JP4899932B2 - サーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置、クライアント装置、およびサーバ制御プログラム、クライアント制御プログラム - Google Patents

サーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置、クライアント装置、およびサーバ制御プログラム、クライアント制御プログラム Download PDF

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本発明は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続されたサーバ・クライアント・システムであって、クライアント装置にて入出力・表示される全てのアプリケーションをサーバ装置上で動作させるようにしたサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置、クライアント装置、およびサーバ制御プログラム、クライアント制御プログラムに関する。
従来、社内LANなどのネットワークに接続された各PC端末では、その個々のPC端末が独立して文書作成や表作成などのアプリケーションを起動実行し、またこれに伴い生成された種々のファイルも当該PC端末において自身の記憶装置に保存、あるいは磁気ディスク,光ディスク,小型半導体メモリ等の外部記憶媒体に保存するか、ネットワーク上のサーバ装置が管理する記憶装置に転送して保存している。
このような従来のサーバ・クライアント・システムでは、各PC端末自身において生成ファイルが管理されるため、当該PC端末を紛失したり不正に持ち出したりして第3者の手に渡った場合、保存ファイルが読み出されて重要情報や機密情報が漏洩する恐れがある。
しかも、各PC端末が独立してアプリケーションを起動実行していたのでは、当該アプリケーションの更新,変更,追加の作業を個々のPC端末毎に行う必要があり、管理が面倒でコストも掛かってしまう。
このため最近のサーバ・クライアント・システムでは、各PC端末(クライアント装置)にて入出力・表示される全てのアプリケーションをサーバ装置上で起動実行させ、これに伴う全ての生成ファイルもサーバ装置側で管理するようにしたSBC(Server Based Computing)システムが導入されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
このようなサーバベース・コンピューティング・システムでは、サーバ側で実行されるアプリケーションソフトの描画データがクライアント装置に転送されて該クライアント装置にてこの描画データを単に表示するものである。
特開2004−171063号公報
上述したように、サーバベース・コンピューティング・システムでは、クライアント装置にて入出力・表示される全てのアプリケーションをサーバ装置上で起動実行させ、これに伴う全ての生成ファイルもサーバ装置側で管理するようにしているため、当該クライアント装置を紛失したり不正に持ち出したりして第3者の手に渡った場合でも、何等の保存ファイルも読み出されることはなく、重要情報や機密情報が漏洩する恐れはなくなる。
しかしながら、サーバ装置との接続ができないネットワーク外の環境下では、クライアント装置を全く利用することができないため、例えばサーバ装置を利用してプレゼンテーション用の資料画像を作成した場合でも、それをクライアント装置で持ち出して顧客サイドにて表示させ説明することができない。
そこで、前記サーバベース・コンピューティング・システムにおいて作成したクライアント装置のユーザが希望するファイルについて、当該クライアント装置にて単に保存して単独で閲覧利用することが考えられる。しかしながら、これでは重要情報の漏洩を防止することができなくなり、しかも保存したファイルと共に当該ファイルを開いて表示させるためのアプリケーション・プログラムと共にクライアント装置に取り込まなければならないため、システム本来の利点を損なってしまう問題がある。
本発明の課題は、このような課題に鑑みなされたもので、システム本来の利点を損なうことなく、サーバ装置にて生成転送された画面データをクライアント装置で保存し、単独にて閲覧利用することが可能になるサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置、クライアント装置、およびサーバ制御プログラム、クライアント制御プログラムを提供することである。
本発明に係るサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置は、クライアント装置へ送信した画面情報について当該クライアント装置での保存の可否を前記画面情報内のデータ単位で設定した管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、前記クライアント装置から前記送信した画面情報についての保存の可否の確認要求を受信する確認要求受信手段と、この確認要求受信手段により保存の可否の確認要求が受信された場合に、前記管理情報記憶手段により記憶された管理情報に基づき保存の可否を判断する保存可否判断手段と、前記保存可否判断手段において、前記管理情報記憶手段により記憶された管理情報に基づき前記画面情報内のデータ単位での保存の禁止が判断された場合に、当該保存が禁止されるデータ単位の前記画面情報内での位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記保存可否判断手段によりデータ単位での保存の禁止が判断された場合に、前記位置情報取得手段により取得された保存が禁止されるデータ単位の前記画面情報内での位置情報を前記クライアント装置へ送信する判断結果送信手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明に係るサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置は、クライアント装置へ送信した画面情報について当該クライアント装置での保存の可否を前記画面情報内のデータ単位で管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、前記クライアント装置から前記送信した画面情報についての保存要求を受信する保存要求受信手段と、前記保存要求受信手段が前記クライアント装置からの前記画面情報の保存要求を受信した場合、前記保存が禁止されるデータ単位の前記画面情報内での位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段により取得された保存が禁止されるデータ単位の前記画面情報内での位置情報を前記クライアント装置へ送信する位置情報送信手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明に係るサーバベース・コンピューティング・システムのクライアント装置は、サーバ装置により生成された画面情報を受信する画面情報受信手段と、この画面情報受信手段により受信された画面情報についての保存の可否の確認要求を前記サーバ装置へ送信する確認要求送信手段と、この確認要求送信手段による送信された保存の可否の確認要求に応答して前記サーバ装置から送信される保存の可否の判断結果を受信する判断結果受信手段と、前記判断結果受信手段により受信された保存の可否の判断結果が保存の禁止の判断結果を伴う前記受信された画面情報についてのデータ単位の位置情報である場合に、当該受信された画面情報をそのデータ単位の位置情報に従い隠蔽加工する隠蔽加工手段と、この隠蔽加工手段によりデータ単位で隠蔽加工された画面情報を保存する画面情報保存手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明に係るサーバベース・コンピューティング・システムのクライアント装置は、サーバ装置により生成された画面情報を受信する画面情報受信手段と、この画面情報受信手段により受信された画面情報についての保存要求を前記サーバ装置へ送信する保存要求送信手段と、この保存要求送信手段による送信された保存要求に応答して前記サーバ装置から送信される画面情報についてのデータ単位の保存禁止位置情報を受信する保存禁止位置情報受信手段と、前記画面情報を前記保存禁止位置情報受信手段が受信したデータ単位の保存禁止位置情報に従い隠蔽加工する隠蔽加工手段と、この隠蔽加工手段によりデータ単位で隠蔽加工された画面情報を保存する画面情報保存手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、システム本来の利点を損なうことなく、サーバ装置にて生成転送された画面データをクライアント装置で保存し、単独にて閲覧利用することが可能になるサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置、クライアント装置、およびサーバ制御プログラム、クライアント制御プログラムを提供できる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るサーバ装置10およびそのクライアント装置20(20P,20M),…を備えたサーバベース・コンピューティング・システムの構成を示すブロック図である。
