JP4899631B2 - 車載機器操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載機器操作装置に係り、特に、車載機器の有する各機能を実行させるための車載機器操作装置に関する。
近年、車両には、音響機器、エアコンディショナ、テレビ、ナビゲーション装置等の多くの車載機器が搭載されるようになっている。そして、これに伴い、車両では、それぞれの車載機器に対して各機能に対応した操作ボタンが個別に設けられており、これにより、例えばインストルメントパネル上に多くの操作ボタンが存在するようになっている。
その一方で、特許文献1に記載の如く、車載機器の各機能をジョグダイアルで選択操作することにより実行できるものも考案されている。
特開2002−343193号公報
しかしながら、上述のように、例えばインストルメントパネル上に多くの操作ボタンを設ける場合には、インストルメントパネル等の設計の自由度が制限されたり、操作ボタンの操作が複雑になったりする。
また、特許文献1に記載の如く、車載機器の各機能をジョグダイアルで選択操作するようにした場合には、ジョグダイアルによる選択操作状況を画面表示により確認する必要がある。このため、操作者が車載機器の操作状況を確認しづらくなる上に、ジョグダイアルによる選択操作状況を画面表示するための構造も複雑になる。従って、使用者による操作性を向上させるためには改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、例えばインストルメントパネル等の操作部設置箇所の設計の自由度が制限されることなく、しかも、使用者による操作性を向上でき、構造も簡単な車載機器操作装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の車載機器操作装置は、乗員により操作可能な複数の操作手段と、車載機器の有する複数の機能のそれぞれに対応して異なる位置に設けられ、前記操作手段により選択される複数の被選択部と、前記複数の操作手段を退避させることが可能な退避部を前記複数の被選択部間に有すると共に、前記複数の操作手段を前記複数の被選択部へそれぞれ移動自在に案内する案内手段と、前記複数の被選択部のうち前記操作手段により選択された被選択部を検出するための検出手段と、前記車載機器の有する複数の機能のうち前記検出手段により検出された被選択部に対応する機能を実行させる制御手段と、を備え、前記案内手段は、前記複数の操作手段を移動自在に案内する溝部で構成され、前記複数の被選択部のそれぞれは、前記溝部と連続し前記溝部の形成方向と交差する方向に突出して形成され、前記操作手段が進入可能な突出溝部で構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の車載機器操作装置において、複数の操作手段は、車載機器を作動させるためのもので乗員により操作可能に構成されている。この複数の操作手段は、案内手段に移動自在に設けられており、この案内手段により案内されて複数の被選択部へ移動されることで該被選択部をそれぞれ選択可能に構成されている。また、この操作手段により選択される複数の被選択部のそれぞれは、車載機器の有する複数の機能のそれぞれに対応して異なる位置に設けられている。そして、請求項1に記載の車載機器操作装置では、複数の被選択部のうち操作手段により選択された被選択部は検出手段により検出される。また、このようにして車載機器の有する複数の機能のうち検出手段により検出された被選択部に対応する機能は制御手段によって実行させられる。
このように、請求項1に記載の車載機器操作装置によれば、車載機器の有する各機能を実行させるためには、乗員は、案内手段に移動自在に設けられた操作手段を手で操作することにより複数の被選択部のうち実行させたい機能に対応して設けられた被選択部へ移動させて該被選択部を選択するだけで良い。従って、車載機器の有する各機能を実行させるための選択操作が容易で、しかも、操作手段の移動先を確認、すなわち、どの被選択部へ操作手段が移動されているかを確認するだけで車載機器の操作状況を容易に把握することができる。これにより、使用者による操作性を向上させることが可能となる。
また、請求項1に記載の車載機器操作装置によれば、車載機器の操作状況は、操作手段の移動先、すなわち、どの被選択部へ操作手段が移動されているかを確認するだけで一目瞭然であり容易に把握することができる。従って、車載機器の操作状況を把握するために、例えば、画面表示装置等を別途設ける必要が無い。しかも、車載機器の各機能を実行させるための操作部は、車載機器の有する複数の機能のそれぞれに対応して複数の被選択部を異なる位置に設け、この複数の被選択部へ案内手段により操作手段を移動自在とするだけの簡単な構造である。このように、請求項1に記載の車載機器操作装置によれば、装置全体の構造も簡単となり、また、そのコストも低減することが可能である。
