JP4900716B2 - 直流遮断装置 - Google Patents

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本発明は、小型の直流遮断装置に関する。
従来、小型の直流遮断装置に用いられている開閉器としては、細長のガラス管内に固定接点と磁気で機械的に動作する接点を固定接点と接離可能にしたパワーリードスイッチがある(例えば特許文献1,2参照)。しかし、従来のパワーリードスイッチはDC100V時に0.5A程度が上限であり、開閉容量を大きくする際は部品を大型化する必要があった。近年では、高信頼性で小型形状を維持したままでDC100V、5A、回路時定数L/R=40msの遮断の要求があり、本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものである。
特開2003−31094号公報 特公昭63−9332号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、アークの発生がほとんど無く、従来の小型の開閉器を用いながら比較的大きな直流電流を遮断できる耐久性に優れた小型の直流遮断装置を提供することにある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 直流電源と負荷との間の給電路の途中に第1開閉器と第2開閉器を直列に接続し、コンデンサと抵抗器を第1開閉器に対してそれぞれ並列に接続し、バリスタを第1開閉器及び第2開閉器に対して並列に接続し、第1開閉器及び第2開閉器を開閉でき且つ開路時は第1開閉器を開路させた所定時間後に第2開閉器を開路させる開閉駆動手段を設け、しかも第1開閉器と第2開閉器が、不活性ガスを封入した細長のガラス管内に固定接点と磁気で機械的に動作する接点をバネの付勢力で固定接点と接離可能に常開した構造で、開閉駆動手段が、電磁コイル又は永久磁石の磁気により第1開閉器と第2開閉器の各接点を時間差をおいて順に開閉動作させるものである、直流遮断装置
2) 閉路時は第1開閉器を閉路させた所定時間後に第2開閉器を閉路させる制御を開閉駆動手段に設けた、前記1)記載の直流遮断装置
にある。
本発明によれば、第1開閉器を開路すると、電流がコンデンサと抵抗器とバリスタに転流し、コンデンサにより遮断時のアークエネルギーを吸収し、電流は抵抗器とバリスタにより限流する。また、バリスタはコンデンサを過電圧から保護する。続いて所定時間経過後に第2開閉器を開路すると、限流された小電流が第2開閉器で遮断される。したがって、従来の小型の開閉器を使用しながら例えば5Aに対しても数万回の開閉に耐えうる小型の直流遮断装置となる。
本発明の第1開閉器と第2開閉器としては、例えばベスタクト(製品名)があり、磁気接極部と通電発弧部を分離した構造とすることで、従来のパワーリードスイッチより開閉容量が大きく且つ高信頼性で、長寿命が好ましい。この製品は外径が6mm、長さが72mmと非常に小型で、単体ではDC100V時に0.5Aと適用範囲が限定されるが、本発明の第1開閉器と第2開閉器に用いることで、DC100V時で5A以上でも適用可能となる。開閉駆動手段は別系統の回路を用いてもよい。
抵抗器としては100オーム以上のものが実用的で、100オーム以下では第2開閉器の電流が大きくなって耐久性に劣る。コンデンサとしてはフィルムコンデンサの2.2〜4.7μFのものが実用的で、2.2μF以下では吸収能力が不足し、4.7μF以上では体積が大きくなって小型化に不向きとなる。バリスタはアーク時間を短縮するために用いられ、カット電圧は低いものが好ましく、バリスタ定数を上げる(カット電圧が上がる)と耐圧が高くて体積の大きいコンデンサを使用することになり、小型化に不向きとなる。
バリスタは半導体のため第1開閉器と第2開閉器が開路していても10μA程度の漏れ電流が流れる。この漏れ電流が問題になる場合はバリスタにアレスタを直列に接続して放電する。主回路の電圧がおよそ0〜15V程度であればバリスタを使用せずにアレスタ単体で同様の性能を発揮できる。以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1〜3に示す実施例は、直流電源と負荷との間に第1開閉器と第2開閉器を直列に接続し、抵抗器とコンデンサを第1開閉器に対してそれぞれ並列に接続し、バリスタを第1開閉器及び第2開閉器に対して並列に接続した直流遮断装置の例である。図1は実施例の直流遮断装置の回路図、図2は実施例の直流遮断装置の遮断時における電流電圧波形、図3は実施例の直流遮断装置の閉路時における電流電圧波形である。図中、1は直流電源、2は負荷、3は第1開閉器、4は第2開閉器、5はコンデンサ、6は抵抗器、7はバリスタ、8は開閉駆動回路(開閉駆動手段)、8aは電磁コイル、8bは遅延回路、8cはスイッチ、8dは電源である。
