JP4899895B2 - ノード及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明はリング型ネットワーク上に設けられたノードに適用される。
リング型ネットワークの障害回復機能を重視した伝送技術でアール・ピー・アール(RPR: Resilient Packet Ring)がある。RPRはIEEEの802.17ワーキンググループで標準化を行った標準規格である。RPRは2重リングネットワークを用いた双方向型ネットワークのノードに関する技術である。
具体的には、RPRは、障害回復機能を重視した伝送技術で、以下の特長を供えている。
1.高速障害復旧:(SONET/SDH並みの50msec以下の障害復旧能力)
2.帯域の有効活用:(空間の再利用(Spatial Reuse)による帯域の有効活用)
FDDI、トークンリングなどのデータリングでは、アクセス制御方式としてトークンを使用するため、トークンを保持しているノードしかデータ送信ができない。一方、Spatial Reuseでは、リンク帯域が空いていればいつでも送信可能である。
3.フェアネス機能:(フェアネス・アルゴリズムによる帯域公平性の確保)
輻輳時にRPRリング上におけるノード間の利用帯域を公平に制御する。3つの優先度クラスに合わせたデータ転送制御で、クオリティー・オブ・サービス(QOS)を行う。
4.トポロジ・ディスカバリ機能:(リング・トポロジの初期状態の把握と変化の検出)
ノード間で制御フレームを使い、リング型ネットワーク内の経路情報(トポロジ・データベース)を交換し合う。
5.レイヤ2メディア・アクセス・コントロール(MAC:Media Access Control)のサポート:RPRはレイヤ2のMAC副層に相当するが、RPRはレイヤ2のMAC技術を帯域共有型のリング・トポロジを実現するために用いる。RPRのMACの機能はEthernet(登録商標)のMACの機能とは違うものでありながら、同じMACアドレスを使える共通点がある。
6.レイヤ1は既存技術を利用:(SONET/SDHやGbE(Giga bit Ethernet(登録商標))、10GbEを利用)
物理レイヤ方式に依存しないデータ転送方式を実現する。
上記のような特徴を備えた、802.17のノードは配下に存在する装置(以下、リモートノード)との通信の時に、宛先リモートノードに関する経路情報を保持していないため、常にRPRリング全体にフラディングが行われる。このため、伝送帯域の有効活用(Spatial Reuse)ができなかった。
IEEE 802.17の標準規格を用いた公知文献として、特許文献1が知られている。
特開2004―242194号公報 この問題を解決するため802.17の標準規格をさらに改版した標準規格が802.17bである。802.17bはパケットをリング全体ではなくリングの一部分にのみ送信し、帯域を節約する技術であるエス・エー・エス(SAS:Spatially Aware Sublayer)を有している。SASは、レイヤ2をブリッジしてリング帯域の空間的な再利用を実現するための規格である。このため、802.17b方式では、各ノードがノード配下のリモートノードに関する経路表も保持することを規定している。これにより、リモートノードとの通信でもユニキャスト通信が可能となり、伝送帯域の有効活用(Spatial Reuse)ができる。
802.17方式で構成されたノードを有するリング型ネットワークに802.17b方式のノードを追加する場合や、802.17方式のノードを802.17b方式にアップグレードする場合に802.17方式と802.17b方式のノードがリング型ネットワーク上に混在することがある。混在する構成においては802.17方式のノード配下のリモートノード同士の通信が行われる場合にはフラディングが行われる。これにより、帯域を無駄に消費してしまう問題がある。
本発明の目的は、リング型ネットワークに異なるデータ転送方式を有するノードが存在しても、伝送帯域の有効活用(Spatial Reuse)可能な装置を提供することである。
本発明は、上述した目的を達成するために以下の構成を採用する。
課題を解決するための第1の手段として、リング型ネットワーク上に設けられたノードにおいて、リング型ネットワークを流れるフレームを検出する検出手段と、フレームが転送可能な状態であっても、フレームの宛先アドレスまでフレームが到達できないと判別した場合はフレームをネットワークからストリップするフレーム制御手段とを設ける。
課題を解決するための第2の手段として、第1の手段のノードにおいて、リング型ネットワークに存在する他のノードとノード間のホップ数の関係を示すテーブル有し、フレーム制御手段はテーブルの内容をもとに、フレームの宛先アドレスまで、フレームが到達できないことを判別する。
課題を解決するための第3の手段として、第1の手段のノードにおいて、リング型ネットワーク上のノードにはネットワーク接続された装置を有し、リング型ネットワークからフレームを検出した場合、装置のアドレスを学習することを特徴とするノード。
課題を解決するための第4の手段として、第3の手段のノードにおいて、フレーム制御手段は装置のアドレスから装置が接続されている他ノードを判別する。
課題を解決するための第5の手段として、第1の手段のノードにおいて、リング型ネットワーク上のノードはネットワーク接続された装置を有し、リング型ネットワークからフレームを検出した場合で、装置のアドレスを未学習の場合、フレームをリング型ネットワークの下流に転送する。
課題を解決するための第6の手段として、リング型ネットワーク上に設けられたノードの制御方法において、リング型ネットワークを流れるフレームを検出し、フレームが転送可能な状態であっても、フレームの宛先アドレスまでフレームが到達できないと判別した場合はフレームをネットワークからストリップするする。
