JP4122328B2 - 伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リング型或いはカスケード型の,各伝送装置が特定のネットワークと接続された形で使用される通信ネットワークを構築するための伝送装置に、関する。
近年、RPR(Resilient Packet Ring)と呼ばれる伝送技術が利用されたネットワーク(以下、RPRネットワークと表記する)が使用されるようになってきている。
このRPRネットワークは、図11に模式的に示したように、複数台(図では、6台)の伝送装置50(50A〜50F)が2系統の伝送路にてリング状に接続された構成を有するネットワークである。そして、RPRネットワークは、2系統の伝送路に同時にデータを流すことが出来るネットワーク(片方の伝送路が障害復旧専用に使われているSONET/SDHよりも帯域を有効に利用できるネットワーク)であるため、RPRネットワークを構築できる,さまざまな伝送装置50が開発されている。
ただし、既存の伝送装置50が用いられたRPRネットワークは、ホストが或る送信したマルチキャストパケット(以下、MCパケットと表記する)が全ての各伝送装置50に伝送され、そのMCパケットをドロップするか(LAN上に流すか)否かが各伝送装置50にて判断されるものとなっている。
このため、既存の伝送装置50が用いられたRPRネットワークは、図12に模式的に示したように、MCパケットの伝送時、何台かの伝送装置50によって、後続するいずれの伝送装置50もドロップしないMCパケット(つまり、本来、転送する必要がないMCパケット)を次伝送装置50に転送する処理が行われるものとなっている。
そこで、本発明の課題は、帯域が無駄に使用されない形で、MCパケットが伝送される通信ネットワークを構築することができる伝送装置を、提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、リング型或いはカスケード型の,各伝送装置が特定のネットワークと接続された形で使用される通信ネットワーク用の伝送装置が、自伝送装置に接続されているネットワーク上に送信すべき各マルチキャストパケットのマルチキャストアドレスを記憶しておくためのマルチキャストアドレス記憶手段と、他の伝送装置が送信した,破棄条件情報が設定されているマルチキャストパケットを受信するためのマルチキャストパケット受信手段と、マルチキャストパケット受信手段によって受信されたマルチキャストパケットに設定されているマルチキャストアドレスがマルチキャストアドレス記憶手段に記憶されているいずれかのマルチキャストアドレスと一致していた場合に限り、当該マルチキャストパケットを自伝送装置に接続されているネットワーク上に送信するマルチキャストパケットドロップ手段と、マルチキャストパケット受信手段によって受信されたマルチキャストパケットに設定されている破棄条件情報が自伝送装置での破棄を指示するものでなかった場合には、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送し、当該破棄条件情報が自伝送装置での破棄を指示するものであった場合には、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送することなく破棄するマルチキャストパケット転送手段と、通信ネットワークを構成している複数台の伝送装置の並び順を示す構成情報と、他の各伝送装置について、そのマルチキャストアドレス記憶手段に記憶されている全てのマルチキャストアドレスとを記憶しておくための構成情報等記憶手段と、他の各伝送装置について構成情報等記憶手段に記憶されているマルチキャストアドレスを、最新のものに更新するための処理を行う情報更新手段と、自装置と接続されているネットワーク上のホストからマルチキャストパケットが送信されてきたときに、構成情報等記憶手段に記憶されている情報に基づき、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送させる必要がない伝送装置を特定し、特定した伝送装置のマルチキャストパケット転送手段が自伝送装置での破棄を指示するものであると判断する破棄条件情報を設定したマルチキャストパケットを次伝送装置に送信するマルチキャストパケット送信手段とを備えた装置として構成される、
このような構成を有する本発明の伝送装置を複数台用いて構築されたリング型或いはカスケード型の通信ネットワークでは、ホストからのマルチキャストパケットが、特定の伝送装置(受信したマルチキャストパケットを次伝送装置に転送させる必要がない伝送装置)にて破棄されることになる。従って、本発明の伝送装置を用いて構築される通信ネットワークは、帯域が無駄に使用されない形でマルチキャストパケットが伝送されるネットワーク(全ての伝送装置にマルチキャストパケットが渡される既存の通信ネットワークよりも、マルチキャストパケットの伝送時に使用される帯域が少ないネットワーク)として機能することになる。
