JP2990225B2 - リードスイッチ - Google Patents

リードスイッチ

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JP2990225B2
JP2990225B2 JP3313846A JP31384691A JP2990225B2 JP 2990225 B2 JP2990225 B2 JP 2990225B2 JP 3313846 A JP3313846 A JP 3313846A JP 31384691 A JP31384691 A JP 31384691A JP 2990225 B2 JP2990225 B2 JP 2990225B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石やコイルによ
って与えられる外部磁界により動作するリードスイッチ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリードスイッチの構造を図2に示
す。同図において、Fe‐Ni合金線の如き磁性材を一
定の形状にプレスあるいは打ち抜きすることより一対の
リード片1,2を成形し、これらリード片1,2の先端
の接点部1a,2aを数十ミクロンのエアギャップd1
をもって対向させて不活性ガスとともに容器であるガラ
ス管3内に収納し、ガラス管3の両端部にてリード片
1,2を封止することにより、外部雰囲気に影響されな
い接点構造を構成している。
【0003】このリードスイッチに対し、外部から磁界
を与えることにより、リード片1,2の両端がN極、S
極にそれぞれ磁化され、接点部1a,2aでは異なった
磁極が数十ミクロンのエアギャップd1 を挟んで対向す
る形となり、これにより、両接点部1a,2aには磁気
吸引力が働く。この際、リード片1,2には成形時適当
なバネ性を持たせてあることから、磁気吸引力がこのバ
ネ力に打ち勝つことによって両接点部1a,2aが接触
する。また、磁界が取り去られると、バネの復元力によ
って初期状態に戻る。
【0004】かかるリードスイッチの動作により、電気
回路を電気的に高速かつ確実にオン/オフできることに
なる。外部から磁界を与える方法としては、永久磁石に
よる方法と、コイルに電流を流すことによって電磁石を
作る方法があり、コイルによるものがリードリレーとし
て良く知られている。永久磁石による方法は、構造が比
較的簡単なこともあり、民生用や産業用機器に広く使わ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造の従来のリードスイッチでは、各リード片1,2
の接点部1a,2aが数十ミクロンのエアギャップd1
をもって対向しているため、外部より回路に飛び込んで
くる雷等により誘起された異常電圧の如きサージ電圧に
対しては、接点部1a,2aを介して印加された電圧に
応じて放電現象が生ずることになる。この放電の結果、
接点部1a,2aの対向面には放電痕ができ、接点部1
a,2aが損傷することになる。
【0006】接点部1a,2aが損傷することにより、
接点面が粗れ、電気接点としての性能が劣化し、最悪の
場合、接点としての作用をなさなくなる。また、場合に
よっては、接点部1a,2aが溶着し、リードスイッチ
としての機能を果たし得なくなる。このように、従来の
リードスイッチでは、サージ電圧による放電によって性
能が著しく劣化してしまうという欠点があった。
【0007】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、サージ電圧による放電に起因する接点部の
損傷や溶着などを防止し、耐サージ性能に優れたリード
スイッチを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるリードスイッチは、その先端の接点部
を所定のギャップをもってオーバーラップした状態で容
器に封入された一対のリード片のうち、一方のリード片
の接点部を除く部位に、定常状態において接点部間のギ
ャップよりも小なるギャップを他方のリード片との間に
有する電極を設けた構成となっている。
【0009】
【作用】一方のリード片の接点部を除く部位に第3の電
極を設け、定常状態において、この第3の電極の他方の
リード片との間のギャップが、接点部間のギャップより
も小となるように設定したことにより、リードスイッチ
の一対のリード片に外部よりサージ電圧が加わった場合
に、その放電が第3の電極を介して行われる。その結
果、放電に起因する接点部の損傷や溶着などを防止でき
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明によるリードスイッチの一
実施例を示す断面図である。図において、図2と同等部
分には同一符号を付し、その説明は重複するので省略す
る。本実施例においては、一対のリードスイッチ片1,
2のうち、リード片1の先端部でかつ接点部1aを除く
部位に、非磁性材からなる針状の電極4が例えば溶接に
よって固着されている。
【0011】一方、他方のリード片2の接点部2aの先
端は、リード片1に対向する側に向かって斜めに切断加
