部)22が示されている。この実施の形態の振動型アクチュエータ1では、それぞれの圧電素子6,7,8,9と前記駆動回路20とで加振手段が構成されている。図6の波形図に示すように、A相の駆動信号生成部21で生成されるA+相の駆動信号(電圧)と、B相の駆動信号生成部21で生成されるB+相の駆動信号(電圧)は位相が互いに90度相違し、一方がほぼ正弦波で他方がほぼ余弦波の関係である。B+相はA+相よりも位相が90度進んでいる。なお、前記A相の駆動信号とB相の駆動信号とが、位相が相違する矩形波であってもよい。圧電素子6,7,8,9に矩形波を与えたときも、電気的な信号伝達の遅延や機械的な電歪効果の遅れにより、圧電素子6,7,8,9に正弦波と余弦波を与えたのと同等にして駆動することが可能である。
図4に示す結線構造では、圧電素子6と圧電素子9の誘電分極方向が−Z方向であり、圧電素子7と圧電素子8の誘電分極方向が+Z方向である。圧電素子6,7,8,9の電極6b,7b,8b,9bは、金属製の支持体5に接触した状態で固定されており、電極6b,7b,8b,9bは接地電位に設定されている。
A相の駆動信号生成部21からのA+相の駆動信号は、圧電素子6の表側の電極6aと、圧電素子7の表側の電極7aに与えられる。また、B相の駆動信号生成部からのB+相の駆動信号は、圧電素子8の表側の電極8aと、圧電素子9の表側の電極9aに与えられる。また、駆動信号生成部21のA−側と駆動信号生成部22のB−側は接地電位に設定されている。
図4に示す結線構造では、それぞれの駆動信号生成部21,22内の発振回路で得られたほぼ正弦波およびほぼ余弦波が、圧電素子6,7,8,9の表側の電極6a,7a,8a,9aに直接に与えられる構造であるため、回路構成を単純にできる。
次に、上記振動型アクチュエータ1の動作について説明する。
図4に示す結線構造では、圧電素子6と圧電素子7の誘電分極方向が逆向きであり、しかも電極6aと電極7aにA+相の同じ駆動信号が与えられている。そのため、圧電素子6と圧電素子7の一方が支持体5にX方向への伸び応力を与えるときに、同時に他方が支持体5にX方向への収縮応力を与える。よって、圧電素子6と圧電素子7との中間に位置する振動軸2の下端部の中心O2は、A+相の周波数と同じ振動数で+X方向と−X方向へ往復運動し、このときの中心O2の時間に対する位置の変化は、ほぼ正弦関数に一致する。
また、圧電素子8と圧電素子9は誘電分極方向が逆であるため、電極8aと電極9aに、B+相の駆動信号が同時に与えられると、圧電素子8と圧電素子9の一方が支持体5にY方向への伸び応力を与え、同時に他方が支持体5にY方向への収縮応力を与える。圧電素子8と圧電素子9の中間に振動軸2の下端部の中心O2は、B+相の周波数と同じ振動数で+Y方向と−Y方向へ往復運動し、このときの中心O2の時間に対する位置の変化は、ほぼ余弦関数に一致する。
すなわち、A+相とB+相は、位相が90度相違し、A+相とB+相とが同じ周波数であるため、前記のようにA+相とB+相は正弦関数と余弦関数の関係となる。前記中心O2は正弦関数と余弦関数との合成運動となり、よって前記中心O2が円運動をする。
図4に示す結線構造では、例えば、図6に示す時刻(a)で、圧電素子7が収縮して圧電素子6が伸び、その後の時刻(b)で、圧電素子8が収縮して圧電素子9が伸びるため、振動軸2の下端部の中心O2が上からみて時計方向へ円運動する。
図4において、A+相の駆動信号を圧電素子8,9の電極8a,9aに与え、B+相の駆動信号を圧電素子6,7の電極6a,7aに与えるように回路を切り換えると、前記中心O2の回転方向が逆の反時計方向となる。
図5は、圧電素子6,7,8,9と駆動回路20との他の結線構造を示している。