本発明の伝送装置を実現するに際しては、マルチキャストパケット送信手段,マルチキャストパケット転送手段(破棄条件情報を利用する手段)としてさまざまな手段を使用することが出来る。例えば、マルチキャストパケット送信手段として、特定した伝送装置の識別情報を破棄条件情報として設定したマルチキャストを送信する手段を採用し、マルチキャストパケット転送手段として、自伝送装置の識別情報と一致する破棄条件情報を、自伝送装置での破棄を指示するものであると判断する手段を採用することが出来る。また、マルチキャストパケット送信手段として、特定した伝送装置までのホップ数を破棄条件情報として設定したマルチキャストパケットを次伝送装置に送信する手段を採用し、マルチキャストパケット転送手段として、マルチキャストパケット受信手段によって受信されたマルチキャストパケットに設定されている破棄条件情報が、“1”でなかった場合には、当該破棄条件情報を“1”だけ小さな数値を表すものに変更した上で、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送し、当該破棄条件情報が、“1”であった場合には、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送することなく破棄する手段を採用することも出来る。
また、本発明の伝送装置を、2系統の伝送路を有する通信ネットワークを構築できる装置として構成しておくことも出来る。
また、本発明の伝送装置を実現するに際しては、障害発生時に、マルチキャストパケットが、その受信を要求しているノードに受信されなくなることを防ぐために、マルチキャストパケット送信手段として、通信ネットワークに障害が発生したことを検出した際に、他のいずれの伝送装置のマルチキャストパケット転送手段も自伝送装置での破棄を指示するものであると判断しない破棄条件情報を設定したマルチキャストパケットを送信する状態に移行する手段を採用しておくことが望ましい。
本発明の伝送装置を用いれば、帯域が無駄に使用されない形で、MCパケットが伝送される通信ネットワークを構築することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
《第1実施形態》
図1に示してあるように、本発明の第1実施形態に係る伝送装置10(10A〜10F)は、複数台(図では、6台)の伝送装置10がL系伝送路及びR系伝送路により接続されたリング型ネットワークを構築するための装置である。また、図示は省略するが、本実施形態に係る伝送装置10は、2系統の伝送路により複数台の伝送装置10が接続されたカスケード型ネットワークを構築することも出来る装置となっている。
この伝送装置10は、図2に示してあるように、主な構成要素として、WAN側インタフェース部11,パケット処理部12,記憶部13,LAN側インタフェース部14を備えた装置である。なお、本伝送装置10は、マルチキャストパケット(以下、MCパケットと表記する)に関する動作内容に特徴がある装置であるため、以下では、伝送装置10の,MCパケットの送受信に関係する構成及び動作のみを、説明することにする。
この伝送装置10が備えるWAN側インタフェース部11は、L系伝送路にて送信されてきたMCパケットを次伝送装置10に対して送信する(L系伝送路上に送信する)と共にパケット処理部12に供給する処理,R系伝送路にて送信されてきたMCパケットを次伝送装置10に対して送信する(R系伝送路上に送信する)と共にパケット処理部12に供給する処理,パケット処理部12から送信が依頼されたMCパケットをL系/R系伝送路上に送信する処理などを行うユニットである。
このWAN側インタフェース部11は、既存の伝送装置内の同種のユニットとは異なり、数値情報であるMC_TTL値(詳細は後述)がそのヘッダに含まれるパケットを、MCパケットとして送受信するユニットとして構成されている。さらに、WAN側インタフェース部11は、他の伝送装置10(WAN側インタフェース部11)が送信したMCパケットを受信した場合には、そのMCパケットに設定されているMC_TTL値から“1”を減じ、値の変更後のMC_TTL値が“0”でなかった場合に限り、受信したMCパケット(MC_TTL値を変更したもの)を次伝送装置10に対して送信するユニットとしても構成されている。なお、WAN側インタフェース部11は、常に(“1”を減じた後のMC_TTL値が“0”であった場合にも)、他伝送装置10から受信したMCパケットをパケット処理部12に供給するユニットとなっている。
LAN側インタフェース部14は、パケット処理部12が指示した内容のパケットを,配下の(自伝送装置10と接続されている)LAN上に送信する処理や、LAN上のホスト(MCパケットを送信可能なコンピュータ)から送信されてきたパケットをパケット処理部12に供給する処理を行うユニットである。
記憶部13は、パケット処理部12がその動作時に利用する各種情報(詳細は後述)を記憶しておくためのユニットである。
パケット処理部12は、WAN側インタフェース部11からMCパケットが供給された場合、そのMCパケットがLAN側に出力する必要なものであるか否かを判断し、そうであった場合には、当該MCパケットのLAN上への送信をLAN側インタフェース部14に指示するユニットである。また、パケット処理部12は、自伝送装置10を含むネットワークの構成を管理する処理、LAN側インタフェース部14から供給されたMCパケットをWAN側インタフェース部11に送信させる処理等を行うユニットともなっている。
そして、パケット処理部12が、自伝送装置10を含むネットワークの構成を管理するために行う処理(以下、構成管理処理と表記する)は、他のパケット処理部12或いはホストとの間で通信を行うことにより、図3に模式的に示してあるような受信要求テーブル20,R系MC_TTL値テーブル21R及びL系MC_TTL値テーブル21Lが,記憶部13上に記憶されているようにする処理となっている。なお、図3に示してある各テーブルは、伝送装置10A(以下、伝送装置10のことを、ノードとも表記する)の記憶部13に記憶されるものである。