さらに、請求項1に記載の車載機器操作装置では、案内手段に、操作手段を退避させることが可能な退避部(例えば、この退避部に操作手段を移動させても車載機器の機能は実行されない)が複数の被選択部間に設けられている。従って、例えば、複数の操作手段のうち使用しない操作手段(余った操作手段)が存在するときでも、この使用しない操作手段を退避部に適宜退避させることができる。これにより、複数の操作手段の操作性が良好となる。
請求項2に記載の車載機器操作装置は、請求項1に記載の車載機器操作装置において、前記複数の操作手段は、前記複数の被選択部の数よりも少なく設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の車載機器操作装置では、車載機器を作動させるための複数の操作手段が、車載機器の有する複数の機能のそれぞれに対応して設けられた複数の被選択部の数よりも少なく設けられている。
ここで、複数の操作手段は、上述の如く案内手段に移動自在に設けられており、この案内手段により案内されて複数の被選択部へ順次移動することが可能である。そして、共通の操作手段により複数の被選択部を順次選択して車載機器の有する複数の機能を実行させることが可能である。このため、操作手段は、複数の被選択部毎に、すなわち、車載機器の有する複数の機能毎に設ける必要が無い。
従って、請求項2に記載の車載機器操作装置のように、操作手段を複数の被選択部の数よりも少なく設けることで、操作手段の数を減らして例えばインストルメントパネル等の操作部設置箇所における配置スペースを小さくすることができる。これにより、例えばインストルメントパネル等の操作部設置箇所の設計の自由度が制限されることを防止でき、その自由度を高めることが可能となる。
また、請求項2に記載の車載機器操作装置によれば、操作手段(例えば、操作ボタン)の数を減らすことで操作部の構成がシンプルとなる。従って、例えばインストルメントパネル等の操作部設置箇所の見栄えを良くして操作部周辺の意匠性を向上させることも可能となる。
請求項3に記載の車載機器操作装置は、請求項1又は請求項2に記載の車載機器操作装置において、前記複数の操作手段、前記複数の被選択部、前記案内手段を含んで構成される操作部は、前記車載機器毎に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の車載機器操作装置では、複数の操作手段、複数の被選択部、案内手段を含んで構成される操作部が、車載機器毎に設けられている。従って、各車載機器に対応する操作部を操作することでその車載機器を個別に操作することができる。また、各車載機器に対応する操作部の操作状況、すなわち、各操作部においてどの被選択部へ操作手段が移動されているかを確認するだけで、各車載機器の操作状況を確認することができる。
請求項4に記載の車載機器操作装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の車載機器操作装置において、前記退避部は、前記溝部と連続し前記溝部の形成方向と交差する方向に突出して形成され、前記操作手段が進入可能な突出溝部で構成されていることを特徴とする。
以上詳述したように、本発明によれば、例えばインストルメントパネル等の操作部設置箇所の設計の自由度が制限されることなく、しかも、使用者による操作性を向上でき、構造も簡単とすることができる。
はじめに、図1乃至図3を参照しながら、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10の構成について説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10の全体構成を示す平面図が示されており、図2(a)には、図1のA−A線断面図、図2(b)には、図1のB−B線断面図がそれぞれ示されている。また、図3(a),(b)には、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10に設けられた第一操作部14の電気的な配線接続図、図4(a),(b)には、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10に設けられた第二操作部16の電気的な配線接続図がそれぞれ示されている。
図1に示される本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10は、車両に搭載されたエアコンディショナや音響機器で構成される車載機器を操作するためのものである。この車載機器操作装置10には、インストルメントパネルの中央(センタクラスタ)に一体化されるパネル本体12が設けられており、このパネル本体12には、例えばエアコンディショナで構成される第一の車載機器60(図3参照)を操作するための第一操作部14と、例えば音響機器で構成される第二の車載機器62(図4参照)を操作するための第二操作部16が設けられている。