このサーバベース・コンピューティング・システムは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)からなるネットワークN上に接続されたサーバ装置10および複数のクライアント装置20(20P,20M),…を備える。
クライアント装置20は、例えばネットワークN上に有線接続されたパーソナルコンピュータであり、20PはネットワークN上のアクセスポイントAPを介して無線接続された携帯型パーソナルコンピュータ、20Mは同アクセスポイントAPを介して無線接続された携帯電話である。
なお、このサーバベース・コンピューティング・システムのネットワークN上には、FAX20Fや図示しないプリンタなどのOA周辺機器も接続される。
サーバ装置10は、文書作成処理プログラム,表計算処理プログラム,住所録プログラム,メモ帳プログラム,プレゼン資料作成プログラム,メール処理プログラム,インターネット接続処理プログラム、Web表示プログラムなど、種々のアプリケーション・プログラムを有し、当該サーバ装置10に接続されたクライアント装置20(20P,20M),…からの操作入力(入力イベント)信号に応じて起動しその処理を実行する。
このサーバ装置10において、クライアント装置20,…からの操作入力信号に応じたアプリケーション・プログラムの実行に伴い生成された表示出力用の描画データは、内蔵されたアクセラレータ回路10A(図2参照)によって転送用の描画データに変換されると共に圧縮・暗号化(以降、エンコードと呼ぶ)され、アクセス元のクライアント装置20,…へ送信(転送)される。
そして、クライアント装置20(20P,20M),…では、前記サーバ装置10から転送された描画データが、各クライアント装置内のアクセラレータ回路20A(図3参照)において解凍・復号化(以降、デコードと呼ぶ)され、その表示装置26に表示される。
つまり、このサーバベース・コンピューティング・システムにおける各クライアント装置20(20P,20M),…は、何れもキーボード及びマウスなどのユーザ操作に応じた入力機能とLCD表示部(26)及びプリンタなどの出力機能を主要な機能として有し、少なくとも前記サーバ装置10が有している各種のアプリケーション機能やデータファイルの管理機能を一切持っていない。
そして、クライアント装置20,…からの操作入力(入力イベント)信号に応じてサーバ装置10にて起動実行される各種の処理に伴い生成されたデータファイルは、基本的には、当該サーバ装置10内あるいは該サーバ装置10にて接続管理される磁気ディスクなどの記憶装置にユーザアカウント毎あるいは共有ファイルとして記憶され保存される。
一方で、クライアント装置20は、当該クライアント装置20での操作入力(入力イベント)に応じてサーバ装置10にて生成され転送された描画データを表示画面データにして表示装置26にて表示させるのに伴い、ユーザ操作に応じて当該表示画面データの保存許可の確認をサーバ装置10に対して行い、保存許可された表示画面データについてのみメモリに記録保存し単独で表示する機能も有する。
図2は、前記サーバベース・コンピューティング・システムにおけるサーバ装置10の回路構成を示すブロック図である。
サーバ装置10は、コンピュータとしてのCPU11を備え、このCPU11には、バス12を介してROM13、RAM14、表示装置15が接続されると共に、前記アクセラレータ回路10Aが接続される。このアクセラレータ回路10Aには、VRAM16が搭載される。
また、CPU11には、バス12を介してキーボード,マウスなどの入力部17、外部記憶HDD(Hard Disk Drive)18、クライアント装置20との送受信制御部19、そして現在時刻を経時出力するリアルタイムカウンタ(RTC)11Tが接続される。
CPU11は、ROM13に予め記憶されているシステムプログラムや種々のアプリケーション・プログラムに従ってRAM14を作業用メモリとし回路各部の動作を制御するもので、入力部17からのキー入力信号や送受信制御部19を介して受信されるクライアント装置20(20P,20M),…からのユーザ操作(入力イベント)に応じた処理指令信号などに応じて前記種々のプログラムが起動・実行される。
このサーバ装置10において、クライアント装置20からの入力イベント信号に応じて起動・実行されるアプリケーション・プログラムに従い生成された種々のデータは、例えばそのユーザIDに対応付けられて外部記憶HDD18に記憶される。また表示用の画面データは、アクセラレータ回路10AにおいてVRAM16を使用して前回画面データと今回画面データとの画像変化部分(差分)を抽出した転送用描画データに変換され、送受信制御部19からクライアント装置20へ転送されて表示出力される。
また、サーバ装置10において各クライアント装置20(20P,20M),…毎に起動・実行されるアプリケーション・プログラムの内容やそのファイル表示状態などは、RAM14内に書き込まれるアプリケーション管理情報14A(図4(A1)(A2)参照)に基づき管理される。さらに、同アプリケーション・プログラムの起動・実行に伴い、クライアント装置20からの入力イベント信号に応じて生成更新される表示画面の状態は、RAM14内に書き込まれる画面更新情報14B(図4(B1)(B2)参照)に基づき管理される。
また、サーバ装置10のRAM14内には、前記クライアント装置20からの入力イベント信号に応じて生成されそのクライアント装置20へ転送されて表示された表示画面データの保存許可(OK)/保存禁止(NG)をユーザ毎に設定管理するための保存許可設定管理ファイル14X(図5参照)が備えられる。
図3は、前記サーバベース・コンピューティング・システムにおけるクライアント装置20(20P,20M)の回路構成を示すブロック図である。
クライアント装置20は、コンピュータとしてのCPU21を備え、このCPU21には、バス22を介してROM23、RAM24が接続されると共に、アクセラレータ回路20Aが接続される。このアクセラレータ回路20AにはVRAM25が搭載され、このVRAM25に書き込まれた表示画面データが表示装置26に出力されて表示される。
また、CPU21には、バス22を介してキーボード,マウスなどの入力部27、外部記憶HDD(Hard Disk Drive)28、認証デバイス,バーコードリーダー,CCDカメラ,プリンタ,無線デバイスなどの各種の外部機器29を接続するためのUSB/パラレル/シリアルインターフェース30、前記サーバ装置10との送受信制御部(有線/無線)31、そして現在時刻を経時出力するリアルタイムカウンタ(RTC)21Tが接続される。
CPU21は、ROM23に予め記憶されているシステムプログラムに従ってRAM24を作業用メモリとし回路各部の動作を制御するもので、入力部27からのキー入力信号や送受信制御部31を介して受信されるサーバ装置10からのアプリケーション応答信号,転送描画データなどに応じて前記システムプログラムが起動され実行される。
このクライアント装置20において、前記サーバ装置10におけるアプリケーション・プログラムを実行させて生成転送された表示用の描画データは、アクセラレータ回路20Aにおいてデコードされ表示画面データとしてVRAM25に書き込まれ表示装置26により表示出力される。
この際、クライアント装置20では、前記サーバ装置10から転送されて表示装置26にて表示された表示画面データについて、ユーザ操作に応じて当該表示画面データの保存許可/保存禁止をサーバ装置10へ確認し、保存許可が確認された場合にRAM14や外部記憶HDD28に書き込んで保存する機能を有する。そして、前記保存された表示画面データをそのまま、ユーザ操作に応じて選択的に読み出して表示装置26により表示させる単純な表示機能を有する。