図5に示す結線構造では、全ての圧電素子6,7,8,9の誘電分極方向が同じ方向の−Z方向へ向けられている。また、全ての圧電素子6,7,8,9の−Z側の面に設けられている電極6b,7b,8b,9bが、金属製の支持体5の表平面5bに接続されて固定されており、支持体5とともに、電極6b,7b,8b,9bが接地電位に設定されている。
A相の駆動信号生成部21で発せられるA+相の駆動信号は、圧電素子6の表側の電極6aに与えられるとともに、A+相の駆動信号が位相反転回路23によって位相が180度変えられて反転され、圧電素子7の表側の電極7aに与えられる。B相の駆動信号生成部22で発せられるB+相の駆動信号は、圧電素子9の表側の電極9aに与えられるとともに、B+相の駆動信号が位相反転回路24によって位相が反転されて、圧電素子8の表側の電極8aに与えられる。
図5に示す結線構造では、圧電素子7と圧電素子8の誘電分極方向が−Z方向であり、図4に示す結線構造における+Z方向の誘電分極方向と逆向きである。ただし、図5では、圧電素子7の電極7aにA+相の駆動信号が反転されて与えられ、圧電素子8の電極8aにB+相の駆動信号が反転されて与えられている。
そのため、図5に示す結線構造では、図4に示す結線構造と同様に、振動軸2の下端部の中心O2が、上方から見て時計回りに円運動する。また、図5の結線構造において、A+相の駆動信号とB+相の駆動信号を入れ替えるように切り換えると、中心O2の円運動の向きが反時計回りに切り換えられる。
図5に示す結線構造では、全ての圧電素子6,7,8,9の誘電分極方向が同じであるため、圧電素子の取付けの向きを誤ることがなく、組み立てミスが生じにくい。
前記駆動信号生成部21から圧電素子6,7に与えられるA+相の駆動信号の周波数と、駆動信号生成部22から圧電素子8,9に与えられるB+相の駆動信号の周波数は、振動軸2を固有振動数で撓み振動させることができる値に設定される。すなわち、A+相の駆動信号とB+相の駆動信号によって、振動軸2は図7および図8などに示す共振モードで撓みながら、下端部の中心O2が円運動し、よって、振動軸2の各部分も共振モードに対応した変形状態で円運動する。
振動軸2の撓みの固有振動数は、振動軸2の質量と駆動子3の質量、ならびに振動軸2の長さ、および振動軸2の撓み変形の弾性係数で決まる。なお、駆動子3の質量は、振動軸2の全体の質量に比べてさほど大きくはなく、よって、振動軸2と駆動子3の質量は、実質的に振動軸2の軸方向に均一的に分布しているのに等しい。よって、振動軸2の固有振動数は、質量が軸方向に均等に分布している片持ち梁の固有振動数とおおむね等価である。ただし、実際は、振動軸2と共に移動体4も一緒に振動するため、移動体の質量と長さも、振動軸2の固有振動数を決定する要因のひとつとなる。
図7(A)(B)は、振動軸2の2つの共振モードをモデル別に示している。図7(A)の共振モードは、振動軸2の全長がほぼ1波長に相当する共振である。駆動子3は、振動の節と節との中点に位置しており、駆動子3の部分で円運動の振幅が最大となる。図4と図5の通電状態では、駆動子3が上から見て時計方向へ円運動する。図7(B)に示す共振モードは、1波長が振動軸2の全長のほぼ4倍である。振動軸2は、その下端部の中心O2において円運動の振幅が最大になり、駆動子3は、振幅が最大となる部分と振動の節との中点に位置して、時計方向へ円運動する。なお、振動軸2を、図7(A)(B)よりもさらに高次の固有振動数で共振させることも可能である。
振動軸2が、図7(A)(B)などに示す共振モードで撓み変形振動し、駆動子3が時計方向へ円運動すると、駆動子3の雄ねじ部13から筒状の移動体4の雌ねじ部14に対して時計方向への回転力が与えられる。よって、移動体4は時計方向へ回転させられながら、雌ねじ部14の螺旋軌跡にしたがって図示下方(−Z方向)へ進行していく。