本発明によれば、リング型ネットワークを流れるフレームを検出した場合で、フレームの宛先アドレスまでフレームが転送できない場合はフレームをストリップするため、当ノードの下流にはフラディングのためのフレームが流れない。従って、リング型ネットワークにおいて、伝送帯域の有効活用(Spatial Reuse)を可能とすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
本発明が適用されるリング型ネットワークの構成を図1に示す。図1の参照番号1ないし6はRPR方式の動作を行うことが可能なノードである。参照番号7はリング型ネットワークである。リング型ネットワークは図示しないが伝送路となるリングは2重構成になっている。802.17の方式上は伝送路となるリング型ネットワークの2重構成が必須である。本発明は2重のリング型ネットワークだけだはなく、1重のリング型ネットワークに適用することも可能である。
図1において、ノード1、3、4、5は802.17の方式を採用したノードである。一方、ノード2、6は802.17bを採用したノードである。ノード1、2、4、6はイーサーネット(登録商標)介して情報処理を行う装置(以下リモートノード称す)A乃至Dをそれぞれ接続している。ノード1から6は参照番号に順にリング型ネットワークに配置している。参照番号10はネットワークの境界を示している。ネットワークの境界はフレームの送信元アドレスのノードから見て、ネットワークの中間となるノード間に設けている。このネットワークの境界を設ける理由は、ネットワークの境界より先はフレームに転送方向が反対周りのネッワークを利用することで、ネッワークの帯域を有効利用するためである。また、ノード毎に、ネットワークの境界の位置を任意に設定することが可能である。
[802.17の方式を採用したノード]
802.17の方式を採用したノード1、3、4、5はデータベースを有している。ノード1、3、4、5のデータベースはリング型ネットワーク7のノード間のホップ数の関係を示すネットワーク構造テーブル200(トポロジ・データベース)を有している。ネットワーク構造テーブル200は、ノードのMACアドレスと、他のノードが自ノードから何番目のノードであるかを示すホップ数と、リング型ネットワークの伝送方向から構成されている。一例として、ノード1のネットワーク構造テーブル200を図2に示す。
図2の列201にはリング型ネットワーク7に存在するノードが記載されている。列202にはリング型ネットワーク7に存在するノードがノード1に対して何ホップ離れたノードであるかを示すホップ数が記載されている。列203には2重のリングネットワークのどちらのネットワークであるかを示す値が示されている。列203の“0”は図1で時計回りにデータやフレームを伝送するリング型ネットワークを示し、“1”は図1で反時計回りにデータやフレームを伝送するリング型ネットワークを示す。ノード2は時計回りにデータやフレームを伝送するリング型ネットワークではノード1の隣になるのでホップ数は1となる。一方、ノード2は反時計回りにデータやフレームを伝送するリング型ネットワークではノード1から最も離れたノードとなるのでホップ数は5となる。
図2のネットワーク構造テーブルはノードがリング型ネットワークに接続したとき、リング型ネットワークに存在する他ノードを探査するためのメッセージ(トポロジ・ディスカバリ・メッセージ)をリング型ネットワークに送る。このメッセージを他のノードが受信することで、上記テーブルをデータベース上に構築する。
[802.17bを採用したノード]
802.17bを採用したノード2、6もデータベース有している。データベースは図2と同じ構造のネットワーク構造テーブル200’を持ち、さらに、リモートノードとノードの対応関係を示すリモートノード経路表206(SDB:SAS association database)を有している。一例として、ノード6が有するネットワーク構造テーブル200’とリモートノード経路表206を図3に示す。図3ではネットワーク構造テーブル200’の列201’にはリング型ネットワーク7に存在するノードが記載されている。列202’にはリング型ネットワーク7に存在するノードがノード6に対して何ホップ離れたノードであるかを示すホップ数が記載されている。列203’には2重のリングネットワークのどちらのネットワークであるかを示す値が示されている。列203’の“0”は図1で反時計回りにデータやフレームを伝送するリング型ネットワークを示し、“1”は図1で時計回りにデータやフレームを伝送するリング型ネットワークを示す。ネットワーク構造テーブル200の考え方はノード1、3、4、5と同じである。
リモートノード経路表206の列204はリモートノードを有するノードのMACアドレスを記載している。リモートノード経路表206は図1のノード6のリモートノード経路表であるため、ノードの列204にはリモートノードが接続されているノード1、2、4を記載している。宛先アドレスの列205にはノード1、2、4にそれぞれ接続されているリモートノードA,B,CのMACアドレスを記載している。
[ノード間で送信するフレームの構成]
図1ではリモートノードAからリモートノードBにデータを伝送する場合と、リモートノードDからリモートノードBにデータを伝送する場合を示している。各リモートノード間ではパケットデータを収容したフレームによりデータ転送が行われる。図4に、リモートノードがデータ伝送する場合に、ノードから送信するデータレーム300を示す。
図4の各ブロックの構成を以下に説明する:
・ttl 301にはリングネットワーク内を伝送可能なホップ数が記載している。ttlはリング型ネットワーク上のノードをフレームが通過するたびに減算される。リング型ネッワークの境界の手前ノードで“1”になり、境界のノード以降にフレームを送信しない。
・baseControl 320にはパケットを転送するに当り基本的な要素が記載されており、ri 321、fe 322、ft 323、sc 324、we 325、parity 326に細分化されている。
・ri 321には2重化されたリング型ネットワークのどちらのネットワークを用いるかを記載している。