このサーバベース・コンピューティング・システムでは、クライアント装置20からのキー入力などのイベントに応じてサーバ装置10にて生成された表示画面データは、当該画面データが生成更新される毎にその画面更新後に画像変化のあった領域が差分抽出され、転送用描画データとしてクライアント装置20へ転送される。そして、当該クライアント装置20にて既に表示されていた表示画面データに対しその画像変化の領域のみ順次書き替えられて表示更新されるものである。これにより、前記サーバ装置10からクライアント装置20へのデータ転送量を大幅に削減している。
図4は、前記サーバ装置10において記憶管理されるアプリケーション管理情報14Aおよび画面更新情報14Bの具体例を示す図であり、同図(A1)(A2)はアプリケーション管理情報14Aのデータフォーマットの構成およびこれに従ったデータ内容を示す図、同図(B1)(B2)は画面更新情報14Bのデータフォーマットの構成およびこれに従ったデータ内容を示す図である。
アプリケーション管理情報14Aは、サーバ装置10とアクセス中にあるクライアント装置20毎に生成記憶されるもので、図4(A1)(A2)に示すように、クライアント装置20からのアプリケーション起動イベントに応じて当該アプリケーションが起動される毎に発生されるシリアルな番号である「アプリ状態番号」、当該アプリケーションの表示状態の変化時刻を示す「状態変更時刻」、アプリケーションの同時起動数である「アプリ起動数」、管理情報の区切りである「デリミタ」、当該起動されたアプリケーションの名称である「起動アプリ名」、当該起動されたアプリケーションにより開かれているファイル名である「ファイルオープン情報」、および同ファイル名のファイルの表示/非表示を示す「表示状態」を組み合わせて構成される。
このアプリケーション管理情報14Aにおいて、前記「デリミタ」以降の「起動アプリ名」「ファイルオープン情報」「表示状態」からなるアプリ起動情報部分は、アプリケーションの表示状態に変化がある(例えば、新たなアプリケーションが起動される、アプリケーションが最小化される、終了される)毎に既に起動中にあるアプリケーションの同アプリ起動情報部分に追加される。
画面更新情報14Bは、クライアント装置20からの入力イベント信号に応じた表示画面データが更新される毎に生成記憶されるもので、図4(B1)(B2)に示すように、当該表示画面データの更新毎に発生されるユニークな番号(例えばシリアル番号)である「画面データID」、当該画面更新の時刻である「画面更新時刻」、当該画面更新時において起動中にあるアプリケーションの状態をリンク付けるための前記アプリケーション管理情報14Aにも組み込まれる「アプリ状態番号」、および当該更新された表示画面データの内容(描画コマンド,領域情報,イメージデータ等)である「表示更新データ」を組み合わせて構成される。
そして、この画面更新情報14Bにおいて、その「画面データID」に対応付けられて管理される個々の表示画面データは、矢印Rで示すように、「アプリ状態番号」によって前記アプリケーション管理情報14Aとリンク付けされており、当該「画面データID」の表示画面データが生成された「起動アプリ名(アプリケーション名称)」や「ファイルオープン情報(ファイル名)」を特定することができる。
図5は、前記サーバ装置10において記憶管理される保存許可設定管理ファイル14Xの具体例を示す図である。
この保存許可設定管理ファイル14Xは、クライアント装置20(20P,20M)…の各ユーザ毎に当該クライアント装置20へ転送して表示させた表示画面データの保存許可(OK)/保存禁止(NG)を設定管理するもので、当該保存許可(OK)/保存禁止(NG)の対象となる範囲は、先ずそのユーザ単位、そして当該表示画面データが生成されたアプリケーション単位、ファイル単位、データ内項目単位で設定管理される。
すなわち、ユーザ名およびそのパスワードによって認証されたクライアント装置20からの入力イベントに応じて、サーバ装置10にて生成され該クライアント装置20へと転送されて表示された表示画面データについて、当該クライアント装置20の側で保存が可能であるか否かは、その表示画面データの「画面データID」から前記画面更新情報14Bおよびアプリケーション管理情報14Aで管理される「アプリ状態番号」→「起動アプリ名(アプリケーション名称)」「ファイルオープン情報(ファイル名)」を検索し前記保存許可設定管理ファイル14Xで確認することができる。
次に、前記構成の第1実施形態のサーバベース・コンピューティング・システムにおけるサーバ装置10およびクライアント装置20(20P,20M),…の動作について説明する。
図6は、前記サーバ装置10における画面更新処理を示すフローチャートである。
先ず、クライアント装置20からの入力イベント信号に応じて当該クライアント装置20へ生成転送すべく表示画面データの生成更新が行われたことが、当該表示画面データを生成したアプリケーションからの描画処理情報など、画面更新命令イベントの発生により認識される(ステップS1)。
すると、アクセラレータ回路10Aにおいて、今回生成更新された表示画面データと前回生成された表示画面データとの差分(画像変化部分)が比較されて抽出され(ステップS2,S3)、当該差分(画像変化部分)画像とその表示画面内の領域位置(座標)情報からなる表示更新のための転送用描画データが生成される(ステップS4)。
またこれと共に、今回の表示画面データに対応するユニークな「画面データID」(例えばシリアル番号)が生成される(ステップS5)。
すると、前記図4(A1)(A2)で示したRAM14内のアプリケーション管理情報14Aから現在の「アプリ状態番号」が取得され(ステップS6)、前記図4(B1)(B2)で示したような画面更新情報14Bが生成されて保存される(ステップS7)。
そして、前記ステップS4にて生成された転送用描画データに対して、前記ステップS5にて生成された画面データIDを付加してなる表示更新データが、送受信制御部19を介して前記クライアント装置20へ送信される(ステップS8)。
これにより、クライアント装置20では、既に表示されていた表示画面データに対して、前記サーバ装置10から受信された表示更新データに含まれる描画データがその領域位置(座標)情報に従い書き替えられることで表示更新される。
図7は、前記サーバ装置10において記憶管理される保存許可設定管理ファイル14Xに対するユーザ操作に応じた表示画面保存可否の設定動作を示す表示状態図である。
サーバ装置10において入力部17を操作し、例えば図7(A)に示すように、ファイル一覧ウインドウW1を表示装置15に表示させ、図7(B)に示すように、保存可否の設定対象となるファイルを選択してそのプロパティウインドウW2を表示させる。
そして、このプロパティウインドウW2に設けた「リモートユーザ保存設定」ボタンK1を操作することにより、図7(C)に示すように、当該選択ファイルに対応する表示画面データの保存可否をユーザ単位で設定するためのリモートユーザ保存設定ウインドウW3を表示させる。
このリモートユーザ保存設定ウインドウW3において、チェックボックスをチェックすることで、当該選択ファイルに対応する表示画面データの保存許可が設定され、また「ユーザ編集」ボタンK2を操作することにより、前記保存許可の設定対象となるユーザの編集設定が可能になる。
これにより、図7(D)に示すように、ユーザ毎に保存許可設定されたファイルリストが生成されるようになり、前記図5で示したような、保存許可設定管理ファイル14XとしてRAM14に記憶されるようになる。
なお、ここでの表示画面保存可否の設定動作の説明では、ファイル単位での表示画面データの保存可否設定について説明したが、ユーザ単位、アプリケーション単位あるいは表示画面データ内の項目単位でその保存可否設定を行うことも同様に勿論可能である。例えばアプリケーション単位での設定動作については、前記設定対象となるファイルの選択をアプリケーションの選択に変えるだけで実現できる。
なお、表示画面データ内の項目単位での設定動作およびその具体的な保存動作については、後述の第2実施形態において説明する。
図8は、前記クライアント装置20においてその表示画面データを保存する際のサーバ装置10とクライアント装置20との間での保存制御処理を示すフローチャートであり、同図(A)はサーバ装置10におけるデータ保存確認処理を示すフローチャート、同図(B)はクライアント装置20におけるデータ保存処理を示すフローチャートである。
図9は、前記クライアント装置20でのデータ保存処理に伴う保存動作を示す表示状態図である。