まず、第一操作部14の構成について説明すると、この第一操作部14は、パネル本体12の外形形状に沿って概略四角形の環状(無端状)に形成された案内溝部18を有して構成されている。この案内溝部18は、後述する操作ボタン22を移動自在に案内するためのものであり、パネル本体12に板厚方向に貫通形成されている。
この概略四角形の環状に構成された案内溝部18の四方位置及びその中間位置には、案内溝部18の形成方向と交差する方向に突出する突出溝部20が案内溝部18と連続するように複数(本例では、合計11個)形成されている。この複数の突出溝部20うち、突出溝部20Aは、例えばエアコンディショナで構成される第一の車載機器60の有する複数の機能(この場合、例えば、オートエアコン、電源オフ、温度設定、内外気切替、フロント及びリアのデフォッガ等)のそれぞれに対応して設けられている。一方、この複数の突出溝部20うち、突出溝部20Bは、後に詳述するように案内溝部18を移動する複数の操作ボタン22を退避させることが可能な退避部として構成されている。
操作ボタン22は、乗員により操作されるものであり、上述の案内溝部18及び突出溝部20に移動自在に係合されている。つまり、操作ボタン22には、図2(a)に示されるように、パネル本体12の表面側に突出する傘状のボタン本体部22Aが設けられており、このボタン本体部22Aには、ボタン本体部22Aよりも細径で構成され上述の案内溝部18及び突出溝部20を貫通する軸部22Bが一体に設けられている。また、軸部22Bの端部には、案内溝部18及び突出溝部20の溝幅よりも広い係止部22Cが形成されている。
そして、操作ボタン22は、パネル本体12の表面側に傘状のボタン本体部22Aを突出させると共に、軸部22Bを案内溝部18及び突出溝部20に貫通させこの案内溝部18及び突出溝部20の裏面側の縁部に係止部22Cを係止させることで、上述の案内溝部18及び突出溝部20に移動自在に係合されている。また、本実施形態において、操作ボタン22は、5個設けられており、上述の第一の車載機器60の有する複数の機能のそれぞれに対応して設けられた突出溝部20Aの数(本例では、7個)よりも少なく設けられている。
この各操作ボタン22には、図2(a)に示されるように、導電材料で構成された接点端子24が設けられている。この接点端子24は、軸部22Bを跨ぐようにボタン本体部22Aに例えばインサート成型等により一体化されて配置されており、軸部22Bの両側から後述する各一対の導電板26へ向けて突出する突出端部24Aを有して構成されている。また、この接点端子24は、後述する各一対の導電板26へ突出端部24Aをそれぞれ押圧するように構成されている。この接点端子24を備えた操作ボタン22は、各突出溝部20Aに移動されたときには、例えば、図2(a)に示される如く、該突出溝部20Aを挟んで隣り合う一対の導電板26を接点端子24により導通状態とする構成である。
導電板26は、図1に示されるように、長尺状の平板で構成され、上述の案内溝部18及び突出溝部20の縁部表面に複数分割されて設置されている。この各導電板26は、各突出溝部20Aを挟んで隣り合う一対の組み合わせにより該突出溝部20Aに操作ボタン22が移動されたことを検出するためのものであり、突出溝部20の縁部に該突出溝部20と平行に突出する突出片26Aを有して構成されている。
各突出溝部20Aを挟んで隣り合う一対の導電板26には、図3に示されるように、一対の配線部材27を介して検出器28がそれぞれ接続されている。各検出器28は、各突出溝部20Aを挟んで隣り合う一対の導電板26間の抵抗を検出し、この検出した結果に応じた信号を後述する制御回路30に出力する構成である。
つまり、図3(b)に示されるように、突出溝部20Aに操作ボタン22が移動されて、該突出溝部20Aを挟んで隣り合う一対の導電板26が操作ボタン22の接点端子24により導通状態とされたときには、各突出溝部20Aを挟んで隣り合う一対の導電板26間の抵抗が低くなる。従って、この場合、検出器28は、一対の導電板26間が導通している旨の導通状態検出信号を制御回路30に出力する。一方、図3(a)に示されるように、突出溝部20Aに操作ボタン22が移動されておらず、該突出溝部20Aを挟んで隣り合う一対の導電板26が非導通状態であるときには、各突出溝部20Aを挟んで隣り合う一対の導電板26間の抵抗が高くなる。従って、この場合、検出器28は、一対の導電板26間が導通していない旨の非導通状態検出信号を制御回路30に出力する。
制御回路30は、各突出溝部20Aを挟んで隣り合う一対の導電板26毎に設けられた各検出器28から出力された信号を検出し、この各検出器28からの出力信号に基づいて第一の車載機器60の各機能を実行させる構成である。
