JPH01175706A

JPH01175706A - 電磁駆動装置

Info

Publication number: JPH01175706A
Application number: JP33403087A
Authority: JP
Inventors: Yukio Yanai; 柳井　幸雄
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1987-12-29
Filing date: 1987-12-29
Publication date: 1989-07-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は電磁駆動装置に関する。

従来技術とその問題点従来、電磁駆動装置としては、例えば、第３図に示すよ
うに、鉄芯２を挿通したスプール３にコイル４を巻回す
る一方、スプール３から突出する鉄芯２の上端部を磁極
部５とし、突出する鉄芯２の下端部をヨーク６の水平部
にかしめ固定し、前記ヨーク６の上端部に可動鉄片７の
一端部を回動可能に支持するとともに、可動鉄片７の自
由端部を前記鉄芯２の磁極部５に接離可能に配したもの
がある。

そして、コイル４の励磁に基づき、可動鉄片７がヨーク
６の上端部を支点に回動して鉄芯２の磁極部５に接触し
、磁気回路を構成する。

しかしながら、従来例にかかる電磁駆動装置ｌによれば
、印加電圧に比例して磁束Ｂが増加するため、印加電圧
にバラツキがあれば、磁束Ｂがバラツキを生じる。この
ため、可動鉄片７に対する磁極部５の吸引力がバラツキ
を生じることになり、可動鉄片７の動作特性が変化する
。

また、コイル４が銅線である場合、銅線は０．４％／℃
の割合で抵抗が増加するため、周囲の温度が高温になる
と、コイル４の抵抗が増加し、可動鉄片７の動作特性が
変化する。

このような電磁駆動装置ｌを、例えば、図示しないリレ
ーに組み込んだ場合には、可動鉄片７の動作特性のバラ
ツキにより、リレーの動作時間や接点圧力にバラツキが
生じる。この結果、パルス信号発生回路やタイミングを
重視する回路で前述のようなリレーを使用する場合には
定電流回路を設けねばならないという問題点があった。

問題点を解決するための手段本発明は、前記問題点を解決するため、コイルを巻回し
た鉄芯の一端部にヨークの一端部を接続する一方、この
ヨークの他端部に接触する可動鉄片を前記鉄芯の磁極部
に接触させて磁気回路を構成する電磁駆動装置において
、前記磁気回路を構成する構成部材の少なくともいずれ
かに、断面狭小にしてな石磁気飽和部を設けた構成とし
である。

作用とその効果したがって、本発明によれば、磁気回路を構成する構成
部材のいずれかに、断面狭小にしてなる磁気飽和部を設
けであるので、印加電圧が所定の電圧以上になると、磁
束の増加が極めて少なくなって横這い状態となり、磁束
がほぼ一定になる。

このため、所定の定格電圧が印加されず、印加電圧にバ
ラツキが生じても磁束がほぼ一定であるので、可動鉄片
に対する磁極部の吸引力が一定となり、可動鉄片の動作
特性が安定するという効果がある。

叉鳳烈本発明にがかる一実施例は、第１図および第２図に示す
ように、前述の従来例とほぼ同様であり、異なる点は、
ヨーク６の垂直部に断面狭小の磁気飽和部８を設けた点
である。

したがって、コイル４に電圧を印加すると、印加する電
圧■に比例して磁束Ｂも増加するが、あるレベルに達す
ると、磁気飽和となり、磁束Ｂの増加が極めて少なくな
り、はぼ横這い状態となる。

このため、例えば、ヨーク６の磁気飽和部８が定格電圧
の７０％で磁気飽和するように切り欠いて調整した後、
電圧Ｖを印加すると、印加電圧が定ｔｓｉ圧の約７０％
に達するまでは、印加電圧Ｖに比例して増加するが、印
加電圧Ｖが定格電圧の７０％以上になると、磁束Ｂの増
加は極めて少なくなり、印加電圧Ｖが定格電圧の１２０
％になるまで、磁束Ｂは横這い状態となり、はぼ一定で
あっ一般に、可動鉄片７を吸引する吸引力は磁束Ｂに比
例するので、印加電圧Ｖが定格電圧の７０％〜１２０％
の間でバラツキを生じても、可動鉄片７に対する磁極部
５の吸引力が一定となる。

また、周囲の温度が変化し、コイル４の抵抗が変化する
ことによって通電する電流が変化しても、一定の範囲内
においては前述と同様に磁束Ｂが横這いになるので、温
度変化による動作特性の変化を防止できるという利点が
ある。

したがって、本実施例にかかる電磁駆動装置１を、例え
ば、リレーに組み込めば、印加電圧■が一定の範囲内で
バラツキを生じても、可動鉄片に対する吸引力は一定で
あるので、動作時間、接点注力等が一定となり、安定し
た動作特性を有するリレーを得ることができる。

このため、電圧変動の大きい回路や、交流の全波整流レ
ベルが不安定な電源回路等に使用できる定吸引力リレー
を得ることができるという利点がある。

なお、磁気飽和部は、ヨークに限らず、鉄芯または可動
鉄片に設けてもよい。

また、可動鉄片は、例えば、リレーの接点機構を構成す
る可動接触片であってもよく、また、永久磁石を挟持一
体化した一対の鉄片からなるしのであってもよいことは
勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明にがかる一実施例を示し、
第１図は電磁駆動装置の側面図、第２図は電気的特性を
示すグラフ図、第３図は従来例にかかる電磁駆動装置の
一実施例を示す側面図である。ｌ・・・電磁駆動装置、２・・・鉄芯、４・・・コイル
、訃・・磁極部、６・・ヨーク、７・・・可動鉄片、８
・・・磁気飽和部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）コイルを巻回した鉄芯の一端部にヨークの一端部
を接続する一方、このヨークの他端部に接触する可動鉄
片を前記鉄芯の磁極部に接触させて磁気回路を構成する
電磁駆動装置において、前記磁気回路を構成する構成部
材の少なくともいずれかに、断面狭小にしてなる磁気飽
和部を設けたことを特徴とする電磁駆動装置。