JP4898481B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラなどの撮影光学機器における防滴構造を有するレンズ鏡筒に関するものである。
従来からカメラなどの撮影光学機器において、防滴性能を向上させる構造が種々提案されている。例えば特許文献1のように、隙間部にシーリング部材を配置すると共に、レンズを保持する鏡筒に通気孔を設けて撥水性微多孔部材を付することで、防滴性と通気性を両立させる構造が開示されている。
また、別の提案として、特許文献2のように発泡シーリング材により防滴性を確保し、移動筒の周壁部の通気孔と撥水性微多孔部材を設けることで、通気性を確保する構造が開示されている。
特開2003−202480号公報 特開2004−93612号公報
ところが、特許文献1、2の技術手段では、防滴性を確保する上で次のような問題がある。即ち、特許文献1では水の浸入を防止するために、レンズ保持枠と外観部材とで挟み込んだシーリング部材を、前側固定筒に装着させて、外部からの水の浸入を防止している。
また、特許文献2では、水の浸入を防止するために、レンズ保持枠にねじ結合する化粧環に取り付けた発泡シーリング材を、フィルタ枠に装着させることで、外部からの水の浸入を防止している。
何れの場合も、シーリング部材や発泡シーリング材などを用いて、水の浸入経路を封止する構造が採られている。この場合の問題点として、シーリング部材や発泡シーリング材の搭載空間を確保するために、光軸方向や径方向に製品の外形形状を拡張する必要があり、製品が大型化してしまうことが大きな問題である。
本発明の目的は、上述の問題点を解決し、製品が大型化することなく、防滴性を確保し得るレンズ鏡筒を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係るレンズ鏡筒の技術的特徴は、レンズを保持するレンズ保持鏡筒と、該レンズ保持鏡筒に固定しねじ部を有する固定部材と、該固定部材のねじ部と螺合するねじ部を有する円環状の押さえ部材と、該押さえ部材と前記レンズ保持鏡筒との隙間を封止する円環状の防水シート部材とを有するレンズ鏡筒において、前記押さえ部材は、前記ねじ部を有する基部と弾性変形可能な弾性フランジ部と前記防水シート部材の貼付部とを有し、前記防水シート部材を前記貼付部に貼り付けてから前記押さえ部材を前記固定部材にねじ込むことにより、前記弾性フランジ部を弾性変形させながら前記防水シート部材を前記レンズ保持鏡筒に押圧することにある。
本発明に係るレンズ鏡筒によれば、製品の外形形状を大きくすることなく、内部への水の浸入を防止できる。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施例の構成を示す交換レンズ1及びデジタル一眼レフカメラ本体2から成るレンズ鏡筒部の概略図である。交換レンズ1はレンズ側マウント3とカメラ側マウント4を用いて、カメラ本体2にバイヨネット機構により結合されている。交換レンズ1の内部には、光軸Oに沿ってレンズ群5が搭載されており、カメラ本体2の撮像素子6により、被写体を撮影するようになっている。
交換レンズ1及びカメラ本体2は共に防滴性を有し、雨や水が外形部にかけられても、交換レンズ1の内部やカメラ本体2の内部に水が浸入しないようになっている。レンズ側マウント3の近傍には、環状の防水ゴム7が取り付けられており、カメラ本体2にこの防水ゴム7を設けることで、マウント結合部からの水の浸入を防止している。
また、交換レンズ1に設けられたフォーカス操作環8とズーム操作環9には、内径側に配置した合成繊維から成る防水シート部材10により、それぞれ外形の隙間部11から水が内部に入り込むことを防止している。
図2は交換レンズ1の被写体側先端部の防滴構造の断面図である。レンズ群5のうち最も被写体側にあるレンズ5’はレンズ保持鏡筒21に保持されており、レンズ保持鏡筒21は案内筒22に図示しないビスにより固定されている。案内筒22の外径側には、固定部材23が案内筒22にビスで固定されている。固定部材23の先端側内径部には、ねじ溝23aが設けられており、このねじ溝23aに合成樹脂製の円環状の押さえ部材24が螺合され、押さえ部材24の内側には円環状の防水シート部材25が貼り付けられている。ねじ溝23aはその他に、交換レンズ1用のアクセサリであるNDフィルタや円偏光フィルタなどの螺合に使用される。
図3は押さえ部材24の拡大断面図を示し、固定部材23のねじ溝23aと係合するねじ溝24a、基部24b、弾性変形可能な弾性フランジ部24c、防水シート部材25を貼付する貼付部24d、更に固定端24eが設けられている。
また、図4は防水シート部材25の拡大断面図を示し、この防水シート部材25はシート基部25aと押さえ部材24の貼付部24dに貼付する粘着材25bとの層構成とされている。シート基部25aは例えば超高分子量ポリエチレンフィルムにより形成されており、裏面の粘着材25bにはアクリル系の粘着材が用いられている。
図5は防水シート部材25を貼付した押さえ部材24をねじ溝23aに螺合して固定部材23に取り付ける前の状態の断面図を示している。この状態で、距離L1は防水シート部材25のシート基部25aからレンズ保持鏡筒21のかしめ部21aまでの距離であり、距離L2は押さえ部材24の固定端24eから固定部材23のストッパ23bとの距離である。
