JP2005175591A - スイッチングハブ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ネットワークの接続状況の変化時にアドレス再学習を促進するスイッチングハブを提供する。
【解決手段】 ポート341に障害が発生したことを検知する機能と、その障害発生時に他のスイッチングハブ303に対してアドレスの再学習を指示する再学習フレームを障害が発生していないポート342から送信する機能と、ポート332に到着した再学習フレームを他のポート331から中継する機能と、その再学習フレームからアドレスを再学習する機能とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アドレス学習機能とリダンダントポート機能を持つスイッチングハブに係り、ネットワークの接続状況の変化時にアドレス再学習を促進するスイッチングハブに関する。
端末又は他のスイッチングハブに直接接続されるポートを複数備えたスイッチングハブをネットワーク中に複数台置いて端末から端末までを1以上のスイッチングハブで間接的に接続し、これらスイッチングハブの中継により端末から端末へフレームを届けることができる。
スイッチングハブは、MACアドレス学習機能(以下、アドレス学習機能と略す)を備える。アドレス学習機能とは、あるポートでフレームを受信した際に、そのフレームから送信元MACアドレスを取得し、このMACアドレスを当該ポートの番号と共にフォワーディングデータベース(Forwarding Database;以下、FDB)に自動登録する機能である。
スイッチングハブは、フィルタリング機能を有する。即ち、フレームを受信したとき、そのフレームの宛先MACアドレスでFDBで検索し、このMACアドレスと共に登録されているポートのみにフレームを中継する。
スイッチングハブには、イーサネット・オーバー・イーサネット機能(以下、EoE機能)を備えたものもある。なお、イーサネットは登録商標である。EoE機能とは、中継するイーサネットフレームの先頭に、宛先端末が接続されているスイッチングハブのMACアドレスを宛先MACアドレスとして付加し、中継元のスイッチングハブのMACアドレスを送信元アドレスとして付加することで、このイーサネットフレームをカプセル化(EoEカプセルリング)し、このカプセル化されたイーサネットフレームをコア・ネットワークに中継する機能である。
コア・ネットワークとは、一般的に、通信事業者間を結ぶ大容量の基幹通信回線のことで、プロパイダ内の接続拠点間を結ぶ回線やプロバイダと他のプロバイダとを結ぶ回線などを指す。本明細書ではEoEポート同士を結んだネットワーク(EoEネットワーク)がコア・ネットワークに相当する。
EoE機能を備えたスイッチングハブが複数接続されているネットワークにおけるスイッチングハブのアドレス学習機能の動作を説明する。なお、イーサネットフレームは、以下、単にフレームと呼ぶ。
通常のフレーム(カプセル化していないフレーム)は、図5に示されるように、このフレームの宛先を示す宛先アドレス(CDA)101、送信元を示す送信元アドレス(CSA)102、このフレームがVLANタグ付きフレームであることを示す情報(CVLAN TPID)103、送信元端末のVLANタグ情報(CVLAN TCI)104、このフレームのタイプ又はデータ長(Length/Type)105、このフレームで送るデータ(DATA)106、誤り検査値(FCS)107からなる。
EoEカプセルフレーム(カプセル化したフレーム)は、図6に示されるように、このカプセル化フレームの宛先を示す宛先アドレス(SPDA)108、送信元を示す送信元アドレス(SPSA)109、このフレームがEoEカプセルフレームであることを示す情報(EoE TPID)110、後述するEoEポートを通過するたびに1ずつ減算されるカウント値(TTL)111、リザーブド(rsv)112からなるEoEカプセル部分113を図5のフレームに付加したものである。なお、各欄に格納するアドレスはMACアドレスである。
スイッチングハブの各ポートは、EoEポート或いはnon−EoEポートに設定することが可能である。EoEポートにはスイッチングハブを接続し、non−EoEポートには端末を接続する(他のネットワークを介して複数の端末を接続してもよい)。
スイッチングハブは、各non−EoEポート毎にそのポート固有のMACアドレスを備えており、ポートで受信したフレームをカプセル化するときは、そのポート固有のMACアドレスを送信元アドレスとして付加するものとする。
ネットワークを構成する複数のスイッチングハブのうち、端末と直接接続されているものをエッジスイッチと呼ぶ。エッジスイッチでは、non−EoEポートで受信したフレームの先頭に図6のように新しい情報を付加して(EoEカプセルリング)、そのフレームをEoEポートから他のスイッチングハブへ中継する。
