JP4900432B2 - 樹脂封止型電子部品の製造方法及び樹脂封止型電子部品の集合体 - Google Patents

樹脂封止型電子部品の製造方法及び樹脂封止型電子部品の集合体 Download PDF

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Description

本発明は、樹脂封止型電子部品の製造方法及び樹脂封止型電子部品の集合体に関する。
近年、携帯電話等の移動体通信機器や電子機器の小型化、高機能化に伴い、電子部品にも小型化、高機能化が益々求められている。このような要望に対応するため、樹脂多層基板やセラミック多層基板などの積層型電子部品が普及している。
一般的に、積層型電子部品は、樹脂やセラミックから成る多層基板上にIC等の能動部品やチップコンデンサ等の受動部品等、複数の電子部品が実装され、これらの電子部品を機械的あるいは電磁的に保護するため、金属ケースまたは封止樹脂でそれらを覆った構成となっている。
このうち、封止樹脂を備えるタイプの積層型電子部品は、一般に、
(1)親基板の作製・準備、(2)電子部品の搭載、(3)樹脂での封止、(4)親基板の分離・分割
の各工程を経て製造される。
ここで、上記(3)の工程では、一般的に、半硬化状態の樹脂シートを親基板に対面させて圧着し、熱硬化させる。しかし、親基板とほぼ同じ面積の樹脂シートを圧着し、熱硬化させると、親基板と樹脂シートの線膨張差により、親基板と樹脂シートが部分的に剥離するという問題が発生する。また、親基板と樹脂シートが部分的に剥離すると、剥離した空隙部にリフロー時にはんだフラッシュが発生する場合がある。
そこで、親基板と樹脂シートの剥離を防止するための構成が、特許文献1に開示されている。特許文献1によると、親基板の一方主面に親基板の側面まで伸びる溝部を形成し、樹脂シートを前記親基板の一方主面上に前記溝部を覆うように圧着させる。前記溝部に樹脂シートが充填されることでアンカー効果を発揮し、親基板と樹脂シートの剥離を防止することが提案されている。
WO2005/071745
図11に示すように、上記特許文献1の構成は、ブレイク用の溝部7を親基板1の一方主面上に、親基板1の一方側面から他方側面まで設けている。しかしながら、親基板1の周縁部であって、溝部7の間の稜線部5から樹脂シートが剥がれるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するため、親基板と樹脂シートなどの樹脂層との間の密着性を向上させ、親基板と樹脂層との剥離を防止する樹脂封止型電子部品の製造方法および樹脂封止型電子部品の集合体を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、本発明は、以下のように構成した樹脂封止型電子部品の製造方法および樹脂封止型電子部品の集合体を提供する。
本発明に係わる樹脂封止型電子部品の製造方法は、複数の子基板を集合してなる子基板領域と、前記子基板領域の周囲に設けられたマージン領域とを備える親基板であって、前記マージン領域に認識マークを有する親基板を用意する第1の工程、前記子基板領域上に表面実装部品を搭載する第2の工程、前記表面実装部品を覆うように半硬化状態の樹脂層を設ける第3の工程、前記樹脂層を硬化させる第4の工程、前記親基板を前記認識マークに基づき分割して、前記表面実装部品が樹脂封止された子基板を取り出す第5の工程、を備える、樹脂封止型電子部品の製造方法において、前記第2の工程では、前記マージン領域のうち、前記認識マークよりも子基板領域よりに突起物を設けるとともに、前記子基板領域に前記表面実装部品を搭載するための接合材を設ける工程を有し、前記接合材であるはんだを印刷した後、前記突起物となる部分に受動部品を搭載し、前記第3の工程では、前記樹脂層を前記突起物も覆うように設ける。
上記製造方法において、好ましくは、前記突起物は、前記子基板領域の外周に沿うように環状に設けられる。
上記製造方法において、好ましくは、前記突起物は、少なくとも、前記認識マークと、前記子基板領域に備える前記複数の子基板間の境界とを結ぶ線上を除いて、前記子基板領域の外周に沿うように設けられる。
上記製造方法において、好ましくは、前記第2の工程は、前記子基板領域に前記表面実装部品を搭載するための接合材を設ける工程を有しており、この工程を実施すると同時に、前記突起物となる接合材を前記マージン領域に設ける。この場合、前記表面実装部品を搭載するための接合材を設ける作業と、前記突起物となる接合材を設ける作業を一度に実施することが可能となる。