距離L1と距離L2とはL2>L1の関係にあり、押さえ部材24をねじ溝23aに螺合して回転させてゆくと、最初に防水シート部材25のシート基部25aがレンズ保持鏡筒21のかしめ部21aに突き当たり当接するようにされている。
図6はこの突き当たった状態を示し、この状態では押さえ部材24のねじ溝24aは、まだ距離L3だけねじ込むことが可能である。しかし、内径側は防水シート部材25のシート基部25aが保持鏡筒21のかしめ部21aに突き当たった状態である。
そして、更にねじ込んでゆくと、図7に示すような取付状態となり、押さえ部材24の弾性フランジ部24cが適度に弾性変形して押圧することで、シート基部25aがかしめ部21a間に装着される。その結果、レンズ保持鏡筒21のかしめ部21aと押さえ部材24の隙間が封止され、水Wの浸入を防止することができる。
また、固定部材23と押さえ部材24との間のねじ溝23aの隙間も、ねじ溝24aにより埋め込まれることになるので、この部分からの水Wの浸入も防止することが可能となる。
図7に示す距離L4(L4>0)は、押さえ部材24の弾性フランジ部24cが変形した後の隙間量を表しており、常に隙間が残されていることを示している。押さえ部材24は樹脂材料から成るので、更に防水シート部材25に装着力をその弾性変形領域で発生させるようにしている。
図8は防水シート部材25として、一般的に摩擦係数が大きいゴムシート31(動摩擦係数>1、静摩擦係数>1)のような部材を用いた場合に、ゴムシート31が捩れたときの状態を示している。このようなゴムシート31を用いても、水の浸入を防ぐことが可能ではあるが、ゴム材は摩擦係数が大きいため、押さえ部材24を搭載してねじ込む時に、捩れなどが生じて極めて作業性が悪いことになる。従って、取り付けの作業性を考慮して、低摩擦係数の防水シート部材を用いることが望ましい。
なお、この防水シート部材25のシート基部25aに用いた超高分子量ポリエチレンフィルムは低摩擦性材料であり、その静摩擦係数は約0.25、動摩擦係数は0.15程度と極めて低い値である。
シート基部25aには、実施例の超高分子量ポリエチレンフィルムの他に、ポリテトラフルオロエチレン性のシート(摩擦係数<0.3)などの低摩擦で摺動性の優れた材料を使用することが望ましい。更に、強度が強く撥水性があるものであれば、なお好適である。
このように、防水シート部材25はOリングやゴムシートなどを用いる手法に比べて、低摩擦であるため、搭載時の作業性が格段に改善されている。また、搭載空間も僅かな領域で済むため、交換レンズの小型化が図れる。
レンズ鏡筒の概略図である。 交換レンズの先端部の断面図である。 押さえ部材の拡大断面図である。 防水シート部材の拡大断面図である。 押さえ部材をねじ込む前の断面図である。 押さえ部材をねじ込んだ時の断面図である。 押さえ部材を変形させた時の断面図である。 防水シート部材にゴムシートを用いた状態の説明図である。
符号の説明
5 レンズ群
21 レンズ保持鏡筒
22 案内筒
23 固定部材
23a 固定部材のねじ溝
23b ストッパ
24 押さえ部材
24a ねじ溝
24b 基部
24c 弾性フランジ部
24d 貼付部
25 防水シート部材

Claims (7)

  1. レンズを保持するレンズ保持鏡筒と、該レンズ保持鏡筒に固定しねじ部を有する固定部材と、該固定部材のねじ部と螺合するねじ部を有する円環状の押さえ部材と、該押さえ部材と前記レンズ保持鏡筒との隙間を封止する円環状の防水シート部材とを有するレンズ鏡筒において、前記押さえ部材は、前記ねじ部を有する基部と弾性変形が可能な弾性フランジ部と前記防水シート部材の貼付部とを有し、前記防水シート部材を前記貼付部に貼り付けてから前記押さえ部材を前記固定部材にねじ込むことにより、前記弾性フランジ部を弾性変形させながら前記防水シート部材を前記レンズ保持鏡筒に押圧することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記押さえ部材を前記固定部材にねじ込んでゆくときに、前記押さえ部材が前記固定部材に当接する前に、前記防水シート部材が前記レンズ保持鏡筒に当接すること特徴する請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記貼付部は前記弾性フランジ部の光軸方向の端面に設けられており、前記防水シート部材を前記貼付部に貼り付けた状態で、前記光軸方向において前記基部の厚さの方が前記弾性フランジ部と前記防水シート部材とを合わせた厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 最も被写体側にあるレンズを保持するレンズ保持鏡筒に対して前記被写体側から前記防水シート部材を押圧することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記防水シート部材は、静止摩擦係数が0.3未満の防水性を有するシート状の部材であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記防水シート部材は、超高分子量ポリエチレンにより形成されることを特徴とする請求項5に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記防水シート部材は、ポリテトラフルオロエチレンにより形成されていることを特徴とする請求項5に記載のレンズ鏡筒。
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