・fe 322にはfairness処理の対象パケットかどうかについて記載している。
・ft 323には伝送するパケットのフレームのタイプを記載している。
・sc 324には伝送するデータのクラスを記載している。
・we 325にはプロテクションタイプ(wrapping、steering)について記載している。
・parity 326には誤り訂正ビットを記載している。
・da 303には宛先MACアドレスを記載している。図1の構成でリモートノードAからリモートノードBにデータを伝送する場合はリモートノードBのMACアドレスを記載している。
・sa 304には送信元MACアドレスを記載している。図1の構成でリモートノードAからリモートノードBにデータを伝送する場合はノード1のMACアドレスを記載している。
・ttlBase 305にはttlの初期値を記載している。図1の構成ではネットワークの境界10はノード3とノード4の間にあるため、リモートノードAからのパケットを時計回りのリング型ネットワークで送る場合のフレームのttlBase 305は2となり、反時計回りのリング型ネットワークで送る場合のフレームのttlBase 305は3となる。
・extendControl 360にはフレーム制御の拡張について記載している。記載内容はef 361、fi 362、ps 363、so 364、res 365に分かれている。
・ef 361には拡張フレームの有無を記載している。
・fi 362には2重化したリング型ネットワークのフラッディング状態を記載している。
・ps 363には障害発生時にノードで折り返し処理を行ったかいなかを記載している。
・so 364には宛先リモートノードに伝送されたことを確認する方式であることを記載している。
・res 365は予備のために規定はない。
・hec 306にはエラー訂正のためのビットを記載している。
・daExtended 307には宛先MACアドレスを記載している。
・saExtended 308にはリモートノードの送信元MACアドレスを記載している。
・protocolType 309には送信元アドレスで送信する際のプロトコルの種類を記載している。
・serviceDataUnit 310にはペイロードとなるデータを記載する。
・fcs 311にはエラー訂正のためのビットを記載している。
図1は上記の図4のフレーム構成を用いて、リモートノードAからリモートノードBにパケットを送る場合を実線で示している。リモートノードDからリモートノードBにパケットを送る場合を点線で示している。リモートノードDとリモートノードBは802.17bのノード6と2に接続されているため、ノード6は図3のネットワーク構造テーブル200’とリモートノード経路表206からリモートノードBに送るための最短ルートを決め、時計回りのリング方ネットワークを介してユニキャストでノード2に送ることが出来る。ノード2はノード2に接続されているリモートノードを学習済みであるため、リモートノードBのアドレスを図4のdaExtendedから検出するとそのフレームのパケットをリモートノードBに転送する。リモートノードAからリモートノードBにパケットを送る場合はリモートノードAが接続しているノード1は802.17のノードであるため、ネットワーク構造テーブルにはリングネットワーク上のノードのMACアドレスのみが存在するだけなので、宛先となるリモートノードが学習できないので、リモートノードAからきたパケットを802.17のフラディングフレームで時計回りのリング型ネットワークと反時計回りのリング型ネットワークにそれぞれ送信する。この状態が実線で示したフレームの流れである。本来は、802.17のフレームは実線で示したフラディングフレームがノード1からノード6とノード2に到達すると、ニ点鎖線のようにノード6とノード2から先のノード5,4とノード3にも転送しなければならない。しかしながら、本実施例ではノード1からの802.17のフラディングのフレームであってもノード6とノード2以降のノードにフラディングのフレームの転送を行わずにストリップ(strip:リング型ネットワークからフレームを除去し廃棄すること)する。これにより、フラディングフレームに利用される伝送帯域を削減し、伝送帯域の有効活用を行う。
[フラディング時のフレームの転送動作]
図5は図1のノード6の動作を説明するための図である。図5のノード6は802.17b方式のノードのためデータベース605はリモートノードに関するネットワーク構造テーブル200とリモートノード経路表206を有している。これらは、図3のノード6のデータベースの一例を示している。図5はノード6がリモートノードの宛先がB宛てのフラディングのフレーム300を受信した時と、リモートノードの宛先がC宛てのフラディングのフレーム300’を示している。フレーム300のriは1、ttlは3、daはBである。従って、図5において、フレーム300を送信したリモートノードは時計回りのリング型ネットワーク(Ringlet 1側)でノード6の上流のノードである。ノード6がこのフラディングのフレーム300を受信すると、フラディングのフレーム300の宛先MACアドレスとリモートノード経路表206のMACアドレスを比較し、フラディングのフレーム300がリモートノードB宛てのフラディングフレームで、ノード2の配下にあることがわかる。次にネットワーク構造テーブル200から、Ringlet1側のノード2宛てのホップ数は2である。フレームのttlは3なので、ホップ数3まで到達できる。実際のノード2はホップ数が2で、フレームのホップ数より小さいので、ノード6は下流ノードに対してフレームを転送する。時計回りのリング型ネットワーク(Ringlet 1)側でリモートノードの宛先がC宛てのフレーム300’を受信したときは、リモートノード経路表にC宛ての情報が存在しないため、同様に下流ノードにフレーム300’を転送する。
[フラディングのフレームのstrip動作]