本実施例の直流遮断装置は、第1開閉器3と第2開閉器4としてベスタクト・パワーリードスイッチ(製品名)を用い、抵抗器6として5W・560オームのものを用い、コンデンサ5として耐圧400V・4.7μFのMIC−NA(製品名)を用い、バリスタ7として最大許容回路電圧125V・5A時のカット電圧約300VのTNR15G201K(製品名)を用いた。負荷条件はDC100V、5A、回路時定数L/R=40msで、開閉駆動回路8は閉路及び開路いずれも第1開閉器3を作動させた5ms後に第2開閉器4を作動させるように構成している。
本実施例の直流遮断装置による遮断過程は、以下の通りである
1)第1開閉器3を開路する。
2)コンデンサ5は第1開閉器3のアークエネルギーを吸収し、電流はコンデンサ5と抵抗器6とバリスタ7に転流する。
3)転流した電流は抵抗器6とバリスタ7で限流される。また、バリスタ7はコンデンサ5を過電圧から保護する。
4)所定時間経過後に第2開閉器4を開路する。
6)限流された小電流が第2開閉器4で遮断される。
図2はDC100V/5Aを遮断した際の電流電圧波形を示している。第1開閉器3が開路すると(A点)、第1開閉器3に流れる電流Iは瞬時に、コンデンサ5(I)、抵抗器6(I)、バリスタ7(I)の各々の電流へ転流し、零値となる。この時第1開閉器3はアークレス状態となっている。また、第2開閉器4に流れる電流Iは、第1開閉器3が開路すると(A点)、抵抗器6とバリスタ7により小電流へ限流され、第2開閉器4が開路して(B点)、遮断される。以上のように、第1開閉器3は電流が瞬時にコンデンサ5、抵抗器6、バリスタ7へ転流されてアークレス状態であり、第2開閉器4は限流された小電流を遮断するため、接点開閉寿命は飛躍的に向上する。
閉路時の動作は、第1開閉器3が閉路すると(A点)、第2開閉器4が開路している為、電圧・電流の変化はない。続いて第2開閉器4が閉路すると(B点)、電流はI、I、Iを流れずにI、Iを流れ始める。アーク等が発生している場合はI、IのB点に異常電流が見られるが、本実施例では図3に示すようにI、IのB点に放電の形跡は見られない。
本実施例の直流遮断装置を以下の方法で耐久試験した。
・サンプル :パワーリードスイッチ単体
・サンプル駆動:空芯コイル
・開閉頻度 :1回/7秒
・試験回数 :4万回
第1開閉器3と第2開閉器4は外観に異常は見られなかった。分解すると、第1開閉器3は固定接点面に消耗が若干見られた。第2開閉器4の消耗は軽微であった。このように、開閉を4万回繰り返しても十分に使用に耐えうる状態にあり、従来の小型の開閉器を使用しながら比較的大きな電流に対して耐久性に優れる小型の直流遮断装置となった。
本発明の直流遮断装置は、小型形状を維持したままでDC100V、5A、回路時定数L/R=40msの遮断が要求される用途に利用できる。
実施例の直流遮断装置の回路図である。 実施例の直流遮断装置の遮断時における電流電圧波形である。 実施例の直流遮断装置の閉路時における電流電圧波形である。
符号の説明
1 直流電源
2 負荷
3 第1開閉器
4 第2開閉器
5 コンデンサ
6 抵抗器
7 バリスタ
8 開閉駆動回路(開閉駆動手段)
8a 電磁コイル
8b 遅延回路
8c スイッチ
8d 電源

Claims (2)

  1. 直流電源と負荷との間の給電路の途中に第1開閉器と第2開閉器を直列に接続し、コンデンサと抵抗器を第1開閉器に対してそれぞれ並列に接続し、バリスタを第1開閉器及び第2開閉器に対して並列に接続し、第1開閉器及び第2開閉器を開閉でき且つ開路時は第1開閉器を開路させた所定時間後に第2開閉器を開路させる開閉駆動手段を設け、しかも第1開閉器と第2開閉器が、不活性ガスを封入した細長のガラス管内に固定接点と磁気で機械的に動作する接点をバネの付勢力で固定接点と接離可能に常開した構造で、開閉駆動手段が、電磁コイル又は永久磁石の磁気により第1開閉器と第2開閉器の各接点を時間差をおいて順に開閉動作させるものである、直流遮断装置。
  2. 閉路時は第1開閉器を閉路させた所定時間後に第2開閉器を閉路させる制御を開閉駆動手段に設けた、請求項1記載の直流遮断装置。
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