上記製造方法において、好ましくは、前記第2の工程は、前記接合材がはんだであり、前記はんだを印刷すると同時に、前記突起物となるはんだを印刷する。この場合、前記表面実装部品を搭載するための接合材と、前記突起物となる接合材に同じ材料を使用することができるので、製造条件を統一でき、同時作業が行いやすくなる。
上記製造方法において、好ましくは、前記第2の工程は、前記マージン領域のうち前記認識マークよりも子基板領域よりに位置し、前記子基板領域に隣接する部分に、前記突起物を設ける。前記樹脂層は前記突起物を覆うように設けるが、この場合、前記突起物が子基板領域に隣接する部分にあり、前記認識マークから離れているため、半硬化状態の樹脂層を設ける第3の工程、または前記樹脂層を硬化させる第4の工程において、樹脂が認識マークまで流動し、認識マークを覆うことを抑制することができる。これにより認識マークが確認できるので、ダイサーなどで子基板に分割する作業が容易に行える。
上記製造方法において、好ましくは、前記複数の子基板は、G子基板とNG子基板を含んでおり、前記第2の工程において、前記G子基板だけでなく、前記NG子基板にも前記表面実装部品を搭載しておく。子基板領域において、通常はNG子基板には表面実装部品を搭載しない。しかし、NG子基板にも表面実装部品を搭載することにより、NG子基板においても表面実装部品がアンカー効果を発揮し、樹脂層全体のアンカー効果をより高め、剥離を防止することができる。
上記製造方法において、好ましくは、前記第2の工程は、前記表面実装部品が能動部品と受動部品を含む場合、前記NG子基板に搭載する表面実装部品として前記受動部品のみを選択する。この場合、コスト的に高価なICチップ等の能動部品を搭載しないので、生産コストを抑えることができる。
また、本発明に係わる樹脂封止型電子部品の集合体は、複数の子基板を集合してなる子基板領域と、前記子基板領域の周囲に設けられたマージン領域と、前記マージン領域に設けられた認識マークと、を有し、前記子基板領域上に、表面実装部品ならびに前記表面実装部品を被う樹脂層が設けられている樹脂封止型電子部品の集合体において、前記マージン領域には前記認識マークよりも子基板領域よりに突起物が設けられており、前記突起物となる部分に受動部品が搭載され、前記突起物は前記樹脂層に被われている。
本発明によれば、子基板領域の周囲に設けられたマージン領域に突起物が設けられ、この突起物が樹脂層に覆われている。この突起物がアンカー効果を発揮し、子基板領域とマージン領域の境界部分において、樹脂層が剥離するのを防止することができる。
本発明の実施の形態1による樹脂封止型電子部品の製造方法を説明するためのもので、同図(A)は親基板の平面図、同図(B)は親基板における子基板領域の要部平面図である。 実施の形態1においてBADマークが付与された状態の親基板の平面図である。 実施の形態1においてはんだペーストが塗布された状態の親基板を示し、同図(A)は親基板の平面図、同図(B)は親基板における子基板領域の要部平面図である。 実施の形態1において表面実装部品が実装された状態の親基板における子基板領域の要部平面図である。 実施の形態1において親基板におけるマージン領域上の表面電極にはんだが固着された状態を示す要部断面図である。 実施の形体1において樹脂シート加熱圧着、硬化後の親基板を示し、同図(A)は親基板の平面図、同図(B)は親基板におけるマージン領域の要部断面図である。 実施の形態1の変形例1を示し、同図(A)は樹脂シート加熱圧着、硬化後の親基板の要部平面図、同図(B)は親基板におけるマージン領域の要部断面図である。 実施の形態1の変形例2を示し、同図(A)は樹脂シート加熱圧着、硬化後の親基板における子基板領域の要部平面図、同図(B)は同子基板領域の要部断面図である。 実施の形態2を示し、同図(A)は樹脂シート加熱圧着、硬化後の親基板の平面図、同図(B)は親基板におけるマージン領域の要部断面図である。 実施の形態2の変形例1を示し、同図(A)は樹脂シート加熱圧着、硬化後の親基板の平面図、同図(B)は親基板におけるマージン領域の要部断面図である。 従来の親基板と樹脂シートの斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図10を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1に係わる樹脂封止型電子部品の製造方法について、図1〜図6を参照しながら説明する。
まず、図1(A)に示す親基板10を準備する。親基板10は、その一方の主面14に境界線11aで示すように、複数の子基板13が格子状に配置されてなる子基板領域11と、子基板領域11の周囲に設けられたマージン領域12から構成されている。親基板10は例えば、ガラスエポキシ樹脂を用いた銅張積層基板、同単層基板及び、セラミック多層基板等で構成されており、親基板10の一方の主面14には、所定のパターンで金属膜が形成されている。