また、各圧電素子6,7,8,9の電極に対するA+相の駆動信号とB+相の駆動信号の通電状態が、図4および図5とは逆となるように切り換えられ、振動軸2の下端部の中心O2が反時計方向へ円運動すると、共振状態の駆動子3も上方から見て反時計方向へ円運動する。
このとき、駆動子3の雄ねじ部13から移動体4の雌ねじ部14に対して反時計方向への回転力が与えられる。よって、移動体4は反時計方向へ回転させられながら、雌ねじ部14の螺旋軌跡にしたがって図示上方(+Z方向)へ向けて進行していく。
図8は第1の実施の形態の変形例となる振動型アクチュエータ1Aの共振モードを示している。
この振動型アクチュエータ1Aでは、振動軸2の上端に雄ねじ部13を有する駆動子3が固定されている。振動軸2を共振させるための加振手段は、図1ないし図6に示した第1の実施の形態と同じである。加振手段により、振動軸2の下端部の中心O2に対してX−Y平面内で円運動を生じる力が与えられる。このときの共振モードは、1波長が振動軸2の軸方向の全長の2倍である。
図8に示す振動型アクチュエータ1Aでは、振動軸2の上端に設けられた駆動子3が共振状態で円運動するため、この駆動子3により移動体4に回転力が与えられ、雌ねじ部14の軌跡によって、移動体4が+Z方向または−Z方向へ移動させられる。
図9は本発明の第2の実施の形態の振動型アクチュエータ101を示す縦断面図である。
図9に示す振動型アクチュエータ101は、駆動体が振動筒体104であり、この振動筒体104の下端部が支持体5に形成された中心穴5a内に挿入されて固定されている。振動筒体104の中心穴104aの上端部には駆動子103aが固定され、前記中心穴104aの下端部には駆動子103bが固定されている。それぞれの駆動子103a,103bはリング形状であり、その外周面が前記振動筒体104の中心穴104aの内周面に固定されている。そして、駆動子103a,103bのそれぞれの内周面には、駆動用嵌合部として機能する雌ねじ部14aと雌ねじ部14bが形成されている。
支持体5の表平面5bには、図1に示すように、圧電素子6,7,8,9が固定されており、また隣り合う圧電素子の間には貫通穴5dが形成されている。
移動体102は軸体であり、その軸中心は直線状である。そして、移動体102の外周面には、軸方向に連続する雄ねじ部13が形成されている。それぞれの雌ねじ部14a,14bと雄ねじ部13の有効径どうしの寸法関係や嵌合状態は、図2と図3に示された第1の実施の形態での雄ねじ部13と雌ねじ部14との嵌合と同じである。なお、軸体である移動体102の上方部分に、上側の雌ねじ部14aと嵌合する雄ねじ部が形成され、移動体102の下方部分に、下側の雌ねじ部14bと嵌合する雄ねじ部が形成され、上方部分の雄ねじ部と下方部分の雄ねじ部との間に、雄ねじ部が刻まれていない軸体の外周面が現れていてもよい。
この振動型アクチュエータ101では、第1の実施の形態と同様に、加振手段である圧電素子6,7,8,9から支持体5に伸び応力と収縮応力が与えられて、振動筒体104の下端部の中心が円運動する。この円運動の周波数を振動筒体104の固有振動数に合わせることにより、振動筒体104は撓み変形しなが円運動を起こすように共振する。
図10(A)(B)はこのときの共振モードの例を示している。共振周波数は、振動筒体104の質量および駆動子103a,103bの質量と、振動筒体104の長さ、ならびに振動筒体104のたわみ変形の弾性係数によって決まる。ただし、軸体である移動体102も一緒に動作するため、移動体102の質量および長さも共振周波数の決定要因となる。