また、第一操作部14には、パネル本体12の表面から一段下がるように凹状の溝状通路32が形成されている。この溝状通路32は、操作ボタン22が移動する際の通路となるものであり、案内溝部18に沿って概略四角形の環状に構成されている。また、この概略四角形の環状に構成された溝状通路32の突出溝部20に対応する位置には、溝状通路32の形成方向と交差する方向に突出する突出通路34が複数形成されている。この突出通路34は、突出溝部20に進入する操作ボタン22を受け入れるための通路として構成されている。
次に、第二操作部16の構成について説明する。第二操作部16は、上述の第一操作部14の内側に配置されている。この第二操作部16は、上述の第一操作部14と略同様な構成とされているので、その詳細な構成は第一操作部14の説明を参照することとしてその構成を簡単に説明すると、第二操作部16は、概略四角形の環状(無端状)に形成された案内溝部38を有して構成されている。
この概略四角形の環状に構成された案内溝部38の四方位置及びその中間位置には、突出溝部40が複数(本例では、合計9個)形成されている。この複数の突出溝部40うち、突出溝部40Aは、例えば音響機器等の第二の車載機器62の有する複数の機能(この場合、例えば、FMラジオ、AMラジオ、CD、MDの各切替等)のそれぞれに対応して設けられている。一方、この複数の突出溝部40うち、突出溝部40Bは、案内溝部38を移動する複数の操作ボタン42を退避させることが可能な退避部として構成されている。
操作ボタン42は、乗員により操作されるものであり、上述の案内溝部38及び突出溝部40に移動自在に係合されている。また、本実施形態において、操作ボタン42は、2個設けられており、上述の第二の車載機器62の有する複数の機能のそれぞれに対応して設けられた突出溝部40Aの数(本例では、4個)よりも少なく設けられている。
この各操作ボタン42には、図2(b)に示されるように、導電材料で構成された接点端子44が設けられている。この接点端子44は、各一対の導電板46へ向けて突出する突出端部44Aを有して構成されている。また、この接点端子44は、後述する各一対の導電板46へ突出端部44Aをそれぞれ押圧するように構成されている。この接点端子44を備えた操作ボタン42は、各突出溝部40Aに移動されたときには、例えば、図2(b)に示される如く、該突出溝部40Aを挟んで隣り合う一対の導電板46を接点端子44により導通状態とする構成である。
導電板46は、図1に示されるように、長尺状の平板で構成され、上述の案内溝部38及び突出溝部40の縁部表面に複数分割されて設置されている。この各導電板46は、各突出溝部40Aを挟んで隣り合う一対の組み合わせにより該突出溝部40Aに操作ボタン42が移動されたことを検出するためのものであり、突出溝部40の縁部に該突出溝部40と平行に突出する突出片46Aを有して構成されている。
各突出溝部40Aを挟んで隣り合う一対の導電板46には、図4に示されるように、一対の配線部材47を介して検出器48がそれぞれ接続されている。各検出器48は、各突出溝部40Aを挟んで隣り合う一対の導電板46間の抵抗を検出し、この検出した結果に応じた信号を上述の制御回路30に出力する構成である。
なお、制御回路30は、各突出溝部40Aを挟んで隣り合う一対の導電板46毎に設けられた各検出器48から出力された信号を検出し、この各検出器48からの出力信号に基づいて第二の車載機器62の各機能も実行させる構成である。
また、第二操作部16には、パネル本体12の表面から一段下がるように凹状の溝状通路52が形成されている。この溝状通路52は、操作ボタン42が移動する際の通路となるものであり、案内溝部38に沿って概略四角形の環状に構成されている。また、この概略四角形の環状に構成された溝状通路52の突出溝部40に対応する位置には、溝状通路52の形成方向と交差する方向に突出する突出通路54が複数形成されている。この突出通路54は、突出溝部40に進入する操作ボタン42を受け入れるための通路として構成されている。
次に、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10を用いて各車載機器60,62の有する複数の機能を実行させる方法及びその動作について説明する。
本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10によれば、乗員は、例えば、次の要領で各車載機器60,62の有する複数の機能を実行させることができる。
すなわち、エアコンディショナで構成される第一の車載機器60(図3参照)を操作するためには、第一操作部14を操作する。そして、第一の車載機器60の有する複数の機能のうち、例えば、『オートエアコン』を実行させたい場合には、図1に示される如く、案内溝部18に移動自在に設けられた操作ボタン22を、手で操作することにより、この『オートエアコン』に対応して設けられた突出溝部20Aへ移動させて該突出溝部20Aを選択する。