また、エッジスイッチでは、EoEポートで受信したフレームの先頭にある宛先MACアドレス108及びEoE TPID110を参照する。宛先が自スイッチングハブであり、なおかつEoE TPIDがEoEのもの(0xE0E0;16進)と一致する場合はEoEカプセル部分113を除去して通常のフレームに戻し、このフレームをnon−EoEポートから送信する。
スイッチングハブ間の回線を冗長化するために、エッジスイッチに複数のEoEポートを設定できる。この場合、複数のEoEポートのうち、特定のnon−EoEポートで受信したフレームの中継に用いるのは常に1つのEoEポートであり、他のEoEポートはリダンダントポート(待機状態)となる。このための機能をリダンダントポート機能(或いはリダンダント機能)という。
リダンダントポート機能とは、あらかじめ複数のポートをまとめてリダンダントポートとしておき、これらのポートに接続された回線のうち、使用可能でなおかつ優先度が最も高い回線のみを使用する(非リダンダントポートにする)ことにより、冗長な回線を論理的に1本化すると共に回線に障害が発生しても他の回線で継続して通信ができる機能のことである。
エッジスイッチに対し、直接端末を接続せず複数のエッジスイッチを束ねるように接続するスイッチングハブをコアスイッチと呼ぶ。エッジスイッチのnon−EoEポートに膨大な数の端末が接続されたとしても、端末が送信したフレームはカプセル化により、non−EoEポートのMACアドレスが送信元になるので、コアスイッチが学習するMACアドレスの個数はネットワーク上のエッジスイッチのnon−EoEポートの個数を超えない。よって、全端末のMACアドレスを収容できるような大容量のFDBを備える必要がない。
このように、EoE機能は、コアスイッチのMACアドレス学習の負担を大幅に軽減することができる。
図7に、EoE機能を持つスイッチングハブで構成したネットワークの例を示す。このネットワークの中でnon−EoEポートはポート211,243のみである。端末205,206間には、スイッチングハブ202を経由する経路と、スイッチングハブ203を経由する経路とが物理的に存在する。
スイッチングハブ201は、ポート212をEoE中継先ポート(非リダンダントポート)とし、 スイッチングハブ204は、ポート241をEoE中継先ポートとしているものとする。また、各スイッチングハブ201〜204には、当初、FDBにアドレスが登録されていないものとする。
ここで、端末206から端末205にユニキャストフレームを送信する場合について図5〜図7を用いて説明する。端末206から送信されたフレームは、スイッチングハブ204がnon−EoEポート243で受信する。スイッチングハブ204は、FDBを参照するが、該当する転送先が未学習のため見つからないので、このフレームをEoE中継先ポート241に転送する。この際、スイッチングハブ204は、フレームの先頭にスイッチングハブ201のEoE中継先ポート212のMACアドレスを宛先MACアドレス108として付加し、スイッチングハブ204のnon−EoEポート243のMACアドレスを送信元MACアドレス109として付加してカプセル化を行い、このフレームをEoE中継先ポート241に転送する。
転送されたフレームは、ポート241、ポート222、ポート221、ポート212の順に経由してスイッチングハブ201に到達する。
スイッチングハブ201は、フレームの先頭にある宛先MACアドレス108及びEoE TPID110を参照すると、自スイッチングハブ宛のEoEカプセル化フレームであることがわかるので、EoEカプセル部分113を除去する。除去後のフレームの宛先MACアドレス101でFDBを参照し、該当するポート211からこのフレームを送信する。
特開2002−252625号公報
背景技術では、各スイッチングハブのFDBの登録状態により、ネットワーク上のある回線に障害が発生した場合に通信ができなくなる場合が存在する。
図7のネットワークにおいて、端末205,206間で双方向にユニキャストフレームを送受信すると、スイッチングハブ201,202,204がそれぞれアドレス学習することにより、各FDBの登録状態は図8のようになる。図8では、ポート番号及びMACアドレスは図7に付記した符号で表してある。
この状態で、ポート222とポート241の間に障害が発生したものとする。
この障害発生後、端末205から端末206宛にユニキャストフレームが送信されると、このフレームを受信したスイッチングハブ201は、宛先MACアドレス108をスイッチングハブ204のEoE中継先ポート243のMACアドレスとし、送信元MACアドレス109をスイッチングハブ201のnon−EoEポート211のMACアドレスとしてカプセル化を行い、このフレームをEoE中継先ポート212に転送する。このフレームを受信したスイッチングハブ202は宛先MACアドレス108によりFDBを参照するが、ポート222の登録情報(ポート243)は障害が発生した時点で消去されている上、他の中継先もないため、このフレームは破棄される。