例えば図9(A)に示すように、クライアント装置20において、前記サーバ装置10における“表計算”のアプリケーション・プログラムを起動させて生成転送させ、“11月度売上げ.dat”のファイルに含まれる「デジタルカメラ価格表」の表示画面データGとして表示装置26に表示されている状態で、“画面保存”の指示操作を行うと、先ず、当該表示画面データGのベースとなる表示更新データに付加されている“画面データID”(例えば“1000”)が取得される(ステップB1)。
すると、この取得された“画面データID(1000)”に基づき前記表示画面データGの保存の可否をサーバ装置10に確認するための保存許可確認データパケットが生成され(ステップB2)、サーバ装置10へ送信される(ステップB3)。
この際、クライアント装置20の表示装置26では、例えば図9(B)に示すように、“サーバに確認中”のダイアログを表記した応答待ちウインドウW11が表示され(ステップB4)、サーバ装置10からの応答待機状態になる(ステップB5)。
サーバ装置10において、前記クライアント装置20により生成送信された保存許可確認データパケットが受信されると(ステップA1)、当該受信された保存許可確認データパケットが解析されて保存許可確認要求の対象となっている“画面データID(1000)”が取得される(ステップA2)。
すると、取得された“画面データID(1000)”に基づき、図4で示したように、RAM14にて記憶管理されている画面更新情報14Bが参照され、保存許可確認要求の対象となっている“表示更新データ”が特定されると共に、この特定された“表示更新データ”に対応する“アプリ状態番号(0001)”が取得されてアプリケーション管理情報14Aが参照され、起動アプリ名“表計算”およびファイル名“11月度売上げ.dat”が特定される(ステップA3)。
そして、前記画面情報14Bおよびアプリケーション管理情報14Aに従い特定された保存許可確認要求の対象となっている表示画面データに対応する起動アプリ名“表計算”およびファイル名“11月度売上げ.dat”について、図5で示したように、RAM14内に設定管理されている保存許可設定管理ファイル14Xが、前記クライアント装置20の接続認証時のユーザ名およびパスワードに従い参照され、当該起動アプリ名“表計算”あるいはファイル名“11月度売上げ.dat”が“保存禁止アプリ名”あるいは“保存禁止ファイル名”として設定されているか否か確認される(ステップA4)。
すると、保存許可判別結果の確認待ち状態となり(ステップA5)、例えば前記保存許可確認要求の対象となっている表示画面データに対応するファイル名“11月度売上げ.dat”について“保存禁止ファイル名”として設定されていないことが判別されると、その“保存許可(OK)”を示す保存許可通知パケットが生成され(ステップA6)、前記確認要求元のクライアント装置20へ応答送信される(ステップA7)。
クライアント装置20において、前記サーバ装置10により応答送信された保存許可通知パケット(OK)が受信されると(ステップB5)、前記図9(B)で示したように表示されていた応答待ちウインドウW11が消去表示され(ステップB6)、当該受信された保存許可通知パケット(OK)が解析されて(ステップB7)、“保存OK”か“保存NG”かが判断される(ステップB8)。
ここで、“保存OK”と判断された場合には(ステップB8(Yes))、前記図9(A)で示したように、表示装置26に表示されている「デジタルカメラ価格表」の表示画面データGが暗号化処理や分割化処理などによりセキュリティが確保された後、RAM14あるいは外部記憶HDD18におけるユーザ認証を要するフォルダに保存される(ステップB9)。
なお、“保存NG”と判断された場合には(ステップB8(No))、前記表示装置26に表示されて保存確認要求された表示画面データGの保存は行われない。
すると、表示装置26では、例えば図9(C)に示すように、“画面データ保存”または“画面データ保存禁止”を意味するダイアログを表記した保存結果ウインドウW12が表示され、その保存の結果がユーザに報知される(ステップB10)。
図10は、前記クライアント装置20での保存データ閲覧処理に伴う閲覧動作を示す表示状態図である。
クライアント装置20を起動すると、先ず、図10(A)に示すように、サーバ装置10に接続するための「サーバ接続」ボタンK21とオフラインで保存データを閲覧するための「保存データ閲覧」ボタンK22を設けた起動方法選択ウインドウW21が表示装置26に初期表示される。
この起動方法選択ウインドウW21において、ユーザにより「保存データ閲覧」ボタンK22が選択操作されると、図10(B)に示すように、セキュリティ確保のためのユーザ名およびパスワードの入力を要求するユーザ認証ウインドウW22が表示される。
このユーザ認証ウインドウW22において、ユーザ名およびパスワードが入力されて認証OKと判断されると、前記RAM14あるいは外部記憶HDD18におけるユーザ認証を要するフォルダに保存されている表示画面データが読み出され、例えば図10(C)に示すように、各表示画面データをサムネイル画像SM1,SM2,…にしてリスト表示した保存データリストウインドウW23が表示される。
そして、この保存データリストウインドウW23において、ユーザ所望のサムネイル画像SMnが選択入力されると、この選択されたサムネイル画像SMnに対応する表示画面データGが読み出され、例えば図10(D)に示すように通常表示サイズで閲覧表示される。
したがって、前記構成のサーバベース・コンピューティング・システムにおける第1実施形態のサーバ装置10およびクライアント装置20によるデータ保存・閲覧機能によれば、クライアント装置20からの入力イベントに応じてサーバ装置10で起動・実行可能なアプリケーション・プログラムにより生成されるデータファイルについて、前記クライアント装置20での保存の許可/禁止を設定管理する保存許可設定管理ファイル14Xをサーバ装置10において記憶管理する。そして、前記クライアント装置20からの入力イベントに応じてサーバ装置10にて生成され該クライアント装置20へ転送されて表示された表示画面データについて、ユーザ操作に応じて保存の要求が入力されると、当該表示画面データのIDが付加された保存許可確認要求がサーバ装置10へ送信され、前記保存許可設定管理ファイル14Xに基づき“保存OK”または“保存NG”が確認判断される。
これにより、予めサーバ装置10において保存の許可が設定されている表示画面データだけをクライアント装置20側で選択的に保存して、当該クライアント装置20の単独で閲覧表示させることができるので、重要情報の漏洩については確実に防止することができる。しかも表示画面データそのものを保存して単純に閲覧表示させるので、ファイルを開いて表示せるためのアプリケーション・プログラムを共にクライアント装置20に取り込む必要がない。
よって、サーバベース・コンピューティング・システム本来のデータセキュリティ性やシン・クライアントの利点を損なうことなく、サーバ装置10にて生成転送された表示画面データを保存し、単独にて閲覧利用することが可能になる。
なお、前記第1実施形態のクライアント装置20によるデータ保存・閲覧機能では、サーバ装置10により生成される表示画面データの保存の可否について、ユーザ単位、アプリケーション単位、ファイル単位で設定し、“保存許可”“保存禁止”が設定されたユーザ、あるいはアプリケーション、あるいはファイルについて属する表示画面データそのものを“保存”“保存禁止”できる構成としたが、次の第2実施形態のデータ保存・閲覧機能にて説明するように、表示画面データに記述されているデータ項目毎にその“保存許可”“保存禁止”を設定し、“保存禁止”のデータ項目部分のみを選択的に消去あるいは塗りつぶしにより隠蔽加工して保存・閲覧できる構成としてもよい。
(第2実施形態)
図11は、前記サーバベース・コンピューティング・システムにおける第2実施形態のサーバ装置10′の構成を示す機能ブロック図である。
このサーバ装置10′は、クライアント装置20からの入力イベントに応じたアプリケーション・プログラムを起動・実行するアプリケーション処理部31A、このアプリケーション処理部31Aにより生成されてクライアント装置20へ転送された表示画面データの当該クライアント装置20での保存の可否を設定管理する保存許可管理処理部33、およびクライアント装置20との間で通信を実行する通信処理部34などを備える。