以下に、802.17bのノード6がフラディングのフレームを受信した場合に、ノード6のフレームのstrip動作について述べる。図6は図1のノード6の動作を説明するための図である。図6のノード6は802.17b方式のノードのためリモートノードに関する図3のリモートノード経路表206を有している。図3のリモートノード経路表206はノード6のデータベースの例を示している。図6はノード6がリモートノードの宛先がB宛てのフラディングフレーム300を受信した時を示している。フラディングフレーム300のriは0、ttlは3、daはBである。図6において、送信元のノードもしくはリモートノードは反時計回りのリング型ネットワーク(Ringlet 0側)でノード6の上流のノードである。ノード6がフラディングフレーム300を受信すると、受信したフレームの宛先MACアドレスとリモートノード経路表206のMACアドレスを比較することで、フラディングフレームがリモートノードB宛てのフラディングフレームで、ノード2の配下にあることがわかる。次にネットワーク構造テーブル200から、Ringlet0側のノード2宛てのホップ数は4である。フラディングフレームのttlは3なので、ホップ数3まで到達できるが実際のノード2はホップ数が4のため、フラディングフレームのホップ数より大きい。したがって、ノード6は、下流ノードに対してフラディングフレームを送信しても到達しないことが判別できるため、フラディングのフレームをstripする。
上記のように、ホップ数でstripを決める方法のほかに、図1のようにネットワークの境界から求める方法もある。具体的には、図4のttl 301からネットワークの境界を検出する。フレームの宛先MACアドレスとなっているリモートノードのアドレスをネットワーク構造テーブル200とリモートノード経路表206から宛先となるリモートノードが接続されているノードを検出する。検出したノードがネットワークの境界10を越えるホップ数のノードであれば受信したフレームをstripする。
この上記のストリップ動作はフレームが転送可能な状態で行われる。フレームが転送可能な状態とは、FECエラーや輻輳等の問題がなく、下流ノードにフレームを転送できる状態である。
[リモートノード経路表の学習]
学習(リモートノード経路表206の更新)はフラッディングのフレームを受信した場合と、リモートノードからフレームを受信した場合に行われる。ノード6がリング型ネッワークフラッディングのフレームを受信した場合、ノード6はリモートノード経路表206を参照する。ノード6はリモートノード経路表206に受信したフレームのsaとsaExtendedをリモートノード経路表206に書き込む。フレームのsaはリモートノード経路表206のノードの列204に書き込む。フレームのsaExtendedはリモートノード経路表206の宛先アドレスの列204に書き込む。これにより、フラッディングのフレームを受信するたびにリモートノード経路表206が更新される。
ノード6がリモートノードからフレームを受信した場合、ノード6はリモートノードDについても学習する。リモートノードDのMACアドレスと、ノード6のMACアドレスと、ノードがサポートする標準規格のタイプについての情報をパケットから抽出する。抽出した結果をリモートノード経路表206に追加する。
また、学習を行う場合は図7のノード6のリモートノード経路表206ようにフラディングフレームの送信元ノードのType情報をSDBに追加し、Type情報も学習する。Typeの識別は、daのMACアドレスが全ノードへ向けてのアドレス(SAS GROUP ADDRESS)の時は802.17b方式、それ以外では802.17方式となることに着目して行う。
[ノードでのフレーム送信]
図1の802.17b対応ノード6におけるフレーム送信方法について説明する。ノード6はリモートノード経路表206を参照して、宛先ノードを決定する。宛先RPRノードが802.17bに対応している場合は、ユニキャストでフレームを送信する。すなわち、図1の場合はノード2が802.17bに対応しているので、宛先ノードのMACアドレスがノード2またはノード2配下のリモートノードBであるときは、ユニキャストでフレームを送信する。一方、宛先ノードが802.17対応の場合は、ノード6において、フレームをフラディングする。フラディングする場合のフレームはDA=0x0180c2xxxxxxに設定する。
図8は、ノード6を示す図である。図8は、フレームの宛先リモートノードがCで、経路表にはC宛ての経路情報が登録されている。しかし、宛先ノードは802.17方式の構成のためフラディングのフレーム300’’’をringlet 1でノード1に送信し、ringlet 0でノード5に送信する。すなわち、本実施例においては、802.17b方式のノードは宛先のリモートノードのアドレスを学習済みであっても、相手先のノードが802.17方式の場合はフラディングのフレームを送信する。
[ノードの機能ブロック図]
図9に図1の802.17bノード6及び2における機能ブロック図を示す。図中601はフレーム受信部、602はリモートノード経路表作成部、603はリモートノード検索部、604はネットワーク構成テーブル検索部、605はデータベース、606はフレーム制御部、607はフレーム送信部を示している。
フレーム受信部601はリング型ネットワークからフレームを受信する。リモートノード経路表作成機能602はフレーム受信部601からのフレームがフラッディングドフレームのときデータベース605内のリモートノード経路表206のノードの列204にsaを記載し、宛先アドレスの列205にはsaExtendedに記載されたリモートノードのMACアドレスを記載する。リモートノード検索機能603はフレーム受信部601からフレームを受信するとデータベース605内のリモートノード経路表206を参照して、学習済みか否かを確認し、確認結果をフレーム制御機能606に送る。ネットワーク構成テーブル検索機能604は、データベース605のネットワーク構造テーブル200から、リモートノード検索機能603の検索結果から宛先ノードのMACアドレスとホップ数の関係を検索する。フラッディングフレーム制御機能606はネットワーク構成テーブル検索機能604とリモートノード検索機能603からの検索結果に基づき、受信したフレームを転送するか、stripするかを決める。フレーム送信部607は、フラッディングフレーム制御機能606の結果に基づきリング型ネットワークにフラッディングのためのフレームを転送する。