すなわち、マージン領域12には、前記子基板領域11の周縁部に沿って線状の表面電極21が形成されている。さらに、マージン領域12には、子基板領域11の境界線11aの延長線上に認識マーク24が形成されている。表面電極21は認識マーク24よりも子基板領域11よりに配置されている。なお、認識マークはダイサーなどで親基板を子基板に分割する際の目印として利用される。また、図1(B)に示すように、子基板13には、表面電極25,26が形成されている。
次に、子基板13毎に、外観チェックや導通チェックを行う。チェックの結果、外観不良や導通不良の子基板には、NG子基板13aとして認識できるよう、図2に示すようにBADマーク31が付与される。なお、これらのチェックで異常がなかった基板はG子基板13bとして扱われ、BADマーク31は付与されない。
次に、図3(A)、図3(B)に示すように、親基板10の一方の主面14に、マスクを用いてはんだペーストをスクリーン印刷し、子基板領域11の表面電極25上にはんだペースト42を配置すると同時に、マージン領域12上に備えた線状の表面電極21にもはんだペースト41を配置する。この時、前記外観チェック及び、導通チェックでNGと判定されたNG子基板13aにも同様に、表面電極25上にはんだペースト42が配置される。なお、子基板13の表面電極26は、はんだバンプが形成されているICなどの能動部品を搭載するためのランド電極であり、この段階では、はんだペーストは配置されない。
次に、子基板13の表面電極25に配置されたはんだペースト42上に、図4に示すようにチップコンデンサなどの表面実装部品(受動部品)51を実装し、子基板13の表面電極26にはICなどの表面実装部品(能動部品)52を実装する。この時、図2に示すようにNG子基板13aに付与した前記BADマーク31を実装機が認識するので、NG子基板13aにはこれらの受動部品51,能動部品52は実装されない。
その後、親基板10をリフロー炉に入れ、加熱処理し、はんだペースト及びはんだバンプを溶融した後、冷却する。この段階で、溶融したはんだが固化し、受動部品51,能動部品52は表面電極25,26に固着される。この時、マージン領域12の要部断面図を表す図5に示すように、マージン領域に備えられた線状の表面電極21とその上の固化したはんだ43により突起物40が形成される。
次に、図6(A)及び図6(B)に示すように、表面実装部品が実装されている親基板10の一方の主面14に、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含有する、半硬化状態(Bステージ)の樹脂シート60を、前記線状の表面電極21上に形成されたはんだ43による突起部40を覆うように被せ、加熱圧着する。加熱圧着により、半硬化状態の樹脂シート60は受動部品51,能動部品52の隙間にも充填されると共に、前記突起物40を跨ぐように親基板10の一方の主面14に圧着される。その後、オーブンで硬化する。
最後に、マージン領域12に配置された認識マーク24を目印にして境界線11aに沿って、親基板10をダイサーでフルカットする。
以上の工程を経て、個々の樹脂封止型電子部品を得る。
従来は、親基板10と樹脂シート60の線膨張差によって、樹脂シート60が親基板10から剥がれる場合があった。しかし、本実施の形態1によれば、親基板10のマージン領域12に、線状の突起物40を設けることで、アンカー効果を発揮し、樹脂シート60と親基板10の密着性を高め、樹脂シート60の剥がれを防止することができる。
これにより、親基板10を分割して完成させた良品の樹脂封止型電子部品をリフロー炉で実装する際、はんだフラッシュの発生を防止することができる。
親基板10がガラスエポキシ樹脂を用いた銅張積層基板や同単層基板の場合は、セラミック多層基板と比べて、基板表面が滑らかなため、特に顕著な効果を奏することができる。
また、マージン領域12に形成された線状の表面電極21は、認識マーク24よりも子基板領域11よりに配置されているため、樹脂シート60を加熱圧着、熱硬化させる作業、および硬化させる作業において、樹脂シートが認識マーク24まで流動して、これを覆うことを抑制することができる。これにより認識マークが確認できるので、ダイサーなどで子基板に分割する作業が容易に行える。
さらに、本実施の形態1では、図11に示す従来例のように、親基板10にブレイク用の溝がないので、親基板の面積を有効に活かせ、表面実装部品間の間隔を比較的疎にすることができる。その結果、樹脂シートが表面実装部品間に入りやすくなり、アンカー効果を発揮しやすくなる。また、ブレイク用溝がないので、同一サイズの親基板から、より多くの子基板を配置することが可能となる。