スイッチングハブ202においては、FDBの登録情報が変更されてポート222が非中継状態になったものの、スイッチングハブ201では障害が発生していないため、FDBのアドレス学習情報は変更されない。この状態では、端末205から端末206宛にユニキャストフレームが送信されると、スイッチングハブ201はFDBの登録情報に従ってポート212の方向にフレームを中継するので、スイッチングハブ202で破棄されてしまい、端末206はフレームを受信することができない。このような状態はスイッチングハブ201の登録保持期限が切れるなどによりFDBが更新されるまで継続する。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、ネットワークの接続状況の変化時にアドレス再学習を促進するスイッチングハブを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、端末又は他のスイッチングハブが直接接続される複数のポートと、ポートに到着したフレームから直接又は間接的に接続している端末のアドレスを学習するアドレス学習機能と、この学習内容を用いてフレームを適切なポートから中継するフィルタリング機能と、他のスイッチングハブとの間の冗長な回線を論理的に1本化するリダンダントポート機能とを有するスイッチングハブであって、ポートに障害が発生したことを検知する機能と、その障害発生時に他のスイッチングハブに対してアドレスの再学習を指示する再学習フレームを障害が発生していないポートから送信する機能と、ポートに到着した再学習フレームを他のポートから中継する機能と、その再学習フレームからアドレスを再学習する機能とを備えたものである。
端末が直接接続されるポートをnon−EoEポートとし、他のスイッチングハブが直接接続されるポートをEoEポートとし、non−EoEポートにはポート固有のアドレスを有し、non−EoEポートで受信したフレームには当該ポートのアドレスを送信元とするカプセル部分を付加してカプセル化する機能と、そのカプセル化したフレームを1つのEoEポートから送信する機能と、EoEポートで受信したフレームのカプセル部分を外す機能と、そのカプセル部分を外したフレームをnon−EoEポートから送信する機能と、カプセル部分から抽出した送信元のnon−EoEポートのアドレスを学習する機能とを備えてもよい。
また、本発明は、端末又は他のスイッチングハブが直接接続される複数のポートと、ポートに到着したフレームから直接又は間接的に接続している端末のアドレスを学習するアドレス学習機能と、この学習内容を用いてフレームを適切なポートから中継するフィルタリング機能と、他のスイッチングハブとの間の冗長な回線を論理的に1本化するリダンダントポート機能とを有するスイッチングハブであって、リダンダントポート機能により使用するポートが変更された時に他のスイッチングハブに対してアドレスの再学習を指示する再学習フレームを新たに使用するポートから送信する機能と、ポートに到着した再学習フレームを他のポートから中継する機能と、その再学習フレームからアドレスを再学習する機能とを備えたものである。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)ポートに障害が発生していないスイッチングハブが再学習フレームからアドレスを再学習するので、アドレス再学習が促進される。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1に、本発明に係るスイッチングハブで構成したネットワークの例を示す。このネットワークは、スイッチングハブ301〜304と端末305,306とで構成されている。スイッチングハブ302,303がそれぞれスイッチングハブ301,304間に介在し、端末305,306がそれぞれスイッチングハブ301,304に接続されているので、端末305,306間には、スイッチングハブ301,302,304を経由する経路とスイッチングハブ301,303,304を経由する経路が物理的に存在する。
スイッチングハブ301〜304は、従来からあるアドレス学習機能、フィルタリング機能、リダンダントポート機能、EoE機能、障害発生検知機能などを全て備えており、さらに、障害発生時の再学習フレーム送信機能、再学習フレーム中継機能と、再学習フレームからのアドレス再学習機能を備える。