[ノードの動作フローチャート]
図10に図9のフレーム制御機能606のフローチャートを示す。
ステップ1001:フレーム受信後ttlを確認し、ttlが1の時はフレームをstripのステップ1008に進み、ttlが1以外のときはステップ1002に進む。
ステップ1002:フレームのsaに記載された送信元MACアドレスが自ノードの場合はstripのステップ1008に進み、自ノードのMACアドレス以外のときはステップ1003に進む。
ステップ1003:フレームのdaに記載された宛先MACアドレスが自ノード及び自ノードの配下のリモートノードの場合はstripのステップ1008に進み、自ノード及び自ノードの配下のリモートノードのMACアドレス以外のときはステップ1004に進む。
ステップ1004:受信したフレームのfiがフラディングフレームの場合はステップ1005に進み、受信したフレームのfiがフラディングフレーム以外のフレームの場合はステップ1009に進みフレームの転送が行われる。
ステップ1005:受信したフレームのftがデータフレームの場合はステップ1006に進み、受信したフレームのftがデータフレーム以外のフレームの場合はステップ1009に進みフレームの転送が行われる。
ステップ1006:受信したフレームの宛先MACアドレスがリモートノード経路表206内にある場合はステップ1007に進み、受信したフレームの宛先MACアドレスがリモートノード経路表206内に存在しない場合はステップ1009に進みフレームの転送が行われる。
ステップ1007:自ノードから宛先ノード(宛先のリモートノードが配置されたノード)までのホップ数が受信したフレームのttlの値より大きい場合はステップ1008に進みフレームをstripし、自ノードから宛先ノードまでのホップ数が受信したフレームのttlの値と同じもしくは小さい場合はステップ1009に進みフレームの転送を行う。
[ノードのデータ転送とリモートノード経路表の学習]
以下に、システムの立ち上げ状態から各リモートノードでのデータ転送とリモートノード経路表206の学習について、図11ないし図25を用いて説明する。図11ないし図25の参照符号において、図1ないし図10と同一の物は同一番号で示す。図11ないし図25において、802.17対応ノードは1、3、4、5である。さらに、802.17b対応ノードは2、6である。また、時計回りをRinglet 1、反時計回りをRinglet 0とする。各ノードの初期状態はリモートノード経路表206にはリモートノードは何も学習していない状態である。
図11は初期状態のリング型ネットワークにリモートノードAからパケットを送信した状態を示す。リモートノードAはパケット100をノード1に向かって送信する。パケット100は少なくとも宛先アドレスda、送信元アドレスsaとデータを有している。パケット100のdaはBで、saはAである。
パケット100を受信したノード1は802.17対応ノードのためRinglet 1及び2に対してフレームをフラディングする。ノード1のフラディングの境界ポイント10はノード3とノード4の間の部分である。ノード1からRinglet 1を流れるフレーム300−12はttl=2、Ringlet=1、da=B、sa=1、daExtended=B、saExtended=Aとなる。また、ノード1からRinglet 0を流れるフレーム300−16はttl=3、Ringlet=0、da=B、sa=1、daExtended=B、saExtended=Aとなる。
図11において、パケット100が送信されたとき、Ringlet 0を流れるフレームを図12に示す。ノード6はノード1からフレーム300−16を受信すると、データベース605のリモートノード経路表206の宛先アドレス303からリモートノードBの情報があるかどうか検索する。リモートノード経路表206には、まだ、リモートノードBの情報がないため、下流のノード5にフレームを転送する。ノード6は、下流のノード5にフレームを転送する際、ttl322の値を1減算して転送する。従って、ノード6からノード5に転送されるフレーム300−65はttl=2、Ringlet=0、da=B、sa=1、daExtended=B、saExtended=Aとなる。また、ノード6は受信したフレーム300−16からリモートノードAとノード1の情報を検出する。そして、ノード6は、図13のように、検出した情報からデータベース605のリモートノード経路表206にリモートノードAをDAの列205に、ノード1をノードの列204に、加えた行208を追加する。
次に、ノード6からフレーム300−65を受信したノード5はノード6からフレーム300−65を受信すると、ネットワーク構造テーブル200にリモートノードBのMACアドレスがあるかを検索する。ノード5は802.17のノードであるため、リモートノードBは学習できない。従って、ノード4に対してフレーム300−54を送信する。フレーム300−54はフレームフレーム300−65からttlの値を1減算したものである。ノード5からノード4に転送されるフレーム300−65はttl=1、Ringlet=0、da=B、sa=1、daExtended=B、saExtended=Aとなる。
次に、ノード4はノード5からフレーム300−54を受信する。ノード4はフレーム300−54のttlの値を検出すると1であるため、ノード4がネッワークのフラッディングの境界となるノードであることがわかる。フラッディングの境界となるノード4はフレーム300−54をstripする。境界ポイントは、送信元のノードから見てリング型ネットワークの中間地点に設定するのが一般的である。その理由はホップ数が最短となる経路にするためである。