前記アプリケーション処理部31Aは、データの作成・編集機能31a、登録機能31b、表示機能31c、表示管理機能31dを有し、RAM14や外部記憶HDD18からなるデータベース(DB)との間で、生成・編集されたデータの登録/削除/検索/変更処理などを行う。
このアプリケーション処理部31Aの表示管理機能31dでは、データベース(DB)との間で処理される種々のデータについて、そのデータに含まれる項目毎の領域管理が可能である。
また、アプリケーション処理部31Aは、前記保存許可管理処理部33に対する保存許可I/F(インターフェイス)32を備える。この保存許可I/F32は、アプリケーション・プログラムの側からデータ保存の許可確認を行う保存許可確認機能32a、前記データベース(DB)におけるDB名の確認を行うためのDB名通知機能32b、前記データベース(DB)の登録データについてその保存の許可が個別に行えるデータ項目を通知するための項目名通知機能32c、現在起動・実行中のアプリケーション・プログラムにより生成されている表示画面データの状態を通知するための表示状態通知機能32d、前記アプリケーション・プログラムにより生成された表示画面データについて各データ項目領域の表示座標を通知するための表示座標通知機能32eを有する。
前記保存許可管理処理部33は、前記アプリケーション処理部31Aによって生成・編集される表示画面データについて、保存許可設定管理ファイル14Xに対し、ユーザ単位、アプリケーション単位、ファイル単位、アプリケーション毎のデータ項目単位で保存の可否を設定するための保存許可設定UI(ユーザ・インターフェイス)33a、前記保存許可設定管理ファイル14Xに基づき保存可否の設定状態を確認・判別するための保存許可状態確認I/F33bおよび保存許可判別I/F33cを有する。
前記通信処理部34は、クライアント装置20からの入力イベントに応じてアプリケーション処理部31Aにより生成された表示画面データについて、前回画面データと今回画面データとの(画像変化部分)差分を抽出してクライアント装置20への転送用描画データを生成するための基本機能に加えて、クライアント装置20からの表示画面データの保存確認要求を受信して前記保存許可管理処理部33へ問い合わせ、保存許可の判別結果を取得するための保存許可確認受信機能34aおよび保存許可管理I/F34b、取得された保存許可の判別結果をクライアント装置20へ通知するための判別結果通知機能34cを有する。
次に、前記構成の第2実施形態のサーバベース・コンピューティング・システムにおけるサーバ装置10′およびクライアント装置20(20P,20M),…の動作について説明する。
図12は、前記第2実施形態のサーバ装置10′におけるアプリインストール時の保存許可設定管理ファイル更新処理を示すフローチャートである。
新たなアプリケーション・プログラムが外部記憶HDD18あるいは送受信制御部19を介してROM13にインストールされた際に、前記保存許可管理処理部33では、このインストールされたアプリケーション・プログラムが保存許可I/F32を備えているか否かが前記アプリケーション処理部31Aへの問い合わせにより確認される(ステップJ1)。
ここで、前記新たにインストールされたアプリケーション・プログラムが保存許可I/F32を備えていることが確認・判断されると(ステップJ2(Yes))、当該保存許可I/F32への問い合わせにより同アプリケーションにおいて保存許可の設定対象となっているデータ項目名の一覧が取得される(ステップJ3)。
そして、例えば図5に示すように、保存許可設定管理ファイル14Xに対して、前記インストールされたアプリ名に対応付けられてその保存許可/保存禁止の属性を付加した項目情報が追加設定される(ステップJ4)。
図13は、前記第2実施形態のサーバ装置10′におけるユーザ(サーバ管理者)操作に応じた保存許可設定管理ファイル更新処理を示すフローチャートである。
図14は、前記第2実施形態のサーバ装置10′におけるユーザ(サーバ管理者)操作に応じた保存許可設定管理ファイル更新処理に伴う表示動作を示す図である。
先ず、保存許可管理処理部33において保存許可設定管理ファイル14X(図5参照)が読み込まれ(ステップL1)、図14(A)に示すように、保存許可/保存禁止の設定が可能な各アプリ名を一覧にした保存許可管理アプリ一覧ウインドウW31が表示装置15に表示される(ステップL2)。
この保存許可管理アプリ一覧ウインドウW31において、保存許可/保存禁止を更新設定したいアプリ名(例えば「住所録」)が選択され「詳細設定」ボタンが指定入力されると(ステップL3→L4(Yes))、前記保存許可設定管理ファイル14X(図5参照)からアプリ名「住所録」に対応付けられた各データ項目毎の現在の保存許可“OK”/保存禁止“NG”の設定情報が読み込まれ(ステップL7)、図14(B)に示すように、当該各データ項目毎に保存許可(する/しない)を詳細設定するための保存許可管理詳細設定ウインドウW32が表示される(ステップL8)。
なお、前記図14(A)で示した保存許可管理アプリ一覧ウインドウW31において、アプリ名の選択および「詳細設定」ボタンの指定入力が行われずに「終了」ボタンが入力された場合には(ステップL3〜L6)、この保存許可設定管理ファイル更新処理は終了される。
そして、前記図14(B)で示した「住所録」の保存許可管理詳細設定ウインドウW32において、ユーザ(サーバ管理者)の操作に応じて各データ項目毎の保存許可(する/しない)が選択的に入力設定され(ステップL9〜L11)、「OK」ボタンが入力されると(ステップL13(Yes))、当該「OK」ボタン入力時における前記各データ項目毎の保存許可(する/しない)の設定内容が前記保存許可設定管理ファイル14X(図5参照)に反映されて更新される(ステップL14)。
こうして、前記保存許可管理詳細設定ウインドウW32での「OK」ボタンの入力に応じて前記保存許可設定管理ファイル14Xが更新設定されるか(ステップL14)、または「Cancel」ボタンが入力されると(ステップL12(Yes))、前記図14(A)で示した保存許可管理アプリ一覧ウインドウW31の表示状態に戻る(ステップL2)。
これにより、各アプリケーション毎に生成されるデータ項目毎に保存許可/保存禁止が設定された保存許可設定管理ファイル14Xが生成されてRAM14に記憶されるようになる。
図15は、前記第2実施形態のサーバ装置10′におけるクライアント装置20からの保存許可問い合わせ応答処理を示すフローチャートである。
クライアント装置20からの入力イベントに応じてサーバ装置10′により生成された表示画面データが該クライアント装置20へ転送されて表示されている状態で、サーバ装置10′のクライアント通信処理部34において、前記クライアント装置20からの表示画面データについての保存許可確認要求が受信されると、当該保存許可確認要求に含まれる表示画面データに対応した画面データIDに基づき、前記図4で示した画面更新情報14Bおよびアプリケーション管理情報14Aに従って、保存許可管理処理部33により現在起動中の1つまたは複数のアプリケーション・プログラムが確認される(ステップP1)。
すると、RAM14から保存許可設定管理ファイル14X(図5参照)が読み込まれ(ステップP2)、前記現在起動中の1つまたは複数のアプリケーションについて保存許可/保存禁止の対象アプリケーションとして設定されているか否か判断される(ステップP3)。
ここで、例えば現在起動中のアプリケーション・プログラムが「住所録」であり、保存許可/保存禁止の対象アプリケーションとして設定されていると判断決定されると(ステップP3→P4)、当該「住所録」の表示画面データに含まれるデータ項目について保存禁止“NG”の対象として設定されている項目があるか否か判断される(ステップP5)。
そして、前記「住所録」の表示画面データに含まれるデータ項目について保存禁止“NG”の対象として設定されている項目があると判断されると(ステップP5(Yes))、先ず当該保存禁止“NG”の対象となっている1つ目の項目「自宅住所」について前記画面データIDに基づき現在の表示画面データにおける対象項目「自宅住所」の領域に対応する表示座標が「住所録」のアプリケーション処理部31Aに問い合わせされ(ステップP6)、取得待ちの状態になる(ステップP7)。
ここで、前記「住所録」の表示画面データに含まれる保存禁止“NG”の対象項目「自宅住所」の領域に対応する表示座標が取得されると、前記確認要求元のクライアント装置20へ通知するための保存禁止領域情報に追加される(ステップP8)。