より具体的には、パケット処理部12が行う構成管理処理は、配下のLAN上のホストと通信を行うことにより、自身がドロップすべき(配下のLAN上に送信すべき)MCパケットに関するマルチキャストアドレス(マルチキャストグループアドレスとも呼ばれるもの;以下、MCアドレスと表記する)が設定された受信要求テーブル20が記憶部13に記憶されているようにする処理となっている。
また、構成管理処理は、トークンパケットやMCアドレス通知パケットを他のパケット処理部12との間で授受することにより、図3(b)に示した構成のL系MC_TTL値テーブル21L、すなわち、MCパケットがL系伝送路を用いて渡されるノード(伝送装置10)群の並び順を示す情報と,当該ノード群の中の各ノードが、各MCアドレスで識別されるMCパケットの受信要求を受け付けているか否かを示す情報(○/×)が設定されており、かつ、MCアドレス毎に、そのMCアドレスで識別されるMCパケットの受信要求を受け付けている,最も遠いノードまでのホップ数(そのようなノードがない場合は、“0”)が、MC_TTL値として設定されているL系MC_TTL値テーブル21Lと、図3(b)に示した構成のR系MC_TTL値テーブル21R、すなわち、MCパケットがR系伝送路を用いて渡されるノード(伝送装置10)群の並び順を示す情報と,当該ノード群の中の各ノードが、各MCアドレスで識別されるMCパケットの受信要求を受け付けているか否かを示す情報(○/×)が設定されており、かつ、MCアドレス毎に、そのMCアドレスで識別されるMCパケットの受信要求を受け付けている,最も遠いノードまでのホップ数(そのようなノードがない場合は、“0”)が、MC_TTL値として設定されているR系MC_TTL値テーブル21Rが、記憶部13上に記憶されているようにする処理となっている。
なお、トークンパケットとは、帯域制御のために、ネットワーク上を一定周期で巡回しているパケットのことである。このトークンパケットは、既存のネットワークでも用いられているものである。このため、詳細説明は省略するが、このトークンパケットは、ネットワークを構成している各ノードの識別情報を、それらの並び順が分かる形で含むパケットとなっている。
また、MCアドレス通知パケットとは、パケット処理部12が定期的にブロードキャストする図4に示した構成のパケットのことである。すなわち、MCアドレス通知パケットは、送信元ノードの識別情報("srce node"),送信元ノードが受信要求を受け付けているMCアドレス群("MC_1","MC_2"等)を含むパケットとなっている。なお、このMCアドレス通知パケットは、既存の伝送装置が送信しないパケットとなっている。また、MCアドレス通知パケットに含まれているfrgmntフィールドは、伝送装置10間で授受可能なパケットの最大サイズが1558バイトであるために設けられているフィールド(1個のMCアドレス通知パケットで送信できない数のMCアドレス群を、複数のMCアドレス通知パケットに分けて、他の伝送装置10に通知するためのフィールド)である。
そして、パケット処理部12が行う,LAN側インタフェース部14から供給されたMCパケットをWAN側インタフェース部11に送信させるための処理(以下、MCパケット送信処理と表記する)は、図5に示した手順の処理となっている。
すなわち、LAN側インタフェース部14からMCパケットが供給された場合、パケット処理部12は、まず、L系MC_TTL値テーブル21L(図では、L系テーブル;図3(b)参照)に、注目MCアドレス(供給されたMCパケットに設定されているMCアドレス)が記憶されているか否かを判断する(ステップS101)。
そして、パケット処理部12は、注目MCアドレスがL系MC_TTL値テーブル21Rに記憶されていた場合(ステップS101;YES)には、その注目MCアドレスと対応付けられているMC_TTL値をL系MC_TTL値テーブル21Lから読み出す(ステップS102)。次いで、パケット処理部12は、L系MC_TTL値テーブル21Lから読み出したMC_TTL値が“0”であるか否かを判断(ステップS103)し、MC_TTL値が“0”でなかった場合(ステップS103;NO)には、当該MC_TTL値を設定したヘッダを付加したMCパケットをL系伝送路上へ送信させるための処理(ステップS104;WAN側インタフェース部11に当該MCパケットの送信を指示する処理)を行った後、ステップS111以降の処理を開始する。
一方、注目MCアドレスがL系MC_TTL値テーブル21Lに記憶されていなかった場合(ステップS101;NO)、パケット処理部12は、MCパケットのL系伝送路上への送信をWAN側インタフェース部11に行わせることなく、ステップS111以降の処理を開始する。また、パケット処理部12は、L系MC_TTL値テーブル21Lから読み出したMC_TTL値が“0”であった場合(ステップS103;NO)にも、MCパケットのR系伝送路上への送信をWAN側インタフェース部11に行わせることなく、ステップS111以降の処理を開始する。
そして、ステップS111以降の処理(ステップS111〜S114の処理)を開始したパケット処理部12は、まず、注目MCアドレスがR系MC_TTL値テーブル21R(図では、R系テーブル;図3(c)参照)に記憶されているか否かを判断(ステップS111)し、注目MCアドレスがL系MC_TTL値テーブル21Lに記憶されていた場合(ステップS111;YES)には、その注目MCアドレスと対応付けられているMC_TTL値をR系MC_TTL値テーブル21Rから読み出す(ステップS112)。次いで、パケット処理部12は、R系MC_TTL値テーブル21Rから読み出したMC_TTL値が“0”であるか否かを判断(ステップS113)し、MC_TTL値が“0”でなかった場合(ステップS113;NO)には、当該MC_TTL値を設定したヘッダを付加したMCパケットをR系伝送路上へ送信させるための処理(ステップS114)を行ってから、このMCパケット送信処理を終了する。