工されて接点面2bを構成している。そして、針状の電
極4の先端とリード片2の接点面2b間のエアギャップ
2 が、一対のリード片1,2の接点部1a,2a間の
エアギャップd1 に対し、定常状態において、d2 <d
1 となるように設定されている。
【0012】図3に定常状態(接点OFF)での接点部
の拡大図、図4に動作状態(接点ON)での接点部の拡
大図をそれぞれ示す。図3の定常状態では、接点間のエ
アギャップとしては、リード片1,2の接点部1a,2
a間のギャップd1 と、針状の電極4とリード片2の接
点面2b間のエアギャップd2 の2ヶ所が存在すること
になる。
【0013】通常、リードスイッチでは感動特性からエ
アギャップd1 は20〜30ミクロン程度に設定されて
おり、必要とする感動値によって異なる。感度の良い感
動値の低いもの程ギャップd1 は狭く、20ミクロン程
度となる。これに対し、エアギャップd2 は、先述した
ように、エアギャップd1 の値よりも狭く、例えば15
ミクロン位に設定される。
【0014】リード片1とリード片2に電圧を印加し、
その電圧を高くしてゆくと、必ず両リード片1,2間で
放電が生じるが、このとき放電の条件としては、電極形
状により決まってくるところの電位傾度の高い部分を通
して放電する。電極形状が全く同じであれば、ギャップ
の一番狭いところを通して放電することになるが、形状
が異なる場合は、針状の電極4の先端の方が平面又は直
角の角部よりも電位傾度が高く、この場合、d1 >d2
となるように設定されていることと相俟って、放電が針
状の電極4とリード片2の接点面2bの間のエアギャッ
プd2 に誘起されることになる。
【0015】このように、定常状態では、サージ電圧な
どの高電圧が飛び込んできた場合、これに伴う放電が針
状の電極4とリード片2の接点面2b間のエアギャップ
2 側で生ずることになり、エアギャップd1 側の接点
部1a,2aでは放電が生じないため、これら接点部1
a,2aが放電により損傷したり、溶着したりすること
はない。
【0016】一方、図4の動作状態においては、リード
片1,2の各接点部1a,2aが互いに近づいてON状
態になるのであり、エアギャップd1 は定常状態の20
ミクロンからどんどん狭くなり、最終的にギャップ0と
なって接触する。この両接点部1a,2aが近づきつつ
あるとき、針状の電極4とリード片2の接点面2bのエ
アギャップd2 も徐々に近づくことになるが、リード片
2の接点面2bにテーパが付けられていることにより、
エアギャップd1 が0になったとき僅かなエアギャップ
22が残存することになる。
【0017】したがって、リード片1,2の各接点部1
a,2aが近づきつつある時でも、d1 >d2 の関係を
保ちつつ動作し、d1=d2 となるところまで、この関
係を保つ。このような関係を保つため、動作中でも、放
電を針状の電極4に誘起することができる。さらにd1
=d2 を越えてエアギャップd1 が0に近づき、最終的
にリード片1,2の各接点部1a,2aが接触すること
になるが、この領域においては、接点部1a,2a側の
エアギャップd1 を通して放電することも考えられる。
【0018】しかし、d1 =d2 となる時点のギャップ
は非常に狭く、最初から電圧が加わっていれば、この時
点まで放電せずに済む電圧は低いものになっており、接
点部1a,2aの損傷も軽くて済むことになる。また、
リードスイッチは高速動作を特長としており、d1 =d
2 からd1 =0に至る動作時間は非常に短く、サージ電
圧の尖頭電圧がこの僅かな時間にかかるチャンスも少な
くなる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、一方のリード片の接点部を除く部位に針状の電極
を設け、定常状態において、この針状の電極と他方のリ
ード片の間のギャップを、接点部間のギャップよりも小
となるように設定したことにより、一対のリード片に外
部よりサージ電圧が加わった場合、その放電が針状の電
極を介して行われるため、放電に起因する接点部の損傷
や溶着などを防止でき、耐サージ性能に優れたリードス
イッチを提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリードスイッチの一実施例を示す
断面図である。
【図2】リードスイッチの従来例を示す断面図である。
【図3】定常状態での接点部の拡大図である。
【図4】動作状態での接点部の拡大図である。
【符号の説明】
1,2 リード片 1a,2a 接点部 2b 接点面 3 ガラス管 4 針状の電極

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のリード片を、その先端の接点部を
    所定のギャップをもってオーバーラップさせつつ容器に
    封入した構造のリードスイッチにおいて、 一方のリード片の接点部を除く部位に、定常状態におい
    て前記接点部間のギャップよりも小なるギャップを他方
    のリード片との間に有する電極を設けたことを特徴とす
    るリードスイッチ。
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