同様に、第一の車載機器60の有する複数の機能のうち、例えば、『内外気切替』を実行させたい場合には、図1に示される如く、案内溝部18に移動自在に設けられた操作ボタン22を、手で操作することにより、この『内外気切替』に対応して設けられた突出溝部20Aへ移動させて該突出溝部20Aを選択する。
なお、第一の車載機器60の有する複数の機能のうち、例えば、『電源オフ』、『温度設定』、『フロント及びリアのデフォッガ』を実行させたくない場合には、図1に示される如く、操作ボタン22をこれらに対応して設けられた突出溝部20Aへ移動させずに退避部としての突出溝部20Bに移動させて退避させる。
そして、上述のようにして、突出溝部20Aに操作ボタン22が移動されると、図3(b)に示される如く、該突出溝部20Aを挟んで隣り合う一対の導電板26が操作ボタン22の接点端子24により導通状態とされる。また、このときには、各突出溝部20Aを挟んで隣り合う一対の導電板26間の抵抗が低くなる。従って、この場合、検出器28は、一対の導電板26間が導通している旨の導通状態検出信号を制御回路30に出力する。
制御回路30は、上述のようにして各突出溝部20Aを挟んで隣り合う一対の導電板26毎に設けられた各検出器28から出力された信号を検出すると、この各検出器28からの出力信号に基づいて第一の車載機器60の各機能を実行させる。
つまり、上述のように、例えば、『オートエアコン』に対応して設けられた突出溝部20Aへ操作ボタン22が移動されて該突出溝部20Aが選択され、この突出溝部20Aに対応する検出器28から導通状態検出信号が出力された場合には、第一の車載機器60に『オートエアコン』の機能を実行させる。
同様に、上述のように、例えば、『内外気切替』に対応して設けられた突出溝部20Aへ操作ボタン22が移動されて該突出溝部20Aが選択され、この突出溝部20Aに対応する検出器28から導通状態検出信号が出力された場合には、第一の車載機器60に『内外気切替』の機能を実行させる。これにより、第一の車載機器60が『オートエアコン』、『内外気切替』の機能を実行する。
また、音響機器で構成される第二の車載機器62(図4参照)を操作するためには、第二操作部16を操作する。そして、第二の車載機器62の有する複数の機能のうち、例えば、『AMラジオ』を実行させたい場合には、図1に示される如く、案内溝部38に移動自在に設けられた操作ボタン42を、手で操作することにより、この『AMラジオ』に対応して設けられた突出溝部40Aへ移動させて該突出溝部40Aを選択する。
なお、第二の車載機器62の有する複数の機能のうち、例えば、『FMラジオ』、『CD』、『MD』を実行させたくない場合には、図1に示される如く、操作ボタン42をこれらに対応して設けられた突出溝部40Aへ移動させずに退避部としての突出溝部40Bに移動させて退避させる。
そして、上述のようにして、突出溝部40Aに操作ボタン42が移動されると、図4(b)に示される如く、該突出溝部40Aを挟んで隣り合う一対の導電板46が操作ボタン42の接点端子44により導通状態とされる。また、このときには、各突出溝部40Aを挟んで隣り合う一対の導電板46間の抵抗が低くなる。従って、この場合、検出器48は、一対の導電板46間が導通している旨の導通状態検出信号を制御回路30に出力する。
制御回路30は、上述のようにして各突出溝部40Aを挟んで隣り合う一対の導電板46毎に設けられた各検出器48から出力された信号を検出すると、この各検出器48からの出力信号に基づいて第二の車載機器62の各機能を実行させる。
つまり、上述のように、例えば、『AMラジオ』に対応して設けられた突出溝部40Aへ操作ボタン42が移動されて該突出溝部40Aが選択され、この突出溝部40Aに対応する検出器48から導通状態検出信号が出力された場合には、第二の車載機器62に『AMラジオ』の機能を実行させる。これにより、第二の車載機器62が『AMラジオ』の機能を実行する。
なお、上記説明では、突出溝部20Aが、第一の車載機器60の有する複数の機能のそれぞれに対応して設けられて操作ボタン22により選択される被選択部としてのみ機能するように説明したが、この限りではない。つまり、本実施形態の上記構成によれば、例えば、『オートエアコン』に対応する突出溝部20Aに操作ボタン22を移動させている(退避させている)間に、この操作ボタン22を追い抜いて他の操作ボタン22を『温度設定』に対応する突出溝部20Aに移動させることができる。このように、突出溝部20Aは、被選択部としての機能の他に、退避部として機能することも可能である。同様に、突出溝部40Aも、被選択部としての機能の他に、退避部として機能することも可能である。