図10(A)に示す共振モードは、1波長が振動筒体104の長さのほぼ2倍である。図10(B)に示す共振モードは、振動筒体104の長さがほぼ1波長に相当している。
いずれも共振モードにおいても、振動筒体104に設けられた駆動子103aと駆動子103bが上から見て時計方向へ円運動すると、駆動子103a,103bに形成された雌ねじ部14a,14bによって、移動体102が時計方向へ回転させられる。よって移動体102は、雄ねじ部13の螺旋軌跡にしたがって−Z方向へ進行する。駆動子103a,103bが上から見て反時計方向へ円運動するように共振すると、雌ねじ部14a,14bによって移動体102が反時計方向へ回転させられて+Z方向へ進行する。
図11(A)(B)は、第2の実施の形態の変形例となる振動型アクチュエータ101A,101Bを示している。
図11(A)に示す振動型アクチュエータ101Aは、駆動体である振動筒体104と軸体である移動体102を有している。振動筒体104の中心穴104a内では、その軸長の半分の位置に1個の駆動子103が固定されており、この駆動子103の内面に駆動用嵌合部として機能する雌ねじ部14が形成されている。図11(A)に示す振動筒体104の共振モードは、振動筒体104の全長がほぼ1波長に相当している。
図11(B)に示す振動型アクチュエータ101Bでは、振動筒体104の下端部、すなわち支持体5に支持されている部分に駆動子103が設けられ、この駆動子103に雌ねじ部14が形成されている。この例では、振動筒体104は、その全長が1/4波長に相当する共振モードで駆動される。
図9ないし図11に示す振動型アクチュエータ101,101A,101Bは、いずれも駆動体である振動筒体104が共振周波数で撓み振動し、駆動子103,103a,103bが、振動の節と節との間に固定されて円運動をする。よって、圧電素子6,7,8,9によって、振動筒体104を効果的に共振させて、移動体102を確実に進退動作させることができる。
図12は本発明の第3の実施の形態の振動型アクチュエータ201を示している。
この振動型アクチュエータ201では、駆動体である振動筒体204の軸方向の全長の中間点が支持体5の中心穴5aに挿入されて固定されている。支持体5には、図1に示すように、加振手段を構成する圧電素子6,7,8,9が固定されている。振動筒体204の軸方向の全長の中間点、すなわち支持体5で保持されている部分の内周面に、駆動子203が固定されており、駆動子203の内周面に駆動用嵌合部として機能する雌ねじ部14が形成されている。また、移動体202は軸体であり、外周面には軸方向に連続する雄ねじ部13が形成されている。そして、駆動子203の雌ねじ部14と雄ねじ部13とが嵌合している。
圧電素子6,7,8,9から支持体5に伸び歪みと収縮歪みが与えられ、振動筒体204が図13(A)に示す共振モードまたは図13(B)に示す共振モードで駆動される。駆動子203は振動の節と節との中間の振幅が最も大きい部分に固定されて、円運動をする。
図4または図5に示すように圧電素子6,7,8,9に通電することで、駆動子203が円運動し、雌ねじ部14によって軸体である移動体202が回転させられて、+Z方向または−Z方向へ移動させられる。
なお、図13(B)に示す共振モードで駆動する場合に、駆動子203を支持体5と同じ位置に設けるのではなく、駆動子203を振動筒体204の上端部と下端部のそれぞれに固定してもよい。
なお、前記各実施の形態では、支持体5に振動のための応力を与える駆動素子として圧電素子6,7,8,9を使用しているが、支持体5に振動を作用させる駆動素子として圧電素子以外の電磁アクチュエータや静電アクチュエータあるいは熱応力発生素子などを使用してもよい。