一方、注目MCアドレスがR系MC_TTL値テーブル21Rに記憶されていなかった場合(ステップS111;NO)、パケット処理部12は、WAN側インタフェース部11にR系伝送路上へのMCパケットの送信を行わせることなく、このMCパケット送信処理を終了する。また、パケット処理部12は、R系MC_TTL値テーブル21Rから読み出したMC_TTL値が“0”であった場合(ステップS103;NO)にも、WAN側インタフェース部11にR系伝送路上へのMCパケットの送信を行わせることなく、MCパケット送信処理を終了する。
第1実施形態に係る伝送装置10は、上記したように機能するWAN側インタフェース部11,パケット処理部12を備えたものとなっている。
このため、第1実施形態に係る伝送装置10を用いて構築されたリング型(或いはカスケード型)ネットワークでは、帯域が無駄に使用されない形でMCパケットの伝送が行われることになる。
具体的には、例えば、図6に示した構成のリング型ネットワークが存在し、各伝送装置10X(X=A〜F)内の受信要求テーブル20Xの内容が図中に示したものとなっている状況下(換言すれば、伝送装置10A内の、各テーブルが図3に示した内容のものとなっている状況下)、伝送装置10Aに接続されているLAN上のホストから、MCアドレスとして"230.1.1.1"が設定されたMCパケットが送信されてきた場合を、考える。
この場合、伝送装置10A内のL系MC_TTL値テーブル21L(図3(b)参照)には、MCアドレス"230.1.1.1"に対応づけられた形で、MC_TTL値“2”が記憶されている。このため(図5のステップS101〜S104参照)、MC_TTL値として“2”が設定されたMCパケットが,伝送装置10AによってL系伝送路上へ(伝送装置10Bに対して)送信されることになる。また、伝送装置10A内のR系MC_TTL値テーブル21R(図3(c)参照)には、MCアドレス"230.1.1.1"に対応づけられた形で,MC_TTL値“1”が、記憶されている。このため、MC_TTL値として“1”が設定されたMCパケットが,伝送装置10AによってR系伝送路上へ(伝送装置10Fに対して)送信されることになる。
そして、各伝送装置10内のWAN側インタフェース部11は、既に説明したように、MCパケットを受信した場合には、そのMCパケットをパケット処理部12に供給する処理と、そのMCパケットに設定されているMC_TTL値から“1”を減じ、値の変更後のMC_TTL値が“0”でなかった場合に限り、受信したMCパケット(MC_TTL値を変更したもの)を次伝送装置10に対して送信する処理とを行うユニットとなっている。
このため、伝送装置10AがL系伝送路上に送信したMCパケットを受信した伝送装置10B内のWAN側インタフェース部11は、当該MCパケットを、MC_TTL値を“1”に変更してから伝送装置10Cに対して送信する処理と、当該MCパケットをパケット処理部12に供給する処理とを行うことになる。なお、この場合、"230.1.1.1"が,受信要求を受け付けていないMCアドレスであるため、WAN側インタフェース部11からパケット処理部12に供給されたMCパケットは、LAN上へ送信されることなく,パケット処理部12によって破棄されることになる。
また、伝送装置10BからのMCパケットを受信した伝送装置10C内のWAN側インタフェース部11は、受信したMCパケット内のMC_TTL値から“1”を減じた値が“0”となるため、MCパケットをパケット処理部12に供給する処理のみを行うことになる。また、伝送装置10C内のパケット処理部12は、"230.1.1.1"が受信要求を受け付けているMCアドレスであるため、WAN側インタフェース部11から供給されたMCパケットを、LAN上へ送信するための処理を行うことになる。
伝送装置10AからR系伝送路上に送信されたMCパケットを受信した伝送装置10F内のWAN側インタフェース部11も、受信したMCパケット内のMC_TTL値から“1”を減じた値が“0”となるため、MCパケットをパケット処理部12に供給する処理のみを行うことになる。そして、"230.1.1.1"が受信要求を受け付けているMCアドレスであるため、伝送装置10C内のパケット処理部12により、WAN側インタフェース部11から供給されたMCパケットをLAN上へ送信するための処理が行われることになる。
このように、第1実施形態に係る伝送装置10を用いて構築されたリング型ネットワークは、ホストが送信したマルチキャストパケットが、特定の伝送装置(受信したマルチキャストパケットを次伝送装置に転送させる必要がない伝送装置)にて破棄されることになる形で伝送されるネットワークとなっている。従って、伝送装置10を用いて構築される通信ネットワークは、帯域が無駄に使用されない形でマルチキャストパケットが伝送されるネットワーク(全ての伝送装置にマルチキャストパケットが渡される既存の通信ネットワークよりも、マルチキャストパケットの伝送時に使用される帯域が少ないネットワーク)となっていると言うことが出来る。
最後に、自装置が含まれるリング型ネットワークのいずれかの部分で障害が発生した場合における伝送装置10の動作を、簡単に説明しておくことにする。
伝送装置10内のパケット処理部12は、自伝送装置10における障害発生を検出する機能を有し、障害発生を検出した際には、障害発生通知用の1ビットを追加したRAS(Reliability/Availability/Serviceability)情報により、障害が発生したことを、他の伝送装置10(パケット処理部12)に通知するユニットとして構成されている。