スイッチングハブ301,304はエッジスイッチであり、いま、スイッチングハブ301は、ポート312をEoE中継先ポートとし、スイッチングハブ304は、ポート341をEoE中継先ポートとしているものとする。ポート342は、リダンダントポートである。スイッチングハブ302,303はコアスイッチである。non−EoEポートはポート311,343のみで、他のポートはEoEポートである。
図1のネットワークにおいて、端末305,306間で双方向にユニキャストフレームを送受信すると、スイッチングハブ301,302,304がそれぞれアドレス学習することにより、各FDBの登録状態は図2のようになる。図2では、ポート番号及びMACアドレスは図1に付記した符号で表してある。図2によれば、スイッチングハブ301のFDBには、ポート311とMACアドレス305の組、ポート312とMACアドレス343の組が登録され、スイッチングハブ302のFDBには、ポート321とMACアドレス311の組、ポート322とMACアドレス343の組が登録され、スイッチングハブ304のFDBには、ポート341とMACアドレス311の組、ポート343とMACアドレス306の組が登録されている。
ここで、図1に示すように、ポート322,341間の回線に障害Xが発生したものとする。スイッチングハブ304は、ポート341における障害発生を検知し、中継先ポートをポート342に切り替える。そして、スイッチングハブ304は、再学習フレーム送信機能により、自スイッチングハブのnon−EoEポートの個数分の再学習フレーム(EoE再学習フレームとも言う)を作成する。各再学習フレームは、non−EoEポートのMACアドレスを送信元MACアドレスに設定したものである。スイッチングハブ304は、これらの再学習フレームをポート342から送信する。図1の例では、non−EoEポートが1つであるから、再学習フレームが1つ送信される。再学習フレームの宛先アドレスは図4(b)に示したものを使用する。なお、再学習フレームの詳しいフォーマットは後述する。
再学習フレームをあるポートで受信したコア・ネットワーク350のスイッチングハブは、アドレス再学習機能により、再学習フレームの送信元MACアドレスを当該ポートに対応付けて登録する。対象となるMACアドレスが既にFDBに登録されている場合、その情報は破棄し、新しく学習した情報を登録する。対象となるMACアドレスが未だFDBに登録されていない場合、新しく学習した情報の登録を行う。
再学習フレームをあるポートで受信したスイッチングハブは、その再学習フレームを他のポート(EoEポート)から他のスイッチングハブへ中継する。non−EoEポートからは中継しない。従って、スイッチングハブ304が送信した再学習フレームは、スイッチングハブ303,301の順番にたどっていく。この間スイッチングハブ303,301では、アドレス再学習を行う。
スイッチングハブ302では、スイッチングハブ301を経由した再学習フレームを受信し、アドレス再学習を行う。スイッチングハブ302には、ポート321で受信した再学習フレームを送信するEoEポートがないので、このフレームを破棄する。
この結果、各FDBの登録状態は図3のようになる。図3では、ポート番号及びMACアドレスは図1に付記した符号で表してある。図3によれば、スイッチングハブ301のFDBには、ポート311とMACアドレス305の組、ポート313とMACアドレス343の組が登録され、スイッチングハブ302のFDBには、ポート321とMACアドレス311の組、ポート321とMACアドレス343の組が登録され、スイッチングハブ303のFDBには、ポート331とMACアドレス311の組、ポート331とMACアドレス343の組が登録され、スイッチングハブ304のFDBには、ポート342とMACアドレス311の組、ポート343とMACアドレス306の組が登録されている。
この状態で端末305から端末306宛にユニキャストフレームが送信されると、このフレームを受信したスイッチングハブ301は、図6の宛先MACアドレス108をスイッチングハブ304のEoE中継先ポート343のMACアドレスとし、送信元MACアドレス109をスイッチングハブ301のnon−EoEポート311のMACアドレスとしてカプセル化を行い、このフレームをEoE中継先ポート313に転送する。
ポート313から送信されたフレームは、スイッチングハブ303のポート331で受信され、スイッチングハブ303のFDBに基づいてポート332に転送され、スイッチングハブ304のポート342に到着する。このフレームを受信したスイッチングハブ304は、図6の宛先MACアドレス108が自スイッチングハブでありかつEoE TPID110がEoEのものであることを確認し、EoEカプセル部分113を除去して図5のような通常のフレームとした後、そのフレームの宛先MACアドレス101でFDBを参照し、該当するポート343からそのフレームを送信する。その結果、端末306はフレームを受信することができる。