次に、図11において、パケット100が送信されたとき、Ringlet 1を流れるフレームを図14に示す。802.17b方式のノード2はノード1からフレーム300−12を受信する。ノード2はデータベース605のリモートノード経路表206から宛先アドレスであるリモートノードBのアドレスがあるかどうか検索する。リモートノード経路表206にはリモートノードBの情報がないため、ノード2は下流のノード3にフレーム300−23を転送する。ノード2は、下流のノード3にフレームを転送する際、ttlの値を1減算して転送する。従って、ノード2からノード3に転送されるフレーム300−23はttl=1、Ringlet=1、da=B、sa=1、daExtended=B、saExtended=Aとなる。また、ノード2は受信したフレーム300−12からリモートノードAとノード1の情報を検出する。そして、ノード2は、図15のように、検出した情報からデータベース605のリモートノード経路表206にリモートノードAをDAの列205に、ノード1をノードの列204に、ノード1のサポートしている標準規格のタイプの列207を加えた行208を追加する。次に、ノード2からフレーム300−23を受信したノード3はフレーム300−23のttlの値を検出すると1であるため、ノード3がネッワークのフラッディングの境界となるノードであることがわかる。フラッディングの境界となるノード3はフレーム300−23をstripする。
図11ないし図15のフレームの流れが終了した後の状態を図16に示す。図16はリモートノードBからリモートノードAにパケットを送信する際を示している。図16において、ネットワークの境界10’はノード6とノード5の間に設定している。ノード2はリモートノードBからフレーム20を受信すると、データベース605内のリモートノード経路表206からノードAの情報を検索する。ここで、ノード2では、図14のフレームの流れを受信した際に、図15のようにデータベース605のリモートノード経路表206にリモートノードAの情報を学習済みである。従って、リモートノードAの情報の行208が存在する。ノード2はデータベース605を参照することで、リモートノードAが存在するノード1が802.17対応ノードであることがわかる。そこで、ノード2は相手のノードの標準規格に合わせて、送信するフレームをフラッディングする。フラッディングするフレームのdaは0x0180c2xxxxxxに設定する。0x0180c2xxxxxx は802.17bで定められた全てのノードにフラッディングを行う際に用いられるアドレス名である。ノード2のフラッディング境界ポイントはノード6とノード5の間である。 Ringlet 0 に流れるフレーム300−21の構成はttl=2、Ringlet=0、da=0x0180c2xxxxxx、sa=2、daExtended=A、saExtended=Bとなる。一方、 Ringlet 1 に流れるフレーム300−23’の構成はttl=3、Ringlet=1、da=0x0180c2xxxxxx、sa=2、daExtended=A、saExtended=Bとなる。ノード2はリモートノードBについては未学習であるため、リモートノードBのMACアドレスと、ノード2のMACアドレスと、ノードがサポートする標準規格のタイプについての情報をパケットから抽出する。抽出した結果を図17のデータベース605に書き込む。具体的には、リモートノード経路表206に行209を追加する。行209のノードの列204にはノード2のMACアドレス、リモートノードのDAを示す列205にはリモートノードBのMACアドレスと、Typeの列207にはノードがサポートする標準規格のタイプである802.17bについて追加する。
図18は、図16の場合において、リモートノードBからのパケットをRinglet 1 で送る場合を示している。ノード2から送付されたフレーム300−23をノード3が受信する。802.17方式のノード3はデータベース605のネットワーク構造テーブルの中に、フレーム300−23’の宛先アドレスであるリモートノードAのMACアドレスを検索する。ノード3は802.17方式のためリモートノード経路表206を持たない。従って、ノード3はリモートノードAのアドレスは学習できない。ノード3はフレーム300−23のttlから1を引き、フレーム300−34を作成し、転送する。ノード3からノード4へ転送されるフレーム300−34はttl=2、Ringlet=1、da=0x0180c2xxxxxx、sa=2、daExtended=A、saExtended=Bとなる。
さらに、ノード3から転送されたフレーム300−34をノード4が受信する。802.17方式のノード4はデータベース605のネットワーク構造テーブルの中に、フレーム300−34の宛先アドレスであるリモートノードAのMACアドレスを検索する。ノード4は、802.17方式のため、リモートノード経路表206を持たない。従って、ノード4はリモートノードAのアドレスは学習できない。ノード4はフレーム300−34のttlから1を引き、フレーム300−45を作成する。ノード4からノード5へ転送されるフレーム300−45はttl=1、Ringlet=1、da=0x0180c2xxxxxx、sa=2、daExtended=A、saExtended=Bとなる。
フレーム300−45を受信したノード5はフレーム300−45のttlの値を検出すると1であるため、ノード5がネッワークのフラッディングの境界となるノードであることがわかる。ネットワークの境界となるノード5はフレーム300−45をstripする。ノード5は、802.17のノードであるため、リモートノード経路表206を持たない。従って、ノード3からノード5は、リモートノードBからのフレームが転送されても学習は行わない。