また、パケット処理部12は、自装置が含まれるリング型ネットワークのいずれかの部分で障害が発生した場合(自身が障害の発生を検出した場合、或いは、他のパケット処理部12から障害の発生が通知された場合)、以下のように動作するユニットとしても構成されている。
自装置が含まれるリング型ネットワークのいずれかの部分で障害が発生した場合、パケット処理部12は、まず、MCパケット送信処理として、図5に示した手順の処理ではなく、MC_TTL値として、所定値(リング型ネットワークを構成可能な伝送装置10の台数の最大値)を設定したMCパケットを、L系伝送路及びR系伝送路上に送信させる処理を行う状態に移行すると共に、L系MC_TTL値テーブル21L及びR系MC_TTL値テーブル21Rを再作成する処理(他のパケット処理部12と通信を行うことにより、各MC_TTL値テーブル20の内容を現状〔障害発生後の状況〕に応じたものとする処理)を開始する。そして、パケット処理部12は、当該処理の完了により、例えば、L系MC_TTL値テーブル21L及びR系MC_TTL値テーブル21Rの内容がそれぞれ図7(a),(b)に示したものとなったときに、MCパケット送信処理として、図5に示した手順の処理を実行する状態に移行する。なお、図7(a),(b)は、図6に示した構成のリング型ネットワークの伝送装置10Eと伝送装置10Fとの間のR系伝送路に何等かの障害が発生した後における,伝送装置10A内のL系MC_TTL値テーブル21L,R系MC_TTL値テーブル21Rの内容を示した図である。
要するに、本実施形態に係る伝送装置10を用いて構築されるリング型ネットワークは、いずれかの箇所で障害が発生した場合、各伝送装置10内のパケット処理部12が、MCパケット送信処理として、MC_TTL値によって破棄されることがないMCパケットをWAN側インタフェース部11に送信させる処理を行う状態に一旦移行し、各伝送装置10内のMC_TTL値テーブル21L,R系MC_TTL値テーブル21Rの内容更新が完了したときに、LAN側に供給されることがないMCパケットの伝送のために帯域が使用されない状態に戻るネットワークとなっている。
《第2実施形態》
図8に示したように、本発明の第2実施形態に係る伝送装置30は、主な構成要素として、WAN側インタフェース部31,パケット処理部32,記憶部33,LAN側インタフェース部34を備えた装置である。
以下、伝送装置10と異なる部分を中心に、伝送装置30の構成及び動作を説明することにする。
第1実施形態に係る伝送装置10が備えるWAN側インタフェース部11は、MC_TTL値がそのヘッダに含まれるパケットを、MCパケットとして送受信するユニットであったが、第2実施形態に係る伝送装置30が備えるWAN側インタフェース部31は、MC_TID(伝送装置10の識別情報;詳細は後述)がそのヘッダに含まれるパケットを、MCパケットとして送受信するユニットとなっている。
また、WAN側インタフェース部31は、他の伝送装置30(WAN側インタフェース部31)が送信したMCパケットを受信した場合には、そのMCパケットに設定されているMC_TIDが自装置の識別情報であるか否かを判断し、当該MC_TIDが自装置の識別情報でなかった場合に限り、受信したMCパケットを次伝送装置10に対して送信するユニットとなっている。なお、WAN側インタフェース部31は、WAN側インタフェース部11と同様に、常に(MC_TIDが自装置の識別情報であってもなくても)、他伝送装置10から受信したMCパケットをパケット処理部12に供給するユニットとなっている。
伝送装置10内のパケット処理部12は、その時点の状況に応じた内容の受信要求テーブル20,L系MC_TTL値テーブル21L及びR系MC_TTL値テーブル21Rが、記憶部13上に記憶されているようにするユニットであったが、伝送装置30内のパケット処理部12は、L系MC_TTL値テーブル21L,R系MC_TTL値テーブル21Rの代わりに、図9(a)に示した構成のL系MC_TIDテーブル41L,図9(b)に示した構成のL系MC_TIDテーブル41Rが、記憶部13上に記憶されているようにするユニットとなっている。
図9と図3とを比較すれば明らかなように、パケット処理部32によって記憶部33上に用意されるL系MC_TIDテーブル41Lは、MC_TTL値の代わりに、対応するMCアドレスで識別されるMCパケットの受信要求を受け付けている,最も遠いノードの識別情報(そのようなノードがない場合には、“null”)であるMC_TIDが記憶されているように、L系MC_TTL値テーブル21Lを変形したテーブルとなっている。また、R系MC_TIDテーブル41Rも、MC_TTL値の代わりに、MC_TIDが記憶されているように、R系MC_TTL値テーブル21Rを変形したテーブルとなっている。
そして、パケット処理部32は、LAN側インタフェース部14からMCパケットが供給された場合、図10に示した手順のMCパケット送信処理を行うユニットとして構成されている。
すなわち、LAN側インタフェース部14からMCパケットが供給された場合、パケット処理部32は、まず、L系MC_TIDテーブル31L(図では、L系テーブル;図9(a)参照)に、注目MCアドレス(供給されたMCパケットに設定されているMCアドレス)が記憶されているか否かを判断する(ステップS201)。