本発明の第1の実施の形態の振動型アクチュエータを、移動体を外した状態で示す斜視図、 第1の実施の形態の振動型アクチュエータの横断面図、 第1の実施の形態の振動型アクチュエータの縦断面図、 圧電素子と駆動回路との結線構造を示す説明図、 圧電素子と駆動回路との結線構造の他の例を示す説明図、 A相の駆動信号とB相の駆動信号の波形図、 (A)(B)は、第1の実施の形態の振動型アクチュエータの共振モードのモデル説明図、 第1の実施の形態の変形例の振動型アクチュエータの共振モードのモデル説明図、 本発明の第2の実施の形態の振動型アクチュエータの縦断面図、 (A)(B)は、第2の実施の形態の振動型アクチュエータの共振モードのモデル説明図、 (A)(B)は、第2の実施の形態の変形例の振動型アクチュエータの共振モードのモデル説明図、 本発明の第3の実施の形態の振動型アクチュエータの縦断面図、 (A)(B)は、第3の実施の形態の振動型アクチュエータの共振モードのモデル説明図、
符号の説明
1 振動型アクチュエータ
2 振動軸(駆動体)
3 駆動子
4 移動体
4a 中心穴
5 支持体
5a 中心穴
5b 表平面
5d 貫通穴
6,7,8,9 圧電素子
6a,6b,7a,7b,8a,8b,9a,9b 電極
13 雄ねじ部
14 雌ねじ部
20 駆動回路
101 振動型アクチュエータ
102 移動体
103,103a,103b 駆動子
104 振動筒体
201 振動型アクチュエータ
202 移動体
203 駆動子
204 振動筒体

Claims (10)

  1. 軸方向に連続してねじ部が形成された移動体と、弾性変形可能であり軸方向の一部に前記移動体の前記ねじ部と嵌合する駆動用嵌合部を有する駆動体と、前記駆動体を支持する支持体と、
    前記支持体に振動を与え前記支持体から前記駆動体に振動を伝達させて、前記駆動体を撓み変形させる駆動素子とを有しており、
    前記駆動体の撓み変形によって前記駆動用嵌合部が円運動し、この円運動によって前記移動体が回転させられて、移動体が前記ねじ部によって軸方向へ移動させられることを特徴とする振動型アクチュエータ。
  2. 前記駆動素子から前記支持体に与えられる振動によって、前記駆動体が共振させられる請求項1記載の振動型アクチュエータ。
  3. 前記駆動用嵌合部は、前記駆動体の撓み振動の節と節との間に設けられている請求項1または2記載の振動型アクチュエータ。
  4. 前記支持体には、前記駆動体の軸と直交する平面が設けられ、前記駆動素子が前記平面に取り付けられており、前記駆動素子から前記駆動体の軸中心に対して、互いに直交する向きで且つ位相が相違する加振力が与えられる請求項1ないし3のいずれかに記載の振動型アクチュエータ。
  5. 前記支持体には、前記駆動体の軸中心の延長上に穴が開口している請求項4記載の振動型アクチュエータ。
  6. 前記支持体には、隣り合う駆動素子の間に位置する穴が形成されている請求項4または5記載の振動型アクチュエータ。
  7. 前記駆動体は、弾性変形可能な振動軸で、前記移動体は、内周面に雌ねじ部が形成された筒体であり、前記駆動用嵌合部は、前記振動軸に設けられた雄ねじ部である請求項1ないし6のいずれかに記載の振動型アクチュエータ。
  8. 前記振動軸の外周面は円筒面である請求項7記載の振動型アクチュエータ。
  9. 前記駆動体は、弾性変形可能な振動筒体で、前記移動体は、外周面に雄ねじ部が形成された軸体であり、前記駆動用嵌合部は、前記振動筒体の内周面に設けられた雌ねじ部である請求項1ないし6のいずれかに記載の振動型アクチュエータ。
  10. 前記振動筒体の外周面は円筒面である請求項9記載の振動型アクチュエータ。
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