本実施の形態1の変形例1を図7に示す。図7(A)は親基板10に表面実装部品を実装した後、樹脂シート60を加熱圧着し、硬化させた状態の要部平面図であり、図7(B)は図7(A)のマージン領域12の要部断面図である。親基板10のマージン領域12上に形成された線状の表面電極21には、はんだ43が固着されてなる突起物40に加えて、チップコンデンサ等の表面実装部品(受動部品)53が、はんだ43で固着され、突起物41が形成されている。また、半硬化状態の樹脂シート60がこの突起物40,41を覆うように親基板10の一方の主面14に被せられ、加熱圧着された後、硬化されている。
本実施の形態1の変形例1では、突起物40に加えて、線状の表面電極21上に受動部品53がはんだ43で固着されてなる突起物41が設けられている。これにより、実施の形態1の場合と比較して、よりアンカー効果を発揮し、樹脂シート60が親基板10から剥離することを防止できる。なお、受動部品53は、樹脂シート60が親基板10から剥離しないよう、数や配置が決められる。また、受動部品53は認識マーク24と子基板領域11上に点線で示した境界線11aを結ぶ線状を除くように配置した方が、ダイサーでカットし子基板に分割する際の抵抗が少なくなり、より好ましい。
本実施の形態1の変形例2について、図8を参照しながら説明する。図8(A)はNG子基板13aにも、表面実装部品(受動部品)51を搭載し、リフロー炉で加熱処理した後、樹脂シート60を被せて加熱圧着し、硬化した状態のNG子基板13a部の平面図である。また、図8(B)は図8(A)の状態のNG子基板13a部の断面図である。NG子基板13aにも受動部品51を実装することで、この表面実装部品がアンカー効果を発揮し、G子基板13bにだけ表面実装部品を実装した場合に比べ、樹脂シート60が親基板10から剥離するのをより確実に防止できる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係わる樹脂封止型電子部品の製造方法について、図9を参照しながら説明する。図9(A)は親基板10aに表面実装部品を実装した後、樹脂シート60を加熱圧着し、硬化させた状態の親基板10aの平面図であり、図9(B)は、図9(A)のマージン領域12aの要部断面図である。本実施の形態2は、実施の形態1と略同じであり、以下では同じ構成部分には同じ符号を用い、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
実施の形態1と異なり、図9(A)に示す親基板10aは、マージン領域12a上に形成されている線状の表面電極22が、認識マーク24と子基板領域11の境界線11aとを結ぶダイサーカットのライン上を除いて配置されている。実施の形態2の各工程は、実施の形態1と同じである。すなわち、親基板10aを準備し、親基板10aの一方の主面14aに備える子基板領域11の表面電極とマージン領域12aに形成された線状の表面電極22に、はんだペーストを印刷する。次に、G子基板の表面電極に表面実装部品を搭載し、リフロー炉に入れ、加熱処理を行う。さらに、親基板10aの一方の主面14aに半硬化状態の樹脂シート60を、線状の表面電極22上に固着されたはんだ44による突起物40aを覆うように被せ、加熱圧着した後、オーブンで硬化する。最後に、上記親基板10aをダイサーでカットする。
本実施の形態2では、ダイサーカットを行う認識マーク24と子基板領域11の境界線11aを結ぶ、ダイサーカットを行うライン上を除いて突起物40aを配置しているので、ダイサーカットを行う際の抵抗を小さくすることができる。
なお、線状の表面電極22は、親基板10aの4隅の表面電極がL字状に形成されていることで、親基板10aの対角線方向にかかる応力に対してもアンカー効果を発揮することができる。
本実施の形態2の変形例1を、図10に示す。図10(A)は親基板10bに表面実装部品を実装した後、樹脂シート60を加熱圧着し、硬化させた状態の親基板10bの平面図であり、図10(B)は、図10(A)のマージン領域12bの要部断面図である。マージン領域12bに形成された線状の表面電極23は、認識マーク24と子基板領域11の境界線11aとを結ぶダイサーカットのライン上を除いて配置される。また、表面電極23は、その長さを実施の形態2よりもさらに短くし、より複数の表面電極を形成することで、突起物40bが実施の形態2よりも多く配置される。これにより、突起物40bによるアンカー効果をより発揮することができ、樹脂シート60と親基板10bの密着性をより高めることができる。