次に、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10によれば、例えば、第一の車載機器60の有する各機能を実行させるためには、乗員は、第一操作部14を使用して、案内溝部18に移動自在に設けられた操作ボタン22を手で操作することにより複数の突出溝部20のうち実行させたい機能に対応して設けられた突出溝部20Aへ移動させて該突出溝部20Aを選択するだけで良い。従って、第一の車載機器60の有する各機能を実行させるための選択操作が容易で、しかも、操作ボタン22の移動先を確認、すなわち、どの突出溝部20Aへ操作ボタン22が移動されているかを確認するだけで第一の車載機器60の操作状況を容易に把握することができる。また、第二操作部16についても同様である。これにより、使用者による操作性を向上させることが可能となる。
また、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10によれば、例えば、第一の車載機器60の操作状況は、第一操作部14において、操作ボタン22の移動先、すなわち、どの突出溝部20Aへ操作ボタン22が移動されているかを確認するだけで一目瞭然であり容易に把握することができる。従って、第一の車載機器60の操作状況を把握するために、例えば、画面表示装置等を別途設ける必要が無い。しかも、第一の車載機器60の各機能を実行させるための第一操作部14は、第一の車載機器60の有する複数の機能のそれぞれに対応して複数の突出溝部20Aを異なる位置に設け、この複数の突出溝部20Aへ案内溝部18により操作ボタン22を移動自在とするだけの簡単な構造である。また、第二操作部16も同様に簡単な構造である。このように、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10によれば、装置全体の構造も簡単となり、また、そのコストも低減することが可能である。
また、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10では、第一操作部14の案内溝部18に、操作ボタン22を退避させることが可能な退避部としての突出溝部20B(この退避部としての突出溝部20Bに操作ボタン22を移動させても第一の車載機器60の機能は実行されない)が突出溝部20A間に設けられている。従って、複数の操作ボタン22のうち使用しない操作ボタン22(余った操作ボタン22)が存在するときでも、この使用しない操作ボタン22を退避部としての突出溝部20Bに適宜退避させることができる。これにより、複数の操作ボタン22の操作性が良好となる(第二操作部16も同様である。)。
また、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10では、例えば、第一の車載機器60を作動させるための複数の操作ボタン22が、第一の車載機器60の有する複数の機能のそれぞれに対応して設けられた複数の突出溝部20Aの数よりも少なく設けられている。
ここで、複数の操作ボタン22は、上述の如く案内溝部18に移動自在に設けられており、この案内溝部18により案内されて複数の突出溝部20Aへ順次移動することが可能である。そして、共通の操作ボタン22により複数の突出溝部20Aを順次選択して車載機器60の有する複数の機能を実行させることが可能である。このため、操作ボタン22は、複数の突出溝部20A毎に、すなわち、第一の車載機器60の有する複数の機能毎に設ける必要が無い。同様に、操作ボタン22も、第二の車載機器62の有する複数の機能毎に設ける必要が無い。
従って、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10のように、操作ボタン22,42を複数の突出溝部20A,40Aの数よりも少なく設けることで、操作ボタン22,42の数を減らして例えばインストルメントパネル等の操作部設置箇所(この場合、より具体的には、センタクラスタ)における配置スペースを小さくすることができる。これにより、例えばインストルメントパネル等の操作部設置箇所の設計の自由度が制限されることを防止でき、その自由度を高めることが可能となる。
また、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10によれば、操作ボタン22の数を減らすことで第一操作部14の構成がシンプルとなる。同様に、操作ボタン42の数を減らすことで第二操作部16の構成がシンプルとなる。従って、例えばインストルメントパネル等の操作部設置箇所の見栄えを良くして第一操作部14及び第二操作部16の周辺の意匠性を向上させることも可能となる。
また、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10では、第一操作部14、第二操作部16が、車載機器60,62毎に設けられている。従って、各車載機器60,62に対応する操作部を操作することでその車載機器を個別に操作することができる。また、第一の車載機器60に対応する第一操作部14の操作状況、すなわち、第一操作部14においてどの突出溝部20Aへ操作ボタン22が移動されているかを確認するだけで、第一の車載機器60の操作状況を確認することができる。同様に、第二の車載機器62に対応する第二操作部16の操作状況、すなわち、第二操作部16においてどの突出溝部40Aへ操作ボタン42が移動されているかを確認するだけで、第二の車載機器62の操作状況を確認することができる。