そして、パケット処理部32は、注目MCアドレスがL系MC_TIDテーブル31Lに記憶されていた場合(ステップS201;YES)には、その注目MCアドレスと対応付けられているMC_TIDをL系MC_TIDテーブル31Lから読み出す(ステップS202)。次いで、パケット処理部32は、L系MC_TIDテーブル31Lから読み出したMC_TIDが“null”であるか否かを判断(ステップS203)し、MC_TIDが“null”でなかった場合(ステップS203;NO)には、当該MC_TIDを設定したヘッダを付加したMCパケットをL系伝送路上へ送信させるための処理(ステップS204;WAN側インタフェース部11に当該MCパケットの送信を指示する処理)を行った後、ステップS211以降の処理を開始する。
一方、注目MCアドレスがL系MC_TIDテーブル31Lに記憶されていなかった場合(ステップS201;NO)、パケット処理部32は、MCパケットのL系伝送路上への送信をWAN側インタフェース部11に行わせることなく、ステップS211以降の処理を開始する。また、パケット処理部32は、L系MC_TIDテーブル31Lから読み出したMC_TIDが“null”であった場合(ステップS203;NO)にも、MCパケットのR系伝送路上への送信をWAN側インタフェース部11に行わせることなく、ステップS211以降の処理を開始する。
そして、ステップS211以降の処理(ステップS211〜S214の処理)を開始したパケット処理部32は、まず、注目MCアドレスがR系MC_TIDテーブル31R(図では、R系テーブル;図9(b)参照)に記憶されているか否かを判断(ステップS211)し、注目MCアドレスがL系MC_TIDテーブル31Lに記憶されていた場合(ステップS211;YES)には、その注目MCアドレスと対応付けられているMC_TIDをR系MC_TIDテーブル31Rから読み出す(ステップS212)。次いで、パケット処理部32は、R系MC_TIDテーブル31Rから読み出したMC_TIDが“null”であるか否かを判断(ステップS213)し、MC_TIDが“null”でなかった場合(ステップS213;NO)には、当該MC_TIDを設定したヘッダを付加したMCパケットをR系伝送路上へ送信させるための処理(ステップS214)を行ってから、このMCパケット送信処理を終了する。
一方、注目MCアドレスがR系MC_TIDテーブル31Rに記憶されていなかった場合(ステップS211;NO)、パケット処理部32は、WAN側インタフェース部11にR系伝送路上へのMCパケットの送信を行わせることなく、このパケット送信を終了する。また、パケット処理部32は、R系MC_TIDテーブル31Rから読み出したMC_TIDが“null”であった場合(ステップS203;NO)にも、WAN側インタフェース部11にR系伝送路上へのMCパケットの送信を行わせることなく、MCパケット送信処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、第2実施形態に係る伝送装置30は、MCパケットを次の伝送装置30に送信するか否かの判断基準が伝送装置10とは異なるが、伝送装置10を用いて構成されるものと同機能のリング型ネットワークを構築できる装置となっている。
以上、説明したように、この第2実施形態に係る伝送装置30も、伝送装置10と同様に、特定の伝送装置30(受信したマルチキャストパケットを次伝送装置30に転送させる必要がない伝送装置30)によって破棄される(終端処理が行われる)ことになるマルチキャストパケットを他の伝送装置30に対して送信するものとなっている。従って、この伝送装置30を用いて構築される通信ネットワークは、帯域が無駄に使用されない形でマルチキャストパケットが伝送されるネットワーク(全ての伝送装置にマルチキャストパケットが渡される既存の通信ネットワークよりも、マルチキャストパケットの伝送時に使用される帯域が少ないネットワーク)として機能することになる。
《変形形態》
上記した伝送装置10,30は、各種の変形を行うことが出来る。例えば、伝送装置10,30を、伝送装置の並び順を管理者が設定しなければならない装置に変形することが出来る。また、伝送装置10,30を、1系統の伝送路により接続される装置に変形することも出来る。また、伝送装置10、30を、各テーブル(受信要求テーブル20等)として、上記したものとは具体的な構成が異なるものが用いられた装置として構成しておいても良いことなどは、当然のことある。
(付記1) 複数台の伝送装置からなるリング型或いはカスケード型の,各伝送装置が特定のネットワークと接続された形で使用される通信ネットワークを構築するための伝送装置であって、
自伝送装置に接続されているネットワーク上に送信すべき各マルチキャストパケットのマルチキャストアドレスを記憶しておくためのマルチキャストアドレス記憶手段と、
他の伝送装置が送信した,破棄条件情報が設定されているマルチキャストパケットを受信するためのマルチキャストパケット受信手段と、
前記マルチキャストパケット受信手段によって受信されたマルチキャストパケットに設定されているマルチキャストアドレスが前記マルチキャストアドレス記憶手段に記憶されているいずれかのマルチキャストアドレスと一致していた場合に限り、当該マルチキャストパケットを自伝送装置に接続されているネットワーク上に送信するマルチキャストパケットドロップ手段と、
前記マルチキャストパケット受信手段によって受信されたマルチキャストパケットに設定されている前記破棄条件情報が自伝送装置での破棄を指示するものでなかった場合には、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送し、当該破棄条件情報が自伝送装置での破棄を指示するものであった場合には、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送することなく破棄するマルチキャストパケット転送手段と、