なお、前記保存禁止“NG”の対象項目の矩形の領域に対応する表示座標とは、当該矩形の領域の左上の始点座標PS(x,y)および右下の終点座標PE(x,y)のみからなる。
そして、前記保存禁止“NG”の対象として設定されている次の項目があるか否か判断され(ステップP9)、その対象項目「自宅電話番号」があると判断されると(ステップP9(Yes))、前記ステップP6以降の処理が繰り返され、当該保存禁止“NG”の2つ目の対象項目「自宅電話番号」の領域に対応する表示座標が取得され、前記確認要求元のクライアント装置20へ通知するための保存禁止領域情報にさらに追加される(ステップP6〜P8)。
この後、前記「住所録」のアプリケーションについて保存禁止“NG”の対象として設定されている次の項目がないと判断されると(ステップP9(No))、さらに現在起動中の次のアプリケーションがあるか否かが判断され(ステップP10)、次の起動中アプリケーションがあると判断された場合には(ステップP10(Yes))、前記ステップP4以降の処理が繰り返され、当該次の起動中アプリケーションでの表示画面データに含まれるデータ項目についても、保存禁止“NG”の対象として設定されている項目があるか否か判断される(ステップP10→P4,P5)。
こうして、前記クライアント装置20から保存許可確認要求された表示画面データについて、当該表示画面データに含まれる1つまたは複数のアプリケーションによる各データ項目のうちの保存禁止“NG”の対象として設定されている全ての項目領域の各表示座標[PS(x,y)+PE(x,y)]が取得されると、これが保存禁止領域情報(保存禁止領域を消去あるいは塗りつぶして隠蔽するための領域情報)として通信処理部34へ渡され前記確認要求元のクライアント装置20へ応答送信される(ステップP11)。
これにより、クライアント装置20では、前記サーバ装置10′から応答受信された保存禁止領域情報に基づき、現在表示中で前記保存許可確認要求を行った表示画面データについて、その保存禁止の項目領域が消去あるいは塗りつぶされて記憶保存されるようになる。
図16は、前記第2実施形態のサーバベース・コンピューティング・システムにおけるサーバ装置10′およびクライアント装置20の動作に伴う当該クライアント装置20での表示画面データの表示状態を示す図であり、同図(A)はサーバ装置10′と接続された状態で当該サーバ装置10′から生成転送された表示画面データG1を表示した状態を示す図、同図(B)は保存禁止のデータ項目が設定されて保存された表示画面データG1′の当該クライアント装置20の単独閲覧による表示状態を示す図である。
例えば、クライアント装置20からの入力イベントに応じてサーバ装置10′で「住所録」のアプリケーション・プログラムが起動・実行されると、図16(A)に示すように、「名前」「会社名」「会社電話番号」「自宅電話番号」「自宅住所」の各データ項目を含む表示画面データG1が生成されてクライアント装置20へ転送され、その表示装置26に表示される。
ここで、前述したとおり、前記クライアント装置20にて受信表示された「住所録」の表示画面データG1について保存の操作を行うと、当該表示画面データG1に含まれる各データ項目のうち「自宅電話番号」「自宅住所」の2つの項目の領域については、サーバ装置10′への保存許可確認要求に対する応答によって取得される保存禁止領域情報[PS1(x,y)+PE1(x,y)][PS2(x,y)+PE2(x,y)]に従い塗りつぶし処理Mされ、保存許可設定管理後の表示画面データG1′として記憶保存される。
これにより、クライアント装置20の単独でその記憶保存された表示画面データG1′を表示させると、図16(B)に示すように、保存禁止の項目領域[PS1(x,y)〜PE1(x,y)][PS2(x,y)〜PE2(x,y)]が塗りつぶし処理Mされた状態での表示画面データG1′が表示されるようになり、重要情報の漏洩を防いだ状態での表示画面データG1′の保存・閲覧が可能になる。
なお、前記図16における表示画面データG1′の具体例では、1つのアプリケーション・プログラムに基づき生成された画面データ内に保存禁止の項目領域[PS(x,y)〜PE(x,y)]が存在する場合について説明したが、例えば図17(A)に示すように、複数(この場合は2つ)のアプリケーション・プログラム1.2.に基づき生成された各画面データのウインドウW41,W42を並べて構成される表示画面データG2において、その2つのウインドウW41,W42の一部が重なることで、下になったウインドウW42に設定された保存禁止の項目領域[PS(x,y)〜PE(x,y)]の一部分が上になったウインドウW41により隠されてしまうような場合には、図17(B)に示すように、その重なり領域MXを除いた2つの矩形領域に分割した保存禁止領域情報
[PS1(250,200)+PE1(500,280)][PS2(200,280)+PE2(500,300)]
を取得生成することで、容易に保存禁止の項目領域[PS(x,y)〜PE(x,y)]のみに正しく塗りつぶし処理M(=M1+M2)を施した表示画面データG2を保存し閲覧することができる。
図17は、前記第2実施形態のサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置10′およびクライアント装置20において、複数のアプリケーションに応じたウインドウW41,W42が重なり保存禁止の項目領域の一部が隠された場合に、その領域情報[PS(x,y)〜PE(x,y)]を分割して取得するための方法を説明する図である。
したがって、前記構成のサーバベース・コンピューティング・システムにおける第2実施形態のサーバ装置10′およびクライアント装置20によるデータ保存・閲覧機能によれば、クライアント装置20からの入力イベントに応じてサーバ装置10′で起動・実行可能なアプリケーション・プログラムにより生成される表示画面データについて、当該表示画面データに含まれる各データ項目毎に前記クライアント装置20での保存の許可/禁止を設定管理する保存許可設定管理ファイル14Xをサーバ装置10′において記憶管理する。そして、前記クライアント装置20からの入力イベントに応じてサーバ装置10′にて生成され該クライアント装置20へ転送されて表示された表示画面データについて、ユーザ操作に応じて保存の要求が入力されると、当該表示画面データのIDが付加された保存許可確認要求がサーバ装置10′へ送信され、前記保存許可設定管理ファイル14Xに基づき各データ項目毎の“保存OK”または“保存NG”が確認判断される。そして、“保存NG”のデータ項目についてはその保存禁止の領域情報がクライアント装置20へ通知される。
これにより、クライアント装置20では、保存禁止の領域情報が通知されたデータ項目だけを選択的に塗りつぶし処理Mして隠蔽した表示画面データを保存して、当該クライアント装置20の単独で閲覧表示させることができるので、重要情報の漏洩については確実に防止することができる。しかも表示画面データそのものを保存して単純に閲覧表示させるので、ファイルを開いて表示せるためのアプリケーション・プログラムを共にクライアント装置20に取り込む必要がない。
よって、サーバベース・コンピューティング・システム本来のデータセキュリティ性やシン・クライアントの利点を損なうことなく、サーバ装置10にて生成転送された表示画面データを保存し、単独にて閲覧利用することが可能になる。
なお、前記サーバベース・コンピューティング・システムにおける第2実施形態のサーバ装置10′およびクライアント装置20では、サーバ装置10′で記憶される保存許可設定管理ファイル14Xに従い保存の対象となる表示画面データについてその特定のデータ項目の保存が禁止されている場合には、当該表示画面データにおける保存禁止の項目領域を示す座標情報がクライアント装置へ応答送信され、クライアント装置20では応答受信された保存禁止の項目領域を示す座標情報に応じて表示画面データ内の保存禁止の項目領域を消去あるいは塗りつぶし処理Mして隠蔽し保存・閲覧可能にする構成としたが、クライアント装置20からの保存許可確認要求に応じてサーバ装置10′の側で前記保存禁止の項目領域を消去あるいは塗りつぶし処理Mして隠蔽加工した表示画面データを改めて生成し、クライアント装置20へ転送して保存させる構成としてもよい。
また、前記各実施形態のサーバベース・コンピューティング・システムにおけるサーバ装置10(10′)およびクライアント装置20では、サーバ装置10(10′)でのアプリケーション処理に基づきクライアント装置20で表示された表示画面データを当該クライアント装置20自身にて保存し、後に単独で閲覧する場合について説明したが、クライアント装置20からサーバ装置10(10′)への保存許可確認要求に対する応答の内容に従って、ネットワークN上にあるFAX20Fや図示しないプリンタなどのOA周辺機器に転送し、その内部メモリに保存させたり紙に出力して保存させたりする構成としてもよい。