また、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10では、複数の操作ボタン22、複数の突出溝部20、案内溝部18を含んで構成される第一操作部14、及び、複数の操作ボタン42、複数の突出溝部40、案内溝部48を含んで構成される第二操作部16が上述の如くより現実的で設計も容易である簡単な構造とされている。これにより、装置全体のコストを確実に低減することが可能となる。
次に、本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置10の変形例について説明する。
上記実施形態では、案内溝部18,38がそれぞれ環状(無端状)に構成されていたが、例えば、平面視U字状などの有端状に構成されていても良い。
また、上記実施形態では、第一操作部14がエアコンディショナ等で構成される第一の車載機器60を、第二操作部16が音響機器等で構成される第二の車載機器62をそれぞれ操作可能に構成されていたが、エアコンディショナや音響機器以外にも、例えば、テレビ、ナビゲーション装置等で構成される車載機器を操作可能に構成されていても良い。
また、上記実施形態では、一つの車載機器操作装置10で二つの車載機器を操作するように構成されていたが、操作部を複数設けて、一つの車載機器操作装置10で三つ以上の車載機器を操作することができるように構成されていても良い。
また、上述のように、突出溝部20A,40Aは、被選択部としての機能の他に、退避部として機能することも可能である。従って、上記実施形態では、案内溝部18に、被選択部としての突出溝部20Aに加え、退避部としての突出溝部20Bを別に設けていたが、突出溝部20Bを省略(又は突出溝部20を全て被選択部及び退避部としての突出溝部20Aと)しても良い。
本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置の全体構成を示す平面図である。 (a)は図1のA−A線断面図、(b)は、図1のB−B線断面図である。 本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置に設けられた第一操作部の電気的な配線接続図である。 本発明の一実施形態に係る車載機器操作装置に設けられた第二操作部の電気的な配線接続図である。
符号の説明
10 車載機器操作装置
14 第一操作部
16 第二操作部
18,38 案内溝部(案内手段)
20A,40A 突出溝部(被選択部,退避部)
20B,40B 突出溝部(退避部)
22,42 操作ボタン(操作手段)
28,48 検出器(検出手段)
30 制御回路(制御手段)

Claims (4)

  1. 乗員により操作可能な複数の操作手段と、
    車載機器の有する複数の機能のそれぞれに対応して異なる位置に設けられ、前記操作手段により選択される複数の被選択部と、
    前記複数の操作手段を退避させることが可能な退避部を前記複数の被選択部間に有すると共に、前記複数の操作手段を前記複数の被選択部へそれぞれ移動自在に案内する案内手段と、
    前記複数の被選択部のうち前記操作手段により選択された被選択部を検出するための検出手段と、
    前記車載機器の有する複数の機能のうち前記検出手段により検出された被選択部に対応する機能を実行させる制御手段と、
    を備え
    前記案内手段は、前記複数の操作手段を移動自在に案内する溝部で構成され、
    前記複数の被選択部のそれぞれは、前記溝部と連続し前記溝部の形成方向と交差する方向に突出して形成され、前記操作手段が進入可能な突出溝部で構成されていることを特徴とする車載機器操作装置。
  2. 前記複数の操作手段は、前記複数の被選択部の数よりも少なく設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車載機器操作装置。
  3. 前記複数の操作手段、前記複数の被選択部、前記案内手段を含んで構成される操作部は、前記車載機器毎に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載機器操作装置。
  4. 前記退避部は、前記溝部と連続し前記溝部の形成方向と交差する方向に突出して形成され、前記操作手段が進入可能な突出溝部で構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の車載機器操作装置。
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