図19は、図16の場合において、リモートノードBからリモートノードAにRinglet 0 でパケットを送る際の状態を示している。ノード2から送付されたフレーム300−21をノード1が受信する。802.17方式のノード1はデータベース605のネットワーク構造テーブルの中に、フレーム300−21の宛先アドレスであるリモートノードAのMACアドレスを検索する。ノード1は802.17方式のためリモートノード経路表206を持たない。従って、ノード3はリモートノードAのアドレスは学習できない。ノード3はフレーム300−23のttlから1を引き、フレーム300−16’を作成し、転送する。従って、ノード1からノード6へ転送されるフレーム300−16’はttl=1、Ringlet=0、da=0x0180c2xxxxxx、sa=2、daExtended=A、saExtended=Bとなる。
さらに、802.17b方式のノード6がフレーム300−16’を受信する。ノード6がフレーム300−16’のttlの値を検出すると1であるため、ノード6はネッワークの境界となるノードであることがわかる。ネットワークの境界となるノード6はフレーム300−16’をstripする。図12のフレームの転送以降、ノード6はリモートノードについては未学習である。従って、ノード6はリモートノードBについは情報を所有しない。故に、ノード6は受信したフレーム300−16’からリモートノードBとノード2の情報を学習する。ノード6はリモートノードBのMACアドレスと、ノード2のMACアドレスと、ノードがサポートする標準規格のタイプについての情報をパケットから抽出する。抽出した結果を図20のデータベース605に書き込む。具体的には、ノード6はリモートノード経路表206に行209を追加する。行209のノードの列204にはノード2のMACアドレス、リモートノードのDAを示す列205にはリモートノードBのMACアドレスと、Typeの列207にはノードがサポートする標準規格のタイプである802.17bについて追加する。
図21は図16のフレームの送信が終了した後にリモートノードAからパケット100を送信する状態を示している。図11と同様に、ネットワークの境界10はノード3とノード4の間に設定している。
図21のRinglet 0側のフレームの動作について以下に説明する。ノード6はノード1からのフレーム300−16’’を受信すると、リモートノードBの経路情報について、データベース605内のリモートノード経路表206を検索する。リモートノード経路表206を検索した結果、リモートノードBはノード2宛てと理解できる。次にRinglet 0におけるノード2までのホップ数をネットワーク構造テーブル200から検索する。その結果、ホップ数4であることが判別できる。受信したフレームはttl=3のため、2ホップ先のノードまでしかフレームは到着できない。従って、フレームは宛先ノード2に到達しない。ゆえに、ノード6はフレーム300−16’’をstripする。これにより、ノード6以降のノードにはフレーム300−16’’に対応したフレームは転送されない。ノード2は宛先ノードであるため、フレームをノードBに転送し、リング型ネットワーク上からフレームをstripする。
図22及び図23は、図21のフレームの転送の後に、リモートノードCからリモートノードA宛てのフレーム400の転送を示している。ノード4は802.17対応ノードのため両Ringlet 1及び2に対してフレームをフラッディングする。フラッディングの境界ポイントはノード1とノード2の間の部分10”である。
図22はRinglet 1側のRPRフレームの送信動作を示している。ノード4はリモートノードCよりパケットを受け取ると、フレーム300−45”を作成する。そして、ノード4はフレーム300−45”をノード5に送る。フレーム300−45”はttl=3、Ringlet=1、da=A、sa=4、daExtended=A、saExtended=Cとなる。
ノード4から転送されたフレーム300−45”をノード5が受信する。802.17方式のノード5はデータベース605のネットワーク構造テーブルの中に、フレーム300−45”の宛先アドレスであるリモートノードAのMACアドレスを検索する。ノード4は、802.17方式のため、リモートノード経路表206を持たない。従って、ノード5はリモートノードAのアドレスは学習できない。ノード5はフレーム300−45”のttlから1を引き、フレーム300−56”を作成する。ノード5からノード6へ転送されるフレーム300−56”はttl=2、Ringlet=1、da=A、sa=4、daExtended=A、saExtended=Cとなる。
フレーム300−56”を受信した802.17b方式のノード6は、リモートノードAのリモートノード経路情報について、データベース506のリモートノード経路表206を検索する。リモートノード経路表206を検索した結果、リモートノードAはノード1宛てとわかる。次にRinglet 1におけるノード1までのホップ数をネットワーク構造テーブル200から検索する。その結果、ホップ数1であることがわかる。受信したフレーム300−54がttl=2のため、1ホップ先までRPRフレームは到着し、宛先RPRノード1に到達するため、下流となるノード1にはフレーム300−61”を送信する。また、受信フレーム300−56”からリモートノードCとノード4の情報を学習する。 学習は図23のデータベース605のリモートノード経路表206に行210を追加する。行210のノードの列204にはノード4のMACアドレス、リモートノードのDAを示す列205にはリモートノードCのMACアドレスと、Typeの列207にはノードがサポートする標準規格のタイプである802.17について追加する。
図24はRinglet 0側のフレームの送信動作を示している。ノード4はフレーム300−43”をノード3に送る。ノード4はリモートノードCよりパケット400を受け取ると、フレーム300−43”を作成する。そして、ノード4はフレーム300−43”をノード3に送る。フレーム300−43”はttl=2、Ringlet=0、da=A、sa=4、daExtended=A、saExtended=Cとなる。