なお、前記各実施形態において記載したサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置10(10′)およびクライアント装置20による各処理の手法、すなわち、図6のフローチャートに示すサーバ装置10(10′)による画面更新処理、図8(A)のフローチャートに示す第1実施形態のサーバ装置10によるデータ保存確認処理、図8(B)のフローチャートに示す第1実施形態のクライアント装置20によるデータ保存処理、図12のフローチャートに示す第2実施形態のサーバ装置10′によるアプリインストール時の保存許可設定ファイル更新処理、図13のフローチャートに示す第2実施形態のサーバ装置10′によるユーザ(サーバ管理者)操作に応じた保存許可設定管理ファイル更新処理、図15のフローチャートに示す第2実施形態のサーバ装置10′による保存許可問い合わせ応答処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体に格納して配布することができる。そして、サーバ装置10(10′)やクライアント装置20のコンピュータ(CPU11)(21)は、この外部記録媒体に記憶されたプログラムを記憶装置(13)(23)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明したサーバ装置10(10′)およびクライアント装置20によるデータ保存・閲覧機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(LAN)N上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(LAN)Nに接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から前記のプログラムデータを送受信制御部(19)(31)を介して取り込んで記憶装置(13)(23)に記憶させ、前述したサーバ装置10(10′)およびクライアント装置20によるデータ保存・閲覧機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の実施形態に係るサーバ装置10およびそのクライアント装置20(20P,20M),…を備えたサーバベース・コンピューティング・システムの構成を示すブロック図。 前記サーバベース・コンピューティング・システムにおけるサーバ装置10の回路構成を示すブロック図。 前記サーバベース・コンピューティング・システムにおけるクライアント装置20(20P,20M)の回路構成を示すブロック図。 前記サーバ装置10において記憶管理されるアプリケーション管理情報14Aおよび画面更新情報14Bの具体例を示す図であり、同図(A1)(A2)はアプリケーション管理情報14Aのデータフォーマットの構成およびこれに従ったデータ内容を示す図、同図(B1)(B2)は画面更新情報14Bのデータフォーマットの構成およびこれに従ったデータ内容を示す図。 前記サーバ装置10において記憶管理される保存許可設定管理ファイル14Xの具体例を示す図。 前記サーバ装置10における画面更新処理を示すフローチャート。 前記サーバ装置10において記憶管理される保存許可設定管理ファイル14Xに対するユーザ(サーバ管理者)操作に応じた表示画面保存可否の設定動作を示す表示状態図。 前記クライアント装置20においてその表示画面データを保存する際のサーバ装置10とクライアント装置20との間での保存制御処理を示すフローチャートであり、同図(A)はサーバ装置10におけるデータ保存確認処理を示すフローチャート、同図(B)はクライアント装置20におけるデータ保存処理を示すフローチャート。 前記クライアント装置20でのデータ保存処理に伴う保存動作を示す表示状態図。 前記クライアント装置20での保存データ閲覧処理に伴う閲覧動作を示す表示状態図。 前記サーバベース・コンピューティング・システムにおける第2実施形態のサーバ装置10′の構成を示す機能ブロック図。 前記第2実施形態のサーバ装置10′におけるアプリインストール時の保存許可設定管理ファイル更新処理を示すフローチャート。 前記第2実施形態のサーバ装置10′におけるユーザ(サーバ管理者)操作に応じた保存許可設定管理ファイル更新処理を示すフローチャート。 前記第2実施形態のサーバ装置10′におけるユーザ(サーバ管理者)操作に応じた保存許可設定管理ファイル更新処理に伴う表示動作を示す図。 前記第2実施形態のサーバ装置10′におけるクライアント装置20からの保存許可問い合わせ応答処理を示すフローチャート。 前記第2実施形態のサーバベース・コンピューティング・システムにおけるサーバ装置10′およびクライアント装置20の動作に伴う当該クライアント装置20での表示画面データの表示状態を示す図であり、同図(A)はサーバ装置10と接続された状態で当該サーバ装置10から生成転送された表示画面データG1を表示した状態を示す図、同図(B)は保存禁止のデータ項目が設定されて保存された表示画面データG1′の当該クライアント装置20の単独閲覧による表示状態を示す図。 前記第2実施形態のサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置10′およびクライアント装置20において、複数のアプリケーションに応じたウインドウW41,W42が重なり保存禁止の項目領域の一部が隠された場合に、その領域情報[PS(x,y)〜PE(x,y)]を分割して取得するための方法を説明する図。
符号の説明
10、10′…サーバ装置
20、20M、20P…クライアント装置
20F…FAX
10A、20A…アクセラレータ回路
11、21…CPU
11T、21T…リアルタイムカウンタ(RTC)
12、22…バス
13、23…ROM
14、24…RAM
14A…アプリケーション管理情報
14B…画面更新情報
14X…保存許可設定管理ファイル
15、26…表示装置
16、25…VRAM
17、27…入力部
18、28…外部記憶HDD
19、31…送受信制御部
29 …各種外部機器
30 …USB/パラレル/シリアルインターフェース
31A…アプリケーション処理部
31a…データ作成・編集機能
31b…登録機能
31c…表示機能
31d…表示管理機能
32 …保存許可I/F
32a…保存許可確認機能
32b…DB名通知機能
32c…項目名通知機能
32d…表示状態通知機能
32e…表示座標通知機能
33a…保存許可設定UI(ユーザ・インターフェイス)
33b…保存許可状態確認I/F
33c…保存許可判別I/F
34 …通信処理部
34a…保存許可確認受信機能
34b…保存許可管理I/F
34c…判別結果通知機能
N …通信ネットワーク
AP …アクセスポイント
W1 …ファイル一覧ウインドウ
W2 …プロパティウインドウ
W3 …リモートユーザ保存設定ウインドウ
W11…応答待ちウインドウ
W12…保存結果ウインドウ
W21…起動方法選択ウインドウ
W22…ユーザ認証ウインドウ
W23…保存データリストウインドウ
W31…保存許可管理アプリ一覧ウインドウ
W32…保存許可管理詳細設定ウインドウ
W41、W42…アプリ別各画面データウインドウ
K1 …「リモートユーザ保存設定」ボタン
K2 …「ユーザ編集」ボタン
K21…「サーバ接続」ボタン
K22…「保存データ閲覧」ボタン
G、G1、G1′…表示画面データ
M …塗りつぶし処理
MX …重なり領域

Claims (8)

  1. サーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置であって、
    クライアント装置へ送信した画面情報について当該クライアント装置での保存の可否を前記画面情報内のデータ単位で設定した管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、
    前記クライアント装置から前記送信した画面情報についての保存の可否の確認要求を受信する確認要求受信手段と、
    この確認要求受信手段により保存の可否の確認要求が受信された場合に、前記管理情報記憶手段により記憶された管理情報に基づき保存の可否を判断する保存可否判断手段と、