以上のように、複数のスイッチングハブで構成されているネットワークにおいて、ネットワーク上の1回線でも障害が発生すると、この障害を検知したスイッチングハブが再学習フレームを送信し、この再学習フレームが各スイッチングハブで中継されることにより、ネットワーク上の全てのスイッチングハブに対して再学習フレームが到達する。その結果、各スイッチングハブのFDBが実際の論理的な接続状況と合致するものとなり、通信障害が回避される。
EoE機能にあっては、ポート311,343に膨大な数の端末が接続されていたとしても、図1のネットワーク内で学習されるMACアドレスは各スイッチングハブのポートのMACアドレスであり、各端末のMACアドレスは学習されないので、学習の対象となるMACアドレスの個数はエッジスイッチのnon−EoEポートの個数だけですむ。そのため、エッジスイッチは自スイッチングハブのnon−EoEポートの個数だけの再学習フレームを送信すればよい。
これまで説明した例では、スイッチングハブが障害発生(或いはそれに伴うリダンダントポート変更)をトリガに自動的に再学習フレームを送信するようにしたが、これに限らず、スイッチングハブに手動操作手段を装備して、オペレータが手動操作したときに再学習フレームを送信するようにしてもよい。
また、スイッチングハブは上記トリガの後、1度だけ再学習フレームを送信するようにしたが、これに限らず、定期的に何度も繰り返して送信するようにしてもよい。
また、これまで説明した例では、障害発生に対応してアドレス再学習をするものであったが、障害発生に限らず、リダンダントポート機能により使用するポートが変更になったとき、再学習フレームを送信するようにしてもよい。
次に、再学習フレームのフォーマットを説明する。
図4(a)に示されるように、再学習フレームは、宛先MACアドレス(EoE DA)、送信元MACアドレス(EoE SA)、このフレームが再学習フレームであることを示す情報(EoEC TPID)、フレームの生存時間(TTL)、コマンドの種類(Op−Code)、このフレーム独自のID(Msg ID)、このフレームの長さが最低フレーム長に達するように埋めたダミーデータ(PAD)、誤り検査値(FCS)などからなる。
図4(b)に示されるように、宛先MACアドレス(EoE DA)は、16進12桁(48bit)からなり、最初の5バイトは、0x0F0ECC0000で固定する。ただし、16進で示す際には1バイトの左端ビットをLSBとして読んでいる。最後の1バイトはフレームの種類に依って変化する。再学習フレームの場合は、最後の1バイトは0xFDである。このように、再学習フレームの宛先MACアドレスは、固定値である。
再学習フレームの宛先MACアドレスは、フレームを受け取るスイッチングハブがこの宛先MACアドレスを参照して再学習フレームであると解釈するためである。
次に、図1において障害発生を検知したスイッチングハブ304がnon−EoEポートの個数分のEoE再学習フレームを作成する理由を説明する。
図9のネットワークにおいて、エッジスイッチAのnon−EoEポートにはサーバAが接続され、エッジスイッチAのEoEポートにはコアスイッチA及びコアスイッチBが接続されている。また、エッジスイッチBのポート1,2はEoEポートであり、それぞれコアスイッチA、コアスイッチBに接続されている。エッジスイッチBのポート3〜5はnon−EoEポートであり、それぞれネットワーク1〜3が接続されている。それぞれのネットワーク1〜3に含まれている図示しない端末はサーバAと通信しており、エッジスイッチAのFDBにネットワーク1〜3に含まれている全ての端末のMACアドレスが登録されているものとする。
いま、エッジスイッチBとエッジスイッチAの間に障害が発生したとすると、サーバAから送信されたフレームがエッジスイッチAのFDBの情報に従ってコアスイッチAのほうに流れてしまい、サーバAからネットワーク1〜3の全ての端末に対してそれぞれフレームを送信しても1つも届かないということが考えられる。これを回避するには、エッジスイッチBがポート2から特定のMACアドレスを学習させるために再学習フレームを送信することが必要になる。
このとき、EoE機能がない場合(カプセル化しない場合)、対象のMACアドレスはネットワーク1〜3の全ての端末のMACアドレスとなる。これはエッジスイッチBのFDBに登録されているほぼ全てのMACアドレスである。つまり、1000個のMACアドレスがエッジスイッチBのFDBに登録されているとすると、1000個のフレームを送信する必要がある。このためコアネットワークにとってFDBの学習が大きな負担になる。