ノード4から転送されたフレーム300−43”をノード3が受信する。802.17方式のノード3はデータベース605のネットワーク構造テーブルの中に、フレーム300−43”の宛先アドレスであるリモートノードAのMACアドレスを検索する。ノード3は、802.17方式のため、リモートノード経路表206を持たない。従って、ノード3はリモートノードAのアドレスは学習できない。ノード3はフレーム300−43”のttlから1を引き、フレーム300−32”を作成する。ノード3からノード2へ転送されるフレーム300−32”はttl=1、Ringlet=0、da=A、sa=4、daExtended=A、saExtended=Cとなる。
フレーム300−32”を受信した802.17b方式のノード2は、ttlを判別する。フレーム300−32”のttlは1のため、ノード2はフレーム300−32”をstripする。また、受信フレーム300−32”からリモートノードCとノード4の情報を学習する。 学習は図25のデータベース605のリモートノード経路表206に行210を追加する。行210のノードの列204にはノード4のMACアドレス、リモートノードの列205にはリモートノードCのMACアドレスと、Typeの列207にはノードがサポートする標準規格のタイプである802.17について追加する。
上述した実施形態は、必要に応じて適宜組み合わせることができる。
本発明が適用されるリング型ネットワークの構成を示す図 ノード1のネットワーク構造テーブルを示す図 ノード6が有するネットワーク構造テーブルとリモートノード経路表を示す図 データフレーム構成を示す図 ノード6の動作を説明するための図 ノード6の動作を説明するための図 ノード6のデータベースの構成を示す図 ノード6の動作を説明するための図 802.17bノード6及び2における機能ブロック図 フラッディングフレーム制御機能606のフローチャート リモートノードAからパケットを送信した状態を示す図 Ringlet 0を流れるフレームを示す図 ノード6のデータベースの構成を示す図 Ringlet 1を流れるフレームを示す図 ノード2のデータベースの構成を示す図 リモートノードBからパケットを送信した状態を示す図 ノード2のデータベースの構成を示す図 Ringlet 1を流れるフレームを示す図 Ringlet 0を流れるフレームを示す図 ノード6のデータベースの構成を示す図 リモートノードAからパケットを送信した状態を示す図 Ringlet 1を流れるフレームを示す図 ノード6のデータベースの構成を示す図 Ringlet 0を流れるフレームを示す図 ノード2のデータベースの構成を示す図
符号の説明
1、2、3、4、5、6 ノード
7 リング型ネットワーク
10 ネットワークの境界
200 ネットワーク構造テーブル
206 リモートノード経路表
601 フレーム受信部
602 リモートノード経路表作成部
603 リモートノード検索部
604 ネットワーク構成テーブル検索部
605 データベース
606 フレーム制御部
607 フレーム送信部

Claims (6)

  1. リング型ネットワーク上に設けられノードにおいて、
    該リング型ネットワークを流れるフレームを検出する検出手段と、
    該リング型ネットワークに存在する他のノードと該ノード間のホップ数の関係を示す情報を記憶する手段と、
    該記憶された情報から取得される、該検出手段で検出されたフレームの宛先アドレスに対応する他のノードと該ノードの間のホップ数の大きさに基づいて、該フレームが宛先まで到達できないと判別した場合は該フレームをネットワークから除去するフレーム制御手段と
    備えることを特徴とするノード。
  2. 該フレームは、該フレームが該リングネットワーク内を伝送可能なホップ数を示し、該リングネットワーク上のノードを該フレームが通過するたびに減算される伝送可能ホップ数を含み、
    該フレーム制御手段は、該伝送可能ホップ数の大きさと、該記憶された情報から取得される、該宛先アドレスに対応する他のノードのホップ数の大きさを比較することにより、該伝送可能ホップ数が、該宛先アドレスに対応する他のノードのホップ数よりも小さいとき、該フレームが該宛先まで到達できないと判別することを特徴とする請求項1記載のノード。
  3. 請求項1記載の該リング型ネットワーク上のノードは、ネットワーク接続された装置を有し、該リング型ネットワークから該フレームを検出した場合と該装置からパケットを受信した場合、該装置のアドレスを学習することを特徴とするノード。
  4. 請求項3記載のノードにおいて、該フレーム制御手段は該装置のアドレスから該装置が接続されている該他ノードを判別することを特徴とするノード。
  5. 請求項1記載の該リング型ネットワーク上のノードはネットワーク接続された装置を有し、該リング型ネットワークから該フレームを検出した場合で、該装置のアドレスを学習が未学習の場合、該フレームを該リング型ネットワークの下流に転送することを特徴とするノード。
  6. リング型ネットワーク上に設けられノードの制御方法において、
    該リング型ネットワークに存在する他のノードと該ノード間のホップ数の関係を示す情報を記憶し、
    該リング型ネットワークを流れるフレームを検出し、
    該記憶された情報から、該検出されたフレームの宛先アドレスに対応する他のノードと該ノードの間のホップ数の大きさを取得し、該取得したホップ数の大きさに基づいて、該フレームが宛先まで到達できるか否かを判別し、
    フレームが該宛先まで到達できないと判別した場合は該フレームをネットワークから除去する
    ことを特徴とするノードの制御方法。
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