    前記保存可否判断手段において、前記管理情報記憶手段により記憶された管理情報に基づき前記画面情報内のデータ単位での保存の禁止が判断された場合に、当該保存が禁止されるデータ単位の前記画面情報内での位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記保存可否判断手段によりデータ単位での保存の禁止が判断された場合に、前記位置情報取得手段により取得された保存が禁止されるデータ単位の前記画面情報内での位置情報を前記クライアント装置へ送信する判断結果送信手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置。
  2. サーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置であって、
    クライアント装置へ送信した画面情報について当該クライアント装置での保存の可否を前記画面情報内のデータ単位で管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、
    前記クライアント装置から前記送信した画面情報についての保存要求を受信する保存要求受信手段と、
    前記保存要求受信手段が前記クライアント装置からの前記画面情報の保存要求を受信した場合、前記保存が禁止されるデータ単位の前記画面情報内での位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段により取得された保存が禁止されるデータ単位の前記画面情報内での位置情報を前記クライアント装置へ送信する位置情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置。
  3. サーバベース・コンピューティング・システムのクライアント装置であって、
    サーバ装置により生成された画面情報を受信する画面情報受信手段と、
    この画面情報受信手段により受信された画面情報についての保存の可否の確認要求を前記サーバ装置へ送信する確認要求送信手段と、
    この確認要求送信手段による送信された保存の可否の確認要求に応答して前記サーバ装置から送信される保存の可否の判断結果を受信する判断結果受信手段と、
    前記判断結果受信手段により受信された保存の可否の判断結果が保存の禁止の判断結果を伴う前記受信された画面情報についてのデータ単位の位置情報である場合に、当該受信された画面情報をそのデータ単位の位置情報に従い隠蔽加工する隠蔽加工手段と、
    この隠蔽加工手段によりデータ単位で隠蔽加工された画面情報を保存する画面情報保存手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバベース・コンピューティング・システムのクライアント装置。
  4. サーバベース・コンピューティング・システムのクライアント装置であって、
    サーバ装置により生成された画面情報を受信する画面情報受信手段と、
    この画面情報受信手段により受信された画面情報についての保存要求を前記サーバ装置へ送信する保存要求送信手段と、
    この保存要求送信手段による送信された保存要求に応答して前記サーバ装置から送信される画面情報についてのデータ単位の保存禁止位置情報を受信する保存禁止位置情報受信手段と、
    前記画面情報を前記保存禁止位置情報受信手段が受信したデータ単位の保存禁止位置情報に従い隠蔽加工する隠蔽加工手段と、
    この隠蔽加工手段によりデータ単位で隠蔽加工された画面情報を保存する画面情報保存手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバベース・コンピューティング・システムのクライアント装置。
  5. サーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置のコンピュータを制御するためのサーバ制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    クライアント装置へ送信した画面情報について当該クライアント装置での保存の可否を前記画面情報内のデータ単位で設定した管理情報を記憶する管理情報記憶手段、
    前記クライアント装置から前記送信した画面情報についての保存の可否の確認要求を受信する確認要求受信手段、
    この確認要求受信手段により保存の可否の確認要求が受信された場合に、前記管理情報記憶手段により記憶された管理情報に基づき保存の可否を判断する保存可否判断手段、
    前記保存可否判断手段において、前記管理情報記憶手段により記憶された管理情報に基づき前記画面情報内のデータ単位での保存の禁止が判断された場合に、当該保存が禁止されるデータ単位の前記画面情報内での位置情報を取得する位置情報取得手段、
    前記保存可否判断手段によりデータ単位での保存の禁止が判断された場合に、前記位置情報取得手段により取得された保存が禁止されるデータ単位の前記画面情報内での位置情報を前記クライアント装置へ送信する判断結果送信手段、
    として機能させるようにしたサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ制御プログラム。
  6. サーバベース・コンピューティング・システムのサーバ装置のコンピュータを制御するためのサーバ制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    クライアント装置へ送信した画面情報について当該クライアント装置での保存の可否を前記画面情報内のデータ単位で管理情報を記憶する管理情報記憶手段、
    前記クライアント装置から前記送信した画面情報についての保存要求を受信する保存要求受信手段、
    前記保存要求受信手段が前記クライアント装置からの前記画面情報の保存要求を受信した場合、前記保存が禁止されるデータ単位の前記画面情報内での位置情報を取得する位置情報取得手段、
    前記位置情報取得手段により取得された保存が禁止されるデータ単位の前記画面情報内での位置情報を前記クライアント装置へ送信する位置情報送信手段、
    として機能させるようにしたサーバベース・コンピューティング・システムのサーバ制御プログラム。
  7. サーバベース・コンピューティング・システムのクライアント装置のコンピュータを制御するためのクライアント制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    サーバ装置により生成された画面情報を受信する画面情報受信手段、
    この画面情報受信手段により受信された画面情報についての保存の可否の確認要求を前記サーバ装置へ送信する確認要求送信手段、
    この確認要求送信手段による送信された保存の可否の確認要求に応答して前記サーバ装置から送信される保存の可否の判断結果を受信する判断結果受信手段、
    前記判断結果受信手段により受信された保存の可否の判断結果が保存の禁止の判断結果を伴う前記受信された画面情報についてのデータ単位の位置情報である場合に、当該受信された画面情報をそのデータ単位の位置情報に従い隠蔽加工する隠蔽加工手段、
    この隠蔽加工手段によりデータ単位で隠蔽加工された画面情報を保存する画面情報保存手段、
    として機能させるようにしたサーバベース・コンピューティング・システムのクライアント制御プログラム。
  8. サーバベース・コンピューティング・システムのクライアント装置のコンピュータを制御するためのクライアント制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    サーバ装置により生成された画面情報を受信する画面情報受信手段、
    この画面情報受信手段により受信された画面情報についての保存要求を前記サーバ装置へ送信する保存要求送信手段、
    この保存要求送信手段による送信された保存要求に応答して前記サーバ装置から送信される画面情報についてのデータ単位の保存禁止位置情報を受信する保存禁止位置情報受信手段、
    前記画面情報を前記保存禁止位置情報受信手段が受信したデータ単位の保存禁止位置情報に従い隠蔽加工する隠蔽加工手段、
    この隠蔽加工手段によりデータ単位で隠蔽加工された画面情報を保存する画面情報保存手段、
    として機能させるようにしたサーバベース・コンピューティング・システムのクライアント制御プログラム。__
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