前記通信ネットワークを構成している複数台の伝送装置の並び順を示す構成情報と、他の各伝送装置について、そのマルチキャストアドレス記憶手段に記憶されている全てのマルチキャストアドレスとを記憶しておくための構成情報等記憶手段と、
他の各伝送装置について前記構成情報等記憶手段に記憶されているマルチキャストアドレスを、最新のものに更新するための処理を行う情報更新手段と、
自装置と接続されているネットワーク上のホストからマルチキャストパケットが送信されてきたときに、前記構成情報等記憶手段に記憶されている情報に基づき、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送させる必要がない伝送装置を特定し、特定した伝送装置の前記マルチキャストパケット転送手段が自伝送装置での破棄を指示するものであると判断する破棄条件情報を設定したマルチキャストパケットを次伝送装置に送信するマルチキャストパケット送信手段
とを、備えたことを特徴とする伝送装置。
(付記2) 前記マルチキャストパケット送信手段が、前記特定した伝送装置の識別情報を前記破棄条件情報として設定したマルチキャストを送信する手段であり、
前記マルチキャストパケット転送手段が、自伝送装置の識別情報と一致する前記破棄条件情報を、自伝送装置での破棄を指示するものであると判断する手段である
ことを特徴とする付記1記載の伝送装置。
(付記3) 前記マルチキャストパケット送信手段が、特定した伝送装置までのホップ数を前記破棄条件情報として設定したマルチキャストパケットを次伝送装置に送信する手段であり、
前記マルチキャストパケット転送手段が、前記マルチキャストパケット受信手段によって受信されたマルチキャストパケットに設定されている前記破棄条件情報が、“1”でなかった場合には、当該破棄条件情報を“1”だけ小さな数値を表すものに変更した上で、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送し、当該破棄条件情報が、“1”であった場合には、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送することなく破棄する手段である
ことを特徴とする付記1記載の伝送装置。
(付記4) 前記通信ネットワークが2系統の伝送路により複数台の伝送装置が接続されるものであり、
前記マルチキャストパケット受信手段が、前記2系統の伝送路により送信されてきたマルチキャストパケットを受信可能な手段であり、
前記マルチキャストパケット転送手段が、マルチキャストパケットを、そのマルチキャストパケットが送信されてきた伝送路によって次伝送装置に転送する手段であり、
前記マルチキャストパケット送信手段が、通常は、前記2系統の伝送路により他の2台の伝送装置にそれぞれマルチキャストパケットを送信する手段である
ことを特徴とする付記2又は付記3記載の伝送装置。
(付記5) 前記マルチキャストパケット送信手段が、前記通信ネットワークに障害が発生したことを検出した際に、他のいずれの伝送装置の前記マルチキャストパケット転送手段も自伝送装置での破棄を指示するものであると判断しない破棄条件情報を設定したマルチキャストパケットを送信する状態に移行する手段である
ことを特徴とする付記1乃至付記4のいずれかに記載の伝送装置。
(付記6) 他の伝送装置との間で通信を行うことにより、前記構成情報等記憶手段に記憶されている前記構成情報を、最新の構成を表すものに更新するための処理を行う構成情報更新手段を、さらに備える
ことを特徴とする付記1乃至付記5のいずれかに記載の伝送装置。
(付記7) 他の伝送装置との間で通信を行うことにより、前記構成情報等記憶手段に記憶されている前記構成情報を、最新の構成を表すものに更新するための処理を行う構成情報更新手段を、さらに備え、
前記マルチキャストパケット送信手段が、前記通信ネットワークに障害が発生したことを検出した際に、他のいずれの伝送装置の前記マルチキャストパケット転送手段も自伝送装置での破棄を指示するものであると判断しない破棄条件情報を設定したマルチキャストパケットを送信する状態に移行し、前記構成情報更新手段により前記構成情報の更新が完了したときに、前記構成情報等記憶手段に記憶されている情報に基づき、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送させる必要がない伝送装置を特定し、特定した伝送装置の前記マルチキャストパケット転送手段が自伝送装置での破棄を指示するものであると判断する破棄条件情報を設定したマルチキャストパケットを次伝送装置に送信する状態に戻る手段である
ことを特徴とする付記1乃至付記4のいずれかに記載の伝送装置。
本発明の第1実施形態に係る伝送装置を用いて構築されるリング型ネットワークの説明図。 第1実施形態に係る伝送装置の構成図。 第1実施形態に係る伝送装置内に用意される各種テーブルの説明図。 第1実施形態に係る伝送装置が送受信するMCアドレス通知パケットの説明図。 第1実施形態に係る伝送装置にて行われるMCパケット送信処理の流れ図。 第1実施形態に係る伝送装置を用いて構築されるリング型ネットワークの動作を説明するための図。 第1実施形態に係る伝送装置の障害発生時の動作を説明するための図。 本発明の第2実施形態に係る伝送装置の構成図。 第2実施形態に係る伝送装置内に用意される各種テーブルの説明図。 第2実施形態に係る伝送装置にて行われるMCパケット送信処理の流れ図。 既存のRPRネットワークの構成図。 既存のRPRネットワークの問題点を説明するための図。