EoE機能がある場合、ネットワーク1〜3にいくつ端末が接続されていても、その端末から送信されたフレームはエッジスイッチBで全てカプセル化されて、フレームの送信元アドレスはポート3〜5のいずれかのアドレスとなってコアネットワークに送信される。つまり、コアネットワークではエッジスイッチBのnon−EoEポートのMACアドレスしか学習しない。コアネットワーク内で図9のような障害が発生したとしても、再学習対象のMACアドレスはポート3〜5のアドレスの3つであり、この3つのアドレスをコアネットワーク全体に学習させれば障害は回避できることになる。
次に、カプセル化の際の宛先アドレス(SPDA)の決定方法について詳しく説明しておく。
エッジスイッチがカプセル化を行う際には、エッジスイッチは当該エッジスイッチのFDBを参照する。このFDBは、通常のFDBとは異なり、図10に示されるように、ひとつの項目に、ポート番号とEoEネットワークのMACアドレスとそれ以外のMACアドレスとが入る。即ち、ひとつの項目に2つのMACアドレスが入ることになる。
エッジスイッチはnon−EoEポートから受信したフレームの宛先MACアドレスがFDBのnon−EoEのMACアドレスと一致した場合、そのnon−EoEのMACアドレスと一緒に登録されている EoEのMACアドレスをSPDAとしてフレームをカプセル化し、そのフレームを該当する番号のポートから送信する。
受信したフレームの宛先MACアドレスがFDBに存在しない場合、アンノウンアドレスを宛先アドレスとしてフレームをカプセル化し、そのフレームを全てのEoEポート(リダンダントの待機系ポートは除く)から中継する。アンノウンアドレスは固定のもので、エッジスイッチが予め記憶している。
本発明の一実施形態を示すネットワーク構成図である。 図1中の各スイッチングハブのFDBの内容を示す図である。 図1中の各スイッチングハブのFDBの内容を示す図である。 (a)は本発明に用いる再学習フレームの構成図、(b)はその再学習フレームの宛先MACアドレスの詳細構成図である。 通常のフレームの構成図である。 EoEカプセルフレームの構成図である。 背景技術のネットワーク構成図である。 図7中の各スイッチングハブのFDBの内容を示す図である。 本発明の一実施形態を示すネットワーク構成図である。 本発明におけるFDBの内容をアドレスで示した図である。
符号の説明
301〜304 スイッチングハブ
305,306 端末
311〜343 ポート

Claims (3)

  1. 端末又は他のスイッチングハブが直接接続される複数のポートと、ポートに到着したフレームから直接又は間接的に接続している端末のアドレスを学習するアドレス学習機能と、この学習内容を用いてフレームを適切なポートから中継するフィルタリング機能と、他のスイッチングハブとの間の冗長な回線を論理的に1本化するリダンダントポート機能とを有するスイッチングハブであって、ポートに障害が発生したことを検知する機能と、その障害発生時に他のスイッチングハブに対してアドレスの再学習を指示する再学習フレームを障害が発生していないポートから送信する機能と、ポートに到着した再学習フレームを他のポートから中継する機能と、その再学習フレームからアドレスを再学習する機能とを備えたことを特徴とするスイッチングハブ。
  2. 端末が直接接続されるポートをnon−EoEポートとし、他のスイッチングハブが直接接続されるポートをEoEポートとし、non−EoEポートにはポート固有のアドレスを有し、non−EoEポートで受信したフレームには当該ポートのアドレスを送信元とするカプセル部分を付加してカプセル化する機能と、そのカプセル化したフレームを1つのEoEポートから送信する機能と、EoEポートで受信したフレームのカプセル部分を外す機能と、そのカプセル部分を外したフレームをnon−EoEポートから送信する機能と、カプセル部分から抽出した送信元のnon−EoEポートのアドレスを学習する機能とを備えたことを特徴とする請求項1記載のスイッチングハブ。
  3. 端末又は他のスイッチングハブが直接接続される複数のポートと、ポートに到着したフレームから直接又は間接的に接続している端末のアドレスを学習するアドレス学習機能と、この学習内容を用いてフレームを適切なポートから中継するフィルタリング機能と、他のスイッチングハブとの間の冗長な回線を論理的に1本化するリダンダントポート機能とを有するスイッチングハブであって、リダンダントポート機能により使用するポートが変更された時に他のスイッチングハブに対してアドレスの再学習を指示する再学習フレームを新たに使用するポートから送信する機能と、ポートに到着した再学習フレームを他のポートから中継する機能と、その再学習フレームからアドレスを再学習する機能とを備えたことを特徴とするスイッチングハブ。
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