なお、実施の形態2及び実施の形態2の変形例1においても、NG子基板上に受動部品のみを実装し、NG子基板13aのアンカー効果を発揮させることがより好ましい。
また、実施の形態1および実施の形態2において、樹脂層は半硬化状態の樹脂シートを親基板に被せた後、熱圧着、熱硬化させて形成したが、液状の樹脂を塗布した後、熱硬化させて形成しても良い。
1 セラミック多層基板
7,8 溝
10,10a,10b 親基板
11 子基板領域
12,12a,12b マージン領域
13 子基板
13a NG子基板
13b G子基板
14,14a,14b 親基板の一方の主面
24 認識マーク
31 BADマーク
40,40a,40b 突起物
41 はんだペースト(マージン領域の表面電極用)
42 はんだペースト(子基板領域の表面電極用)
43,44,45 はんだ
51,53 表面実装部品(受動部品)
52 表面実装部品(能動部品)
60,61 樹脂シート

Claims (9)

  1. 複数の子基板を集合してなる子基板領域と、前記子基板領域の周囲に設けられたマージン領域とを備える親基板であって、前記マージン領域に認識マークを有する親基板を用意する第1の工程、
    前記子基板領域上に表面実装部品を搭載する第2の工程、
    前記表面実装部品を覆うように半硬化状態の樹脂層を設ける第3の工程、
    前記樹脂層を硬化させる第4の工程、
    前記親基板を前記認識マークに基づき分割して、前記表面実装部品が樹脂封止された子基板を取り出す第5の工程、
    を備える、樹脂封止型電子部品の製造方法において、
    前記第2の工程では、前記マージン領域のうち、前記認識マークよりも子基板領域よりに突起物を設けるとともに、前記子基板領域に前記表面実装部品を搭載するための接合材を設ける工程を有し、前記接合材であるはんだを印刷した後、前記突起物となる部分に受動部品を搭載し
    前記第3の工程では、前記樹脂層を前記突起物も覆うように設ける、
    ことを特徴とする樹脂封止型電子部品の製造方法。
  2. 前記突起物は、前記子基板領域の外周に沿うように環状に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂封止型電子部品の製造方法。
  3. 前記突起物は、少なくとも、前記認識マークと、前記子基板領域に備える前記複数の子基板間の境界とを結ぶ線上を除いて、前記子基板領域の外周に沿うように設けられる、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の樹脂封止型電子部品の製造方法。
  4. 前記第2の工程は、前記子基板領域に前記表面実装部品を搭載するための接合材を設ける工程を有しており、この工程を実施すると同時に、前記突起物となる接合材を前記マージン領域に設ける、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の樹脂封止型電子部品の製造方法。
  5. 前記第2の工程において、前記接合材ははんだであり、前記はんだを印刷すると同時に、前記突起物となるはんだを印刷する、請求項4に記載の樹脂封止型電子部品の製造方法。
  6. 前記第2の工程は、前記マージン領域のうち前記認識マークよりも子基板領域よりに位置し、前記子基板領域に隣接する部分に、前記突起物を設ける、請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の樹脂封止型電子部品の製造方法。
  7. 前記複数の子基板は、G子基板とNG子基板を含んでおり、前記第2の工程は、前記G子基板だけでなく、前記NG子基板にも前記表面実装部品を搭載しておく、請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の樹脂封止型電子部品の製造方法。
  8. 前記第2の工程は、前記表面実装部品が能動部品と受動部品を含む場合、前記NG子基板に搭載する表面実装部品として前記受動部品のみを選択する、請求項に記載の樹脂封止型電子部品の製造方法。
  9. 複数の子基板を集合してなる子基板領域と、前記子基板領域の周囲に設けられたマージン領域と、前記マージン領域に設けられた認識マークと、を有し、前記子基板領域上に、表面実装部品ならびに前記表面実装部品を被う樹脂層が設けられている樹脂封止型電子部品の集合体において、
    前記マージン領域には前記認識マークよりも子基板領域よりに突起物が設けられており、前記突起物となる部分に受動部品が搭載され、前記突起物は前記樹脂層に被われている、ことを特徴とする樹脂封止型電子部品の集合体。
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