符号の説明
10,30 伝送装置
11,31 WAN側インタフェース部
12,32 パケット処理部
13,33 記憶部
14,34 LAN側インタフェース部
20 受信要求テーブル
21R R系MC_TTL値テーブル
21L L系MC_TTL値テーブル
41R R系MC_TIDテーブル
41L L系MC_TIDテーブル

Claims (5)

  1. 複数台の伝送装置からなるリング型或いはカスケード型の,各伝送装置が特定のネットワークと接続された形で使用される通信ネットワークを構築するための伝送装置であって、
    自伝送装置に接続されているネットワーク上に送信すべき各マルチキャストパケットのマルチキャストアドレスを記憶しておくためのマルチキャストアドレス記憶手段と、
    他の伝送装置が送信した,破棄条件情報が設定されているマルチキャストパケットを受信するためのマルチキャストパケット受信手段と、
    前記マルチキャストパケット受信手段によって受信されたマルチキャストパケットに設定されているマルチキャストアドレスが前記マルチキャストアドレス記憶手段に記憶されているいずれかのマルチキャストアドレスと一致していた場合に限り、当該マルチキャストパケットを自伝送装置に接続されているネットワーク上に送信するマルチキャストパケットドロップ手段と、
    前記マルチキャストパケット受信手段によって受信されたマルチキャストパケットに設定されている前記破棄条件情報が自伝送装置での破棄を指示するものでなかった場合には、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送し、当該破棄条件情報が自伝送装置での破棄を指示するものであった場合には、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送することなく破棄するマルチキャストパケット転送手段と、
    前記通信ネットワークを構成している複数台の伝送装置の並び順を示す構成情報と、他の各伝送装置について、そのマルチキャストアドレス記憶手段に記憶されている全てのマルチキャストアドレスとを記憶しておくための構成情報等記憶手段と、
    他の各伝送装置について前記構成情報等記憶手段に記憶されているマルチキャストアドレスを、最新のものに更新するための処理を行う情報更新手段と、
    自装置と接続されているネットワーク上のホストからマルチキャストパケットが送信されてきたときに、前記構成情報等記憶手段に記憶されている情報に基づき、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送させる必要がない伝送装置を特定し、特定した伝送装置の前記マルチキャストパケット転送手段が自伝送装置での破棄を指示するものであると判断する破棄条件情報を設定したマルチキャストパケットを次伝送装置に送信するマルチキャストパケット送信手段
    とを、備えたことを特徴とする伝送装置。
  2. 前記マルチキャストパケット送信手段が、前記特定した伝送装置の識別情報を前記破棄条件情報として設定したマルチキャストを送信する手段であり、
    前記マルチキャストパケット転送手段が、自伝送装置の識別情報と一致する前記破棄条件情報を、自伝送装置での破棄を指示するものであると判断する手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  3. 前記マルチキャストパケット送信手段が、特定した伝送装置までのホップ数を前記破棄条件情報として設定したマルチキャストパケットを次伝送装置に送信する手段であり、
    前記マルチキャストパケット転送手段が、前記マルチキャストパケット受信手段によって受信されたマルチキャストパケットに設定されている前記破棄条件情報が、“1”でなかった場合には、当該破棄条件情報を“1”だけ小さな数値を表すものに変更した上で、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送し、当該破棄条件情報が、“1”であった場合には、そのマルチキャストパケットを次伝送装置に転送することなく破棄する手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  4. 前記通信ネットワークが2系統の伝送路により複数台の伝送装置が接続されるものであり、
    前記マルチキャストパケット受信手段が、前記2系統の伝送路により送信されてきたマルチキャストパケットを受信可能な手段であり、
    前記マルチキャストパケット転送手段が、マルチキャストパケットを、そのマルチキャストパケットが送信されてきた伝送路によって次伝送装置に転送する手段であり、
    前記マルチキャストパケット送信手段が、通常は、前記2系統の伝送路により他の2台の伝送装置にそれぞれマルチキャストパケットを送信する手段である
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の伝送装置。
  5. 前記マルチキャストパケット送信手段が、前記通信ネットワークに障害が発生したことを検出した際に、他のいずれの伝送装置の前記マルチキャストパケット転送手段も自伝送装置での破棄を指示するものであると判断しない破棄条件情報を設定したマルチキャストパケットを送信する状態に移行する手段である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の伝送装置。
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